JPH0612874B2 - ソリツドステ−トリレ−回路 - Google Patents

ソリツドステ−トリレ−回路

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JPH0612874B2
JPH0612874B2 JP60273921A JP27392185A JPH0612874B2 JP H0612874 B2 JPH0612874 B2 JP H0612874B2 JP 60273921 A JP60273921 A JP 60273921A JP 27392185 A JP27392185 A JP 27392185A JP H0612874 B2 JPH0612874 B2 JP H0612874B2
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JP
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electrode
photovoltaic
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relay circuit
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重喜 小林
憲治 小川
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ソリッドステートリレーに係わり、特に、高
速スイッチング動作を可能にするための放電回路に関す
る。
〔従来の技術〕
従来まで、この種のMOSFETを出力素子としたソリ
ッドステートリレーは、第4図に示すように、入力端子
1から印加された電圧により、発光ダイオード2を点灯
させ、この発生した光により、フォトダイオードを直列
につないだ光起電力素子群3の両端に光起電力が発生し
出力素子である電界効果型トランジスタ(以下MOSF
ET)4のゲート電極5及びバックゲート電極6に、こ
の光起電力による電圧が印加されることになる。その結
果、MOSFET4がオンして、出力端子7に接続され
た図示していない負荷回路を閉じることになる。抵抗8
は、発光ダイオード2が消灯したことにより光起電力素
子群3から電圧が発生しなくなった場合、すみやかにM
OSFET4のゲート電極5及びバックゲート電極6の
間に蓄積された電荷が放電されるように放電経路を形成
するものであり、これにより、MOSFET4はオフし
て、出力端子7に接続された負荷回路は、開放されるこ
とになる。以上がこの種のMOSFETを出力素子とし
たもっとも基本的なソリッドステートリレーの構成例で
あるが、通常は実使用に耐えるよう放電回路を中心に改
良がほどこされている。このような実際のソリッドステ
ートリレーの構成例として、第5図を用いて説明する。
上記の場合と同様、入力端子1に印加された電圧によ
り、発光ダイオード2が点灯し、この発光ダイオード2
で発光した光により、光起電力素子群3に起電力が発生
し、この起電力による電圧が逆直列に接続されたエンハ
ンスメント形DMOSFET9(以下DMOSFET)
のゲート電極5及びソース電極10の間に印加され、D
MOSFET9がオンして、DMOSFET9のドレイ
ン電極11に接続されている出力端子7に接続された負
荷回路が閉じられる。一方、ゲート電極5と、ソース電
極10に接続されたディプレッション形MOSFET1
3は、光起電力素子群14から発生する光起電力による
電圧がそのゲート12に印加されるため、オフ状態とな
り、出力用のDMOSFET9のゲート電極5及び、ソ
ース電極10のインピーダンスが非常に高くなり、光起
電力素子群3で発生した電圧がそのまま損失を生じない
で印加されるため、第4図の場合のように抵抗8が接続
されている場合に比べ出力用のDMOSFET9がオン
するのに要する時間が短縮される。一方、入力端子1に
印加される電圧がなくなり、発光ダイオード2が消灯し
た場合、光起電力素子群3,14からそれぞれ発生する
電圧は無くなる。この時、光起電力素子群14の端子間
に接続された抵抗8により、ディプレッション形MOS
FET13のゲート部分の電荷が放電され、ディプレッ
ション形MOSFET13がオンする。これにより出力
用のDMOSFET9のゲート5の部分に蓄積されてい
る電荷が放電されDMOSFET9がオフして、負荷回
路が開かれる。ディプレッション形MOSFET13の
オン抵抗は第4図における、放電用抵抗8に比べ大幅に
小さいためDMOSFET9がオフするのに要する時間
を短縮することができDMOSFET9のスイッチング
時間の短縮が図られる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上述べてきたように、この種のソリッドステートリレ
ーは、徐々に実用化されてきているものの、以下に詳述
する種々の欠点を有している。まず、第5図の構成例に
おいて、放電用素子としてディプレッション形MOSF
ETを用いた場合には、入力端子1に電圧が印加されて
いない状態では、光起電力素子14に電圧が発生してい
ないため、ディプレッション形MOSFET13はオン
していることから、この状態で、入力端子1に電圧が印
加され光起電力素子群3,14に起電力が発生すると、
ディプレッション形MOSFET13がオン状態のため光
起電力素子群3の電圧は急速に立ち上がることができな
い。すなわち、光起電力素子群14は抵抗8に電流を流
しながらディプレッション形MOSFET13のゲート
12に電荷を蓄積してゆく。デイプレッション形MOS
FET13のゲート12は、構造上、コンデンサーの一
方の電極となっているので、光起電力素子14は電荷をゲ
ート12に蓄積しながら、ゲートのコンデンサー容量と
光起電力素子群14の内部抵抗及び抵抗8で定まる時定
数に基づきゲート12の電圧を上昇させる。従って光起
電力素子14の電圧が、ディプレッション形MOSFE
T13のスレッシュホールド電圧を越えて、ディプレッ
ション形MOSFET13がオフするまでに相当時間を
要し、出力用DMOSFET9はディプレッション形M
OSFET13のオフ後にオンするので、光起電力の発
生から出力用DMOS9の反転までに相当の遅延が生ず
る。また、出力用DMOSFET9がオフする際にも同
様にディプレッション形MOSFETのゲート部分に蓄
積されている電荷が抵抗8を通じて放電され、スレッシ
ュンホールド電圧以下にならなければ、ディプレッショ
ン形MOSFET13がオンしないため、やはり遅延が
生ずる。従って、第5図に示された放電回路を有する構
成例では本質的に動作の遅延を生ずる新たな要因が存在
するため高速化には限界があった。さらに付言すると、
抵抗8は、上記のように、出力用DMOSFET9のオ
ン時間を速くするためには高抵抗であることが望まし
く、逆に、オフ時間を速くするためには低抵抗であるこ
とが必要となり抵抗8に対して矛盾した要求が存在す
る。このため結局オン時間短縮とオフ時間短縮とを十分
に果せない中間的な抵抗値とせざるを得ずディプレッシ
ョン形MOSFET13を設けたにもかかわらず該ディ
プレッション形MOSFET13の反転遅延により十分
の高速化が図れなかった。
以上の問題点のほかに、第5図の構成ではディプレッシ
ョン形MOSFETを駆動するためにだけ光起電力素子
群14を必要とし、出力用DMOSFET9の駆動のた
めには直接は役立たないため、第4図の構成に比べ光起
電力素子が余分に必要となりコスト高の要因となるとい
う欠点もあった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、発光状態と消光状態に切換わる発光手段と、
発光手段が発光状態のとき光起電力に基づく所定電圧を
アノード電極とカソード電極との間に発生させる光起電
力手段と、前記アノード電極と前記カソード電極とにそ
れぞれ接続された第1電極と第2電極とを有する電界効
果型トランジスタを含み第1電極と第2電極とに前記所
定電圧が印加されると出力を反転させるスイッチ手段
と、前記第1電極と前記第2電極との間に設けられる放
電経路手段とを有するソリッドステートリレー回路にお
いて、前記放電経路手段を、少くとも前記第1電極に接
続されたアノードと前記第2電極に接続されたカソード
と前記光起電力手段のアノード電極に接続されたN極ゲ
ートとを有するサイリスタと、前記光起電力手段のアノ
ード電極と前記第1電極との間に配設されアノード電極
から第1電極への電流のみ許容する整流手段と、前記サ
イリスタのN極ゲートとカソードとの間に配設された抵
抗体とを含んで構成し、発光手段が発光手段になったと
き、オフ状態に維持されているサイリスタに基因して光
起電力による所定電圧を第1電極と第2電極との間に印
加すると共に、消光状態になったときは整流手段により
第1電極、そしてサイリスタのアノードの電圧を高レベ
ルに維持したまま、光起電力手段のアノードとカソード
との間の電圧を抵抗体で消費させ、サイリスタを急速に
オンさせるようにしたことを要旨とする。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1実施例を示す回路図であり、図中
従来と同一構成部分には同一符号のみ付し説明は省略す
る。入力端子1に印加された電圧により、発光ダイオー
ド2が点灯しこの発生した光により光起電力素子群3に
起電力が発生する。本発明においては第5図の場合のデ
ィプレッション形MOSFET13のかわりに、N極ゲ
ート形サイリスタあるいは逆阻止4端子サイリスタ(以
下、SCS)15を用いているため、最初に点灯した状
態においてもSCSはオフ状態であり、抵抗値がきわめ
て高いため、光起電力素子群3で発生した起電力による
電荷は抵抗8に流れながら同時にダイオード16を通し
て出力用DMOSFET9のゲート5に直ちに印加され
る。
次に、入力端子1に印加されていた電圧が低下し、発光
ダイオード2が消灯した場合光起電力素子群3の発生電
圧は無くなるがダイオード16およびSCS15によ
り、出力用エンハンスメントDMOSFET9のゲート
5の電圧はそのまま保たれる。この状態で光起電力素子
群3においては抵抗8を通じて、電荷が放電されるた
め、SCS15のN極ゲート17の電位は低下する。出
力用DOMSFET9のゲート5と、SCS15のN極
ゲート17の電位の差が0.6V程度になると抵抗8を
通じて、N極ゲート17からゲート電流が流れ出すよう
になる。一度、ゲート電流が流れると、SCS15自身
の正帰還作用により、SCSのアノード、カソード間が
急速に低抵抗状態となりかつ、自己保持される。このた
め、出力用DMOSFET9のゲートに蓄積されていた
電荷はもちろん光起電力素子群3、ダイオード16等に
蓄積されていた電荷もSCS15を通じて一瞬に放電さ
れる。例えば、一般的な小信号用の素子の場合、第5図
のディプレッション形MOSFETに比べ、10倍以上
の高速放電が可能である。SCS15自身は、アノード
とカソードとの間の電位が1V程度まで低下すると自動
的にオフして、高抵抗状態に変わる。
また、SCS15のP極ゲート18に接続された抵抗1
9は、SCS15の感度調整する。すなわち、抵抗19
の抵抗値が高い場合にはN極ゲート17からのゲート電
流がごくわずかであってもSCS15がオンするように
なるが、ノイズ等の影響も受けやすくなる。一方、抵抗
値が低い場合には感度が低くなるが、ノイズ等の影響は
受けにくくなる。従って、抵抗19を任意に調整するこ
とにより、必要とする感度あるいは耐ノイズ性を得るこ
とができる。
次に、本発明の第2実施例について図面を参照して説明
する。第2図は本発明の第1の実施例の構成に、さらに
光起電力素子群14と、ダイオード20を付加し、SC
S15のアノード電極及びカソード電極に、おのおのカ
ソード電極及び光起電力素子群14のカソード電極を接
続し、さらに、ダイオード20のアノード電極と光起電
力素子群14のアノード電極を接続することにより、よ
り一層の高速化を可能にしたものである。すなわち、こ
のようなソリッドステートリレーにおいては、なるべく
高速で動作するということが実用上、非常に重要とな
る。このためには光起電力素子の電流供給能力を向上さ
せれば、ゲートにおける電圧の立ち上りが加速され、高
速動作が可能となるがこれは必然的に、チップ面積の増
大を招き好ましくない。このような問題の解決策とし
て、光起電力素子群の電圧を低下させる方法がある。す
なわち光起電力素子群からの発生電圧を出力用DMOS
FET9のゲート5のスレッシュホールド電圧に近い所
まで下げられれば光起電力素子群におけるダイオード数
を減少させることができ、同一チップ面積でもより多く
の電流を取り出すことができる。しかし、このような場
合、バラツキあるいはノイズ等により誤動作などの問題
が生じ、スレッシュホールド電圧よりはある程度高めの
電圧になるように、光起電力素子群の発生電圧を選ばな
ければならない。本発明においては光起電力素子群14
を、発生電圧が低く、電流値の多いもの。光起電力素子
群3を発生電圧が高く、電流値の少ないものに最適化す
ることにより、より高速で動作しかつチップ面積を小さ
くすることができる。すなわち、出力用DMOFET9
のゲート5のスレッシュホールド電圧までは主に光起電
力素子14により抵抗8による損失なしに、高速に立ち
上げ、DMOSFET9をオンさせる。その後、光起電
力素子群3から発生するより高い電圧によりノイズ等に
対する余裕を得ることができる。この際ダイオード20
は逆にバイアスされるため、光起電力素子3で発生した
電圧はロスを生じないで、出力用DMOSFET9のゲ
ート5に印加される。
次に、入力端子1に印加されていた電圧が低下し、発光
ダイオード2が消灯した場合の動作については第1図に
示した第1の実施例の場合と同様である。次に本発明の
第一実施例を集積化した場合について図を用いて説明す
る。第3図は本発明の第1の実施例の回路を集積化した
場合の回路の一部を示す断面図である。光起電力素子群
3、抵抗8、SCS15、ダイオード16で構成されて
いる回路部分を示している。それぞれ単結晶領域21
を、二酸化シリコン層22で包み、多結晶シリコン基板
23から絶縁分離して形成することにより、光起電力素
子で発生する電荷が基板23にリークすることなく有効
に作用する。抵抗8は必要とする抵抗値の値により個別
部品とした方が有利の時は別に形成する。また、出力用
DMOSFETについては、負荷の種類が多い時はやは
り別構成にできる。また、このように構成した場合、集
積回路を構成する素子がすべてバイポーラプロセスで製
造可能となるため製造上有利である。
また、単結晶領域が化合物半導体の場合、発光ダイオー
ドを含む全回路素子を上記と同様の構成で集積化するこ
とが可能である。基板については、多結晶シリコン以外
に、アルミナ、サファイヤ、ガラス等の基板を用いても
同様である。
なお、上記の実施例においては出力用素子はすべて、エ
ンハンスメント形DMOSFETの場合についてのみ説
明を行なったが同様な動作を行なう他のJFET及びM
OSFET、たとえばエンハンスメント形JFETある
いはエンハンスメント形VMOSFET等など、電界効
果形トランジスター一般について同様の効果が得られる
ことは言うまでもない。
〔効果〕
以上説明してきたように、本発明によれば、整流手段に
より発光時には光起電力手段で発生する所定電圧を第1
電極と第2電極とに印加し消光時にはサイリスタのアノ
ードを高レベルに維持し、抵抗体で光起電力手段のアノ
ード、カソード間の電圧を低下させることによりサイリ
スタを急速にオンさせるようにしたので、スイッチ手段
の有する容量の電荷の蓄積と放電が急速になり、スイッ
チ手段を高速で反転させられるという効果が得られる。
また、特にサイリスタ専用の光起電力手段は不要なの
で、構成の簡素化も図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の回路図、第2図は第2実
施例の回路図、第3図は第1実施例の一部を示す断面
図、第4図は従来例の回路図、第5図は他の従来例の回
路図である。 2……発光手段、3……光起電力手段、8……抵抗体、
9……電界効果型トランジスタ、15……サイリスタ、
16……整流手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】発光状態と消光状態とに切換わる発光手段
    と、発光手段が発光状態のとき光起電力に基づく所定電
    圧をアノード電極とにカソード電極との間に発生させる
    光起電力手段と、前記アノード電極と前記カソード電極
    とにそれぞれ接続された第1電極と第2電極とを有する
    電界効果型トランジスタを含み第1電極と第2電極との
    間に前記所定電圧が印加されると出力を反転させるスイ
    ッチ手段と、前記第1電極と第2電極との間に設けられ
    る放電経路手段とを有するソリッドステートリレー回路
    において、前記放電経路手段を、少くとも前記第1電極
    に接続されたアノードと前記第2電極に接続されたカソ
    ードと前記光起電力手段のアノード電極に接続されたN
    極ゲートとを有するサイリスタと、前記光起電力手段の
    アノード電極と前記第1電極との間に配設されアノード
    電極から第1電極への電流のみ許容する整流手段と、前
    記サイリスタのN極ゲートとカソードとの間に配設され
    た抵抗体とを含んで構成したことを特徴とするソリッド
    ステートリレー回路。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のソリッドステ
    ートリレー回路において、前記サイリスタを逆阻止4端
    子サイリスタで構成し、該逆阻止4端子サイリスタのP
    極ゲートは抵抗体を介してカソードに接続したソリッド
    ステートリレー回路。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項または第2項記載の
    ソリッドステートリレー回路において、前記光起電力手
    段を高電圧低電流発生型の第1光起電力素子とするとと
    もに低電圧高電流発生型の第2光起電力素子のアノード
    電極およびカソード電極を前記第1電極および第2電極
    にそれぞれ接続したソリッドステートリレー回路。
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DE3689998T DE3689998T2 (de) 1985-12-04 1986-12-04 Festkörperrelais mit einer Thyristor-Entladeschaltung.
EP19860309442 EP0226395B1 (en) 1985-12-04 1986-12-04 Solid state relay having a thyristor discharge circuit

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