JP2618029B2 - インデクス付きファイルの分割処理方法 - Google Patents
インデクス付きファイルの分割処理方法Info
- Publication number
- JP2618029B2 JP2618029B2 JP63317517A JP31751788A JP2618029B2 JP 2618029 B2 JP2618029 B2 JP 2618029B2 JP 63317517 A JP63317517 A JP 63317517A JP 31751788 A JP31751788 A JP 31751788A JP 2618029 B2 JP2618029 B2 JP 2618029B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- area
- data
- file
- record
- index
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インデクス付きファイルの分割格納方式に
関し、特に、直接アクセス記憶装置上に割り当てられる
領域にインデクス付きファイルを格納するインデクス付
きファイルの分割格納方式に関するものである。
関し、特に、直接アクセス記憶装置上に割り当てられる
領域にインデクス付きファイルを格納するインデクス付
きファイルの分割格納方式に関するものである。
仮想記憶アクセス法(VSAM)は、仮想記憶の特長を生
かしたアクセス法である。VSAMを用いて処理できるデー
タセットには、エントリ順データセット,キー順データ
セット,および相対レコードデータセットの3種類があ
る。いずれも磁気ディスク装置等の直接アクセス記憶装
置(DASD)上に作成される。エントリ順データセット
は、レコードが出力された順に蓄積されているデータセ
ットであり、インデクスを持たず、順データセットおよ
び直接データセットに類似したデータ構造となってい
る。このため、レコードを格納順にアクセスしたり、レ
コードの格納アドレスにより特定レコードのアクセスが
可能となっているデータセットである。キー順データセ
ットは、インデクスを持つデータセットである。レコー
ドはキーの昇順に格納され、キーの順にしたがったイン
デクスを有する。このため、インデクスを参照し、キー
の順番にアクセスしたり、キーにより特定レコードのア
クセスが可能なデータセットとなっている。また、相対
レコードデータセットは、レコードを1から相対番号付
けされているデータセットであり、相対レコード番号を
キーにして、レコードを順アクセスでき、また、特定レ
コードの直接アクセスが可能なデータセットとなってい
る。
かしたアクセス法である。VSAMを用いて処理できるデー
タセットには、エントリ順データセット,キー順データ
セット,および相対レコードデータセットの3種類があ
る。いずれも磁気ディスク装置等の直接アクセス記憶装
置(DASD)上に作成される。エントリ順データセット
は、レコードが出力された順に蓄積されているデータセ
ットであり、インデクスを持たず、順データセットおよ
び直接データセットに類似したデータ構造となってい
る。このため、レコードを格納順にアクセスしたり、レ
コードの格納アドレスにより特定レコードのアクセスが
可能となっているデータセットである。キー順データセ
ットは、インデクスを持つデータセットである。レコー
ドはキーの昇順に格納され、キーの順にしたがったイン
デクスを有する。このため、インデクスを参照し、キー
の順番にアクセスしたり、キーにより特定レコードのア
クセスが可能なデータセットとなっている。また、相対
レコードデータセットは、レコードを1から相対番号付
けされているデータセットであり、相対レコード番号を
キーにして、レコードを順アクセスでき、また、特定レ
コードの直接アクセスが可能なデータセットとなってい
る。
このようにVSAMのキー順データセットは、キーの昇順
にレコードが格納され、キーの順にしたがったインデク
スを有し、キーにしたがってアクセスできる構造となっ
ている。ところで、キー順データセットにおいては、一
つのデータセットを複数のキー範囲に分割してレコード
を格納するキーレンジと呼ばれる機能がある。キーレン
ジ機能では、データ部のレコードはキー範囲に応じた領
域に分割して格納される。インデクスは、全てのキー範
囲から成る一つの木構造データになっており、また、デ
ータ部は、キー範囲に分割された構造となっている。し
かし、データ部は、データ部の領域の先頭を0とした変
位でアドレス付けされており、分割した各々の領域毎に
独立したアドレス付けとなっていない。
にレコードが格納され、キーの順にしたがったインデク
スを有し、キーにしたがってアクセスできる構造となっ
ている。ところで、キー順データセットにおいては、一
つのデータセットを複数のキー範囲に分割してレコード
を格納するキーレンジと呼ばれる機能がある。キーレン
ジ機能では、データ部のレコードはキー範囲に応じた領
域に分割して格納される。インデクスは、全てのキー範
囲から成る一つの木構造データになっており、また、デ
ータ部は、キー範囲に分割された構造となっている。し
かし、データ部は、データ部の領域の先頭を0とした変
位でアドレス付けされており、分割した各々の領域毎に
独立したアドレス付けとなっていない。
第4図は、キーレンジ機能を用いてデータセットを形
成した場合のデータ構造を示す図である。第4図におい
て、1はレコードデータを記憶する直接アクセス記憶装
置、2はファイル管理簿、3はファイル管理レコードで
ある。ファイル管理簿2は複数のファイルを管理するた
め管理テーブルであり、ファイル管理簿2の中にファイ
ル管理レコード3が設けられる。ファイル管理レコード
3には、ファイルの存在するボリューム,そのボリュー
ム上でのファイル領域の位置などの所在情報,およびフ
ァイルの構造,レコード形式などのファイルの属性情報
がファイル毎に記録されている。キーレンジ機能を用い
て、データ部のレコードをキー範囲に応じて各々の領域
に分割して格納するため、図示するように、ファイル管
理レコード3には、分割する各々の領域毎のキー範囲4
を指定するデータが設定される。キー範囲4を指定する
データはユーザが予めサービスプログラムを用いて設定
する。キー順データセットにおいて、ファイルのレコー
ドを格納するファイル領域は、直接アクセス記憶装置1
上に別に割り当てられ、インデクス部の領域5およびデ
ータ部の領域6が設けらる。インデクス部の領域5に
は、ファイル全体を管理する1つの木構造のデータのイ
ンデクスデータが格納される。また、データ部の領域6
は、キー範囲で分割された複数個の領域(領域1〜領域
n)となっており、各々のキー範囲に応じて各レコード
が格納される。データ部の領域6はキー範囲で分割され
た複数の領域となっているが、インデクス部の領域5
は、データ部のように設定するキー範囲に対応して領域
が分割されていない。データ部の領域6の各領域の間は
データ部の領域の先頭を0とした連続のアドレス付けと
なっている。このため、あるキー範囲のデータレコード
が当該領域内に納まり切らない場合、特定のキー範囲a
〜bを用いることとして、当該キー範囲a〜bに、レコ
ードを格納する複数の各領域を対応させる。
成した場合のデータ構造を示す図である。第4図におい
て、1はレコードデータを記憶する直接アクセス記憶装
置、2はファイル管理簿、3はファイル管理レコードで
ある。ファイル管理簿2は複数のファイルを管理するた
め管理テーブルであり、ファイル管理簿2の中にファイ
ル管理レコード3が設けられる。ファイル管理レコード
3には、ファイルの存在するボリューム,そのボリュー
ム上でのファイル領域の位置などの所在情報,およびフ
ァイルの構造,レコード形式などのファイルの属性情報
がファイル毎に記録されている。キーレンジ機能を用い
て、データ部のレコードをキー範囲に応じて各々の領域
に分割して格納するため、図示するように、ファイル管
理レコード3には、分割する各々の領域毎のキー範囲4
を指定するデータが設定される。キー範囲4を指定する
データはユーザが予めサービスプログラムを用いて設定
する。キー順データセットにおいて、ファイルのレコー
ドを格納するファイル領域は、直接アクセス記憶装置1
上に別に割り当てられ、インデクス部の領域5およびデ
ータ部の領域6が設けらる。インデクス部の領域5に
は、ファイル全体を管理する1つの木構造のデータのイ
ンデクスデータが格納される。また、データ部の領域6
は、キー範囲で分割された複数個の領域(領域1〜領域
n)となっており、各々のキー範囲に応じて各レコード
が格納される。データ部の領域6はキー範囲で分割され
た複数の領域となっているが、インデクス部の領域5
は、データ部のように設定するキー範囲に対応して領域
が分割されていない。データ部の領域6の各領域の間は
データ部の領域の先頭を0とした連続のアドレス付けと
なっている。このため、あるキー範囲のデータレコード
が当該領域内に納まり切らない場合、特定のキー範囲a
〜bを用いることとして、当該キー範囲a〜bに、レコ
ードを格納する複数の各領域を対応させる。
ところで、データベース等の大容量のファイル処理を
行うシステムにおいては、ファイルの再編集などのファ
イル保守のための時間が多くかかる。このため、大容量
のファイルは、物理的に複数のファイルに分割した構成
として、ファイル処理を分割したファイル毎に行うよう
にしている。
行うシステムにおいては、ファイルの再編集などのファ
イル保守のための時間が多くかかる。このため、大容量
のファイルは、物理的に複数のファイルに分割した構成
として、ファイル処理を分割したファイル毎に行うよう
にしている。
しかしながら、このようなファイル処理方法では、フ
ァイルの容量が増加すると、更にファイル数が増加し、
ファイル管理のための時間が多く必要となる。また、上
述したようなキーレンジ機能を用いてキー順データセッ
トによりファイルを構成した場合においても、データ部
のレコード格納領域は、キー範囲毎に分割して格納され
ているが、これに対するインデクス部が単一の木構造デ
ータとなっているため、キー範囲毎の再編成を行う場
合、データ部とインデクス部とに対して同時に平行して
処理することができない。また、データ部の各々の領域
も独立したアドレス付けとなっていないため、一つのキ
ー範囲に対応する領域の大きさを変えて、直接アクセス
記憶装置上で再配置することはできないという問題点が
あった。
ァイルの容量が増加すると、更にファイル数が増加し、
ファイル管理のための時間が多く必要となる。また、上
述したようなキーレンジ機能を用いてキー順データセッ
トによりファイルを構成した場合においても、データ部
のレコード格納領域は、キー範囲毎に分割して格納され
ているが、これに対するインデクス部が単一の木構造デ
ータとなっているため、キー範囲毎の再編成を行う場
合、データ部とインデクス部とに対して同時に平行して
処理することができない。また、データ部の各々の領域
も独立したアドレス付けとなっていないため、一つのキ
ー範囲に対応する領域の大きさを変えて、直接アクセス
記憶装置上で再配置することはできないという問題点が
あった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもの
である。
である。
本発明の目的は、大容量のインデクス付きファイルを
複数の区域に分割し、それぞれの区域毎に独立にレコー
ドの再編集処理を可能とするインデクス付きファイルの
分割格納方式を提供することにある。
複数の区域に分割し、それぞれの区域毎に独立にレコー
ドの再編集処理を可能とするインデクス付きファイルの
分割格納方式を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであ
ろう。
本明細書の記述及び添付図面によって明らかになるであ
ろう。
上記目的を達成するため、本発明においては、直接ア
クセス記憶装置上に割り当てられた領域にインデクス付
きファイルを格納する分割格納処理方式において、イン
デクス付きファイルのインデクス部とデータ部とをデー
タ部のキー範囲に対応した共通の識別番号を持つ複数の
区域に分割し、インデクス部のレコード、データ部のレ
コードを識別番号と区域内の先頭から変位により表わさ
れるアドレスに格納し、各区域内のインデクス部のレコ
ードを、他区域内のインデクス部のレコードとは独立し
た木構造データとし、各区域毎に独立に、ファイルの各
レコードの再作成および再編集を行うことを特徴とす
る。
クセス記憶装置上に割り当てられた領域にインデクス付
きファイルを格納する分割格納処理方式において、イン
デクス付きファイルのインデクス部とデータ部とをデー
タ部のキー範囲に対応した共通の識別番号を持つ複数の
区域に分割し、インデクス部のレコード、データ部のレ
コードを識別番号と区域内の先頭から変位により表わさ
れるアドレスに格納し、各区域内のインデクス部のレコ
ードを、他区域内のインデクス部のレコードとは独立し
た木構造データとし、各区域毎に独立に、ファイルの各
レコードの再作成および再編集を行うことを特徴とす
る。
前記手段によれば、インデクス部の領域とデータ部の
領域を共通の識別番号を持つ複数の区域に分割し、イン
デクス部の領域およびデータ部の領域内のレコードは、
該レコードが属する区域を示す識別番号と区域の先頭か
ら該レコードの格納される位置までの変位で表わす。イ
ンデクス部のデータは、各々の区域毎に独立した木構造
のデータとした構成のファイル構成とされる。
領域を共通の識別番号を持つ複数の区域に分割し、イン
デクス部の領域およびデータ部の領域内のレコードは、
該レコードが属する区域を示す識別番号と区域の先頭か
ら該レコードの格納される位置までの変位で表わす。イ
ンデクス部のデータは、各々の区域毎に独立した木構造
のデータとした構成のファイル構成とされる。
これにより、ファイル中のデータ部とインデクス部と
はそれぞれに区域分けされ、データ部の一つの区域と該
区域のデータ部に対応するインデクス部の区域は、共通
の識別番号を持って対応付けされることになる。各区域
毎のレコードのアドレスは、各区域毎に独立に割り付け
られるため、中間の区域のレコード数が増加した場合に
も、該区域の領域拡張が他区域とは独立して行うことが
できる。さらに、各区域毎のインデクスのデータは、各
区域毎に独立した木構造データとされるので、各区域毎
にレコードの再編成処理が平行して実行できる。このた
め、ファイル保守のためのバッチ処理の処理効率を上げ
ることができる。
はそれぞれに区域分けされ、データ部の一つの区域と該
区域のデータ部に対応するインデクス部の区域は、共通
の識別番号を持って対応付けされることになる。各区域
毎のレコードのアドレスは、各区域毎に独立に割り付け
られるため、中間の区域のレコード数が増加した場合に
も、該区域の領域拡張が他区域とは独立して行うことが
できる。さらに、各区域毎のインデクスのデータは、各
区域毎に独立した木構造データとされるので、各区域毎
にレコードの再編成処理が平行して実行できる。このた
め、ファイル保守のためのバッチ処理の処理効率を上げ
ることができる。
各区域内のレコードは、各区域毎に独立したアドレス
付けがなされるため、ファイル中の中間区域のレコード
が増加しても、該区域の拡張ができ、区域毎に直接アク
セス記憶装置上での再配置も可能となる。
付けがなされるため、ファイル中の中間区域のレコード
が増加しても、該区域の拡張ができ、区域毎に直接アク
セス記憶装置上での再配置も可能となる。
以下、本発明の一実施例を図面を用いて具体的に説明
する。
する。
第1図は、本発明の一実施例にかかるデータ処理装置
の要部の構成を示すブロック図である。第1図におい
て、7は中央処理装置である。中央処理装置7は、ファ
イル処理,入出力の起動,および演算処理等を行う。ま
た、1は直接アクセス記憶装置であり、第4図で説明し
たように、直接アクセス記憶装置1には、インデクス付
きファイルであるキー順データセットを構成するため、
インデクス部の領域5およびデータ部の領域6が設けら
れる。この例では、インデクス部の領域5およびデータ
部の領域6とも共通の区域番号である区域1から区域n
に分割し、各区域内のレコードは、各々の区域内での先
頭を0とした変位でアドレス付けする。したがって、各
区域内のレコードは他区域内のレコードとは独立したア
ドレスを持つことになる。
の要部の構成を示すブロック図である。第1図におい
て、7は中央処理装置である。中央処理装置7は、ファ
イル処理,入出力の起動,および演算処理等を行う。ま
た、1は直接アクセス記憶装置であり、第4図で説明し
たように、直接アクセス記憶装置1には、インデクス付
きファイルであるキー順データセットを構成するため、
インデクス部の領域5およびデータ部の領域6が設けら
れる。この例では、インデクス部の領域5およびデータ
部の領域6とも共通の区域番号である区域1から区域n
に分割し、各区域内のレコードは、各々の区域内での先
頭を0とした変位でアドレス付けする。したがって、各
区域内のレコードは他区域内のレコードとは独立したア
ドレスを持つことになる。
第2図は、インデクス付きファイルを格納した場合の
データ構造を説明する図である。第2図において、1は
直接アクセス記憶装置、2はファイル管理簿、3はファ
イル管理レコード、4はキー範囲、5はインデクス部の
領域、6はデータ部の領域である。また、10は記録単位
のレコードである。各区域内のデータ部の各々のレコー
ド10には、レコードを識別するためのキー10aが設けら
れており、キー10aの値にもとづきインデクスを作成す
る。このインデクスの作成は、各データ部の区域に対応
したインデクスの区域毎に独立した木構造データでイン
デクスを作成する。図示するように、ここでは、格納す
るファイルの領域を分割するために指定したキー範囲に
対応して、キー範囲毎に各々の区域が設定され、各区域
がそれぞれ独立した構造のファイル構造となるように
し、各区域がそれぞれ独立して処理できる処理単位にな
り得るようにする。すなわち、キー範囲4に対応して、
データ部の領域6およびインデクス部の領域5の各区域
が設定されており、データ部の領域6の1区域およびイ
ンデクス部の領域5の1区域が対応して、1つの処理単
位として独立にレコードの再編集処理ができるようなフ
ァイル構造となっている。
データ構造を説明する図である。第2図において、1は
直接アクセス記憶装置、2はファイル管理簿、3はファ
イル管理レコード、4はキー範囲、5はインデクス部の
領域、6はデータ部の領域である。また、10は記録単位
のレコードである。各区域内のデータ部の各々のレコー
ド10には、レコードを識別するためのキー10aが設けら
れており、キー10aの値にもとづきインデクスを作成す
る。このインデクスの作成は、各データ部の区域に対応
したインデクスの区域毎に独立した木構造データでイン
デクスを作成する。図示するように、ここでは、格納す
るファイルの領域を分割するために指定したキー範囲に
対応して、キー範囲毎に各々の区域が設定され、各区域
がそれぞれ独立した構造のファイル構造となるように
し、各区域がそれぞれ独立して処理できる処理単位にな
り得るようにする。すなわち、キー範囲4に対応して、
データ部の領域6およびインデクス部の領域5の各区域
が設定されており、データ部の領域6の1区域およびイ
ンデクス部の領域5の1区域が対応して、1つの処理単
位として独立にレコードの再編集処理ができるようなフ
ァイル構造となっている。
第3図は、本発明の一実施例にかかるインデクス付き
ファイルの作成手順を示すフローチャートである。第3
図を参照して説明する。インデクス付きファイルの作成
手順において、ユーザは予めキー範囲とキー範囲対応の
区域の直接アクセス記憶装置上でのスペース量を指定
し、システムに連結する。すなわち、ユーザ側プログラ
ムにより、ステップ30において、キー範囲とキー範囲対
応の区域のスペース量を指定する。これに対して、シス
テム側プログラムでは、ステップ31において、直接アク
セス記憶装置上のボリュームに区域毎の領域を割り当
て、次のステップ32において、ファイル管理簿にキー範
囲と区域番号の対応を登録する。
ファイルの作成手順を示すフローチャートである。第3
図を参照して説明する。インデクス付きファイルの作成
手順において、ユーザは予めキー範囲とキー範囲対応の
区域の直接アクセス記憶装置上でのスペース量を指定
し、システムに連結する。すなわち、ユーザ側プログラ
ムにより、ステップ30において、キー範囲とキー範囲対
応の区域のスペース量を指定する。これに対して、シス
テム側プログラムでは、ステップ31において、直接アク
セス記憶装置上のボリュームに区域毎の領域を割り当
て、次のステップ32において、ファイル管理簿にキー範
囲と区域番号の対応を登録する。
次に、ユーザ側プログラムからステップ33において、
任意のキーを持つレコードの格納要求を発行する。シス
テム側プログラムでは、これを受けてステップ34におい
てレコードの格納要求の受付処理を行う。次に、ステッ
プ35において、ファイル管理簿に登録したキー範囲と区
域番号の対応情報のキー範囲情報にもとづき、格納要求
された当該レコードのキー値から当該レコードを格納す
る区域を決定する。次にステップ36において、決定した
区域内での格納アドレス(区域内の先頭からの変位)を
決定し、当該レコードを区域内の該アドレスへ格納す
る。次に、ステップ37において、当該レコードの値にも
とづき、データ部の当該区域に対応するインデクス区域
内のインデクスに、当該レコードのキーと当該レコード
へのポインタを登録する。このときのポインタ情報は、
当該データ区域の先頭からの変位だけとした間接アドレ
スとして、当該区域全体の領域を処理に対応して、独立
に領域の間で移動可能としておく。このステップ35〜ス
テップ37の一連の処理が終了すると、次のステップ38に
おいて、レコード格納処理の終了報告を、ユーザ側プロ
グラムに送出する処理を行い、1つのキー付きレコード
の格納要求に対する処理を終了する。これにより、ユー
ザ側プログラムでは、次のステップ39において、次の任
意のキーを持つレコードの格納要求を発行し、以降、ス
テップ34〜ステップ38の処理と同様な処理が続行され
る。このようにして、任意のキーを持つレコードの格納
要求が次々と発行され、それに対応して、レコードの格
納処理が次々に行われる。この結果、ユーザの要求にも
とづくレコード格納処理手順を繰り返すことで、第1図
および第2図で示すデータ構造のファイルが作成され
る。
任意のキーを持つレコードの格納要求を発行する。シス
テム側プログラムでは、これを受けてステップ34におい
てレコードの格納要求の受付処理を行う。次に、ステッ
プ35において、ファイル管理簿に登録したキー範囲と区
域番号の対応情報のキー範囲情報にもとづき、格納要求
された当該レコードのキー値から当該レコードを格納す
る区域を決定する。次にステップ36において、決定した
区域内での格納アドレス(区域内の先頭からの変位)を
決定し、当該レコードを区域内の該アドレスへ格納す
る。次に、ステップ37において、当該レコードの値にも
とづき、データ部の当該区域に対応するインデクス区域
内のインデクスに、当該レコードのキーと当該レコード
へのポインタを登録する。このときのポインタ情報は、
当該データ区域の先頭からの変位だけとした間接アドレ
スとして、当該区域全体の領域を処理に対応して、独立
に領域の間で移動可能としておく。このステップ35〜ス
テップ37の一連の処理が終了すると、次のステップ38に
おいて、レコード格納処理の終了報告を、ユーザ側プロ
グラムに送出する処理を行い、1つのキー付きレコード
の格納要求に対する処理を終了する。これにより、ユー
ザ側プログラムでは、次のステップ39において、次の任
意のキーを持つレコードの格納要求を発行し、以降、ス
テップ34〜ステップ38の処理と同様な処理が続行され
る。このようにして、任意のキーを持つレコードの格納
要求が次々と発行され、それに対応して、レコードの格
納処理が次々に行われる。この結果、ユーザの要求にも
とづくレコード格納処理手順を繰り返すことで、第1図
および第2図で示すデータ構造のファイルが作成され
る。
このように、例えば、第1図および第2図のデータ構
造に示されるように、ファイルを構成する各区域は独立
した構造のファイルのデータ構造としたことにより、各
々の区域毎に独立して、かつ区域毎に並列にファイルの
作成を行うことができ、またファイルの再編成ができ
る。
造に示されるように、ファイルを構成する各区域は独立
した構造のファイルのデータ構造としたことにより、各
々の区域毎に独立して、かつ区域毎に並列にファイルの
作成を行うことができ、またファイルの再編成ができ
る。
各区域内のレコードが増加しても、各区域は他の区域
と独立したアドレス付けがなされているため、変位で表
わすことができるアドレス範囲まで各々の区域単位で領
域が拡張できる。さらに、1つの区域だけ直接アクセス
記憶装置上から削除し、当該区域を直接アクセス記憶装
置上にその大きさを変えて再割り当てして、レコードを
格納し直すことができ、区域毎に独立して再配置が可能
となる。
と独立したアドレス付けがなされているため、変位で表
わすことができるアドレス範囲まで各々の区域単位で領
域が拡張できる。さらに、1つの区域だけ直接アクセス
記憶装置上から削除し、当該区域を直接アクセス記憶装
置上にその大きさを変えて再割り当てして、レコードを
格納し直すことができ、区域毎に独立して再配置が可能
となる。
以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明した
が、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である
ことは言うまでもない。
が、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である
ことは言うまでもない。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明によれば、木構造データ
を持つインデクス付きの大容量のファイルであっても、
複雑に分割した区域毎に各々の部分において再編成処理
を行うことができ、かつ区域毎の再編成処理を同時に並
列して処理できる。このため、ファイル保守のためのバ
ッチ処理の処理効率を上げることができる。さらに、各
区域内のレコードは、各区域毎に独立したアドレス付け
がなされるため、ファイル中の中間区域のレコードが増
加しても、該中間区域の拡張ができ、さらに区域毎の直
接アクセス記憶装置上での再配置も可能となる。
を持つインデクス付きの大容量のファイルであっても、
複雑に分割した区域毎に各々の部分において再編成処理
を行うことができ、かつ区域毎の再編成処理を同時に並
列して処理できる。このため、ファイル保守のためのバ
ッチ処理の処理効率を上げることができる。さらに、各
区域内のレコードは、各区域毎に独立したアドレス付け
がなされるため、ファイル中の中間区域のレコードが増
加しても、該中間区域の拡張ができ、さらに区域毎の直
接アクセス記憶装置上での再配置も可能となる。
第1図は、本発明の一実施例にかかるデータ処理装置の
要部の構成を示すブロック図、 第2図は、インデクス付きファイルを格納した場合のデ
ータ構造を説明する図、 第3図は、本発明の一実施例にかかるインデクス付きフ
ァイルの作成手順を示すフローチャート、 第4図は、キーレンジ機能を用いてデータセットを形成
した場合のデータ構造を示す図である。 図中、1……直接アクセス記憶装置、2……ファイル管
理簿、3……ファイル管理レコード、4……キー範囲、
5……インデクス部の領域、6……データ部の領域、7
……中央処理装置。
要部の構成を示すブロック図、 第2図は、インデクス付きファイルを格納した場合のデ
ータ構造を説明する図、 第3図は、本発明の一実施例にかかるインデクス付きフ
ァイルの作成手順を示すフローチャート、 第4図は、キーレンジ機能を用いてデータセットを形成
した場合のデータ構造を示す図である。 図中、1……直接アクセス記憶装置、2……ファイル管
理簿、3……ファイル管理レコード、4……キー範囲、
5……インデクス部の領域、6……データ部の領域、7
……中央処理装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舟川 政博 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株 式会社内 (72)発明者 藤田 不二男 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町5030番地 株式会社日立製作所ソフトウエア工場内 (56)参考文献 C.J.Date著「データベース・ システム概論」丸善
Claims (1)
- 【請求項1】直接アクセス記憶装置上に割り当てられた
領域にインデクス付きファイルを格納する分割格納処理
方法において、インデクス付きファイルのインデクス部
とデータ部とをデータ部のキー範囲に対応した共通の識
別番号を持つ複数の区域に分割し、インデクス部のレコ
ード、データ部のレコードを識別番号と区域内の先頭か
ら変位により表わされるアドレスに格納し、各区域内の
インデクス部のレコードを、他区域内のインデクス部の
レコードとは独立した木構造データとし、各区域毎に独
立に、ファイルの各レコードの再作成および再編集を行
うことを特徴とするインデクス付きファイルの分割格納
処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63317517A JP2618029B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | インデクス付きファイルの分割処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63317517A JP2618029B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | インデクス付きファイルの分割処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02161541A JPH02161541A (ja) | 1990-06-21 |
JP2618029B2 true JP2618029B2 (ja) | 1997-06-11 |
Family
ID=18089122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63317517A Expired - Lifetime JP2618029B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | インデクス付きファイルの分割処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2618029B2 (ja) |
-
1988
- 1988-12-14 JP JP63317517A patent/JP2618029B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
C.J.Date著「データベース・システム概論」丸善 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02161541A (ja) | 1990-06-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6049804A (en) | Method and apparatus for segmenting a database | |
US6658437B1 (en) | System and method for data space allocation using optimized bit representation | |
US6216203B1 (en) | Data processing method using record division storing scheme and apparatus therefor | |
US5544357A (en) | Database accelerator | |
US6289359B1 (en) | File managing method | |
JPH07152498A (ja) | 情報処理システム | |
JP2618029B2 (ja) | インデクス付きファイルの分割処理方法 | |
JP2928169B2 (ja) | ディスクにおけるデータ領域管理方法 | |
JPS60103461A (ja) | 複数項目による代替キ−管理処理方式 | |
JP3398672B2 (ja) | 中間データ格納装置 | |
JPH03225412A (ja) | ファイルデータ読込み方式 | |
JPS62287350A (ja) | インデツクス一括更新方式 | |
JPH03268037A (ja) | データ編集方式 | |
JPH0962696A (ja) | データベース管理システム | |
JPH0581091A (ja) | データ処理装置 | |
JP2722660B2 (ja) | 索引付順編成ファイルの管理方法 | |
JPH0310341A (ja) | ディスクスペースコンパクション方式 | |
JPH0652019A (ja) | ファイル管理装置 | |
JPS595372A (ja) | フアイル処理システム | |
JPS628819B2 (ja) | ||
JP2743857B2 (ja) | 領域共用ファイルのデータ領域管理システム | |
JP3298935B2 (ja) | ファイル管理装置 | |
JPH05289916A (ja) | 画像ファイリング装置 | |
JPS63228244A (ja) | レコ−ドの格納制御方式 | |
JPH04287140A (ja) | 複数物理ファイルに分割するためのファイル管理方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970128 |