JPH0652019A - ファイル管理装置 - Google Patents

ファイル管理装置

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JPH0652019A
JPH0652019A JP3080214A JP8021491A JPH0652019A JP H0652019 A JPH0652019 A JP H0652019A JP 3080214 A JP3080214 A JP 3080214A JP 8021491 A JP8021491 A JP 8021491A JP H0652019 A JPH0652019 A JP H0652019A
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JP
Japan
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Application number
JP3080214A
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English (en)
Inventor
Masashi Takahashi
正史 高橋
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Toshiba Corp
Toshiba System Development Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Development Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba System Development Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH0652019A publication Critical patent/JPH0652019A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体のファイルに対するトータルのアク
セス速度を向上させる。 【構成】 ファイルの登録、書き換え、削除、読み出し
などのアクセスが繰り返されてユーザーファイル領域の
空領域が細切れでバラバラに分散するようになったとき
には、退避手段によって、記憶媒体のユーザーファイル
領域に記憶されているファイルを同じ記憶媒体に確保さ
れている退避領域に一時的に退避させ、ファイル並べ替
え手段によって、この退避領域に退避されたファイルを
ユーザーファイル領域に物理的な空領域を作らないよう
に前詰め形式で、アクセス手段の物理的なアクセス時間
が速い場所から順に並べ直し、ユーザーファイル領域の
空領域を大きな1つの空領域としてまとめるように整理
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 [発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、コンピュータにおけ
るファイル管理装置に関する。
【0003】
【従来の技術】従来一般に、オフィスコンピュータにお
ける磁気ディスクのような記憶媒体では、ユーザーファ
イルを記憶媒体上に作成するとき、そのファイルが必要
とするスペースをディスクボリューム上に割り当てる。
そして、要求されたサイズの領域が連続的に確保できる
場合には、その領域にファイルスペースを割り当て、連
続した空領域がない場合には、いくつかに分割してファ
イルスペースを確保するようにしている。
【0004】ユーザーは、このようなファイル領域を確
保するために、入力に先立って必要な大きさをトラック
単位であらかじめ指定する。すると、記憶媒体側では、
指定されたボリュームの空領域情報を調べ、要求された
大きさの領域を確保して、空領域情報を更新する。この
場合、空領域が複数個に分散している場合には、そのう
ちの最も小さい空領域に領域を確保するようにする。そ
して、複数個に分散している空領域のいずれもが要求さ
れている領域よりも小さい場合には、そのうちのいちば
ん大きな空領域から順に領域を確保していく。
【0005】なお、確保領域数が要求最大数になっても
要求領域が満足されない場合には、ファイルの確保は不
成功として終了する。そこで、もし、このような結果に
なれば、ユーザーはファイル領域の大きさを縮小する
か、細切れの空領域を連続領域として整理する必要が生
じる。
【0006】ところが、連続領域としてファイルを整理
するためには、オフィスコンピュータのシステムを停止
させ、特別のユーティリティーソフトウェアを使用して
ディスクボリュームの内容をすべて磁気テープに退避さ
せ、再び磁気ディスク上に復元させる作業が必要とな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
ファイル管理装置では、磁気ディスクのような記憶媒体
上にファイルを割り付けるときには、ファイルのアクセ
ス頻度に関係なく、記憶媒体上に確保できる空領域から
物理的にファイル領域を確保していくため、アクセス頻
度の高いファイルも、そうでないファイルも記憶媒体上
にバラバラに配置されることになっていた。このため
に、頻繁にアクセスするファイルが記憶媒体上で物理的
にバラバラな領域に点在するようになることがあり、そ
の場合には、磁気ヘッドのようなアクセス手段のファイ
ルアクセスのための移動距離が大きくなり、ファイルア
クセスにかかる時間が長くなってしまう問題点があっ
た。
【0008】また、従来のファイル管理装置では、新規
にシステムを稼働させる前に、頻繁に使用するファイル
の配置を整理できたとしても、ある期間の間には、ファ
イルのアクセス頻度が変わってくる可能性があり、常に
頻度の高いファイルをアクセスの速い場所に確保してお
くことができず、アクセス速度が低下してくることがあ
る問題点があった。
【0009】さらに、細切れの空領域を整理して合体
し、大きな1つの空領域とするための作業は、専門の管
理者かサービスエンジニアが休日あるいは業務終了後の
夜の遅い時間に長い時間をかけてディスクボリュームの
退避、復元作業を行うといった大がかりなものであり、
このために頻繁に行うことができず、常にユーザーファ
イルが整理されたディスクを使用するということも望め
ない問題点があった。
【0010】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みなされたもので、磁気ディスクのような記憶媒体上に
バラバラに記憶されているユーザーファイルを、簡単
に、アクセス手段の物理的なアクセス時間が速くなる領
域から順番にまとめて記憶し直すことができるようにし
て、アクセスが頻繁に行われるファイルから順番に並べ
替えることができるようにして、常にアクセス速度を速
く保つことができるファイル管理装置を提供することを
目的とする。
【0011】[発明の構成]
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明のファイル管理
装置は、ユーザーファイルをファイルごとに物理的領域
を分けて記憶するユーザー領域とユーザーファイルの書
き込みができないようにした退避領域とを確保した記憶
媒体と、前記記憶媒体のユーザーファイル領域に対して
情報の書き込み、読み出しを行うアクセス手段と、前記
記憶媒体のユーザーファイル領域に記憶されているユー
ザーファイルを前記退避領域に一時的に退避させる退避
手段と、前記退避領域に退避されたユーザーファイルを
前記ユーザーファイル領域に物理的な空領域を作らない
ようにして前記アクセス手段の物理的なアクセス時間が
速い場所から順に記憶し直すファイル整理手段とを備え
たものである。
【0013】また、この発明のファイル管理装置は、ユ
ーザーファイル領域とユーザーファイルごとのアクセス
履歴を記憶するアクセスログ領域とユーザーファイルの
書き込みができないようにした退避領域を確保した記憶
媒体と、前記記憶媒体のユーザーファイル領域に対する
情報の書き込み、読み出しを行うアクセス手段と、前記
アクセス手段がアクセスするユーザーファイルごとのア
クセス回数をカウントし、前記記憶媒体のアクセスログ
領域にカウント値を記録するアクセスカウント手段と、
前記アクセスログ領域に記録されているユーザーファイ
ルごとのアクセス履歴情報に基づいて、頻繁にアクセス
されているユーザーファイル順に前記アクセス手段のア
クセス時間の速い物理的な領域から順番に空領域を作ら
ないように記憶し直すファイル並べ替え手段と、前記フ
ァイル並べ替え手段によるユーザーファイルの並べ替え
作業中に、他のユーザーファイルの書き込みが必要にな
った領域に記憶されているユーザーファイルを前記退避
領域に一時的に退避させるファイル退避手段とを備えた
ものとすることができる。
【0014】
【作用】この発明のファイル管理装置では、アクセス手
段によって、記憶媒体のユーザーファイル領域に対して
情報の書き込み、読み出しを行う。
【0015】そして、ユーザーファイルの登録、書き換
え、削除、読み出しなどのアクセスが繰り返されてユー
ザーファイル領域の空領域が細切れでバラバラに分散す
るようになったときには、退避手段によって、記憶媒体
のユーザーファイル領域に記憶されているユーザーファ
イルを同じ記憶媒体に確保されている退避領域に一時的
に退避させ、ファイル整理手段によって、この退避領域
に退避されたユーザーファイルをユーザーファイル領域
に物理的な空領域を作らないようにしてアクセス手段の
物理的なアクセス時間が速い場所から順に記憶し直す。
【0016】こうして、必要になればいつでも、ユーザ
ーファイル領域の空領域を大きな1つの空領域としてま
とめるように整理し、同時に、すでに登録されているユ
ーザーファイルもアクセス手段のアクセスが速い領域に
空領域を作らないように詰めて登録し直すことができ、
アクセス速度を常に速く保ち、かつ、大きなユーザーフ
ァイルの新たな登録も問題なく行えるようにできる。
【0017】また、この発明のファイル管理装置では、
アクセスカウント手段によって、アクセス手段がアクセ
スするユーザーファイルごとのアクセス回数をカウント
し、このアクセスカウント値を記憶媒体のアクセスログ
領域に随時に記録する。
【0018】そして、記憶媒体上の空領域が細切れでバ
ラバラに分散するようになったときには、ファイル並べ
替え手段によって、アクセスログ領域に記録されている
ユーザーファイルごとのアクセス履歴情報に基づいて、
頻繁にアクセスされているユーザーファイル順にアクセ
ス手段のアクセス時間の速い物理的な領域から順番に空
領域を作らないように詰めて記憶し直す。そして、この
ファイル並べ替え手段によるユーザーファイルの並べ替
え作業中に、他のユーザーファイルの書き込みが必要に
なった領域に記憶されているユーザーファイルについて
は、ファイル退避手段により記憶媒体に確保されている
退避領域に一時的に退避させ、所定の領域に改めて登録
し直す。
【0019】こうして、常に、アクセス頻度の高いユー
ザーファイルから順にアクセス手段のアクセス時間の速
い領域から順番に登録し、トータルな処理時間を高速化
することができ、同時に、大きなユーザーファイルを新
たに登録することも問題なく行えるようにすることがで
きる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
【0021】図2はオフィスコンピュータ1の一般的な
構成を示しており、ワークステーション2を何台か接続
して運用される。このオフィスコンピュータ1の管理
は、オペレーティングシステム(OS)3により行わ
れ、ユーザーファイルは記憶媒体としての磁気ディスク
4に格納されるようになっている。
【0022】磁気ディスク4は、ボリューム管理領域5
と、各ユーザーファイルごとのアクセス履歴を記憶する
アクセスログ領域6と、図2に例示するファイルA,
B,C,…のようなユーザーファイルを登録するための
ユーザーファイル領域7と、さらにこのユーザーファイ
ル領域7とほぼ同じサイズの領域であって、ユーザーフ
ァイルの登録のために使用することができない退避領域
8とを備えている。
【0023】図1はこの発明の一実施例の機能的なブロ
ック図を示している。なお、このファイル管理装置は、
実際のコンピュータ上では、ソフトウェアプログラムに
従って実行されるものであるが、その機能を分かりやす
く説明するために、機能ブロックを用いて説明する。
【0024】磁気ディスク4のファイル管理を行うため
に、磁気ディスク4のユーザーファイル領域7に格納さ
れている各ユーザーファイルA,B,C,…にアクセス
して情報の書き込み、読み出しを行う磁気ヘッドのよう
なアクセス手段10と、このアクセス手段10が各ユー
ザーファイルA,B,C,…ごとにアクセスした回数を
カウントし、そのカウント値をアクセスログ領域6に記
憶するアクセス回数カウント手段11と、外部からの指
示に従って、ユーザーファイルA,B,C,…のうち指
定されたファイルを退避領域8に一時的に退避させて保
存するためのファイル退避手段12を備えている。
【0025】さらに、アクセスログ領域6に記録されて
いるユーザーファイルA,B,C,…ごとのアクセス履
歴情報に基づいて、頻繁にアクセスされているユーザー
ファイル順にアクセス手段10のアクセス時間の速い物
理的な領域から順番に空領域を作らないように記憶し直
すファイル並べ替え手段13を備えている。
【0026】図3は、磁気ディスク4の物理的な構成を
示しており、アクセス手段10を構成するアクセス機構
14にアクセスアーム15が平行して複数本設けられて
いて、各アクセスアーム15の先端に磁気ヘッド16が
取り付けられている。
【0027】次に、上記の構成のファイル管理装置の動
作について説明する。
【0028】図3に示すように、磁気ディスク4は、例
えばシリンダ0〜シリンダ76の多数のシリンダ17に
分けられていて、ボリューム管理領域5、アクセスログ
領域6、ユーザーファイル領域7および退避領域8に記
憶領域を振り分けられている。そして、この磁気ディス
ク4では、アクセス機構14の磁気ヘッド16の物理的
なアクセス時間は、シリンダ番号が若いほう、つまり、
磁気ヘッド16のホームポジションに近い領域が速く、
遠くなるほど遅くなるようになっている。
【0029】図1において、アクセス手段10が磁気デ
ィスク4に格納されているユーザーファイルA,B,C
のいずれかにアクセスするたびに、アクセス回数カウン
ト手段11はアクセスしたユーザーファイルに対するア
クセスログ領域6のアクセスカウント値を1カウントア
ップする。こうして、磁気ディスク4のアクセスログ領
域6には登録ユーザーファイルA,B,C各々に対する
アクセス頻度が記録されていくことになる。
【0030】いま、図3に示すようにユーザーファイル
領域7にファイルA,B,Cが空領域を挟んで分散した
形で登録されているとする。そして、アクセスログ領域
6の内容が図4に示すように、ファイルAが20回、フ
ァイルBが10回、ファイルCが5回であったとする。
【0031】この場合、次に大きなユーザーファイルを
登録しようとすると、大きな空領域が存在しないため
に、新たに登録しようとするユーザーファイルは分散し
ている空領域に分けて登録されることになり、そのユー
ザーファイルへのアクセスするときの時間が遅くなる可
能性がある。
【0032】そこで、このような状況では、既登録ファ
イルA,B,Cの並べ替えがまず有効であるので、ユー
ザーの指令により、あるいはソフトウェア上の自動的な
判断によりファイル並べ替え手段13による既登録ファ
イルの並べ替えと、空領域の整理が実行される。
【0033】この処理手順は、図6のフローチャートに
従って実行される。通常のコンピュータの運用中にアク
セスログ領域6にアクセス回数の履歴が蓄積されていき
(ステップS1)、外部からファイル並べ替え指令が入
力されると(ステップS2)、まずアクセスログ領域6
の情報から、アクセス頻度のいちばん高いユーザーファ
イルが判定される。この実施例の場合には、図4に示し
たようにファイルAのアクセス頻度がいちばん高いの
で、このファイルAを選び出す(ステップS3,S
4)。
【0034】続いて、そのファイルサイズを確認し(ス
テップS5,S6)、アクセス手段10としての磁気ヘ
ッド16の物理的なアクセス時間がいちばん速くなるシ
リンダ0の近くに空領域が存在するかどうか判定し、そ
こに空領域が見つかればその空領域にファイルAをコピ
ーし、元の格納場所は空領域とする(ステップS7,S
9)。
【0035】しかしながら、ステップS7で、シリンダ
0の近くに空領域が見つからなければ、つまり、図3の
場合のようにファイルBが既登録ファイルとして存在し
ているためにファイルAのための空領域が見つからない
ような場合には、このファイルBをファイル退避手段1
2によって退避領域8に一時的に退避させて空領域を確
保し(図6におけるステップS8、図3における手順P
1)、この確保された空領域にファイルAをコピーする
(図6におけるステップS9、図3における手順P
2)。
【0036】このようにして、アクセス頻度のいちばん
高いファイルについてシリンダ0の近くの領域に格納す
れば、このファイルAにファイル名をアクセスログから
削除し(ステップS10)、次に処理すべきファイルを
アクセスログ領域6の記憶内容から探す(ステップ1
1)。
【0037】図3の場合には、2番目にアクセス頻度の
高いファイルはファイルBであり、このファイルBは現
在、退避領域8に退避させられているので、これをファ
イルAの隣りの領域に、空領域を作らないで詰めて格納
する(図6におけるステップS4〜S10、図3におけ
る手順P3)。
【0038】次に、ファイルCについて、現在の格納領
域はファイルBの新たな格納領域との間に空領域を生じ
させているので、この空領域を詰めるようにしてファイ
ルBの隣りの領域にコピーする(図3における手順P
4)。
【0039】このようにしてファイルの並べ替え作業が
完了した状態の磁気ディスク4のメモリマップは図4に
示すようになり、既登録のユーザーファイルA,B,C
が空領域を作らないでアクセス時間の速い領域からアク
セス頻度の高い順に並べ替えられ、細切れにバラバラに
分散していた空領域も合体して1つの大きな領域となる
ように整理されることになる。
【0040】なお、上記の実施例では、ユーザーファイ
ルのアクセス回数をカウントして、アクセス頻度の高い
ファイルから順番にアクセス時間の速い領域から順に並
べ替えるようにしているが、何度もファイルの登録、書
換、削除などを繰り返すと、磁気ディスク内の空領域は
細切れでバラバラに分散することになり、この分散して
いる空領域に大きなサイズのファイルを新たに格納する
とすれば、そのファイルは空領域のサイズに応じて分割
されてバラバラに格納されることになり、そのファイル
にアクセスする際には時間が遅くなってしまう。そこ
で、このような事態を避けるために、細切れでバラバラ
に分散している空領域を1つの大きな空領域に合体させ
る操作をするだけでも、新たに格納する大きなサイズの
ファイルを分割させなくても済むようになる。
【0041】このような考察から、上記実施例のように
各ファイルごとのアクセス頻度をカウントして頻度順に
並べ替える操作を行わず、細切れに存在する空領域だけ
をアクセス手段から遠い領域に移し、既登録ファイルを
空領域のないように前詰めするようなファイル管理を行
うことも有効である。
【0042】このようなファイル管理を行うためのファ
イル管理装置は、図1に示すブロック図において、アク
セス回数カウント手段11と、磁気ディスク4における
アクセスログ領域6とを省く簡単な構成によって実現す
ることができる。
【0043】そして、この場合には、図7のフローチャ
ートに示す手順に従って、ディスク管理ソフトウェアの
判断により磁気ディスク中の空領域が細切れになったこ
とが指示されると(ステップS21)、オペレータの指
示により、ファイル退避手段12がユーザーファイル領
域7に登録されているすべてのユーザーファイルを退避
領域8に退避させ(ステップS22,S23)、続い
て、任意の順番で、アクセス手段である磁気ヘッド16
のアクセス時間がいちばん速いシリンダ0の近くの領域
から各ファイルを、前詰め形式で、間に空領域を作らな
いようにして格納し直していく(ステップS24)。
【0044】なお、この発明は上記の2つの実施例に限
定されることはなく、ユーザーファイルの並べ直し作業
のタイミングは、オペレータの指令によって行うように
するのみならず、オペレーティングシステムの自動監視
機能に細切れ空領域の生成状態も監視する機能を付加
し、所定のタイミングで自動的にファイル管理するよう
にしてもよい。
【0045】なお、ここで注意しなくてはならないの
は、通常のパーソナルコンピュータなどで行われるファ
イル整理機能は、登録されていたファイルが削除された
領域を空領域としてクリアするものであり、空領域を合
体させたり、移動させたりする機能は備えておらず、こ
の発明により初めて空領域の自動合体整理ができるよう
になったことである。
【0046】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、細切れ
に分散するようになった空領域を合体させて1つの大き
な空領域になるようにファイルを並べ替えるので、大き
なファイルを新たに登録する場合、そのファイルを従来
のように分割して記憶媒体のいろいろな場所に分散して
いる細切れの空領域に分散して格納する必要がなくな
り、新たに登録されたファイルに対するアクセスが速く
なる。また、既登録ファイルも前詰め形式でアクセス手
段のアクセス時間が速い位置に並べ直されるために、そ
れらに対するアクセス時間も速くなり、トータル的にア
クセス速度を高速化することができる。
【0047】また、細切れになった空領域を1つの大き
な空領域にまとめるだけでなく、既登録ファイルもアク
セス頻度順にアクセス時間の速い領域から前詰め形式で
並べ直すようにすることにより、アクセス頻度の高いフ
ァイルに対するアクセス時間が短くでき、トータル的な
アクセス速度をさらに高速化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】一般的なオフィスコンピュータのシステム構成
図。
【図3】上記実施例で用いられる磁気ディスクの物理的
な構成図。
【図4】上記実施例で用いられる記録媒体のアクセスロ
グ領域の記録内容の一例を示す説明図。
【図5】上記実施例でファイルの並べ替えが実行された
後の磁気ディスクの物理的な構成図。
【図6】上記実施例の動作を説明するフローチャート。
【図7】この発明の他の実施例の動作を説明するフロー
チャート。
【符号の説明】
1…コンピュータ 2…ワークステーション 3…オペレーティングシステム 4…磁気ディスク 5…ボリューム管理領域 6…アクセスログ領域 7…ユーザーファイル領域 8…退避領域 10…アクセス手段 11…アクセス回数カウント手段 12…ファイル退避手段 13…ファイル並べ替え手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザーファイルをファイルごとに物理
    的領域を分けて記憶するユーザー領域とユーザーファイ
    ルの書き込みができないようにした退避領域とを確保し
    た記憶媒体と、 前記記憶媒体のユーザーファイル領域に対して情報の書
    き込み、読み出しを行うアクセス手段と、 前記記憶媒体のユーザーファイル領域に記憶されている
    ユーザーファイルを前記退避領域に一時的に退避させる
    退避手段と、 前記退避領域に退避されたユーザーファイルを前記ユー
    ザーファイル領域に物理的な空領域を作らないようにし
    て前記アクセス手段の物理的なアクセス時間が速い場所
    から順に記憶し直すファイル整理手段とを備えて成るフ
    ァイル管理装置。
  2. 【請求項2】 ユーザーファイル領域とユーザーファイ
    ルごとのアクセス履歴を記憶するアクセスログ領域とユ
    ーザーファイルの書き込みができないようにした退避領
    域を確保した記憶媒体と、 前記記憶媒体のユーザーファイル領域に対する情報の書
    き込み、読み出しを行うアクセス手段と、 前記アクセス手段がアクセスするユーザーファイルごと
    のアクセス回数をカウントし、前記記憶媒体のアクセス
    ログ領域にカウント値を記録するアクセスカウント手段
    と、 前記アクセスログ領域に記録されているユーザーファイ
    ルごとのアクセス履歴情報に基づいて、頻繁にアクセス
    されているユーザーファイル順に前記アクセス手段のア
    クセス時間の速い物理的な領域から順番に空領域を作ら
    ないように記憶し直すファイル並べ替え手段と、 前記ファイル並べ替え手段によるユーザーファイルの並
    べ替え作業中に、他のユーザーファイルの書き込みが必
    要になった領域に記憶されているユーザーファイルを前
    記退避領域に一時的に退避させるファイル退避手段とを
    備えて成るファイル管理装置。
JP3080214A 1991-04-12 1991-04-12 ファイル管理装置 Pending JPH0652019A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6389549B1 (en) 1997-09-30 2002-05-14 Nec Corporation List management system, a list management method, a recording medium wherein a computer program for realizing the list management system is recorded and a packet exchange wherein the list management system is applied
JP2015050636A (ja) * 2013-09-02 2015-03-16 株式会社日立情報通信エンジニアリング 自動応答システム、自動応答方法

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