JPH061222Y2 - 脱臭用エレメント - Google Patents

脱臭用エレメント

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JPH061222Y2
JPH061222Y2 JP1987106921U JP10692187U JPH061222Y2 JP H061222 Y2 JPH061222 Y2 JP H061222Y2 JP 1987106921 U JP1987106921 U JP 1987106921U JP 10692187 U JP10692187 U JP 10692187U JP H061222 Y2 JPH061222 Y2 JP H061222Y2
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JP
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paper
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corrugated
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JP1987106921U
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JPS6412618U (ja
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利実 隈
克博 田中
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Seibu Giken Co Ltd
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Seibu Giken Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本案は吸着作用を有する紙により表面積を著しく大きく
成形した脱臭用エレメントに関するものである。
従来の技術 活性炭を混入抄紙しその平面紙と波形紙とを交互に積層
成形して両端面に透通した多数の小透孔を形成してなる
脱臭用エレメントはたとえば実開昭56-14622号公報に、
また活性カーボン繊維を混入抄紙しその平面紙と波形紙
とを交互に積層成形し両端面に透通した多数の小透孔を
形成してなる吸着用エレメントはたとえば特開昭53-115
393号公報に開示されている。何れの場合においても活
性炭粒子、活性カーボン繊維等吸着剤の表面が片波成形
体を作るときおよび片波成形体を積層成形するときに使
用する接着剤により被覆され、その被覆された部分はガ
ス吸着を行ない得なくなり、エレメント全体としての有
効表面積を減少するため本件出願人は特願昭54-99546
(特開昭56-24016)において平面紙と波形紙とを接着し
て片波成形体を得る場合およびまたは該片波成形体を積
層成形してガス吸収用エレメントを得る場合に間欠的に
塗布した接着剤を使用することを提案した。
考案が解決しようとする問題点 上記の積層成形した脱臭用エレメントの脱臭即ちガス吸
着の性能はその紙に含まれている活性炭粒子、活性カー
ボン繊維等吸着剤の表面によるものであり、前述の如く
この吸着剤が片波成形体を作るときおよび片波成形体を
積層形成するときに使用する接着剤により被覆された部
分はガス吸着を行ない得ない。本案は前述の特願昭54-9
9546に比し更に接着剤の塗布面積を減少し脱臭用エレメ
ントの性能を向上しようとするものである。
問題点を解決するための手段 本案は上記の目的を達成するために、吸着作用を有する
平面紙と波形紙とを接着して得られた片波成形体を適宜
枚数重ね合わせ脱臭用エレメントを成形するに際し、重
ね合せの工程において片波成形体相互を接着するための
接着剤を使用せず、小透孔のあらわれた端面にポリ酢酸
ビニール、アクリル樹脂、澱粉、シリカゾル、アルミナ
ゾルなどの接着剤を塗布し、該接着剤により片波成形体
同志を結合し、エレメントとしての形状を保持するよう
にしたものである。
考案の作用 本案脱臭用エレメントは従来品と同様その小透孔内に処
理気体たとえば有機溶剤蒸気、窒素酸化物、硫黄酸化
物、一酸化炭素、水蒸気等の活性成分を含有する空気を
通して該活性成分を吸着除去し、また活性炭粒子を付着
または混入抄造した紙あるいは活性カーボン繊維混入紙
を使用したエレメントにおいては活性炭とオゾンとの化
学反応により非活性気体たとえば空気中に含まれるオゾ
ンを分解除去する。
実施例1 第4図に示す如く活性炭粒子を混入抄造してなる平面紙
1と波形紙2とを該波形紙2の波頂部において接着して
片波成形体3とし、第1図に示す如く該片波成形体3を
接着剤を使用することなく適宜枚数重ね合わせその頂上
に平面紙1aを重ね、多数の小透孔4のあらわれた両端面
にポリ酢酸ビニール系その他適宜の接着剤を塗布含浸5,
5し、該接着剤5,5によって片波成形体3および平面紙1a
を互に接着し、ブロック状に成形してなる脱臭用エレメ
ントである。
実施例2 第5図に示す如く活性カーボン繊維混入紙よりなる平面
紙1と波形紙2とを該平面紙1の長さ方向に数条塗布し
た接着剤6,6・・により接着して片波成形体3を得、該
片波成形体3を第2図に示す如く接着剤を使用すること
なく芯材7の周りにまたは芯材7を使用せず捲回積層
し、多数の小透孔4のあらわれた両端面にポリ酢酸ビニ
ール系その他適宜の接着剤を塗布含浸5,5し、該接着剤
5,5によって捲回した片波成形体を両端縁において接着
し、ブロック状に成形してなる脱臭用エレメントであ
る。
実施例3 活性カーボン微粒子および活性カーボン繊維を混入抄造
した紙よりなる平面紙1と波形紙2とを第5図に示す如
く該平面紙1の長さ方向に数条塗布した接着剤6,6・
・により接着して片波成形体3を得、該片成形体3を接
着剤を使用することなく円筒状の芯の周りに捲回積層
し、芯を抜いて第3図に示す如く押潰し、多数の小透孔
4のあらわれた両端面にポリ酢酸ビニール系その他適宜
の接着剤を塗布含浸5,5し、該接着剤5,5によって捲回し
た片波成形体を両端縁において接着し成形してなる脱臭
用エレメントである。
考案の効果 本案は上記の如く構成したので、従来の片波成形体の積
層接着において波形紙の波頂部の全幅にわたり線状また
は間欠的に接着剤を塗布していたのに比し、本案におい
ては片波成形体の幅方向の両端のみに接着剤を塗布含浸
したので、接着剤の塗布によりガス吸着能力またはオゾ
ン分解能力が阻害される面積が更に著しく小さくなり有
効表面積の減少は殆んどなく、ガスを吸着または脱着し
あるいはオゾンを吸着分解する効率が約8%上昇する効
果を有するとともに、実願昭59-68626(実開昭60-17932
8)で提案した両端面への硬化剤含浸によるエレメント
の変形および小透孔入口における羽毛立ちの防止の効果
をもあわせて発揮し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図は本案の実施例を示し、第1図乃至第3図は脱臭用エ
レメントの例を示す斜視説明図、第4図および第5図は
片波成形体の例を示す斜視説明図である。 図中1は吸着作用を有する平面紙、2は同波形紙、3は
片波成形体、4は小透孔、5は接着剤含浸部を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸着作用を有する平面紙と波形紙とを該波
    形紙の波頂部において接着してなる片波成形体を互に接
    着することなく適宜枚数重ね合わせ、小透孔のあらわれ
    た端面に接着剤を塗布含浸し、該接着剤により片波成形
    体同志を結合してなる脱臭用エレメント。
  2. 【請求項2】平面紙と波形紙とを該波形紙の波頂部に間
    欠的に塗布した接着剤によって接着してなる片波成形体
    を使用した実用新案登録請求の範囲第1項記載の脱臭用
    エレメント。
JP1987106921U 1987-07-10 1987-07-10 脱臭用エレメント Expired - Lifetime JPH061222Y2 (ja)

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JPS6412618U JPS6412618U (ja) 1989-01-23
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JPS60179111A (ja) * 1984-02-28 1985-09-13 Nichias Corp フイルタ−の製造法
JPS60179328U (ja) * 1984-05-10 1985-11-28 株式会社 西部技研 脱臭用エレメント
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JPS6295716U (ja) * 1985-12-05 1987-06-18
JPH0233862Y2 (ja) * 1985-12-23 1990-09-11

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