JPH06131517A - Icカード - Google Patents

Icカード

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Publication number
JPH06131517A
JPH06131517A JP4279884A JP27988492A JPH06131517A JP H06131517 A JPH06131517 A JP H06131517A JP 4279884 A JP4279884 A JP 4279884A JP 27988492 A JP27988492 A JP 27988492A JP H06131517 A JPH06131517 A JP H06131517A
Authority
JP
Japan
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file
directory
files
memory
command
Prior art date
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Pending
Application number
JP4279884A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Muto
義弘 武藤
Shinya Takagi
伸哉 高木
Masaaki Ueda
雅章 上田
Nobunari Murai
信成 村井
Takeshi Nakatomi
武志 中富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to EP93112836A priority patent/EP0583006B2/en
Priority to DE69320900T priority patent/DE69320900T3/de
Priority to KR1019930015609A priority patent/KR970006648B1/ko
Priority to US08/105,646 priority patent/US5408082A/en
Publication of JPH06131517A publication Critical patent/JPH06131517A/ja
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 データを記憶するメモリを有効に利用できる
ICカードを提供する。 【構成】 入出力手段5を通して外部機器から受信した
コマンドは、コマンド処理手段6により判断され各種手
段に処理が委ねられる。ファイル作成手段7により生成
されたファイルへのデータの読み書きはファイル管理手
段8によってなされる。ファイル削除手段8によりファ
イルを削除し、ファイル拡張手段10によりファイルの
容量を拡張する。さらにファイル再配置手段10によっ
てファイルの再配置が行えるため、ICカード1では、
ファイルの削除あるいは拡張によって生じたメモリ上の
空き領域を無くして、メモリを有効に利用することが可
能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は階層化されたディレクト
リで管理されるファイルをメモリ上で再配置するICカ
ードに関する。
【0002】
【従来の技術】図12に示すように従来のICカード8
1は、各種処理のためにRAM83をバッファとして利
用する処理制御部82が、外部機器との間でデータを送
受信する入出力手段85と、入出力手段85を通して受
信したコマンドの解析および処理を行い、且つ受信した
コマンドに対する応答の作成を行うコマンド処理手段8
6と、コマンド処理手段86によって起動して処理され
るデータをファイルとして一元管理し、且つEEPRO
M84におけるディレクトリを通してファイルあるいは
ファイル内のデータに対してアクセスを行うファイル管
理手段88と、コマンド処理手段86によって起動して
ファイルを創成するファイル生成手段87とを具備する
ことを特徴とするものであった。
【0003】図13は従来のICカード81のディレク
トリ構造の例を示しており、ひとつの主となるディレク
トリ(以下、マスタディレクトリと呼ぶ)90の基にデ
ィレクトリ91、92、93が存在する。さらにマスタ
ディレクトリ90の下にファイル94、95、96が、
ディレクトリ91の下にファイル97、98が、ディレ
クトリ93の下にファイル99が存在する。このように
従来のICカード81では、マスタディレクトリ90が
複数のディレクトリを管理し、且つ各ディレクトリには
複数のファイルを持つことが可能であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のI
Cカードでは、ディレクトリの基にさらにディレクトリ
を創成する、すなわち階層的なディレクトリ構造が不可
能であり、また一度生成されたファイルの削除が不可能
である。例えばICカードをある企業が社員のために発
行して銀行、医療、その他ICカードシステムで利用す
る場合、各システム毎にディレクトリが必要となる。ま
た銀行のICカードシステム内で預貯金、クレジット、
その他機能が複数ある場合、ひとつのICカードシステ
ムの中で機能毎にさらにディレクトリが必要となってく
る。ICカードの多目的な使用を考慮すると、ディレク
トリの階層化およびメモリの有効的な利用は不可欠なも
のとなる。
【0005】本発明はかかる点に鑑み、ディレクトリを
階層的な構造とし、かつディレクトリで管理されるファ
イルの削除および該ファイルのメモリ容量の拡張が可能
であり、さらにファイルの削除あるいは拡張によって生
じたメモリ上の空き領域を無くしてメモリを有効に利用
することが可能なICカードを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、少なくとも処理制御部と、バッファと、デ
ータを記憶するメモリとを備え、処理のために前記バッ
ファを利用する前記処理制御部は、外部機器との間でデ
ータを送受信する入出力手段と、前記入出力手段を通し
て受信したコマンドの解析および処理を行い、且つ受信
したコマンドに対する応答の作成を行うコマンド処理手
段と、前記コマンド処理手段によって起動して前記メモ
リ上のデータおよびファイルに対してアクセスを行うフ
ァイル管理手段と、前記コマンド処理手段によって起動
してファイルを創成するファイル生成手段と、前記コマ
ンド処理手段によって起動してコマンドで指定したファ
イルを削除するファイル削除手段と、前記コマンド処理
手段によって起動してコマンドで指定したファイルの容
量を拡張するファイル拡張手段と、前記コマンド処理手
段によって起動してメモリ上で情報が存在しない空き領
域を無くすと共に、メモリ上の複数の有効なファイルを
密に並び変えるファイル再配置手段とから成り、前記フ
ァイル管理手段がファイルを示すアドレスおよびディレ
クトリを示すアドレスによりファイルおよびディレクト
リを階層的に管理することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この方式により許容されるICカードは、階層
化されたディレクトリで管理されるファイルをファイル
削除手段により削除し、ファイル拡張手段によりファイ
ルの容量を大きくすることが可能となる。これら処理に
よって生じたメモリ上の空き領域は、ファイル再配置手
段により複数のファイルをメモリ上に密に並び変えるこ
とができるため、ICカード内のメモリを有効に活用す
ることが可能となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0009】図1に示すように本発明のICカード1
は、各種処理のためにRAM3をバッファとして利用す
る処理制御部2と、外部機器との間でデータを送受信す
る入出力手段5と、入出力手段5を通して受信したコマ
ンドの解析および処理を行い、且つ受信したコマンドに
対する応答の作成を行うコマンド処理手段6と、ファイ
ルを創成するファイル生成手段7と、処理されるデータ
をファイルとして一元管理し、且つEEPROM4にお
けるディレクトリを通してファイルあるいはファイル内
のデータに対してアクセスを行うファイル管理手段8
と、ファイルを削除するファイル削除手段9と、コマン
ドで指定したファイルの容量を拡張するファイル拡張手
段10と、EEPROM4上に格納された複数のファイ
ルを密に並び変えるファイル再配置手段11とを具備す
る。ここでファイル作成手段7、ファイル管理手段8、
ファイル削除手段9、ファイル拡張手段10およびファ
イル再配置手段11はコマンド処理手段6によって起動
する。また本実施例のICカード1のEEPROM4の
容量は8kバイトの情報を格納することができる。
【0010】図2は本発明のICカード1のディレクト
リ構造の例を示しており、ひとつのマスタディレクトリ
20の基にディレクトリ21、22が存在している。さ
らにディレクトリ21の基にディレクトリ23、24、
25が、ディレクトリ22の基にディレクトリ26が、
ディレクトリ24の基にディレクトリ27が存在する。
さらに、マスタディレクトリ20の下にファイル30、
31、32が、ディレクトリ22の下にファイル35、
36が存在する。このように本発明のICカード1で
は、マスタディレクトリ20を含め、全てのディレクト
リが階層的に下位方向に複数のディレクトリを管理し、
且つ各ディレクトリには複数のファイルを持つことが可
能である。以後この上下関係について、親のディレクト
リおよび親のディレクトリに対する子のディレクトリと
呼ぶ。
【0011】図3は本発明のICカード1のメモリ上の
データ構成の例である。EEPROM4上に、ディレク
トリは上位番地方向から下位番地方向に格納され、ファ
イルは下位番地方向から上位番地方向に格納される。以
後ディレクトリおよびファイルを格納する領域をユーザ
領域と呼ぶ。このような構成からファイルを削除する
と、EEPROM4上に空き領域が生じて非効率的であ
る。そこでファイルの再配置が必要となってくる。
【0012】まずマスタディレクトリ、ディレクトリお
よびファイルのデータ構成について説明する。図4は本
発明のICカード1のマスタディレクトリ20のデータ
構成図である。DF書き込みポインタ40は最後に創成
されたディレクトリの先頭番地(図3ではディレクトリ
23)、EF書き込みポインタ41は次ファイルを創成
する番地(図3ではファイル32の最終番地の次の番
地)、C_DF42はマスタディレクトリ20が管理す
る子のディレクトリの中で最初に創成されたディレクト
リ(図3ではディレクトリ21)の先頭番地、およびC
_EF43はマスタディレクトリ20が管理するファイ
ルの中で最初に創成されたファイル(図2および図3に
示すファイル30)の先頭番地である。なお、C_DF
42およびC_EF43は該当するものが存在しなけれ
ば値0000が格納される。
【0013】図5は本発明のICカード1のディレクト
リ21のデータ構成図である。P_DF50はディレク
トリ21を管理する親のディレクトリ(図2ではマスタ
ディレクトリ20)の先頭番地、N_DF51はディレ
クトリ21を管理する親のディレクトリの基に存在し、
ディレクトリ21の創成の次に創成されたディレクトリ
(図2ではディレクトリ22)の先頭番地、B_DF5
2はディレクトリ21を管理する親のディレクトリの基
に存在し、ディレクトリ21の創成の前に創成されたデ
ィレクトリ(図3では存在しない)の先頭番地、C_D
F53はディレクトリ21が管理する子のディレクトリ
の中で最初に創成されたディレクトリ(図2および図3
よりディレクトリ23)の先頭番地、およびC_EF5
4はディレクトリ21が管理するファイルの中で最初に
創成されたファイル(図2のファイル33あるいはファ
イル34)の先頭番地である。なお、N_DF51、B
_DF52、C_DF53およびC_EF54は該当す
るものが存在しなければ値0000が格納される。ま
た、他のディレクトリについてもデータ値は異なるが同
じ構成である。
【0014】図6は本発明のICカード1のファイル3
0のデータ構成図である。フラグ60はファイル30が
有効か無効を示すフラグ、サイズ61はファイル30の
容量、P_DF62はファイル30を管理する親のディ
レクトリ(図2のマスタディレクトリ20)の先頭番
地、N_EF63はファイル30を管理する親のディレ
クトリの基に存在し、ファイル30の創成の次に創成さ
れたファイル(図2、図3のファイル31)の先頭番
地、B_EF64はファイル30を管理する親のディレ
クトリの基に存在し、ファイル30の創成の前に創成さ
れたファイルの先頭番地(図3では存在しない)および
領域65は情報などのデータが格納される。なお、N_
EF63およびB_EF64は該当するものが存在しな
ければ値0000が格納される。また、他のファイルに
ついてもデータ値は異なるが同じ構成である。
【0015】次にディレクトリ21が管理する子のディ
レクトリ23、24および25を例として図7に本発明
のICカード1のディレクトリの関係を示す。ディレク
トリ23、24および25はそれぞれ管理されている親
のディレクトリ21を示すポインタP_DFを持ってい
る。逆に親のディレクトリ21は最初に創成したディレ
クトリ23のポインタC_DFを持っている。さらにデ
ィレクトリ23、24および25は自分のディレクトリ
の創成の前後に創成されたディレクトリのポインタB_
DFおよびN_DFを持っている。但し、最初に創成さ
れたディレクトリ(ここではディレクトリ23)のB_
DFには値0000が、最後に創成されたディレクトリ
(ここではディレクトリ25)のN_DFには値000
0が格納される。これらポインタでディレクトリの親子
間および子間の関係を知ることができる。なお、親のデ
ィレクトリがマスタディレクトリ20である場合もあ
る。
【0016】次にマスタディレクトリ20が管理するフ
ァイル30、31および32を例として図8に本発明の
ICカード1のファイルの関係を示す。ファイル30、
31および32はそれぞれ管理されている親のマスタデ
ィレクトリ20を示すポインタP_DFを持っている。
逆に親のマスタディレクトリ20は最初に創成したファ
イル30のポインタC_EFを持っている。さらにファ
イル30、31および32は自分のファイルの創成の前
後に創成されたファイルのポインタB_EFおよびN_
EFを持っている。但し、最初に創成されたファイル
(ここではファイル30)のB_DFには値0000
が、最後に創成されたファイル(ここではファイル3
2)のN_DFには値0000が格納される。これらポ
インタでディレクトリの管理するファイル間の関係を知
ることができる。なお、親のディレクトリがマスタディ
レクトリ20でない場合もある。
【0017】このように本発明のICカード1では、階
層化されたディレクトリおよびファイルのポインタによ
り、ディレクトリあるいはファイルの管理が容易となっ
た。次に本発明のICカード1におけるファイルの削除
処理、ファイルの再配置処理およびファイルの容量拡張
処理について説明する。
【0018】ファイルの削除処理について図9の流れ図
を用いて説明する。削除すべきファイルはコマンドによ
って指定される(ファイルのことを図中および以下では
EFと記述)。まず、ステップ901で指定されたEF
はフラグ60を利用して無効とされる。ここで指定され
たEFが削除されることによって、削除された指定EF
を示すポインタを有するEFあるいはディレクトリ(デ
ィレクトリのことを図中および以下ではDFと記述)が
存在すれば、そのポインタを更新する必要がある。まず
指定EFの次のEFを示すN_EFポインタが0000
であるかを判断し(ステップ902)、0000であれ
ば指定EFの次にEFは存在しないため次の処理に移
る。0000でなければ指定EFの次にEFが存在する
ため次のEFのB_EFポインタに指定EFの前のEF
を示すB_EFポインタを代入する(ステップ90
3)。ここで指定EFの前にEFが無く(値0000)
ても良い。次に指定EFの前のEFを示すB_EFポイ
ンタが0000であるかを判断し(ステップ904)、
0000であれば指定EFの前にEFは存在せず、指定
EFは指定EFを管理するディレクトリの中で先頭であ
るため、該ディレクトリの管理するファイルを示すC_
EFポインタに指定EFの次を示すN_EFポインタを
代入する(ステップ905)。0000でなければ指定
EFの前にEFが存在するため前のEFのN_EFポイ
ンタに指定EFの次のEFを示すN_EFポインタを代
入する(ステップ906)。
【0019】次にファイルを削除することによって生じ
た空き領域に対する管理情報を更新する必要がある。物
理的にメモリ上で指定EFがメモリ上のユーザ領域の先
頭でない場合(ステップ907)、ユーザ領域の先頭か
ら指定EFが次の領域となるEFを検索する(ステップ
908)。ここで検索されたEFが無効EFである場合
(ステップ909)、すなわち無効EFがメモリ上で連
続する場合、2つの連続した無効EFをひとつの無効E
Fにするため、検索されたEFのサイズに指定EFのサ
イズを加え、検索されたEFを指定EFとする(ステッ
プ910、911)。
【0020】物理的にメモリ上で指定EFの次の領域が
EF書き込みポインタである場合(ステップ912)、
メモリ上で最後のEFが削除されたこととなるため、E
F書き込みポインタを指定EFの先頭番地に更新して処
理を終了する(ステップ913)。次の領域が有効EF
である場合は処理を終了する(ステップ914)。次の
領域が無効EFである場合、すなわち無効EFがメモリ
上で連続する場合、2つの連続した無効EFをひとつの
無効EFにするため、指定EFのサイズに無効EFのサ
イズを加え、再度指定EFの次の領域を確認する(ステ
ップ915)。
【0021】ファイルの再配置処理について図10の流
れ図を用いて説明する。検索ポインタ(処理用のバッフ
ァ)にメモリ上のユーザ領域の先頭番地を格納する(ス
テップ1001)。まず検索ポインタで示す領域が無効
EFとなるまで検索を行う(ステップ1002〜100
4までのループ)。ここで検索ポインタがEF書き込み
ポインタである場合、メモリ上にEFは存在しないため
処理を終了する(ステップ1002)。検索ポインタが
有効EFである場合、検索ポインタに有効EFのサイズ
を加えて更新する(ステップ1004)。検索ポインタ
が無効EFである場合(ステップ1003)、検索され
た無効EFのサイズを移動サイズ(処理用のバッファ)
に格納して次の処理を行う(ステップ1005)。
【0022】まず有効EFを密にして連続させるため、
検索された無効EFの次の有効EFを検索ポインタで示
す番地に移動サイズ分だけ移動する(ステップ100
6)。ここで移動したEFを示すポインタを有するEF
あるいはディレクトリが存在すれば、そのポインタを更
新する必要がある。まず指定EFの次のEFを示すN_
EFポインタが0000であるかを判断し(ステップ1
007)、0000であれば指定EFの次にEFは存在
しないため次の処理に移る。0000でなければ指定E
Fの次にEFが存在するため次のEFのB_EFポイン
タに検索ポインタを代入する(ステップ1008)。こ
こで指定EFの前にEFが無く(値0000)ても良
い。次に指定EFの前のEFを示すB_EFポインタが
0000であるかを判断し(ステップ1009)、00
00であれば指定EFの前にEFは存在せず、指定EF
は指定EFを管理するディレクトリの中で先頭であるた
め、該ディレクトリの管理するファイルを示すC_EF
ポインタに検索ポインタを代入する(ステップ101
0)。0000でなければ指定EFの前にEFが存在す
るため前のEFのN_EFポインタに検索ポインタを代
入する(ステップ1011)。
【0023】検索ポインタに移動した有効EFのサイズ
を加えて更新し(ステップ1012)、検索ポインタに
移動サイズを加えた番地で示す次の領域がEF書き込み
ポインタである場合(ステップ1013)、EF書き込
みポインタに検索ポインタを代入して処理を終了する
(ステップ1014)。次の領域が有効EFである場
合、前述の移動の処理から再度同じ処理を繰り返す(ス
テップ1015)。次の領域が無効EFである場合、移
動サイズに無効EFのサイズを加えて、前述の移動の処
理から再度同じ処理を繰り返す(ステップ1016)。
【0024】ひとつのファイルを有効に利用するため
に、前述したファイル構成において以下に示すようなフ
ァイルの容量拡張手段でファイルの容量を大きくする
と、やはりメモリ上に空き領域が生じてファイルの再配
置が必要となってくる。ファイルの容量拡張処理につい
て図11の流れ図を用いて説明する。
【0025】拡張すべきEFおよび拡張サイズはコマン
ドによって指定される。まず物理的にメモリ上で指定E
Fの最終番地の次の番地がEF書き込みポインタである
場合(ステップ1101)、EF書き込みポインタから
拡張サイズ分の空き領域が有るか確認し、無い場合は処
理を中断する(ステップ1102、1103)。有れば
EF書き込みポインタに拡張する。すなわち指定EFの
サイズに拡張サイズを加えて更新し、EF書き込みポイ
ンタに拡張サイズを加えて更新する(ステップ111
3、1114)。
【0026】物理的にメモリ上で指定EFの最終番地の
次の番地が有効EFである場合(ステップ1104)、
EF書き込みポインタから指定EFサイズと拡張サイズ
分の空き領域が有るか確認し(ステップ1109)、無
い場合は処理を中断する。有ればEF書き込みポインタ
で示す番地に指定EFを複写し(ステップ1110)、
EF書き込みポインタに指定EFサイズを加えて更新す
る(ステップ1111)。ここで、複写元の有効EFを
前述したファイルの削除処理を利用して無効EFとする
(ステップ1112)。この後EF書き込みポインタに
拡張する。すなわち指定EFのサイズに拡張サイズを加
えて更新し、EF書き込みポインタに拡張サイズを加え
て更新して処理を終了する。
【0027】物理的にメモリ上で指定EFの最終番地の
次の番地が無効EFである場合、該無効EFのサイズが
拡張サイズと同一か、あるいは無効EFのサイズが拡張
サイズより3バイト以上大きいかを確認し(ステップ1
105)、そうであれば次の番地に無効EFのサイズで
拡張する(ステップ1105)。すなわち指定EFのサ
イズに無効EFのサイズを加えて更新する。なお無効E
Fのサイズが拡張サイズより3バイト以上大きい場合
は、余りの領域を無効EFとして登録する(ステップ1
107、1108)。サイズが無ければ前述の物理的に
メモリ上で指定EFの最終番地の次の番地が有効EFで
ある場合と同様の処理を行う。
【0028】このように階層的なディレクトリ構成によ
り管理されたファイルに対して、ファイルの削除処理お
よびファイル容量の拡張処理が可能になることで、IC
カードの多目的利用が可能となった。さらにファイルの
再配置処理が可能であるため、ファイルの削除あるいは
容量の拡張によって生じた空き領域を無くしてメモリ上
のファイルを密に並び変えることができ、メモリの有効
利用が可能となった。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディレク
トリを階層的に管理することでICカードを多目的な利
用に使用でき、かつ複数のポインタによりディレクトリ
およびファイルへのアクセスが容易になり、更にファイ
ルの削除、容量拡張および再配置が可能となり、ICカ
ード内のメモリを有効に活用することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のICカードの構成図
【図2】本発明のICカードの実施例におけるディレク
トリ構造
【図3】本発明のICカードの実施例におけるメモリ上
データの構成図
【図4】本発明のICカードの実施例におけるマスタデ
ィレクトリデータの構成図
【図5】本発明のICカードの実施例におけるディレク
トリデータの構成図
【図6】本発明のICカードの実施例におけるファイル
データの構成図
【図7】本発明のICカードの実施例におけるディレク
トリの関係図
【図8】本発明のICカードの実施例におけるファイル
の関係図
【図9】本発明のICカードの実施例におけるファイル
の削除処理の流れ図
【図10】本発明のICカードの実施例におけるファイ
ルの再配置処理の流れ図
【図11】本発明のICカードの実施例におけるファイ
ル容量の拡張処理の流れ図
【図12】従来のICカードの構成図
【図13】従来のICカードのディレクトリ構造
【符号の説明】
1 ICカード 2 処理制御部 3 RAM 4 EEPROM 5 入出力手段 6 コマンド処理手段 7 ファイル作成手段 8 ファイル管理手段 9 ファイル削除手段 10 ファイル拡張手段 11 ファイル再配置手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村井 信成 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中富 武志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも処理制御部と、バッファと、デ
    ータを記憶するメモリとを備え、処理のために前記バッ
    ファを利用する前記処理制御部は、外部機器との間でコ
    マンド及びデータを送受信する入出力手段と、前記入出
    力手段を通して受信したコマンドの解析および処理を行
    い、且つ受信したコマンドに対する応答の作成を行うコ
    マンド処理手段と、前記コマンド処理手段によって起動
    して前記メモリ上のデータおよびデータの集まり(以
    下、ファイルと呼ぶ)に対してアクセスを行うファイル
    管理手段と、前記コマンド処理手段によって起動してフ
    ァイルを創成するファイル生成手段とから成り、前記フ
    ァイル管理手段がファイルを示すアドレスおよび複数の
    ファイルを管理するファイル管理領域(以下、ディレク
    トリと呼ぶ)を示すアドレスによりファイルおよびディ
    レクトリを階層的に管理することを特徴とするICカー
    ド。
  2. 【請求項2】コマンドで指定したファイルを削除するフ
    ァイル削除手段を有する請求項1記載のICカード。
  3. 【請求項3】コマンドで指定したファイルの容量を拡張
    するファイル拡張手段を有する請求項1記載のICカー
    ド。
  4. 【請求項4】メモリ上で情報が存在しない空き領域を無
    くすと共に、メモリ上の複数の有効なファイルを密に並
    び変えるファイル再配置手段を有する請求項1、2また
    は3記載のICカード。
  5. 【請求項5】コマンドで複数の有効なファイルを密に並
    び変えるか否かを指定できる請求項4記載のICカー
    ド。
JP4279884A 1992-08-13 1992-10-19 Icカード Pending JPH06131517A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4279884A JPH06131517A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 Icカード
EP93112836A EP0583006B2 (en) 1992-08-13 1993-08-11 IC card with hierarchical file structure
DE69320900T DE69320900T3 (de) 1992-08-13 1993-08-11 IC-Karte mit hierarchischer Dateienstruktur
KR1019930015609A KR970006648B1 (ko) 1992-08-13 1993-08-12 다계층의 파일구조를 가진 ic카드
US08/105,646 US5408082A (en) 1992-08-13 1993-08-12 IC card with hierarchical file structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4279884A JPH06131517A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 Icカード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06131517A true JPH06131517A (ja) 1994-05-13

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