JP2988161B2 - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

自動車用ウエザストリップ

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JP2988161B2
JP2988161B2 JP4304954A JP30495492A JP2988161B2 JP 2988161 B2 JP2988161 B2 JP 2988161B2 JP 4304954 A JP4304954 A JP 4304954A JP 30495492 A JP30495492 A JP 30495492A JP 2988161 B2 JP2988161 B2 JP 2988161B2
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雅康 岡田
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用ウエザストリッ
プ、特に自動車のドア開口縁のルーフサイドに沿う部分
に取付けられるウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】サッシュレスドアを備えた自動車では、
図1に示すように、センタピラーを含むルーフサイド1
0に沿うドア開口縁にウエザストリップ3が取付けら
れ、ドア閉時に前後のドアガラス2A,2Bの周縁をシ
ールするようになっている。ウエザストリップ(一般
部)3は押出成形され、各下部端末には型成形の端末部
4が接続されている。
【0003】ウエザストリップ3としては図2(図1の
A部を示す)に示すように、長手方向に延びる平行な中
空状の第1のシール部31とリップ状の第2のシール部
32を備え、両シール部31,32間に凹状の溝33が
形成された二重シール構造のものが一般に用いられてい
る。
【0004】図8(A)は従来の端末部4Aの図2のC
−C線位置での断面を示すもので、端末部4Aは全体が
ウエザストリップ3よりも扁平となり、第1のシール部
41aはウエザストリップ3の第1のシール部31との
接続部分では中空ではあるが下部は山形の板状となり、
リップ状の第2のシール部42aとの間に、ウエザスト
リップ3の溝33と連通する溝43aが形成されてい
る。図において、40は端末部4Aのボデーパネル7へ
の取付けを強固にするために端末部4Aに埋設されたプ
レート状のインサートである。
【0005】上記の構造において、ドアガラス2Bとウ
エザストリップ3の第1のシール部31との間から
て侵入した水は溝33,43aを流下して排出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図1に示す
ようにドア1A,1Bの本体部にはその外周にドアウエ
ザストリップ5が取付けられており、ドア本体部の上端
角部に位置する各端末部6がドア閉時にウエザストリッ
プ3の各端末部4に圧接するようになっている。従っ
て、端末部4では、ウエザストリップ3におけるドアガ
ラス2A,2Bの押付力よりも強い押付力を受けること
になる。このため、ドア建付けバラツキによっては従来
の端末部4Aでは図(B)に示すように、リップ状の
第2のシール部42aが過度に倒されて溝43aを塞
ぎ、溝33から流下する水の排水が不完全となるおそれ
がある。
【0007】そこで本発明は、ドア建付けのバラツキで
ドア取付け位置が車内側にづれても、端末部の溝におい
て確実に排水がなされ得るウエザストリップを提供する
ことを課題としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動車のドア
開口のルーフサイドに沿って取付けられるウエザストリ
ップであって、長手方向に互に平行に延びるシール部を
有し、両シール部間に凹状の溝が形成され、ドアガラス
を囲む一般部では両シール部がドアガラスの周縁で押付
けられ、ドア本体の上端角部と対向する端末部ではドア
本体まわりに取付けたドアウエザストリップの端末で両
シール部が押付けられるウエザストリップにおいて、図
3に例示するように、端末部4における溝43形成部の
裏面側には該端末部4が取付けられたボデーパネル7と
の間に、上記両シール部41,42に押付力が作用した
ときに上記溝43形成部のボデーパネル7方向への変位
を許容する空間部45を設けたことを特徴とする(請求
項1)。
【0009】また本発明は、上記ウエザストリップ端末
部において、図5に例示するように、押付力が端末部4
の両シール部41,42に作用したときに両シール部4
1,42のうちで溝43側に押込まれるシール部42を
中空状に形成するとともに、該シール部42の溝43側
の根元部423の上記押付力に対する剛性を他の部分よ
りも高くしたことを特徴とする(請求項2)。
【0010】
【作用】図3(B)に示すようにドア閉時、シール部4
2が過度に押込まれても、その押込み力は空間部45に
より吸収され、シール部42の倒れ込みで溝43が塞が
れるのを防止する。
【0011】また図5および図6に示すように、シール
部42はその上面部421が押込まれても上面部421
が下面部422に当接するまでは倒れず、当接後に倒れ
込んでも根元部423,424の剛性により溝5を塞ぐ
には至らない。
【0012】
【実施例】図2および図3は本発明の第1の実施例を示
すもので従来構造との相違点を中心に説明する。
【0013】中空状の第1シール部31と、リップ状の
第2のシール部32と、これ等の間に形成された溝33
を備えた押出成形のウエザストリップ(一般部)3の下
端には型成形の端末部4が接続してある。
【0014】端末部4はウエザストリップ3と接続する
直線部分ではウエザストリップ3と同一の断面形状をも
つが、先端側は全体が扁平なひれ状となっている。端末
部4の第1のシール部41は直線部のみが中空状で先端
はリップ状となっている。第2のシール部42はウエザ
ストリップ3と接続する直線部はリップ状であり、その
先は第1のシール部41に接続しており、両シール部4
1,42間にはウエザストリップ3の溝33に連通する
溝43がある。溝43は端末部4の先端部で終り、終端
は次第に浅くなっている。端末部4の扁平な先端部分は
図3(A)に示すように中空状としてあって、第2のシ
ール部42が突出し、凹状の溝43が形成された上面部
と、インサート40が埋設された底面部44との間が空
間部45となっている。端末部4はその幅方向両側で自
動車のボデーパネル7にボルト等で固定される。なお、
46は空間部45を成形するためにの中子の抜き穴であ
る。
【0015】しかして、ドア閉時、ウエザストリップ3
はそのシール部31,32がドアガラス2Bの周縁によ
り押付けられ、端末部4では、図3(B)に示すように
ドアウエザストリップ5の端末部6により押付けられ
る。これにより端末部4の第2のシール部42は溝43
側に倒れ込むが、それに伴なって溝43が形成された部
分もボデーパネル7側へ変位する。従って、溝43は第
2のシール部42によって塞がれることはない。
【0016】図4は本発明の第2の実施例を示すもの
で、端末部4は第1の実施例とは異なり底面部44を有
せず一枚構造であり、ボデーパネル7への取付状態にお
いてボデーパネル7との間に空間部45が形成されてい
る。
【0017】しかして、上記いずれの実施例において
も、ドア建付けバラツキでドア取付け位置が若干車内側
にずれ、第2のシール部42が過度に押込まれても溝4
3は塞がれることなく、排水作用が確保される。
【0018】図5は本発明の第3の実施例を示すもので
ある。第1の実施例(図3)と比較すると、第2のシー
ル部42は中空状となっているが、溝43の裏面側には
ボデーパネル7との間に空間部は設けられていない。そ
して第2のシール部42の溝43側の根元部423は、
他の部分よりも厚肉として剛性が高くしてある。
【0019】図6は本発明の第4の実施例を示すもので
ある。第2の実施例(図4)と比較すると、第2のシー
ル部42は中空状であるが、溝43の裏面側にはボデー
パネル7との間に中空部は設けられていない。そして第
2のシール部42の溝43側の根元部424は、押付部
材6の押付方向に対してほぼ直角方向に形成し、押付力
に対する剛性が強化してある。
【0020】しかして上記第4および第5の実施例にお
いては、第2のシール部42が押付部材6で押付けられ
ると、中空状とした第2のシール部42の上面部421
は変形するが溝43は変形しない。そして、更に、押付
けられて上面部421と下面部422が重なり、そして
更に強く押付けられたとしても、根元部423,424
の剛性で溝43は塞がれない。なお、たとえ第2のシー
ル部42の先端が第1のシール部41側に接するまで押
込まれたとしても、溝43はトンネル形状に確保され、
排水は可能である。
【0021】なお、第1の実施例のように端末部4を中
空状とする場合、型成形は中子を用いて行われる。中子
は成形後に抜き取られるが、インサート40が埋設され
ているので端末部4の変形が制約され、抜き取り作業が
やりにくく、無理に抜き出すと抜き穴まわりに亀裂がで
きる。
【0022】そこで図7に示すように中子抜き穴を抜き
穴46(従来の抜き穴)と抜き穴47とでT字状にすれ
ば、抜き取り作業が容易になるとともに抜き穴まわりに
亀裂が生じるようなことはない。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
互に平行な二重のシール部を有し、両シール部間に水抜
き用の溝を形成した、ドア開口縁に沿うウエザストリッ
プにおいて、ドアの建付けバラツキでウエザストリップ
の端末部においてシール部が過度に押付けられても、
がシール部によって塞がれることなく、排水は確保され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ウエザストリップの全体形状を示す図である。
【図2】本発明のウエザストリップ端末部の図1のA部
の斜視図である。
【図3】図2のC−C線に沿う位置でのドア開時および
ドア閉時の第1の実施例の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例の図2のC−C線に沿う
位置でのドア開時の断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例の図2のCーC線に沿う
位置でのドア開時およびドア閉時に断面図である。
【図6】本発明の第4の実施例の図2のCーC線に沿う
位置でのドア開時およびドア閉時の断面図である。
【図7】本発明のウエザストリップ端末部のインサート
および中子抜き穴の形状を示す図である。
【図8】従来のウエザストリップの図3対応図である。
【符号の説明】
1A,1B ドア 10 ルーフサイド 2A,2B ドアガラス 3 ウエザストリップ(一般部) 4 ウエザストリップ端末部 31,41 第1のシール部 32,42 第2のシール部 33,43 溝 423,424 第2のシール部の根元部 45 空間部 5 ドアウエザストリップ 6 ドアウエザストリップ端末部 7 ボデーパネル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のドア開口のルーフサイドに沿っ
    て取付けられるウエザストリップであって、長手方向に
    互に平行に延びるシール部を有し、両シール部間に凹状
    の溝が形成され、ドアガラスを囲む一般部では両シール
    部がドアガラスの周縁で押付けられ、ドア本体の上端角
    部と対向する端末部ではドア本体まわりに取付けたドア
    ウエザストリップの端末で両シール部が押付けられる
    エザストリップにおいて、上記端末部における溝形成部
    の裏面側には該端末部が取付けられたボデーパネルとの
    間に、上記両シール部に押付力が作用したときに上記溝
    形成部の上記ボデーパネル方向への変位を許容する空間
    部を形成したことを特徴とする自動車用ウエザストリッ
    プ。
  2. 【請求項2】 自動車のドア開口のルーフサイドに沿っ
    て取付けられるウエザストリップであって、長手方向に
    互に平行に延びるシール部を有し、両シール部間に凹状
    の溝が形成され、ドアガラスを囲む一般部では両シール
    部がドアガラスの周縁で押付けられ、ドア本体の上端角
    部と対向する端末部ではドア本体まわりに取付けたドア
    ウエザストリップの端末で両シール部が押付けられる
    エザストリップにおいて、上記端末部で、押付力が作用
    したときに溝側に押込まれるシール部を中空状に形成す
    るとともに、該シール部の上記溝側の根元部の押付力に
    対する剛性を他の部分よりも高くしたことを特徴とする
    自動車用ウエザストリップ。
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