JPH06122832A - ビスアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法 - Google Patents

ビスアゾ化合物およびそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法

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JPH06122832A
JPH06122832A JP4298036A JP29803692A JPH06122832A JP H06122832 A JPH06122832 A JP H06122832A JP 4298036 A JP4298036 A JP 4298036A JP 29803692 A JP29803692 A JP 29803692A JP H06122832 A JPH06122832 A JP H06122832A
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acid
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JP4298036A
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Shigeru Sasaki
繁 佐々木
Kingo Akahori
金吾 赤堀
Takeshi Washimi
武志 鷲見
Takashi Omura
隆 尾村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B62/00Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves
    • C09B62/44Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring
    • C09B62/503Reactive dyes, i.e. dyes which form covalent bonds with the substrates or which polymerise with themselves with the reactive group not directly attached to a heterocyclic ring the reactive group being an esterified or non-esterified hydroxyalkyl sulfonyl or mercaptoalkyl sulfonyl group, a quaternised or non-quaternised aminoalkyl sulfonyl group, a heterylmercapto alkyl sulfonyl group, a vinyl sulfonyl or a substituted vinyl sulfonyl group, or a thiophene-dioxide group
    • C09B62/507Azo dyes
    • C09B62/513Disazo or polyazo dyes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 染色性および堅牢度に優れたビスアゾ化合物
とそれを用いて繊維材料を染色または捺染する方法を提
供する。 【構成】 下記(I)で示されるビスアゾ化合物および
それを用いる染色または捺染法。 【化1】 〔式中、Aは置換基を有していてもよいフェニレン、ナ
フチレンまたはアルキレン基、あるいは−(CH2 )m
−X−(CH2 )n−、ここにXは−O−、−S−また
は−NR4 −、nおよびmは2、3または4、R4 は水
素または置換されていてもよいアルキルまたはフェニル
基、Bはスルホ置換のフェニレンまたはナフチレン基、
Dは置換されていてもよいフェニレンまたはナフチレン
基、R1 およびR2 は水素または置換されていてもよい
アルキル、R3 は置換されていてもよいアルキルまたは
フェニル基、Z1 およびZ2 はビニルスルホン系の反応
基、X1 およびX2 は一方がNH2 基で、他方がOH
基。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒドロキシ基および/ま
たはアミド基を含有する材料、特にセルロース繊維、天
然または合成ポリアミド繊維、ポリウレタン繊維あるい
は皮革等、更にはそれらの混紡繊維を染色および捺染す
るに適し、耐光堅牢かつ耐湿潤堅牢な紺色染色を可能に
する改良された化合物、並びにその適用に関する。
【0002】
【従来の技術】同一分子内にトリアジニル基および複数
個のビニルスルホン系反応基を有するビスアゾ化合物と
しては、特開昭 63-118376号公報および特開平 3-25005
6 号公報において公知であるが、染色性能面、例えばビ
ルドアップ性、堅牢度において不充分であり、更にレベ
ルアップが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、種々の反応染料
は繊維材料の染色及び捺染の分野に広く使用されてい
る。しかし現在の技術水準は特定の染色法に対する適性
に関する高い要求水準ならびに染色物の堅牢性に関する
要求の高度化の点からしてまだまだ十分に満足すべきも
のではない。
【0004】前記した公知の反応染料は、染色性能(例
えばビルドアップ性等)及び堅牢性(例えば耐光性、耐
湿潤性)の面で不十分であり、更に改良された染料の提
供が強く望まれている。
【0005】ビルドアップ性に優れることの重要性は、
染色方法の経済性に対する要求レベルがますます高くな
ってきている今日、極めて重要な要素である。また、堅
牢性に優れることの重要性は、衣料などの高級化への要
求がますます高くなってきている今日、極めて重要な要
素である。
【0006】本発明者らは、上述の公知染料の不十分な
点を改良し、さらに染料に対して要求される要件を広く
満足できる新規な化合物を見出す目的で鋭意検討した結
果、本発明を完成した。
【0007】本発明は遊離酸の形で下記一般式(I)
【0008】
【化5】
【0009】〔式中、Aは置換基を有していてもよいフ
ェニレン、ナフチレンまたはアルキレン基、あるいは−
(CH2 )m−X−(CH2 )n−を表し、ここにXは
−O−、−S−または−NR4 −を表し、nおよびmは
互いに独立に2、3または4であり、R4 は水素または
置換されていてもよいアルキルまたはフェニル基を表
す。Bは下記一般式(II)または(III)
【0010】
【化6】
【0011】
【化7】
【0012】で示される基(*印は、アゾ基に接続する
結合を表す。)を表し、ここにR5 は水素、メチル、メ
トキシまたはスルホ基を表す。Dは置換基を有していて
もよいフェニレンまたはナフチレン基を表す。R1 およ
びR2 は互いに独立に水素または置換されていてもよい
アルキル基を、R3 は置換されていてもよいアルキルま
たはフェニル基を表す。Z1 およびZ2 は互いに独立に
−SO2 CH=CH2 または−SO2 CH2 CH2 Yを
表し、Yはアルカリの作用で脱離する基を表す。X1
よびX2 は、一方がNH2 基で、他方がOH基を表
す。〕で示されるビスアゾ化合物およびそれを用いるこ
とを特徴とする繊維材料を染色または捺染する方法を提
供するものである。
【0013】一般式(I)において、Aで表されるフェ
ニレンおよびナフチレンとしては、好ましくはメチル、
エチル、メトキシ、エトキシ、クロロ、ブロモ、カルボ
キシ及びスルホの群から選ばれる、1又は2個の置換基
により置換されていてもよいフェニレン又は、1もしく
は2個のスルホで置換されていてもよいナフチレンが例
示され、例えば、
【0014】
【化8】
【0015】 げることができる。中でも特に好ましくは、メチルおよ
びメトキシから選ばれる1または2個の基で置換されて
いてもよいフェニレン基、あるいはスルホ1または2個
で置換されていてもよいナフチレン基であり、例えば、
【0016】
【化9】
【0017】 げることができる。またAで表されるアルキレンとして
は、好ましくは、置換基を有していてもよい炭素数2、
3または4のアルキレン基があげられ、その置換基とし
ては、C1 〜C4 アルキル、ハロゲン、ヒドロキシ、ス
ルホ、シアノ、C1 〜C4 アルコキシ、C1 〜C4 アル
コキシカルボニル、C1 〜C4 アルキルカルボニルオキ
シまたはカルバモイルが例示される。中でも特に好まし
くは、無置換のエチレン、トリメチレンおよびテトラメ
チレン基である。また、Aで表される基−(CH2 )m
−X−(CH2 )n−としては、好ましくは、−X−が
−O−であり、mおよびnが互いに独立に2または3で
あるものである。具体的には、
【0018】 *−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 − *−CH2 CH2 −O−CH2 CH2 CH2 − *−CH2 CH2 CH2 −O−CH2 CH2 − *−CH2 CH2 CH2 −O−CH2 CH2 CH2
【0019】(式中、*印で示した結合は、前記の意味
を有する。)があげられる。−X−が−NR4 −である
ときに好ましいR4 としては、水素、メチルおよびエチ
ルが例示される。
【0020】一般式(I)において、Aで表される基の
中で特に好ましいものとしては、メチルまたはメトキシ
から選ばれる1または2個の基で置換されていてもよい
フェニレン基および無置換のエチレン、トリメチレン、
テトラメチレン基である。
【0021】Bで表される基としては、
【0022】
【化10】
【0023】(式中、**で示した結合は、−N=N−
基に通じている結合を意味する。)などが例示され、好
ましくは、
【0024】
【化11】
【0025】(式中、**で示した結合は上記の意味を
有する。)等をあげることができる。
【0026】Dとしては、好ましくは、メチル、エチル
などのC1 〜C4 アルキル、メトキシ、エトキシなどの
1 〜C4 アルコキシ、クロロ、ブロモなどのハロゲ
ン、スルホおよびカルボキシの群から選ばれる、1また
は2個の置換基により置換されていてもよいフェニレン
または、1もしくは2個のスルホで置換されていてもよ
いナフチレンが例示され、例えば、
【0027】
【化12】
【0028】(式中、**で示した結合は、−N=N−
基に通じている結合を意味する。)等をあげることがで
きる。中でも、アゾ基のオルソ位にスルホ基を有するも
のが特に好ましく、例えば、
【0029】
【化13】
【0030】(式中、**で示した結合は、前記の意味
を有する。)等が挙げられる。
【0031】Yで示されるアルカリの作用で脱離する基
としては、例えば、硫酸エステル、チオ硫酸エステル、
リン酸エステル、酢酸エステル、ハロゲン等がこれに該
当し、中でも、硫酸エステルおよびハロゲンが好まし
い。
【0032】R1 およびR2 で示される置換されていて
もよいアルキルとしては、C1 〜C4 のアルキルが好ま
しく、置換していてもよい基としては、ヒドロキシ、シ
アノ、アルコキシ、ハロゲン、カルバモイル、カルボキ
シ、アルコキシカルボニル、アルキルカルボニルオキ
シ、スルホおよびスルファモイルが好ましい。好ましい
1 およびR2 としては、例えば、水素、メチル、エチ
ル、n−プロピル、 iso−プロピル、n−ブチル、 iso
−ブチル、 sec−ブチル、2−ヒドロキシエチル、2−
ヒドロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、2−ヒ
ドロキシブチル、3−ヒドロキシブチル、4−ヒドロキ
シブチル、2,3−ジヒドロキシプロピル、3,4−ジ
ヒドロキシブチル、シアノメチル、2−シアノエチル、
3−シアノプロピル、メトキシメチル、エトキシメチ
ル、2−メトキシエチル、2−エトキシエチル、3−メ
トキシプロピル、3−エトキシプロピル、2−ヒドロキ
シ−3−メトキシプロピル、クロロメチル、ブロモメチ
ル、2−クロロエチル、2−ブロモエチル、3−クロロ
プロピル、3−ブロモプロピル、4−クロロブチル、4
−ブロモブチル、カルボキシメチル、2−カルボキシエ
チル、3−カルボキシプロピル、4−カルボキシブチ
ル、1,2−ジカルボキシエチル、カルバモイルメチ
ル、2−カルバモイルエチル、3−カルバモイルプロピ
ル、4−カルバモイルブチル、メトキシカルボニルメチ
ル、エトキシカルボニルメチル、2−メトキシカルボニ
ルエチル、2−エトキシカルボニルエチル、3−メトキ
シカルボニルプロピル、3−エトキシカルボニルプロピ
ル、4−メトキシカルボニルブチル、4−エトキシカル
ボニルブチル、メチルカルボニルオキシメチル、エチル
カルボニルオキシメチル、2−メチルカルボニルオキシ
エチル、2−エチルカルボニルオキシエチル、3−メチ
ルカルボニルオキシプロピル、3−エチルカルボニルオ
キシプロピル、4−メチルカルボニルオキシブチル、4
−エチルカルボニルオキシブチル、スルホメチル、2−
スルホエチル、3−スルホプロピル、4−スルホブチ
ル、スルファモイルメチル、2−スルファモイルエチ
ル、3−スルファモイルプロピル、4−スルファモイル
ブチルをあげることができる。中でもR1 およびR2
しては水素または無置換低級アルキルが特に好ましく、
とりわけ優れているものとして、R1 としては水素、R
2 としては、水素、メチルおよびエチルがあげられる。
【0033】R3 で表される置換されていてもよいアル
キルとしては、C1 〜C4 の低級アルキルが好ましく、
置換していてよい基として好ましくは、C1 〜C4 アル
コキシ、スルホ、カルボキシ、ヒドロキシ、ハロゲン、
フェニル、スルホフェニル、シアノおよびびスルファー
トがあげられ、その置換基が複数の場合は、それらは互
いに同じであっても異っていてもよい。好ましいR3
しては、例えば、メチル、エチル、プロピル、 iso−プ
ロピル、ブチル、 iso−ブチル、 sec−ブチル、ベンジ
ル、2−ヒドロキシエチル、2−スルファートエチル、
2−スルホエチル、2−メトキシエチル、2−クロロエ
チルおよび2−カルボキシエチル等があげられる。中で
も特に好ましくは、無置換のC1 〜C4 アルキル基であ
り、メチル、エチル、プロピル、 iso−プロピル、ブチ
ル、 iso−ブチル、 sec−ブチル等が挙げられる。とり
わけ特に優れているのがメチルである。また、R3 で表
される置換されていてもよいフェニルとしては、例えば
1〜4個の炭素原子を有するアルキル、1〜4個の炭素
原子を有するアルコキシ、スルホ、カルボキシ、クロロ
およびブロモの群から選ばれる、1または2個の置換基
により置換されていてもよいフェニルが好ましい。中で
も特に好ましくは、フェニル、2−、3−または4−ス
ルホフェニル、2,4−または2,5−ジスルホフェニ
ル、2−、3−または4−クロロフェニル、2−、3−
または4−メチルフェニル、および2−、3−または4
−メトキシフェニル等があげられる。
【0034】前記一般式(I)中、トリアジン環に置換
する−OR3 で示される基を形成するために用いられる
3 OHで示される化合物としては、例えば、フェノー
ル、1−ヒドロキシ−2−,−3−又は−4−メチルベ
ンゼン、1−ヒドロキシ−3,4−又は−3,5−ジメ
チルベンゼン、1−ヒドロキシ−2−,−3−又は−4
−エチルベンゼン、1−ヒドロキシ−2−,−3−又は
−4−メトキシベンゼン、1−ヒドロキシ−2−,−3
−又は−4−エトキシベンゼン、1−ヒドロキシ−2
−,−3−又は−4−クロルベンゼン、3−又は4−ヒ
ドロキシ−フェニルメタンスルホン酸、3−ヒドロキシ
ベンゼンスルホン酸、4−ヒドロキシベンゼンスルホン
酸、5−ヒドロキシベンゼン−1,3−ジスルホン酸、
6−ヒドロキシベンゼン−1,4−ジスルホン酸、4−
ヒドロキシベンゼン−1,2−ジスルホン酸、4−ヒド
ロキシ−5−メチルベンゼン−1,2−ジスルホン酸、
3−又は4−ヒドロキシ安息香酸、5−ヒドロキシベン
ゼン−1,3−ジカルボン酸、5−ヒドロキシ−2−エ
トキシベンゼンスルホン酸の様な芳香族化合物、或いは
メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロ
パノール、n−ブタノール、イソブタノール、 sec−ブ
タノール、2−クロロエタノール、2−メトキシエタノ
ール、2−エトキシエタノール、3−メトキシプロパノ
ール、3−エトキシプロパノール、2−ヒドロキシエタ
ンスルホン酸、3−ヒドロキシ−1−プロパンスルホン
酸、2−シアノエタノール、2−スルファートエタノー
ル、グリコール酸、3−ヒドロキシプロピオン酸、ベン
ジルアルコール、2−,3−もしくは4−クロロベンジ
ルアルコール、4−メチルベンジルアルコール、2−,
3−もしくは4−スルホベンジルアルコール、2−フェ
ニルエタノール、1−フェニル−2−プロパノールの様
な脂肪族化合物が挙げられる。
【0035】一般式(I)において、遊離酸の形で下記
一般式(V)
【0036】
【化14】
【0037】(式中、R2 、R3 、A、Z1 およびZ2
は前記の意味を表し、R6 およびR7はそれぞれ独立に
水素またはスルホを表す。)で表されるビスアゾ化合物
が中でも好ましい。とりわけ、R3 がメチルであり、R
2 が水素、メチルまたはエチルであり、Aがメチルまた
はメトキシから選ばれる1または2個の基で置換されて
いてもよいフェニレン基または、無置換のエチレン、ト
リメチレンもしくはテトラメチレン基であるものが特に
好ましい。
【0038】本発明化合物は、遊離酸の形でまたはその
塩の形で存在し、特にアルカリ金属塩およびアルカリ土
類金属塩、中でもソーダ塩、カリ塩、リチウム塩が好ま
しい。
【0039】本発明化合物は例えば次の様にして製造す
ることができる。下記一般式(VI)
【0040】
【化15】
【0041】〔式中、B、D、R1 、X1 、X2 及びZ
1 は前記の意味を有する。〕で示される化合物と、下記
一般式(VII)
【0042】
【0043】〔式中、R2 、A及びZ2 は前記の意味を
有する。〕で示されるアミン化合物、更に下記一般式
(VIII) HOR3 (VIII) 〔式中、R3 は前記の意味を有する。〕で示される化合
物とを、 2,4,6−トリハロゲノ−S−トリアジンに任意
の順序で縮合させることにより、一般式(I)の化合物
を得ることができる。
【0044】2,4,6−トリハロゲノ−S−トリアジンと
の縮合反応の順序としては、一般式(VIII) で表される
化合物が脂肪族アルコール類である場合は一次的に、芳
香族アルコール類である場合には一次的または二次的に
縮合反応を行うのが好ましいが、特に制限されるもので
はなく、また反応条件も特に制限されないが、一次的に
は温度−10℃乃至40℃でpH1乃至10、二次的には
温度0乃至70℃でpH2乃至10、三次的には温度10
乃至100℃でpH2乃至9に調整しながら縮合させて一
般式(I)で示される化合物またはその塩を得ることが
できる。
【0045】また本発明化合物は、例えば次の様にして
も製造することができる。上述した製法で用いた前記一
般式(VI)のビスアゾ化合物の代わりに下記一般式(I
X)
【0046】
【0047】〔式中、B及びR1 は前記の意味を有す
る。〕で示されるジアミン化合物を縮合成分として用い
て前記の様にして合成される下記一般式(X)
【0048】
【化16】
【0049】〔式中、B、R1 、R2 、R3 、Aおよび
2 は前記の意味を有する。〕で示されるアミン化合物
と、下記一般式(XI) Z1 −D−NH2 (XI) 〔式中、D及びZ1 は前記の意味を有する。〕で示され
るアミン化合物とをそれぞれ常法に従ってジアゾ化し、
下記一般式(XII)
【0050】
【化17】
【0051】で示される化合物と任意の順序でカップリ
ングすることにより一般式(I)の化合物を得ることが
できる。カップリング反応は、一次的には温度−10℃
乃至30℃でpH0乃至4、二次的には0℃乃至40℃で
pH2乃至8に調整しながら行うことができる。
【0052】また別法として、下記一般式(XIII) 、(X
IV) または(XV)
【0053】
【化18】
【0054】〔式中、A、B、R1 、R2 、R3 及びZ
2 は前記の意味を有し、Tはハロゲンを意味する。〕で
示されるアミン化合物のいずれかをジアゾ成分として用
い、一般式(XII)の化合物とのカップリングの後、一般
式(VII)及び/又は一般式(VIII) と縮合反応を行うこ
とによっても一般式(I)で示される化合物を製造する
ことができる。
【0055】一般式(I)においてZ1 及びZ2 で表さ
れる基のうち、Yで示されるアルカリの作用で脱離する
基が硫酸エステルやリン酸エステルなどのエステル類で
ある場合、当該エステル基の形成は、縮合反応、あるい
はカップリング反応の後に行ってもよい。すなわち前記
した本発明化合物の製造に用いた一般式(VII)及び(X
I)の代りに下記一般式(XVII) 及び(XVIII)
【0056】
【0057】〔式中、A、D及びR2 は前記の意味を有
する。〕を用いて前記の方法に準じて合成を行いエステ
ル化物の前駆体を得、その後、常法に従ってエステル化
を行い、一般式(I)の化合物を得ることができる。
【0058】原料の 2,4,6−トリハロゲノ−S−トリア
ジンとしては、特に塩化シアヌルとフッ化シアヌルが好
ましい。
【0059】一般式(XII)で示される化合物としては、
H酸とK酸が好ましく、中でも特にH酸が好ましい。
【0060】本発明における色素母体〔前記一般式(V
I)におけるZ1 が水素原子である化合物〕として、例
えば、次のものがあげられる。 1−ヒドロキシ−2−(1’−スルホナフト−2’−イ
ルアゾ)−7−(5”−アミノ−2”−スルホフェニル
アゾ)−8−アミノナフタレン−3,6−ジスルホン
酸、1−ヒドロキシ−2−(1’−スルホナフト−2’
−イルアゾ)−7−(5”−アミノ−2”−スルホフェ
ニルアゾ)−8−アミノナフタレン−3,5−ジスルホ
ン酸、1−ヒドロキシ−2−(5’−アミノ−2’−ス
ルホフェニルアゾ)−7−(1”−スルホナフト−2”
−イルアゾ)−8−アミノナフタレン−3,6−ジスル
ホン酸、1−ヒドロキシ−2−(5’−アミノ−2’−
スルホフェニルアゾ)−7−(1”−スルホナフト−
2”−イルアゾ)−8−アミノナフタレン−3,5−ジ
スルホン酸、1−ヒドロキシ−2−(1’−スルホナフ
ト−2’−イルアゾ)−7−(5”−アミノ−2”,
4”−ジスルホフェニルアゾ)−8−アミノナフタレン
−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−(1’
−スルホナフト−2’−イルアゾ)−7−(5”−アミ
ノ−2”,4”−ジスルホフェニルアゾ)−8−アミノ
ナフタレン−3,5−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−
2−(5’−アミノ−2’,4’−ジスルホフェニルア
ゾ)−7−(1”−スルホナフト−2”−イルアゾ)−
8−アミノナフタレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒ
ドロキシ−2−(5’−アミノ−2’,4’−ジスルホ
フェニルアゾ)−7−(1”−スルホナフト−2”−イ
ルアゾ)−8−アミノナフタレン−3,5−ジスルホン
酸、1−ヒドロキシ−2−(1’,7’−ジスルホナフ
ト−2’−イルアゾ)−7−(5”−アミノ−2”−ス
ルホフェニルアゾ)−8−アミノナフタレン−3,6−
ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−(5’−アミノ−
2’−スルホフェニルアゾ)−7−(1”,7”−ジス
ルホフェニルナフト−2”−イルアゾ)−8−アミノナ
フタレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2
−(5’−アミノ−2’−スルホフェニルアゾ)−7−
(6”−スルホナフト−2”−イルアゾ)−8−アミノ
ナフタレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−
2−(5’−アミノ−2’−スルホフェニルアゾ)−7
−(8”−スルホナフト−2”−イルアゾ)−8−アミ
ノナフタレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ
−2−(5’−アミノ−2’−スルホフェニルアゾ)−
7−(6”−スルホナフト−2”−イルアゾ)−8−ア
ミノナフタレン−3,5−ジスルホン酸、1−ヒドロキ
シ−2−(1’−スルホナフト−2’−イルアゾ)−7
−(4”−アミノ−2”−スルホフェニルアゾ)−8−
アミノナフタレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロ
キシ−2−(1’−スルホナフト−2’−イルアゾ)−
7−(4”−アミノ−2”,5”−ジスルホフェニルア
ゾ)−8−アミノナフタレン−3,6−ジスルホン酸、
1−ヒドロキシ−2−(1’−スルホナフト−2’−イ
ルアゾ)−7−(4”−アミノ−2”,5”−ジスルホ
フェニルアゾ)−8−アミノナフタレン−3,5−ジス
ルホン酸、1−ヒドロキシ−2−(1’−スルホ−5’
−アミノメチルナフト−2’−イルアゾ)−7−(2”
−スルホフェニルアゾ)−8−アミノナフタレン−3,
6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−(2’−スル
ホフェニルアゾ)−7−(1”−スルホ−5”−アミノ
メチルナフト−2”−イルアゾ)−8−アミノナフタレ
ン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−
(1’−スルホ−5’−アミノメチルナフト−2’−イ
ルアゾ)−7−(1”−スルホナフト−2”−イルア
ゾ)−8−アミノナフタレン−3,6−ジスルホン酸、
1−ヒドロキシ−2−(1’−スルホナフト−2’−イ
ルアゾ)−7−(1”−スルホ−5”−アミノメチルナ
フト−2”−イルアゾ)−8−アミノナフタレン−3,
6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−(1’,7’
−ジスルホ−5’−アミノメチルナフト−2’−イルア
ゾ)−7−(2”−スルホフェニルアゾ)−8−アミノ
ナフタレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−
2−(2’−スルホフェニルアゾ)−7−(1”,7”
−ジスルホ−5”−アミノメチルナフト−2”−イルア
ゾ)−8−アミノナフタレン−3,6−ジスルホン酸、
1−ヒドロキシ−2−(5’−アミノメチル−4’−メ
チル−2’−スルホフェニルアゾ)−7−(1”−スル
ホナフト−2”−イルアゾ)−8−アミノナフタレン−
3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−(1’−
スルホナフト−2’−イルアゾ)−7−(5”−アミノ
メチル−4”−メチル−2”−スルホフェニルアゾ)−
8−アミノナフタレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒ
ドロキシ−2−(2’−スルホフェニルアゾ)−7−
(5”−アミノ−2”−スルホフェニルアゾ)−8−ア
ミノナフタレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキ
シ−2−(5’−アミノ−2’−スルホフェニルアゾ)
−7−(2”−スルホフェニルアゾ)−8−アミノナフ
タレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−
(2’−スルホフェニルアゾ)−7−(5”−アミノ−
2”,4”−ジスルホフェニルアゾ)−8−アミノナフ
タレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−
(1’−スルホナフト−2’−イルアゾ)−7−
(1”,7”−ジスルホ−5”−アミノメチルナフト−
2”−イルアゾ)−8−アミノナフタレン−3,6−ジ
スルホン酸、1−ヒドロキシ−2−(1’−スルホナフ
ト−2’−イルアゾ)−7−(5”−アミノ−4”−メ
チル−2”−スルホフェニルアゾ)−8−アミノナフタ
レン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−
(5’−アミノ−2’−スルホフェニルアゾ)−7−フ
ェニルアゾ−8−アミノナフタレン−3,6−ジスルホ
ン酸、1−ヒドロキシ−2−(5’−アミノ−2’,
4’−ジスルホフェニルアゾ)−7−フェニルアゾ−8
−アミノナフタレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒド
ロキシ−2−(1’−スルホナフト−2’−イルアゾ)
−7−(4”−アミノ−5”−メトキシ−2”−スルホ
フェニルアゾ)−8−アミノナフタレン−3,6−ジス
ルホン酸、1−ヒドロキシ−2−(1’−スルホナフト
−2’−イルアゾ)−7−(5”−アミノ−4”−メト
キシ−2”−スルホフェニルアゾ)−8−アミノナフタ
レン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−
(2’−スルホフェニルアゾ)−7−(4”−アミノ−
5”−メトキシ−2”−スルホフェニルアゾ)−8−ア
ミノナフタレン−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキ
シ−2−(4’−アミノ−5’−メトキシ−2’−スル
ホフェニルアゾ)−7−(1”−スルホナフト−2”−
イルアゾ)−8−アミノナフタレン−3,6−ジスルホ
ン酸、1−ヒドロキシ−2−(5’−アミノ−4’−メ
トキシ−2’−スルホフェニルアゾ)−7−(1”−ス
ルホナフト−2”−イルアゾ)−8−アミノナフタレン
−3,6−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−(4’
−アミノ−5’−メトキシ−2’−スルホフェニルア
ゾ)−7−(2”−スルホフェニルアゾ)−8−アミノ
ナフタレン−3,6−ジスルホン酸
【0061】本発明化合物は、繊維反応性を有し、ヒド
ロキシ基含有またはカルボンアミド基含有材料の染色又
は捺染に使用できる。材料は繊維材料の形で、あるいは
その混紡材料の形で使用されるのが好ましい。
【0062】ヒドロキシ基含有材料は天然又は合成ヒド
ロキシ基含有材料、たとえばセロルース繊維材料又はそ
の再生生成物及びポリビニルアルコールである。セルロ
ース繊維材料は木綿、しかもその他の植物繊維、たとえ
ばリネン、麻、ジュート及びラミー繊維が好ましい。再
生セルロース繊維はたとえばビスコース・ステープル及
びフィラメントビスコースである。
【0063】カルボンアミド基含有材料はたとえば合成
及び天然のポリアミド及びポリウレタン、特に繊維の形
で、たとえば羊毛及びその他の動物毛、絹、皮革、ポリ
アミド−6,6、ポリアミド−6、ポリアミド−11及
びポリアミド−4である。
【0064】本発明化合物は、上述の材料上に、特に上
述の繊維材料上に、物理的化学的性状に応じた方法で、
染色又は捺染できる。
【0065】例えば、セルロース繊維上に吸尽染色する
場合、炭酸ソーダ、第三燐酸ソーダ、苛性ソーダ等の酸
結合剤の存在下、場合により中性塩、例えば芒硝又は食
塩を加え、所望によっては、溶解助剤、浸透剤又は均染
剤を併用し、比較的低い温度で行われる。染料の吸尽を
促進する中性塩は、本来の染色温度に達した後に初めて
又はそれ以前に、場合によっては分割して添加できる。
【0066】パジング法に従ってセルロース繊維を染色
する場合、室温又は高められた温度でパッドし乾燥後、
スチーミング又は乾熱によって固着できる。
【0067】セルロース繊維に対して捺染を行う場合、
一相で、例えば重曹又はその他の酸結合剤を含有する捺
染ペーストで捺染し、次いで95〜160℃でスチーミ
ングすることによって、あるいは二相で、例えば中性又
は弱酸性捺染ペーストで捺染し、これを熱い電解質含有
アルカリ性浴に通過させ、又はアルカリ性電解質含有パ
ジング液でオーバーパジングし、スチーミング又は乾熱
処理して実施できる。
【0068】捺染ペーストには、例えばアルギン酸ソー
ダ又は澱粉エーテルのような糊剤又は乳化剤が、所望に
よっては、例えば尿素のような通常の捺染助剤かつ(又
は)分散剤と併用して用いられる。
【0069】セルロース繊維上に本発明化合物を固着さ
せるに適した酸結合剤は、例えばアルカリ金属又はアル
カリ土類金属と無機又は有機酸あるいは加熱状態でアル
カリ遊離する化合物との水溶性塩基性塩である。特にア
ルカリ金属の水酸化物及び弱ないし中程度の強さの無機
又は有機酸のアルカリ金属塩が挙げられ、その内、特に
ソーダ塩及びカリ塩が好ましい。このような酸結合剤と
して、例えば苛性ソーダ、苛性カリ、重曹、炭酸ソー
ダ、蟻酸ソーダ、炭酸カリ、第一、第二又は第三燐酸ソ
ーダ、ケイ酸ソーダ、トリクロロ酢酸ソーダ等が挙げら
れる。
【0070】合成及び天然のポリアミド及びポリウレタ
ン繊維の染色は、まず酸性ないし弱酸性の染浴からpH
値の制御下に吸尽させ、次に固着させるため中性、場合
によりアルカリ性のpH値に変化させることによって行
える。染色は通常60〜120℃の温度で行えるが、均
染性を達成するために通常の均染剤、例えば塩化シアヌ
ルと3倍モルのアミノベンゼンスルホン酸又はアミノナ
フタレンスルホン酸との縮合生成物あるいは例えばステ
アリルアミンとエチレンオキサイドとの付加生成物を用
いることもできる。
【0071】本発明化合物は繊維材料に対する染色及び
捺染において優れた性能を発揮する点に特徴がある。特
にセルロース繊維材料の染色に好適であり、良好な耐光
性と耐汗日光性、優れた耐湿潤性、たとえば耐洗濯性、
耐過酸化洗濯性、耐塩素性、耐汗性、耐酸加水分解性及
び耐アルカリ性、更に良好な耐摩擦性と耐アイロン性を
有する。
【0072】また優れたビルドアップ性、均染性及びウ
ォッシュオフ性、さらに良好な溶解性と吸尽・固着性を
有する点、染色温度、塩やアルカリ剤などの染色助剤の
量や浴比の変動による影響を受けにくく安定した品質の
染色物が得られる点において特徴を有する。
【0073】また、得られた染色物のフィックス処理時
や樹脂加工時における変色が少なく、保存時の塩基性物
質との接触による変化が少ないことも特徴である。
【0074】本発明化合物は、特開昭 61-155469、特開
昭 59-161463、特開昭 56-15481 、特開昭 57-89679 、
特開昭 60-6754、特開昭 50-178 、特開昭 56-118976、
特開昭 63-77974 、特開昭 57-2365、特開昭 59-15451
、特開昭 56-9483、特開昭 60-123559および特開昭 56
-128380号公報等に記載されている繊維反応性染料と配
合染色しても良好な結果を与える。また、本発明化合物
は、スミフィックス スプラ、スミフィックス、レバフ
ィックス、レマゾール等の冠称名で市販されている染料
と配合染色しても良好な結果を与える。
【0075】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。例中、部は重量部を表す。 実施例1 常法により、メタノール0.64部と塩化シアヌル3.69部を
縮合させ、次に2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸3.
76部と縮合し、これをジアゾ化後、1−アミノ−8−ヒ
ドロキシナフタレン−3,6−ジスルホン酸6.39部と温
度0℃乃至15℃、pH1乃至 3.5にてカップリングし、
さらに2−アミノナフタレン−6−β−スルファートエ
チルスルホン−1−スルホン酸8.23部のジアゾ化合物と
pH3乃至8、温度0乃至30℃でカップリングさせた。
最後に1−アミノベンゼン−3−β−スルファートエチ
ルスルホン5.63部と温度50乃至80℃、pH2乃至5で
縮合反応を行い、塩化カリウムで塩析することにより、
遊離酸の形で下式
【0076】
【化19】
【0077】で示されるビスアゾ化合物を得た。
【0078】実施例2 実施例1において使用した2−アミノナフタレン−6−
β−スルファートエチルスルホン−1−スルホン酸、1
−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスル
ホン酸、2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸、メタノ
ール、1−アミノベンゼン−3−β−スルファートエチ
ルスルホンの代わりに、順に下表、第2欄、第3欄、第
4欄、第5欄及び第6欄の化合物を用いて実施例1と同
様に合成し、各々対応するビスアゾ化合物を得、染色し
て下表第7欄に示す色調の染色物を得た。
【0079】
【表1】
【0080】
【表2】
【0081】
【表3】
【0082】
【表4】
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
【0085】
【表7】
【0086】
【表8】
【0087】実施例3 常法により、メタノール0.64部と塩化シアヌル3.69部を
縮合させ、次に1−エチルアミノベンゼン−4−β−ス
ルファートエチルスルホン6.19部と縮合し、さらに2,
4−ジアミノベンゼンスルホン酸3.76部と温度50乃至
80℃、pH2乃至5において縮合反応を行った。これを
常法によりジアゾ化した後、1−アミノ−8−ヒドロキ
シナフタレン−3,6−ジスルホン酸6.39部と温度0乃
至15℃、pH1乃至 3.5にてカップリングし、さらに2
−アミノベンゼン−5−β−スルファートエチルスルホ
ン−1−スルホン酸7.23部のジアゾ化合物とpH3乃至
8、温度0乃至30℃でカップリングさせ、塩化カリウ
ムで塩析することにより、遊離酸の形で下式
【0088】
【化20】
【0089】で示されるビスアゾ化合物を得た。
【0090】実施例4 実施例3において使用した2−アミノベンゼン−5−β
−スルファートエチルスルホン−1−スルホン酸、1−
アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスルホ
ン酸、2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸、メタノー
ル、1−エチルアミノベンゼン−4−β−スルファート
エチルスルホンの代わりに、順に下表、第2欄、第3
欄、第4欄、第5欄及び第6欄の化合物を用いて実施例
3と同様に合成し、各々対応するビスアゾ化合物を得、
染色して下表第7欄に示す色調の染色物を得た。
【0091】
【表9】
【0092】
【表10】
【0093】
【表11】
【0094】
【表12】
【0095】
【表13】
【0096】実施例5 常法により、メタノール0.64部と塩化シアヌル3.69部を
縮合させ、次に2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸3.
76部と縮合し、さらにβ−(β−ヒドロキシエチルスル
ホニル)エチルアミン3.06部を温度50乃至90℃、pH
6乃至10にて縮合した。これを常法によりジアゾ化
後、1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−
ジスルホン酸6.39部と温度0乃至15℃、pH1乃至 3.5
にてカップリングし、さらに2−アミノナフタレン−6
−β−スルファートエチルスルホン−1−スルホン酸8.
23部のジアゾ化合物と温度0乃至30℃、pH3乃至8で
カップリングさせた。これを常法により硫酸エステル化
した後、塩析し、遊離酸の形で下式
【0097】
【化21】
【0098】で示されるビスアゾ化合物を得た。
【0099】実施例6 実施例5において使用した2−アミノナフタレン−6−
β−スルファートエチルスルホン−1−スルホン酸、1
−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスル
ホン酸、2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸、メタノ
ール、β−(β−ヒドロキシエチルスルホニル)エチル
アミンの代わりに、順に下表、第2欄、第3欄、第4
欄、第5欄及び第6欄の化合物を用いて実施例5と同様
の方法で合成し、各々対応するビスアゾ化合物を得、染
色して下表第7欄に示す色調の染色物を得た。なお合成
に際して、塩化シアヌルに対する二次的縮合、三次的縮
合の順序を替えて行っても同様の結果であった。
【0100】
【表14】
【0101】
【表15】
【0102】
【表16】
【0103】実施例7 実施例1と同様に、但し1−アミノ−8−ヒドロキシナ
フタレン−3,6−ジスルホン酸と2種のジアゾ化合物
のカップリング順序を逆転させて実施し、遊離酸の形で
下式
【0104】
【化22】
【0105】で示されるビスアゾ化合物を得た。
【0106】実施例8 実施例2で用いた第2〜6欄の各化合物を用い、実施例
7と同様の方法で対応するビスアゾ化合物を合成し、染
色を行いネービー色の染色物を得た。
【0107】実施例9 実施例7において使用した2−アミノナフタレン−6−
β−スルファートエチルスルホン−1−スルホン酸、1
−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスル
ホン酸、2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸、メタノ
ール、1−アミノベンゼン−3−β−スルファートエチ
ルスルホンの代わりに、順に下表、第2欄、第3欄、第
4欄、第5欄及び第6欄の化合物を用いて実施例7と同
様に合成し、各々対応するビスアゾ化合物を得、染色し
て下表第7欄に示す色調の染色物を得た。
【0108】
【表17】
【0109】
【表18】
【0110】
【表19】
【0111】
【表20】
【0112】実施例10 実施例3と同様に、但し1−アミノ−8−ヒドロキシナ
フタレン−3,6−ジスルホン酸と2種のジアゾ化合物
のカップリング順序を逆転させて実施し、遊離酸の形で
下式
【0113】
【化23】
【0114】で示されるビスアゾ化合物を得た。
【0115】実施例11 実施例4で用いた第2〜6欄の各化合物を用い、実施例
10と同様の方法で対応するビスアゾ化合物を合成し、
染色を行いネービー色の染色物を得た。
【0116】実施例12 実施例10において使用した2−アミノベンゼン−5−
β−スルファートエチルスルホン−1−スルホン酸、1
−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジスル
ホン酸、2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸、メタノ
ール、1−エチルアミノベンゼン−4−β−スルファー
トエチルスルホンの代わりに、順に下表、第2欄、第3
欄、第4欄、第5欄及び第6欄の化合物を用いて実施例
10と同様に合成し、各々対応するビスアゾ化合物を
得、染色して下表第7欄に示す色調の染色物を得た。
【0117】
【表21】
【0118】
【表22】
【0119】実施例13 実施例5と同様に、但し1−アミノ−8−ヒドロキシナ
フタレン−3,6−ジスルホン酸と2種のジアゾ化合物
のカップリング順序を逆転させて実施し、遊離酸の形で
下式
【0120】
【化24】
【0121】で示されるビスアゾ化合物を得た。
【0122】実施例14 実施例6で用いた第2〜6欄の各化合物を用い、実施例
13と同様の方法で対応するビスアゾ化合物を合成し、
染色を行いネービー色の染色物を得た。
【0123】実施例15 実施例13において使用した2−アミノナフタレン−6
−β−スルファートエチルスルホン−1−スルホン酸、
1−アミノ−8−ヒドロキシナフタレン−3,6−ジス
ルホン酸、2,4−ジアミノベンゼンスルホン酸、メタ
ノール、β−(β−ヒドロキシエチルスルホニル)エチ
ルアミンの代わりに、順に下表、第2欄、第3欄、第4
欄、第5欄及び第6欄の化合物を用いて実施例13と同
様の方法で合成し、各々対応するビスアゾ化合物を得、
染色して下表第7欄に示す色調の染色物を得た。なお合
成に際して、塩化シアヌルに対する二次的縮合、三次的
縮合の順序を替えて行っても同様の結果であった。
【0124】
【表23】
【0125】
【表24】
【0126】
【表25】
【0127】実施例16 実施例1〜15で得られた各々のビスアゾ化合物 0.1、
0.3及び 0.6部を各々水200部に溶解し、芒硝10部
と木綿10部を加え、60℃に昇温し炭酸ソーダ4部を
加えて1時間染色した。水洗、ソーピング、水洗そして
乾燥を行い、諸堅牢度に優れ、良好なビルドアップ性を
有するネービー色の染色物が得られた。
【0128】実施例17 実施例1〜15に記載の各々のビスアゾ化合物のそれぞ
れを用いて、以下の組成をもつ色糊を作った。 ビスアゾ化合物 5部 尿 素 5部 アルギン酸ソーダ(5%)元糊 50部 熱 湯 25部 重 曹 2部 水 13部 この色糊をシルケット加工綿ブロード上に印捺し、中間
乾燥後、100℃で5分間スチーミングを行い、湯洗
い、ソーピング、湯洗いそして乾燥し、諸堅牢度に優れ
たネービー色の捺染物が得られた。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】
【化12】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0043
【補正方法】変更
【補正内容】
【0043】〔式中、R2 、A及びZ2 は前記の意味を
有する。〕で示されるアミン化合物と、更に下記一般式
(VIII) HOR3 (VIII) 〔式中、R3 は前記の意味を有する。〕で示される化合
物とを、2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジンに
任意の順序で縮合させることにより、一般式(I)の化
合物を得ることができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】2,4,6−トリハロゲノ−s−トリアジ
ンとの縮合反応の順序としては、一般式(VIII) で表さ
れる化合物が脂肪族アルコール類である場合は一次的
に、芳香族アルコール類である場合には一次的または二
次的に、縮合反応を行うのが好ましいが、特に制限され
るものではない。また反応条件も特に制限されないが、
一次的には温度−10℃乃至40℃でpH1乃至10、
二次的には温度0℃乃至70℃でpH2乃至10、三次
的には温度10℃乃至100℃でpH2乃至9に調整し
ながら縮合させて、一般式(I)で示される化合物また
はその塩を得ることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0054
【補正方法】変更
【補正内容】
【0054】〔式中、A、B、R1 、R2 、R3 及びZ
2 は前記の意味を有し、Tはハロゲンを意味する。〕で
示されるアミン化合物のいずれかと、前記一般式(XI)
のアミン化合物とを、それぞれ常法に従ってジアゾ化
し、次いで所望の順序で前記一般式(XII)の化合物とカ
ップリングさせた後、前記一般式(VII)及び/又は前記
一般式(VIII) の化合物と縮合反応を行うことによって
も、一般式(I)で示される化合物を製造することがで
きる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】原料の2,4,6−トリハロゲノ−s−ト
リアジンとしては、特に塩化シアヌル又はフッ化シアヌ
ルが好ましい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 尾村 隆 大阪市此花区春日出中3丁目1番98号 住 友化学工業株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形で下記一般式(I) 【化1】 〔式中、Aは置換基を有していてもよいフェニレン、ナ
    フチレンまたはアルキレン基、あるいは−(CH2 )m
    −X−(CH2 )n−を表し、ここにXは−O−、−S
    −または−NR4 −を表し、nおよびmは互いに独立に
    2、3または4であり、R4 は水素または置換されてい
    てもよいアルキルまたはフェニル基を表す。Bは下記一
    般式(II)または(III) 【化2】 【化3】 で示される基(*印は、アゾ基に接続する結合を表
    す。)を表し、ここにR5 は水素、メチル、メトキシま
    たはスルホ基を表す。Dは置換基を有していてもよいフ
    ェニレンまたはナフチレン基を表す。R1 およびR2
    互いに独立に水素または置換されていてもよいアルキル
    基を、R3 は置換されていてもよいアルキルまたはフェ
    ニル基を表す。Z1 およびZ2 は互いに独立に−SO2
    CH=CH2 または−SO2 CH2 CH2 Yを表し、Y
    はアルカリの作用で脱離する基を表す。X1 およびX2
    は、一方がNH2 基で、他方がOH基を表す。〕で示さ
    れるビスアゾ化合物。
  2. 【請求項2】R3 が炭素数4以下の直鎖または分枝状ア
    ルキル基である請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】R3 がメチルである請求項2に記載の化合
    物。
  4. 【請求項4】Aがメチルまたはメトキシから選ばれる1
    または2個の基によって置換されていてもよいフェニレ
    ン基、あるいはスルホが1または2個置換していてもよ
    いナフチレン基である請求項1〜3のいずれかに記載の
    化合物。
  5. 【請求項5】Aがエチレン、トリメチレンまたはテトラ
    メチレン基である請求項1〜3のいずれかに記載の化合
    物。
  6. 【請求項6】Aが−(CH2 )m−O−(CH2 )n−
    で表される基であり、かつ、mおよびnが互いに独立に
    2または3である請求項1〜3のいずれかに記載の化合
    物。
  7. 【請求項7】Dがスルホ、低級アルキル、低級アルコキ
    シ、ハロゲンまたはカルボキシから選ばれる置換基1ま
    たは2個によって置換されていてもよいフェニレン基、
    あるいは、スルホ1または2個によって置換されていて
    もよいナフチレン基である請求項1〜6のいずれかに記
    載の化合物。
  8. 【請求項8】Dがフェニレン、スルホフェニレンまたは
    スルホナフチレンである請求項7に記載の化合物。
  9. 【請求項9】X1 がOH基、X2 がNH2 基であり、D
    がアゾ基のオルト位にスルホ基を持つフェニレンまたは
    ナフチレン基である請求項1〜8のいずれかに記載の化
    合物。
  10. 【請求項10】R1 が水素である請求項1〜9のいずれ
    かに記載の化合物。
  11. 【請求項11】R2 が水素、メチルまたはエチルである
    請求項1〜10のいずれかに記載の化合物。
  12. 【請求項12】Z1 およびZ2 が互いに独立に、−SO
    2 CH2 CH2 Cl、−SO2 CH=CH2 または−S
    2 CH2 CH2 OSO3 Hである請求項1〜11のい
    ずれかに記載の化合物。
  13. 【請求項13】遊離酸の形で下記一般式(IV) 【化4】 〔式中、R2 、R3 、A、Z1 およびZ2 は請求項1に
    記載の意味を表し、R6およびR7 はそれぞれ独立に水
    素またはスルホを表す。〕で表される請求項1に記載の
    化合物。
  14. 【請求項14】請求項1のビスアゾ化合物を用いること
    を特徴とする繊維材料を染色または捺染する方法。
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