JPH061302Y2 - バッテリー自動選別搬送装置 - Google Patents
バッテリー自動選別搬送装置Info
- Publication number
- JPH061302Y2 JPH061302Y2 JP1985043923U JP4392385U JPH061302Y2 JP H061302 Y2 JPH061302 Y2 JP H061302Y2 JP 1985043923 U JP1985043923 U JP 1985043923U JP 4392385 U JP4392385 U JP 4392385U JP H061302 Y2 JPH061302 Y2 JP H061302Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- sprocket
- rotating shaft
- battery
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
- Intermediate Stations On Conveyors (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、自動車の製造工場において、コンベアで搬送
される自動車に必要なバッテリーを自動的に選別搬送し
て搭載する装置に関するものである。
される自動車に必要なバッテリーを自動的に選別搬送し
て搭載する装置に関するものである。
〈従来の技術〉 自動車の製造工場において、自動車のエンジンルーム等
のバッテリー載置部にバッテリーを搭載する作業は、自
動車の搬送ラインの側方床面上にバッテリー貯蔵棚を設
け、このバッテリー貯蔵棚上から作業員が各種のバッテ
リーの中から自動車に搭載すべきバッテリーを選別して
取り出して自動車に持ち運んで搭載していた。
のバッテリー載置部にバッテリーを搭載する作業は、自
動車の搬送ラインの側方床面上にバッテリー貯蔵棚を設
け、このバッテリー貯蔵棚上から作業員が各種のバッテ
リーの中から自動車に搭載すべきバッテリーを選別して
取り出して自動車に持ち運んで搭載していた。
〈考案が解決しようとする問題点〉 上記従来では作業員による手運びによる搬送搭載である
ため、9〜20kgfの重量のバッテリーの運搬には相当
の重筋作業であり、しかもコンベアで移動する自動車に
搭載するので殊更作業員の労力消耗が大きい。また、棚
よりの取り出し時や手運び中に落下させるおそれもあり
危険である。さらに、車種によってはバッテリーを搭載
する部所にフードを支える棒があるために搭載し難い場
合もある。
ため、9〜20kgfの重量のバッテリーの運搬には相当
の重筋作業であり、しかもコンベアで移動する自動車に
搭載するので殊更作業員の労力消耗が大きい。また、棚
よりの取り出し時や手運び中に落下させるおそれもあり
危険である。さらに、車種によってはバッテリーを搭載
する部所にフードを支える棒があるために搭載し難い場
合もある。
本考案は、上記従来の問題点に鑑み、自動的にバッテリ
ーを搬送可能とした装置を提供するものである。
ーを搬送可能とした装置を提供するものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、ハンガーコンベアによって搬送ラインを移動
する自動車に前記搬送ラインの側方の床面に設置された
バッテリー貯蔵棚上のバッテリーを搬送して搭載する装
置であって、 天井下部に前記搬送ラインに沿って前記ハンガーコンベ
アで移動する自動車と等速自動走行可能に設けた走行体
と、 前記走行体に前記搬送ラインとバッテリー貯蔵棚との間
で自動走行可能に設けた横行体と、 前記横行体に支持体を介して上下動可能に案内支持さ
れ、昇降用シリンダによって上下動する昇降体と、 前記昇降体に固設した支持部材に一端を鉛直軸線の第1
回転軸により前記搬送ラインに対し90度の範囲で水平
旋回可能に軸承した第1アームと、 前記第1アームの先端に、前記第1回転軸と平行な鉛直
軸線の第2回転軸により前記搬送ラインに対し180度
の範囲で水平旋回可能に軸支され、先端は水平な面内で
直角に屈曲した第2アームと、 前記第2アームの屈曲先端に、前記第2回転軸と平行な
鉛直軸線の第3回転軸により水平旋回可能に軸支され、
開閉可能な把持爪を有するバッテリー把持装置と、 前記第1回転軸と第2回転軸との上部にスプロケットを
回転自在に設け、これらのスプロケット間をチェーンで
連繋し、前記支持部材に固定され、前記第1回転軸上部
のスプロケットを回転駆動するアーム旋回用シリンダ
と、 前記第2回転軸上部のスプロケットに設けられたピン穴
を有するクラッチ板と、前記第2アームに設けた連結ピ
ン入切用シリンダによって前記クラッチ板のピン穴に挿
脱し、前記第2回転軸上部のスプロケットの回転を第2
アームに伝達する連結ピンと、 前記第1回転軸と第2回転軸との下部にスプロケットを
回転自在に設け、前記第2アームの先端に中間スプロケ
ットを回転自在に設け、前記第3回転軸にスプロケット
を固着し、前記第1回転軸と第2回転軸下部のスプロケ
ット間と、前記第2回転軸下部のスプロケットと前記中
間スプロケット間と、この中間スプロケットと前記第3
回転軸上のスプロケット間のそれぞれをチェーンで連繋
し、前記支持部材に固定され、前記第1回転軸下部のス
プロケットを回転駆動するバッテリー把持装置旋回用シ
リンダと、 前記第1回転軸上に固着された第1アームロック受け
と、この第1アームロック受けに係脱するロック爪とか
らなり、前記第1アームの旋回を拘束並びにフリーとす
る第1アームロック手段と、 前記第2回転軸上に固着された第2アームロック受け
と、この第2アームロック受けに係脱するロック爪とか
らなり、前記第2アームの旋回を拘束並びにフリーとす
る第2アームロック手段とを備えたものである。
する自動車に前記搬送ラインの側方の床面に設置された
バッテリー貯蔵棚上のバッテリーを搬送して搭載する装
置であって、 天井下部に前記搬送ラインに沿って前記ハンガーコンベ
アで移動する自動車と等速自動走行可能に設けた走行体
と、 前記走行体に前記搬送ラインとバッテリー貯蔵棚との間
で自動走行可能に設けた横行体と、 前記横行体に支持体を介して上下動可能に案内支持さ
れ、昇降用シリンダによって上下動する昇降体と、 前記昇降体に固設した支持部材に一端を鉛直軸線の第1
回転軸により前記搬送ラインに対し90度の範囲で水平
旋回可能に軸承した第1アームと、 前記第1アームの先端に、前記第1回転軸と平行な鉛直
軸線の第2回転軸により前記搬送ラインに対し180度
の範囲で水平旋回可能に軸支され、先端は水平な面内で
直角に屈曲した第2アームと、 前記第2アームの屈曲先端に、前記第2回転軸と平行な
鉛直軸線の第3回転軸により水平旋回可能に軸支され、
開閉可能な把持爪を有するバッテリー把持装置と、 前記第1回転軸と第2回転軸との上部にスプロケットを
回転自在に設け、これらのスプロケット間をチェーンで
連繋し、前記支持部材に固定され、前記第1回転軸上部
のスプロケットを回転駆動するアーム旋回用シリンダ
と、 前記第2回転軸上部のスプロケットに設けられたピン穴
を有するクラッチ板と、前記第2アームに設けた連結ピ
ン入切用シリンダによって前記クラッチ板のピン穴に挿
脱し、前記第2回転軸上部のスプロケットの回転を第2
アームに伝達する連結ピンと、 前記第1回転軸と第2回転軸との下部にスプロケットを
回転自在に設け、前記第2アームの先端に中間スプロケ
ットを回転自在に設け、前記第3回転軸にスプロケット
を固着し、前記第1回転軸と第2回転軸下部のスプロケ
ット間と、前記第2回転軸下部のスプロケットと前記中
間スプロケット間と、この中間スプロケットと前記第3
回転軸上のスプロケット間のそれぞれをチェーンで連繋
し、前記支持部材に固定され、前記第1回転軸下部のス
プロケットを回転駆動するバッテリー把持装置旋回用シ
リンダと、 前記第1回転軸上に固着された第1アームロック受け
と、この第1アームロック受けに係脱するロック爪とか
らなり、前記第1アームの旋回を拘束並びにフリーとす
る第1アームロック手段と、 前記第2回転軸上に固着された第2アームロック受け
と、この第2アームロック受けに係脱するロック爪とか
らなり、前記第2アームの旋回を拘束並びにフリーとす
る第2アームロック手段とを備えたものである。
〈作用〉 本考案の作用の概略は、自動車に搭載すべきバッテリー
の指示により、その指示に合ったバッテリー貯蔵棚の位
相まで走行体が縦走し、また横行体が横行動し、アーム
先端のバッテリー把持装置の把持爪が所定のバッテリー
の真上に位置したところで停止する。
の指示により、その指示に合ったバッテリー貯蔵棚の位
相まで走行体が縦走し、また横行体が横行動し、アーム
先端のバッテリー把持装置の把持爪が所定のバッテリー
の真上に位置したところで停止する。
次いで昇降体を下降してバッテリーを把持する位置まで
把持爪を降ろし、把持爪によりバッテリーを把持させ横
行体を搬送ライン側の自動車に向かって横行する。
把持爪を降ろし、把持爪によりバッテリーを把持させ横
行体を搬送ライン側の自動車に向かって横行する。
このとき、昇降体が上昇して自動車のボデーとバッテリ
ーが干渉しない位置まで上昇する。横行体が定位置の横
行進入位置まで進んで停止し、アームを180度旋回さ
せ、バッテリーを搭載すべき自動車が接近して把持して
いるバッテリーと自動車のバッテリー搭載位置とが一致
した時点で走行体を自動車の移動と同期走行し、昇降体
を下降してバッテリーを定位置に搭載して把持爪を開
き、再び昇降体を上昇させ、アームを180度旋回し、
横行体の進退戻しを行い、走行体の同期走行を解除して
搬送サイクルを終了する。
ーが干渉しない位置まで上昇する。横行体が定位置の横
行進入位置まで進んで停止し、アームを180度旋回さ
せ、バッテリーを搭載すべき自動車が接近して把持して
いるバッテリーと自動車のバッテリー搭載位置とが一致
した時点で走行体を自動車の移動と同期走行し、昇降体
を下降してバッテリーを定位置に搭載して把持爪を開
き、再び昇降体を上昇させ、アームを180度旋回し、
横行体の進退戻しを行い、走行体の同期走行を解除して
搬送サイクルを終了する。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。第1図
は本考案装置の概要を示すものである。この第1図にお
いて、Aは自動車2の搬送ラインであり、ハンガーコン
ベア1によって自動車2を搬送する。
は本考案装置の概要を示すものである。この第1図にお
いて、Aは自動車2の搬送ラインであり、ハンガーコン
ベア1によって自動車2を搬送する。
3は前記搬送ラインAの側方の床面上に設置されたバッ
テリー貯蔵棚であり、各種の大きさのバッテリー4が整
列貯蔵されている。
テリー貯蔵棚であり、各種の大きさのバッテリー4が整
列貯蔵されている。
5は天井である。この天井5の下面には前記搬送ライン
Aの搬送方向と平行する方向に一対のガイドレール6が
設けられ、このガイドレール6にコロ8を介して走行体
7が搬送ラインAに沿って縦走可能に設けられている。
Aの搬送方向と平行する方向に一対のガイドレール6が
設けられ、このガイドレール6にコロ8を介して走行体
7が搬送ラインAに沿って縦走可能に設けられている。
この走行体7の縦走は後述する走行装置によって自動走
行するものである。9は横行体である。この横行体9は
前記走行体7をガイドレールとして後述する走行装置に
よって自動走行し、搬送ラインAとバッテリー貯蔵棚3
間を往復移動する。
行するものである。9は横行体である。この横行体9は
前記走行体7をガイドレールとして後述する走行装置に
よって自動走行し、搬送ラインAとバッテリー貯蔵棚3
間を往復移動する。
10は前記横行体9と一体の支持体である。この支持体
10には鉛直方向に上下動可能に昇降体11が案内支持
されている。13は昇降用シリンダである。
10には鉛直方向に上下動可能に昇降体11が案内支持
されている。13は昇降用シリンダである。
12は前記昇降体11に鉛直な軸線回りに旋回可能に軸
支された第2アームである。この第2アーム12の先端
は水平な面内で直角に屈曲されている。この第2アーム
12の先端にバッテリー4の把持爪15を備えたバッテ
リー把持装置14が設けられている。
支された第2アームである。この第2アーム12の先端
は水平な面内で直角に屈曲されている。この第2アーム
12の先端にバッテリー4の把持爪15を備えたバッテ
リー把持装置14が設けられている。
上記本考案装置の詳細構成を第2図によって説明する。
前記走行体7の自動走行装置は、ガイドレール6の下面
にラック16を設け、走行体7にはラック16に噛合す
るピニオン19が回転軸18を介して設けられている。
そして、走行体7上に縦走用モータ17を設置し、この
縦走用モータ17の回転を前記回転軸18に伝達した構
造である。
前記走行体7の自動走行装置は、ガイドレール6の下面
にラック16を設け、走行体7にはラック16に噛合す
るピニオン19が回転軸18を介して設けられている。
そして、走行体7上に縦走用モータ17を設置し、この
縦走用モータ17の回転を前記回転軸18に伝達した構
造である。
前記横行体9の自動走行装置は、走行体7の長手方向に
エンドレスチェーン20が掛け渡され、このエンドレス
チェーン20を周回作動する横行用モータ19を走行体
7の一端に設置し、走行体7をガイドレールとしてコロ
9aを介して横行する横行体9にエンドレスチェーン2
0を結合した構造である。
エンドレスチェーン20が掛け渡され、このエンドレス
チェーン20を周回作動する横行用モータ19を走行体
7の一端に設置し、走行体7をガイドレールとしてコロ
9aを介して横行する横行体9にエンドレスチェーン2
0を結合した構造である。
前記昇降体11の昇降機構は、横行体9に設けられた昇
降用シリンダ13とチェーン21によって連結した構造
である。
降用シリンダ13とチェーン21によって連結した構造
である。
前記第2アーム12はフローティング量を大きくとるこ
とと、自動車のフードステーとの干渉を避けるため第1
アーム25の先端に旋回可能に軸支されている。
とと、自動車のフードステーとの干渉を避けるため第1
アーム25の先端に旋回可能に軸支されている。
前記第1アーム25は、昇降体11に固設した支持部材
24に、その一端を鉛直軸線の第1回転軸26に旋回可
能に軸支され、第2アーム12は、前記第1アーム25
の他端に設けた第2回転軸27によって旋回可能に軸支
した構造である。
24に、その一端を鉛直軸線の第1回転軸26に旋回可
能に軸支され、第2アーム12は、前記第1アーム25
の他端に設けた第2回転軸27によって旋回可能に軸支
した構造である。
また、第2アーム12の先端に設けられているバッテリ
ー把持装置14は把持爪15を開閉動するアクチュエー
タ22を備え、鉛直軸線の第3回転軸23により任意の
角度で水平旋回可能に取り付けられている。
ー把持装置14は把持爪15を開閉動するアクチュエー
タ22を備え、鉛直軸線の第3回転軸23により任意の
角度で水平旋回可能に取り付けられている。
前記第1アーム25は90度の範囲で、また第2アーム
12は180度の範囲で旋回駆動する。その駆動機構は
次の通りである。第1アーム25を軸支する第1回転軸
26と第2アーム12を軸支する第2回転軸27の上部
にそれぞれスプロケット29,30を回転自在に設け、
チェーン31を掛け渡して回転を伝達する。
12は180度の範囲で旋回駆動する。その駆動機構は
次の通りである。第1アーム25を軸支する第1回転軸
26と第2アーム12を軸支する第2回転軸27の上部
にそれぞれスプロケット29,30を回転自在に設け、
チェーン31を掛け渡して回転を伝達する。
また、支持部材24にアーム旋回用シリンダ28を固定
し、そのピストンロッドの進退軸動をレバーを介して第
1回転軸26上のスプロケット29に回転運動に変換し
て伝達する。
し、そのピストンロッドの進退軸動をレバーを介して第
1回転軸26上のスプロケット29に回転運動に変換し
て伝達する。
第2アーム12を軸支する第2回転軸27側のスプロケ
ット30の下部にピン穴33を有するクラッチ板32を
固着し、第2アーム12には前記クラッチ板23のピン
穴33に係脱する連結ピン34と、この連結ピン入切用
シリンダ35とが設けられている。
ット30の下部にピン穴33を有するクラッチ板32を
固着し、第2アーム12には前記クラッチ板23のピン
穴33に係脱する連結ピン34と、この連結ピン入切用
シリンダ35とが設けられている。
前記第2回転軸27の上端には第2アームロック受け5
1を有し、また第1回転軸26の上端部には第1アーム
ロック受け48が支持部材24に固設されている。そし
て、第1アーム25の上面には下部ベース44と、この
下部ベース44の上方に支柱を介して固定した上部ベー
ス45が設置されている。
1を有し、また第1回転軸26の上端部には第1アーム
ロック受け48が支持部材24に固設されている。そし
て、第1アーム25の上面には下部ベース44と、この
下部ベース44の上方に支柱を介して固定した上部ベー
ス45が設置されている。
下部ベース44上にはガイド軸52に案内された一対の
シフト部材46,49を有し、一方のシフト部材46に
は前記第1アームロック受け48に係脱するロック爪4
7が、他方のシフト部材49には第2アームロック受け
51に係脱するロック爪50が設けられている。また、
上部ベース45には、前記ロック爪47,50をそれぞ
れシフト作動する一対のシフト用シリンダ53,54が
配置され、リンク機構を介してロック爪47,50と連
結している。
シフト部材46,49を有し、一方のシフト部材46に
は前記第1アームロック受け48に係脱するロック爪4
7が、他方のシフト部材49には第2アームロック受け
51に係脱するロック爪50が設けられている。また、
上部ベース45には、前記ロック爪47,50をそれぞ
れシフト作動する一対のシフト用シリンダ53,54が
配置され、リンク機構を介してロック爪47,50と連
結している。
前記バッテリー把持装置14の旋回作動機構は次の通り
である。第1回転軸26及び第2回転軸27の下部にス
プロケット37,38を回転自在に設け、チェーン39
を掛け渡し、支持部材24に固設したバッテリー把持装
置旋回用シリンダ36と第1回転軸26の下部のスプロ
ケット37とをレバーで連結する。
である。第1回転軸26及び第2回転軸27の下部にス
プロケット37,38を回転自在に設け、チェーン39
を掛け渡し、支持部材24に固設したバッテリー把持装
置旋回用シリンダ36と第1回転軸26の下部のスプロ
ケット37とをレバーで連結する。
さらに、第2アーム12の先端に中間スプロケット40
とバッテリー把持装置14の第3回転軸23上にスプロ
ケット41を設け、第2回転軸27の下部のスプロケッ
ト38と中間スプロケット40とにチェーン42を掛け
渡し、中間スプロケット40と第3回転軸23上のスプ
ロケット41とにチェーン43を掛け渡した構造であ
る。
とバッテリー把持装置14の第3回転軸23上にスプロ
ケット41を設け、第2回転軸27の下部のスプロケッ
ト38と中間スプロケット40とにチェーン42を掛け
渡し、中間スプロケット40と第3回転軸23上のスプ
ロケット41とにチェーン43を掛け渡した構造であ
る。
次に上記構成の動作について第3図(a)〜第3図
(d)を加えて説明する。前記作用の項でも説明した通
り、ハンガーコンベア1によって搬送されてくる自動車
に搭載すべきバッテリーの指示を行い、その指示に合っ
たバッテリー貯蔵棚3の位置まで走行体7が縦走し、ま
た横行体9が横行動する。
(d)を加えて説明する。前記作用の項でも説明した通
り、ハンガーコンベア1によって搬送されてくる自動車
に搭載すべきバッテリーの指示を行い、その指示に合っ
たバッテリー貯蔵棚3の位置まで走行体7が縦走し、ま
た横行体9が横行動する。
このとき、前回の搬送サイクルの終了によって第2アー
ム12は第3図(a)で示すように、搬送ラインAに対
し180度後方に反転し、ロック爪47は第1アームロ
ック受け48に、ロック爪50は第2アームロック受け
51に係合して第1アーム25、第2アーム12は共に
旋回動を拘束したロック状態となっている。
ム12は第3図(a)で示すように、搬送ラインAに対
し180度後方に反転し、ロック爪47は第1アームロ
ック受け48に、ロック爪50は第2アームロック受け
51に係合して第1アーム25、第2アーム12は共に
旋回動を拘束したロック状態となっている。
また、連結ピン34はクラッチ板32のピン穴33に係
合している。バッテリー把持装置14は、把持爪15が
バッテリー4の側面を把持する向きに旋回位置してい
る。
合している。バッテリー把持装置14は、把持爪15が
バッテリー4の側面を把持する向きに旋回位置してい
る。
前記把持爪15が所定のバッテリー4の直上に来た所で
走行体7、横行体9が停止し、昇降体11を下降動して
把持爪15でバッテリー4を把持する。
走行体7、横行体9が停止し、昇降体11を下降動して
把持爪15でバッテリー4を把持する。
バッテリー4の把持確認信号により昇降体11を上昇動
させ、バッテリー4を自動車2のボデーと干渉しない位
置まで上昇する。
させ、バッテリー4を自動車2のボデーと干渉しない位
置まで上昇する。
次いで、横行体9が搬送ラインA方向に横行動して定位
置で停止し、第3図(b)で示すように、ロック爪50
をシフトして第2アームロック受け51より係合を解除
し、アーム旋回用シリンダ28を作動させ、スプロケッ
ト30の回転をクラッチ板32、連結ピン34を介して
第2アーム12に伝達し、第2アーム12を搬送ライン
A方向に180度前方に反転旋回する。この第2アーム
12の旋回動に伴い、バッテリー把持装置14は、スプ
ロケット38,40,41がチェーン42,43によっ
て自動的に旋回動され、把持爪15に把持したバッテリ
ー4の姿勢(向き)を自動車2に対する搭載方向に制御
する。
置で停止し、第3図(b)で示すように、ロック爪50
をシフトして第2アームロック受け51より係合を解除
し、アーム旋回用シリンダ28を作動させ、スプロケッ
ト30の回転をクラッチ板32、連結ピン34を介して
第2アーム12に伝達し、第2アーム12を搬送ライン
A方向に180度前方に反転旋回する。この第2アーム
12の旋回動に伴い、バッテリー把持装置14は、スプ
ロケット38,40,41がチェーン42,43によっ
て自動的に旋回動され、把持爪15に把持したバッテリ
ー4の姿勢(向き)を自動車2に対する搭載方向に制御
する。
この第2アーム12の反転終了後に横行体9が搬送ライ
ンA方向に横行し、第2アーム12が搬送ラインA内に
入り、ハンガーコンベア1と干渉する手前で停止する。
この第2アーム12の搬送ラインA内への進入はハンガ
ーコンベア1によって搬送される前後の自動車の間であ
る。
ンA方向に横行し、第2アーム12が搬送ラインA内に
入り、ハンガーコンベア1と干渉する手前で停止する。
この第2アーム12の搬送ラインA内への進入はハンガ
ーコンベア1によって搬送される前後の自動車の間であ
る。
バッテリー4を搭載すべき自動車2が第2アーム12に
接近したときに走行体7をハンガーコンベア1の移動速
度と等速度で同期走行させる。
接近したときに走行体7をハンガーコンベア1の移動速
度と等速度で同期走行させる。
この同期走行状態において、作業者が搭載開始の押釦を
押す。これによりロック爪47も第1アームロック受け
48より係合を解除し、また連結ピン34はクラッチ板
32のピン穴33より抜出され、第3図(c)で示すよ
うに、第1アーム25は第1回転軸26回りに、第2ア
ーム12は第2回転軸27回りにフリー旋回可能とな
り、バッテリー4を搭載すべき位置(エンジンルーム内
のバッテリートレイ)に作業者が目視にて把持している
バッテリー4を移動し、搭載すべき位置が決まったとこ
ろで昇降体11を下降し、把持爪15を開いてバッテリ
ー4を開放するものである。
押す。これによりロック爪47も第1アームロック受け
48より係合を解除し、また連結ピン34はクラッチ板
32のピン穴33より抜出され、第3図(c)で示すよ
うに、第1アーム25は第1回転軸26回りに、第2ア
ーム12は第2回転軸27回りにフリー旋回可能とな
り、バッテリー4を搭載すべき位置(エンジンルーム内
のバッテリートレイ)に作業者が目視にて把持している
バッテリー4を移動し、搭載すべき位置が決まったとこ
ろで昇降体11を下降し、把持爪15を開いてバッテリ
ー4を開放するものである。
上記第1アーム25、第2アーム12をフリー旋回自在
にすることは、自動車2の位置を第2アーム12との位
置とのバラツキおよび異車種への搭載を可能にするため
に自由度を持たせるものである。また、車種によって
は、バッテリーを斜めに搭載することがあり、この場合
は第3図(d)で示すように、バッテリー把持位置14
をシリンダ36の作動で所定の角度に首振り旋回して姿
勢を搭載角度と対応させるものである。
にすることは、自動車2の位置を第2アーム12との位
置とのバラツキおよび異車種への搭載を可能にするため
に自由度を持たせるものである。また、車種によって
は、バッテリーを斜めに搭載することがあり、この場合
は第3図(d)で示すように、バッテリー把持位置14
をシリンダ36の作動で所定の角度に首振り旋回して姿
勢を搭載角度と対応させるものである。
前記バッテリー4の搭載が完了すると、昇降体11を上
昇させ、ロック爪を第1アームロック受け48に係合
し、第2アーム12を180度後方に旋回動して戻し、
第2アームロックと連結ピンを入れ、横行体9を後退移
動して搬送ラインAから離間する。この時点で走行体7
のハンガーコンベア1との同期走行を解除し、バッテリ
ーの搬送搭載サイクルが終了され、次回の動作を待機す
る。
昇させ、ロック爪を第1アームロック受け48に係合
し、第2アーム12を180度後方に旋回動して戻し、
第2アームロックと連結ピンを入れ、横行体9を後退移
動して搬送ラインAから離間する。この時点で走行体7
のハンガーコンベア1との同期走行を解除し、バッテリ
ーの搬送搭載サイクルが終了され、次回の動作を待機す
る。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によると、バッテリー貯蔵棚から所
要のバッテリーを選択し、搬送ラインを移動する自動車
のバッテリー搭載位置までバッテリーを自動的に搬送
し、かつ搭載するものであるから、作業者の重筋作業が
解消され、バッテリー搬送搭載時の安全性を確保する。
また、オーバヘッドコンベアで移動する自動車の真上の
構造物及び自動車のフードステーがあっても、これを迂
回して搭載することもでき、搭載位置において、第1ア
ーム,第2アームがフリー旋回可能となるので、バッテ
リー搭載位置が斜めであっても、車種によってバッテリ
ーの搭載位置が変更しても、バッテリーの搭載位置に対
応させることができる効果がある。
要のバッテリーを選択し、搬送ラインを移動する自動車
のバッテリー搭載位置までバッテリーを自動的に搬送
し、かつ搭載するものであるから、作業者の重筋作業が
解消され、バッテリー搬送搭載時の安全性を確保する。
また、オーバヘッドコンベアで移動する自動車の真上の
構造物及び自動車のフードステーがあっても、これを迂
回して搭載することもでき、搭載位置において、第1ア
ーム,第2アームがフリー旋回可能となるので、バッテ
リー搭載位置が斜めであっても、車種によってバッテリ
ーの搭載位置が変更しても、バッテリーの搭載位置に対
応させることができる効果がある。
第1図は本考案装置の概要図、第2図は本考案装置の詳
細を示す斜視図、第3図(a)、第3図(b)、第3図
(c)及び第3図(d)は本考案装置の動作態様を示す
斜視図である。 A・・・搬送ライン、1・・・ハンガーコンベア、2・
・・自動車、3・・・バッテリー貯蔵棚、4・・・バッ
テリー、5・・・天井、6・・・ガイドレール、7・・
・走行体、9・・・横行体、10・・・支持体、11・
・・昇降体、12・・・アーム、14・・・バッテリー
把持装置、15・・・把持爪。
細を示す斜視図、第3図(a)、第3図(b)、第3図
(c)及び第3図(d)は本考案装置の動作態様を示す
斜視図である。 A・・・搬送ライン、1・・・ハンガーコンベア、2・
・・自動車、3・・・バッテリー貯蔵棚、4・・・バッ
テリー、5・・・天井、6・・・ガイドレール、7・・
・走行体、9・・・横行体、10・・・支持体、11・
・・昇降体、12・・・アーム、14・・・バッテリー
把持装置、15・・・把持爪。
Claims (1)
- 【請求項1】ハンガーコンベアによって搬送ラインを移
動する自動車に前記搬送ラインの側方の床面に設置され
たバッテリー貯蔵棚上のバッテリーを搬送して搭載する
装置であって、 天井下部に前記搬送ラインに沿って前記ハンガーコンベ
アで移動する自動車と等速自動走行可能に設けた走行体
と、 前記走行体に前記搬送ラインとバッテリー貯蔵棚との間
で自動走行可能に設けた横行体と、 前記横行体に支持体を介して上下動可能に案内支持さ
れ、昇降用シリンダによって上下動する昇降体と、 前記昇降体に固設した支持部材に一端を鉛直軸線の第1
回転軸により前記搬送ラインに対し90度の範囲で水平
旋回可能に軸承した第1アームと、 前記第1アームの先端に、前記第1回転軸と平行な鉛直
軸線の第2回転軸により前記搬送ラインに対し180度
の範囲で水平旋回可能に軸支され、先端は水平な面内で
直角に屈曲した第2アームと、 前記第2アームの屈曲先端に、前記第2回転軸と平行な
鉛直軸線の第3回転軸により水平旋回可能に軸支され、
開閉可能な把持爪を有するバッテリー把持装置と、 前記第1回転軸と第2回転軸との上部にスプロケットを
回転自在に設け、これらのスプロケット間をチェーンで
連繋し、前記支持部材に固定され、前記第1回転軸上部
のスプロケットを回転駆動するアーム旋回用シリンダ
と、 前記第2回転軸上部のスプロケットに設けられたピン穴
を有するクラッチ板と、前記第2アームに設けた連結ピ
ン入切用シリンダによって前記クラッチ板のピン穴に挿
脱し、前記第2回転軸上部のスプロケットの回転を第2
アームに伝達する連結ピンと、 前記第1回転軸と第2回転軸との下部にスプロケットを
回転自在に設け、前記第2アームの先端に中間スプロケ
ットを回転自在に設け、前記第3回転軸にスプロケット
を固着し、前記第1回転軸と第2回転軸下部のスプロケ
ット間と、前記第2回転軸下部のスプロケットと前記中
間スプロケット間と、この中間スプロケットと前記第3
回転軸上のスプロケット間のそれぞれをチェーンで連繋
し、前記支持部材に固定され、前記第1回転軸下部のス
プロケットを回転駆動するバッテリー把持装置旋回用シ
リンダと、 前記第1回転軸上に固着された第1アームロック受け
と、この第1アームロック受けに係脱するロック爪とか
らなり、前記第1アームの旋回を拘束並びにフリーとす
る第1アームロック手段と、 前記第2回転軸上に固着された第2アームロック受け
と、この第2アームロック受けに係脱するロック爪とか
らなり、前記第2アームの旋回を拘束並びにフリーとす
る第2アームロック手段とを備えたことを特徴とするバ
ッテリー自動選別搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985043923U JPH061302Y2 (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | バッテリー自動選別搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985043923U JPH061302Y2 (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | バッテリー自動選別搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61160115U JPS61160115U (ja) | 1986-10-03 |
JPH061302Y2 true JPH061302Y2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=30556038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985043923U Expired - Lifetime JPH061302Y2 (ja) | 1985-03-28 | 1985-03-28 | バッテリー自動選別搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061302Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160131155A (ko) * | 2015-05-06 | 2016-11-16 | 기아자동차주식회사 | 전기자동차용 고전압배터리 자동 장착 시스템 및 장치 그리고 방법 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH078387Y2 (ja) * | 1987-05-18 | 1995-03-01 | トヨタ自動車株式会社 | 長尺物移載装置 |
JPH078388Y2 (ja) * | 1987-05-20 | 1995-03-01 | トヨタ自動車株式会社 | 長尺物移載装置 |
JP2732788B2 (ja) * | 1993-10-15 | 1998-03-30 | 本田技研工業株式会社 | バッテリ搭載装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57205029A (en) * | 1981-06-12 | 1982-12-16 | Mitsubishi Motors Corp | Carrier for window glass |
JPS59209795A (ja) * | 1983-05-13 | 1984-11-28 | 三菱電機株式会社 | 産業用ロボツト装置 |
-
1985
- 1985-03-28 JP JP1985043923U patent/JPH061302Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160131155A (ko) * | 2015-05-06 | 2016-11-16 | 기아자동차주식회사 | 전기자동차용 고전압배터리 자동 장착 시스템 및 장치 그리고 방법 |
US10464405B2 (en) | 2015-05-06 | 2019-11-05 | Kia Motors Corporation | Automatic installation system of high voltage battery for electric vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61160115U (ja) | 1986-10-03 |
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