JPH06127315A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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JPH06127315A
JPH06127315A JP4304954A JP30495492A JPH06127315A JP H06127315 A JPH06127315 A JP H06127315A JP 4304954 A JP4304954 A JP 4304954A JP 30495492 A JP30495492 A JP 30495492A JP H06127315 A JPH06127315 A JP H06127315A
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JP
Japan
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weather strip
groove
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door
seal portion
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JP4304954A
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Masayasu Okada
雅康 岡田
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 互に平行な二重のシール部と、両シール部間
に形成した水抜き用の溝を有し、自動車のドア開口縁に
取付けられるウエザストリップにおいて、特にその端末
部でドアが過度に押付けられてもシール部によって溝が
塞がれることのない構造とすることである。 【構成】 ウエザストリップ端末部4のシール部41,
42間に形成した溝43の裏面側に、シール部42が押
込まれたときに溝43形成部を下方へ変位させて溝43
の開塞を防ぐ空間部45を形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ウエザストリッ
プ、特に自動車のドア開口縁のルーフサイドに沿う部分
に取付けられるウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】サッシュレスドアを備えた自動車では、
図1に示すように、センタピラーを含むルーフサイド1
0に沿うドア開口縁にウエザストリップ3が取付けら
れ、ドア閉時に前後のドアガラス2A,2Bの周縁をシ
ールするようになっている。ウエザストリップ3は押出
成形され、各下部端末には型成形の端末部4が接続され
ている。
【0003】ウエザストリップ3としては図2(図1の
A部を示す)に示すように、長手方向に延びる平行な中
空状の第1のシール部31とリップ状の第2のシール部
32を備え、両シール部31,32間に凹状の溝33が
形成された二重シール構造のものが一般に用いられてい
る。
【0004】図8(A)は従来の端末部4Aの図2のC
ーC線位置での断面を示すもので、第1のシール部41
aはウエザストリップ3の第1のシール部31との接続
部分では中空ではあるが下部は山形の板状となり、リッ
プ状の第2のシール部42aとの間に、ウエザストリッ
プ3の溝33と連通する溝43aが形成されている。図
において、40は端末部4Aのボデーパネル7への取付
けを強固にするために端末部4Aに埋設されたプレート
状のインサーである。
【0005】上記の構造において、ドアガラス2Bとウ
エザストリップ3の第1のシール部31との間から溢れ
て侵入した水は溝33,43aを流下して排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図1に示す
ようにドア1A,1Bの本体部にはその外周にドアウエ
ザストリップ5が取付けられており、その上端の各端末
部6がドア閉時にウエザストリップ3の各端末部4に圧
接するようになっている。従って、端末部4では、ウエ
ザストリップ3におけるドアガラス2A,2Bの押付力
よりも強い押付力を受けることになる。このため、ドア
建付けバラツキによっては従来の端末部4Aでは図6
(B)に示すように、リップ状の第2シール部42aが
過度に倒されて溝43aを塞ぎ、排水が不完全となるお
それがある。
【0007】そこで本発明は、ドア建付けのバラツキで
ドア取付け位置が車内側にづれても、端末部の溝におい
て確実に排水がなされ得るウエザストリップを提供する
ことを課題としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、図2に示すよ
うに、二重シール構造を有するウエザストリップ3にお
いて、図3および図4に示すように端末部4の第1およ
び第2のシール部41,42の間に形成された溝43の
裏面側に空間部45を設けたことを特徴とする(請求項
1)。
【0009】また本発明は図5および図6に示すよう
に、ウエザストリップ3の押付力が作用したときに溝4
3側へ押込まれるシール部42を中空状に形成するとと
もに、該シール部42の根元部423,424の上記押
付力に対する剛性を他の部分よりも高くしたことを特徴
とする(請求項2)。
【0010】
【作用】図3(B)に示すようにドア閉時、シール部4
2が過度に押込まれても、その押込み力は空間部45に
より吸収され、シール部42の倒れ込みで溝43が塞が
れるのを防止する。
【0011】また図5および図6に示すように、シール
部42はその上面部421が押込まれても上面部421
が下面部422に当接するまでは倒れず、当接後に倒れ
込んでも根元部423,424の剛性により溝5を塞ぐ
には至らない。
【0012】
【実施例】図2および図3は本発明の第1の実施例を示
すもので従来構造との相違点を中心に説明する。
【0013】中空状の第1シール部31と、リップ状の
第2のシール部32と、これ等の間に形成された溝33
を備えた押出成形のウエザストリップ3の下端には型成
形の端末部4が接続してある。
【0014】端末部4はウエザストリップ3と接続する
直線部分ではウエザストリップ3と同一の断面形状をも
つが、先端側は全体がひれ状となっている。端末部4の
第1のシール部41は直線部のみが中空状となってい
る。第2のシール部42はウエザストリップ3と接続す
る直線部はリップ状であり、その先は中空状となってい
る。両シール部41,42間にはウエザストリップ3の
溝33に連通する溝43がある。溝43は端末部4の先
端部で終り、縁端は次第に浅くなっている。端末部4は
直線部と平板状の先端縁部との間が図3(A)に示すよ
うに中空状としてあって、第2のシール部42が突出
し、凹状の溝43が形成された上面部と、インサート4
0が埋設された底面部44との間が空間部45となって
いる。端末部4はその幅方向両側で自動車のボデーパネ
ル7にボルト等で固定される。なお、46は空間部45
を成形するための中子の抜き穴である。
【0015】しかして、上記のように形成された端末部
4において、ドア1B(図1)が閉じられると、図3
(B)に示すようにドアウエザストリップ5の端末部6
により押付けられる。これにより第2のシール部42は
倒れ込むが、それに伴なって溝43が形成された部分も
下方へ変位する。従って、溝43は第2のシール部42
によって塞がれることはない。
【0016】図4は本発明の第2の実施例を示すもの
で、端末部4は第1の実施例とは異なり底面部44を有
せず一枚構造であり、ボデーパネル7への取付状態にお
いてボデーパネル7との間に空間部45が形成されてい
る。
【0017】しかして、上記いずれの実施例において
も、ドア建付けバラツキでドア取付け位置が若干車内側
にずれ、第2のシール部42が過度に押込まれても溝4
3は塞がれることなく、排水作用が確保される。
【0018】図5は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。第1の実施例(図3)と比較すると、第2のシー
ル部42は中空状となっているが、溝43の裏面側には
ボデーパネル7との間に空間部は設けられていない。そ
して第2のシール部42の溝43側の根元部423は、
他の部分よりも厚肉として剛性が高くしてある。
【0019】図6は本発明の第4の実施例を示すもので
ある。第2の実施例(図4)と比較すると、第2のシー
ル部42は中空状であるが、溝43の裏面側にはボデー
パネル7との間に中空部は設けられていない。そして第
2のシール部42の溝43側の根元部424は、押付部
材6の押付方向に対してほぼ直角方向に形成し、押付力
に対する剛性が強化してある。
【0020】しかして上記第4および第5の実施例にお
いては、第2のシール部42が押付部材6で押付けられ
ると、中空状とした第2のシール部42の上面部421
は変形するが溝43は変形しない。そして、更に、押付
けられて上面部421と下面部422が重なり、そして
更に強く押付けられたとしても、根元部423,424
の剛性で溝43は塞がれない。なお、たとえ第2のシー
ル部42の先端が第1のシール部41側に接するまで押
込まれたとしても、溝43はトンネル形状に確保され、
排水は可能である。
【0021】なお、第1の実施例のように端末部4を中
空状とする場合、型成形は中子を用いて行われる。中子
は成形後に抜き取られるが、インサート40が埋設され
ているので端末部4の変形が制約され、抜き取り作業が
やりにくく、無理に抜き出すと抜き穴まわりに亀裂がで
きる。
【0022】そこで図7に示すように中子抜き穴を抜き
穴46(従来の抜き穴)と抜き穴47とでT字状にすれ
ば、抜き取り作業が容易になるとともに抜き穴まわりに
亀裂が生じるようなことはない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互に平行な二重のシール部を有し、両シール部間に水抜
き用の溝を形成した、ドア開口縁に沿うウエザストリッ
プにおいて、ドアの建付けバラツキでシール部が過度に
押付けられることがあっても、溝がシール部によって塞
がれることなく、排水は確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエザストリップの全体形状を示す図である。
【図2】本発明のウエザストリップ端末部の図1のA部
の斜視図である。
【図3】図2のC−C線に沿う位置でのドア開時および
ドア閉時の第1の実施例の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例の図2のC−C線に沿う
位置でのドア開時の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例の図2のCーC線に沿う
位置でのドア開時およびドア閉時に断面図である。
【図6】本発明の第4の実施例の図2のCーC線に沿う
位置でのドア開時およびドア閉時の断面図である。
【図7】本発明のウエザストリップ端末部のインサート
および中子抜き穴の形状を示す図である。
【図8】従来のウエザストリップの図3対応図である。
【符号の説明】
1A,1B ドア 10 ルーフサイド 2A,2B ドアガラス 3 ウエザストリップ 4 ウエザストリップ端末部 31,41 第1のシール部 32,42 第2のシール部 33,43 溝 423,424 第2のシール部の根元部 45 空間部 5 ドアウエザストリップ 6 ドアウエザストリップ端末部 7 ボデーパネル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア開口のルーフサイドに沿っ
    て取付けられるウエザストリップであって、長手方向に
    互に平行に延びるシール部を有し、両シール部間に凹状
    の溝が形成されたウエザストリップにおいて、ウエザス
    トリップの端末部における溝形成部の裏面側に、シール
    部に押付力が作用したときに上記溝形成部の下方への変
    位を許容する空間部を形成したことを特徴とする自動車
    用ウエザストリップ。
  2. 【請求項2】 自動車のドア開口のルーフサイドに沿っ
    て取付けられるウエザストリップであって、長手方向に
    互に平行に延びるシール部を有し、両シール部間に凹状
    の溝が形成されたウエザストリップにおいて、ウエザス
    トリップの端末部で、押付力が作用したときに溝側へ押
    込まれるシール部を中空状に形成するとともに、該シー
    ル部の根元部の押付力に対する剛性を他の部分よりも高
    くしたことを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2008851A2 (en) 2007-06-28 2008-12-31 Nissan Motor Co., Ltd. Weather strip for automobiles

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JPS6167258U (ja) * 1984-10-11 1986-05-08
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US8176681B2 (en) 2007-06-28 2012-05-15 Toyoda Gosei Co., Ltd. Roof side weather strip for automobile

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