JPH0612947Y2

JPH0612947Y2 - 書籍等の収容ケース兼用スタンド

Info

Publication number: JPH0612947Y2
Application number: JP1988124162U
Authority: JP
Inventors: 賢治河野
Original assignee: 株式会社廣済堂
Priority date: 1988-09-22
Filing date: 1988-09-22
Publication date: 1994-04-06
Anticipated expiration: 2003-09-22
Also published as: JPH0244073U

Description

【考案の詳細な説明】［産業上の利用分野］本考案はＣＲＴオペレーションガイドブック，カレンダ
ー，紙芝居，電話帳，ＰＯＰ等の書籍類の読書や参照を
スムーズに行なう為、その収容ケースを兼ねる書見台に
関するものである。

［従来の技術］従来、ＣＲＴオペレーションガイドブック等の書籍類や
パンフレットを収容するブックケースはあったが、これ
を書見台として兼用出来るものは無かった。

［考案が解決しようとする課題］本考案は従来のＣＲＴオペレーションガイドブック等の
書籍類やパンフレット，カレンダー等の収容ケースを、
読書や参照をする際に書見台代わりに出来るものとし、
収容と兼用させることをその目的として開発したもので
ある。

［課題を解決するための手段］本考案は上述の目的を達成するために考案されたもの
で、書籍(1)等を収容するために一端或は両端を開放し
た中箱体(2)と、この中箱体(2)が挿入される外箱体(4)
と、この外箱体(4)の両端に形成された斜状開口部(5)
と、前記外箱体(4)の表面に形成される突出片(6)及び前
記中箱体(2)の一部を外箱体(4)から突出させた場合に中
箱体(2)を支持する両側支持片(7)を交互に残すようにし
て切り離す斜状切断部(8)と、前記外箱体(4)の背面に形
成される接続部(9)と、を有してなることを特徴として
いる。

［作用］本考案は上述の如く構成したもので、一端或は両端を開
放して表面に切り欠き部(3)を設けてある中箱体(2)に、
予め書籍(1)等を収容し、更に中箱体(2)を外箱体(4)内
に挿入して保存し、書籍(1)等を取り出して読書や参照
に使用する際には、中箱体(2)を外箱体(4)から引き出し
て下方にずらし、外箱体(4)を斜状切断部(8)から二つ折
りにし、再び中箱体(2)を外箱体(4)に押し入れて突出片
(6)と両側支持片(7)間に突き出す。すると、突き出され
た該中箱体(2)は該両側支持片(7)の先端で支持されるの
で、書籍等(1)を掛けても中箱体(2)は確実に書籍等(1)
を支持することができる。しかも、二つに折れた外箱体
(4)の斜状開口部(5)の全域が机の上面に密着状態で当接
するので、安定して立つことができる。この結果、書見
台としてこれを使用するに於いて、書籍(1)の表紙等を
外箱体(4)に突設した突出片(6)に引っ掛けることに依っ
て書籍(1)は書見台に係止され、順次、各頁をめくりな
がら読書や参照を行なうものである。

［実施例］本考案の一実施例を図面に基づき更に詳細に説明する
と、第１図は本考案の中箱体(2)に示す斜視図であり、
両端を開放した中箱体(2)の表面に切り欠き部(3)を設
け、書籍(1)等を収容したものである。

第２図は外箱体(4)を示す斜視図であり、外箱体(4)の両
端を斜状開口部(5)とし、表面適所に突出片(6)及び両側
支持片(7)を交互に残すように斜状切断部(8)で切り離し
て二つ折り出来るようにしたものである。

第３図は書見台として組み立てる手順を示す斜視図であ
り、読書や参照に使用する場合に於いて、まず書籍(1)
等を取り出し、中箱体(2)を外箱体(4)から引き出して下
方にずらし、外箱体(4)を両側の斜状切断部(8)から二つ
折りにし、背面の接続部(9)の連結部分に補強用のテー
プ(10)を貼り付けたものである。

第４図は上記手順に依り書見台として組み立てた状態を
示す斜視図であり、二つ折りにした外箱体(4)に、再び
中箱体(2)を押し入れて突出片(9)と両側支持片(7)との
間に突き出し、突き出された中箱体(2)は両側支持片(7)
の先端に支持される。従って、中箱体(2)を上方へ大き
く引き出した状態で書籍(1)を立て掛けても中箱体(2)の
中間部は前記両側支持片(7)に支持されるので、中箱体
(2)は確実に書籍(1)を支持することができる。また、二
つ折りにした外箱体(4)の一方に立て掛かって係止し、
尚且つ両端の斜状開口部(5)で机の上に安定して立つも
のである。

第５図は本考案の使用状態を示す斜視図であり、例え
ば、書籍(1)の表紙の外に舌版(11)を設け、突出片(6)に
引っ掛けることに依って書籍(1)は書見台に係止され、
順次、各頁をめくりながら読書や参照を行なうものであ
る。

第６図は舌版(11)を有する書籍(1)を示す斜視図であ
る。尚、別途に舌版等を設けずとも、表紙をそのまま引
っ掛けても良いものである。

［考案の効果］本考案は上述の実施例の如く構成した結果次の様な効果
を生じる。

本考案はＣＲＴオペレーションガイドブック，カレンダ
ー，紙芝居，電話帳，ＰＯＰ等の書籍類の読書や参照を
スムーズに行なう収容ケース兼用スタンドに関するもの
であり、従来ＣＲＴオペレーションガイドブック等の書
籍類やパンフレットを収容するブックケースはあった
が、これを書見台として兼用出来るものが無かったの
を、本考案は、例えば紙等の材料を用いると軽量，安価
で携帯に便利な上、読書や参照に強い印象を与える紙芝
居的な表現が可能となる書籍等の収容ケース兼用スタン
ドとなるものであり、パンフレット等のスムーズな提示
に依って説得力のあるセールス活動を可能とし、又、例
えばプラスチックや軽金属等を材料に用いた場合には、
輸送時に最適な強度を持ってコンパクトに収容出来、而
も、折り畳式の店内インフォメーション用立体ＰＯＰや
卓上楽譜スタンドとしてそのまま使用することが出来
る。また、スタンドとして使用する場合も折り曲げた外
箱体から中箱体を上方へ大きく引き出した状態で中箱体
の中間部は外箱体に形成されている２個の両側支持片に
支持されているので、中箱体を確実に支持できるので、
書籍を安定して支持できる。更に、外箱体の両端部には
斜状開口部が形成されているので、斜状開口部全域が机
の上面に安定して置くことができるという効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すものであり第１図は本考
案の中箱体を示す斜視図、第２図は外箱体を示す斜視
図、第３図は書見台とする組み立て手順を示す斜視図、
第４図は書見台と成した状態を示す斜視図、第５図は使
用状態を示す斜視図、第６図は舌版を有する書籍を示す
斜視図である。 (1)……書籍 (2)……中箱体 (3)……切り欠き部 (4)……外箱体 (5)……斜状開口部 (6)……突出片 (7)……両側支持片 (8)……斜状切断部 (9)……接続部 (10)……補強用のテープ (11)……舌版

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】書籍（１）等を収容するために一端或は両
端を開放した中箱体（２）と、この中箱体（２）が挿入
される外箱体（４）と、この外箱体（４）の両端に形成
された斜状開口部（５）と、前記外箱体（４）の表面に
形成される突出片（６）及び前記中箱体（２）の一部を
外箱体（４）から突出させた場合に中箱体（２）を支持
する両側支持片（７）を交互に残すようにして切り離す
斜状切断部（８）と、前記外箱体（４）の背面に形成さ
れる接続部（９）と、を有してなることを特徴とする書
籍等の収容ケース兼用スタンド。