JP2009090409A - チャック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造の簡素化を図ることによって軽量化を図りつつ安価で製造する。
【解決手段】チャック装置10は、変位体12を有するシリンダ機構14と、前記シリンダ機構14に接続され、ワークWを保持自在な複数の第1〜第3保持リング16、18、20を有する保持機構22とを備え、前記変位体12の変位作用下に第1及び第2スライダ114、116が軸線方向に沿って変位し、第1〜第3ガイド体58、60、68の第1〜第3リブ72、80、96にそれぞれ装着された第1〜第3保持リング16、18、20を半径外方向に押し出して前記ワークWの内周面に当接させて保持する。
【選択図】図10

Description

本発明は、保持機構を動作させることによりワークの保持を行うことが可能なチャック装置に関する。
従来から、工作機械の先端に取り付けられ、駆動力を付勢してチャックを動作させることにより種々の部品等を保持するチャック装置が知られている。
例えば、感光体等の中空状のワークを保持するために用いられるチャック装置が知られており、このチャック装置は、チャック外殻体を介して移動装置等のアームに連結され、円筒状の第1〜第4ガイドの外周面に4個のチャックがそれぞれ設けられると共に、前記第1〜第4ガイドの内部には、圧力流体の供給作用下に軸線方向に沿って変位自在な第1〜第4ピストンがそれぞれ設けられている。そして、外周径のそれぞれ異なる第1〜第4ピストンが、供給された圧力流体によって押圧されて変位することにより、4個のチャックがそれぞれ半径外方向へと押圧されて拡径し、前記第1〜第4ガイドの外周側に設けられたワークの内周面に当接することによって保持する(例えば、特許文献1参照)。
特開平3−26362号公報
ところで、特許文献1に係る従来技術においては、内周径の異なる複数のワークを単一のチャック装置で保持可能とするために、4個のチャックを設け、それに対応させて第1〜第4ガイド、第1〜第4ピストンをそれぞれ設ける構成としている。そのため、その構成が複雑となって部品点数が増大することとなり、チャック装置の重量が増大すると共に、高価になるという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、簡素な構造として軽量化を図りつつ、安価で製造することが可能なチャック装置を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、円筒状のワークを保持自在なチャック装置において、
ハウジングと、
前記ハウジングに連結され、軸線方向に沿って変位自在な変位体を有するシリンダ機構と、
前記ハウジングの内部に設けられ、前記変位体の変位作用下に軸線方向に沿って変位するスライダと、
前記ハウジングの外周部位に設けられた環状溝に装着され、半径方向に拡径自在な保持リングと、
を備え、
前記ワークは、該ワークの内周面が前記保持リングに臨むように設けられ、前記スライダの変位作用下に前記保持リングが前記環状溝内で半径外方向に押圧されることを特徴とする。
本発明によれば、保持リングをハウジングの外周部位に設けられた環状溝に配設し、前記ハウジングの内部に設けられたスライダをシリンダ機構を構成する変位体の変位作用下に軸線方向に沿って変位させることにより、前記保持リングをワークの内周面に臨んだ半径外方向へと押圧している。そして、ハウジングに対して半径外方向に押し出された保持リングが、ワークの内周面に当接し、該ワークを保持することができる。従って、このように簡素に構成されるチャック装置によって円筒状のワークを確実に保持することができると共に、従来のチャック装置と比較して部品点数の削減を図ることができるため、その軽量化が図れ、且つ、安価で製造することが可能となる。
また、環状溝は、前記ハウジングにおいて半径方向に貫通して形成され、前記保持リングの保持される保持溝部と、
前記保持溝部に対して前記ハウジングの半径外側に設けられ、該保持溝部に対して幅狭状に形成された挿通溝部と、
前記保持溝部と挿通溝部との間に設けられ、該保持溝部から挿通溝部側に向かって徐々に幅狭状に形成される傾斜溝部と、
を備え、
前記挿通溝部の幅寸法を、前記保持リングの断面直径に対して小さく設定するとよい。
これにより、保持溝部に保持された保持リングが、スライダの変位作用下に半径外方向へと押圧される際、環状溝の保持溝部から幅狭状の挿通溝部へと変形しながら徐々に移動するため、該保持リングを好適に圧縮変形させてワーク側へと膨出させることができると共に、前記環状溝の内壁面に対して好適に密着させることができるため、前記環状溝を有するハウジングの内部の気密を確実に保持することができる。
さらに、スライダは、円筒状に形成されて前記保持リングの内周側に配設され、前記ワークの非保持状態に前記保持リングを保持する保持部と、
前記保持部に対して半径外方向に膨出し、該保持リングを半径外方向に押し出す押出部と、
前記保持部と押出部との間に設けられ、該保持部から押出部に向かって徐々に膨出した傾斜部と、
を備えるとよい。
これにより、スライダを軸線方向に沿って変位させることにより、保持部に保持された保持リングを傾斜部によって徐々に半径外方向へと押し出し、押出部によって半径外方向へと押圧することによって変形させ、環状溝から外部へと膨出させてワークの内周面に密着させることができる。
さらにまた、スライダの端部において、保持部に隣接し、該保持部に対して半径外方向に突出した突出部を備えることにより、前記保持部に保持された保持リングが前記スライダの端部から脱落してしまうことが阻止される。
またさらに、環状溝は、ハウジングの軸線方向に沿って所定間隔離間して複数設けられ、且つ、それぞれ異なった直径で設定されると共に、複数の環状溝にそれぞれ装着される保持リングの直径を、該環状溝の直径に応じてそれぞれ異なるように設定することにより、単一のチャック装置で内周径の異なる複数のワークを保持することができるため、異なるワークに応じてその都度チャック装置を準備する必要がなく、前記ワークの保持及び搬送作業を効率的に行うことができる。
また、シリンダ機構に、変位体の位置検出を行う検出部を備えることにより、前記変位体の変位量を検出することが可能となるため、該変位体と共に変位するスライダの変位作用下に保持リングを介して保持されるワークの保持状態を確実且つ容易に検出することができる。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、保持リングをハウジングの外周部位に設けられた環状溝に配設し、前記ハウジングの内部に設けられたスライダをシリンダ機構を構成する変位体の変位作用下に軸線方向に沿って変位させ、前記保持リングをワークの内周面に臨んだ半径外方向へと押圧し、ワークの内周面に当接させて保持することができる。その結果、チャック装置の構成を簡素化し、部品点数の削減を図ることにより、軽量化を図ることができると共に、安価で製造することができる。
本発明に係るチャック装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係るチャック装置を示す。
このチャック装置10は、図1〜図3に示されるように、圧力流体の供給作用下に変位する変位体12が内装されるシリンダ機構14と、前記シリンダ機構14に接続され、ワークを保持自在な第1〜第3保持リング16、18、20を有する保持機構22とを含む。
シリンダ機構14は、筒状のシリンダチューブ24と、前記シリンダチューブ24の内部に変位自在に設けられる変位体12(図3参照)とを含む。
シリンダチューブ24は、保持機構22側(矢印A方向)に臨む端部が開口した有底筒状に形成され、その内部には軸線方向(矢印A、B方向)に沿って貫通したシリンダ孔26が形成される。このシリンダ孔26の略中央部には、変位体12のピストン部28が挿入されるシリンダ室30が設けられ、該シリンダ室30は、圧力流体の供給・排出される一組のポート(図示せず)と連通している。すなわち、ポートからシリンダ室30へと導入された圧力流体によってピストン部28が押圧され、該変位体12がシリンダチューブ24の軸線方向(矢印A、B方向)に沿って変位する。
一方、シリンダチューブ24の側面には、軸線方向に沿って延在したセンサ溝32を介して位置検出センサ34が装着され、該位置検出センサ34によって変位体12に装着された磁性体36の磁気を検出することによって該変位体12の位置が検出される。
変位体12は、シリンダチューブ24のシリンダ室30に配設される円盤状のピストン部28と、該ピストン部28に対して縮径し、前記シリンダチューブ24のガイド孔38に挿通されるロッド部40とを含み、前記ロッド部40がシリンダ室30と連通するガイド孔38に挿通され、その内部に設けられたブッシュ42によって支持される。これにより、ロッド部40を含む変位体12が、シリンダチューブ24の軸線方向(矢印A、B方向)に沿って変位自在に支持されることとなる。ピストン部28の外周面には、環状溝を介してリング状の磁性体36が設けられ、シリンダチューブ24に設けられた位置検出センサ34によってその磁気が検出される。
また、ロッド部40の先端部は、シリンダチューブ24の端部に装着されるベースプレート44の孔部56に挿入され、その内部には、保持機構22側(矢印A方向)に向かって開口した連結穴46が軸線方向に沿って形成される。この連結穴46の内壁面にはねじが刻設されている。
保持機構22は、図3〜図6に示されるように、シリンダ機構14を構成するシリンダチューブ24が連結されるベースプレート44と、前記ベースプレート44に連結されるガイド部48と、前記ベースプレート44の下部に設けられ、前記シリンダ機構14の変位作用下に軸線方向(矢印A、B方向)に沿って自在に変位するスライダ部50と、前記ガイド部48の外周側に設けられ、前記スライダ部50の変位作用下にワークを保持可能な第1〜第3保持リング16、18、20とを含む。
ベースプレート44は、円盤状に形成され、その一端面に設けられた複数のボルト孔52にボルト(図示せず)が挿通され、該ボルトによってシリンダ機構14を構成するシリンダチューブ24が連結される。これにより、開口したシリンダチューブ24の端部が閉塞される。
また、シリンダ機構14に臨むベースプレート44の一端面側には、円形状に窪んだ凹部54が中央部に設けられ、さらにその中央部には、変位体12を構成するロッド部40の挿通される孔部56が形成されている。
さらに、孔部56の外周側には、ガイド部48を構成する第1及び第2ガイド体(ハウジング)58、60を固定するための固定ボルト62a、62bの挿通されるボルト孔64a、64bがそれぞれ形成される。
詳細には、孔部56の所定半径離間した外側に、第2ガイド体60に連結される固定ボルト62bのボルト孔64bが周方向に沿って複数形成され、そのさらに半径外方向に第1ガイド体58を連結するための固定ボルト62aが挿通されるボルト孔64aが周方向に沿って複数形成される。
一方、ガイド部48が連結されるベースプレート44の他端面には、所定高さだけ突出した環状のリブ66が形成され、図7に示されるように、該リブ66の端部は段付状に形成され、ベースプレート44における半径内側に設けられ、第1保持リング16の保持される保持面66aと、半径外側に設けられ、該保持面66aに対して若干だけ膨出した挿通面66bと、前記保持面66aと挿通面66bとを接続する傾斜面66cとを有する。すなわち、リブ66の端部は、半径外側に対して半径内側の方が若干だけ低く形成されている。
ガイド部48は、複数の第1〜第3保持リング16、18、20を保持可能に設けられ、ベースプレート44に連結される第1ガイド体58と、該第1ガイド体58の内部に設けられ、該ベースプレート44に連結される第2ガイド体60と、該第2ガイド体60の内部に設けられて連結される第3ガイド体(ハウジング)68とから構成される。
第1ガイド体58は、環状に形成される基部に対して所定高さで突出し、ベースプレート44に連結される複数の連結ボス70と、前記基部の外周部に設けられ、ベースプレート44側(矢印B方向)に突出した第1リブ72と、前記基部に対して前記連結ボス70とは反対方向(矢印A方向)に突出した円筒状の第1リング保持部74とを含む。
この第1リブ72は、第1ガイド体58の軸線と略平行な所定高さで形成されると共に、連結ボス70に対して半径外方向に所定間隔離間して配設される。すなわち、第1リブ72が、第1ガイド体58において最も半径外方向に拡径して設けられ、その直径は、ベースプレート44におけるリブの直径と同等に設定される(図3参照)。
そして、第1ガイド体58をベースプレート44に連結した際、該ベースプレート44のリブ66と対峙し、且つ、軸線方向(矢印A、B方向)に沿って所定間隔離間するように配設される(図6参照)。
換言すれば、ベースプレート44のリブ66が、第1ガイド体58を含む保持機構22側(矢印A方向)に向かって延在し、第1ガイド体58を構成する第1リブ72が、前記ベースプレート44側(矢印B方向)に向かって延在している。
この第1リブ72の端部は、図7に示されるように、段付状に形成され、第1ガイド体58における半径内側に設けられ、第1保持リング16の保持される保持面72aと、半径外側に設けられ、該保持面72aに対して若干だけ膨出した挿通面72bと、前記保持面72aと挿通面72bとを接続する傾斜面72cとを有する。すなわち、第1リブ72の端部は、半径外側に対して半径内側の方が若干だけ低く形成されている。
連結ボス70は、基部に対して所定高さで突出し、且つ、周方向に沿って等間隔離間するように複数設けられている。この連結ボス70の端面には、固定ボルト62aの螺合されるねじ孔84aが設けられ、該端部をベースプレート44に当接させた状態で前記固定ボルト62aをねじ孔84aに通して螺合させることにより、第1ガイド体58がベースプレート44に対して連結される。
第1リング保持部74は、基部に対して連結ボス70から離間する方向(矢印A方向)に所定高さで突出すると共に、前記連結ボス70の内周径と略同一直径で形成される。すなわち、第1リング保持部74は、第1リブ72と比較して小径に形成される(図6参照)。
また、第1リング保持部74の端部は、図8に示されるように、第1リブ72と同様に段付状に形成され、半径内側に設けられ第2保持リング18の保持される保持面74aと、半径外側に設けられ該保持面74aに対して若干だけ膨出した挿通面74bと、前記保持面74aと挿通面74bとを接続する傾斜面74cとを有する。
第2ガイド体60は、環状に形成される基部に対して所定高さで突出し、ベースプレート44に連結される複数の連結ボス78と、前記基部の外周部に設けられ、ベースプレート44側(矢印B方向)に突出した第2リブ80と、前記基部に対して前記連結ボス78とは反対方向(矢印A方向)に突出した円筒状の第2リング保持部82とを含む。
この第2リブ80は、第2ガイド体60の軸線と略平行な所定高さで形成されると共に、連結ボス78に対して半径外方向に所定間隔離間して配設される。すなわち、第2リブ80は、第2ガイド体60において最も半径外方向に拡径して形成され、その直径は、第1ガイド体58を構成する第1リング保持部74の直径と同等に設定される(図6参照)。
そして、第2ガイド体60をベースプレート44に連結した際、第2リブ80が第1ガイド体58の第1リング保持部74と対峙し、且つ、軸線方向(矢印A、B方向)に沿って所定間隔離間するように配設される(図6参照)。
第2リブ80の端部は、図8に示されるように、段付状に形成され、第2ガイド体60における半径内側に設けられ、第2保持リング18の保持される保持面80aと、半径外側に設けられ、該保持面80aに対して若干だけ膨出した挿通面80bと、前記保持面80aと挿通面80bとを接続する傾斜面80cとを有する。すなわち、第2リブ80の端部は、半径外側に対して半径内側の方が若干だけ低く形成されている。
連結ボス78は、基部に対して所定高さで突出し、且つ、周方向に沿って等間隔離間するように複数設けられている。この連結ボス78の端面には、固定ボルト62bの螺合されるねじ孔84bが設けられ、該端部をベースプレート44に当接させた状態で前記固定ボルト62bをねじ孔84bに通して螺合させることにより、第2ガイド体60がベースプレート44に対して連結される。
第2リング保持部82は、基部に対して連結ボス78から離間する方向(矢印A方向)に所定高さで突出すると共に、前記連結ボス78の内周径と略同一直径で形成される。すなわち、第2リング保持部82は、第2リブ80と比較して小径に形成される。
また、第2リング保持部82の端部は、図9に示されるように、第2リブ80と同様に段付状に形成され、半径内側に設けられ第3保持リング20の保持される保持面82aと、半径外側に設けられ該保持面82aに対して若干だけ膨出した挿通面82bと、前記保持面82aと挿通面82bとを接続する傾斜面82cとを有する。
第3ガイド体68は、円筒状に形成された本体部86と、該本体部86の端部に半径外方向に拡径したリング保持部88とから構成され、前記本体部86が第2ガイド体60の内部に挿通されると共に、外周面に等間隔離間して複数のボルト孔90が形成され、第2ガイド体60の連結ボス78に形成された貫通孔92に挿通された締結ボルト94が螺合される(図3参照)。これにより、第3ガイド体68が、第2ガイド体60の内部に配設された状態で連結される。
リング保持部88は、図9に示されるように、本体部86から半径外方向に所定間隔離間して平行に設けられた第3リブ96を有し、その端部には、半径内側に設けられ第3保持リング20の保持される保持面88aと、半径外側に設けられ該保持面88aに対して若干だけ膨出した挿通面88bと、前記保持面88aと挿通面88bとを接続する傾斜面88cとを有する。
この第3リブ96は、第2ガイド体60を構成する第2リング保持部82と対向するように形成され、略同一直径で形成されている。
一方、図3に示されるように、リング保持部88を有する本体部86の端部には、円盤状のプラグ98が螺合され、前記プラグ98によって第3ガイド体68を含むガイド部48の内部が閉塞される。この第3ガイド体68の端部とプラグ98との間には環状のシール部材100が挟持され、該第3ガイド体68の内部における気密を保持すると共に、該第3ガイド体68の内部への流体の進入を阻止している。なお、このシール部材100は、例えば、Oリングからなる。
すなわち、ガイド部48は、図3に示されるように、第1ガイド体58の外周径が最も大きく、第2、第3ガイド体60、68の順で段階的に外周径が小さくなるように形成される。また、ベースプレート44のリブ66と第1ガイド体58の第1リブ72とが対向配置されて第1保持リング16の保持される第1リング溝(環状溝)102を構成し、該第1ガイド体58を構成する第1リング保持部74と第2ガイド体60の第2リブ80とが対向配置され、第2保持リング18の保持される第2リング溝(環状溝)104が構成されると共に、該第2ガイド体60の第2リング保持部82と第3ガイド体68の第3リブ96とが対向配置され、第3保持リング20の保持される第3リング溝(環状溝)106が構成される。
この第1〜第3リング溝102、104、106は、対向した一組の保持面66a、72a、74a、80a、82a、96aからなり、第1〜第3保持リング16、18、20の保持される保持溝部と、一組の傾斜面66c、72c、74c、80c、82c、96cからなり半径外方向に向かって徐々に幅狭状となるテーパ溝部と、一組の挿通面66b、72b、74b、80b、82b、96bからなる挿通溝部とから構成される。すなわち、第1〜第3リング溝102、104、106は、保持溝部が最も幅広に形成されると共に、挿通溝部が最も幅狭となるように形成される。また、保持溝部、テーパ溝部及び挿通溝部とを含む第1〜第3リング溝102、104、106は、それぞれ略同一の幅寸法で形成されている。
スライダ部50は、図3に示されるように、保持機構22を構成する第1及び第2ガイド体58、60の内部に配設され、シリンダ機構14の駆動作用下に変位する第1スライダ114と、該第1スライダ114に連結され、該第1スライダ114と共に変位する第2スライダ116とを含む。なお、第1及び第2スライダ114、116は、例えば、アルミニウム等の金属製材料から形成される。
第1スライダ114は、円盤状に形成されたベース部118と、該ベース部118の端面から突出した円筒部120とを備え、前記ベース部118の中央部には、ガイド部48の内部を通じてメインボルト124の挿通される孔部122が形成される。そして、この連結ボルトがロッド部40の連結穴46に対して螺合されることにより、ベース部118を介して第1スライダ114が変位体12に連結される。これにより、変位体12の変位作用下に第1スライダ114が軸線方向(矢印A、B方向)に沿って一体的に変位する。
このベース部118は、ベースプレート44のリブ66及び第1ガイド体58の第1リブ72の内周側となるように配設され、該ベース部118には、孔部122から半径外方向に所定間隔離間し、第1及び第2ガイド体58、60を構成する連結ボス70、78の挿通される第1及び第2ボス孔126、128がそれぞれ形成される。第1及び第2ボス孔126、128は、連結ボス70、78の数量に応じてそれぞれ複数設けられ、第1スライダ114の軸線方向(矢印A、B方向)に沿って貫通している。
さらに、ベース部118には、孔部122を中心として周方向に等間隔離間した第1及び第2ボス孔126、128の間に複数のボルト孔130が形成される。このボルト孔130に連結ボルト132が挿通され、第2スライダ116に螺合されることによって第1スライダ114と第2スライダ116とが連結される。
一方、ベース部118の外周面には、第1保持リング16が当接して保持される保持部118aと、該保持部118aに対して半径外方向に拡径し、該保持リングを半径外方向へと押出可能な押出部118bと、前記保持部118aと押出部118bとを接続し、徐々に直径の変化する傾斜部118cと、前記保持部118aの下端部に設けられ、該保持部118aからの第1保持リング16の脱落を防止する爪部(突出部)118dと、前記押出部118bの上端部に設けられ、該押出部118bに対してさらに半径外方向に膨出した膨出部118eとを備える。
円筒部120は、ベース部118に対して半径内方向に縮径して略同一直径で形成され、第1ガイド体58の連結ボス70と第2ガイド体60の連結ボス78との間に配設される。
この円筒部120の端部は、第1リング保持部74と第2リブ80とから構成される第2リング溝104に臨み、その外周面には、ベース部118の外周面と同様に、第2保持リング18が保持される保持部120aと、該保持部120aに対して半径外方向に拡径し、該第2保持リング18を半径外方向へと押出可能な押出部120bと、前記保持部120aと押出部120bとを接続し、徐々に直径の変化する傾斜部120cと、前記保持部120aの下端部に設けられ、該保持部120aからの保持リングの脱落を防止する爪部(突出部)120dと、前記押出部120bの上端部に設けられ、該押出部120bに対してさらに半径外方向に膨出した膨出部120eとが形成される。
第2スライダ116は、円筒状に形成された筒部134と、該筒部134の端部から第1スライダ114側に向かって突出した複数の連結部136とを有する。そして、連結部136が、第1スライダ114のベース部118に当接された状態で連結ボルト132を介して連結される。
筒部134は、第2スライダ116の軸線方向に沿って所定高さで延在し、その端部が第2リング保持部82と第3リブ96とから構成される第3リング溝106に臨むように配設される。また、筒部134の外周面には、第3保持リング20が保持される保持部134aと、該保持部134aに対して半径外方向に拡径し、該保持リングを半径外方向へと押出可能な押出部134bと、前記保持部134aと押出部134bとを接続し、徐々に直径の変化する傾斜部134cと、前記保持部134aの下端部に設けられ、該保持部134aからの第3保持リング20の脱落を防止する爪部(突出部)134dとが形成される。
なお、第1スライダ114を構成するベース部118の外周面、円筒部120の外周面、及び第2スライダ116の筒部134に設けられる保持部118a、120a、134a、押出部118b、120b、134b、傾斜部118c、120c、134c、爪部118d、120d、134d及び膨出部118e、120eは略同一形状に形成される。
第1〜第3保持リング16、18、20は、例えば、ゴム等の弾性材料から断面円形状、且つ、環状に形成され、その直径は、第1保持リング16が最も大きく設定され、第2、第3ガイド体60、68の順で段階的に小さくなるように設定される。そして、第1〜第3保持リング16、18、20は、それぞれガイド部48における第1〜第3リング溝102、104、106に装着されると共に、その内周面側にスライダ部50を構成する第1〜第2スライダ114、116の保持部118a、120a、134aが当接するように配設される。
詳細には、第1〜第3保持リング16、18、20は、第1〜第3リング溝102、104、106における保持溝部の直径に応じた大きさで形成され、該保持溝部にそれぞれ保持される。
また、第1〜第3保持リング16、18、20は、図7〜図9に示されるように、第1〜第3リング溝102、104、106に装着された際、その断面直径Dが、一組の保持面66a、72a、74a、80a、82a、96aからなる保持溝部の幅寸法E1と略同等に設定されると共に、一組の挿通面66b、72b、74b、80b、82b、96bからなる挿通溝部の幅寸法E2に対して大きく設定される(D≒E1、D>E2)。換言すれば、前記挿通溝部は、その幅寸法E2が、第1〜第3保持リング16、18、20の断面直径Dに対して狭く設定されている。すなわち、第1〜第3リング溝102、104、106は、その外周側が幅狭状に形成されているため、内部に保持された第1〜第3保持リング16、18、20が外部へと脱落することがない。
本発明の実施の形態に係るチャック装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。なお、図3に示されるように、シリンダ機構14を構成する変位体12が保持機構22から離間する方向(矢印B方向)に変位し、スライダ部50が前記シリンダ機構14側(矢印B方向)に変位したワークWの非保持状態を初期状態とする。また、ここでは、円筒状のワークWを第1保持リング16で保持する場合について説明する。
この初期状態では、変位体12が保持機構22から離間する方向に変位した状態にあるため、第1及び第2スライダ114、116もシリンダ機構14側に変位し、前記第1及び第2スライダ114、116の外周面に設けられた保持部118a、120a、134aが、それぞれ第1〜第3保持リング16、18、20の内周面に当接した状態にある(図6参照)。
先ず、圧力流体供給源(図示せず)から一方のポートへと圧力流体を供給し、該ポートからシリンダ孔26を通じてシリンダ室30へと導入する。この圧力流体の供給作用下にピストン部28が保持機構22側(矢印A方向)に向かって押圧され、それに伴って、変位体12が保持機構22側へと変位すると共に第1及び第2スライダ114、116が保持機構22内をシリンダ機構14から離間する方向(矢印A方向)へと変位する。なお、この場合、他方のポートは、大気開放状態としておく。
そして、第1及び第2スライダ114、116が変位することにより、第1〜第3保持リング16、18、20の内周面に対する当接部位が保持部118a、120a、134aから傾斜部118c、120c、134cへと徐々に移動し、該保持部118a、120a、134aに対して半径外方向に拡径した前記傾斜部118c、120c、134cによって前記第1〜第3保持リング16、18、20が第1〜第3リング溝102、104、106の内部で半径外方向へと押圧される。この際、第1〜第3リング溝102、104、106の幅寸法は、半径外方向に向かって徐々に幅狭状となるため、弾性材料からなる第1〜第3保持リング16、18、20がテーパ部によって徐々に押し潰されるように変形しながら押圧される。
さらに、第1及び第2スライダ114、116がシリンダ機構14から離間する方向(矢印A方向)へと変位することにより、第1〜第3保持リング16、18、20に対する当接部位が傾斜部118c、120c、134cから押出部118b、120b、134bへと徐々に移動し、該傾斜部118c、120c、134cに対してさらに半径外方向に拡径した前記押出部118b、120b、134bによって前記第1〜第3保持リング16、18、20がさらに半径外方向へと押圧される。これにより、一組の傾斜面66c、72c、74c、80c、82c、96cによってそれぞれ変形した第1〜第3保持リング16、18、20がさらに変形し、一組の挿通面66b、72b、74b、80b、82b、96bからなる挿通溝部を通じてその変形した一部が外部に膨出する(図6参照)。この際、第1〜第3保持リング16、18、20は、前記挿通溝部の幅寸法E2に対して断面直径Dが大きく設定されているため(E2<D)、この押圧された場合でも外部に脱落してしまうことがない。
また、保持部118a、120a、134a、押出部118b、120b、134bと、傾斜部118c、120cとを有するベース部118、円筒部120及び筒部134は、周方向に沿って断面形状が同一形状で形成されているため、第1及び第2スライダ114、116の変位作用下に前記第1〜第3保持リング16、18、20が半径外方向に均一に押し出されることとなる。
換言すれば、第1〜第3保持リング16、18、20は、リブ66、第1〜第3リブ72、80、96に対する半径外方向への膨出量が周方向に沿って一定となる。
その結果、図8及び図10に示されるように、この第1保持リング16の膨出部位が、ワークWの内周面に当接して半径外方向に押圧することにより、前記ワークWの内周面が周状に第1保持リング16によって保持される。この際、第1保持リング16からワークWの内周面に対して付与される押圧力は周方向に沿ってそれぞれ均一となり、前記ワークWが前記第1保持リング16によって安定した状態で保持される。
また、この場合、変形した第1保持リング16が、第1リング溝102の内壁面に密着しているため(図8中、二点鎖線形状参照)、該第1リング溝102を通じた保持機構22の内部と外部との連通が遮断され、その内部の気密が保持される。すなわち、第1保持リング16が、ワークWの保持状態において第1〜第3ガイド体58、60、68を含むガイド部48の内部の気密を保持可能なシール機構としても機能している。
一方、第1保持リング16を含む保持機構22によるワークWの保持状態を解除する場合には、図示しない切換弁の切換作用下に他方のポートへと圧力流体を供給し、シリンダ孔26を通じてシリンダ室30へと導入する。なお、一方のポートは、大気開放状態としておく。シリンダ室30に導入された圧力流体によってピストン部28を含む変位体12が保持機構22から離間する方向(矢印B方向)へと押圧され、それに伴って、該変位体12に連結された第1及び第2スライダ114、116が一体的にシリンダ機構14側(矢印B方向)に向かって変位する。
これにより、第1〜第3保持リング16、18、20を半径外方向に押圧していた押出部118b、120b、134bが、第1及び第2スライダ114、116の変位作用下に該第1〜第3保持リング16、18、20の内周面に対して離間し、該内周面に対する当接部位が傾斜部118c、120c、134cとなることによって前記第1〜第3保持リング16、18、20がその弾性力によって徐々に半径内方向へと収縮すると共に、第1〜第3リング溝102、104、106から膨出していた膨出部位が第1〜第3リング溝102、104、106の内部へと移動する。その結果、第1保持リング16の膨出部位によって保持されていたワークWの保持状態が解除される。
そして、さらに第1及び第2スライダ114、116が変位することにより、図3に示されるように、第1〜第3保持リング16、18、20の内周面に対する当接部位が傾斜部118c、120c、134cから保持部118a、120a、134aへと徐々に移動し、第1保持リング16の変形状態が解除されて第1リング溝102における保持面66a、72aと保持部118aとの間に保持された状態となる。すなわち、スライダ部50がシリンダ機構14側に変位したワークWの非保持状態である初期状態へと復帰する(図3参照)。
なお、上述した説明では、第1保持リング16を介してワークWを保持する場合について説明したが、該第1保持リング16と同様に第2及び第3保持リング18、20もそれぞれワークWを保持可能に第2及び第3リング溝104、106から膨出しているため、第2及び第3ガイド体60、68の外周径に応じた内周径を有する別個のワークをそれぞれ保持させることが可能となる。
また、第1スライダ114と第2スライダ116とを別体とすることなく、一体で形成するようにしてもよいし、第3ガイド体68を、第1及び第2ガイド体58、60と同様にベースプレート44に連結するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態では、弾性材料からなる環状の第1〜第3保持リング16、18、20を、ガイド部48を構成する第1〜第3ガイド体58、60、68の外周部位に設けると共に、シリンダ機構14の変位体12に対して前記ガイド部48の内部に変位自在に設けられた第1及び第2スライダ114、116を連結し、該第1及び第2スライダ114、116を軸線方向(矢印A、B方向)に沿って変位させることにより、前記第1〜第3保持リング16、18、20を半径外方向に押し出し、円筒状のワークWの内周面に当接させて保持している。
このように、簡素に構成されるチャック装置10によって円筒状のワークWを確実に保持することができると共に、従来のチャック装置と比較して部品点数の削減を図ることができるため、その軽量化が図れ、且つ、安価で製造することが可能となる。
また、チャック装置10に直径の異なる複数の第1〜第3保持リング16、18、20を設けることにより、単一のチャック装置10によって内周径の異なる複数のワークを保持することができるため、異なるワークに応じてその都度チャック装置10を準備する必要がなく、前記ワークの保持及び搬送作業を効率的に行うことができる。
さらに、ワークWを保持可能な第1〜第3保持リング16、18、20は、外周側に向かって幅狭状となる第1〜第3リング溝102、104、106に設けられているため、第1及び第2スライダ114、116によって半径外方向に向かって押圧された際、好適に圧縮変形させてワークW側へと膨出させることができると共に、前記第1〜第3リング溝102、104、106の内壁面に対して好適に密着するため、第1〜第3ガイド体58、60、68から構成されるガイド部48の内部の気密を確実に保持することが可能となる。
さらにまた、第1〜第3保持リング16、18、20によってガイド部48の内部の気密が保持されると共に、該第1保持リング16によって保持されたワークWの内周面との間の気密も保持されるため、例えば、チャック装置10によって保持されたワークWを、塗料等の液体に浸して該ワークWに対して塗布する際、該液体が前記ワークWの内部に進入することが阻止される。そのため、例えば、ワークWの外周面のみに塗料を塗布し、且つ、該ワークWの内周面に対する前記塗料の塗布を防止したい場合に前記チャック装置10を用いて塗布作業を行うと最適である。
またさらに、シリンダ機構14を構成するシリンダチューブ24の側部に位置検出センサ(検出部)34を設け、該位置検出センサ34によって変位体12の軸線方向(矢印A、B方向)に沿った位置を検出することにより、保持機構22によるワークWの保持状態を確実且つ容易に検出することができる。
また、保持機構22を構成する第1スライダ114は、シリンダ機構14の変位体12に対してメインボルト124で連結されているだけであるため、前記シリンダ機構14と保持機構22とを簡便に着脱させることが可能となり、従来のチャック装置と比較してメンテナンス性を向上させることができる。
また、上述したチャック装置10では、保持機構22を構成する第1及び第2スライダ114、116を変位させる駆動手段として、圧力流体の供給作用下に変位する変位体12を有するエア駆動式のシリンダ機構14を備える構成について説明しているが、これに限定されるものではなく、例えば、電気信号によって駆動する電動シリンダ等を用いるようにしてもよい。この場合には、第1及び第2スライダ114、116の変位量をより一層高精度に制御することが可能となり、第1〜第3保持リング16、18、20によるワークWの保持を確実且つ高精度に行うことができる。
さらに、ワークを保持可能な保持リングは、上述した第1〜第3保持リング16、18、20の3個設けられる場合に限定されず、前記保持リングの数量及び直径と、該保持リングの装着されるリング溝の数量及び直径とを対応させて設けることにより、所望の数量として内周径の異なる複数のワークを保持可能なチャック装置とすることができる。
本発明に係るチャック装置は、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
本発明の実施の形態に係るチャック装置の外観斜視図である。 図1に示すチャック装置の側面図である。 図1に示すチャック装置の縦断面図である。 図1に示すチャック装置を構成する保持機構の外観斜視図である。 図4の保持機構を示す分解斜視図である。 図3の第1〜第3ガイド体及び第1〜第3保持リング近傍を示す拡大断面図である。 図6に示す第1保持リング近傍をさらに拡大した拡大断面図である。 図6に示す第2保持リング近傍をさらに拡大した拡大断面図である。 図6に示す第3保持リング近傍をさらに拡大した拡大断面図である。 図3のチャック装置が駆動し、ワークを保持した状態を示す縦断面図である。
符号の説明
10…チャック装置 12…変位体
14…シリンダ機構 16…第1保持リング
18…第2保持リング 20…第3保持リング
22…保持機構 24…シリンダチューブ
30…シリンダ室 34…位置検出センサ
44…ベースプレート 48…ガイド部
50…スライダ部 58…第1ガイド体
60…第2ガイド体 66…リブ
68…第3ガイド体 72…第1リブ
74…第1リング保持部 80…第2リブ
82…第2リング保持部 86…本体部
88…リング保持部 96…第3リブ
102…第1リング溝 104…第2リング溝
106…第3リング溝 114…第1スライダ
116…第2スライダ 118…ベース部
120…円筒部 134…筒部
136…連結部

Claims (6)

  1. 円筒状のワークを保持自在なチャック装置において、
    ハウジングと、
    前記ハウジングに連結され、軸線方向に沿って変位自在な変位体を有するシリンダ機構と、
    前記ハウジングの内部に設けられ、前記変位体の変位作用下に軸線方向に沿って変位するスライダと、
    前記ハウジングの外周部位に設けられた環状溝に装着され、半径方向に拡径自在な保持リングと、
    を備え、
    前記ワークは、該ワークの内周面が前記保持リングに臨むように設けられ、前記スライダの変位作用下に前記保持リングが前記環状溝内で半径外方向に押圧されることを特徴とするチャック装置。
  2. 請求項1記載のチャック装置において、
    前記環状溝は、前記ハウジングにおいて半径方向に貫通して形成され、前記保持リングの保持される保持溝部と、
    前記保持溝部に対して前記ハウジングの半径外側に設けられ、該保持溝部に対して幅狭状に形成された挿通溝部と、
    前記保持溝部と挿通溝部との間に設けられ、該保持溝部から挿通溝部側に向かって徐々に幅狭状に形成される傾斜溝部と、
    を備え、
    前記挿通溝部の幅寸法が、前記保持リングの断面直径に対して小さく設定されることを特徴とするチャック装置。
  3. 請求項1又は2記載のチャック装置において、
    前記スライダは、円筒状に形成されて前記保持リングの内周側に配設され、前記ワークの非保持状態に前記保持リングを保持する保持部と、
    前記保持部に対して半径外方向に膨出し、該保持リングを半径外方向に押し出す押出部と、
    前記保持部と押出部との間に設けられ、該保持部から押出部に向かって徐々に膨出した傾斜部と、
    を備えることを特徴とするチャック装置。
  4. 請求項3記載のチャック装置において、
    前記スライダの端部には、前記保持部に隣接し、該保持部に対して半径外方向に突出した突出部を有することを特徴とするチャック装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のチャック装置において、
    前記環状溝は、前記ハウジングの軸線方向に沿って所定間隔離間して複数設けられ、且つ、それぞれ異なった直径で設定されると共に、前記複数の環状溝にそれぞれ装着される保持リングの直径が、該環状溝の直径に応じてそれぞれ異なるように設定されることを特徴とするチャック装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のチャック装置において、
    前記シリンダ機構には、前記変位体の位置検出を行う検出部を備えることを特徴とするチャック装置。
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