JPH06126914A - プリントラミネ−ト用複合ポリオレフィンフイルム - Google Patents

プリントラミネ−ト用複合ポリオレフィンフイルム

Info

Publication number
JPH06126914A
JPH06126914A JP27878392A JP27878392A JPH06126914A JP H06126914 A JPH06126914 A JP H06126914A JP 27878392 A JP27878392 A JP 27878392A JP 27878392 A JP27878392 A JP 27878392A JP H06126914 A JPH06126914 A JP H06126914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
layer
composite
present
print
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP27878392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3142396B2 (ja
Inventor
Masayoshi Asakura
正芳 朝倉
Tadao Ichimura
忠男 市村
Katsuhiro Tsuchiya
勝洋 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Advanced Film Co Ltd
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Toray Plastic Films Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc, Toray Plastic Films Co Ltd filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP04278783A priority Critical patent/JP3142396B2/ja
Publication of JPH06126914A publication Critical patent/JPH06126914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3142396B2 publication Critical patent/JP3142396B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリントラミネ−ト印刷紙との熱ラミネ−ト
適正の優れたプリントラミネ−ト用複合ポリオレフィン
フイルムを提供する。 【構成】 ポリプロピレンを主成分とするキャストフイ
ルム(A層)の片面にポリオレフィン系の熱融着性樹脂
(B層)を積層した複合フイルムであって、該A層の表
面光沢度を110%以上、かつ平均屈折率を1.500
〜1.5080の範囲とする。 【効果】 プリントラミネ−ト時の金属ロ−ルの傷の耐
転写性が向上でき、高品位な表面を持つプリントラミネ
−ト印刷紙を得ることができた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷紙等とラミネ−ト
を行なう際に接着剤、有機溶剤を用いることなく加熱圧
着のみでラミネ−ションが可能な、熱融着性を付与して
なるプリントラミネ−ト用フイルムに関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】印刷されたア−ト紙等の印刷部分を保護し
たり、耐水、耐油性の付与、光沢を出す目的で印刷紙の
上にフイルムをラミネ−トすることは通常行なわれお
り、このような処理を当業界では、一般にプリントラミ
ネ−トと称している。
【0003】最近、プリントラミネ−トは、有機溶剤、
接着剤を使うことなく、熱圧着のみでラミネ−ト可能な
プリントラミネ−ト用フイルムが知られている(例え
ば、特開昭56−24161号、特公平2−2411
号)。
【0004】印刷紙にプリントラミネ−ト用フイルムを
熱圧着する一般的な方法としては、例えば特公平2−2
411号に示されているように、加熱金属ロ−ルとゴム
ロ−ルからなる一対のピンチロ−ルで熱圧着する。印刷
紙の印刷面とフイルムの熱接着層面が接するように重ね
合わせて、フイルム側に加熱された金属ロ−ル面、印刷
紙側にゴムロ−ル面として、線圧50〜300Kg/c
mに加圧されたピンチロ−ルを通過して圧着する。しか
しこの金属ロ−ル表面は、高い圧力で加圧されるため、
紙などに含まれている無機粒子などで擦り傷状の欠点が
でやすいのが普通である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術は二軸延伸ポリプロピレンフイルムの片面に熱
融着性樹脂を積層したプリントラミネ−ト用フイルムで
あるが、延伸を施さないキャストフイルムをベ−スフイ
ルムにして片面に熱接着性樹脂を積層したプリントラミ
ネ−ト用フイルムでは、熱圧着する際、使用された金属
ロ−ルの擦り傷などが転写され、ラミネ−ト印刷紙の表
面の品位が劣りやすく、またラミネ−ト紙同士を積み重
ねた時にフイルム表面にすり傷が生じ易い欠点があり、
実用的でなかった。
【0006】本発明は、かかる課題を解消せしめ、キャ
ストフイルムに金属ロ−ルの傷が転写しにくく、透明性
に優れたプリントラミネ−ト用フイルムを提供せんとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】精鋭検討した結果、上記
課題を解決するために本発明は、ポリプロピレンを主成
分とするキャストフイルム(A層)の片面にポリオレフ
ィン系の熱融着性樹脂(B層)を積層した複合フイルム
において、該A層の表面光沢度が110%以上、かつ平
均屈折率が1.500〜1.5080の範囲にあること
を特徴とするプリントラミネ−ト用複合ポリオレフィン
フイルムとする。
【0008】本発明のポリプロピレン(以下PPと略称
する)とは、結晶性ポリプロピレンであり、プロピレン
の単独重合体、あるいはエチレン、ブテン−1などのα
−オレフィンを5重量%以下の割合で共重合した共重合
体も含まれる。また、該PPの極限粘度[η]が1.2
〜2.1dl/g、メルトフロ−インデックス(MF
I)が5.0〜20g/10分、アイソタクチックイン
デックス(II)が95%以上、より好ましくは96〜
98%の範囲であると金属ロ−ルの傷の耐転写性が向上
されやすくなることから好ましい。また、該PPの12
5℃の温度でのDSC等温結晶化曲線のピ−クまでの時
間が3分以下、好ましくは5秒〜1分30秒、より好ま
しくは10秒〜60秒の範囲が金属ロ−ルの傷転写が起
こりにくくなり好ましい。該PPには、公知の添加剤、
例えば結晶核剤、酸化防止剤、熱安定剤、すべり剤、帯
電防止剤、ブロッキング防止剤、などを含有させても良
い。特に125℃の温度でのDSC等温結晶化曲線のピ
−クまでの時間を本発明の範囲にするには、結晶核剤、
例えばビス(p−ベンジリデン)ソルビト−ル、ビス
(p−メチルベンジリデン)ソルビト−ル、ビス(p−
エチルベンジリデン)ソルビト−ル、チオジグリコ−ル
酸あるいはその無水物などを添加するのが好ましい。
【0009】本発明のポリプロピレンを主成分とするフ
イルムとは、ポリプロピレン成分が75重量%以上含有
したフイルムのことである。必要に応じて本発明の複合
フイルムに用いる熱融着性樹脂、あるいはエチレン−α
−オレフィン共重合体、エチレン−プロピレン−ブロッ
ク共重合体などが25重量%未満で混合しても良い。該
フイルム中のポリプロピレン成分がこの範囲未満になる
と、フイルムの透明性が低下しやすくなり、また金属ロ
−ル傷が転写しやすくなるので好ましくない。
【0010】本発明のキャストフイルムとは原料チップ
を溶融押出してシ−ト状に成形し、金属ロ−ルに巻き付
け冷却固化してフイルムとしたものをいう。その後に加
熱延伸を施して配向したフイルムは、滑性を付与するた
めに添加剤を加える必要があり、この添加剤が延伸でボ
イドを生成し、プリントラミネ−ト紙の表面にキラキラ
の欠点が出やすくなり、また製膜時に発生する耳部など
をベ−ス層に回収すると延伸により透明性が悪くなりや
すくなるなどの理由で好ましくない。
【0011】本発明のポリオレフィン系熱融着性樹脂と
は融点が45〜110℃の範囲のポリオレフィン樹脂で
あるのが好ましい。さらに好ましくはエチレン系共重合
体である。例えばエチレン−ブテン−1、エチレンとア
クリル酸、メタアクリル酸、メタアクリル酸メチル、
(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−プロ
ピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−プロピレンブロック共重合体などが挙げられる。
特にエチレン−酢酸ビニル共重合体、メタアクリル酸メ
チルが好ましい。該熱融着性樹脂層は、融解ピ−クを4
5〜110℃の範囲に2点以上有することが好ましい。
このためには融点の異なるエチレン系共重合体を2種類
以上混合するのが好ましい。例えばエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体とエチレン−ブテン−1、メタアクリル酸メ
チルとエチレン−プロピレンブロック共重合体などの組
み合わせが挙げられる。熱融着性樹脂層は、融解ピ−ク
が45〜110℃の範囲に2点以上とすることでフイル
ムのハンドリング性、ラミネ−ト時の空気抜け性が向上
するため好ましい。
【0012】前記ポリオレフィン系熱融着性樹脂には、
公知の添加剤、例えば酸化防止剤、熱安定剤、すべり
剤、帯電防止剤、ブロッキング防止剤、などを本発明の
特性を損なわない範囲で含有させても良い。
【0013】該ポリオレフィン系熱融着性樹脂(B層)
の厚さは特に限定しないが、3〜8μmが好ましい。
【0014】なお本発明のB層の表面に空気中あるいは
炭酸ガスあるいは窒素ガスの存在下でコロナ放電処理を
施し、B層表面の濡れ張力を35dyne/cm以上す
ることが好ましい。
【0015】本発明の複合フイルムのポリプロピレンを
主成分としたキャストフイルム(A層)の表面の光沢度
は110%以上、好ましくは115%以上である。光沢
度の上限は高いほど好ましいが、現状では125%まで
である。A層の光沢度が本発明の範囲未満では、フイル
ムをラミネ−トした印刷紙の印刷部分の色調がくすみや
すくなるので好ましくない。
【0016】本発明の複合フイルムのA層の表面で測定
した平均屈折率は1.500〜1.5080の範囲であ
る。平均屈折率が本発明の範囲未満ではフイルムをラミ
ネ−トした場合に、金属ロ−ルの傷が転写しやすくなる
ので好ましくない。また平均屈折率が本発明の範囲を越
えると、フイルムをラミネ−トした印刷紙の印刷部分の
色調がくすみやすくなるので好ましくない。
【0017】平均屈折率を本発明の範囲とする方法とし
て、特定の製膜条件で本発明のフイルムを製造する方法
に、常温〜40℃の温度でエ−ジングする方法及び/ま
たは70〜120℃の温度で数秒間熱処理する方法など
を組み合わせることができる。
【0018】本発明の複合フイルムの125℃の温度で
のDSC等温結晶化曲線のピ−クまでの時間は3分以下
が好ましく、より好ましくは5秒〜1分30秒、最も好
ましくは10秒〜60秒の範囲である。125℃の温度
でのDSC等温結晶化曲線のピ−クまでの時間が本発明
の範囲を越えると、フイルムをラミネ−トした場合に、
金属ロ−ルの傷が転写しやすくなるので好ましくない。
また125℃の温度でのDSC等温結晶化曲線のピ−ク
までの時間が本発明の範囲未満とすることは現状では困
難となるので好ましくない。
【0019】本発明の複合フイルムの厚さは、特に限定
しないが、15〜40μmが好ましい。
【0020】本発明の複合フイルムの複合方法は特に限
定されるものでないが、例えば溶融押出し時にポリマ−
管内、あるいは口金内で合流積層させる方法、あるいは
あらかじめ本発明の範囲のポリプロピレンを主成分とし
たキャストフイルムを製膜して、熱融着性樹脂を押出し
ラミネ−トする方法が挙げられる。特に口金内で合流積
層させる方法が好ましい。
【0021】次に、本発明の複合フイルムの製造方法に
ついて説明する。
【0022】まず、所定のPPを主成分としたチップと
ポリオレフィン系熱接着樹脂チップを別々の押出機に供
給し、210〜240℃の温度で溶融押出し、スリット
状口金でポリマ−を合流積層してシ−ト状に成形し、3
0〜80℃の温度の金属ロ−ルに押出シ−トを巻き付け
て冷却固化する。該フイルムのポリオレフィン系熱接着
樹脂層面に空気下でコロナ放電処理を施し、耳部を取り
除き、巻きとる。この時、口金から押し出されるポリマ
−の流速は130〜200cm/minの範囲が好まし
い。また押し出されたシ−トの速度(ポリマ−流速)と
冷却用の金属ロ−ルの速度の比(ドラフト比)は30〜
50が好ましい。また押し出されたシ−トを冷却固化す
る方法として、複合フイルムのPPを主成分としたフイ
ルム層(A層)を冷却用金属ロ−ル面として、シ−トが
金属ロ−ルに接触する地点でスリット状ノズルより吹き
出される圧空で密着する方法が好ましい。
【0023】
【作用】本発明の複合フイルムは特定のPPと特定の熱
融着性樹脂を用い、特定の条件下で複合フイルムとし、
該フイルムの特性を本発明の範囲としたことで、フイル
ムと印刷紙との熱圧着時に金属ロ−ルの傷が転写しにく
くなり、得られたラミネ−ト印刷紙の表面の品位が低下
しにくく、またラミネ−ト印刷紙を積み重ねた場合に、
表面に擦り傷が入りにくくなるという効果が得られたも
のと推定される。
【0024】
【実施例】本発明の特性値は次の測定法による。
【0025】(1)DSCの等温結晶化曲線のピ−ク パ−キンエルマ−社製のDSC(示差走査熱量計)II型
を用いて、10mgの試料を320℃/分の昇温速度で
250℃まで昇温し5分間保持した後、同速で冷却し、
125℃で等温結晶化曲線をとる。ピ−クとは、この曲
線の変曲点を言う。なおピ−クまでの時間とは、試料が
冷却過程で125℃に到達した時点からピ−ク変曲点ま
での時間を指す。
【0026】(2)アイソタクチックインデックス(I
I) 試料を130℃で2時間真空乾燥する。これから重量W
(mg)の試料をとり、ソックスレ−抽出器に入れ沸騰
n−ヘプタンで12時間抽出する。次にこの試料を取り
出しアセトンで十分に洗浄した後、130℃で6時間真
空乾燥し、その後重量W’(mg)を測定し、次式で求
める。 II(%)=W’/W×100
【0027】(3)フイルムの平均屈折率 Abbeの屈折計を用い、Na−D線を光源として、マ
ウント液としてサリチル酸メチルを用いて、接眼レンズ
の偏光板の方向を変えて特定方向の屈折率を全反射法に
より測定する。平均屈折率は(NX +NY +NZ )/3
で計算する。
【0028】(4)光沢度(JIS Z8741 方法
2 60°鏡面光沢) 光沢計(日本電色工業製 VG107型)を用いて、6
0°反射の時の光沢度を測定して求めた。
【0029】(5)金属ロ−ルの傷転写性 直径500mmの加熱金属ロ−ル(駆動軸)と油圧式加
圧装置の付いた直径500mmのゴムロ−ルを配した熱
圧着装置を用いて、ブックカバ−用に印刷された紙の印
刷面に複合フイルムのB層を重ね合わせ、金属ロ−ルの
表面温度115℃、線圧50Kg/cm、ラミネ−ト速
度20m/minの条件で、フイルム面を金属ロ−ル側
にして熱圧着ラミネ−トする。金属ロ−ルには、幅10
μmの擦り傷と部分的に幅100μmの傷がある。金属
ロ−ルの傷転写性は目視で次のランクで評価した。 ランク ◎ :擦り傷の転写が見られない。 ○ :擦り傷の転写が若干見られるが不明瞭である。 △ :擦り傷が明瞭に転写する。 × :擦り傷及び大きな傷も転写する。 ○以上は、金属ロ−ルの傷転写性としてラミネ−ト紙の
表面品位が保たれているランクである。
【0030】本発明を実施例により説明する。
【0031】実施例1〜2、比較例1〜2 極限粘度1.7dl/gの結晶核剤入りホモPP(II
=96%、MFI=10g/10分、125℃の温度で
のDSC等温結晶化のピ−クまでの時間=23秒、帯電
防止剤含有量=0.1重量%、有機滑剤の含有量=0.
15重量%)チップとエチレン−酢酸ビニル共重合体
(酢酸ビニル含有量=14mol%、MFI=15g/
10分、融点=93℃)にエチレン−ブテン−1共重合
体(ブテン−1含有量=15mol%、MFI=3.6
g/10分、融点=85℃)を5重量%混合したチップ
(有機滑剤の含有量=0.2重量%)を別々の押出機に
供給し、220℃の温度で溶融押出し、スリット状口金
内でそれぞれの溶融体を合流積層し、シ−ト状に成形し
た。この時の口金リップのポリマ−流速は180cm/
minであった。該シ−トを冷却用のキャステイングド
ラムに巻き付け、スリット状のエア−ノズルからの圧空
を吹き付けながら冷却固化し、フイルム厚み25μmの
未延伸複合フイルムを得た。引き続き該複合フイルムの
熱融着性樹脂層(B層)面に空気中下でコロナ放電処理
を施し、耳部を切り除き巻きとった。B層面の濡れ張力
は36dyne/cmとした。また熱融着性樹脂層(B
層)の厚みは7μmとした。この時のキャステイングド
ラムの温度を表1に示したとうりとし、得られたフイル
ム及びラミネ−ト印刷紙の特性は表1のとうりであっ
た。また得られた複合フイルムの125℃の温度でのD
SC等温結晶化のピ−クまでの時間は29秒であった。
【0032】比較例3 実施例2のPPチップを極限粘度1.8dl/gのホモ
PP(II=97%、MFI=8g/10分、125℃
の温度でのDSC等温結晶化のピ−クまでの時間=6分
9秒、帯電防止剤含有量=0.1重量%、有機滑剤の含
有量=0.15重量%)に変更した以外は実施例2と同
様にして未延伸複合フイルムを得た。複合フイルムの1
25℃の温度でのDSC等温結晶化のピ−クまでの時間
は6分39秒であった。また得られたフイルム及びラミ
ネ−ト印刷紙の特性は表1のとうりであった。
【0033】
【表1】 本発明ののプリントラミネ−ト複合フイルムは本発明の
範囲の平均屈折率としたことで、フイルム表面の耐傷性
が向上し、印刷紙と熱ラミネ−トする場合の金属ロ−ル
の傷が転写しにくくなり(実施例1〜2)、ラミネ−ト
印刷紙の表面が高品位なものとなった。
【0034】しかし、比較例1〜3は、フイルムの光沢
度、あるいはフイルムの平均屈折率が本発明の範囲外と
なり、高品位のラミネ−ト印刷紙が得られなかった。
【0035】
【発明の効果】本発明は、プリントラミネ−ト用複合フ
イルムにおいて、フイルムの光沢度、平均屈折率を本発
明の範囲内としたことで、表面が高品位なプリントラミ
ネ−ト印刷紙が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 勝洋 大阪府高槻市桜町1番5号 東レ合成フィ ルム株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレンを主成分とするキャスト
    フイルム(A層)の片面にポリオレフィン系の熱融着性
    樹脂(B層)を積層した複合フイルムにおいて、該A層
    の表面光沢度が110%以上、かつ平均屈折率が1.5
    00〜1.5080の範囲にあることを特徴とするプリ
    ントラミネ−ト用複合ポリオレフィンフイルム。
  2. 【請求項2】 複合ポリオレフィンフイルムの125℃
    の温度でのDSC等温結晶化曲線のピ−クまでの時間が
    3分以下である請求項1のプリントラミネ−ト用複合ポ
    リオレフィンフイルム。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィン系の熱融着性樹脂がエチ
    レン系共重合体であって、融点が45〜110℃の範囲
    である請求項1のプリントラミネ−ト用複合ポリオレフ
    ィンフイルム。
JP04278783A 1992-10-16 1992-10-16 プリントラミネ−ト用複合ポリオレフィンフイルム Expired - Fee Related JP3142396B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04278783A JP3142396B2 (ja) 1992-10-16 1992-10-16 プリントラミネ−ト用複合ポリオレフィンフイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04278783A JP3142396B2 (ja) 1992-10-16 1992-10-16 プリントラミネ−ト用複合ポリオレフィンフイルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06126914A true JPH06126914A (ja) 1994-05-10
JP3142396B2 JP3142396B2 (ja) 2001-03-07

Family

ID=17602119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04278783A Expired - Fee Related JP3142396B2 (ja) 1992-10-16 1992-10-16 プリントラミネ−ト用複合ポリオレフィンフイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3142396B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002113824A (ja) * 2000-10-06 2002-04-16 Japan Polychem Corp 表面保護用積層フィルム
WO2007116886A1 (ja) 2006-04-03 2007-10-18 J-Film Corporation プリントラミネート体の製造方法、プリントラミネート機及びプリントラミネート体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002113824A (ja) * 2000-10-06 2002-04-16 Japan Polychem Corp 表面保護用積層フィルム
WO2007116886A1 (ja) 2006-04-03 2007-10-18 J-Film Corporation プリントラミネート体の製造方法、プリントラミネート機及びプリントラミネート体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3142396B2 (ja) 2001-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB1580937A (en) Propylene polymer laminates
JPH0373341A (ja) 熱圧着プリントラミネート用フィルム
JP4453432B2 (ja) 二軸延伸多層ポリプロピレンフィルム
JP4000544B2 (ja) 感光性版用フォトレジストカバーフイルム
JP2004160689A (ja) 白色二軸延伸ポリプロピレンフィルムおよびそれからなる包装体、表示物、感熱転写記録用受容シート
JP3142396B2 (ja) プリントラミネ−ト用複合ポリオレフィンフイルム
KR100531256B1 (ko) 폴리올레핀계 공압출 연신 폴리프로필렌(opp) 필름
JP2002144504A (ja) ポリオレフィンフィルムおよび感光製版用フォトレジストカバーフィルム
JP2002226610A (ja) 離型用ポリプロピレンフィルム
JP3193963B2 (ja) 包装用粘着フィルム
JP3257727B2 (ja) 包装用フィルム
JP2882406B2 (ja) 熱圧着プリントラミネート用フィルムおよびプリントラミネート体
JP2530732B2 (ja) 熱圧着ラミネ―ト用積層フィルム
JP3837982B2 (ja) 自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法
JP3139830B2 (ja) プリントラミネート用フィルム
JP2005035147A (ja) 熱圧着ラミネート用ポリオレフィンフィルム及びこれからなるエンボスラミネート体
JP2004009566A (ja) 熱融着プリントラミネート用フィルム
JP2570820B2 (ja) プリントラミネート用積層フィルム及びその製造方法
JP3029229B2 (ja) ガスバリア性シートの製造方法および熱成形品
JP3229946B2 (ja) 包装用フィルム
JPH0631879A (ja) タイヤ包装材
KR20240032740A (ko) 2축 배향 적층 폴리프로필렌 필름
JP3642832B2 (ja) 感熱転写記録体
JPH0683066A (ja) 感光製版用フォトレジストカバーフイルム
JP2673445B2 (ja) 無延伸極薄フイルムの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees