JPH0613124U - コイルボビン - Google Patents

コイルボビン

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JPH0613124U
JPH0613124U JP5834492U JP5834492U JPH0613124U JP H0613124 U JPH0613124 U JP H0613124U JP 5834492 U JP5834492 U JP 5834492U JP 5834492 U JP5834492 U JP 5834492U JP H0613124 U JPH0613124 U JP H0613124U
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JP
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coil bobbin
primary coil
coil
bobbin
pin terminal
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型化せず簡単な構造で、しかも外力に対し
て強いトランス用コイルボビンを供給する。 【構成】 1次用及び2次用の各コイルボビンを組み合
わせ使用するコイルボビンの、2次コイルボビン8は、
端子台12に設けるピン端子3を直線状とし、1次コイ
ルボビン1は、1次コイル用鍔15に向い合った鍔を広
幅にして、補強ピン端子用鍔16とし、この広幅の鍔に
補強ピン端子5を設けた構造の各コイルボビンを組み合
わせた構造のコイルボビンを供する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電子機器に用いられるトランス用コイルボビンに関係する。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術について、カレントトランスの例を用いて以下説明する。従来、家 電機器、情報機器、産業機器等の電子機器の電源回路等に配置され、入力電流を 電圧に変換出力し、その出力電圧により入力電流の過電流を検知して回路等を保 護するために用いられるカレントトランス等を構成するコイルボビン構造は、図 5から図7に示すような構造をしている。図5、図6及び図7に示すように、U 字型の1次コイル4を組みつけた1次コイルボビン1の開口部14に、巻線され た2次コイルボビン8を挿入し、2つのコイルボビンの貫通孔9、11を一致さ せ、この中央に設けられた貫通孔9、11に磁芯2が挿入されて、トランスが構 成されている。このトランスにおいて、2次コイルボビン8には、数千ターンの 巻線が2次コイル13として巻線され、その端末が2次コイルのピン端子3に接 続され、図6に示すトランスを構成する。図7にはこのトランスを側方から見た 断面図である。従来のトランスは、図7で示す矢印方向からの外力に対して2次 コイルボビンが変形しコイルの変形や断線あるいはピン端子の抜け等による故障 が発生し、実装後の信頼性が落ちるという問題があった。そこで図5の上方に示 すように、2次コイルボビン8のピン端子3の内側先端部17のように、2次コ イルボビン8の端子台12の側方に引き出し、抜けを防止していた。この方法は 2次コイルの大きさを大きくし、ピン端子の成形や植設等の費用増となる問題が あった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の課題は、上述の問題を解消した製品を大型化せず簡単な構造で、しか も外力に対して強い構造のトランス用コイルボビンを供給することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の課題を解決するため、1次用及び2次用の各コイルボビンを組 み合わせ使用するコイルボビンの、2次コイルボビンに設けるピン端子を直線状 とし、従来2次コイルの側方に突出していた2次コイルピン端子の先端部に等し い幅だけ1次コイルボビンの1次コイル用鍔に向い合った側壁を広幅にし、この 広幅の補強ピン端子用鍔に補強ピン端子を設けた構造の2次コイルボビンを組み 合わせた構造のコイルボビンを供する。
【0005】 即ち、本考案は、筒状の絶縁材料からなる巻芯の両端に鍔を有するコイルボビ ンの一方の鍔の一部を肉厚にして複数本のピン端子を設定した2次コイルボビン と、箱状の絶縁材料からなるコイルボビンで、その箱体の向い合う側壁の中央に 貫通孔を設け、箱体の該側壁の1つを肉厚に加工し、1次コイル用鍔を形成し、 該1次コイル用鍔部の中央上方には、U字型の1次コイルを挿入する1次コイル 挿入部が溝状に加工され、該溝内に1次コイルの開放端の幅に等しい幅で1次コ イル用鍔部の下面に通ずる1次コイル用貫通孔が加工された箱状の1次コイルボ ビンを準備し、各々のボビンに巻線又はコイルを挿着し、1次コイルボビンの中 央の開口部に2次コイルボビンを挿入し、各々の貫通孔を合わせて、該貫通孔に 磁芯を挿入し、更に、1次コイルボビンの外周部に沿わせて磁芯を配置し、全体 で磁路を形成して1次コイル及び2次コイルによりトランスを構成する構造のコ イルボビンにおいて、2次コイルボビンの肉厚側の鍔に直線状のピン端子を植設 した2次コイルボビンと、箱状の1次コイルボビンの1次コイル用鍔に対向する 箱体の側壁の厚みを、植設される補強ピン端子の直径の2倍以上の幅に厚くした 補強ピン端子用鍔を形成し、該補強ピン端子用鍔に補強ピン端子を植設した1次 コイルボビンを組み合わせた構造を特徴とするコイルボビンである。
【0006】
【作用】
組み合わせ使用される2つのコイルボビンのうち、2次コイルボビンのピン端 子を直線状のピン端子にして加工性及び植設性をよくし、1次コイルボビンの薄 い鍔を内側に厚くし、ここに直線状の補強ピン端子を設けることにより、安価に 全体の強度を高められる。
【0007】
【実施例】
以上、本考案の実施例について、図面を参照して説明する。図1は、本考案の 一実施例のコイルボビンの分解組立外観斜視図、図2は、図1に示す本考案のコ イルボビンの下方から見た分解組立外観斜視図、図3は、図1に示す本考案のコ イルボビンを用いたカレントトランスの外観斜視図、図4は、図3に示すカレン トトランスの断面側面図である。図1及び図2において、絶縁材料からなる2次 コイルボビン8の巻芯6の両端に鍔7が設けられ、一方の鍔の一部を広幅とし、 2次コイルボビンの端子台12とし、この2次コイルボビンの端子台12に複数 本のピン端子3を植設してある。この2次コイルボビンに組み合わせて用いる1 次コイルボビンは、図1の中央部及び図2の下段に示すように、絶縁材料からな る箱状で、その内側下方に開口部14があり、この開口部14に2次コイルボビ ン8を収納できる。1次コイルボビン1の中央側面には磁芯を通す貫通孔9が設 けられ、この貫通孔9は1次コイルボビン1と2次コイルボビン8が組み合わせ られたときその位置が一致するよう設計されている。1次コイルボビン1の開口 部14両側は、広幅の1次コイル用鍔15と向かい合って、補強ピン端子用鍔1 6を、植設される補強ピン端子の直径の2倍の厚さにしてある。補強ピン端子用 鍔16はなるべく薄くする必要はあるが補強ピン端子の植設部強度を保持するた め補強ピン端子の直径の2倍は必要である。2次コイルボビンの端子台12から 突出しているピン端子3の内側先端部17の長さだけ厚くして設けてある。この 補強ピン端子用鍔16に直線状のピンを補強ピン端子5として植設したものであ る。図1の分解組立図に示すように、1次コイルボビン1の1次コイル挿入部1 0にU字型の1次コイル4を挿入し、1次コイルを完成し、2次コイルは2次コ イルボビン8の巻芯6に巻線し、ピン端子3に終端し、2次コイルを完成する。 1次コイルボビン1の開口部14に2次コイルボビン8を挿入し、貫通孔9、1 1に磁芯2を挿入し、固定して完成する。実装は、基板に1次コイル4の先端と 2次コイルボビンのピン端子3及び補強ピン端子5をはんだで固定されるのでコ イルボビン全体が確実に基板に固定され、1次コイルボビン1も両側の鍔が固定 された状態になるので側方からの外力に対しても安定である。本実施例のコイル ボビンを用いてカレントトランスを作成し、実装したところ、トランスの破損や 故障は皆無にできた。
【0008】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によるコイルボビンは外力に対して強い構造となり、 変形、断線、ピン端子の抜け防止ができ、補強ピン端子は簡単な棒状なので加工 植設が簡単なので、トランスの大きさを変えることなく安価に信頼性のあるコイ ルボビンが供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例のコイルボビンの分解組立外
観斜視図。
【図2】図1に示す本考案のコイルボビンの下方から見
た分解組立外観斜視図。
【図3】図1に示す本考案のコイルボビンを用いたカレ
ントトランスの外観斜視図。
【図4】図3に示すカレントトランスの断面側面図。
【図5】従来のコイルボビンの下方より見た分解組立外
観斜視図。
【図6】図5に示す従来のコイルボビンを用いたカレン
トトランスの外観斜視図。
【図7】図6に示すカレントトランスの断面側面図。
【符号の説明】
1 1次コイルボビン 2 磁芯 3 ピン端子 4 1次コイル 5 補強ピン端子 6 巻芯 7 (2次コイルボビンの)鍔 8 2次コイルボビン 9 (1次コイルボビンの)貫通孔 10 1次コイル挿入部 11 (2次コイルボビンの)貫通孔 12 (2次コイルボビンの)端子台 13 2次コイル 14 開口部 15 1次コイル用鍔 16 補強ピン端子用鍔 17 (ピン端子の)内側先端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状の絶縁材料からなる巻芯の両端に鍔
    を有するコイルボビンの一方の鍔の一部を肉厚にして複
    数本のピン端子を設定した2次コイルボビンと、箱状の
    絶縁材料からなるコイルボビンで、その箱体の向い合う
    側壁の中央に貫通孔を設け、箱体の該側壁の1つを肉厚
    に加工し、1次コイル用鍔を形成し、該1次コイル用鍔
    部の中央上方には、U字型の1次コイルを挿入する1次
    コイル挿入部が溝状に加工され、該溝内に1次コイルの
    開放端の幅に等しい幅で1次コイル用鍔部の下面に通ず
    る1次コイル用貫通孔が加工された箱状の1次コイルボ
    ビンを準備し、各々のボビンに巻線又はコイルを挿着
    し、1次コイルボビンの中央の開口部に2次コイルボビ
    ンを挿入し、各々の貫通孔を合わせて、該貫通孔に磁芯
    を挿入し、更に、1次コイルボビンの外周部に沿わせて
    磁芯を配置し、全体で磁路を形成して1次コイル及び2
    次コイルによりトランスを構成する構造のコイルボビン
    において、2次コイルボビンの肉厚側の鍔に直線状のピ
    ン端子を植設した2次コイルボビンと、箱状の1次コイ
    ルボビンの1次コイル用鍔に対向する箱体の側壁の厚み
    を、植設される補強ピン端子の直径の2倍以上の幅に厚
    くした補強ピン端子用鍔を形成し、該補強ピン端子用鍔
    に補強ピン端子を植設した1次コイルボビンを組み合わ
    せた構造を特徴とするコイルボビン。
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