JPH06126501A - Y軸機能付き旋盤 - Google Patents

Y軸機能付き旋盤

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JPH06126501A
JPH06126501A JP30819092A JP30819092A JPH06126501A JP H06126501 A JPH06126501 A JP H06126501A JP 30819092 A JP30819092 A JP 30819092A JP 30819092 A JP30819092 A JP 30819092A JP H06126501 A JPH06126501 A JP H06126501A
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Fumisaburou Murata
史三郎 村田
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常はY軸機能付き旋盤として使用でき、か
つY軸機能が不要な場合に剛性を大きく向上させること
ができるものとする。対面型2軸旋盤においては、Y軸
機能なしの仕様のときに、左右のタレットを同一の高剛
性に支持する。 【構成】 片方の主軸2を位置固定、もう片方の主軸3
をヘッドストック10と共に進退可能とした対向2軸2
タレットの旋盤等に適用する。可動側主軸3では、工具
の送りはヘッドストック10の進退で行う。可動側主軸
3に並設したタレット5はX,Yの2軸方向に進退可能
に支持し、Y軸機能を持たせてワークの偏心位置に加工
を可能とする。この場合に、ベッド1上にX軸送り台1
6を設置し、その上にY軸送り台17を設置する。タレ
ット5はY軸送り台17に設置する。Y軸機能なしの仕
様とする場合は、X軸送り台16を取り除き、Y軸送り
台16をX軸案内18に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工具を主軸に対して
偏心方向に送り可能とするY軸機能を備えた旋盤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、タレット旋盤において、複合加工
化の要望から、タレットをワークに対する切り込み方向
(X軸方向)と送り方向(Z軸方向)の他に、両軸X,
Zに対して垂直なY軸方向に進退可能とし、ワークの偏
心位置に加工を行えるようにしたものがある。この種の
Y軸機能付き旋盤は、一般にベッド上にZ軸送り台、Y
軸送り台、およびX軸送り台を順次搭載して3軸方向の
送りを可能としている。しかし、この構成では送り台が
3段重ねとなるため、タレットの支持剛性が充分に確保
できず、加工精度に欠けるという問題点がある。
【0003】このような問題点の解消を図ったものとし
て、図6に示すように、ヘッドストック51をZ軸方向
に進退可能とし、タレット52の移動をX,Yの2軸方
向だけとして送り台の重ね段数を減らしたものが提案さ
れている。すなわち、ベッド50上にY軸送り台53を
設置し、その上にタレット52の装備されたX軸送り台
54を搭載している。これによれば、送り台53,54
の重ね段数が2段となるため、剛性の向上が図られる。
【0004】また、この2段重ねの旋盤において、Y軸
機能が不要な場合には、Y軸案内55を取り外してY軸
送り台53をベッド50に固定し、さらに剛性を向上さ
せることが図られている。なお、ベッド50の上面を傾
斜させたのは、切粉が排出され易くするためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにY
軸機能が不要な場合にY軸送り台53をベッド50に固
定しても、Y軸送り台53を残して、その上にX軸送り
台54が載せられるため、ベッド50からタレット52
までに介在する部材の長さは殆どかわらず、充分な剛性
向上が図れない。なお、このようにY軸送り台53上に
X軸送り台54を配置する構造では、Y軸送り台53を
除去してX軸送り台54を直接にベッド50に取付ける
ことはできず、そのためY軸機能無し仕様の場合の剛性
向上を図ることが難しい。
【0006】この発明の目的は、通常はY軸機能付き旋
盤として使用でき、かつY軸機能無し仕様とする場合に
剛性を大きく向上させることのできる旋盤を提供するこ
とである。請求項2の発明の目的は、対向2軸旋盤にお
いて、Y軸機能無し仕様の場合に両側のタレットを同様
な高剛性で支持できるようにすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のY軸機能付き
旋盤は、ベッド上に主軸方向Zと直交する方向Xに進退
可能なX軸送り台を設け、このX軸送り台上に、主軸方
向Zおよび前記直交方向Xに対して垂直な方向Yに進退
可能なY軸送り台を設けたものである。このY軸送り台
に工具取付部が設けられる。
【0008】請求項2のY軸機能付き旋盤は、対向2軸
旋盤において、一方の主軸に並設したタレットをX,Z
の2軸方向に進退可能に支持する送り台を設け、他方の
主軸に並設したタレットをX,Yの2軸方向に進退可能
に支持する送り台を設けたものである。前記他方の主軸
を支持するヘッドストックはZ軸方向に進退可能とす
る。また、この他方のタレットに対しては、請求項1の
構成と同様に、X軸送り台上にY軸送り台を設置する。
【0009】
【作用】この構成によると、通常はY軸送り台の移動に
より、主軸に把持されたワークに対して、偏心位置に加
工を施すことができる。Y軸機能が不要な場合は、X軸
送り台を取り外し、Y軸送り台をベッド上に直接に進退
可能に設置する。このようにX軸送り台が取り外される
ことにより、ベッドから工具支持部までに介在する部材
の長さが短くなり、剛性が大きく向上する。
【0010】請求項2の構成の場合は、他方の主軸のヘ
ッドストックが進退することにより、加工時の工具のZ
軸方向の送りと、両主軸間でのワークの受渡しとが兼用
される。他方の主軸に対する工具のY軸機能が不要な場
合は、請求項1の場合と同様にX軸送り台を取り外すこ
とにより大きな剛性向上が図れ、両主軸のタレットの支
持剛性を同様な高剛性とできる。
【0011】
【実施例】この発明の一実施例を図1ないし図5に基づ
いて説明する。この旋盤は、ワークの両面加工を行うよ
うにした対面型2軸2タレットの旋盤であり、上面の全
体が前方へ傾斜したベッド1上に、固定側主軸2と、可
動側主軸3と、各主軸2,3に対応して設置された2個
のタレット4,5とを備えている。
【0012】固定側主軸2は、ベッド1と一体の固定ヘ
ッドストック6に支持されたものであり、ベッド1の長
さ方向に平行に設けられ、主軸モータ7によりベルトを
介して回転駆動される。固定側主軸2は、後端側から長
尺のバーワークWを挿入可能に形成され、かつ主軸チャ
ックを開閉するチャックシリンダ8が装備されている。
【0013】可動側主軸3は、ベッド1のレール9上を
進退自在な可動ヘッドストック10に固定側主軸2と同
心に支持してあり、固定側主軸2に対面して軸心方向
(Z軸方向)に進退する。可動ヘッドストック10には
可動側主軸3をベルト駆動する主軸モータ11が搭載さ
れ、かつ可動側主軸3の後部にチャックシリンダ12が
設けられている。
【0014】固定側主軸2に並設したタレット4は、ベ
ッド1上にZ軸送り台13およびX軸送り台14を介し
て支持されており、Z軸送り台13はベッド1に設けた
Z軸案内15上を主軸2と平行な方向(Z軸方向)に進
退する。X軸送り台14は、Z軸送り台13に設けられ
たX軸案内13a上に、主軸2と直交するベッド傾斜方
向(X軸方向)に進退可能に設置され、工具取付部であ
るタレット4の割出駆動機構(図示せず)を内蔵する。
【0015】可動側主軸3に対応するタレット5は、ベ
ッド1上にX軸送り台16およびY軸送り台17を介し
て支持されている。X軸送り台16は、ベッド1に案内
形成部材19を介して設けたX軸案内18上を主軸3と
直交するベッド傾斜方向(X軸方向)に進退可能に設置
されている。案内形成部材19は、ベッド1の上面にボ
ルト等で着脱可能に取付けたものである。Y軸送り台1
7は、X軸送り台16のY軸案内16aに沿ってベッド
上面に垂直な方向(Y軸方向)に昇降可能であり、タレ
ット5の割出機構(図示せず)を内蔵する。
【0016】前記のX軸案内18およびY軸案内16a
は、各々両側面に転動体係合溝(図示せず)を有する溝
付きレールからなり、X軸送り台16およびY軸送り台
17は、各々X軸案内18およびY軸案内16aに直動
玉軸受16b,17b(図2,図5(A))で移動自在
に係合する。他の各レール9および案内15,13a
も、同様に溝付きレールからなり、直動玉軸受を介して
案内を行う。なお、各案内は滑り案内としても良い。
【0017】図5(A)に示すように、X軸送り台16
の送りは、案内形成部材19に設置したボールねじ20
およびX軸サーボモータ21で行われ、Y軸送り台17
の送りは、X軸送り台16に設置したボールねじ22お
よびY軸サーボモータ23で行われる。20a,22a
は、各々X軸送り台16およびY軸送り台17に設置さ
れて各ボールねじ20,22に螺合するボールナットを
示す。
【0018】上記構成の動作および作用を説明する。固
定側主軸2に把持されたワークは、タレット4の工具で
加工され、可動側主軸3で把持されたワークはタレット
5の工具で加工される。可動側主軸3では、ワーク軸心
方向の工具送りは可動ヘッドストック10の進退により
行われ、またY軸送り台17の昇降によりワーク軸心か
ら偏心した位置に回転工具(図示せず)等による加工が
行える。両面加工を行う場合は、固定側主軸2で片面の
加工が完了したワークを、可動側主軸3の前進によって
可動側主軸3に持ち替えて、残り片面の加工を行う。こ
れらの加工時に生じた切粉は、ベッド1の傾斜した上面
を滑り落ちて切粉受け(図示せず)に回収される。
【0019】可動側主軸3に並設したタレット5のY軸
機能が不要な場合は、図5(A)のX軸送り台16を取
り外して、同図(B)のようにベッド1上の案内形成部
材19′のX軸案内18にY軸送り台17を設置する。
この場合、Y軸送り台17はX軸送り台として機能する
ことになる。案内形成部材19′は、同図(A)のX軸
送り台16の設置時の案内形成部材19と交換してベッ
ド1に取付けたものであり、案内形成部材19よりも若
干厚みを厚くすることにより、タレット5の軸心と主軸
3の軸心とがY軸方向につき同レベルになるようにして
ある。同図(B)の案内形成部材19′のX軸案内18
およびボールねじ20は、同図(A)の案内形成部材1
9のものと同一形式のものを使用してある。
【0020】このように、Y軸機能が不要の場合は、X
軸送り台16を取り除いてY軸送り台16をベッド1に
設置するようにしたため、ベッド1から工具支持部であ
るタレット5までに介在する部材の長さが短くなり、剛
性が大きく向上する。そのため大きな切削荷重に耐える
ことができ、加工精度も向上する。また、このようにX
軸送り台16を取り外してY軸送り台17を直接にベッ
ド1に設置した状態では、タレット5の支持剛性が高く
なることにより、左右のタレット4,5の支持剛性をほ
ぼ同一の高剛性とすることができる。
【0021】なお、前記実施例ではX軸送り台16を設
置する場合と取り外す場合とで案内形成部材19,1
9′を交換するように構成したが、Y軸送り台17等の
寸法関係を適宜設計することにより、案内形成部材19
を交換することなく、Y軸送り台17を案内形成部材1
9に設置してタレット5と主軸3とのY軸方向高さを一
致させるようにしても良い。その場合、案内形成部材1
9をベッド2と別体に形成せずに、ベッド1に直接にX
軸案内18を形成しても良い。また、前記実施例は対向
型2軸旋盤に適用した場合につき説明したが、この発明
は単軸のY軸機能付き旋盤にも適用することができる。
【0022】
【発明の効果】この発明のY軸機能付き旋盤は、X軸送
り台上にY軸送り台を設けたため、Y軸機能の不要時に
X軸送り台を取り外し、Y軸送り台をベッド上に直接に
進退可能に設置できる。そのため、Y軸機能無し仕様と
したときに大きな剛性向上が図れる。
【0023】請求項2のY軸機能付き旋盤は、対向2軸
旋盤に請求項1の構成を応用したものであるため、Y軸
機能が不要な場合に、請求項1の場合と同様にX軸送り
台を取り外すことにより大きな剛性向上が図れ、両主軸
のタレットの支持剛性を同様な高い剛性とできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる旋盤の斜視図であ
る。
【図2】そのベッドに対して垂直に見た各旋盤構成部品
の配置図である。
【図3】同旋盤構成部品の一部を傾斜方向に見上げた正
面図である。
【図4】同旋盤を固定側主軸の部分で破断した破断側面
図である。
【図5】(A)は同旋盤の側面図、(B)はY軸機能無
し仕様とした状態の部分側面図である。
【図6】従来例の側面図である。
【符号の説明】
1…ベッド、2…固定側主軸、3…可動側主軸、4,5
…タレット、10…可動ヘッドストック、16…X軸送
り台、16a…Y軸案内、17…Y軸送り台、18…X
軸案内、19、19′…案内形成部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド上に主軸方向Zと直交する方向X
    に進退可能なX軸送り台を設け、このX軸送り台上に、
    主軸方向Zおよび前記直交方向Xに対して垂直な方向Y
    に進退可能なY軸送り台を設け、このY軸送り台に工具
    取付部を設けたY軸機能付き旋盤。
  2. 【請求項2】 同一軸心上に対向する2本の主軸を設
    け、一方の主軸に並設したタレットをX,Zの2軸方向
    に進退可能に支持する送り台を設け、他方の主軸に並設
    したタレットをX,Yの2軸方向に進退可能に支持する
    送り台を設け、前記他方の主軸を支持するヘッドストッ
    クをZ軸方向に進退可能とした請求項1記載のY軸機能
    付き旋盤。
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