JPH06130946A - 演奏情報検索装置 - Google Patents

演奏情報検索装置

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JPH06130946A
JPH06130946A JP4304498A JP30449892A JPH06130946A JP H06130946 A JPH06130946 A JP H06130946A JP 4304498 A JP4304498 A JP 4304498A JP 30449892 A JP30449892 A JP 30449892A JP H06130946 A JPH06130946 A JP H06130946A
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JP
Japan
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search
data
performance data
input
performance
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Pending
Application number
JP4304498A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Matsuda
達也 松田
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH06130946A publication Critical patent/JPH06130946A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は予め作成された演奏データ中から所
望の演奏データを検索する演奏情報検索装置に関し、操
作者が、編集又は確認すべき演奏データ上の位置を容易
に探すことのできる演奏情報検索装置を提供することを
目的とする。 【構成】 本発明の演奏情報記録装置は、演奏データを
記憶する記憶手段12と、検索データを入力する入力手
段15a〜15d、16(18)と、入力手段で検索デ
ータが入力された際、この検索データに基づき前記記憶
手段中の演奏データを検索する検索手段10と、この検
索手段10で検索された演奏データに係る情報を出力す
る出力手段17(19、20、21)とにより構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め作成された演奏デ
ータ中から所望の演奏データを検索する演奏情報検索装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子ピアノ、電子オルガン或いは
シンセサイザ等といった電子楽器が開発され、広く普及
されるに至っている。かかる電子楽器は、例えば鍵盤や
操作パネルを操作することにより生成される演奏データ
を電子楽器内部に設けられた音源に与えることにより、
演奏データに応じた楽音を発生する。
【0003】一方、かかる電子楽器の機能を補助して利
用価値を高めるために、シーケンサと呼ばれる演奏情報
記録再生装置が開発され実用に供されている。
【0004】シーケンサは演奏データを記憶する記憶手
段を備え、鍵盤装置や操作パネル等で発生された演奏デ
ータを記憶する演奏情報記録装置として機能すると共
に、記憶手段に記憶されている演奏データを読み出して
音源等に出力する演奏情報再生装置として機能する。こ
のようなシーケンサは、独立した装置として提供される
場合、又は電子楽器に組み込まれて提供される場合があ
る。
【0005】ところで、上記シーケンサは、単に演奏デ
ータの記録再生装置として利用されるにとどまらず、所
望の演奏データを作成するために使用されることが多
い。
【0006】演奏データ作成のためにシーケンサを使用
する場合は、 演奏データの入力 入力された演奏データの編集 編集された演奏データの確認 の各ステップが実施される。そして、上記〜の各ス
テップを繰り返し実行することにより、所望の演奏デー
タが完成される。
【0007】上記の演奏データの入力方法としては、
従来、リアルタイム入力、ステップ入力等が知られてい
る。リアルタイム入力は、シーケンサに接続された鍵盤
装置等を実際に操作し、その操作に応じて発生されたデ
ータを演奏データとして記憶手段に記憶させる方法であ
る。リアルタイム入力は、鍵盤を弾くという簡単な操作
で演奏データを入力できるので広く一般的に用いられて
いる。
【0008】ステップ入力は、操作パネルの所定のスイ
ッチを操作することにより音符を1つ1つ数値データと
して入力し、順次記憶手段に記憶させる方法である。ス
テップ入力は、正確に音符を入力することができるの
で、専門の音楽家に好んで用いられている。
【0009】また、上記の演奏データの編集は、次の
ようにして行われる。即ち、操作者は、操作パネルのス
イッチ等を操作することにより、記憶手段に記憶された
演奏データ中の変更を加えたい位置を探し、当該位置に
上記入力方法と同じ方法(リアルタイム入力やステップ
入力等)を用いて新たな演奏データを書き込む。
【0010】さらに、上記の演奏データの確認は、次
のようにして行われる。即ち、操作者は、操作パネルの
スイッチ等を操作することにより、記憶手段に記憶され
た演奏データ中の確認したい位置を探し、その位置に、
例えば現在実行中の小節や拍数を示すソングポジション
ポインタを進める。そして、ソングポジションポインタ
で示される位置から演奏データを順次読み出し、読み出
した演奏データを順次音源に送って発音させたり、又
は、表示手段に送って表示させる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、演奏デ
ータの編集にあたっては、上記リアルタイム入力、ステ
ップ入力の何れの方法を用いる場合であっても、操作者
が、操作パネルのスイッチ等を操作して演奏データ中の
修正したい位置を探す必要があるので、操作者は、演奏
データの構成を自ら把握・管理しておく必要があった。
【0012】同様に、演奏データの確認にあたっても、
操作者が、操作パネルのスイッチ等を操作して演奏デー
タ中の確認したい位置を探す必要があるので、操作者
は、演奏データの構成を自ら把握・管理しておく必要が
あった。
【0013】従って、修正や確認したい位置を探す操作
が面倒であると共に、手間がかかるという欠点があっ
た。かかる欠点は、近年、細かい音楽表現を行うために
演奏データが肥大化するにつれて益々増長され、操作者
が演奏データを自ら把握・管理することは困難な状況に
なっている。
【0014】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、操作者が編集又は確認すべき演奏データ上の位置
を容易に探すことのできる演奏情報検索装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、演奏データを記憶する記
憶手段と、検索データを入力する入力手段と、該入力手
段から入力された検索データに基づき前記記憶手段中の
演奏データを検索する検索手段と、該検索手段で検索さ
れた演奏データに係る情報を出力する出力手段、とを具
備したことを特徴とする。
【0016】また、同様の目的で、請求項2に記載の発
明は、楽曲毎に演奏データを記憶する記憶手段と、該記
憶手段に記憶された楽曲の中から所定の楽曲を選択する
選択手段と、検索データを入力する入力手段と、該入力
手段から入力された検索データに基づき前記選択手段で
選択された楽曲に対応する前記記憶手段中の演奏データ
を検索する検索手段と、該検索手段で検索された演奏デ
ータに係る情報を出力する出力手段、とを具備したこと
を特徴とする。
【0017】また、同様の目的で、請求項3に記載の発
明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記入力
手段を、検索データを数値データとして発生する操作パ
ネルとしたことを特徴とする。
【0018】また、同様の目的で、請求項4に記載の発
明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記入力
手段を、検索データを演奏データとして発生する鍵盤装
置としたことを特徴とする。
【0019】また、同様の目的で、請求項5に記載の発
明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記出力
手段を、検索された演奏データに係る演奏情報を表示す
る表示器としたことを特徴とする。
【0020】また、同様の目的で、請求項6に記載の発
明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記出力
手段を、検索された演奏データに係る演奏情報に基づき
楽音を発生する楽音発生手段としたことを特徴とする。
【0021】更に、同様の目的で、請求項7に記載の発
明は、請求項1乃至6に記載の発明において、各請求項
の構成に加え、検索の続行を指示する指示手段を設けた
ことを特徴とする。
【0022】
【作用】請求項1に記載の発明においては、記憶手段に
演奏データが記憶されている状態において検索データを
入力することにより、この検索データに基づいて上記記
憶手段に記憶されている演奏データ中を検索し、検索さ
れた演奏データに係る情報を出力する。
【0023】これにより、例えば所定のフレーズを示す
演奏データを検索データとして入力することで、同一フ
レーズを有する演奏データを記憶手段中から見いだし、
その演奏データに係る情報、例えば演奏データ自体とそ
の記憶位置に関する情報を出力することができる。従っ
て、操作者は、検索データを入力するという簡単な操作
で、同一フレーズの演奏データが存在する旨、及び当該
フレーズが存在する演奏データの位置を知ることができ
る。
【0024】従って、従来のように演奏データの構成を
把握・管理していなくても、検索された演奏データ位置
における編集作業や、演奏データの確認作業等を簡単に
行うことができる。
【0025】請求項2に記載の発明においては、記憶手
段に楽曲毎の演奏データが記憶されている状態におい
て、選択手段で所望の楽曲を選択し、且つ検索データを
入力することにより、この検索データに基づいて上記記
憶手段に記憶されている演奏データのうち選択手段で選
択された楽曲に対応する演奏データ中を検索し、検索さ
れた演奏データに係る情報を出力する。
【0026】これにより、上記請求項1に記載の発明に
より実現される作用効果に加え、記憶手段に複数の楽曲
に対応する演奏データを記憶させて記憶手段の使用効率
を高めたシステムであっても、所望の楽曲に対応する演
奏データの検索ができるので、作成した演奏データの管
理や取扱いも便利なものとなる。
【0027】請求項3に記載の発明においては、検索デ
ータを入力する入力手段として、数値データを入力でき
る操作パネルを用いている。これにより、ステップ入力
と同様の方法で検索データを入力することができるの
で、正確且つ細かな検索データの入力ができる。
【0028】請求項4に記載の発明においては、検索デ
ータを入力する入力手段として、演奏データを生成して
出力する鍵盤装置を用いている。これにより、リアルタ
イム入力と同様の方法で検索データを入力することがで
きるので、入力操作が簡単になる。
【0029】請求項5に記載の発明においては、検索さ
れた演奏データに係る情報を出力する出力手段として、
演奏データに係る情報を表示する表示器を用いている。
これにより、検索された演奏データに係る情報、例えば
検索された演奏データの現在位置を示す情報等を表示で
きるので、目的とする演奏データの変更が容易になる。
【0030】請求項6に記載の発明においては、検索さ
れた演奏データに係る情報を出力する出力手段として、
演奏データに基づき楽音を発生する楽音発生手段を用い
ている。これにより、例えば検索された演奏データ自体
を楽音発生手段に送ることにより楽音を発生させて耳で
確認できるので、所望の演奏データが検索された旨及び
その演奏データを容易に知ることができる。
【0031】請求項7に記載の発明においては、上述し
た請求項1〜6記載の各発明において、検索の続行を指
示できるようにしている。これにより、同一検索データ
に対して複数の演奏データの位置を知ることができる。
従って、所望の演奏データの位置を探す操作が簡単にな
り編集や確認作業が簡単且つ便利になる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の演奏情報検索装置の実施例に
つき図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下で
は、記憶手段に記憶された演奏データの検索を実現する
ための構成及び動作を主体に説明する。
【0033】図1は、本発明に係る演奏情報検索装置
を、シーケンサ機能を装備した電子楽器に適用した場合
の概略構成を示すブロック図である。
【0034】図1において、10は検索手段としてのC
PUである。このCPU10は、リードオンリメモリ
(以下、「ROM」という)11に格納されている制御
プログラムに従って、本発明の演奏情報検索装置が含ま
れる電子楽器の全体を制御するものである。本発明の特
徴に係る検索処理も、このCPU10により実現されて
いる(詳細は後述する)。
【0035】このCPU10には、ROM11、ランダ
ムアクセスメモリ(以下、「RAM」という)12、外
部記憶装置13、MIDIインタフェース14、操作パ
ネル15、鍵盤装置18及び音源19が接続されてい
る。
【0036】ROM11には、上述したCPU10を制
御するための制御プログラムの他、CPU10が各種処
理に用いる種々の固定データが記憶される。このROM
11の記憶内容は、CPU10によりアクセスされる。
【0037】RAM12は、制御プログラムの実行に必
要な種々のデータを一時記憶するものであり、例えばデ
ータバッファ、レジスタ、フラグ等の各領域が定義され
る。また、このRAM12は、演奏データを一時的に記
憶する記憶手段として用いられる。
【0038】即ち、RAM12には、外部記憶装置13
から読み出した演奏データ、外部装置からMIDIイン
タフェース14を介して供給される演奏データ、鍵盤装
置18から供給される演奏データ、又は操作パネル15
を用いて入力された演奏データが一時的に記憶される。
【0039】このRAM12に記憶された演奏データが
編集処理、つまり検索処理、変更処理等の対象となる。
なお、編集が完了した演奏データは、外部記憶装置13
又はMIDIインタフェース14を介して接続される外
部装置としてのパーソナルコンピュータ等に転送されて
記憶される。
【0040】RAM12には、複数の楽曲(以下、「ソ
ング」という)に対応する演奏データを同時に記憶する
ことができる。各ソングに対応する演奏データには「ソ
ングナンバ」と呼ばれる固有の番号が付されており、編
集の対象となる演奏データは、このソングナンバにより
特定される。
【0041】外部記憶装置13は、演奏データをソング
毎に記憶する記憶装置である。この外部記憶装置13と
しては、例えばフロッピーディスク、ハードディスク、
書換可能な光ディスク、磁気テープ等を使用することが
できる。かかる外部記憶装置を備えることにより、当該
電子楽器を、大量の演奏データの取扱いが可能なシーケ
ンサとして機能させることができる。
【0042】MIDIインタフェース14は、この電子
楽器と外部装置との間のMIDIデータの受け渡しを制
御するものである。外部装置としては、例えばMIDI
データを送受するパーソナルコンピュータが接続され
る。
【0043】操作パネル15は、本電子楽器に各種動作
を指示するスイッチ15a〜15d、設定すべき数値を
入力するダイヤル16及び所定の情報を表示する表示器
17から構成されている。なお、図1に示した操作パネ
ル15は、電子楽器を演奏情報検索装置として機能させ
るために必要な部分のみを記載している。
【0044】スイッチには、検索スイッチ15a、入力
スイッチ15b、及びカーソル移動スイッチ15c、1
5dが含まれる。検索スイッチ15aは、検索処理を開
始させるためのスイッチである。入力スイッチ15b
は、表示器17に置数された数値データをCPU10に
送るべきことを指示するスイッチである。
【0045】カーソル移動スイッチ15c、15dは、
入力手段及び選択手段のそれぞれ一部、並びに指示手段
として用いられるものであり、表示器17に表示される
カーソルを移動させると共に、検索の続行を指示するた
めのスイッチである。
【0046】これら各スイッチのオン又はオフ状態は、
パネルスキャン回路(図示しない)により検出され、パ
ネルスイッチ情報としてCPU10に送出される。CP
U10は、パネルスイッチ情報を参照して各種処理のト
リガーに使用する。
【0047】ダイヤル16は、入力手段及び選択手段の
各一部であり、例えばロータリーエンコーダで構成され
る。このダイヤル16は、右に回すことにより数値が増
加し、左に回すことにより数値が減少するように制御さ
れる。このダイヤル16で入力された数値は、表示器1
7に表示されると共にCPU10に送られる。
【0048】表示器17は、例えばLCDで構成される
ものであり、例えば図3に示すように、14列×2行の
文字表示器として構成される。表示器17は、CPU1
0の制御により、各種メッセージの表示、検索データを
入力する際のガイダンス等として使用される。
【0049】この表示器17の表示内容は、CPU10
から送られてくるデータに従う。なお、表示器17は、
14列×2行の表示容量に限らず、任意の大きさのもの
を使用できる。表示器17の表示容量を大きくすること
により、後述するように、大きい検索データを指定する
ことができる。
【0050】検索処理に先だって、検索対象となるソン
グを選択する際は、例えば図3に示すように、ソングナ
ンバを、表示器17を見ながらカーソル移動キー15
c、15d及びダイヤル16を操作して直接入力する。
【0051】鍵盤装置18は、通常の演奏を行う場合
(以下、「通常演奏モード」という)は楽音の音程を指
示するために使用される。また、この鍵盤装置18は、
本発明の特徴に直接関係する検索処理を行うモード(以
下、「検索モード」という)では、検索データを入力す
る入力手段としても用いられる(詳細は後述する)。
【0052】この鍵盤装置18からの各鍵のオン/オフ
を示す信号は、各鍵に対応したビット列でなる押鍵情報
として、CPU10の制御の下に、RAM12に格納さ
れる。この押鍵情報は、必要に応じて例えばMIDIフ
ォーマットの演奏データに変換されてRAM12に記憶
される。
【0053】音源19は、CPU10から送られてきた
音程や音量を指示する楽音データに従って楽音信号を発
生するものである。この音源19で発生された楽音信号
は、増幅器20に供給される。
【0054】増幅器20は、入力された楽音信号を所定
の増幅率で増幅して出力する周知のものである。この増
幅器20で所定の増幅が行われた楽音信号は、スピーカ
21に供給される。
【0055】スピーカ21は、電気信号としての楽音信
号を音響信号に変換する周知のものである。このスピー
カ21により、鍵盤装置10の鍵の押下に対応した楽
音、又はRAM12から読み出した演奏データに対応し
た楽音が放音されることになる。
【0056】次に、上記の構成において、本発明に係る
演奏情報検索装置の動作につき、図2に示したフローチ
ャートを参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説
明では、本発明に関係する部分を図面に示し、説明を加
える。
【0057】この演奏情報検索装置では、検索処理を実
行する際は、次の操作を行うものとする。即ち、先ず図
3に示すように、操作パネル15のカーソル移動スイッ
チ15a、15bを用いてカーソルを7bに移動し、ダ
イヤル16を操作してソングナンバを置数する。この
際、ダイヤル16を右に回せば表示される数値が増加
し、左に回せば減少する。
【0058】次いで、入力スイッチ15bを押下してソ
ングナンバを入力する。これにより表示器17は、例え
ば図4(a)に示すように、検索データの入力を促す画
面となるので、操作者は、カーソル移動スイッチ15
c、15dを用いて検索データを置数する。次いで、入
力スイッチ15bを押下して検索データを入力する。こ
れにより、検索処理が開始される。
【0059】図2は検索処理を示すフローチャートであ
り、図示しないメインルーチンから一定周期でコールさ
れるものである。
【0060】検索処理では、先ず、検索スイッチ15a
が押されたか否かが調べられる(ステップS10)。こ
れは、図示しないパネルスキャン回路で検出したスイッ
チのオン又はオフ状態を示すパネルスイッチ情報を調べ
ることにより行われる。
【0061】ここで、検索スイッチがオンでないことが
判断されると、何等の処理をも行うことなくこの検索処
理を終了する。一方、検索スイッチがオンにされたこと
が判断されると、検索対象演奏データの選択が行われる
(ステップS11)。
【0062】即ち、検索スイッチ15aが押されること
により、例えば図3に示すような、「SONG−SEL
ECT」なるメッセージが表示されるので、操作者はカ
ーソルを7bに移動させダイヤル16を操作してソング
ナンバを置数する。次いで、入力スイッチ15bを押す
ことにより、置数されたソングナンバがCPU10に送
られる。以下の検索処理では、上記ソングナンバに対応
する演奏データが選択され、検索対象演奏データとされ
る。
【0063】次いで、検索データの入力が行われる(ス
テップS12)。即ち、上記ステップS11で検索対象
演奏データが確定すると、例えば図4(A)に示すメッ
セージが表示されるので、操作者はカーソルを3bに移
動させダイヤル16を操作して音名を置数する。図で
は、検索データの第1番目の音として、音名「C1」を
置数した例を示している。
【0064】同様に、カーソルを6bに移動させダイヤ
ル16を操作して第2番めの音名(図では音名「D
3」)を置数し、更に、カーソルを9bに移動させダイ
ヤル16を操作して第3番めの音名(図では音名「F
2」)を置数する。
【0065】次いで、入力スイッチ15bを押下するこ
とにより、置数された音名列「C1,D3,F2」がC
PU10に送られる。以下の検索処理では、上記音名列
を検索データとして検索処理が行われる。このように、
音名を検索データとする構成によれば、同じ音名列、即
ちフレーズを有する演奏データを検索することができ
る。
【0066】なお、上記の例では、検索データとして3
音分の音名列を入力する場合を示したが、入力する音名
の数は表示器18に置数できる範囲で任意である。ま
た、検索データとなる音名列を複数回に分けて入力する
ように構成することもできる。かかる構成によればより
長い音名列を検索データとすることができる。
【0067】また、上記の例では、音名を検索データと
して与える場合について説明したが、ベロシティ値を検
索データとすることもできる。例えば図4(B)に示す
ように、上記音名の入力の場合と同様の操作で表示器1
7にベロシティ値を置数する。そして、入力スイッチ1
5bを押下して、置数されたベロシティ値列を検索デー
タとしてCPU10に送る。
【0068】この構成によれば、同じベロシティ値列、
即ち音の強弱の変化を有する演奏データを検索すること
ができる。この場合も、上記音名の場合と同様に、検索
データとしてのベロシティ値列の長さは任意に決めるこ
とができる。
【0069】また、検索データとしてビート値を与える
ように構成することもできる。例えば図4(C)に示す
ように、上記音名の入力の場合と同様の操作で表示器1
7にビート値を置数する。そして、入力スイッチ15b
を押下して、置数されたビート値列を検索データとして
CPU10に送る。
【0070】この構成によれば、同じビート値列、即ち
音のビートの変化を有する演奏データを検索することが
できる。この場合も、上記音名の場合と同様に、検索デ
ータとしてのビート値列の長さは任意に決めることがで
きる。
【0071】さらに、上記音名、ベロシティ、ビートの
何れかを選択的に検索データとするように構成すること
もできる。例えば、操作パネル15に、検索データの種
類を選択するスイッチを設け、このスイッチで選択され
た検索データの種類に応じて表示器17に所定のガイダ
ンスを表示し、それぞれ所定の検索データを入力させる
ように構成する。
【0072】または、表示器17の所定の位置に検索デ
ータの種類を入力するフィールドを設け、このフィール
ドに入力された検索データの種類に対応して、例えば上
述したような音名、ベロシティ又はビートに対応する検
索データを入力させるように構成する。
【0073】かかる構成によれば、検索データの種類を
必要に応じて選択することができるので、より使い勝手
に優れた演奏情報検索装置を実現することができる。
【0074】更に、上記音名、ベロシティ及びビートの
全てを検索データとして入力し、これら全ての条件を満
足するような検索を行わせることもできる。この構成に
よれば、より厳密に所望の演奏データを検索できるとい
う効果がある。
【0075】なお、上記の説明では、音名、ベロシテ
ィ、ビートの各データを検索データとする場合について
説明したが、上記以外のデータを検索データとすること
ができることは勿論である。
【0076】上述した検索データの入力は、所謂ステッ
プ入力と同じ方法で行っているが、リアルタイム入力に
より検索データの入力を行うこともできる。即ち、ステ
ップS12で検索データの入力を促す状態で鍵盤装置1
8が操作されることにより、その鍵盤装置18の操作に
伴って発生される演奏データを検索データとする。
【0077】即ち、鍵盤操作により発生された演奏デー
タから、音名列、ベロシティ値列及びビート値列を抽出
し、これらを各別に検索データとする。または、音名
列、ベロシティ値列及びビート値列の全てを検索データ
とする。この方法によれば検索データを簡単に入力する
ことができる。
【0078】このようにして検索データの入力が完了す
ると、次いで、検索処理が行われる(ステップS1
2)。この検索処理は、選択されたソングに対応する演
奏データを順次読み出して上記検索データと比較する処
理である。
【0079】この検索処理で行う比較処理では、検索デ
ータと同一の数値列を有する演奏データが、選択された
ソングに対応する演奏データ中に存在するか否かを調べ
る。即ち、演奏データの先頭から検索データと同じ長さ
の演奏データを切り出し、これを検索データと比較す
る。この動作を、演奏データの切り出し位置を順次増加
させながら演奏データがなくなるまで繰り返す。
【0080】なお、上述した例では、検索データと演奏
データとが完全に一致する場合について説明したが、検
索データに所定の幅を持たせて比較するように構成して
も良い。例えば、音名を検索データとする場合に、音名
「D3」が検索データとして指定されると、音名「C
3」及び「E3」までを音名「D3」として比較処理を
行うように構成する。ベロシティ値、ビート値について
も同様に、入力された値の前後所定範囲内において比較
処理を行う。
【0081】かかる構成によれば、同一のみならず類似
の音名列、ベロシティ値列又はビート値列を有する演奏
データを検索することができる。この方法は、リアルタ
イム入力で検索データを入力する場合に、正確な検索デ
ータ列を入力することができないという欠点を除去する
ことができる。特にリアルタイム入力で入力された楽音
のベロシティ値で演奏データを検索するような場合に有
効である。
【0082】また、比較処理においては、与えられた検
索データを構成する各データが含まれる演奏データ列を
検索するように構成することもできる。例えば、音名
「C1,D3,F2」が与えられた場合に、所定範囲、
例えば1小節の演奏データ内に、上記音名「C1,D
3,F2」の3音を含む小節を検索する構成とする。
【0083】この構成によれば、例えばリアルタイム入
力で作成された演奏データ中にミスタッチによる余分な
音に対応する演奏データが含まれていても、この余分な
音を除いて検索をすることができるという利点がある。
【0084】このようにして、検索データに対応して切
り出した演奏データの比較処理が行われた結果、検索デ
ータが発見されたか否か、つまり設定された検索条件を
満たす演奏データ列が発見されたか否かが調べられる
(ステップS14)。ここで、検索データが発見されな
いことが判断されると、データの終了か否か、つまり演
奏データの終了まで比較処理を行ったか否かが調べられ
る(ステップS15)。そして、データの終了であるこ
とが判断されると、この検索処理を終了する。
【0085】一方、演奏データの終了まで比較処理を行
っていないことが判断されるとステップS13に戻り、
次の演奏データを切り出して同様の処理が行われる。
【0086】上記ステップS13、S14及びS15の
繰り返し実行過程で、ステップS14において検索デー
タが発見された旨が判断されると、ソングポジションポ
インタを発見された演奏データ列の位置に移動する(ス
テップS16)。ここでソングポジションポインタは、
現在、何小節目の何拍目を実行しているかを示すポイン
タである。
【0087】次いで、検索結果の出力が行われる(ステ
ップS17)。この検索結果の出力は、例えば図5に示
すような情報を操作パネル15の表示器17に表示する
処理である。図5では、検索データに対応する演奏デー
タが、6小節目の3拍目以降に存在することを示してい
る。
【0088】なお、検索結果の出力は、検索された位置
以降の演奏データに基づき楽音を発生することにより行
うこともできる。即ち、ソングポジションポインタから
演奏データを読み出して音源19に送出することによ
り、音源19で演奏データに応じた楽音信号を生成し、
増幅器20を介してスピーカ21に送ることにより楽音
を放音する。これにより、操作者は所望の演奏データが
検索されたことを知ることができる。
【0089】また、上記検索結果の出力は、上記表示器
17への表示及び音源19等による楽音の放音を同時に
行うことにより実現することもできる。この構成によれ
ば、検索結果の認知が容易になる。
【0090】次いで、カーソル移動キーが押されたか否
かが調べられる(ステップS18)。この検索処理の実
行中は、カーソル移動キーは、検索を続行するか否かを
指示するために使用される。ここで、カーソル移動キー
が押されたことが判断されると、ステップS13に戻
り、上述したと同様の動作が繰り返される。
【0091】これにより、同一の検索データに対し連続
した検索処理が可能となり、同じ演奏データが複数回出
現するような場合に、所望の演奏データの位置を簡単に
探すことができる。
【0092】この際、カーソル移動キー15cは前方向
への検索を行うことを、カーソル移動キー15dは、後
ろ方向への検索を行うことを、それぞれ指示するために
使用される。これにより、任意の方向への検索が可能と
なり、より操作性に優れた演奏情報検索装置が実現され
ている。
【0093】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれば
操作者が、編集又は確認すべき演奏データ上の位置を容
易に探すことのできる演奏情報検索装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る演奏情報検索装置の実施例の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】本発明の実施例におけるソング選択の入力動作
を説明するための図である。
【図4】本発明の実施例における検索データの入力動作
を説明するための図である。
【図5】本発明の実施例における検索結果の出力例を示
す図である。
【符号の説明】
10 CPU 11 ROM 12 RAM 13 外部記憶装置 14 MIDIインタフェース 15 操作パネル 15a 検索スイッチ 15b 入力スイッチ 15c カーソル移動スイッチ 15d カーソル移動スイッチ 16 ダイヤル 17 表示器 18 鍵盤装置 19 音源 20 増幅器 21 スピーカ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏データを記憶する記憶手段と、 検索データを入力する入力手段と、 該入力手段から入力された検索データに基づき前記記憶
    手段中の演奏データを検索する検索手段と、 該検索手段で検索された演奏データに係る情報を出力す
    る出力手段、 とを具備したことを特徴とする演奏情報検索装置。
  2. 【請求項2】 楽曲毎に演奏データを記憶する記憶手段
    と、 該記憶手段に記憶された楽曲の中から所定の楽曲を選択
    する選択手段と、 検索データを入力する入力手段と、 該入力手段から入力された検索データに基づき前記選択
    手段で選択された楽曲に対応する前記記憶手段中の演奏
    データを検索する検索手段と、 該検索手段で検索された演奏データに係る情報を出力す
    る出力手段、 とを具備したことを特徴とする演奏情報検索装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、前記入力手段
    は、検索データを数値データとして発生する操作パネル
    であることを特徴とする演奏情報検索装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、前記入力手段
    は、検索データを演奏データとして発生する鍵盤装置で
    あることを特徴とする演奏情報検索装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2において、前記出力手段
    は、検索された演奏データに係る情報を表示する表示器
    であることを特徴とする演奏情報検索装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2において、前記出力手段
    は、検索された演奏データに係る情報に基づき楽音を発
    生する楽音発生手段であることを特徴とする演奏情報検
    索装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6において、各請求項の構
    成に加え、検索の続行を指示する指示手段を設けたこと
    を特徴とする演奏情報検索装置。
JP4304498A 1992-10-19 1992-10-19 演奏情報検索装置 Pending JPH06130946A (ja)

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JP4304498A JPH06130946A (ja) 1992-10-19 1992-10-19 演奏情報検索装置
US08/643,988 US5756915A (en) 1992-10-19 1996-05-07 Electronic musical instrument having a search function and a replace function

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008250020A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Yamaha Corp 楽音発生装置及びプログラム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03126087A (ja) * 1989-10-11 1991-05-29 Yamaha Corp 演奏情報入力装置および演奏装置

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Effective date: 19970415