JPH06124386A - 商品加熱装置付き自動販売機 - Google Patents

商品加熱装置付き自動販売機

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JPH06124386A
JPH06124386A JP27327292A JP27327292A JPH06124386A JP H06124386 A JPH06124386 A JP H06124386A JP 27327292 A JP27327292 A JP 27327292A JP 27327292 A JP27327292 A JP 27327292A JP H06124386 A JPH06124386 A JP H06124386A
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Shozo Iwamoto
昌三 岩本
Yukio Kimura
幸雄 木村
Hiroyuki Kakiuchi
弘行 垣内
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ホット商品の販売動作の終了を待たずに、商品
加熱中でもこれに並行して他の商品の販売が行えるよう
にした稼働効率の高い商品加熱装置付き自動販売機を提
供する。 【構成】機内に商品8を常温, ないし冷温状態で保管す
る商品貯蔵庫2I,2II、商品搬送用リフタ5、および
該リフタの搬送経路途上に設置した商品加熱装置6を備
え、ホット商品販売時に前記商品貯蔵庫から搬出した商
品をその搬送途上で前記加熱装置に送り込んで加熱した
後、商品取出口4に送出するようにした商品加熱装置付
き自動販売機において、商品加熱装置を経由せずに直接
商品取出口9に商品を搬出するコールド商品専用の商品
貯蔵庫2III を備える。これにより、商品貯蔵庫2Iな
いし2IIから搬出した商品の加熱中でも、販売動作を待
たずに商品貯蔵庫2III からの商品販売が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、缶系の商品を対象に、
常温ないし保冷の商品貯蔵庫から搬出した商品をその搬
出経路の途上で誘導加熱式の商品加熱装置に導いて加熱
し、ホット商品として販売するようにした商品加熱装置
付き自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今では、自動販売機で販売する缶系商
品が益々多様化する傾向にあり、清涼飲料,コーヒーな
どの他に、汁粉,スープなどのホット商品も多く出現す
るようになっている。ところで、汁粉,スープなどの商
品は、長期間加熱状態のまま保存すると中身の品質が劣
化する問題がある。そこで、これら商品に対応の自動販
売機として、庫内の商品貯蔵庫で商品を常温(35℃以
下)ないし冷温(5℃前後)状態に保管し、販売時に商
品貯蔵庫から搬出した商品を誘導加熱式の商品加熱装置
に移して急速加熱し、ホット商品として販売に供するよ
うにした商品加熱装置付き自動販売機の開発が進められ
ている。
【0003】一方、 頭記の商品加熱装置付き自動販売
機として、例えば特開平4−594号公報に開示されて
いる商品取出装置の商品搬送用リフタと、誘導加熱式商
品加熱装置とを組合わせて機内に組み込み、ホット商品
販売時に商品貯蔵庫から搬出した商品を商品取出口へ取
り出す搬送途上で前記加熱装置に送り込んで加熱した
後、商品取出口に送出するようにした構成のものが、本
発明のと同一出願人より特願平4−220541号とし
て既に提案されている。
【0004】図3は前記商品加熱装置付き自動販売機の
構成概要を示すものであり、図において、1は自動販売
機の本体ケース、2は商品貯蔵庫、3は商品貯蔵庫2と
個々に対応する庫内側の商品出口、4は本体ケース1の
中段位置に設けた商品取出口、5は前記の庫内側商品出
口3と上方の商品取出口4との間を結ぶ商品搬送経路に
沿って敷設したコンベヤ式の商品搬送用リフタ、6はリ
フタ5の上端と商品取出口5との間の搬出路7の途中に
設置した誘導加熱式の商品加熱装置である。
【0005】かかる構成で、販売指令に基づいて商品貯
蔵庫2から商品8が搬出されると、商品8は商品出口3
を経て商品搬送用リフタ3のフィンガ付きコンベヤに受
け渡される。続いてリフタ3の搬送動作により商品8は
矢印方向に横搬送,縦搬送された後にその上端から飛び
出し、搬出路7,商品加熱装置6を経て商品取出口4に
送出される。この場合に、特に客がホット商品を選択し
た場合には、リフタ3を経て搬送されて来た商品8を一
時的に商品加熱装置6の内部に止め、誘導加熱方式で販
売温度まで加熱した後に商品取出口4に送り出す。一
方、客がホット商品を選択しない場合には、リフタ3の
終端から放出された商品8はそのまま加熱装置6を通過
して商品取出口4に取り出される。なお、商品加熱に要
する時間は誘導加熱式の商品加熱装置6の容量により異
なるが、通常は販売動作時間を考慮して30秒程度の加
熱時間で商品を販売適温(60℃前後)まで加熱,昇温
できるような仕様の加熱装置が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した従
来の商品加熱装置付き自動販売機では次記のような問題
点が残る。すなわち、図3の説明で明らかなようにホッ
ト商品の販売動作時には商品8を加熱装置6に送り込ん
で加熱するため、この加熱動作中は商品取出口4に通じ
る搬出路7が商品8によって塞がれている。したがっ
て、このホット商品の販売動作が終了するまでは次回の
販売受付け,および販売動作が全く行えない。しかも、
先記のように商品加熱時間には30秒程度の待ち時間を
要することから、この待ち時間の間に多くの販売チャン
スを逃してしまうことになる。
【0007】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は前記課題を解決し、ホット商品の販
売動作の終了を待たずに、商品加熱中でもこれに並行し
て他の商品の販売が行えるようにした稼働効率の高い商
品加熱装置付き自動販売機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の自動販売機は次記のように構成するものと
する。 (1)ホット商品に対応の商品貯蔵庫と別に、商品加熱
装置を経由せずに直接商品取出口に商品を搬出するコー
ルド商品専用の商品貯蔵庫を備える。
【0009】(2)前項(1)において、コールド商品
専用の商品貯蔵庫に対応する商品取出口を独立して商品
貯蔵庫より下方位置に設ける。 (3)商品搬送用リフタと商品取出口との間に2系統に
分岐した搬出路を形成するとともに、各系統の搬出路ご
とに商品加熱装置を設ける。 (4)前項(3)において、商品搬送用リフタの搬送経
路途上に、指令に基づいて商品をいずれか一方の搬出路
へ送り出す搬送切換手段を設ける。
【0010】(5)前項(3)において、2系統の各搬
出路と個別に対応して商品取出口を2箇所に分けて設け
る。
【0011】
【作用】前記した各項の構成のうち、(1)項の構成に
よれば、ホット商品の販売動作中でも、コールド商品専
用の商品貯蔵庫に冷蔵保管されている商品を、商品加熱
装置を経由することなく別な搬出ルートを経て商品取出
口に搬出して販売することが可能となる。また、この場
合に(2)項の構成を採用することで、コールド商品専
用の商品貯蔵庫からの販売商品はリフタを経由せず自重
落下式に下部の商品取出口へ搬出され、これにより殆ど
待ち時間なしにコールド商品を随時連続販売できる。
【0012】一方、(3)項の構成によれば、機内に組
み込まれている2基の商品加熱装置の一方側でホット商
品を加熱している最中でも、他方の搬出通路と該搬出通
路に設置の商品加熱装置を使って別な商品の並行販売が
可能となる。また、この場合の商品の振り分け搬送は
(4)項の搬送切換手段へ指令を与えて行われる。さら
に、(5)項のように商品取出口を2系統の各搬出路と
個別に対応して設けておけば、商品が別々な商品取出口
に搬出されるので、商品取出口から商品を取り出す際に
購入商品の誤認を回避できる。
【0013】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。なお、各実施例において、図3に対応する同一部材
には同じ符号が付してある。 実施例1:図1は本発明の請求項1,2に対応する実施
例を示すものであり、本体ケース1の庫内には商品8を
常温ないしは冷温状態に保存するホット商品ないしコー
ルド商品に対応する商品貯蔵庫2I,2IIの他に、清涼
飲料などのコールド商品のにみ対応するコールド商品専
用の商品貯蔵庫3III を備えており、ここで商品貯蔵庫
2I,2IIに対応する商品出口3I,3IIと本体ケース
1の中段位置に設けた商品取出口4との間の搬送経路に
沿ってコンベヤ式の商品搬送用リフタ5,誘導加熱式の
商品加熱装置6,商品搬出路7が配備されている。一
方、コールド商品専用の商品貯蔵庫2III に対応して商
品出口3III の前方には、前記商品取出口4とは別なコ
ールド商品専用の商品取出口9を備えている。
【0014】かかる構成で、販売時に商品貯蔵庫2I,
2IIに収納されている商品に対してホット商品を選択す
ると、商品貯蔵庫から搬出した商品8は図3で述べたと
同様にリフタ5に受け渡しされ、その上端から商品加熱
装置6に導いて加熱した後に商品取出口4に送出され
る。一方、当該自動販売機は、ホット商品の販売動作中
も商品貯蔵庫2III に収納されているコールド商品の販
売を受付けるように制御部でプログラミングされてい
る。そして、前記のように商品貯蔵庫2Iあるいは2II
から搬出した商品を加熱装置6で加熱しているホット商
品の販売動作中に、コールド商品貯蔵庫2IIIに収納さ
れているコールド商品を選択した次回の販売指令が与え
られると、ホット商品の販売動作の終了を待たずに、商
品貯蔵庫2III からコールド商品が搬出され、そのまま
自重落下式に商品出口3III を通じて下部の商品取出口
9に取り出される。これにより、ホット商品とコールド
商品との並行連続販売が可能となるる。
【0015】実施例2:図2は本発明の請求項3〜5に
対応する実施例を示すものであり、庫内の各商品貯蔵庫
2I〜2III には実施例1と同様に商品8が常温ないし
冷温状態で保管されている。ここで実施例1と異なる点
は、本体ケース1の中段位置には上下2段に分けて商品
取出口4Iと4IIが設けてあり、かつ各商品貯蔵庫2I
〜2IIIに対応する商品出口3I〜3III と商品取出口
4I,4IIとの間にはコンベヤ式の商品搬送用リフタ5
と、該リフタ5の搬送経路の終端,および途中箇所から
分岐して商品取出口4I,4IIに通じる2系統の搬出路
7I,7IIと、および各搬出路7I,7IIごとに配備し
た合計2基の誘導加熱式の商品加熱装置6I,6IIが配
備されており、さらにリフタ5の搬送経路途中には搬送
中の商品8を前記した搬出路7Iあるいは7IIのいずれ
かに振り分ける搬送切換機構10を備えている。
【0016】かかる構成で、通常の販売待機時には搬送
切換機構10が鎖線位置に後退しており、この状態で販
売指令が与えられると、商品貯蔵庫2I〜2III のいず
れかから搬出された商品8はリフタ5により持ち上げ搬
送され、その終端から搬出路7I,商品加熱装置6Iを
経て商品取出口4Iに送出される。この際にホット商品
が選択されていれば、商品8は加熱装置6Iにより加熱
された後にホット商品として商品取出口4Iに送出され
る。また、コールド商品を選択した場合には、商品8は
冷温状態のまま商品加熱装置6Iを通過して商品取出口
4Iに取り出されて1回の販売動作が終了し、再び待機
状態に戻る。
【0017】一方、前回の販売時にホット商品を選択し
て販売商品を加熱装置6Iで加熱している最中に、次回
の販売指令が与えられると、この販売指令を基に搬送切
換機構10が実線位置に突出すように切換え動作する。
そして商品貯蔵庫から搬出した次回の販売商品がリフタ
5に載って搬送切換機構10の地点まで搬送されると、
該商品は搬送切換機構10のガイド機能により進路が搬
出路7IIへ方向転換し、商品加熱装置6IIを経て商品取
出口4IIに取り出される。この場合にホット商品を選択
すれば、商品は加熱装置6IIで加熱された後に商品取出
口4IIへ送られ、コールド商品を選択した場合には加熱
装置6IIを通過して冷温状態のまま商品取出口4IIに取
り出される。これにより前回のホット商品販売動作の終
了を待たずににこれと並行して、次回のホットあるいは
コールド商品の販売を連続的に行うことができる。しか
も、図示実施例のように各搬出路7I,7IIと個別に対
応して商品取出口4I,4IIを分けて配備することによ
り、並行販売時でも商品が別々に商品取出口に取り出さ
れる。また、この場合に各商品取出口ごとに販売順序を
表示するなどの手段を併設すれば、、商品取出口から商
品を取り出す際に前回の販売商品と次回の販売商品とを
誤認するおそれもなくなる。
【0018】なお、庫内に配置した商品貯蔵庫の種類
(常温あるいは冷蔵),および配列パターンは図示実施
例に限定されるものでないことは勿論である。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように本発明の商品加熱装置
付き自動販売機によれば、前回の販売がホット商品であ
る場合でも、該商品の加熱終了を待たずに、次の商品を
別な搬出ルートを経て並行販売することが可能となる。
したがって、販売商品を加熱している間の待ち時間に次
の販売チャンスを逃がすことがなくなり、これにより自
動販売機の稼働効率を大幅に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応する商品加熱装置付き
自動販売機の構成図
【図2】本発明の実施例2に対応する商品加熱装置付き
自動販売機の構成図
【図3】従来における商品加熱装置付き自動販売機の構
成図
【符号の説明】
1 本体ケース 2I 商品貯蔵庫 2II 商品貯蔵庫 2III コールド商品専用の商品貯蔵庫 4 商品取出口 4I 商品取出口 4II 商品取出口 5 商品搬送用リフタ 6 商品加熱装置 6I 商品加熱装置 6II 商品加熱装置 7 搬出路 7I 搬出路 7II 搬出路 8 商品 9 商品取出口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機内に商品を常温, ないし冷温状態で保管
    する商品貯蔵庫、商品搬送用リフタ、および該リフタの
    搬送経路途上に設置した商品加熱装置を備え、ホット商
    品販売時に前記商品貯蔵庫から搬出した商品をその搬送
    途上で前記加熱装置に送り込んで加熱した後、商品取出
    口に送出するようにした商品加熱装置付き自動販売機に
    おいて、前記の商品貯蔵庫と別に、商品加熱装置を経由
    せずに直接商品取出口に商品を搬出するコールド商品専
    用の商品貯蔵庫を備えたことを特徴とする商品加熱装置
    付き自動販売機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の自動販売機において、コー
    ルド商品専用の商品貯蔵庫に対応する商品取出口を独立
    して商品貯蔵庫より下方位置に設けたことを特徴とする
    商品加熱装置付き自動販売機。
  3. 【請求項3】機内に商品を常温, ないし保冷状態で保管
    する商品貯蔵庫、商品搬送用リフタ、および該リフタの
    搬送経路途上に設置した商品加熱装置を備え、ホット商
    品販売時に商品貯蔵庫から搬出した商品をその搬送途上
    で前記加熱装置に送り込んで加熱した後、商品取出口に
    送出するようにした商品加熱装置付き自動販売機におい
    て、前記リフタと商品取出口との間に2系統に分岐した
    搬出路を形成するとともに、各系統の搬出路ごとに商品
    加熱装置を設けたことを特徴とする商品加熱装置付き自
    動販売機。
  4. 【請求項4】請求項3記載の自動販売機において、商品
    搬送用リフタの搬送経路途上に、指令に基づいて商品を
    いずれか一方の搬出路へ送り出す搬送切換手段を設けた
    ことを特徴とする商品加熱装置付き自動販売機。
  5. 【請求項5】請求項3記載の自動販売機において、2系
    統の各搬出路と個別に対応して商品取出口を2箇所に分
    けて設けたことを特徴とする商品加熱装置付き自動販売
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107689107A (zh) * 2017-09-30 2018-02-13 杭州丰厨科技有限公司 一种新型智能售卖柜
CN110047201A (zh) * 2019-05-21 2019-07-23 闪餐(北京)餐饮管理有限公司 一种自动售货机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107689107A (zh) * 2017-09-30 2018-02-13 杭州丰厨科技有限公司 一种新型智能售卖柜
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