JPH072487Y2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH072487Y2
JPH072487Y2 JP3521890U JP3521890U JPH072487Y2 JP H072487 Y2 JPH072487 Y2 JP H072487Y2 JP 3521890 U JP3521890 U JP 3521890U JP 3521890 U JP3521890 U JP 3521890U JP H072487 Y2 JPH072487 Y2 JP H072487Y2
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JP
Japan
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hanger
conveyor
work
ceiling
floor
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Application number
JP3521890U
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English (en)
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JPH03125714U (ja
Inventor
誠 長広
Original Assignee
西川化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ワークを吊持して搬送する搬送装置に関す
る。
(従来の技術) ワークを吊持して搬送する装置としては、天井コンベア
に吊持される一方、ワークを保持して走行するハンガー
を備えたものが知られている。
ところが、このような搬送装置を用いてワークを搬送す
ると共に、その搬送途中において前記ワークに塗装を施
す等の作業を行う場合がある。この場合、ワークは天井
コンベアに吊持されたハンガーに保持されているため、
搬送方向に対し前後左右に振れることがある。そして、
塗装中にワークが振れると、ワークの向きや位置がずれ
るため、ワークの塗装仕上がりが大きな影響を受ける。
特に、塗装用ロボットを備えた自動塗装装置を用いて塗
装する場合、前記の問題は顕著である。すなわち、塗装
用ロボットは一定位置で塗装をするために、ワークが振
れて塗装用ロボットに接近し過ぎると塗装たれが生じ、
逆にワークが塗装用ロボットから離れ過ぎると塗装すけ
が生じるので、いずれの場合にも製品不良が発生すると
いう問題がある。
そこで、実開昭61−173409号公報に示されるように、ワ
ークの下端に振れ防止ガイドを付設する一方、天井コン
ベアの下方に、該天井コンベアと同期走行可能に並設さ
れ一対の床コンベアを備えた搬送装置が提案されてい
る。
該搬送装置は、天井コンベアに吊持されたワークが床コ
ンベアの設置場所に達したときに、ワークに付設された
振れ防止ガイドを側方から一対の床コンベアで挟持する
ことにより、ワークの振れを防止しようとするものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかるに、前記搬送装置によると、ワークの搬送方向と
直交する方向の振れは一対の床コンベアにより規制され
るが、該床コンベアは振れ防止ガイドの側面に当接して
ワークの振れを規制するに過ぎないから、ワークが搬送
方向に振れた時に振れ防止ガイドが床コンベアに挟持さ
れると、ワークは搬送方向に傾斜した状態で搬送され
る。このため、ワークは傾斜した状態で塗装されること
になるので、ワークにおける塗装たれ及び塗装すけの問
題は依然として解決されていない。
以上のような問題は搬送中の塗装に限られず、他の種類
の作業を行う場合にも発生するものである。
前記に鑑みて本考案は、ワークの搬送中の振れを簡易且
つ確実に防止することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本考案は、床コンベアに、
ハンガーの下面と接合して該ハンガーの振れを阻止する
振止め手段を儲け、搬送中のハンガー自体の振れを阻止
するものである。
具体的に本考案の講じた解決手段は、天井コンベアと、
該天井コンベアに吊持されワークを保持して走行するハ
ンガーと、前記天井コンベアの下方で該天井コンベアと
同期走行可能に設けられた床コンベアと、該床コンベア
に昇降可能に支持され、上昇時に前記ハンガーの下面と
接合して該ハンガーの振れを阻止する振止め手段とを備
えた構成とするものである。
(作用) 前記の構成により、天井コンベアと同期走行する床コン
ベアに昇降可能に支持され、上昇時にハンガーの下面と
接合して該ハンガーの振れを阻止する振止め手段を備え
ているため、振止め手段を上昇させることにより、振止
め手段をハンガーの下面に面接触せしめて該ハンガーの
前後左右方向の振れを阻止することができる。
(実施例) 以下、本考案に係る搬送装置Aの一実施例を図面に基づ
いて説明する。なお、限定されるものではないが、本実
施例に係る搬送装置Aは、自動車用バンパー等のワーク
1を塗装のために搬送するものである。
第1図に示されるように、搬送装置Aの天井コンベア2
は、ワーク1の搬送方向に延びるレール21と、レール21
に走行自在に支持され図示しないチェーンにより牽引さ
れる走行車22とを備えている。
天井コンベア2の下方には、ワーク1を保持して走行す
るハンガー3が配設されており、該ハンガー3は連結部
材4を介して走行車22に吊持されている。
ハンガー3は、矢印9に示す搬送方向に対して左下方に
傾斜する傾斜部31aと該傾斜部31a両端から垂下する垂下
部31bと該垂下部31bから右方に延びる突出部31cとから
なるアルミ丸棒製の支持具31と、該支持具31の突出部31
cにL字状部材32を介して支持された発泡製ウレタン樹
脂からなる受具33と、支持具31の傾斜部31aの中央を吊
持する吊下げ棒34とからなり、両受具33にワーク1を載
置することによりワーク1はハンガー3に保持される。
一方、連結部材4は、走行車22に搬送方向へ揺動可能に
支持された逆T字状の連結具41と、該連結具41に挿通さ
れ且つコイルスプリング42により上方へ付勢されたコの
字状部材43と、該コの字状部材43の中途部に取付けられ
た円板状の傘44とからなり、コの字状部材43の下部に前
記ハンガー3の吊下げ棒34が揺動自在に連結されてい
る。これにより、ハンガー3は天井コンベア2の走行車
22に吊持されている。なお、傘44は、連結具41の揺動及
びコの字状部材43の上下動により落下するゴミ等を受け
るためのものである。
ワーク1の塗装区間には、前記天井コンベア2の下方
に、無端環状のコンベアベルト51と、コンベアベルト51
を循環させる駆動側ベルト車52及び従動側ベルト車53と
からなる床コンベア5が配設されており、コンベアベル
ト51の搬送側51aが天井コンベア2と対向している。こ
の場合、床コンベア5の駆動側ベルト車52の回転軸52a
は、回転速度及び回転方向が可能なモーター6に連結さ
れており、コンベアベルト51は、天井コンベア2の走行
車22の走行速度と同期走行可能であると共に、所定範囲
つまり塗装区間を搬送方向の前方へ走行した後、搬送方
向の後方へ走行して元の位置に戻る。
該コンベアベルト51の搬送側51aにはエアシリンダー7
が上下方向に積載されており、該エアシリンダー7は、
コンベアベルト51の搬送側51aと共に搬送方向の前後方
向に走行する。エアシリンダー7のピストンロッド71の
上端には搬送方向に延びるアーム81が固定され、該アー
ム81の前後両端部におけるハンガー3の突出部31cと対
応する位置には、該突出部31cと対応する形状の凹部を
有する接合部材82が各々載置されている。これらアーム
81と接合部材82とは振止め手段8を構成しており、該振
止め手段8は次のようにしてハンガー3の振れを阻止す
る。すなわち、エアシリンダー7の作動によりピストン
ロッド71が上昇すると、第4図及び第5図に示すよう
に、アーム81ひいては接合部材82が上昇し、該接合部材
82の凹部がハンガー3の突出部31cと接合して該突出部3
1cを持ち上げる。このため、ハンガー3は、床コンベア
5の上方では走行車22に吊持されると共に振止め手段8
の接合部材82に持ち上げられた状態で走行するので、搬
送方向に対して前後左右のいずれの方向にも振れること
がない。また、エアシリンダー7のピストンロッド71が
下降すると、第2図及び第3図に示すように、接合部材
82とハンガー3の突出部31cとの接合が解除され、ハン
ガー3は走行車22の吊持された状態で走行する。
このように、本実施例に係る搬送装置Aは、ピストンロ
ッド71を上昇させ、接合部材82によりハンガー3の振れ
を阻止する構成のため、床コンベア5を、ワーク1の振
れを防止しようとする区間つまり塗装区間にのみ設置す
ればよいので、搬送装置A全体の規模が大きくならず、
大幅なコストアップを招くことがない。
以下、搬送装置Aによりワーク1を搬送する方法を第6
図〜第8図に基づいて説明する。なお、床コンベア5
は、ワーク1に対して塗装を行う区間にのみ配設されて
いる。
まず、天井コンベア2の走行車22に吊持されて所定速度
で走行するハンガー3の受具33にワーク1を載置した状
態でワーク1を搬送する。
搬送されるワーク1が、塗装区間の始端つまり床コンベ
ア5に支持された振止め手段8の上方に達すると、第6
図に示すように、モーター6を駆動させてコンベアベル
ト51を走行車22ひいてはハンガー3と同期走行させると
共に、エアシリンダー7のピストンロッド71を上昇させ
接合部材82でハンガー3の突出部31cを持ち上げてハン
ガー3の振れを阻止する。
この状態で、ワーク1を搬送しながら図示しない塗装用
ロボットで塗装した後、ワーク1が塗装区間の終端に達
すると、第7図に示すように、ピストンロッド71を下降
させて接合部材82とハンガー3との接合を解除し、ワー
ク1を天井コンベア2でのみ搬送する。
その後、モーター6によりコンベアベルト51を搬送方向
の後方側へ高速移動させて振止め手段8を元の位置に戻
した後、第8図に示すように、該振止め手段8で後続の
ハンガー3の振れを阻止する。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案に係る搬送装置によると、
ワークを保持して走行するハンガーと同期走行する床コ
ンベアに支持され、前記ハンガーの下面と接合してその
振れを阻止する振止め手段を設けたため、床コンベアの
上方ではハンガーの下面に面接触して該ハンガー自体の
振れを阻止することにより、ワークの振れを確実に防止
できるので、ワークの搬送位置精度を簡易に向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例である搬送装置を示
し、第1図はその斜視図、第2図はハンガーが接合部材
に接合されていない状態の側面図、第3図は第2図にお
けるIII−III線断面図、第4図はハンガーが接合部材に
接合されている状態の側面図、第5図は第4図における
V−V線断面図、第6図〜第8図は前記搬送装置による
ワークの搬送方法を示しており、第6図はワークが床コ
ンベアの始端に達した状態の側面図、第7図はワークが
床コンベアの終端に達した状態の側面図、第8図は後続
ワークの搬送状態の側面図である。 A…搬送装置 1…ワーク 2…天井コンベア 3…ハンガー 5…床コンベア 8…振止め手段 81…アーム 82…接合部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井コンベアと、該天井コンベアに吊持さ
    れワークを保持して走行するハンガーと、前記天井コン
    ベアの下方で該天井コンベアと同期走行可能に設けられ
    た床コンベアと、該床コンベアに昇降可能に支持され、
    上昇時に前記ハンガーの下面と接合して該ハンガーの振
    れを阻止する振止め手段とを備えたことを特徴とする搬
    送装置。
JP3521890U 1990-03-29 1990-03-29 搬送装置 Expired - Lifetime JPH072487Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3521890U JPH072487Y2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 搬送装置

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JP3521890U JPH072487Y2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 搬送装置

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Publication Number Publication Date
JPH03125714U JPH03125714U (ja) 1991-12-19
JPH072487Y2 true JPH072487Y2 (ja) 1995-01-25

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ID=31540387

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JP3521890U Expired - Lifetime JPH072487Y2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 搬送装置

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