JPS6343821A - 自動車用ウインドガラスのグラスラン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車用ウィンドガラスのグラスランに関する
。

従来の技術 第４図に示した車体開口部１に取付けられるドア２の周
縁部に設けたドアサツシュ３に、ドア閉時に車体開口縁
部１ａに密接するウェザ−ストリップを装着する一方、
ウィンドの閉時にウィンドガラス４の周縁部が嵌入する
グラスランを嵌合固定した構造が通常知られている。例
えば同図の■−■線に沿う断面図として特願昭５９−１
５１０３７号には第２図に示した構成が開示されている
。即ちドアサツシュ３の上縁部に配設したリテーナ部５
にドアウェザ−ストリップ６のベース部６ａが嵌合固定
されており、このドアウェザ−ストリップ６の中空シー
ルリップ６ｂがルーフサイドパネル７に当接している。

又ドアサツシュ３の下縁部には、ウィンドの閉時にウィ
ンドガラス４の周縁部４ａが嵌入するグラスラン８のベ
ース部８ａが嵌合固定されており、該グラスラン８の車
外側シールリップ８ｂと車内側シールリップ８Ｃが夫々
ウィンドガラス４の周縁部４ａ近傍の表面に圧接してい
る。シールリップ８ｂ、　８ｃには折曲部８ｄ、　８ｅ
が形成されていて、ウィンドガラス４に対する密接度を
高めるようにしている。第３図は他の従来例を示してお
り、車外側シールリップ８ｂの形状を変更して車外側の
平面度を高めている。即ち第２図に示した車外側シール
リップ８ｂの折曲部８ｄを廃止してフラットなシールリ
ップ８ｂの形状にしている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながらこのような従来のウィンドガラスのグラス
ラン構造の場合、外方から見た際にドアサツシュ３及び
ウィンドガラス４にまたがって左右方向の段差部が生じ
易く、平面度を向上させることが困難であるという問題
点を有している。即ち自動車の高速性能を高め、且つ外
観の向上をはかるためには上記平面度を向上させること
が必然的要求であるが、第２図に示した構成例の場合、
ドアサツシュ３とウィンドガラス４との間に段差しが発
生してしまうので、平面度が向上しない難点がある。更
に第３図に示した構成例の場合、同様な段差ρが発生し
ており、第２図に示した例よりも平面度は向上している
が、車外側のシールリツブ８ｂがフラット状となってい
るので、該シールリップ８ｂとウィンドガラス４との間
の圧接力が不足して、雨水、洗車水等がグラスラン８の
内方に浸入し易いという欠点をもたらす。

そこで本発明はこのような従来の自動車用ウィンドガラ
スのグラスラン構造が有している問題点を解消して、ド
アサツシュとウィンドガラス間の平面度を向上させ、し
かもシール性を良好に保つことのできるウィンドガラス
のグラスランを提供するものである。

問題点を解決するための手段 ドアサツシュに嵌合固定したグラスランの車外側シール
リップに、該グラスランが嵌合固定されたドアサツシュ
の開口縁部よりも外方に延長する突出部を設ける一方、
該突出部に車内側への折曲４一 部を形成してウィンドガラスの車外側表面部に圧接しで
ある。

作用 ウィンドの閉時にウィンドガラスの車外側表面に前記シ
ールリップの突出部に形成された折曲部が強く圧接され
るので、シール性を保持する一方、突出部がドアサツシ
ュとウィンドガラス間の段差部を減少させる作用をもた
らすので、該ドアサツシュとウィンドガラス間の平面度
が向上する。

実施例 以下本発明の一実施例を図面中の第１図を用いて、前記
従来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。即
ちドアサツシュ３の上縁部に配設したリテーナ部５にド
アウェザ−ストリップ６のベース部６ａが嵌合固定され
ており、このドアウエザーストリップ６の中空シールリ
ップ６ｂがルーフサイドパネル７に当接している。又ド
アサツシュ３の下縁部にはウィンドの閉時にウィンドガ
ラス４の周縁部４ａが嵌入するグラスラン８のベース部
８ａが嵌合固定されており、このベース部８ａの車外側
シールリップ８ｂに、ドアサツシュ３の開口縁部３ａよ
りも外方に延長する突出部８ｆを設ける一方、該突出部
８ｆに車内側への折曲部８ｄを形成してウィンドガラス
４の車外側表面部に圧接している。尚グラスラン８の車
内側シールリップ８ｃには従来と同様の折曲部８ｅを形
成してウィンドガラス４の車内側表面部に圧接している
。

かかる構成によれば、グラスラン８の車外側シールリッ
プ８ｂの突出部８ｆが折曲部８ｄにて折曲されてウィン
ドガラス４の車外側表面に圧接しているので、シールリ
ップ８ｂとウィンドガラス４とのシール性を高く保持す
ることが可能である。しかも上記突出部８ｆがドアサツ
シュ３とウィンドガラス４間の段差部を埋める位置にあ
り、平面度を向上させる機能を有している。

発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明に係る自動車用ウィン
ドガラスのグラスランは、ドアサツシュに嵌合固定した
グラスランの車外側シールリップに、該グラスランが嵌
合固定されたドアサツシュの開口縁部よりも外方に延長
する突出部を設ける一方、該突出部に車内側への折曲部
を形成してウィンドガラスの車外側表面部に圧接したの
で、以下に記す作用効果を有している。即ちドアサツシ
ュとウィンドガラス間の段差部にグラスランの車＝７− 外側シールリップの突出部が位置しているので、前記ド
アサツシュとウィンドガラス間の平面度を向上させるこ
とができる。従って自動車の高速性能を高め、且つ外観
を良好に保つ効果が犬である。

又車外側のシールリップのウィンドガラス表面への圧接
力を高く保持することが可能であるので、シール性を高
めて雨水、洗車水等が浸入することを防止する効果があ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す要部断面図、第２図、
第３図は同様な部位における従来例を示す要部断面図、
第４図は自動車のドアまわりの斜視図である。 ３・・・ドアサツシュ、４・・・ウィンドガラス、６・
・ドアウェザ−ストリップ、７・・・ルーフサイドパネ
ル、８・・・グラスラン、８ａ・・・ベース部、８ｂ・
・・車外側シールリップ、８Ｃ・・・車内側シールリッ
プ、８ｄ、　８ｅ・・・折曲部、８ｆ・・・突出部。 外２名

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）自動車用ドアサツシユに、ドア閉時に車体開口縁
   部に密接する中空シールリツプを具えたウエザーストリ
   ツプと、ウインドの閉時にウインドガラスの周縁部が嵌
   入して該ウインドガラスの車外側表面及び車内側表面に
   圧接するシールリツプを具えたグラスランを嵌合固定し
   た構成において、前記グラスランの車外側シールリツプ
   に、該グラスランが嵌合固定されたドアサツシユの開口
   縁部よりも外方に延長する突出部を設ける一方、該突出
   部に車内側への折曲部を形成して前記ウインドガラスの
   車外側表面部に圧接したことを特徴とする自動車用ウイ
   ンドガラスのグラスラン。