JP3642832B2 - 感熱転写記録体 - Google Patents

感熱転写記録体 Download PDF

Info

Publication number
JP3642832B2
JP3642832B2 JP18608895A JP18608895A JP3642832B2 JP 3642832 B2 JP3642832 B2 JP 3642832B2 JP 18608895 A JP18608895 A JP 18608895A JP 18608895 A JP18608895 A JP 18608895A JP 3642832 B2 JP3642832 B2 JP 3642832B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
thermal transfer
fine particles
transfer recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP18608895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0930137A (ja
Inventor
敦 多賀
靖恭 古峪
勝朗 久世
勤 井坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP18608895A priority Critical patent/JP3642832B2/ja
Publication of JPH0930137A publication Critical patent/JPH0930137A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3642832B2 publication Critical patent/JP3642832B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/40Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
    • B41M5/41Base layers supports or substrates

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベースフィルムと画像受容層とを有する感熱転写記録体に関し、詳細には、光沢性に優れ、高濃度印字が可能で、ドット抜けが無く、かつ画像の均一性が良好であり、特に、該ベースフィルムと画像受容層との間の接着性に優れた感熱転写記録体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の熱転写記録方法において、顔料を含む熱溶融型色材、昇華性染料または気化性染料を含有する転写層を有する感熱転写シートと、感熱記録シートとを重ね合わせ、そしてこれらを加熱することにより、該転写シートに含まれる顔料または染料を熱溶融、昇華または気化させて感熱記録体シートに転着させ、該シート上に顔料画像または染料画像を形成させる方法が知られている。感熱記録シートを得るための1つの方法としては、該シートの材料を、感熱転写シートに含まれる色材の種類により変化させることが挙げられる。例えば、感熱転写シートに顔料を含む熱溶融型色材を用いる場合には、感熱記録シートには、ポリアクリル系、ポリオレフィン系などの高分子材料、またはそれらと活性白土などの無機充填材との混合物が用いられる。感熱転写シートに昇華性塩基性染料型色材が含まれる場合には、感熱記録シートには、活性白土(活性クレー)が用いられる。さらに、感熱転写シートに昇華性分散染料型色材を用いる場合には、該シート内に含有される画像受容層として、ポリエステルなどの高分子材料が用いられる。
【0003】
一般に、このような感熱記録体には、紙、無機微細粉末を含有する熱可塑性樹脂の延伸フィルムよりなる合成紙、あるいは白色度およびインキ受容性を高めるために、シリカ、炭酸カルシウムなどの無機化合物をバインダーと共に該フィルム表面に塗布した塗工合成紙が用いられる。この感熱記録シートは、好ましくは空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムを基材フィルムとして含有する。このようなフィルムを用いると、空洞が存在するために断熱性に優れ、さらに、クッション性があるために密着性に優れる。従って、サーマルヘッドの熱が良好に伝達され、高濃度の画像記録が可能となる。
【0004】
近年、この熱転写記録方法に用いられる感熱記録シートは、写真印画紙のような優れた光沢性を有することが特に所望されている。優れた光沢性を有するための他の手段として、このような感熱記録シートの基材フィルムとして、積層フィルムが用いられる。この積層フィルムは、微細な空洞を多数含有するポリオレフィン系樹脂フィルムでなる基材と、その表面に形成された、実質的に空洞を含有しないポリオレフィン系樹脂フィルム層とを有する未延伸の積層フィルムを延伸して得られる。上記空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの空洞の発現には、ポリオレフィン樹脂と、炭酸カルシウム、二酸化珪素などの無機微粒子またはポリオレフィンに対して非相溶の樹脂とを押出機のスクリューによって分散させた組成物を延伸する方法が知られている。
【0005】
しかし、この基材フィルム上に上記画像受容層を設けた感熱転写記録体は、該基材フィルムの素材がポリオレフィンであり、そしてその表面が光沢性を向上させるために著しく平滑であることによって、基材フィルムと画像受容層との間に充分な接着性が得られないという問題が指摘されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来の問題の解決を課題とするものであり、感熱転写記録体の基材として使用される従来の空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムと、画像受容層との間の接着性を向上させ、光沢性および画像品質に優れ、そして高濃度記録が可能な感熱転写記録体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の感熱転写記録体は、空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムでなるベースフィルムと、その表面に画像受容層とを有する感熱転写記録体であり、該ベースフィルムの少なくとも該画像受容層と接する面は、40ダイン・cm以上の濡れ張力を有し、該ベースフィルムが、基材層(A)の少なくとも片面に表面光沢改善層(B)を有するフィルムであり、該表面光沢改善層(B)が該画像受容層に接するように配置され、該基材層(A)の空洞率が相対的に高く、そして該表面光沢改善層(B)の空洞率が相対的に低く、該基材層(A)が、0.1μm以上7.0μm以下の平均粒径を有する有機架橋高分子微粒子を含有し、該表面光沢改善層(B)が、有機架橋高分子微粒子および/または無機微粒子を、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、0.05重量部以上1.5重量部以下の割合で含有し、そのことにより上記目的が達成される。
【0010】
好ましい実施態様では、上記基材層(A)は、前記有機架橋高分子微粒子を、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、1.6重量部以上40重量部以下の割合で含有する。
【0011】
好ましい実施態様では、上記表面光沢改善層(B)に含有される前記有機架橋高分子微粒子および/または無機微粒子が、0.1μm以上7.0μm以下の平均粒径を有する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の感熱転写記録体に用いられる空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムでなるベースフィルムは、少なくとも画像受容層と接する側の表面が、40ダイン・cm以上、好ましくは41ダイン・cm以上、特に好ましくは42ダイン・cm以上の濡れ張力を有する。ここで、本明細書中に用いられる用語「濡れ張力」とは、JIS K 6768に準拠したフィルム表面の表面張力を表す。40ダイン・cm未満の濡れ張力を有するフィルムでは、画像受容層との間に充分な接着性が得られない。
【0013】
本発明の感熱転写記録体に用いられるベースフィルムである空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムは、プロピレン、エチレン、ブテン、4−メチル−ペンテン−1のような公知のオレフィンをモノマー成分とする単独重合体、共重合体、またはそれらの任意の混合物でなるポリオレフィン系樹脂から形成される。特に、耐熱性、強度、および耐薬品性を向上させ、そして価格を抑える点から、ポリプロピレンを用いることが好ましい。
【0014】
本発明に用いられるベースフィルムは、空洞を含有するポリオレフィン系樹脂フィルムであって、このフィルム内の空洞は、未延伸のフィルム内に分散して存在する空洞形成剤により、該未延伸フィルムを延伸するときに形成される。空洞形成剤は、耐熱性を示す有機架橋高分子微粒子であり、上記フィルムを形成するポリオレフィン系樹脂の溶融形成温度条件下においては溶融しない。架橋高分子の種類は、特に限定されない。しかし、優れた耐熱性、耐溶剤性および空洞形成性を有する点から、(メタ)アクリル系モノマーおよび/またはスチレン系モノマーをモノマー成分とする架橋高分子を用いることが好ましく、特にアクリル−スチレン系の共重合架橋高分子を用いることが好ましい。
【0015】
このような(メタ)アクリル系モノマーの例には、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチルなどの(メタ)アクリル酸またはそのエステル誘導体が挙げられる。これらのモノマーは、単独または2種以上を組み合わせて用いられ得る。さらに、少量であれば、(メタ)アクリル酸の金属塩、アミド誘導体、ヒドロキシエチルエステル、ジメチルアミノエステルなどの誘導体もまた併用され得る。
【0016】
スチレン系モノマーの例には、スチレン、メチルスチレン、α−メチルスチレンなどのスチレンまたはその誘導体が挙げられる。さらに、全モノマー成分中の含有率が約20重量%以下であれば、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、アクリロニトリルなどの共重合性ビニル系モノマーも配合され得る。
【0017】
上記空洞形成剤を得るためのモノマーの架橋方法には、ジビニルベンゼン、エチレングリコールのジ(メタ)アクリル酸エステルなどの多官能性モノマーを高分子微粒子の製造時に共重合させる方法、または高分子生成後に添加して架橋させるなどの方法が挙げられるが、これらに限定されない。
【0018】
本発明に用いられる空洞形成剤は、0.1μm以上7.0μm以下、好ましくは0.5μm以上5.0μm以下の平均粒径を有する。空洞形成剤の平均粒径が0.1μm未満では、たとえ添加量を増加しても、未延伸フィルムを延伸したときに、該フィルム内に充分な空洞が得られない。さらに、平均粒径が7.0μmを越えると、得られるフィルム表面の凹凸が著しくなり、フィルム表面の光沢が失われると共に、フィルムの製膜性および延伸性が低下する。
【0019】
上記空洞形成剤は、上記フィルムを形成すべきポリオレフィン系樹脂100重量部に対して1.6重量部以上40重量部以下、好ましくは2.0重量部以上30重量部以下の割合で含有される。含有量が1.6重量部未満ではポリオレフィン系樹脂内に充分な空洞が得られない。さらに、含有量が40重量部を越えると、フィルム表面の光沢が失われると共に、その製膜性および延伸性が低下する。本発明に用いられるベースフィルムの厚みは、15μm以上250μm以下である。特に、腰、クッション性などを向上させる点から、25μm以上150μm以下であることが好ましい。
【0020】
1実施態様では、本発明に用いられるベースフィルムは、高い空洞率を有する基材層(A)と、その少なくとも片面に積層した光沢改善層(B)との少なくとも2層から構成され得る。光沢改善層(B)は、フィルムの耐ブロッキング性を低下させることなく表面の光沢性を向上させるために設けられる。
【0021】
基材層(A)は、空洞形成剤として上記有機架橋高分子微粒子を含有し、その平均粒径および含有量は上記と同様である。
【0022】
光沢改善層(B)は、空洞形成剤として上記有機架橋高分子微粒子および/または無機微粒子を含有する。この無機微粒子の例には、炭酸カルシウム、二酸化珪素、二酸化チタン、硫酸バリウム、アルミナ、ゼオライトなどが挙げられる。光沢改善層(B)に用いられる有機架橋高分子微粒子および/または無機微粒子は、特に、優れた光沢を与えるという点から、水滴保持時間が5分以上の有機架橋高分子微粒子を用いることが好ましい。
【0023】
光沢改善層(B)に用いられる有機架橋高分子微粒子および/または無機微粒子もまた、基材層(A)に含有される空洞形成剤と同様の理由により、0.1μm以上7.0μm以下、好ましくは0.2μm以上2.5μm以下の平均粒径を有する。
【0024】
光沢改善層(B)において、上記有機架橋高分子微粒子および/または無機微粒子は、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して0.05重量部以上1.5重量部以下、好ましくは0.08重量部以上0.50重量部以下で配合される。該微粒子の含有量が0.05重量部未満では、得られるフィルムの表面が平滑すぎて耐ブロッキング性が低下する。含有量が1.5重量部を越えると、得られるフィルム表面の凹凸が著しくなり、充分な光沢が得られない。
【0025】
ここで、上記基材層(A)および光沢改善層(B)に用いられる各微粒子は、水滴保持時間の異なる微粒子が組み合わされ得る。本明細書で用いられる用語「水滴保持時間」とは、水滴が微粒子層に吸収されて消失するまでの時間を表し、微粒子の疎水性の度合を示す指標となる。水滴保持時間は、微粒子を水平で平滑な台上で2枚の2軸延伸ポリプロピレンフィルムの間に狭持し、上側のフィルムを手で軽く押さえて厚さ2mmの平滑な微粒子層を形成した後、上側のフィルムを静かに取り外し、得られた微粒子層表面に直径3mmの水滴を高さ1cmの位置から落としてから、水滴が微粒子層内に吸収され、消失するまでの時間を測定することにより得られる。
【0026】
水滴保持時間が5分以下の微粒子は、フィルムの延伸時にポリオレフィン系樹脂と微粒子との間の界面剥離を起こし易く、その結果、層内の空洞率は高くなり得る。これに対し、水質保持時間が5分を超える微粒子は、延伸時に上記の界面剥離が起こり難いので、光沢改善層(B)の空洞率が低くなり、該層はより高い光沢性を有する。
【0027】
このことから、基材層(A)には、延伸時に有機架橋高分子微粒子の周りに効率よく空洞を形成させるために、水滴保持時間が5分以下の微粒子が用いられる。さらに、光沢改善層(B)には、発生する空洞を小さくかつ少なくするために水滴保持時間が5分を越える微粒子が用いられる。
【0028】
基材層(A)の厚みは、特に限定されないが、最も一般的には15μm以上250μm以下であり得る。さらに、光沢改善層(B)の厚みは、基材層(A)から生じるフィルム表面の凹凸を平滑化し、かつ空洞含有フィルムのクッション性を確保し得る範囲で選択される。このような光沢改善層(B)の厚みは、0.5μm以上15μmの範囲内であることが好ましい。
【0029】
本発明に用いられる空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムは、該フィルムの隠蔽性、滑り性、生産性などを向上させる点から、他の添加剤として、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレンなど)、シクロペンタジエン系石油樹脂などの有機樹脂、または二酸化ケイ素、炭酸カルシウム、二酸化チタンなどの無機質微粒子、ならびに高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エステル、ワックス、金属石鹸などの潤滑剤がさらに添加され得る。特に、本発明の感熱転写記録体の隠蔽性を向上させ、そして該記録体の白色度を調整する点から、フィルムの欠陥がなく、そして生産性を損なわない範囲で、二酸化チタンを配合することが好ましい。さらに、通常のポリオレフィン系樹脂フィルムに添加される公知の安定剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、加工助剤、可塑剤などもまた、適宜配合され得る。
【0030】
上記ベースフィルムは、該ベースフィルムを構成する樹脂組成物の各成分、つまり上記ポリオレフィン系樹脂フィルム、空洞形成剤、および必要に応じて他の添加剤を一般の方法により混合してフィルムに成形し、これを延伸することにより形成される。例えば、1層の空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムでなるベースフィルムを得るためには、まず、V型ブレンダー、スクリュー型ブレンダー、ドライブレンダー、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサーなどの混合機で、上記組成物の各成分を均一に混合した後、混練してペレット化する。次いで、ペレット化された上記樹脂組成物を、通常の方法を用いてフィルム(シートを含む)状に成形し、その後、この未延伸フィルムを1軸または2軸延伸する。本発明に用いられるベースフィルムは、特に、強度の点から、逐次2軸延伸により製造されることが好ましい。
【0031】
逐次2軸延伸を行う場合、上記未延伸フィルムは、例えば、周速差のある2本の加熱ロール間を通すことにより、まず縦延伸される。この縦延伸工程の加熱温度は、40℃〜170℃程度、好ましくは100℃〜150℃の範囲内であり、そして縦延伸倍率は、3〜7の範囲内である。
【0032】
次いで、縦延伸されたフィルムは、加熱温度が上記工程のものよりも若干高い温度から200℃以下、そして横延伸倍率が6〜10程度で横延伸される。
【0033】
その後、得られたフィルムは、130℃〜210℃、好ましくは140℃〜190℃の温度で熱固定処理が施される。
【0034】
このような延伸条件により、面積倍率で8倍〜50倍程度、好ましくは10倍〜40倍程度に延伸され、そしてポリオレフィン系樹脂と空洞形成剤との界面で剥離が起こり、分散した空洞形成剤の数に応じて周囲に微細な空洞を有する空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムが得られる。
【0035】
基材層(A)の少なくとも片面に表面光沢層(B)を有するベースフィルムは、例えば、以下の方法により製造される:
a)一方の押出機より、基材層(A)を構成する樹脂組成物の各成分、つまり上記ポリオレフィン系樹脂、有機架橋高分子微粒子、および必要に応じて他の添加剤を溶融押し出しするとともに、他方の押出機より光沢改善層(B)を構成する樹脂組成物の各成分、つまりポリオレフィン系樹脂、有機架橋高分子微粒子および/または無機微粒子、ならびに必要に応じて他の添加剤を混合して溶融押し出しし、それらをダイス内またはダイス外で重ね合わせて未延伸の積層フィルムを得、次いでこれを1軸または2軸延伸する方法。
【0036】
b)基材層(A)を構成する樹脂組成物の各成分を用いて押し出し成形により未延伸のシートを得、これをそのまままたは1軸延伸し、その片面または両面に光沢改善層(B)を構成する樹脂組成物を溶融押し出しにより積層し、さらに他の方向に1軸延伸する方法。
【0037】
c)基材層(A)と光沢改善層(B)とをそれぞれ予め溶融押し出しにより製造し、次いでこれらを貼り合わせた後に1軸または2軸延伸する方法。
【0038】
d)基材層(A)と光沢改善層(B)とをそれぞれ予め溶融押し出しにより製造し、さらにこれらをそれぞれ1軸延伸または2軸延伸して、最終的に、これらを貼り合わせる方法。
【0039】
これらの基材層(A)および光沢改善層(B)からなるベースフィルムは、基材層(A)の空洞率が相対的に高く、そして光沢改善層(B)の空洞率が相対的に低いためにフィルム表面の光沢性が向上する。
【0040】
本発明に用いられるベースフィルムは、上記のように、少なくとも該フィルムの画像受容層と接する面が40ダイン・cm以上の濡れ張力を有する。このような濡れ張力を有するために、上記で得られる1層または2層のフィルムは、必要に応じて適切な処理がなされる。例えば、フィルム表面に対して通常のコロナ放電処理、または窒素などの不活性ガス雰囲気下におけるコロナ放電処理が施され得る。さらに、プラズマ処理、電子線照射処理などの活性線処理、またはフィルム表面に極性の高い共重合ポリエステル、ポリビニルアセテート、ポリビニルアルコールなどのポリマーを塗布する手段を施すことによっても達成され得るが、特にこれらに限定されない。
【0041】
これらの処理は、空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの製造工程内(インライン)、または製造されたフィルムの後工程(オフライン)のいずれかで行われ得る。特に、経済性の点より不活性ガス雰囲気下でのコロナ放電処理を、インラインで行う方法が最も好ましく、本発明の感熱転写記録体の構成に合わせて片面または両面のいずれかの処理が行われ得る。
【0042】
このようにして得られたベースフィルムは、本発明の感熱転写記録体の支持体として機能する。このベースフィルムは、単独で用いられるか、あるいはポリエチレンテレフタレートなどの熱可塑性樹脂フィルムまたは紙の片面または両面に積層して用いられ得る。さらに、このベースフィルムの40ダイン・cm以上の濡れ張力を有する面上に、後述の画像受容層が設けられる。
【0043】
本発明に用いられる画像受容層は、本発明の熱転写記録体が熱溶融転写記録方式または昇華型熱転写記録方式のいずれに用いるかにより、使用される材料が異なる。
【0044】
熱溶融転写記録方式に用いられる画像受容層の材料は、基本的に顔料および接着剤を主成分とする塗料である。この顔料の例としては、クレー、炭酸カルシウム、微粉末シリカなどの従来の印刷用紙に用いられる塗工用の顔料が挙げられ、これらの顔料が適宜選択され得る。接着剤の例としては、スチレン−ブタジエン系、メチルメタクリレート−スチレン−ブタジエン系、酢酸ビニル系、アクリル系などの重合体または共重合体、あるいはそれらのエマルジョンからなる接着剤が挙げられ、これらは単独または混合して用いられ得る。さらに、この接着剤には、ポリビニルアルコール、デンプン、カゼインなどの水溶性高分子接着剤の単独または混合物、あるいはトルエンなどの非水溶剤に対して可溶性の接着剤(例えば、ポリウレタン系樹脂など)も、用いられ得る。
【0045】
塗料に含有される顔料と接着剤との比率は、特に限定されないが、画像受容層の強度および耐熱性を向上させる点から、通常、塗料の全重量に対し、上記接着剤が50重量%〜90重量%であることが好ましい。
【0046】
本発明に用いられる画像受容層は、通常の溶剤塗工を用いて、上記塗料を空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの40ダイン・cm以上の濡れ張力を有する面上に塗布することにより形成される。さらに、本発明に用いられる画像受容層は、共重合ポリエステルなどの高分子物質を任意の付与方法により塗布して形成することも可能である。
【0047】
このように上記顔料と接着剤とからなる画像受容層は、通常、3μm〜50μmの厚みを有する。
【0048】
昇華型熱転写記録方式に用いられる画像受容層には、感熱転写シートに含有される昇華性染料に対して充分な染着性を有する任意の樹脂、および必要に応じて離型性物質、無機物質などが含有される。画像受容層に含有される染着性樹脂の例には、熱可塑性ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、酢酸セルロース樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。この染着性樹脂は、画像受容層自体の強度と安定性とを確保する点から、通常用いられる架橋剤により一部架橋させ得る。画像受容層に含有される離型性物質は、上記染着性樹脂と熱転写紙との融着を防止するために用いられ、例としては、固形ワックス類、シリコンオイル類、フッ素系またはリン酸エステル系の界面活性剤などが挙げられる。さらに、無機物質は、サーマルヘッドへのカスの付着を低減させるために用いられ、例としては、シリカ、酸化チタンなどの微粒子が挙げられる。
【0049】
このような染着性樹脂、ならびに必要に応じて、上記離型物質および/または無機物質を含有する画像受容層は、上記と同様の方法を用いて空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの40ダイン・cm以上の濡れ張力を有する面に付与される。
【0050】
このようにして、空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの40ダイン・cm以上の濡れ張力を有する面に、画像受容層が積層された感熱転写記録体が得られる。
【0051】
【実施例】
本発明の感熱転写記録体を、さらに以下の実施例および比較例で説明する。
【0052】
本実施例および比較例に用いた測定方法および評価方法を以下に示す。
【0053】
(見掛け比重)
5.00cm×5.00cmの空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムの厚みを50点測定して、その平均値をtμmとした。他方、上記フィルムの重量を0.1mgの精度で測定してwgとする。そして、見掛け比重を下式により算出した。
【0054】
【数1】
Figure 0003642832
【0055】
(表面光沢度)
JIS Z 8741(2)に準拠して、空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルム表面の光沢度を測定した。
【0056】
(耐ブロッキング性)
空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムを、カッターで80mm×120mmに裁断し、この裁断片2枚を長手方向に上下に20mmづつずらして重ね合わせたものをサンプルとする。このサンプルを、タイプ用紙と交互に5組重ね合わせ、次いでガラス板で挟み、2kgの加重をかけて50℃にて48時間放置する。その後、サンプルを取り出して放冷し、長手方向に20mm幅に裁断してサンプル片とする。このサンプル片を引張り試験機にかけ、そして引張り速度200mm/分にて剪断応力を測定した。
【0057】
(濡れ張力)
空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムを、JIS K 6768に準拠して、23℃、50RH下で6時間以上放置し、次いで、その表面にホルムアルデヒドとエチレングリコールとを各割合で含有する混合液を塗布して、2秒後の液膜の濡れ状態を判定し、その表面張力(ダイン・cm)を求めた。
【0058】
(画像受容層接着性)
得られた感熱転写記録体の画像受容層上に、セロテープ(登録商標)(ニチバン(株)社製、18mm幅)を貼り、そして180゜の方向に剥離した。このときの画像受容層と空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムとの間の接着性を以下のように評価した。
【0059】
剥離しない・・・・・○
剥離が著しい・・・・△
全て剥離される・・・×
(印字適性)
市販の昇華染料を用いた熱転写カラープリンター内でインクシートを段階的に加熱し、得られた感熱転写記録体に染料を熱転写させて、単色および色重ねの画像をプリントした。この感熱転写記録体上にプリントされた画像の濃さ、均一性およびドット抜けについてそれぞれ目視により以下のように評価した。
【0060】
<濃さ>
非常に良好 ・・・◎
良好 ・・・○
劣る ・・・△
非常に劣る ・・・×
<均一性>
非常に良好 ・・・◎
良好 ・・・○
劣る ・・・△
非常に劣る ・・・×
<ドット抜け>
非常に少ない・・・◎
少ない ・・・○
多い ・・・△
非常に多い ・・・×
(総合評価)
上記評価結果をもとに得られた感熱転写記録体を評価した。
優れていた ・・・○
劣っていた ・・・×
(実施例1)
メチルメタクリレート/n−ブチルアクリレート/スチレン/ジベニルベンゼン=36/27/36/1(重量比)からなるモノマー成分から、公知の乳化重合法により球状の架橋アクリル−スチレン共重合体粒子を重合調製した。この共重合体粒子を、乳化液から分離して1回水洗し、共重合粒子表面に付着した界面活性剤を除去した。この共重合体粒子は、水滴保持時間が2秒以内であり、そして平均粒径が1.7μmのほぼ単分散の粒径分布を示した。
【0061】
次いで、メルトインデックスが2.2g/10分のポリプロピレン100重量部に、上記共重合体粒子12重量部、グリセリン脂肪酸エステル(理研ビタミン(株)製)0.3重量部およびエルカ酸アミド0.3重量部を混合して樹脂組成物(a)を得た。
【0062】
別の架橋アクリル−スチレン系共重合体微粒子を、ポリマー型シランカップリング剤で表面処理して、水滴保持時間が10分以上の共重合体微粒子を得た。この共重合体微粒子を、メルトインデックスが3.0g/10分のポリプロピレン100重量部に対して、0.1重量部配合して樹脂組成物(b)を得た。
【0063】
上記樹脂組成物(a)および(b)を、それぞれ別の溶融押出機により樹脂温度270℃で押し出しし、各樹脂組成物の層の厚みの比が、延伸後の状態で(b)/(a)/(b)=1/20/1となるように積層した。この積層したシートを60℃の冷却ロールで冷却して未延伸のシートを得た。
【0064】
この未延伸シートを縦延伸機のロール周速差を利用して、135℃で縦方向に4.5倍延伸し、そしてテンター式延伸機により、165℃で横方向に8.0倍延伸した。次いで、このシートを170℃で熱処理することにより、厚さ100μmの2軸延伸フィルムを得、そしてこのフィルムの一方の面に、空気中でのコロナ放電処理を行った後、他方の面に窒素雰囲気下でのコロナ放電処理を行って、2層の空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムでなるベースフィルムを得た。このベースフィルムの窒素雰囲気下でコロナ放電処理を行った面上に、MEK/トルエン=1/1の混合溶媒100重量部に対して共重合ポリエステル(東洋紡績(株)製バイロン200)を30重量部混合した溶液を、ワイヤーバーを用いて、乾燥後の画像受容層の厚みが10μmとなるように塗布した後、120℃で1分間乾燥させて、感熱転写記録体を得た。得られた感熱転写記録体の評価結果を表1に示す。
【0065】
(比較例1)
ベースフィルムのコロナ放電処理を、両面とも空気中で行ったこと以外は、実施例1と同様の方法で感熱転写記録体を得た。得られた感熱転写記録体の評価結果を表1に示す。
【0066】
(比較例2)
ベースフィルムの基材層(A)に配合される架橋アクリル−スチレン系共重合体微粒子の含有量を0.5重量部に変えたこと以外は、比較例1と同様の方法で感熱転写記録体を得た。得られた感熱転写記録体の評価結果を表1に示す。
【0067】
(比較例3)
ベースフィルムの光沢改善層(B)に配合される架橋共重合体微粒子の含有量を5.0重量部に変えたこと以外は、比較例1と同様の方法で感熱転写記録体を得た。得られた感熱転写記録体の評価結果を表1に示す。
【0068】
(比較例4)
ベースフィルムの光沢改善層(B)内に架橋共重合体微粒子を配合しなかったこと以外は、比較例1と同様の方法で感熱転写記録体を得た。得られた感熱転写記録体の評価結果を表1に示す。
【0069】
(比較例5)
ベースフィルムの光沢改善層(B)に配合される架橋共重合体微粒子の平均粒径を0.03μmに変えたこと以外は、比較例1と同様の方法で感熱転写記録体を得た。得られた感熱転写記録体の評価結果を表1に示す。
【0070】
(実施例2)
メチルメタクリレート/トリメチロールプロパントリメタクリレート=98/2(重量部)からなるモノマー成分から、実施例1と同様の方法を用いて水滴保持時間が1分、そして平均粒径が1.7μmの架橋アクリル−系樹脂微粒子を得た。この架橋アクリル−系樹脂微粒子を、架橋アクリル−スチレン系重合体微粒子の代わりにベースフィルムの基材層(A)に13重量部添加し、さらに、隠蔽剤として二酸化チタン3重量部を添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で感熱転写記録体を得た。得られた感熱転写記録体の評価結果を表1に示す。
【0071】
(比較例6)
ベースフィルムの画像受容層を塗布する面に、窒素雰囲気下のコロナ放電処理を行わなかったこと以外は、実施例2と同様の方法で感熱転写記録体を得た。得られた感熱転写記録体の評価結果を表1に示す。
【0072】
(実施例3)
ベースフィルムの光沢改善層(B)に含有される架橋アクリル−スチレン系共重合体微粒子の代わりに、平均粒径が1.8μmの二酸化珪素を1.0重量部使用したこと以外は、実施例2と同様の方法で感熱転写記録体を得た。得られた感熱転写記録体の評価結果を表1に示す。
【0073】
(比較例7)
ベースフィルムの画像受容層を塗布する面に、窒素雰囲気下のコロナ放電処理を行わなかったこと以外は、実施例3と同様の方法で感熱転写記録体を得た。得られた感熱転写記録体の評価結果を表1に示す。
【0074】
【表1】
Figure 0003642832
【0075】
表1に示されるように、実施例1、2、および3から得られた感熱転写記録体は、40ダイン・cm以上の濡れ張力を有する空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルム面上に画像受容層を備えているので、空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムと画像受容層との間の接着性が非常に優れており、光沢性および印刷適性にも優れてれた。
【0076】
【発明の効果】
本発明によれば、空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムと画像受容層との間の接着性が優れ、さらに、高濃度印字が可能で、ドット抜けがなく、画像の均一性が良好で、かつ光沢性に優れる感熱転写記録体が提供される。

Claims (3)

  1. 空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルムでなるベースフィルムと、その表面に画像受容層とを有する感熱転写記録体であって、
    該ベースフィルムの少なくとも該画像受容層と接する面が、40ダイン・cm以上の濡れ張力を有し、
    該ベースフィルムが、基材層(A)の少なくとも片面に表面光沢改善層(B)を有するフィルムであり、該表面光沢改善層(B)が該画像受容層に接するように配置され、
    該基材層(A)の空洞率が相対的に高く、そして該表面光沢改善層(B)の空洞率が相対的に低く、
    該基材層(A)が、0.1μm以上7.0μm以下の平均粒径を有する有機架橋高分子微粒子を含有し、
    該表面光沢改善層(B)が、有機架橋高分子微粒子および/または無機微粒子を、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、0.05重量部以上1.5重量部以下の割合で含有する、感熱転写記録体。
  2. 前記基材層(A)が、前記有機架橋高分子微粒子を、ポリオレフィン系樹脂100重量部に対して、1.6重量部以上40重量部以下の割合で含有する、請求項1に記載の感熱転写記録体。
  3. 前記表面光沢改善層(B)に含有される前記有機架橋高分子微粒子および/または無機微粒子が、0.1μm以上7.0μm以下の平均粒径を有する、請求項1に記載の感熱転写記録体。
JP18608895A 1995-07-21 1995-07-21 感熱転写記録体 Expired - Lifetime JP3642832B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18608895A JP3642832B2 (ja) 1995-07-21 1995-07-21 感熱転写記録体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18608895A JP3642832B2 (ja) 1995-07-21 1995-07-21 感熱転写記録体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0930137A JPH0930137A (ja) 1997-02-04
JP3642832B2 true JP3642832B2 (ja) 2005-04-27

Family

ID=16182166

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18608895A Expired - Lifetime JP3642832B2 (ja) 1995-07-21 1995-07-21 感熱転写記録体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3642832B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030138581A1 (en) * 2001-12-27 2003-07-24 Eastman Kodak Company Voided articles

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0930137A (ja) 1997-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3727033B2 (ja) 昇華型感熱転写用ポリエステルフィルム
JP2007098926A (ja) 熱転写受像シート及びその製造方法
JPS62148292A (ja) 熱転写記録用画像受容シ−ト
JP3642832B2 (ja) 感熱転写記録体
EP1408069B1 (en) Method of surface treatment of thermoplastic resin film
JPH0811447A (ja) 昇華型感熱転写記録材用ポリエステルフィルム
JP4365549B2 (ja) 易剥離性多層樹脂延伸フィルム
JP4086924B2 (ja) インクジェット記録用紙
JP3961035B2 (ja) 空洞含有ポリオレフィン系フィルム
JP3582893B2 (ja) 表面光沢の優れた感熱転写記録体
JP2014069463A (ja) 熱転写受像シートおよび画像形成方法
JP2555342B2 (ja) 熱転写記録用画像受容シ−ト
JPS62261486A (ja) 被熱転写シ−ト
JPH0811444A (ja) 熱転写受像シート
JP5936117B2 (ja) 熱転写受像シートの製造方法
JP2015024576A (ja) 熱転写受像シート
JP3411720B2 (ja) 感熱記録受容体用二軸配向積層ポリエステルフィルム
JPH0544129Y2 (ja)
JP2013208865A (ja) 熱転写受像シートおよびその製造方法
JP5834703B2 (ja) 熱転写受像シート
JP2012200890A (ja) 熱転写受像シートおよびその製造方法
JPH07278330A (ja) 空洞含有ポリオレフィン系樹脂フィルム
JP3182843B2 (ja) 染料熱転写受像シート
US7498291B2 (en) Sublimation thermal transfer image receiving medium
JP3878333B2 (ja) 溶融熱転写記録シート

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040415

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040712

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040910

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20041108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050106

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090204

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100204

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110204

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120204

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130204

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term