JPH06128797A - 浸漬処理装置 - Google Patents
浸漬処理装置Info
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- JPH06128797A JPH06128797A JP30660792A JP30660792A JPH06128797A JP H06128797 A JPH06128797 A JP H06128797A JP 30660792 A JP30660792 A JP 30660792A JP 30660792 A JP30660792 A JP 30660792A JP H06128797 A JPH06128797 A JP H06128797A
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- line
- crane
- traveling carriage
- cranes
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- Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)
- Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生産量の増大に対してラインの高速化で対応
できる浸漬処理装置を提供する。 【構成】 複数の浸漬処理液槽を直列してなる処理ライ
ンの上部に、該処理ラインに沿ってキャリアバーを互い
に受渡し可能な複数の搬送クレーンを備えてなる浸漬処
理装置において、前記搬送クレーンの走行路の上方に、
空になった前記キャリアバーを支持して処理ラインの終
端から始端へ返送可能な天井走行台車を設けるととも
に、該天井走行台車と前記搬送クレーンの間で、該キャ
リアバーを受渡しするリフタを設け、アンロード側の空
キャリアバーを、搬送クレーンの運行プログラムに関わ
りなくロード側へ返送できるようにした。
できる浸漬処理装置を提供する。 【構成】 複数の浸漬処理液槽を直列してなる処理ライ
ンの上部に、該処理ラインに沿ってキャリアバーを互い
に受渡し可能な複数の搬送クレーンを備えてなる浸漬処
理装置において、前記搬送クレーンの走行路の上方に、
空になった前記キャリアバーを支持して処理ラインの終
端から始端へ返送可能な天井走行台車を設けるととも
に、該天井走行台車と前記搬送クレーンの間で、該キャ
リアバーを受渡しするリフタを設け、アンロード側の空
キャリアバーを、搬送クレーンの運行プログラムに関わ
りなくロード側へ返送できるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アルミサッシの表面
処理などを行う浸漬処理装置における搬送系の改良に関
するものである。
処理などを行う浸漬処理装置における搬送系の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にアルミサッシの皮膜形成システム
は、被処理物(アルミサッシなど)をキャリアバーの下
側に懸吊するとともに、該キャリアバーを、浸漬処理槽
が直線状に配列した処理ラインに沿って、複数の門型搬
送クレーンで移送するようになっている。即ち、
は、被処理物(アルミサッシなど)をキャリアバーの下
側に懸吊するとともに、該キャリアバーを、浸漬処理槽
が直線状に配列した処理ラインに沿って、複数の門型搬
送クレーンで移送するようになっている。即ち、
【0003】ロード→脱脂→水洗→ディスマット→水洗
→陽極酸化→水洗→着色→水洗→湯洗→水洗→電着塗装
→水洗→乾燥→アンロード といった一連の浸漬処理工程を、所定の運行プログラム
に従って稼動される複数の搬送クレーン間で互いに連携
しながら、キャリアバーを移送するように構成されてい
る。
→陽極酸化→水洗→着色→水洗→湯洗→水洗→電着塗装
→水洗→乾燥→アンロード といった一連の浸漬処理工程を、所定の運行プログラム
に従って稼動される複数の搬送クレーン間で互いに連携
しながら、キャリアバーを移送するように構成されてい
る。
【0004】こうしたシステムでは、アンロード部で被
処理物をキャリアバーからアンラッキングした後、空に
なったキャリアバーを搬送クレーンを使ってロード側に
返送することを、同じ運行プログラムの中で行ってい
た。また、搬送クレーンの修理や点検を行うには、重量
物である保守・点検用機器を人力(人手による作業)で
搬送クレーン上に運び上げて、保守作業を行っていた。
また、各処理液槽に付随する装置系のトラブルや、処理
ライン内でのキャリアバーの不良発生時の際、修理装置
を所望の位置まで運ぶ作業も、やはり人力によってい
た。
処理物をキャリアバーからアンラッキングした後、空に
なったキャリアバーを搬送クレーンを使ってロード側に
返送することを、同じ運行プログラムの中で行ってい
た。また、搬送クレーンの修理や点検を行うには、重量
物である保守・点検用機器を人力(人手による作業)で
搬送クレーン上に運び上げて、保守作業を行っていた。
また、各処理液槽に付随する装置系のトラブルや、処理
ライン内でのキャリアバーの不良発生時の際、修理装置
を所望の位置まで運ぶ作業も、やはり人力によってい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】生産量の増加が要求さ
れる一連のラインでは、その処理の高速化が強く望まれ
ているが、搬送クレーンの動作スピードアップだけでは
対応が困難になっているのが現状である。そこで、搬送
クレーンの設置台数を増やして処理能力を増強すること
が考えられるが、この場合、処理ラインにおける搬送ク
レーン同士の干渉の可能性が大きな障害となる。このた
め、上記従来の浸漬処理装置では、現行以上のラインの
高速化が困難であるという問題点があった。
れる一連のラインでは、その処理の高速化が強く望まれ
ているが、搬送クレーンの動作スピードアップだけでは
対応が困難になっているのが現状である。そこで、搬送
クレーンの設置台数を増やして処理能力を増強すること
が考えられるが、この場合、処理ラインにおける搬送ク
レーン同士の干渉の可能性が大きな障害となる。このた
め、上記従来の浸漬処理装置では、現行以上のラインの
高速化が困難であるという問題点があった。
【0006】即ち、皮膜処理ライン内には複数の搬送ク
レーンが配設され、適宜の時間間隔によりプログラム運
転され、互いの干渉を避けながら各工程間の搬送を行う
ようにプログラム運転されているが、現在設置されてい
るクレーン数は飽和状態であって、新たなクレーンを追
加しても、他のクレーンとの干渉を避けるための無駄な
動きが増え、生産性の向上は期待できなかった。
レーンが配設され、適宜の時間間隔によりプログラム運
転され、互いの干渉を避けながら各工程間の搬送を行う
ようにプログラム運転されているが、現在設置されてい
るクレーン数は飽和状態であって、新たなクレーンを追
加しても、他のクレーンとの干渉を避けるための無駄な
動きが増え、生産性の向上は期待できなかった。
【0007】また、従来の浸漬処理装置では、ライン内
における搬送系(搬送クレーンとその周辺機器、キャリ
アバーなど)の修理点検に時間がかかり過ぎ、生産上の
ロスタイムを招くことが度々あった。また、修理点検時
の機器、道具などには、大型の重量物が多いため、それ
らの運送に多くの人手を要し、危険が伴うという問題点
もあった。さらに、キャリアバー、周辺機器などの修理
点検を行う際、処理ライン内には充分な作業スペースが
ないという問題点もあった。
における搬送系(搬送クレーンとその周辺機器、キャリ
アバーなど)の修理点検に時間がかかり過ぎ、生産上の
ロスタイムを招くことが度々あった。また、修理点検時
の機器、道具などには、大型の重量物が多いため、それ
らの運送に多くの人手を要し、危険が伴うという問題点
もあった。さらに、キャリアバー、周辺機器などの修理
点検を行う際、処理ライン内には充分な作業スペースが
ないという問題点もあった。
【0008】この発明の第1の目的は、生産量の増大に
対してラインの高速化で対応できる浸漬処理装置を提供
することにある。また、この発明の第2の目的は、保守
用の機器を人手によらずに移送でき、修理・点検に要す
る時間を短縮できる浸漬処理装置を提供することにあ
る。また、この発明の第3の目的は、処理ラインの外側
で、安全かつ軽便に保守点検を行うことができる浸漬処
理装置を提供することにある。
対してラインの高速化で対応できる浸漬処理装置を提供
することにある。また、この発明の第2の目的は、保守
用の機器を人手によらずに移送でき、修理・点検に要す
る時間を短縮できる浸漬処理装置を提供することにあ
る。また、この発明の第3の目的は、処理ラインの外側
で、安全かつ軽便に保守点検を行うことができる浸漬処
理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の浸漬処理装置は、複数の浸漬処理液槽を
直列してなる処理ラインの上部に、該処理ラインに沿っ
てキャリアバーを互いに受渡し可能な複数の搬送クレー
ンを備えてなる浸漬処理装置において、前記搬送クレー
ンの走行路の上方に、空になった前記キャリアバーを支
持して処理ラインの終端から始端へ返送可能な天井走行
台車を設けるとともに、該天井走行台車と前記搬送クレ
ーンの間で、該キャリアバーを受渡しするリフタを設
け、アンロード側のキャリアバーを、搬送クレーンの運
行プログラムに関わりなくロード側へ返送できるように
したものである。
め、この発明の浸漬処理装置は、複数の浸漬処理液槽を
直列してなる処理ラインの上部に、該処理ラインに沿っ
てキャリアバーを互いに受渡し可能な複数の搬送クレー
ンを備えてなる浸漬処理装置において、前記搬送クレー
ンの走行路の上方に、空になった前記キャリアバーを支
持して処理ラインの終端から始端へ返送可能な天井走行
台車を設けるとともに、該天井走行台車と前記搬送クレ
ーンの間で、該キャリアバーを受渡しするリフタを設
け、アンロード側のキャリアバーを、搬送クレーンの運
行プログラムに関わりなくロード側へ返送できるように
したものである。
【0010】前記天井走行台車にホイストを設け、搬送
クレーンの運行プログラムに関わりなく、保守用機器な
ど重量物の搬送を行えるようにしたものである。前記処
理ラインの端部に、保守作業エリアを設け、保守作業を
ラインの生産サイクルとは無関係に、ライン外で安全か
つ迅速に遂行できるようにしたものである。
クレーンの運行プログラムに関わりなく、保守用機器な
ど重量物の搬送を行えるようにしたものである。前記処
理ラインの端部に、保守作業エリアを設け、保守作業を
ラインの生産サイクルとは無関係に、ライン外で安全か
つ迅速に遂行できるようにしたものである。
【0011】
【作用】ロード側の下段ストックコンベアから供給され
たキャリアバー1枠分(1〜4本)は、搬送クレーンに
移送された後、所定の運行プログラムに従って、複数の
搬送クレーンの協調動作により、各工程を順次搬送され
る。即ち、まず脱脂槽より、ディスマット、陽極酸化、
着色、湯洗、電着塗装などの各工程を経て、最終段の乾
燥工程にて定められた処理時間だけ乾燥処理された後、
アンロード部の下段ストックコンベアに載置される。
たキャリアバー1枠分(1〜4本)は、搬送クレーンに
移送された後、所定の運行プログラムに従って、複数の
搬送クレーンの協調動作により、各工程を順次搬送され
る。即ち、まず脱脂槽より、ディスマット、陽極酸化、
着色、湯洗、電着塗装などの各工程を経て、最終段の乾
燥工程にて定められた処理時間だけ乾燥処理された後、
アンロード部の下段ストックコンベアに載置される。
【0012】次に、ダンプ装置のテーブルにてキャリア
バーを1本づつ横転させ、被処理物が外され、空になっ
たキャリアバーを上段ストックコンベアに供給する。こ
のキャリアバー1枠分(1〜4本)は、アンロード側の
リフタにて上段ストックコンベアに送られる。この空キ
ャリアバーは、受渡しリフタにより返送台車受け取り位
置まで上昇した後、待機位置にいた天井走行台車が受け
取り点まで前進し、さらに受渡しリフタが下降すること
により、天井走行台車の支持アームに受け渡される。そ
して、走行台車に載せられたキャリアバーは、搬送クレ
ーンの運行とは無関係に、ロード側へ返送される。
バーを1本づつ横転させ、被処理物が外され、空になっ
たキャリアバーを上段ストックコンベアに供給する。こ
のキャリアバー1枠分(1〜4本)は、アンロード側の
リフタにて上段ストックコンベアに送られる。この空キ
ャリアバーは、受渡しリフタにより返送台車受け取り位
置まで上昇した後、待機位置にいた天井走行台車が受け
取り点まで前進し、さらに受渡しリフタが下降すること
により、天井走行台車の支持アームに受け渡される。そ
して、走行台車に載せられたキャリアバーは、搬送クレ
ーンの運行とは無関係に、ロード側へ返送される。
【0013】返送されたキャリアバーは、アンロード側
とは逆の手順でロード側のリフタに受け渡され、ロード
側ストックコンベア上段に載置される。そして、ダンプ
装置テーブルにて、キャリアバーを1本づつ横転して被
処理物がラッキングされ、下段ストックコンベアに供給
されて、搬送クレーンに再移送される。こうした一連の
動きを繰り返すことにより、キャリアバーは効率よく循
環されることとなる。
とは逆の手順でロード側のリフタに受け渡され、ロード
側ストックコンベア上段に載置される。そして、ダンプ
装置テーブルにて、キャリアバーを1本づつ横転して被
処理物がラッキングされ、下段ストックコンベアに供給
されて、搬送クレーンに再移送される。こうした一連の
動きを繰り返すことにより、キャリアバーは効率よく循
環されることとなる。
【0014】一方、保守・点検作業が必要な場合、天井
走行台車に設置したホイスト設備を使って、重量物であ
る保守用機器は、作業位置まで人力によらずに搬送され
る。また、キャリアバーの修理が必要な場合は、キャリ
アバーは、天井走行台車によって、処理ラインの端部に
設けられた保守作業エリアまで運搬され、ラインの運転
状態とは無関係に所定の作業が行われ、修理点検の終了
後、搬送ラインへと返送される。
走行台車に設置したホイスト設備を使って、重量物であ
る保守用機器は、作業位置まで人力によらずに搬送され
る。また、キャリアバーの修理が必要な場合は、キャリ
アバーは、天井走行台車によって、処理ラインの端部に
設けられた保守作業エリアまで運搬され、ラインの運転
状態とは無関係に所定の作業が行われ、修理点検の終了
後、搬送ラインへと返送される。
【0015】
【実施例】以下、この発明を添付図面に示す一実施例に
基づいて説明する。図1は本願浸漬処理装置のライン構
成を示す正面図、図2は天井走行台車と搬送クレーンの
関係を示す側面図、図3は天井走行台車とホイストの関
係を示す正面図である。
基づいて説明する。図1は本願浸漬処理装置のライン構
成を示す正面図、図2は天井走行台車と搬送クレーンの
関係を示す側面図、図3は天井走行台車とホイストの関
係を示す正面図である。
【0016】図において、本願装置の処理ライン100
は、床面上に、ダンプ装置1、ロード部2、処理液槽E
1 〜En 、焼付乾燥炉3、アンロード部4、及びダンプ
装置5が直線的に配列されている。各処理液槽E1 〜E
n の両側上部にはキャリア受け(図示せず)が設けら
れ、キャリアバーKの両端部を支持できるようになって
いる。該処理ライン100は、その処理内容にもよる
が、全長は100〜200mに及ぶことがある。
は、床面上に、ダンプ装置1、ロード部2、処理液槽E
1 〜En 、焼付乾燥炉3、アンロード部4、及びダンプ
装置5が直線的に配列されている。各処理液槽E1 〜E
n の両側上部にはキャリア受け(図示せず)が設けら
れ、キャリアバーKの両端部を支持できるようになって
いる。該処理ライン100は、その処理内容にもよる
が、全長は100〜200mに及ぶことがある。
【0017】該処理ライン100の両側上部には、軌道
101が敷設されており、該軌道101に沿って移動可
能な門型搬送クレーンH1 〜H5 が設けられている。こ
れらの搬送クレーンH1 〜H5 は、所定の運転プログラ
ムによって互いに干渉を避けながら稼働できるように構
成され、キャリアバーKを所望の処理液槽E1 〜Enへ
と搬送できるようになっている。
101が敷設されており、該軌道101に沿って移動可
能な門型搬送クレーンH1 〜H5 が設けられている。こ
れらの搬送クレーンH1 〜H5 は、所定の運転プログラ
ムによって互いに干渉を避けながら稼働できるように構
成され、キャリアバーKを所望の処理液槽E1 〜Enへ
と搬送できるようになっている。
【0018】前記ダンプ装置1は、ロード部2の上段ス
トックコンベア21から供給されたキャリアバーKを転
倒させて被処理物(アルミサッシなど)をチャッキング
した後、該キャリアバーKを起立させて下段ストックコ
ンベア22に搬出できるように構成されている。該コン
ベア22に載置されたキャリアバーKは、規定の本数
(本実施例では4本で1組)に達した時点で、搬送クレ
ーンH1 によって搬出され、前記処理液槽E1 〜En に
順次移送される。この時、搬送クレーンH1 〜H5 は、
互いの干渉と運転効率を勘案した連携動作によって、各
液槽E1 〜En へのキャリアバーKの搬出入を行うよう
になっている。
トックコンベア21から供給されたキャリアバーKを転
倒させて被処理物(アルミサッシなど)をチャッキング
した後、該キャリアバーKを起立させて下段ストックコ
ンベア22に搬出できるように構成されている。該コン
ベア22に載置されたキャリアバーKは、規定の本数
(本実施例では4本で1組)に達した時点で、搬送クレ
ーンH1 によって搬出され、前記処理液槽E1 〜En に
順次移送される。この時、搬送クレーンH1 〜H5 は、
互いの干渉と運転効率を勘案した連携動作によって、各
液槽E1 〜En へのキャリアバーKの搬出入を行うよう
になっている。
【0019】一連の浸漬処理工程を通過したキャリアバ
ーKは、前記焼付乾燥炉3にて所定時間だけ乾燥処理さ
れ、搬送クレーンH5 によりアンロード部4の下段スト
ックコンベア41に順次載置される。このキャリアバー
Kは、アンロード側ダンプ装置5によって1本づつ転倒
され、被処理物を離脱した後、上段ストックコンベア4
2へと移載されるようになっている。処理済みの被処理
物は、ダンプ装置5の近傍に配設されたコンベアによ
り、ライン100外へ製品として搬出されるようになっ
ている。
ーKは、前記焼付乾燥炉3にて所定時間だけ乾燥処理さ
れ、搬送クレーンH5 によりアンロード部4の下段スト
ックコンベア41に順次載置される。このキャリアバー
Kは、アンロード側ダンプ装置5によって1本づつ転倒
され、被処理物を離脱した後、上段ストックコンベア4
2へと移載されるようになっている。処理済みの被処理
物は、ダンプ装置5の近傍に配設されたコンベアによ
り、ライン100外へ製品として搬出されるようになっ
ている。
【0020】10は前記処理ライン100の上方に配設
された天井走行台車で、該天井走行台車10により、空
になったキャリアバーKを処理ライン100の終端部か
ら始端側へ返送するためのものである。即ち、処理ライ
ン100の終端部において、空になったキャリアバーK
(本実施例では4本1組)は、受渡しリフタ60により
前記上段ストックコンベア42から受け取り位置まで上
昇した後、待機位置にいた天井走行台車10が受け取り
点まで前進し、さらに受渡しリフタ60が下降すること
により、支持アーム11でキャリアバーKの下側を支持
するようになっている。そして、該天井走行台車10
は、前記搬送クレーンH1 〜H5 の運転状態に関わらず
移動して、空のキャリアバーKをライン100の始端部
(ロード部2側のリフタ70)へと返送できるように構
成されている。返送されたキャリアバーKは、リフタ7
0により、前記ロード側の上段ストックコンベア21に
載置され、前述したような手順で被処理物が懸吊され、
次の処理工程へと循環使用されることとなる。
された天井走行台車で、該天井走行台車10により、空
になったキャリアバーKを処理ライン100の終端部か
ら始端側へ返送するためのものである。即ち、処理ライ
ン100の終端部において、空になったキャリアバーK
(本実施例では4本1組)は、受渡しリフタ60により
前記上段ストックコンベア42から受け取り位置まで上
昇した後、待機位置にいた天井走行台車10が受け取り
点まで前進し、さらに受渡しリフタ60が下降すること
により、支持アーム11でキャリアバーKの下側を支持
するようになっている。そして、該天井走行台車10
は、前記搬送クレーンH1 〜H5 の運転状態に関わらず
移動して、空のキャリアバーKをライン100の始端部
(ロード部2側のリフタ70)へと返送できるように構
成されている。返送されたキャリアバーKは、リフタ7
0により、前記ロード側の上段ストックコンベア21に
載置され、前述したような手順で被処理物が懸吊され、
次の処理工程へと循環使用されることとなる。
【0021】90は天井走行台車10に設けられたホイ
ストで、該ホイスト90は、重量物を懸吊して上下動で
きるとともに、処理ライン100に対して横走行(ライ
ン100の長手方向に対して直角方向へ走行)できるよ
うに構成されている。従って、天井走行台車10の走行
機能と合わせることにより、該ホイスト90は、3次元
空間内で任意の方向への重量物運搬が可能になってい
る。このため、例えば、処理ライン100内にて何らか
のトラブルが生じた際、修理用の機器・工具類を、人手
を煩わすことなく、目的位置へと速やかに運搬すること
ができる。
ストで、該ホイスト90は、重量物を懸吊して上下動で
きるとともに、処理ライン100に対して横走行(ライ
ン100の長手方向に対して直角方向へ走行)できるよ
うに構成されている。従って、天井走行台車10の走行
機能と合わせることにより、該ホイスト90は、3次元
空間内で任意の方向への重量物運搬が可能になってい
る。このため、例えば、処理ライン100内にて何らか
のトラブルが生じた際、修理用の機器・工具類を、人手
を煩わすことなく、目的位置へと速やかに運搬すること
ができる。
【0022】20は前記処理ライン100の終端(アン
ロード側端部)に設けられた保守作業エリアで、該保守
作業エリア20にて、キャリアバーKやその他機器の点
検修理を行うことができるようになっている。即ち、前
記アンロード側の上段ストックコンベア42に載置され
たキャリアバーKに不良箇所がある時は、リフタ60を
介して天井走行台車10に移載されたキャリアバーK
は、保守作業エリア20側のリフタ80に移送され、該
保守作業エリア20に載置されるように構成されてい
る。
ロード側端部)に設けられた保守作業エリアで、該保守
作業エリア20にて、キャリアバーKやその他機器の点
検修理を行うことができるようになっている。即ち、前
記アンロード側の上段ストックコンベア42に載置され
たキャリアバーKに不良箇所がある時は、リフタ60を
介して天井走行台車10に移載されたキャリアバーK
は、保守作業エリア20側のリフタ80に移送され、該
保守作業エリア20に載置されるように構成されてい
る。
【0023】該保守作業エリア20は、前記搬送クレー
ンH1 〜H5 の運行エリアから離れているため、安全に
作業することができる。また、保守・点検に必要な機器
や資材は、前記ホイスト90によって、人手を煩わすこ
となく搬送できるようになっている。
ンH1 〜H5 の運行エリアから離れているため、安全に
作業することができる。また、保守・点検に必要な機器
や資材は、前記ホイスト90によって、人手を煩わすこ
となく搬送できるようになっている。
【0024】尚、前記ホイスト90は、天井走行台車1
0とともに処理ライン100の搬送方向へ移動可能であ
るから、横走行機能は必ずしも必要ではない。また、保
守点検エリア20は、処理ライン100の始端、即ち、
ロード部2側に設けてもよい。
0とともに処理ライン100の搬送方向へ移動可能であ
るから、横走行機能は必ずしも必要ではない。また、保
守点検エリア20は、処理ライン100の始端、即ち、
ロード部2側に設けてもよい。
【0025】
【発明の効果】上記のようにこの発明の浸漬処理装置
は、複数の浸漬処理液槽を直列してなる処理ラインの上
部に、該処理ラインに沿ってキャリアバーを互いに受渡
し可能な複数の搬送クレーンを備えてなる浸漬処理装置
において、前記搬送クレーンの走行路の上方に、空にな
った前記キャリアバーを支持して処理ラインの終端から
始端へ返送可能な天井走行台車を設けるとともに、該天
井走行台車と前記搬送クレーンの間で、該キャリアバー
を受渡しするリフタを設けているので、アンロード側の
キャリアバーを、搬送クレーンの運行プログラムに関わ
りなくロード側へ返送することができる。
は、複数の浸漬処理液槽を直列してなる処理ラインの上
部に、該処理ラインに沿ってキャリアバーを互いに受渡
し可能な複数の搬送クレーンを備えてなる浸漬処理装置
において、前記搬送クレーンの走行路の上方に、空にな
った前記キャリアバーを支持して処理ラインの終端から
始端へ返送可能な天井走行台車を設けるとともに、該天
井走行台車と前記搬送クレーンの間で、該キャリアバー
を受渡しするリフタを設けているので、アンロード側の
キャリアバーを、搬送クレーンの運行プログラムに関わ
りなくロード側へ返送することができる。
【0026】前記天井走行台車にホイストを設けている
ので、搬送クレーンの運行プログラムに関わりなく、保
守用機器など重量物の搬送を行うことができる。前記処
理ラインの端部に、保守作業エリアを設けているので、
保守作業をラインの生産サイクルとは無関係に、ライン
外で安全かつ迅速に遂行することができる。このため、
浸漬処理装置のライン高速化だけでなく、省力化と安全
性向上をも同時に実現できるという優れた効果を奏する
ものである。
ので、搬送クレーンの運行プログラムに関わりなく、保
守用機器など重量物の搬送を行うことができる。前記処
理ラインの端部に、保守作業エリアを設けているので、
保守作業をラインの生産サイクルとは無関係に、ライン
外で安全かつ迅速に遂行することができる。このため、
浸漬処理装置のライン高速化だけでなく、省力化と安全
性向上をも同時に実現できるという優れた効果を奏する
ものである。
【図1】本願浸漬処理装置の全体構成を示す正面図であ
る。
る。
【図2】天井走行台車と搬送クレーンの関係を示す側面
図である。
図である。
【図3】天井走行台車とホイストの関係を示す正面図で
ある。
ある。
2 ロード 3 焼付乾燥炉 4 アンロード 10 天井走行台車 11 支持アーム 20 保守作業エリア 60、70、80 リフタ 90 ホイスト 100 処理ライン H1 、H2 〜H5 搬送クレーン E1 、E2 〜En 浸漬処理液槽 K キャリアバー
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の浸漬処理液槽を直列してなる処理
ラインの上部に、該処理ラインに沿ってキャリアバーを
互いに受渡し可能な複数の搬送クレーンを備えてなる浸
漬処理装置において、前記搬送クレーンの走行路の上方
に、空になった前記キャリアバーを支持して処理ライン
の終端から始端へ返送可能な天井走行台車を設けるとと
もに、該天井走行台車と前記搬送クレーンの間で、該キ
ャリアバーを受渡しするリフタを設けたことを特徴とす
る浸漬処理装置。 - 【請求項2】 前記天井走行台車にホイストを設けたこ
とを特徴とする請求項1に記載の浸漬処理装置。 - 【請求項3】 前記処理ラインの端部に、保守作業エリ
アを設けたことを特徴とする請求項2に記載の浸漬処理
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30660792A JPH06128797A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 浸漬処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30660792A JPH06128797A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 浸漬処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06128797A true JPH06128797A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17959114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30660792A Pending JPH06128797A (ja) | 1992-10-20 | 1992-10-20 | 浸漬処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06128797A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190107992A (ko) * | 2018-03-13 | 2019-09-23 | 김상진 | 피막처리물을 거치하기 위한 캐리어바의 반송시스템 및 그 방법 |
-
1992
- 1992-10-20 JP JP30660792A patent/JPH06128797A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190107992A (ko) * | 2018-03-13 | 2019-09-23 | 김상진 | 피막처리물을 거치하기 위한 캐리어바의 반송시스템 및 그 방법 |
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