JPH061295A - 船外発動機用操舵装置 - Google Patents

船外発動機用操舵装置

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Publication number
JPH061295A
JPH061295A JP5041578A JP4157893A JPH061295A JP H061295 A JPH061295 A JP H061295A JP 5041578 A JP5041578 A JP 5041578A JP 4157893 A JP4157893 A JP 4157893A JP H061295 A JPH061295 A JP H061295A
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JP
Japan
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engine
pivot shaft
steering
end portion
torque tube
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Application number
JP5041578A
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English (en)
Inventor
Clarence E Blanchard
クラレンス、イー、ブランチャード
Edward K Lam
エドワード、ケー、ラム
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Outboard Marine Corp
Original Assignee
Outboard Marine Corp
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Publication date
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Publication of JPH061295A publication Critical patent/JPH061295A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/08Means enabling movement of the position of the propulsion element, e.g. for trim, tilt or steering; Control of trim or tilt
    • B63H20/12Means enabling steering
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H25/00Steering; Slowing-down otherwise than by use of propulsive elements; Dynamic anchoring, i.e. positioning vessels by means of main or auxiliary propulsive elements
    • B63H25/06Steering by rudders
    • B63H25/08Steering gear
    • B63H25/10Steering gear with mechanical transmission

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Agricultural Machines (AREA)
  • Steering Controls (AREA)
  • Soil Working Implements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 正確な操舵制御を犠牲にせず、エンジン振動
の舵柄アームへの伝達を最小限化すること。 【構成】 船体の船尾梁ブラケットへ取り付けられると
ともに、垂直の通路を画成するように構成および配置さ
れた旋回ブラケットを有する船外発動機用の操舵装置
で、通路内に旋回自在に係合された筒状のピボットシャ
フトと、エンジンをピボットシャフトと一緒に回転自在
に取り付けるように設計されたエンジン取付ブラケット
と、エンジンによって発生された振動を吸収する振動吸
収トルク管とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、船外発動機用の操舵装
置に関し、特に舵柄アームを介して操作者に伝わるエン
ジン振動の伝達を最小限とするように設計された操舵装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の船外発動機では、操舵の応答性を
できるだけ高めるため、旋回するエンジン部分と舵柄ア
ームとの間が直結構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしこの直結構造
は、舵柄アームがエンジン振動を受け取って操作者に伝
達するという望ましくない副次効果を生じる。舵柄アー
ムの長さがエンジン振動を増幅する傾向を有するため、
舵柄アームのフリーまたは把持状態の端部はかなりの振
れを起こし易い。この振動は、操作者にとって苛立たし
く、かつ疲労を増すもので、モータボートの楽しさを損
ねてしまう。
【0004】舵柄アームを介したエンジン振動の伝達を
最小限とする従来の1つの試みとして、エンジンの取付
ブラケットと舵柄アームとの間に固定された水平向きの
連結ピンを取り囲むように、ゴム製パッドを舵柄アーム
に装着したものがある。別の装置では、舵柄アームが垂
直向きのピボットボルトを含むブラケットを介してエン
ジンに取り付けられるとともに、ボルトのいずれか片側
にコイル状の衝撃吸収バネを配設している。伝達される
エンジン振動を減らす別の試みとしては、弾性またはゴ
ム状化パッド、ブッシュおよび/又はエンジンマウント
が用いられている。しかしながら、これらの従来技術は
いずれもエンジン振動の伝達の最適な最小限化を達成し
ていない。
【0005】従って本発明の目的は、エンジン振動の舵
柄アームへの伝達を最小限化する船外発動機用操舵装置
を提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、正確な操舵制御を犠
牲にせず、振動が操舵リンク機構によって吸収される船
外発動機用の操舵装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的は、
正確な操舵制御を犠牲にせず、エンジン振動が操舵リン
ク機構によって吸収される船外発動機用の操舵装置を提
供することによって達成される。本発明によれば、舵柄
アームはエンジンの位置に対する直接的制御を保ちなが
ら振動から隔離される。
【0008】すなわち、本発明の操舵装置は、船体に取
り付けられる船尾梁ブラケットと、エンジンと、船尾梁
ブラケットへ取り付けられるとともに、垂直の通路を画
成するように構成配置された旋回ブラケットとを有する
船外発動機に適用される。上端部と下端部を有する筒状
のピボットシャフトが前記通路内に旋回自在に係合され
るように寸法決めされ、またエンジン取付手段がエンジ
ンを旋回ブラケットに対して垂直軸を中心に回転自在に
取り付けるように設計されている。舵柄アームも設けら
れ、ピボット端を有する。本装置は、さらにエンジンに
よって発生された振動を吸収する振動吸収手段を具備し
ている。吸収手段は、前記エンジン取付手段に伝達され
た振動が吸収されるように、筒状のピボットシャフト内
に垂直に配設され、かつ舵柄アームとエンジン取付手段
に関連して位置されている。この吸収手段は、舵柄アー
ムのピボット端とエンジン取付手段との間に結合され、
舵柄アームの操作による船外発動機の確実な操舵制御も
可能とする。
【0009】好ましい実施例において、前記振動吸収手
段は、上端部、中央部および下端部を有するトルク管と
して形成され、該各部が壁厚を有し、振動吸収特性を最
適化するよう中央部が上下端部よりも相対的に薄い壁厚
を有するのが好ましい。このトルク管は、下端部がピボ
ットシャフトの下端部に固定されている。舵柄アーム
は、トルク管の上端部に取り付けられたピボット端を有
し、該舵柄アームがトルク管を介してエンジン取付手段
に結合されることで、通常舵柄アームを介して操作者に
伝達されているエンジンからの振動をトルク管が吸収す
る。
【0010】
【実施例】図1および図2を参照すると、全体を10で
示した船外発動機は、上方発動機カバー14と下方発動
機カバー16とを含む上方ハウジング12を備え、両カ
バー14,16が組み合わされてその内部にエンジン1
8(隠れているので点線で示す)を閉じ込めている。上
方ハウジング12の下方において、排気ハウジング20
がエンジン駆動シャフト、エンジン排気部、および駆動
シャフトの変速機への接続部を収納する通路(図示せ
ず)を有し、最後の接続部がギヤケース22によって取
り囲まれている。プロペラ26を備えたプロペラシャフ
ト24が、ギヤケース22から後方に突き出ている。
【0011】船外発動機10は、船体(図示せず)の船
尾梁(トランサム)に発動機を取り付けるための船尾梁
ブラケット28を備える。旋回ブラケット30が、水平
配置のピボットピン31によって船尾梁ブラケット28
に取り付けられている。ピボットピン31は、旋回ブラ
ケット30の開口32(図2に示す)を通って延び、非
使用時において船外発動機10の下端部を水面から外へ
と傾けるのを可能とするピボット軸を与える。
【0012】エンジン18は、旋回操舵移動可能なよう
に旋回ブラケット30に支持されるとともに、船体に対
しては、本発明の操舵装置を含むキングピンアセンブリ
33によって支持されている。キングピンアセンブリ3
3は、旋回ブラケット30内に軸受された垂直のピボッ
トシャフト34を含む。またキングピンアセンブリ33
には、旋回ブラケット30の上端部に関連して配設され
た舵柄アーム36と、エンジン18が取り付けられるエ
ンジン取付ブラケット38が含まれている。キングピン
アセンブリ33は、舵柄アーム36の旋回移動によって
エンジン18、排気ハウジング20およびギヤケース2
2を旋回ブラケット30に対して同様に旋回変位させ、
船体を操舵するように構成されている。所望であれば、
スロットル制御用の回転可能なグリップ部40や停止ス
イッチアセンブリ42などのエンジン制御装置を舵柄ア
ーム36に備えてもよい。旋回ブラケット30は、ほぼ
垂直の筒状部46を含み、この筒状部46がキングピン
アセンブリ33の各部分を収容する垂直通路48を画成
している。
【0013】従来の船外発動機では、最適な操舵応答を
得るため、エンジンと舵柄アームとの間を直結するのが
望ましかった。なぜなら、直結することで、舵柄アーム
とエンジン間で生じる過剰遊びの問題を避けられるから
である。しかしこのような直結構造の欠点として、エン
ジンの作動によって発生した振動が舵柄アームを介し操
作者に直接伝達されてしまう。運転が長時間に及ぶと、
この振動が操作者を苛立たさせ、疲労の原因となる。
【0014】次に図2、図3および図6を参照すると、
キングピンアセンブリ33に含まれる本発明の操舵装置
が、旋回ブラケット30、舵柄アーム36、およびエン
ジン取付ブラケット38の結合部に設けられている。キ
ングピンアセンブリ33には、前記のごとくピボットシ
ャフト34が含まれ、ピボットシャフト34は筒状であ
るのが好ましく、上端部50と下端部52とを有し、旋
回ブラケット30の垂直通路48と旋回自在に係合する
ように寸法決めされている。ピボットシャフト34の下
端部52は、ブラケット54(図1に最も明瞭に示して
ある)を介して排気ハウジング20に支持結合されてい
る。ピボットシャフト34の下端部52は、ブラケット
54内に回転可能に係合された弾性ブッシュ(図示せ
ず)と嵌り合い係合するように、その断面が矩形あるい
はその他の多角形状に形成されていることが好ましい。
【0015】エンジン取付ブラケット38は、ピボット
シャフト34の上端部50と一体状に結合形成され、ブ
ラケット38に固定された状態のエンジン18がピボッ
トシャフト34とともに、旋回ブラケット30に対して
旋回移動するようになすのが好ましい。あるいは、溶
接、締め具、その他通常の締め付け装置によってエンジ
ン取付ブラケット38をピボットシャフト34へ固定す
ることも考えられる。通路48に対するピボットシャフ
ト34の位置は、上下の環状ブッシュ56、58によっ
てそれぞれ維持される。好ましい実施例において、ブッ
シュ56、58は、低摩擦のプラスチックで形成される
が、それ以外の耐久性のある低摩擦材料を用いることも
考えられる。
【0016】さらにキングピンアセンブリ33には、上
端部62、下端部64および中央部66を有するトルク
管60も含まれている。トルク管60は、舵柄アーム3
6とエンジン18との間に配設され、エンジン振動を舵
柄アーム36へ伝わる前に吸収する。より詳しく言え
ば、トルク管60は、筒状のピボットシャフト34内
に、その一端がピボットシャフト34へ固定されるよう
に垂直に配設されている。好ましい実施例において、ト
ルク管60は、ピボットシャフト34内に同心円上に配
置され、トルク管60の下端部64がピボットシャフト
34の下端部52に固定される。
【0017】エンジン振動の最適な減衰および吸収のた
め、トルク管60はできるだけ長い方が好ましい。好ま
しい実施例において、トルク管60は、少なくともピボ
ットシャフト34の全長に亘って延びている。エンジン
振動をより効率的に吸収するため、トルク管60の中央
部66は、上端部62と比べ相対的に、断面つまり壁厚
および直径を小さくしてもよい。トルク管60の上端部
62は、ほぼバレル状で、エンジン取付ブラケット38
の舵柄アーム36への結合を完全にするよう舵柄アーム
36の鳩目状ピボット端68に固着されるのが好まし
い。トルク管60は、舵柄アーム36へ溶接あるいはそ
の他適切な方法で固着できるが、これら両構成部品を一
体状ユニットとしてもよい。
【0018】エンジン取付ブラケット38を上記以外の
方法でキングピンアセンブリ33を介して舵柄アーム3
6に結合することも考えられる。しかしながらいずれに
せよ、ピボットシャフト34、舵柄アーム36、エンジ
ン取付ブラケット38およびトルク管60の構成の基本
目標は、エンジン18によって発生し、エンジン取付ブ
ラケット38を介して伝わる振動を、舵柄アーム36へ
至る前にトルク管60に伝え、それによって吸収するこ
とにある。
【0019】エンジン振動を一層吸収するため、トルク
管60の上端部62は、筒状ピボットシャフト34の上
端部50内で軸受され、2部品からなる上方トルク管ブ
ッシュ70によって取り囲まれている。ブッシュ70
は、トルク管60とピボットシャフト34との間でクッ
ションとして作用し、トルク管60を筒状ピボットシャ
フト34に対して同心円上の配設位置に保つ。ブッシュ
70は、環状形状で、上部72と下部74とを有し、各
部が内面76を有している。上下部72、74の各内面
76は、テーパ状を成し、上部72の上端部と下部74
の下端部がそれぞれの反対端より相対的に小さい断面つ
まり壁薄となっている。下部74は、ピボットシャフト
34の内面80に形成された肩部78上に載置されてい
る。
【0020】O−リング82が上下部72、74間で、
相対的に厚い断面を有する各端に隣接して配設されてい
る。O−リング82は、下部74の上端上に載置され、
上部72がO−リング82上に置かれている。ブッシュ
70、特にO−リング82がトルク管60と係合し、高
回転数で動作する際にエンジン18から生じる前後方向
の振動を吸収する機能を果たす。平板状の弾性ブッシュ
83が、ピボットシャフト34における上端部50の旋
回ブラケット30に対する回転を容易としている。
【0021】次に図2および図3を参照すると、トルク
管60の下端部64を筒状ピボットシャフト34の下端
部52へ取り付けるための好ましい実施例は、ピボット
シャフト34内に固定されたキー付ブラケット84を含
み、これがキー付、つまり非円形状の開口86を画成し
ている。図2および図3の実施例において開口86は、
ほぼD字状であるが、その他の非円形形状も考えられ
る。トルク管60の下端部64は、開口86と嵌り合い
係合し、その内部で回転しないような断面形状を有す
る。この回転不能の関係が、確実な操舵制御にとって望
ましい。好ましい実施例において下端部64の断面もD
字状である。
【0022】次に図4を参照すると、キングピンアセン
ブリ33の別の実施例がその全体を33aで示してあ
る。アセンブリ33aの構成部品でアセンブリ33の構
成部品と同等なものは同じ参照番号で示し、変更を施し
た構成部品は添字「a」を付して示してある。実施例3
3と33aとの間の主な相違は、舵柄アーム36aおよ
びピボットシャフト34aに対するトルク管60aの取
り付け方にある。アセンブリ33aでは、トルク管60
aがどちらもスプライン付の上端部62aと下端部64
a、および上下端部とほぼ同じ直径と断面厚さを持つ中
央部66aを有している。
【0023】筒状ピボットシャフト34aの下端部52
aは、トルク管60aの下端部64aのスプラインと噛
み合うスプラインが形成されたブラケット84aを備え
ている。これらの噛み合いによって、トルク管60aの
ピボットシャフト34aに対する回転が防止される。所
望なら、トルク管60aの下方先端88は、ロックナッ
ト90を受け入れるようにネジ切りしてもよい。
【0024】トルク管60aの上端部62aには、2部
品からなる上方トルク管ブッシュ70の代わりに1部品
からなる環状のゴムブッシュ70aが装着され、これが
ピボットシャフト34aに対するトルク管60aの位置
を維持する。ブッシュ70aは、エンジン取付ブラケッ
ト38aの環状部94によって画成されたブッシュ凹部
92内に着座されている。凹部92は、ピボットシャフ
ト34の上端部50aの開口95よりわずかに径が大き
い。
【0025】エンジン取付ブラケット38およびピボッ
トシャフト34は、図2の実施例におけるように1つの
部品として一体状に形成されるのが好ましいが、図4に
おけるエンジン取付ブラケット38aとピボットシャフ
ト34aとは、ボルトとして示した少なくとも1個の締
め具96によって固着一体化されている。こうしてピボ
ットシャフト34aは、エンジン取付ブラケット38a
およびエンジン18と一体状に移動する。
【0026】トルク管60aへ舵柄アーム36aを確実
に取り付けるため、舵柄アーム36aのピボット端68
aにトルク管60aのスプライン付上端部62aと係合
するスプライン付開口98が設けられている。所望であ
れば、トルク管60aのネジ切り上方先端100にロッ
クナット90を固定し、舵柄アーム36aのトルク管に
対する保持をより確実にすることもできる。
【0027】図5を参照すれば、更に別の実施例が示し
てあり、前記各実施例と同等の構成部品は同じ参照番号
で示し、変更された構成部品には添字「b」が付してあ
る。全体を33bで示したキングピンアセンブリは、ピ
ボットシャフト34のブラケット84bに対するトルク
管60bの取付部分と特に関連した一部が示されてい
る。アセンブリ33bの上部は、前記のアセンブリ33
または33aと同様に構成し得る。トルク管60bの下
端部64bは、その中央部66と等しい断面および直径
を有する。ブラケット84bは、キーを備えていない
が、円筒状の開口86bを画成しているのが好ましい。
【0028】この実施例では、ゴムや、弾性を有して耐
久性のあるプラスチックからなるスペーサまたはブッシ
ュ102が加硫処理、あるいはその他の方法で、トルク
管60bの下端部64bに接合されている。そしてブッ
シュ102とトルク管60bとが、ブッシュ102をブ
ラケット84bの内周へ圧縮嵌合した状態で、所定の位
置にクサビ止めされる。ブッシュ102を用いる利点と
して、トルク管60bの最適な振動吸収直径を決めるた
めの余分な実験が不要になる。代わりにブッシュ102
が過剰のエンジン振動を吸収し、舵柄アーム36を介し
てエンジン振動が伝わるのを防止する。
【0029】いずれの実施例のアセンブリ33、33a
または33bにせよ、動作時にアセンブリを船外発動機
に組み込めば、エンジン振動がピボットシャフト34に
伝達され、トルク管60によって吸収される。トルク管
60は、エンジン18のサイズに応じ、望ましくない振
動を減少または除去するように、サイズ、直径および断
面を調整して形成可能である。エンジン振動は、まずピ
ボットシャフト34へ伝わり、そこからトルク管60を
経なければならないが、舵柄アーム36へと伝わる前に
ここで吸収される。エンジン振動を吸収するほか、トル
ク管60は、舵柄アーム36の操作の際、操作者による
確実な操舵制御を確保するための捻りバネとしても作用
する。つまり、操作者が操舵機構における過剰な遊びを
感じることはない。
【0030】本発明による船外発動機用操舵装置の特定
実施例を以上において図示し説明したが、特許請求の範
囲に記載された広義の発明の範囲を逸脱することなく、
種々の変形および変更を成し得ることは当業者にとって
明かであろう。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、正確
な操舵制御を犠牲にせず振動が操舵リンク機構によって
吸収され、エンジン振動の舵柄アームへの伝達を最適に
最小限化可能な船外発動機用の操舵装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いるのに適した船外発動機の側面
図。
【図2】本発明による操舵装置の上方から見た斜視図。
【図3】図2の3−3線に沿ってほぼ矢視方向から見た
断面図。
【図4】本発明による操舵装置の別の実施例の上方から
見た斜視図。
【図5】本発明による操舵装置の更に別の実施例の部分
垂直断面図。
【図6】図2の6−6線に沿ってほぼ矢視方向から見た
部分断面図。
【符号の説明】
10…船外発動機 18…エンジン 28…船尾梁ブラケット 30…旋回ブラケット 33,33a,33b…操舵装置(キングピンアセンブ
リ) 34,34a…ピボットシャフト 36,36a…舵柄アーム 38,38a…エンジン取付手段(ブラケット) 48…旋回ブラケットの垂直通路 50,50a…ピボットシャフトの上端部 52,52a…ピボットシャフトの下端部 60,60a,60b…吸収手段(トルク管) 62,62a…トルク管の上端部 64,64a,64b…トルク管の下端部 66,66a…トルク管の中央部 68,68a…舵柄アームのピボット端 70,70a…環状ブッシュ 82…O−リング 84,84a,84b…支持ブラケット 86,86b…支持ブラケット開口 102…弾性ブッシュ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体に取り付けられる船尾梁ブラケット
    と、エンジンと、前記船尾梁ブラケットへ取り付けられ
    るとともに、垂直の通路を画成するように構成された旋
    回ブラケットとを有する船外発動機用操舵装置におい
    て、 上端部および下端部を有し、前記通路内に旋回自在に係
    合されるように寸法決めされた筒状のピボットシャフト
    と、 前記エンジンを前記旋回ブラケットに対して垂直軸を中
    心に回転自在に取り付けるエンジン取付手段と、 ピボット端を有する舵柄アームと、 前記エンジンによって発生され、前記エンジン取付手段
    に伝達された振動を吸収するべく前記筒状のピボットシ
    ャフト内に垂直に、かつ前記舵柄アームおよび前記エン
    ジン取付手段に関連して位置された吸収手段と、 を備えたことを特徴とする船外発動機用操舵装置。
  2. 【請求項2】 前記吸収手段が前記舵柄アームのピボッ
    ト端と前記エンジン取付手段との間に結合され、前記舵
    柄アームの操作による船外発動機の確実な操舵制御を可
    能とすることを特徴とする請求項1記載の船外発動機用
    操舵装置。
  3. 【請求項3】 前記吸収手段は、トルク管であることを
    特徴とする請求項1記載の船外発動機用操舵装置。
  4. 【請求項4】 前記トルク管は、上端部、中央部および
    下端部を有するとともに、これら各部がそれぞれ壁厚を
    有し、前記中央部が上下端部よりも相対的に薄い壁厚に
    形成されたことを特徴とする請求項3記載の船外発動機
    用操舵装置。
  5. 【請求項5】 前記ピボットシャフトは、一体状に設け
    られ、かつ前記吸収手段の下端部を受け入れるための開
    口が画成された支持ブラケットを有することを特徴とす
    る請求項1記載の船外発動機用操舵装置。
  6. 【請求項6】 前記開口にスプラインが形成され、前記
    吸収手段の下端部にも前記開口と噛み合い係合するよう
    スプラインが形成されていることを特徴とする請求項5
    記載の船外発動機用操舵装置。
  7. 【請求項7】 前記吸収手段は、その下端部に前記開口
    と摩擦係合する圧縮可能な弾性ブッシュを有した筒状部
    材であることを特徴とする請求項5記載の船外発動機用
    操舵装置。
  8. 【請求項8】 前記吸収手段の下端部が前記開口とキー
    止め関係となるように形成されていることを特徴とする
    請求項5記載の船外発動機用操舵装置。
  9. 【請求項9】 前記舵柄アームのピボット端が前記吸収
    手段に結合され、かつ前記エンジン取付手段が前記ピボ
    ットシャフトに結合されたことを特徴とする請求項1記
    載の船外発動機用操舵装置。
  10. 【請求項10】 前記ピボット端が前記吸収手段の上端
    部に結合され、かつ前記吸収手段の下端部が前記ピボッ
    トシャフトの下端部に結合され、さらに前記エンジン取
    付手段が前記ピボットシャフトの上端部に結合されたこ
    とを特徴とする請求項9記載の船外発動機用操舵装置。
  11. 【請求項11】 前記吸収手段の上端部と前記ピボット
    シャフトの上端部との間に環状のブッシュをさらに具備
    したことを特徴とする請求項1記載の船外発動機用操舵
    装置。
  12. 【請求項12】 前記ブッシュは、その上下端部がそれ
    ぞれテーパ状に形成された内面を有することを特徴とす
    る請求項11記載の船外発動機用操舵装置。
  13. 【請求項13】 前記ブッシュは、各々テーパ状端部を
    有する上下部と、これら上下部間に配設され、前記吸収
    手段の上端部と接触するO−リングとを備えていること
    を特徴とする請求項12記載の船外発動機用操舵装置。
  14. 【請求項14】 前記エンジン取付手段がエンジン取付
    ブラケットであることを特徴とする請求項1記載の船外
    発動機用操舵装置。
  15. 【請求項15】 船体に取り付けられる船尾梁ブラケッ
    トと、エンジンと、前記船尾梁ブラケットへ取り付けら
    れるとともに、垂直の通路を画成するように構成された
    旋回ブラケットとを有する船外発動機用操舵装置におい
    て、 上端部および下端部を有し、前記通路内に旋回自在に係
    合されるように寸法決めされた筒状のピボットシャフト
    と、 前記ピボットシャフトの上端部へ該ピボットシャフトと
    一緒に回転するように固定された第1端を有するエンジ
    ン取付ブラケットと、 前記エンジンによって発生された振動を吸収するべく
    前記筒状のピボットシャフト内に垂直に配設され、上端
    部および下端部を有するとともに、該下端部が前記ピボ
    ットシャフトの下端部に固定されたトルク管と、 前記トルク管の上端部に取り付けられたピボット端を有
    し、前記トルク管を介して前記エンジン取付ブラケット
    に結合された舵柄アームと、 を備えたことを特徴とする船外発動機用操舵装置。
  16. 【請求項16】 前記トルク管は、上端部、中央部およ
    び下端部を有するとともに、これら各部がそれぞれ壁厚
    を有し、前記中央部が上下端部よりも相対的に薄い壁厚
    に形成されていることを特徴とする請求項15記載の船
    外発動機用操舵装置。
  17. 【請求項17】 前記ピボットシャフトは、一体状に設
    けられ、かつ前記トルク管の下端部を受け入れるための
    開口が画成された支持ブラケットを有することを特徴と
    する請求項15記載の船外発動機用操舵装置。
  18. 【請求項18】 前記開口にスプラインが形成され、前
    記トルク管の下端部にも前記開口と噛み合い係合するよ
    うスプラインが形成されていることを特徴とする請求項
    17記載の船外発動機用操舵装置。
  19. 【請求項19】 前記トルク管は、その下端部に前記開
    口と摩擦係合する圧縮可能な弾性ブッシュを有した筒状
    部材であることを特徴とする請求項17記載の船外発動
    機用操舵装置。
  20. 【請求項20】 前記トルク管の下端部が前記開口とキ
    ー止め関係となるように形成されていることを特徴とす
    る請求項17記載の船外発動機用操舵装置。
JP5041578A 1992-03-06 1993-03-03 船外発動機用操舵装置 Pending JPH061295A (ja)

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