JPH061269U - 包装用緩衝体 - Google Patents

包装用緩衝体

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JPH061269U
JPH061269U JP4864292U JP4864292U JPH061269U JP H061269 U JPH061269 U JP H061269U JP 4864292 U JP4864292 U JP 4864292U JP 4864292 U JP4864292 U JP 4864292U JP H061269 U JPH061269 U JP H061269U
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JP
Japan
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plate
assembled
cushioning
shaped
locking piece
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Pending
Application number
JP4864292U
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English (en)
Inventor
義二 山下
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Tokan Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokan Kogyo Co Ltd
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Publication of JPH061269U publication Critical patent/JPH061269U/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 焼却廃棄する際に公害の原因になったり、炉
の損傷の原因になる高温を発生することがなく、あるい
はまた成形する際に金型を必要としない包装用緩衝体を
提供することを目的とする。 【構成】 細長い板紙原紙10を折曲げ線18〜23に
よって複数の板状部11〜17に区画するとともに、両
側から折曲げるか巻込むことによって直立する辺側と水
平な辺側とから成る断面がL字状の緩衝体に組立てるよ
うにしたものであって、しかも係止片26を係止孔27
に係止することによって断面がL字状に組立てられた状
態を維持するようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は包装用緩衝体に係り、とくに段ボール原紙を打抜いて所定の形状に組 立てるようにした包装用緩衝体に関する。
【0002】
【従来の技術】
各種の物品を物流に供するために、従来よりこれらの物品を段ボール箱等の包 装箱内に収納して輸送を行なったり保管を行なったりするようにしている。この ような包装方式において、とくに内部に収納される物品が電子機器や精密機械等 のような衝撃によって損傷され易い物品については、発泡スチロール樹脂を成形 して成る緩衝体を物品の所要の部位と包装箱との間に介装するようにしており、 このような発泡スチロール樹脂の緩衝体によって外部からの衝撃を吸収し、物品 の保護を図るようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の発泡スチロール樹脂から成る緩衝体は、使用後に廃棄焼却すると、有害 ガスを発生したり黒煙を発生し、これによって大気汚染の原因となっていた。ま たこのような発泡スチロール樹脂から成る緩衝体は、焼却の際に高温を発生し、 これによって焼却炉等を損傷させる原因になっていた。またこのような発泡スチ ロール樹脂の緩衝体を成形するために、金型を必要とするが、一般に成形用金型 は非常に高価であるために、成形品を多数作る場合でないと緩衝体が高価になる 欠点があった。
【0004】 本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、焼却廃棄する際に 大気汚染の原因となることがなく、あるいはまた焼却炉を損傷せず、さらには高 価な金型を用いることなく組立てることが可能な緩衝体を提供することを目的と するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の考案は、段ボール原紙を所定の形状に打抜いて組立てるようにした包装 用緩衝体において、 段ボール原紙によって細長く打抜くとともに、幅方向に延びる折曲げ線によっ て長さ方向に沿って複数の板状部に区画し、 長さ方向の両端から折曲げるか巻込むことによって断面がL字状になるように 組立て、 しかも直立する辺側と水平な辺側の内の一方に切込みによって係止片を設け、 他方に設けられている係止部によって前記係止片を係止し、これによって断面が L字状に組立てられた状態を維持するようにしたことを特徴とする包装用緩衝体 に関するものである。
【0006】 第2の考案は、上記第1の考案において、4角筒状体を設け、該4角筒状体の 両端に前記緩衝体の直立する辺側または水平な辺側を挿入するようにし、これに よって一対の緩衝体が互いに連結されるようにしたことを特徴とする緩衝体に関 するものである。
【0007】
【作用】
第1の考案によれば、細長く打抜かれた段ボール原紙をその両端から折曲げる か巻込むことによって直立する辺部と水平な辺部とがそれぞれ組立てられ、これ によって断面がL字状をなす包装用緩衝体が組立てられることになる。
【0008】 第2の考案は、このような断面がL字状をなす緩衝体の直立する辺側または水 平な辺側を4角筒状体の両端の開口に挿入し、これによって一対の緩衝体を互い に連結することによって、これら一対の緩衝体が所定の間隔を隔てた状態で対向 するようになり、この状態で維持されることになる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例に係る包装用緩衝体を組立てるための段ボール原紙1 0を展開して示したものであって、この段ボール原紙10はその長さ方向に沿っ て7つの板状部11、12、13、14、15、16、17を備えている。
【0010】 板状部11と12との間は2重の折曲げ線18によって折曲げ可能に連結され 、板状部12と13とは2重の折曲げ線19によって折曲げ可能に連結され、ま た板状部13と14との間は折曲げ線20によって折曲げ可能に連結され、板状 部14と15との間は2重の折曲げ線21によって折曲げ可能に連結され、板状 部15と16との間は2重の折曲げ線22によって折曲げ可能に連結されている 。また板状部16と17との間は切込み線23によって折曲げ可能に連結されて いる。
【0011】 またこの段ボール原紙10の右から2番目の板状部16にはほぼT字状に切込 み26が形成され、これによって係止片26が形成されている。この係止片26 の根元側は2重の折曲げ線22の内の左側の折曲げ線22と一致している。また この係止片26と同一の形状の係止孔27が左端の板状部11に形成されている 。この係止孔27の右端は2重の折曲げ線18の内の右側の折曲げ線と整合され ている。
【0012】 次にこのような段ボール原紙10を用いて緩衝体を組立てる動作について説明 する。図2に示すように、折曲げ線18のところで板状部12に対して板状部1 1を内側へ直角に折曲げる。さらに板状部12を板状部13に対して折曲げ線1 9のところで直角に折曲げる。また右端の板状部17を切込み線23のところで 外側へ直角に折曲げるとともに、板状部16を折曲げ線22のところで板状部1 5に対して直角に折曲げる。
【0013】 この後に板状部15を2重の折曲げ線21のところで直角に折曲げる。そして 板状部16を折曲げ線22のところでさらに90°折曲げ、板状部15と重合わ せる。すると板状部17が板状部14の上側にほぼ重合わされるようになる。ま たこのときに係止片26が折曲げ線22を中心として外側へ回動するように開か れる。また反対側の先端に設けられている板状部11を折曲げ線18のところで さらに90°折曲げ、板状部12と重合わせるようにする。
【0014】 次いで図4に示すように、折曲げ線21のところで板状部15を内側へ90° 折曲げるとともに、さらに折曲げ線20によって板状部14を板状部13に対し て直角に折曲げる。このときに係止片26が板状部13の上面に重合わせるよう に突出させる。そしてこの後に板状部12を折曲げ線19のところで内側へ折曲 げるようにし、この板状部12の内側に重合わせるように設けられている板状部 11の切込み27と係止片26とを互いに係合させる。
【0015】 このようにして図5に示すように、直立する辺側と水平な辺側とが互いにL字 状になるように組立てられることになる。しかも係止片26が係止孔27内に受 入れらるようになる。そして係止片26はその上から板状部12によって押えら れることになり、係止孔27からの脱落が防止されるようになる。
【0016】 そして図5から明らかなように、直立する辺側は板状部14、15、16、1 7によって4重の構造となる。また水平な辺側については、板状部11、12、 13によって3重の構造となる。従ってこれらの直立する辺側と水平な辺側とに よって物品の側面と底面とをそれぞれ受けた状態で物品と包装箱との間に介装さ れるようになり、このような緩衝体によって物品を衝撃から保護することが可能 になる。
【0017】 しかも物品を保護するように物品と包装箱との間にこの緩衝体が介装されると 、係止片26を受入れた係止孔27を有する板状部11が上下の板状部12、1 3によって上下から挟着された状態になり、これによって断面がL字状に組立て られた状態を確実に維持することになる。
【0018】 このような緩衝体はそのままの状態で単独で用いるようにしてもよいが、図6 および図7に示すように4角筒状体30と組合わせるようにしてもよい。4角筒 状体30は長方形の段ボール原紙を4角筒状に巻いて組立てたものであって、そ の両側の開口31にそれぞれ上述の緩衝体の水平な辺側の部分を挿入するように している。これによって図6および図7に示すように、一対の緩衝体の直立する 辺側が互いに対向するように連結されることになる。従って一対の緩衝体を互い に正しく位置決めした状態で物品の下側の側部を受けることが可能になる。
【0019】 図5に示すような緩衝体によれば、図1に示すような段ボール原紙10を折曲 げて組立てるようにしているために、発泡スチロール樹脂等の石油化学系の材料 を全く使用することなく組立てることが可能になる。従って使用後における焼却 廃棄の際に有害ガスや黒煙を発生することがなく、公害を防止できるようになる 。また焼却の際に高温の熱を発生することがないために、焼却炉を損傷すること もない。さらにはこのような緩衝体は、図1に示すように打抜くための打抜き型 があればよく、成形用金型を必要としないために、低コストで製造することが可 能になる。とくにその数が少ない場合に非常に有利である。
【0020】 また上記実施例においては、緩衝体および4角筒状体30を製作するために、 2重構造の段ボール原紙を用いるようにしているが、中に収納されて保護される 物品の種類や衝撃の程度に応じて、厚さや構造の異なる段ボール原紙を選択する ことによって、それぞれの用途に応じた緩衝体を提供することが可能になる。
【0021】
【考案の効果】
第1の考案は、段ボール原紙によって細長く打抜くとともに、幅方向に延びる 折曲げ線によって長さ方向に沿って複数の板状部に区画し、長さ方向の両端から 折曲げるか巻込むことによって断面がL字状になるように組立て、しかも直立す る辺側と水平な辺側の内の一方に切込みによって係止片を設け、他方に設けられ ている係止部によって上記係止片を係止し、これによって断面がL字状に組立て られた状態を維持するようにしたものである。
【0022】 従って段ボール原紙を打抜いて組立てることによって、緩衝体が得られるよう になる。従って焼却処理の際に有害ガスや黒煙を発生することがなく、大気汚染 を防止できるようになる。また焼却の際に高熱を発生することがないために、焼 却炉の損傷が防止される。またこのような緩衝体は金型を用いることなく製作で きるために、そのコストの低減が可能になる。
【0023】 第2の考案は、4角筒状体を設け、この4角筒状体の両端に上記緩衝体の直立 する辺側または水平な辺側を挿入するようにし、これによって一対の緩衝体が互 いに連結されるようにしたものである。従って断面がL字状をなす緩衝体を互い に所定の距離を隔てた状態で正しく維持することが可能になり、緩衝体の位置ず れを防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】緩衝体を組立てるための段ボール原紙の展開平
面図である。
【図2】緩衝体の組立て動作を示す外観斜視図である。
【図3】緩衝体の組立て動作を示す外観斜視図である。
【図4】緩衝体の組立て動作を示す外観斜視図である。
【図5】組立てられた緩衝体の外観斜視図である。
【図6】緩衝体と筒状体との連結を示す分解斜視図であ
る。
【図7】緩衝体と筒状体との連結状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 段ボール原紙 11〜17 板状部 18、19 折曲げ線(2重) 20 折曲げ線 21、22 折曲げ線(2重) 23 切込み線 26 係止片(切込み) 27 係止孔 30 4角筒状体 31 開口

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボール原紙を所定の形状に打抜いて組
    立てるようにした包装用緩衝体において、 段ボール原紙によって細長く打抜くとともに、幅方向に
    延びる折曲げ線によって長さ方向に沿って複数の板状部
    に区画し、 長さ方向の両端から折曲げるか巻込むことによって断面
    がL字状になるように組立て、 しかも直立する辺側と水平な辺側の内の一方に切込みに
    よって係止片を設け、他方に設けられている係止部によ
    って前記係止片を係止し、これによって断面がL字状に
    組立てられた状態を維持するようにしたことを特徴とす
    る包装用緩衝体。
  2. 【請求項2】 4角筒状体を設け、該4角筒状体の両端
    に前記緩衝体の直立する辺側または水平な辺側を挿入す
    るようにし、これによって一対の緩衝体が互いに連結さ
    れるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の緩衝
    体。
JP4864292U 1992-06-17 1992-06-17 包装用緩衝体 Pending JPH061269U (ja)

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JP4864292U JPH061269U (ja) 1992-06-17 1992-06-17 包装用緩衝体

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JPH061269U true JPH061269U (ja) 1994-01-11

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JP (1) JPH061269U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020138850A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 善一 大渕 緩衝板材保持具

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