JPH061258Y2 - 中空基体用チャック - Google Patents

中空基体用チャック

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JPH061258Y2
JPH061258Y2 JP7225689U JP7225689U JPH061258Y2 JP H061258 Y2 JPH061258 Y2 JP H061258Y2 JP 7225689 U JP7225689 U JP 7225689U JP 7225689 U JP7225689 U JP 7225689U JP H061258 Y2 JPH061258 Y2 JP H061258Y2
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JP
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chuck
hollow substrate
hollow
outer shell
substrate
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JP7225689U
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千春 松下
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Toray Engineering Co Ltd
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Toray Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、中空基体を浸漬塗布する場合等において用い
られる中空基体用チャックに関するものである。
[従来の技術] 電子写真複写機等の感光体を、浸漬塗布方法により製作
する場合においては、例えば、特開昭62−65763
号公報において開示されているように、円筒状の中空基
体を保持して塗布液に対して浸漬し取出するチャックが
必要とされ、既に各種のチャックが実用に供されてい
る。
代表例として、第3図において示されているように、チ
ャック移動装置のアーム(図示されていない)に懸装さ
れるチャック外殻体1と、中空基体2の上端に当接され
て上端開口内に一定深さに嵌挿される先端部3に装着さ
れたOリング4及びこのOリング4を先端部3の外径方
向へ押し付けて中空基体2の内周面5に対して圧接させ
るピストン6を有し、かつ先端部3をチャック外殻体1
の下方に露出させるようにチャック外殻体1に挿着され
たチャック本体7とを備えたチャック8が挙げられる。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、係る従来のチャックは、チャック外殻体1に対
してチャック本体7を固着、すなわち、上下動し得ない
ように挿着していたので、チャック移動装置によるアー
ムの上下方向の位置決めに誤差を生ずると、チャック本
体7の先端部3を中空基体2の上端開口内に嵌挿するに
当って、中空基体2の上端に先端部3が所定以上に強く
当接し、アルミニューム製の中空基体2の上端を損傷若
しくは変形させ、この為、浸漬塗布後、チャック本体7
のチャック挿入端3を中空基体2の上端開口内から抜き
取る場合において、これをスムーズに行うことができな
いといったトラブルが発生し易かった。なお、チャック
移動装置を、アームを精密に位置決めし得る高度な技術
の移動装置に設ければ、このようなトラブルの発生を防
止することができるが、装置コストが一段とアップされ
るので好ましくない。
本考案は、このような事に着目し、これを解決すべく各
方面から鋭意検討の結果、チャック移動装置のアームに
懸装されるチャック外殻体1に対してチャック本体7
を、上下動し得るように弾性体で下方へ向って付勢せし
めて挿着すればよいことを見出したのである。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本考案に係る中空基体用チャックは、チャッ
ク移動装置のアームに懸装されるチャック外殻体と、中
空基体の上端に当接されて上端開口内に一定深さに嵌挿
される先端部に装着されたOリング及び前記Oリングを
前記先端部の外径方向へ押し付けて前記中空基体の内周
面に対して圧接させるピストンを有し、かつ前記先端部
を前記チャック外殻体の下方に露出させるように前記チ
ャック外殻体に挿着されたチャック本体とを備えた中空
基体用チャックにおいて、前記チャック本体を、上下動
し得るように弾性体で下方へ向って付勢せしめて挿着し
たことを特徴とするものである。
[実施例] 以下、実施例について述べると、第1図は中空基体の浸
漬塗布装置の概略構成を示す図であるが、図中、8はチ
ャック、9はチャック移動装置、10は塗布液貯槽を夫
々示し、チャック移動装置9は、昇降装置11及びアー
ム12を備え、昇降装置11は縦軸13で案内されて上
下動し得るように挿着され、また、アーム12は、水平
方向に所定角度に揺動し得るように昇降装置11に装着
されている。なお、中空基体2を保持するチャック8は
アーム2に懸装されている。
而して、本塗布装置によると、チャック移動装置9のア
ーム12を水平方向へ所定角度に揺動させて基体受け渡
し位置へチャック8を移動させた後、チャック移動装置
9の昇降装置11を下方へ移動させることによりチャッ
ク8を下方へ移動さて第2図において示されているよう
に中空基体2の上端開口内に一定深さに先端部3を嵌挿
することができ、次いで、後述するようにして中空基体
2を保持し、そして、チャック8を上方へ移動させた
後、アーム12を水平方向へ所定角度に揺動させて塗布
液貯槽10上にチャック8を位置させることができ、以
下、昇降装置11を下方へ移動させることによりチャッ
ク8を下方へ移動させて保持されている中空基体2を下
端側から塗布液中に浸漬し、所定に浸漬した後、チャッ
ク8を上方へ移動させて塗布液中から中空基体2を取り
出すことができ、更に続いて、アーム12を水平方向へ
所定角度に揺動させて基体受け渡し位置へチャック8を
移動させた後、下方へ移動させ、かつ後述するようにし
て中空基体2の保持を解除することができる。
このようにして次々と浸漬塗布することができるが、チ
ャック8は、第2図において詳細構造が示されているよ
うに、チャック移動装置9のアーム12に固着されたチ
ャック外殻体1と、先端部3をチャック外殻体1の下方
に露出させるようにチャック外殻体1に挿着されたチャ
ック本体7とで構成されている。なお、チャック外殻体
1は、アーム12に固着されたフランジ14及びフラン
ジ14に固着された円筒状体15で構成されている。ま
た、チャック本体7は、円筒状体15に嵌挿さたガイド
16と、このガイド16の上端にボルト17により固着
されたキャップ18と、ガイド16にボルト19により
固着されたセンターブロック20と、ガイド16及びセ
ンターブロック20により形成されるシリンダー内に嵌
挿されたピストン6と、ガイド16及びセンターブロッ
ク20により上下動が規制され、かつピストン6により
内径が拡大され得るようにピストン6の下端部に位置し
て装着されたOリング4とで構成され、かつキャップ1
8が円筒状体15の内方突起22に当接して係止される
ように弾性体(コイルバネ)23で下方へ向って付勢さ
れて挿着されている。なお、キャップ18とフランジ1
4とは所定間隔に離別されていると共に露出されている
先端部3と円筒状体15の下端も所定間隔に離別され、
更に、ピストン6は弾性体(コイルバネ)24で上方へ
向って付勢されて嵌挿されている。
この為、図示の如くに、中空基体2の上端に当接される
ように上端開口内に一定深さに先端部3を嵌挿した後、
一方の吸排気通路25から加圧エアーを前記シリンダー
内に供給すると共に他方の吸排気通路26から排気する
ことにより、ピストン6を下方へ移動させてOリング4
を先端部3の外径方向へ押すことができてOリング4を
中空基体2の内周面5に対して押し付けることができ、
従って、中空基体2の上端開口を閉塞しながら保持する
ことができる。
また、これと反対に、吸排気通路26から加圧エアーを
前記シリンダー内に供給すると共に吸排気通路25から
排気することにより、ピストン6を上方へ移動させて中
空基体2の内周面5に対するOリング4の圧接を解除す
ることができる。
第2図においては、ピストン6が上方に移動されている
状態が示されているが、続いて、この状態からチャック
8を上方へ移動することにより、先端部3を中空基体2
の上端開口内から抜き出すことができる。
なお、チャック8による中空基体2の保持に際し、チャ
ック8は、図示しない治具を介して垂直状態に支持され
てその上端が所定高さに位置決めされている中空基体2
に対し、チャック移動装置9により上方から下方へ移動
されて先端部3を中空基体2の上端に当接させる。
この為、チャック移動装置9による昇降制御の正確性如
何により、中空基体2の上端に当接する際の衝突力の強
弱が生ずるが、チャック本体7がチャック外殻体1に対
して弾性体(コイルバネ)23を介して上下動し得るよ
うに挿着されているので、過大な衝突力を吸収し得て中
空基体2の上端の損傷若しくは変形を防止することがで
きる。
また、中空基体2に対するチャック8の同心的整合に誤
差が生じ、先端部3が中空基体2の上端開口内に嵌挿さ
れずに衝突してしまうようなトラブルが発生した場合に
おいても、過大な衝撃力を吸収し得て中空基体2の上端
の損傷若しくは変形を防止することができ、従って、中
空基体2の保持を解除するに際し、中空基体2の上端開
口内から先端部3をスムーズに抜き取ることができて良
好に浸漬塗布を行うことができる。
[考案の効果] 上述の如く、本考案によると、チャック本体7の先端部
3を中空基体2の上端開口内に嵌挿するに当って、中空
基体2の上端に先端部3が所定以上に強く当接するのを
防止してアルミニューム製の中空基体2の上端が損傷若
しくは変形されるのを防止し得、従って、浸漬塗布後、
チャック本体7の先端端3を中空基体2の上端開口内か
ら抜き取る場合において、これをスムーズに行うことが
できる中空基体用チャックが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は中空基体の浸漬塗布装置の概略構成を示す図、
第2図はチャックの縦断面図、第3図は中空基体2の上
端開口への先端部3の嵌挿態様を示す図である。 1…チャック外殻体、2…中空基体、3…先端部、4…
Oリング、6…ピストン、7…チャック本体、9…チャ
ック移動装置、12…アーム、23…弾性体(コイルバ
ネ)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】チャック移動装置のアームに懸装されるチ
    ャック外殻体と、中空基体の上端に当接されて上端開口
    内に一定深さに嵌挿される先端部に装着されたOリング
    及び前記Oリングを前記先端部の外径方向へ押し付けて
    前記中空基体の内周面に対して圧接させるピストンを有
    し、かつ前記先端部を前記チャック外殻体の下方に露出
    させるように前記チャック外殻体に挿着されたチャック
    本体とを備えた中空基体用チャックにおいて、前記チャ
    ック本体を、上下動し得るように弾性体で下方へ向って
    付勢せしめて挿着したことを特徴とする中空基体用チャ
    ック。
JP7225689U 1989-06-20 1989-06-20 中空基体用チャック Expired - Lifetime JPH061258Y2 (ja)

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JPH0311462U JPH0311462U (ja) 1991-02-05
JPH061258Y2 true JPH061258Y2 (ja) 1994-01-12

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JP2001096210A (ja) * 1999-09-30 2001-04-10 Toray Eng Co Ltd チャック装置および浸漬型塗布機

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JPH0311462U (ja) 1991-02-05

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