JPH06127277A - エンジンルームの換気構造 - Google Patents
エンジンルームの換気構造Info
- Publication number
- JPH06127277A JPH06127277A JP24813991A JP24813991A JPH06127277A JP H06127277 A JPH06127277 A JP H06127277A JP 24813991 A JP24813991 A JP 24813991A JP 24813991 A JP24813991 A JP 24813991A JP H06127277 A JPH06127277 A JP H06127277A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine room
- hole
- air
- ventilation structure
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンルーム内の換気が充分になされ、し
かも換気後の熱風が車体上方に廻り込むことのないエン
ジンルームの換気構造を提供すること。 【構成】 エンジンルーム2内に流入した空気を、フロ
ントフェンダー8の後部板面8aに穿設した周囲に内方
に傾斜した斜面10を有する孔9を介して外部に排出す
るように構成した。
かも換気後の熱風が車体上方に廻り込むことのないエン
ジンルームの換気構造を提供すること。 【構成】 エンジンルーム2内に流入した空気を、フロ
ントフェンダー8の後部板面8aに穿設した周囲に内方
に傾斜した斜面10を有する孔9を介して外部に排出す
るように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンルー
ムの換気構造に関する。
ムの換気構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のエンジンルーム内の冷却
を目的として、該エンジンルーム内にフロントグリル等
より空気を流入させ、該空気をエンジンルームの上方を
覆うフロントフードの後部に設けられた空気抜き孔、或
いはフロントフードとフェンダーエプロン上端との隙間
から外部に逃がしていた。
を目的として、該エンジンルーム内にフロントグリル等
より空気を流入させ、該空気をエンジンルームの上方を
覆うフロントフードの後部に設けられた空気抜き孔、或
いはフロントフードとフェンダーエプロン上端との隙間
から外部に逃がしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たエンジンルームの換気構造におては、エンジンルーム
内を冷却後の熱風が、該熱風の排出口の直ぐ後方にある
カウルパネルに形成されたキャビン内の空調用の空気取
り入れ口より吸入されやすく、キャビン内の空調効果を
悪化させる問題が生じていた。
たエンジンルームの換気構造におては、エンジンルーム
内を冷却後の熱風が、該熱風の排出口の直ぐ後方にある
カウルパネルに形成されたキャビン内の空調用の空気取
り入れ口より吸入されやすく、キャビン内の空調効果を
悪化させる問題が生じていた。
【0004】また、オープンカーの場合にあっては、フ
ロントフードの上部に排出された熱風が、フロントウィ
ンドー越しにキャビン内に流入する憂いがあり、乗員の
居住空間の環境を悪化させていた。
ロントフードの上部に排出された熱風が、フロントウィ
ンドー越しにキャビン内に流入する憂いがあり、乗員の
居住空間の環境を悪化させていた。
【0005】本発明は、上述した従来技術が有する課題
に鑑みなされたものである。
に鑑みなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、エンジンルーム内に流入した空気を、フロ
ントフェンダーの後部板面に穿設した周囲に内方に傾斜
した斜面を有する孔を介して外部に排出するように構成
した。
決するため、エンジンルーム内に流入した空気を、フロ
ントフェンダーの後部板面に穿設した周囲に内方に傾斜
した斜面を有する孔を介して外部に排出するように構成
した。
【0007】
【作用】本発明にかかるエンジンルームの換気構造によ
れば、エンジンルーム内を冷却後の熱風が、フロントフ
ェンダーの後部板面に穿設された孔を介して車体側部に
排出されるため、カウルパネルに形成されたキャビン内
の空調用の空気取り入れ口より該熱風が吸入されること
はなく、またフロントウィンドー越しに該熱風がキャビ
ン内に流入する憂いもない。
れば、エンジンルーム内を冷却後の熱風が、フロントフ
ェンダーの後部板面に穿設された孔を介して車体側部に
排出されるため、カウルパネルに形成されたキャビン内
の空調用の空気取り入れ口より該熱風が吸入されること
はなく、またフロントウィンドー越しに該熱風がキャビ
ン内に流入する憂いもない。
【0008】また、本発明においては、フロントフェン
ダーの後部板面に穿設した上記孔を、その周囲に内方に
傾斜した斜面を有するものとしたため、走行時に該孔の
周囲が負圧となり、エンジンルーム内の熱風を吸引する
作用が生じ、エンジンルーム内の換気が充分になされ
る。
ダーの後部板面に穿設した上記孔を、その周囲に内方に
傾斜した斜面を有するものとしたため、走行時に該孔の
周囲が負圧となり、エンジンルーム内の熱風を吸引する
作用が生じ、エンジンルーム内の換気が充分になされ
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を、添付図面に従って
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0010】ここで、図1は本発明にかかるエンジンル
ームの換気構造を採用した自動車の斜視図、図2は本発
明にかかるエンジンルームの換気構造を概念的に示した
平面図、図3は図1のA−A線に沿う部分の概念的な断
面図である。また図4は図3のB部を拡大して示した断
面図、図5は本発明にかかるエンジンルームの換気構造
の他の実施例を示した図1のA−A線に沿う部分の概念
的な断面図である。
ームの換気構造を採用した自動車の斜視図、図2は本発
明にかかるエンジンルームの換気構造を概念的に示した
平面図、図3は図1のA−A線に沿う部分の概念的な断
面図である。また図4は図3のB部を拡大して示した断
面図、図5は本発明にかかるエンジンルームの換気構造
の他の実施例を示した図1のA−A線に沿う部分の概念
的な断面図である。
【0011】図中1は自動車全体を示し、この自動車1
には、その前方にエンジンルーム2が形成され、該エン
ジンルーム2内に、フロントバンパー3の中央付近に形
成された空気取り入れ口4より冷却用の空気が流入す
る。
には、その前方にエンジンルーム2が形成され、該エン
ジンルーム2内に、フロントバンパー3の中央付近に形
成された空気取り入れ口4より冷却用の空気が流入す
る。
【0012】冷却用の空気は、図2に示したように、フ
ロントバンパー3の上記空気取り入れ口4及びラジエー
タ5を介して、ファン6によってエンジンルーム2内に
入り、エンジン7を冷却しつつ、エンジンルーム2内を
換気し、左右のフロントフェンダー8,8の後部板面8
a,8aに穿設された孔9,9を介して、車体側部に排
出される。
ロントバンパー3の上記空気取り入れ口4及びラジエー
タ5を介して、ファン6によってエンジンルーム2内に
入り、エンジン7を冷却しつつ、エンジンルーム2内を
換気し、左右のフロントフェンダー8,8の後部板面8
a,8aに穿設された孔9,9を介して、車体側部に排
出される。
【0013】フロントフェンダーに穿設された上記孔9
部分を、図3及び図4に従って詳細に説明すると、該孔
9の周囲には、内方に傾斜した斜面10が形成され、走
行時に該孔9付近に負圧が生じるように構成されてい
る。また、フロントフェンダー8の内側に存在するエン
ジンルーム2を画成するフェンダーエプロン11の後部
板面11aにも、前記孔9に対応する位置に孔12が形
成され、エンジンルーム2とフロントフェンダー8に穿
設された上記孔9とを連通している。
部分を、図3及び図4に従って詳細に説明すると、該孔
9の周囲には、内方に傾斜した斜面10が形成され、走
行時に該孔9付近に負圧が生じるように構成されてい
る。また、フロントフェンダー8の内側に存在するエン
ジンルーム2を画成するフェンダーエプロン11の後部
板面11aにも、前記孔9に対応する位置に孔12が形
成され、エンジンルーム2とフロントフェンダー8に穿
設された上記孔9とを連通している。
【0014】尚、図中13はフロントフード、14はカ
ウルパネル15に穿設されたキャビン内の空調用の空気
取り入れ口、16は上記フロントフェンダー8とフェン
ダーエプロン11との間に取り付けられたフェンダーラ
イニングである。また、17はエンジンルーム2の下部
に設けられたアンダーカバー、18はフロントサイドメ
ンバー、19はダッシュパネルである。
ウルパネル15に穿設されたキャビン内の空調用の空気
取り入れ口、16は上記フロントフェンダー8とフェン
ダーエプロン11との間に取り付けられたフェンダーラ
イニングである。また、17はエンジンルーム2の下部
に設けられたアンダーカバー、18はフロントサイドメ
ンバー、19はダッシュパネルである。
【0015】上記のように構成された本発明にかかるエ
ンジンルームの換気構造によれば、エンジンルーム2内
にフロントバンパー3の空気取り入れ口4を介して流入
した冷却用の空気は、ラジエータファン6及び走行風の
ラム圧により、その圧力が高まり、更に、該空気の排出
口となるフロントフェンダー8に穿設された孔9が、そ
の周囲に内方に傾斜した斜面10を有するものであるこ
とから、走行時に該孔9付近が負圧となり、スムーズに
エンジンルーム2内からフロントフェンダー8に穿設さ
れた上記孔9を介して車体側部に、換気後の熱風が排出
される。そのため、エンジンルーム2内の換気は充分に
なされ、しかもカウルパネル15に形成されたキャビン
内の空調用の空気取り入れ口14より、エンジンルーム
2内より排出された上記熱風が吸入されることはなく、
またフロントウィンドー越しに該熱風がキャビン内に流
入する憂いもなくなる。
ンジンルームの換気構造によれば、エンジンルーム2内
にフロントバンパー3の空気取り入れ口4を介して流入
した冷却用の空気は、ラジエータファン6及び走行風の
ラム圧により、その圧力が高まり、更に、該空気の排出
口となるフロントフェンダー8に穿設された孔9が、そ
の周囲に内方に傾斜した斜面10を有するものであるこ
とから、走行時に該孔9付近が負圧となり、スムーズに
エンジンルーム2内からフロントフェンダー8に穿設さ
れた上記孔9を介して車体側部に、換気後の熱風が排出
される。そのため、エンジンルーム2内の換気は充分に
なされ、しかもカウルパネル15に形成されたキャビン
内の空調用の空気取り入れ口14より、エンジンルーム
2内より排出された上記熱風が吸入されることはなく、
またフロントウィンドー越しに該熱風がキャビン内に流
入する憂いもなくなる。
【0016】尚、上記エンジンルーム2内の冷却用空気
の流れを更にスムーズに行うためには、図5に示したよ
うに、フロントフェンダー8に穿設された上記孔9と、
その内側に存在するフェンダーエプロン11に穿設され
た上記孔12とを、ダクト20によって連結した構造と
する。
の流れを更にスムーズに行うためには、図5に示したよ
うに、フロントフェンダー8に穿設された上記孔9と、
その内側に存在するフェンダーエプロン11に穿設され
た上記孔12とを、ダクト20によって連結した構造と
する。
【0017】以上、本発明の一実施例につき説明した
が、本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基いて、各種の変形及び変更が可
能であることは当然である。
が、本発明は既述の実施例に限定されるものではなく、
本発明の技術的思想に基いて、各種の変形及び変更が可
能であることは当然である。
【0018】
【発明の効果】本発明にかかるエンジンルームの換気構
造によれば、エンジンルーム内を冷却後の熱風が、フロ
ントフェンダーの後部板面に穿設された孔を介して車体
側部に排出されるため、カウルパネルに形成されたキャ
ビン内の空調用の空気取り入れ口より該熱風が吸入され
ることはなく、またフロントウィンドー越しに該熱風が
キャビン内に流入する憂いもなくなる。
造によれば、エンジンルーム内を冷却後の熱風が、フロ
ントフェンダーの後部板面に穿設された孔を介して車体
側部に排出されるため、カウルパネルに形成されたキャ
ビン内の空調用の空気取り入れ口より該熱風が吸入され
ることはなく、またフロントウィンドー越しに該熱風が
キャビン内に流入する憂いもなくなる。
【0019】また、本発明においては、フロントフェン
ダーの後部板面に穿設した上記孔を、その周囲に内方に
傾斜した斜面を有するものとしたため、走行時に該孔の
周囲が負圧となり、エンジンルーム内の熱風を吸引する
作用が生じ、エンジンルーム内の空気の流れがスムーズ
となり、その換気が充分になされる。
ダーの後部板面に穿設した上記孔を、その周囲に内方に
傾斜した斜面を有するものとしたため、走行時に該孔の
周囲が負圧となり、エンジンルーム内の熱風を吸引する
作用が生じ、エンジンルーム内の空気の流れがスムーズ
となり、その換気が充分になされる。
【図1】本発明にかかるエンジンルームの換気構造を採
用した自動車の斜視図である。
用した自動車の斜視図である。
【図2】本発明にかかるエンジンルームの換気構造を概
念的に示した平面図である。
念的に示した平面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う部分の概念的な断面図で
ある。
ある。
【図4】図3のB部を拡大して示した断面図である。
【図5】本発明にかかるエンジンルームの換気構造の他
の実施例を示した図1のA−A線に沿う部分の概念的な
断面図である。
の実施例を示した図1のA−A線に沿う部分の概念的な
断面図である。
1 自動車 2 エンジンルーム 3 フロントバンパ 4 空気取り入れ口 5 ラジエータ 6 ファン 7 エンジン 8 フロントフェンダー 8a フロントフェンダーの後部板面 9,12 空気抜き孔 10 斜面 11 フェンダーエプロン 11a フェンダーエプロの後部板面 13 フード 14 空調用の空気取り入れ口 15 カウルパネル 16 フェンダーライニング 17 アンダーカバー 18 フロントサイドメンバー 19 ダッシュパネル 20 ダクト
Claims (1)
- 【請求項1】 エンジンルーム内に流入した空気を、フ
ロントフェンダーの後部板面に穿設した周囲に内方に傾
斜した斜面を有する孔を介して外部に排出するように構
成したことを特徴とするエンジンルームの換気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24813991A JPH06127277A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | エンジンルームの換気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24813991A JPH06127277A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | エンジンルームの換気構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06127277A true JPH06127277A (ja) | 1994-05-10 |
Family
ID=17173809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24813991A Pending JPH06127277A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | エンジンルームの換気構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06127277A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3524730A1 (de) * | 1985-07-11 | 1987-01-15 | Olympia Ag | Farbbandspulen fuer eine nachladbare kassette einer schreib- oder bueromaschine aehnlicher bauart |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP24813991A patent/JPH06127277A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3524730A1 (de) * | 1985-07-11 | 1987-01-15 | Olympia Ag | Farbbandspulen fuer eine nachladbare kassette einer schreib- oder bueromaschine aehnlicher bauart |
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