JP3027955U

JP3027955U - 上製本型コンパクトディスク収納本

Info

Publication number: JP3027955U
Application number: JP1996001491U
Authority: JP
Inventors: 進五十嵐
Original assignee: 有限会社協同企画印刷
Priority date: 1996-02-14
Filing date: 1996-02-14
Publication date: 1996-08-20
Anticipated expiration: 2002-02-14

Abstract

(57)【要約】【目的】極めてスッキリとした形態でＣＤの収容が出
来るようにした上製本型コンパクトディスク収納本と言
う新規の製品の提供を図ったものである。【構成】本の内容を表して成る冊子部５と、後端縁を
綴込み用枠板４ｂに対し本の開き方向に折曲げ自在に連
結すると共に中央部にＣＤ填め込み用トレー部４ａを凹
設して成るＣＤ収納板４とを、互いに合致させて綴り込
む。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、アルバム本、辞典本、小説本のような冊子部分と、コンパクトディスク（以下、ＣＤと言う）収納部分とを具え、写真を見たり本を読んだりすると同時に、収納されているＣＤを取り出して、音楽または肉声等の聴取ができるようにした上製本型コンパクトディスク収納本に関するものある。

【０００２】

【従来の技術】

従来、本とＣＤを組合わせたものは、本の裏表紙の内面にポケット状の袋を形成し、この中にＣＤを収容するように構成したものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記したようにポケット内にＣＤを収容するものであると、当該ポケット部分が膨らんでしまい、本を閉じた際に冊子部分に反りが生じてしまうため、極めて不自然な外観を呈することとなった。また、収容されているＣＤ自体も、これが膨らんでいるため傷付け易いと言うような問題が伴った。本考案はこのような従来の問題を解決した、上製本型コンパクトディスク収納本と言う新規の製品を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、アルバム、辞典、小説等、目的とする本の内容を表して成る冊子部５と、後端縁を綴込み用枠板４ｂに対し本の開き方向に折曲げ自在に連結すると共に中央部にＣＤ填め込み用トレー部４ａを凹設して成るＣＤ収納板４とを、互いに合致させて綴り込み、前記綴込み用枠板４ｂとＣＤ収納板４とは、厚さと縦幅が夫々等しくするように構成したことを特徴とする上製本型コンパクトディスク収納本に係る。本考案はこのような構成の採用に基づき前記した従来の問題を解決したものである。

【０００５】

【作用】

冊子部５として、アルバム、辞典、小説等、目的とする本の内容が印刷されたものを用い、填め込み用トレー部４ａに対して当該本の内容に即応したＣＤを嵌め込むことに依り、完成した本とされる。

【０００６】

【実施例】

図１において、１は表表紙、２は背表紙、３は裏表紙であって、下記するＣＤ収納板４及び冊子部５を綴じ込むためのものである。

【０００７】４はＣＤ収納板であって、その中央部にはＣＤ填め込み用トレー部４ａが凹設されている。４ｂは綴込み用枠板であって、ＣＤ収納板４をその後端縁において、本の開き方向に折曲げ自在とするように連結してある。また、綴込み用枠板４ｂとＣＤ収納板４とは、厚さと縦幅が各等しくするように構成してある。

【０００８】５は冊子部であって、アルバム本の場合は写真を、辞典本の場合は解説文を、また、小説本の場合は物語文を、各表示することに依って目的とする本の内容を司るものである。

【０００９】上記した冊子部５と、後端縁に綴込み用枠板４を連結した状態のＣＤ収納板４とは、等しい大きさとするように構成してある。そして、当該冊子部５とＣＤ収納板４とは、各合致させた状態で、前記背表紙２側で綴じ込むように構成してある。

【００１０】図４は本考案の他の実施例を示したものであって、ＣＤ収納板４０として、中央に、別体のＣＤ填め込み用トレーを取り付けるための凹窪部４１を形成するように構成したものである。そして、他の構成は前記した図１に示した第１実施例と同様である。

【００１１】すなわち、図１に示した第１実施例は、ＣＤ収納板４にＣＤ填め込み用トレー部４ａを一体成形するように構成したものである。これに対して図４に示す第２実施例は、この状態で業者に販売し、購入した業者は、自己が独自に形成した別体のＣＤ填め込み用トレーを取り付けるようにしたものである。これは、本考案の購入業者の都合に基づき、任意に選択される構成に属するものであり、完成化されたものは、何れもＣＤ填め込み用トレー部を具えたものとされる。

【００１２】本考案は、冊子部５はアルバム、辞典、小説等、本の目的とする内容が印刷されたものを用い、填め込み用トレー部４ａに対して、本の内容に即応したＣＤを嵌め込むことに依り、完成した本とされ、この状態で一般に販売される。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は、冊子部５と、後端縁を綴込み用枠板４ｂに対し本の開き方向に折曲げ自在とするように連結すると共に中央部にＣＤ填め込み用トレー部４ａを凹設して成るＣＤ収納板４とを、互いに合致させて綴り込むように構成したから、極めてスッキリとした外観を具えた「上製本型コンパクトディスク収納本」と言う、新規の製品が提供される。

【００１４】すなわち、従来のように、裏表紙等に袋を設け、これにＣＤを収容するように構成した場合、当該ポケット部分が膨らんでしまい、本を閉じた際に冊子部分に反りが生じてしまうと言うような不体裁性が伴ったが、本考案によれば、ＣＤはトレー部４ａ内に完全に収容されてしまうため、このような問題を全く解消する。そして、ＣＤの保護と言う点でも完璧なものとされる。

【００１５】また、本考案は、ＣＤ収納板４はその後端縁を綴込み用枠板４ｂに対し本の開き方向に折曲げ自在に連結するように構成したから、ＣＤ収納板４は一杯に開くことが出来、従って、ＣＤの出し入れが著しく容易化される。また、綴込み用枠板４ｂとＣＤ収納板４とは、厚さと縦幅が夫々等しくするように構成したから、外観的に極めて整然としたものなり、通常の本と全く変わらない外観を呈することとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例を表した斜視図である。

【図２】ＣＤ収納板４が開いた状態にある綴り込み基端
部をあらわした断面図である。

【図３】ＣＤ収納板４が閉じた状態にある綴り込み基端
部をあらわした断面図である。

【図４】本考案の第２の実施例を表した斜視図である。

【符号の説明】

１表表紙２背表紙３裏表紙４ＣＤ収納板 4a ＣＤ填め込み用トレー部 4b 綴込み用枠板５冊子部 40 ＣＤ収納板 41 凹窪部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】アルバム、辞典、小説等、目的とする本
の内容を表して成る冊子部(５)と、後端縁を綴込み用枠
板(４ｂ)に対し本の開き方向に折曲げ自在に連結すると
共に中央部にＣＤ填め込み用トレー部(４ａ)を凹設して
成るＣＤ収納板(４)とを、互いに合致させて綴り込み、
前記綴込み用枠板(４ｂ)とＣＤ収納板(４)とは、厚さと
縦幅が夫々等しくするように構成したことを特徴とする
上製本型コンパクトディスク収納本。
【請求項２】アルバム、辞典、小説等、目的とする本
の内容を表して成る冊子部(５)と、後端縁を綴込み用枠
板(４ｂ)に対し本の開き方向に折曲げ自在に連結すると
共に中央部に別体のＣＤ填め込み用トレーを取付けるた
めの凹窪部(４１)を形成して成るＣＤ収納板(４０)と
を、互いに合致させて綴り込み、前記綴込み用枠板(４
ｂ)とＣＤ収納板(４０)とは、厚さと縦幅が夫々等しく
するように構成したことを特徴とする上製本型コンパク
トディスク収納本。