JP3837982B2 - 自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法 - Google Patents

自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は多層フィルムに関する。詳しくは、本発明は、良好な鋸刃切断性を有し、且つ、MD方向へ裂け難いという性質を有する自己粘着性包装用多層フィルムに関する。「MD方向」(Machine Direction)とは、フィルムを製造するときのフィルムの走行する方向を意味する。
【0002】
【従来の技術】
自己粘着性を有する包装用フィルム(自己粘着性包装用フィルム)は、食品それ自体または容器に入れた食品を密封するための包装用フィルムとして多用されている。例えば、自己粘着性包装用フィルムで包装した食品を冷蔵庫で保存する場合には、食品中の水分や風味の散逸を防止したり、食品への塵埃の付着を防止したり、冷蔵庫中の他の食品への臭気の付着を防止したりすることができる。また、例えば、自己粘着性包装用フィルムで包装した食品を電子レンジで加熱処理する場合には、食品中の水分の散逸を防止することができる。ここで、後者の場合に用いられる包装用フィルムについては、フィルム同志の粘着性およびフィルムと容器との粘着性のみならず、加熱処理に耐える程度の耐熱性を有していることが好ましい。
【0003】
自己粘着性包装用フィルムとして、ポリ塩化ビニリデン製フィルム、ポリ塩化ビニル製フィルムやポリエチレンを主原料とするフイルムが知られている。このうち、ポリ塩化ビニリデン製フィルムやポリ塩化ビニル製フィルムは、フィルムに含まれる塩素原子に起因する環境問題を有しており、中でもポリ塩化ビニル製フィルムは、フィルムに含まれる塩素原子に起因する環境問題のみならず、フィルムに含まれる可塑剤の有害性の問題も有している。他方、ポリエチレンを主原料とするフイルムは、環境問題は有していないものの、耐熱性が不足しているという問題を持っている。ちなみに、環境適性の観点から、フィルム用の原料樹脂はできるだけオレフィン系樹脂であることが望まれている
【0004】
自己粘着性包装用フィルムは、一般に、厚さが8〜15μmで幅が20〜45cmのフィルムを紙管等の芯材に重ね巻きしたものを、コートボール紙製の紙箱等のケースに収納した形態で市販されており、フィルムの使用に際しては、ケースに取付けられた鋸刃で自己粘着性包装用フイルムを所望の長さに切断する。この鋸刃は一般に、厚さが0.2mm程度の鉄板あるいはコートボール紙を鋸刃型に打ち抜いただけの簡単な刃であり、鋸刃を支えるケースの剛性は350〜700g/m2程度と極めて低い。
【0005】
しかるに、ポリ塩化ビニリデン製フィルムは鋸刃で切断するに際して、フィルムの一部に裂け目ができると、この裂け目が広がるために、鋸刃に沿って真っ直ぐに切断されずに斜めに切断されるという問題や、MD方向に裂け易いという問題を持っている。また、ポリ塩化ビニル製フィルムやポリエチレンを主原料とするフイルムは、切断時のフィルムの伸びが大きくて切れ味が悪い、という問題を持っている。これに関連して、前記の「鋸刃切断性」とは、鋸刃に沿って真っ直ぐに且つ切れ味良く切断し得る性質を意味する。
【0006】
塩素原子等のハロゲン原子を含まない自己粘着性の包装用多層フィルムとして、ポリカーボーネート樹脂フィルムの片面または両面に、エチレンとプロピレンと炭素原子数4〜8のα−オレフィンとの3元共重合体フィルムを積層した多層フィルム(特開平6−238848号公報参照)や、ポリアミド樹脂フィルムの両面と、オレフィン系樹脂フィルムとを、酸変性ポリオレフィンとポリアミド樹脂とを溶融混合して得られる組成物で接合してなる多層フィルム(特開平6−122182号公報参照)が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記公報に提案された多層フィルムは、鋸刃切断性において不満足であり、またMD方向へ裂け易いという問題を持っている。本発明の目的は、良好な鋸刃切断性を有し、かつ、MD方向へ裂け難いという性質を有する自己粘着性包装用多層フィルムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、オレフィン系樹脂からなる自己粘着性包装用多層フィルムについて鋭意研究を続けてきた。その結果、MD方向へ一軸延伸された少なくとも3層からなる多層フィルムであって、特定の性質を満たす自己粘着性包装用多層フィルムが本発明の目的を達成することを見出し、本発明を完成させるに至った。
即ち本発明は、プロピレン系樹脂からなる2つの表面層と、該表面層の間に位置する少なくとも1つのエチレン系樹脂からなる内層とを有し、かつ下記(1)および(2)の性質を満たすオレフィン系樹脂からなる自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法であって、前記2つの表面層と内層とを有するオレフィン系樹脂からなる未延伸多層フィルムを、該未延伸多層フィルムを構成するオレフィン系樹脂のうち最も高い最大融解ピーク温度を示すオレフィン系樹脂の最大融解ピーク温度以下で、かつ最も低い最大融解ピーク温度を示すオレフィン系樹脂の最大融解ピーク温度以上の温度でMD方向へ一軸延伸することを特徴とする自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法にかかるものである。
(1)MD方向の引裂強度が30kg/cm以上
(2)MD方向の引張破断点伸びが150%以下
以下、本発明を詳しく説明する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の自己粘着性包装用多層フィルムのMD方向の引裂強度は30kg/cm以上であり、好ましくは50〜150kg/cmである。引裂強度が30kg/cm未満であると、フィルムがMD方向に裂け易くなる場合がある。MD方向の引裂強度は、JIS P8116に規定された方法に従って測定された値である。
【0010】
本発明の自己粘着性包装用多層フィルムのMD方向の引張破断点伸びは150%以下であり、好ましくは5〜100%であり、より好ましくは10〜50%である。該引張破断点伸びが150%を超えると、鋸刃切断性が不良となる場合がある。MD方向の引張破断点伸びは、JIS K6781に規定された方法に従って測定された値である。
【0011】
また、本発明の自己粘着性包装用多層フィルムのTD方向の引裂強度は、好ましくは30kg/cm以下であり、より好ましくは5〜15kg/cmである。TD方向の引裂強度は、JIS P8116に規定された方法に従って測定された値である。本発明の自己粘着性包装用多層フィルムは、TD方向に裂けやすい性質を有し、鋸刃を用いなくてもTD方向に切断することができる。ここで、「TD方向」(Transverse Direction)とは、MD方向に対して直角の方向を意味する。
【0012】
さらに、本発明の自己粘着性包装用多層フィルムのMD方向の引裂強度と、TD方向の引裂強度との比(MD方向の引裂強度/TD方向の引裂強度)は3以上が好ましく、より好ましくは5〜30、最も好ましくは8〜20である。
【0013】
本発明の自己粘着性包装用多層フィルムのMD方向の引張弾性率とTD方向の引張弾性率の平均値は、好ましくは1000MPa以下であり、より好ましくは100〜800MPaであり、さらに好ましくは300〜600MPaである。該引張り弾性率がこの範囲にあると、柔軟性に優れ好ましい。MD方向およびTD方向の引張弾性率は、ASTM D882に規定された方法に従って測定された値である。
【0014】
本発明で用いられるオレフィン系樹脂とは、炭素原子数2〜10のオレフィンから誘導される繰り返し単位を50重量%以上含有する熱可塑性樹脂であって、オレフィンの単独重合体、2種以上のオレフィンの共重合体、または少なくとも1種のオレフインと他のモノマーとの共重合体を意味する。該オレフィンとしてエチレン、プロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1を例示することができ、他のモノマーとして共役ジエン(例えばブタジエンやイソプレン)を例示することができる。オレフィン系樹脂として、例えば、エチレン系樹脂、プロピレン系樹脂、ブテン系樹脂、ポリ(4−メチルペンテン−1)樹脂、これら樹脂の混合物、およびそれらのリサイクル樹脂を挙げることができる。
【0015】
エチレン系樹脂とは、エチレンから誘導される繰り返し単位を50重量%以上含有する熱可塑性樹脂であって、エチレンの単独重合体、エチレンと炭素原子数3〜10のα−オレフィンとの共重合体、またはエチレンと少なくとも1種の他のモノマーとの共重合体を意味する。該α−オレフィンとしてプロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1を例示することができる。該他のモノマーとして共役ジエン(例えばブタジエンやイソプレン)、非共役ジエン(例えば1,4ペンタジエン)、アクリル酸、アクリル酸エステル(例えばアクリル酸メチルやアクリル酸エチル)、メタクリル酸、メタクリル酸エステル(例えばメタクリル酸メチルやメタクリル酸エチル)および酢酸ビニルを例示することができる。
【0016】
エチレン系樹脂として好ましくは、低密度ポリエチレン;中密度ポリエチレン;高密度ポリエチレン;エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、エチレン−4−メチルペンテン−1共重合体、エチレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン−オクテン−1共重合体、エチレン−デセン−1共重合体などのエチレンと炭素原子数3〜10のα−オレフィンとの共重合体;エチレンと共役ジエン(例えばブタジエンやイソプレン)との共重合体;エチレンと非共役ジエン(例えば1,4ペンタジエン)との共重合体;エチレンとアクリル酸、メタクリル酸または酢酸ビニルなどとの共重合体;あるいは、これらの樹脂を、例えばα、β−不飽和カルボン酸やその誘導体(例えばアクリル酸やアクリル酸メチル)、またはジカルボン酸やその誘導体(例えば無水マレイン酸)で変性(例えばグラフト変性)した樹脂が用いられる。
【0017】
プロピレン系樹脂とは、プロピレンから誘導される繰り返し単位を50重量%以上含有する熱可塑性樹脂であって、プロピレンの単独重合体、プロピレンと炭素原子数2〜10のα−オレフィン(但し、プロピレンを除く)との共重合体、またはプロピレンと少なくとも1種の他のモノマーとの共重合体を意味する。該α−オレフィンとしてエチレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1を例示することができる。該他のモノマーとして共役ジエン(例えばブタジエンやイソプレン)を例示することができる。
【0018】
プロピレン系樹脂として好ましくは、プロピレンの単独重合体、プロピレンと、エチレン、ブテン−1、ヘキセン−1等で例示される少なくとも1種の炭素原子数2〜10のα−オレフィン(但し、プロピレンを除く)との共重合体が用いられる。該共重合体はランダム共重合体またはブロック共重合体のいずれであってもよい。
【0019】
ブテン系樹脂とは、ブテンから誘導される繰り返し単位を50重量%以上含有する熱可塑性樹脂であって、ブテンの単独重合体、ブテンと炭素原子数2〜10のα−オレフィン(但し、ブテンを除く)との共重合体、またはブテンと少なくとも1種の他のモノマーとの共重合体を意味する。該α−オレフィンとしてエチレン、プロピレン、4−メチルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1を例示することができる。オレフィン以外の他のモノマーとして共役ジエン(例えばブタジエンやイソプレン)を例示することができる。ブテン系樹脂として例えば、ポリブテン−1を例示することができる。該他のモノマーとして共役ジエン(例えばブタジエンやイソプレン)を例示することができる。
【0020】
本発明の自己粘着性包装用多層フィルムの表面層に用いるオレフィン系樹脂としては自己粘着性を有し、かつ後記の延伸加工性の観点から、プロピレン系樹脂である。中でも、適度な粘着性を発現させる観点から、下記の工程で得られる共重合体であって、B成分の極限粘度([η]B)が2〜5dl/gであり、B成分の極限粘度とA成分の極限粘度([η]A)との比([η]B/[η]A)が0.5〜1.8であるプロピレン系ブロック共重合体が好ましい。
第一工程:プロピレンとエチレンとを、エチレンから誘導される繰り返し単位の含有量が1.5〜6.0重量%のプロピレン−エチレン共重合体成分(A成分)が全重合体量(A成分と下記B成分との合計量)の40〜85重量%となるまで共重合させる工程。
第二工程:第一工程で生成されるA成分の存在下に、プロピレンとエチレンとを、エチレンから誘導される繰り返し単位の含有量が7〜17重量%のプロピレン−エチレン共重合体成分(B成分)が全重合体量(A成分とB成分との合計量)の15〜60重量%となるまで共重合させる工程。 このようなプロピレン系ブロック共重合体としては、例えば住友化学工業(株)製のエクセレンKS37F3(商品名)が挙げられる。
【0021】
本発明の自己粘着性包装用多層フィルムの内層に用いるオレフィン系樹脂、MD方向へ裂け難いという性質を有する多層フィルムを得る観点から、表面層に用いる樹脂よりも柔軟な樹脂である、エチレン系樹脂である。該エチレン系樹脂としては、低密度ポリエチレン、エチレンと少なくとも1種の炭素原子数3〜10のα−オレフィンとの共重合体、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体、エチレンとアクリル酸エステルとの共重合体およびエチレンとメタクリル酸エステルとの共重合体からなる群から選ばれる少なくとも一種のエチレン系樹脂がさらに好ましい。
【0022】
本発明の自己粘着性包装用多層フィルムを構成する少なくとも一つの層は、多層フィルムの耐熱性の観点から、プロピレン系樹脂やポリ(4−メチルペンテン−1)樹脂で例示される耐熱性に優れた樹脂からなる層であることが好ましい。この場合に得られる多層フィルムの耐熱温度は、好ましくは130℃以上、より好ましくは140℃以上である。耐熱温度がこの範囲にあると、電子レンジで加熱処理する場合にフィルムに穴あきが生じにくい。耐熱温度は、東京都告示第1027号「ラップフィルムの品質表示」に規定された方法に従って測定された値である。
【0023】
本発明の自己粘着性包装用多層フィルムは、前記の表面層および内層の他に、本発明の目的を損なわない範囲において、自己粘着性包装用多層フィルムに要求される物性等に応じて、2つの表面層の間に、適宜、他の層を有していてもよい。ここで、他の層を形成する素材は、表面層や内層に使用したオレフィン系樹脂以外の熱可塑性樹脂でありさえすればよく、特に制限されない。
前記の耐熱性の観点から、該他の層としてプロピレン系樹脂またはポリ(4−メチルペンテン−1)樹脂を用いることが好ましく、プロピレン系樹脂を用いることがさらに好ましい。
【0024】
本発明の自己粘着性包装用多層フィルムを成形する層構成は特に制限れさない。好ましい層構成として、表面層/内層/表面層なる3層構成、表面層/他の層/内層/他の層/表面層なる5層構成および表面層/内層/他の層/内層/表面層なる5層構成を例示することができる。本発明の自己粘着性包装用フィルムの層構成としてさらに好ましくは、表面層/他の層/内層/他の層/表面層なる5層構成または表面層/内層/他の層/内層/表面層なる5層構成である。
【0025】
本発明の自己粘着性包装用多層フィルムの厚みは通常5〜30μm、好ましくは7〜15μmであり、内層の厚みは通常、自己粘着性包装用多層フィルムの厚みの20〜90%、好ましくは30〜80%である。
【0026】
本発明において用いるオレフィン系樹脂は、必要に応じて、種々の添加剤と組み合わせて用いてもよく、添加剤として酸化防止剤、安定剤、帯電防止剤、粘着剤、防曇剤を例示することができる。
【0027】
本発明の自己粘着性包装用多層フィルムは例えば、共押出Tダイ法や共押出インフレーション法などの公知のフィルム製造法で製造された未延伸多層フィルムを、用いたオレフィン系樹脂のうち最も高い最大融解ピーク温度を示すオレフィン系樹脂の最大融解ピーク温度以下で、かつ最も低い最大融解ピーク温度を示すオレフィン系樹脂の最大融解ピーク温度以上の温度でMD方向へ一軸延伸することによって製造することができる。
本発明でいう最大融解ピーク温度とは、示差走査熱量計を用いて得られた融解吸熱カーブの最大ピークのピーク温度をいう。
【0028】
未延伸多層フィルムの厚さは特に制限されず、本発明の自己粘着性包装用多層フィルムの厚さと延伸倍率との観点から、30〜100μmが好ましい。
前記の未延伸多層フィルムをMD方向へ一軸延伸する方法として、ロール延伸機を用いるロール延伸法で例示される公知の方法を挙げることができる。延伸倍率は、本発明の自己粘着性包装用多層フィルムの鋸刃切断性の観点から、好ましくは2〜10倍、より好ましくは3〜8倍である。ここで、ロール延伸法における延伸倍率は、高速ロールの周速度と低速ロールの周速度との比で表される。未延伸フィルムをMD方向へ一軸延伸するに際して、一般に、フィルムの幅が減少するが、本発明においては、フィルム幅の減少が生じても差し支えない。一軸延伸によって得られた本発明の自己粘着性包装用多層フィルムは、必要に応じて、所定の幅のフィルムに切り分けてもよい。
【0029】
延伸工程の後に熱セット工程を設けることができ、熱セット工程の温度は延伸温度と同じでもよく異なっていてもよい。また、熱セット工程においてフィルムをMD方向に弛緩させてもよい。
【0030】
【実施例】
本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれら実施例に何ら限定されるものではない。
実施例における物性値は以下の方法で求めた。
【0031】
1.引裂強度
JIS P8116に規定された方法に従って、フィルムのMD方向およびTD方向のそれぞれについて測定した。
【0032】
2.引張破断点伸び
JIS K6781に規定された方法に従って、フィルムのMD方向について測定した。
【0033】
3.引張弾性率(ヤング率)
ASTM D882に規定された方法に従って、以下の条件で、フィルムのMD方向およびTD方向について測定し、MD方向の値とTD方向の値の平均値を算出した。この値が小さいほどフィルムの柔軟性が良好であることを示す。
試験片形状 :幅20mm×長さ120mmの短冊型
チャック間距離:50mm
引張速度 :5mm/分
【0034】
4.耐熱性(耐熱温度)
東京都告示第1027号「ラップフィルムの品質表示」を参考にして、以下の手順で耐熱温度を測定した。
(1)幅3cm、長さ14cmの短冊状のフィルム試験片と、幅3cm、長さ2.5cmの板目紙2枚を用意する。
(2)該試験片の長さ方向の上部2.5cmおよび下部2.5cmのそれぞれの部分と、板目紙とを重ねて、両者を粘着テープで固定する。
(3)試験片の上部の板目紙と重なった部分を治具に固定し、試験片の下部の板目紙と重なった部分に10gの荷重をかける。
(4)それを、一定試験温度に調整したエアーオーブン中に迅速に入れ、1時間加熱し、加熱後の試験片の切断の有無を調べる。
(5)1時間経過後、試験片が切断しなかった場合は、試験温度を10℃だけ上げ(東京都告示第1027号「ラップフィルムの品質表示」に記載された刻み温度は5℃である)、別の新しい短冊状のフィルム試験片を使って前記の操作を繰り返す。なお、1時間経過後、試験片が切断した場合は、試験温度を10℃だけ下げ、別の新しい短冊状のフィルム試験片を使って前記の操作を繰り返す。
(6)試験片が切断しない最高温度を、該試験片の「耐熱温度」とする。
【0035】
5.鋸刃切断性
芯材に重ね巻きしたフィルムを鋸刃付ケースに収納したものを用いて、フィルムの鋸刃切断性を評価した。ここで、鋸刃としては鋸刃型に打ち抜かれた厚さ0.2mmの鉄板を、ケースとしては剛性が500g/m2のコートボール紙製のケースを、それぞれ用いた。評価の基準は次の通りである。
良 :フィルムを、鋸刃に当てて軽く引張るだけで、なめらかに切断することができる。
不良:フイルムを切断することはできるがフィルムが伸びる、または、フィルムが伸びて切断することができない。
【0036】
6.最大融解ピーク温度(Tm)
パーキンエルマー社製の示差走査熱量計を用いて、試料10mgを入れた容器を窒素雰囲気下で220℃で5分間保持し、試料を溶融させた。次いで、220℃から40℃まで、5℃/分の降温速度で降温させた。その後、40℃から180℃まで、5℃/分の昇温速度で昇温させて融解吸熱カーブを得た。得られた融解吸熱カーブの最大ピークのピーク温度を、該試料の最大融解ピーク温度(Tm)とした。なお、該示差走査熱量計を用いて5℃/分の昇温速度で測定したインジウム(In)の融点は156.6℃であった。
【0037】
実施例1
両表面層用の樹脂として、住友化学工業(株)製の商品名がエクセレンKS37F3なるプロピレン系ブロック共重合体100重量部と、丸菱油化(株)製の商品名がSTO−405なる防曇剤2重量部とを溶融混練して得られた樹脂組成物を用い、内層用の樹脂として住友化学工業(株)製の商品名がエバテートH2081なるエチレンと酢酸ビニルとの共重合体(Tm=89℃、MFR(Melt Flow Ratio)=2g/10分、酢酸ビニル単位の含有量=15重量%)を用いて、モダンマシナリー社製の3種3層共押出Tダイフィルム成形機にて製膜することにより、表面層/内層/表面層なる2種3層構成の多層フィルムを得た。
ここで、該プロピレン系ブロック共重合体について、Tmは136℃;MFRは2.6g/10分;第一工程で得られたプロピレン−エチレン共重合体成分(A成分)中のエチレン単位の含有量は3.0重量%;A成分の全重合量(A成分と下記B成分の合計)に対する割合は70重量%;第二工程で得られたプロピレン−エチレン共重合体成分(B成分)中のエチレン単位の含有量は12重量%;B成分の全重合量(A成分とB成分の合計)に対する割合は30重量%;B成分の極限粘度([η]B)は3.2dl/g;B成分の極限粘度([η]B)とA成分の極限粘度([η]A)との比([η]B/[η]A)は1.07であった。
【0038】
製膜に関し、両表面層用の樹脂については、径が40mm、L/Dが32(Lは押出機のシリンダーの長さ、Dは押出機のシリンダーの直径)の押出機1台ずつを用いて240℃にて該樹脂を溶融混練した後、フィードブロックの両表面層側に導いた。内層用の樹脂については、径が50mm、L/Dが32の押出機1台を用いて240℃にて該樹脂を溶融混練した後、フィードブロックの内層側に導いた。フィードブロックを経由したこれらの樹脂を、240℃に温調したTダイ(600mm幅)から押し出したあと20℃のチルロールで引き取ることによって冷却固化し、総厚み35μmの未延伸多層フィルムを30m/分のライン速度で紙管に巻き取った。該未延伸多層フィルムの各層の厚み比は、表面層の厚み/内層の厚み/表面層の厚み=1/3/1であった。
【0039】
得られた未延伸多層フィルムを寺尾製作所製のロール延伸機にセットし、3本の予熱ロール(110℃)、2本の熱セットロール(110℃)および1本の冷却ロール(25℃)の順番にフィルムを通過させ、10m/分のライン速度で巻き取り、MD方向へ一軸延伸された総厚み12μmの良好な自己粘着性を有する多層フィルムを得た。一軸延伸の倍率は、熱セットロール(高速ロール)の周速度と予熱ロール(低速ロール)の周速度との比から、2.8倍であった。得られた多層フィルムの物性を表1に示す。
【0040】
実施例2
内層用の樹脂として住友化学工業(株)製の商品名がエクセレンSPO、N0362なるエチレン−ブテン−1共重合体(密度=0.900g/cm3、Tm=86℃)を用いたこと以外は実施例1と同様に行い、MD方向へ一軸延伸された総厚み12μmの良好な自己粘着性を有する多層フィルムを得た。得られた多層フィルムの物性を表1に示す。
【0041】
実施例3
両表面層用の樹脂として実施例1で使用した樹脂組成物を用い、内層用の樹脂として、住友化学工業(株)製の商品名がスミカセンE、FV401なるエチレン−ヘキセン−1共重合体(密度=0.902g/cm3、Tm=111℃)を用い、他の層用の樹脂として住友化学工業(株)製の商品名がノーブレンFS2011Dなるプロピレン−エチレン共重合体(エチレン単位の含有量=0.4重量%、Tm=158℃)を用いて、三菱重工業(株)製の多層Tダイフィルム成形機にて製膜することにより、表面層/他の層/内層/他の層/表面層なる3種5層構成の多層フィルムを得た。
【0042】
製膜に関し、両表面層用の樹脂については、径が65mm、L/Dが29の押出機1台を用いて280℃にて該樹脂を溶融混練した後、フィードブロックの両表面層側に導いた。内層用の樹脂については、径が65mm、L/Dが29の押出機1台を用いて280℃にて該樹脂を溶融混練した後、フィードブロックの内層側に導いた。他の層用の樹脂については、径が90mm、 L/Dが33の押出機1台を用いて280℃にて該樹脂を溶融混練した後フィードブロックの他の層側に導いた。フィードブロックを経由したこれらの樹脂を、280℃に温調したTダイ(1250mm幅)から押し出したあと20℃のチルロールで引き取ることによって冷却固化し、総厚み60μmの未延伸多層フィルムを100m/分のライン速度で紙管に巻き取った。得られた未延伸多層フィルムの各層の厚み比は、表面層の厚み/他の層の厚み/内層の厚み/他の層の厚み/表面層の厚み=1/1/3/1/1であった。
【0043】
得られた未延伸多層フィルムを、3本の予熱ロールおよび2本の熱セットロールの温度をそれぞれ120℃とし、ライン速度を30m/分とし、延伸倍率を5.3倍としたこと以外は実施例1と同様に一軸延伸し、MD方向へ一軸延伸された総厚み11μmの良好な自己粘着性を有する多層フィルムを得た。得られた多層フィルムの物性を表1に示す。
【0044】
実施例4
両表面層用の樹脂として実施例1で使用した樹脂組成物を用い、内層用の樹脂として、住友化学工業(株)製の商品名がエスプレンSPO、N0362なるエチレン−ブテン−1共重合体(密度=0.900g/cm3、Tm=86℃)を用い、他の層用の樹脂として住友化学工業(株)製の商品名がノーブレンFS2011Dなるプロピレン−エチレン共重合体(エチレン単位の含有量=0.4重量%、Tm=158℃)を用いて、三菱重工業(株)製の多層Tダイフィルム成形機にて製膜することにより、表面層/内層/他の層/内層/表面層なる3種5層構成の多層フィルムを得た。
【0045】
製膜に関し、両表面層用の樹脂については、径が65mm、L/Dが29の押出機1台を用いて280℃にて該樹脂を溶融混練した後、フィードブロックの両表面層側に導いた。他の層用の樹脂については、径が65mm、L/Dが29の押出機1台を用いて280℃にて該樹脂を溶融混練した後、フィードブロックの他の層側に導いた。内層用の樹脂については、径が90mm、 L/Dが33の押出機1台を用いて280℃にて該樹脂を溶融混練した後フィードブロックの内層側に導いた。フィードブロックを経由したこれらの樹脂を、280℃に温調したTダイ(1250mm幅)から押し出したあと20℃のチルロールで引き取ることによって冷却固化し、総厚み60μmの未延伸多層フィルムを100m/分のライン速度で紙管に巻き取った。得られた未延伸多層フィルムの各層の厚み比は、表面層の厚み/内層の厚み/他の層の厚み/内層の厚み/表面層の厚み=1/3/2/3/1であった。
【0046】
得られた未延伸多層フィルムを、3本の予熱ロールおよび2本の熱セットロールの温度をそれぞれ120℃とし、ライン速度を30m/分とし、延伸倍率を4.9倍としたこと以外は実施例1と同様に一軸延伸し、MD方向へ一軸延伸された総厚み12μmの良好な自己粘着性を有する多層フィルムを得た。得られた多層フィルムの物性を表1に示す。
【0047】
【表1】
Figure 0003837982
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、良好な鋸刃切断性を有し、かつ、MD方向へ裂け難いという性質を有する自己粘着性包装用多層フィルムを提供することができる。本発明の多層フィルムに使用されているオレフィン系樹脂は、環境適性の観点から好ましい樹脂である。本発明の自己粘着性包装用多層フィルムは柔軟性に優れたものを得ることができ、家庭用や業務用のラップフィルム等の包装用フィルムとして好ましく用いることができる。

Claims (11)

  1. プロピレン系樹脂からなる2つの表面層と、該表面層の間に位置する少なくとも1つのエチレン系樹脂からなる内層とを有し、かつ下記(1)および(2)の性質を満たすオレフィン系樹脂からなる自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法であって、前記2つの表面層と内層とを有するオレフィン系樹脂からなる未延伸多層フィルムを、該未延伸多層フィルムを構成するオレフィン系樹脂のうち最も高い最大融解ピーク温度を示すオレフィン系樹脂の最大融解ピーク温度以下で、かつ最も低い最大融解ピーク温度を示すオレフィン系樹脂の最大融解ピーク温度以上の温度でMD方向へ一軸延伸することを特徴とする自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法
    (1)MD方向の引裂強度が30kg/cm以上
    (2)MD方向の引張破断点伸びが150%以下
  2. 前記自己粘着性包装用多層フィルムがさらに下記の性質(3)を満たす請求項1に記載の自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法
    (3)耐熱温度が130℃以上
  3. 前記自己粘着性包装用多層フィルムのTD方向の引裂強度が30kg/cm以下である請求項1または2記載の自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法
  4. 前記自己粘着性包装用多層フィルムのMD方向の引裂強度とTD方向の引裂強度との比が3以上である請求項1〜3のいずれかに記載の自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法
  5. 前記自己粘着性包装用多層フィルムにおけるプロピレン系樹脂からなる2つの表面層が、下記の工程で得られる共重合体であって、B成分の極限粘度([η]B)が2〜5dl/gであり、B成分の極限粘度とA成分の極限粘度([η]A)との比([η]B/[η]A)が0.5〜1.8であるプロピレン系ブロック共重合体からなる層である請求項1〜4のいずれかに記載の自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法
    第一工程:プロピレンとエチレンとを、エチレンから誘導される繰り返し単位の含有量が1.5〜6.0重量%のプロピレン−エチレン共重合体成分(A成分)が全重合体量(A成分と下記B成分との合計量)の40〜85重量%となるまで共重合させる工程。
    第二工程:第一工程で生成されるA成分の存在下に、プロピレンとエチレンとを、エチレンから誘導される繰り返し単位の含有量が7〜17重量%のプロピレン−エチレン共重合体成分(B成分)が全重合体量(A成分とB成分との合計量)の15〜60重量%となるまで共重合させる工程。
  6. 前記自己粘着性包装用多層フィルムにおけるエチレン系樹脂からなる内層が、低密度ポリエチレン、エチレンと少なくとも1種の炭素原子数3〜10のα−オレフィンとの共重合体、エチレンと酢酸ビニルとの共重合体、エチレンとアクリル酸エステルとの共重合体およびエチレンとメタクリル酸エステルとの共重合体からなる群から選ばれる少なくとも一種のエチレン系樹脂からなる層である請求項1〜5のいずれかに記載の自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法
  7. 前記自己粘着性包装用多層フィルムの層構成が表面層/内層/表面層なる3層構成である請求項1〜6のいずれかに記載の自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法
  8. 前記自己粘着性包装用多層フィルムの層構成が表面層/他の層/内層/他の層/表面層なる5層構成である請求項1〜6のいずれかに記載の自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法
  9. 前記自己粘着性包装用多層フィルムの層構成が表面層/内層/他の層/内層/表面層なる5層構成である請求項1〜6のいずれかに記載の自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法
  10. 前記自己粘着性包装用多層フィルムの他の層が、表面層および内層とは異なるオレフィン系樹脂である請求項8または9記載の自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法。
  11. MD方向への延伸倍率が2〜10倍である請求項1〜10のいずれかに記載の自己粘着性包装用多層フィルムの製造方法。
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