JP3168852B2 - ウェザストリップの構造 - Google Patents

ウェザストリップの構造

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JP3168852B2 JP00777495A JP777495A JP3168852B2 JP 3168852 B2 JP3168852 B2 JP 3168852B2 JP 00777495 A JP00777495 A JP 00777495A JP 777495 A JP777495 A JP 777495A JP 3168852 B2 JP3168852 B2 JP 3168852B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のウエザストリッ
プの構造に関し、特にハードトップ型車両のサッシュレ
スドアのウエザストリップの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示すようなハードトップ型の車体
1は、ドア2、3がサッシュレスドアとされており、特
にリヤドア3の後部3aは、ガラス4を格納する関係上
ベルトライン部、シールライン5部が車体後方に向かい
下方に延びるように構成されている。そのため、車体1
側、ドア3側共に図9に示すように大型の型ゴムウェザ
ストリップ(以下単に「ウェザストリップ」という)
6、7によりシール性を確保している。更に、図10に
矢印で示すように車体1側のウェザストリップ6の背面
を伝わって室内側に流入する雨水(以下「くぐり水」と
称する)を防止するために、粘着テープ8で後方下に背
面くぐり水を排出するように構成されている。即ち、車
体1のクォータパネル1aとウェザストリップ6とをシ
ールライン5の上方から後方に亘り粘着テープ8により
貼着し、くぐり水を当該接着剤8上を後方下に流して排
出する(図9、10)。粘着テープ8は、粘着性が強
く、且つ長時間粘着力を維持できることが必要であり、
例えば、ブチルテープが使用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウェザ
ストリップ6は、ドア3の開閉により徐々に変形してい
ざりを起こし、これに伴い粘着テープ8が徐々に広がっ
てウェザストリップ6の後端面6aと車体1のクォータ
パネル1aの対向する端面1bとの間から外にはみ出し
てくる(図11)。粘着テープ8は、貼着位置をできる
だけ奥まった位置に設けるようにしているが、デザイン
的に困難な場合があり、粘着テープ8がはみ出してくる
ことを防止することが困難である。このためリヤドア3
の開閉時の見栄えを悪化させるという問題がある。
【0004】この粘着テープ8のはみ出しによる見栄え
を悪化させないようにするために当該ウェザストリップ
6自体により覆い隠そうとすると、図12のようにウェ
ザストリップ6の縦面にシール部6bを更に設ける必要
がある。しかしながら、シール部6bを設けるとドア3
との隙間をとる必要があるためにクォータパネル1aが
2点鎖線で示す位置から後退し、これに伴いリヤドア3
が後方に延びて大きくなり、乗降性及びウェザストリッ
プ本体が大きくなり、見栄えを悪化させるという問題が
ある。
【0005】車両のドアのシール構造として例えば、実
開平2−38217号公報、実開平6−29953号公
報、実開平6−863号公報等に開示されたものがあ
る。しかしながら、これらは、何れもシール性の向上を
図り水漏れや背面くぐり水等を防止するもので、ウェザ
ストリップを車体に貼着するくぐり水遮蔽用粘着テープ
のはみ出しを防止するためのものではない。
【0006】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、くぐり水遮蔽用の粘着テープのはみ出しを防止する
ようにしたウェザストリップの構造を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、ハードトップ型車両の車体側ドア開
口をルーフサイドに沿ってシールし、その下部をドア側
ウェザストリップとのシールライン部より車体上方から
後方にかけて粘着テープにより車体側に貼り付けて背面
くぐり水を遮蔽するウェザストリップ、前記粘着テー
プの上方から後方に亘り車体側に圧接するリップを、前
記粘着テープが貼り付けられた面の対向する面に圧接す
るように延設形成した構造としたものである。
【0008】請求項2では、前記リップは、前記粘着テ
ープの外側に略平行に2本設けた構造としたものであ
る。請求項では、前記リップを前記粘着テープの外側
略平行に2本設けると共に、前記粘着テープの内側に
前記粘着テープが貼り付けられた面に圧接する内側リッ
プを前記リップと略平行に1本設けた構造としたもので
ある。
【0009】
【作用】リヤドアの開閉等により圧縮されて、或いはウ
エザストリップの変形により当該ウェザストリップの後
方に広がってきた粘着テープは、車体側ドア開口に圧接
するリップにより遮断されてはみ出しが阻止される。ま
た、リップの下側に入り込んだ粘着テープは、当該リッ
プを車体側に貼り付け、はみ出しが阻止される。これに
より見栄えの悪化が防止される。
【0010】請求項では、後方に広がってき粘着テ
ープは、粘着テープの外側に略平行に設けられた2本の
リップにより遮断され、はみ出しがより良好に阻止され
る。請求項では、後方に広がってきた粘着テープは、
外側の2本のリップにより遮断され、前方に広がってき
た粘着テープは、当該粘着テープが貼り付けられた面に
圧接する内側の1本のリップにより遮断される。また、
内側のリップによりくぐり水のシール性が向上する。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1においてウェザストリップ11は、ハー
ドトップ型車両のサッシュレスドアの左側のリヤドアの
上部後側に設けられ、ウエザストリップ12は、車体1
側ドア開口をルーフサイドに沿って設けられ、その下部
12aがリヤドア後部ベルトライン部付近のクォータパ
ネル1a側にクリップにより取り付けられる。これらの
ウェザストリップ11、12は、雨水を遮断して背面く
ぐり水の車室内への侵入を防止する。そして、ドア側の
ウェザストリップ11は、従来と同様の形状に形成され
ている。
【0012】一方、車体側のウェザストリップ12の下
部12aは、図1及び図2のようにリヤピラーベルトラ
イン部のドア側ウェザストリップ11から車体上方及び
後方に亘りリップ12bが延設形成されている。このリ
ップ12bは、インジェクション成形されるウェザスト
リップ12の本体から型のパーティングに沿って、例え
ば、その幅が2〜5mm、厚さが0.5から1.0mm程度の形状
に形成されている。従って、リップ12bを設けること
によりウェザストリップ12がコストアップすることは
ない。
【0013】ウェザストリップ12の下部12aは、リ
ップ12bの内側のドア側ウェザストリップ11との当
接面(シールライン)13(図1)より車体上方から後
方に亘る面12c(図2)にハッチングで示すようにく
ぐり水遮蔽用(シール用)の粘着テープ8(例えば、ブ
チルテープ)が貼り付けられている。そして、このウェ
ザストリップ12の下部12aは、図3乃至図5のよう
に粘着テープ8により車体1のクォータパネル1a側に
貼り付けられる。ウェザストリップ12の下部12a
は、貼着テープ8によりクォータパネル1a側に貼り付
けられた状態において、リップ12bが弾性力によりク
ォータパネル1aの対向する面1bに圧接してシールす
る。リップ12bは、粘着テープ8から外側に離隔し、
且つウェザストリップ12の最外面に位置している。
【0014】以下に作用を説明する。リアドア3の開閉
等による圧縮や、経年変化等によりウェザストリップ1
2の下部12aが徐々に変形すると、これに伴い粘着テ
ープ8が徐々に広がってくる。そして、外側に向かって
広がってきた粘着テープ8は、ウェザストリップ12の
クォータパネル1aの対向する面1bに圧接しているリ
ップ12bにより遮られる。ウェザストリップ下部12
aが更に変形を続け、粘着テープ8が更に広がってリッ
プ12bと面1bとの間に入り込むと、当該リップ12
bは、弾性力により面1bに圧接しているためにこの圧
接部分を貼り付ける即ち、リップ12bを面1bに貼り
付ける。この結果、リップ12bの遮蔽能力が向上し粘
着テープ8のはみ出しが阻止される。
【0015】図6及び図7は、本発明の他の実施例を示
し、図6は、リップ12bの内方に粘着テープ8の直ぐ
外側近傍に当該リップ12bと略平行にリップ12dを
設けて二重にシールする構造としたものである。ウェザ
ストリップ下部12aの変形等に伴い広がる粘着テープ
8は、先ず内側のリップ12dにより前述したように阻
止される。そして、更にこのリップ12dを超えて外側
に向かって粘着テープ8が広がってきた場合には、外側
のリップ12bにより阻止する。この結果、粘着テープ
8の広がりが極めて有効に阻止され、はみ出しが防止さ
れる。
【0016】図7は、図6に示すリップ12dの他に更
に粘着テープ8の直ぐ内側にリップ12dと略平行に
側リップとしてのリップ12eを形成したものである。
リップ12eは、リップ12dと同様にウェザストリッ
プ下部12aの変形等に伴い内側に徐々に広がってきた
粘着テープ8を阻止する。これにより粘着テープ8が車
室側に広がることが防止される。勿論、リップ12d、
12bにより外側へのはみ出しは防止される。また、ウ
ェザストリップ12に粘着テープ8を貼付る場合、リッ
プ12dと12eとの間に貼り付ければ良く、即ち、こ
れらのリップ12d、12eが粘着テープ8を貼り付け
る際のガイドの役割を果たし、この結果、粘着テープ8
の貼付作業性の向上が図られる。更に粘着テープ8の内
側に設けたリップ12eにより背面くぐり水のシール性
の向上が図られる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、リ
ヤドアの開閉等により圧縮されて、或いはウエザストリ
ップの変形により当該ウェザストリップの後方に広がっ
てきた粘着テープは、車体側ドア開口に圧接するリップ
により遮断されてはみ出しが阻止される。また、リップ
の下側に入り込んだ粘着テープは、リップを車体側に貼
り付け、当該粘着テープのはみ出しが阻止される。これ
により見栄えの悪化が防止される。また、リップは、ウ
ェザストリップの成形型のパーティングに沿って延設す
るだけ簡単に形成することができ、コストアップを来す
ことはない。
【0018】請求項では、後方に広がってき粘着テ
ープは、粘着テープの外側に設けられた2本のリップに
より遮断され、はみ出しがより良好に阻止される。請求
では、後方に広がってきた粘着テープは、外側の2
本のリップにより遮断され、前方に広がってきた粘着テ
ープは、当該粘着テープが貼り付けられた面に圧接する
内側の1本のリップにより遮断される。また、内側のリ
ップによりくぐり水のシール性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る構造のウェザストリップを適用し
たサッシュレスドアのリアドア側と車体側のウェザスト
リップのシール状態を外側から見た図である。
【図2】図1の車体側のウェザストリップの裏側斜め後
方から見た斜視図である。
【図3】図1の矢線I−IIIに沿う断面図である。
【図4】図1の矢線I−IVに沿う断面図である。
【図5】図1の矢線I−Vに沿う断面図である。
【図6】図1の車体側のウェザストリップの第2の実施
例を示す要部断面図である。
【図7】図1の車体側のウェザストリップの第3の実施
例を示す要部断面図である。
【図8】ハードトップ型車両の車体の要部側面図であ
る。
【図9】図8の車体のリヤドア側と車体側のウェザスト
リップの説明図である。
【図10】図9の矢線X−Xに沿う断面図である。
【図11】図9の矢線XI−XIに沿う断面図である。
【図12】図11のウエザストリップの後部にシール部
を設けた場合の説明図である。
【符号の説明】
1 ハードトップ型車両の車体 3 リヤドア 4 ガラス 8 粘着テープ 11、12 ウェザストリップ 12a ウエザストリップ下部 12b、12d、12e リップ 13 シールライン

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードトップ型車両の車体側ドア開口を
    ルーフサイドに沿ってシールし、その下部をドア側ウェ
    ザストリップとのシールライン部より車体上方から後方
    にかけて粘着テープにより車体側に貼り付けて背面くぐ
    り水を遮蔽するウェザストリップ、前記粘着テープの
    上方から後方に亘り車体側に圧接するリップを、前記粘
    着テープが貼り付けられた面の対向する面に圧接するよ
    うに延設形成したことを特徴とするウェザストリップの
    構造。
  2. 【請求項2】 前記リップは、前記粘着テープの外側に
    略平行に2本設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    ウェザストリップの構造。
  3. 【請求項3】 前記リップを前記粘着テープの外側に
    平行に2本設けると共に、前記粘着テープの内側に前記
    粘着テープが貼り付けられた面に圧接する内側リップを
    前記リップと略平行に1本設けたことを特徴とする請求
    項1に記載のウェザストリップの構造。
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