JPS60261547A - オゾン分解用ないし悪臭成分除去用触媒フィルターおよびその製造方法 - Google Patents

オゾン分解用ないし悪臭成分除去用触媒フィルターおよびその製造方法

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JPS60261547A
JPS60261547A JP59118115A JP11811584A JPS60261547A JP S60261547 A JPS60261547 A JP S60261547A JP 59118115 A JP59118115 A JP 59118115A JP 11811584 A JP11811584 A JP 11811584A JP S60261547 A JPS60261547 A JP S60261547A
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synthetic resin
catalyst
filter
cardboard
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、触媒フィルクーよ9士び−での製造方法に関
するものである2゜ 詳しく述べると本発明は、A−シン分解用フィルター、
悪臭除去用フールクーなどの大気中に混右覆る有害成分
を除去するフィルター等と()で有用な物理的強度、耐
湿t!II等の1隻れた1吊で安価な触媒反応率の高い
触媒フィルターおよびイの9$J造方法に関するもので
ある。
オゾンは、高電圧のかかる電気製品からのコロナ放電あ
るいは紫外線、X線、陰極線などの放電・1線により酸
素分子が酸化して発生し、オゾンの大気中濃度が0.O
2ppmでら敏感な人は臭気を感じ、1〜211+1)
mどなると3時間程麻で頭痛、胸部。
1一部気通の乾ぎが起り、6時間程度で気管支炎を起す
人もいるといわれでいる。また、人気中には、自動車等
の排気ガス中のvJ化水素と窒素の酸化物3− が紫外線により光化学反応を起こして発生する酸化↑1
物質いわゆるx−tシダントや、工場排ガスか1−)の
廿硫酸ガス、この他ゴミ・廃棄物から発生する悪臭、腐
乱奥等の人間およびio植物に有害ないしは不快(盛を
bλる各種の微昂成分が含まれている。
このようへ右害微聞成分は、適当な触媒物質と接触づ゛
ると、比較同筒■11に、より安定な害のない物Y1へ
と分解・W換さ1するために、適当な触媒物質を10持
させ!、−フィルターにより周辺大気中の有害1aI+
吊成分を除去覆ることが、近イ[さかんに行なわれてい
る。
[先行技術] 191六ば、オゾン分解用フィルターとして、従来、1
、り用いられでいるものと1ノでは、活性炭で作つ7;
: 1tli Iffをシート状に成形しζΣらにこの
シートを保護するためにこの両側を薄い不織布で覆った
活性炭繊組フCルター、ウラ1:パルプに活性炭素粒子
を抄き込んT41″つた活性炭素粒子をダンボール状に
成形してこれを積層した活性炭素粒子フィルター 4 
= −1また活性炭素粒子を連通機構に右づるポリウレタン
フォームの片面にfjl tJさ1!、内部1、二活1
り炭粒子が保持されるJ、うに該ポリウレタンフオーム
を2枚重ね合せ、た活性炭粒子牛ポリウレタンフォーム
型フィルター、さらに活1で1−炭ネ(i子を接着剤で
結合1.ておこし状とした粒状活性炭おこし状フィルタ
ー等がある。1)かしながら、これらの触媒フィルター
の性能は、あまり満足のできるものではなかった。すな
わち、活性炭繊腑フィルター、活性炭十ポリウレタンフ
ォーム型フィルターおよび粒状活性炭おこし状フィルタ
ーはいずれも通気抵抗が高く必要空気量を得るために大
ぎな送風機を必要とし、同様に活性炭繊維紙フrルター
は材質が紙であるため、高湿度で形状が変化し、通気抵
抗が高(なる。さらにそのいずれもjlj位容積あたり
の有効触媒量が低いため372分解性能が低く、加えて
物理的強度、耐久11−等のイの他の1iPi元におい
ても不充分なものであるためである。
また、オゾン分解用フィルターどして、自動中の排気ガ
スの触媒コンバーター用どしても広く用いらねでいるハ
ニカム@造を右づるセラミック製10体に触媒を担持さ
せたフ2「ルターもまた用いられている。このフィルタ
ーは、ハニカム禍)I!8を有づ−るので、単位容積あ
たりの表面積、すなわち幾何学的表面「1か大きく、ま
た通気抵」ブ[も低い。さIうにアミルナ等を原料とし
た1?ラミツク製であるの7・、耐熱性、耐久性も優れ
たものである。このような1奏れた性能を有寸る反面、
このフィルターは、での重量9価格、生産性等の面で問
題があり、オゾン分解用)rルター、悪臭除去用フrル
ターなどの人気中に混在する有害成分を除去するフィル
ター等どしては、広範に用いられていないのが現状であ
る。
[発明の目的] 本発明は、新規な触媒フィルターおJ、びイの製造方法
を提供りることを目的どする。本発明はまた、人気中に
混在する有害成分、特にオゾンを分解りるフィルターど
して有用な触媒フィルターお:! よびでの製造方法を提供することを目的とする。
本発明はさらに、物理的強度、耐湿性、耐久性。
通気性等の諸性質においτ優J1、かつ軒量て′安価な
生産料の1隻れた触媒反応効率の高い触媒フCルクーを
提供Jることを目的とりる。
[発明の構成1 一1記諸目的は、溶剤没)W↑1の高い月′r1.+、
リイする通気刊が高(かつ幾何学的表面積の大きいt1
1体の表面に、触媒粒子を合成樹脂により付着さ「でな
る触媒フィルターにより達成される。
本発明はまた触媒フィルターの通過流体どの接触表面に
おいて、担体の表面への(−1省部fζlを除く触媒粒
子の表面は、合成樹脂より露出しているまたは触媒によ
る触媒反応が有効的に行イ1われiりる稈十分薄い合成
樹脂被膜にJ、り囲繞されている11(態にある触媒フ
ィルターを示すしのである。1本発明はまた、通過流体
と接触4−る10体の表面は実質的に完全に合成樹脂に
より被覆されている0のである触媒フィルターを示7j
ものである。本発明はまた、担体の幾何学的表面積は、
ダンボール形1.;(物積層構造と1−ることて人さく
さ1′)ているt)ので・ある触媒フィルターを示−4
t3である。本発明(,1ま7− た、担体が、紙、織布、不織布、アスベス[・、パルプ
からなる群から選ば4またいずれか一つの材質J、りな
るものである触媒フィルターを示すものである。
上記R11目的はさらに、 a)波形状に成形前−[さ11だ溶剤浸透性の高い材質
J、りなる波形部材および同じく溶剤浸透性の高い材質
よりなる平形部材の2ないしそれ以−1−を組合せて接
着づることにより、幾何学的表面積の大きいダンボール
形状物を作成し、 b)該ダンボール形状物をfmfW1ノで幾何学的表面
積の大ぎい担体を作成し、 C)該担体を、触媒粒子を含む合成樹脂溶液に浸清し、 d)取り出した浸漬担体に付着した合成樹脂溶液を乾燥
硬化させる ことでなる触媒フィルターの製造方法により達成される
本発明はまた、ダンボール形状物が、波形部材の片面の
凸状部に平形部材を接着層ることで作製B − される触媒フィルターの製造方法を示すもである。
本発明はまた、担体が、複数枚の短尺のダンボール形状
物を栖み重ねることで作成される触媒フィルターの製造
方法を示すものである。本発明はまた、担体が1ないし
複数枚の長尺のダンボール形状物を巻き重ねることで作
製される触媒フィルター製造方法を示すものである。本
発明はまた、担体が1ないし複数枚の長尺のダンボール
形状物を一定幅で折り重ねることで作製される触媒フィ
ルターの製造方法を示すものである。本発明また、合成
樹脂溶液は、触媒に対する酸化防、Il−剤を含んでい
るものである触媒フィルターのtJ造方法を示すもので
ある。本発明はまた合成樹脂溶液は、防炎剤を含んでい
るものである触媒フィルターの製造方法を示すものであ
る。本発明はまた、波形部材および平形部材に用いられ
る溶剤浸透性の高い材質はそれぞれ、紙、織布、不織布
、アスベスト。
パルプからなる群から選ばれた材質である触媒フィルタ
ーの製造方法を示すものである。
本明細書中で使用される用語「幾何学的表面積」10− とは、空間に対する表面積、すなわち単位容積当りの表
面積を意味するものであり、また用語「ダンボール形状
物」とは、一般的なボール紙の段ボールに見られるよう
に平板状の基材に波形状に加工した基材を接着した様な
形状を有するものを指すが、波形状基材と平板状基材と
の組み台「、例えば、1枚の平板状基材に1枚の波形状
基材を接着する、1枚の平板状基材に1枚に波形状基材
を接着しさらに該波形状基材と別の波形状基材を互いの
波形の凸状部で接着する、1枚の波形状基材を2枚の平
板状基材にはさんで接着する等、には限定されず、また
それぞれの基材の材質にも限定されない。
また用語「通過流体」とは、触媒フィルターのフィルタ
ー部を通過する流体であり、分解、除去されるべき、0
3 、NOx 、SOx等の有害成分を含むものを意味
する。
[発明の詳細な説明1 本発明の触媒フィルターの担体としては、溶剤浸透性の
高い材質が用いられる。好ましい溶剤浸透性の高い材質
としては、何ら限定されるわ【jではないが、例えば、
紙、織布、不織布、アスベスト、パルプ等があり、特に
紙、織布が好ましい。
これらの材質の厚みは通常0.2〜immのものが用い
られる。
本発明の触媒フィルターの担体のII4造は、通過流体
との接触面積を大きくするため幾何学的表面積を大きく
とるように設計されるが、必要以上に通気抵抗を太き(
するものであってはならない。
従って、通過流体流方向に重色な方向に突起等を配して
接触面積を大きくすることは望ましくなく、公知のセラ
ミック製ハニカムフィルターの様に通過流体流方向に平
行する多数のチャンネル(通路)を有するいわゆるハニ
カム構造のごとく構成J−るのが望ましい。もちろんこ
のようなチャンネルの断面形状は、正六角形に限られる
ことなく、その他の多角形9円形、楕円形、半円形、サ
イクロイド波形等どのような形状であってもよい。具体
的には、上記材質の平形部材に切れ込みを入れ、縦横に
複数枚組み合せて格子状のチャンネルを形成さけるとか
、−F記材質の中空あるいは中実の円柱棒部材を複数本
束ねて該円柱棒の中空孔および/または円柱棒相互の接
触部位により取り囲まれる空隙孔をチャンネルとする等
種々の態様により設置され1qるが、用いられる材質か
ら考えてダンボール形状物としてこれを積層することで
多数チャンネルを形成することが作製の容易性の面から
望ましい。
このような構造を有する該担体の、チャンネルの口径は
、その用途に応じて、触媒反応効率9通気抵抗率等の要
因と相関させ最適値に設定すべきであり、当業者により
容易に決定できるものである。また該担体の外観形状は
、設置位冒、需要者の要望等に応じて任意に変更され得
る。
本発明の触媒フィルターに用いられる触媒粒子どしては
、触媒フィルターが分解、置換しようとづる大気中の有
害成分の種類に応じて最も最適なものが選ばれる。この
ような触媒粒子としては、代表的なものとして、活性炭
、アルミナ、金、銀。
銅、白金、マンガン酸化物、クローム酸化物、マ13− ンガン銅化合物等の粒子があげられ、例えばオゾン分解
用触媒としては活性炭、アルミナ、マンガン銅化合物等
が用いられる。なおマンガン銅化合物とは、マンガン結
晶格子中に銅原子が入りこんだもので重量化でマンガン
:銅が約40〜60:約5〜10のものであり、オゾン
分解用触媒として特に有用である。これらの触媒粒子の
形状、平均粒径は、有効な触媒作用をもたらすものであ
ればよく何ら限定されるものではないが、通常平均粒径
約1〜150μmのものが用いられる。
上記のごとき触媒粒子は、溶剤浸透性の高い材質よりな
る担体の通過流体との接触表面に、合成樹脂により付着
されている。該合成樹脂は、触媒粒子を担体に付着し得
るものであればいかなるものでもよ(、フェノール樹脂
、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アルキド樹脂、ケイ素樹脂、ウレタン樹脂等の
熱硬化性樹脂、およびポリエチレン樹脂、(メタ)アク
リル樹脂、塩化ビニル樹脂、塩化ビニリデン樹脂。
ポリアミドrMI11.酢酸ビニル樹脂、フッ素樹脂等
14− の熱可塑性樹脂のいずれであってもよいが、好ましくは
、メラミン、アルキド、アクリルおよびビニール系等が
用いられる。
上記のごとき合成樹脂には、触媒粒子による合成樹脂の
劣化を防止するための酸化防止剤、また触媒フィルター
の用途拡大ために合成樹脂の防炎化をはかるめだの防炎
剤等を含有させることが好ましい。また通常、合成樹脂
に用られるその他の例えば、可塑剤、粘度向上剤、変性
剤、滑剤、安定剤、帯電防止剤、難燃剤等の添加剤も含
有され1qる。これらの添加剤は、用いられる合成樹脂
の種類に応じて公知技術に従いその種類、添加量等が決
められる。
本発明の触媒フィルターにa3いて、最も重要な点の一
つは、触媒フィルターの通過流体との接触表面における
触媒粒子の状態である。すなわち触媒粒子による触媒作
用が有効的に行なわれるため5、[4”・*m″、!″
″M[E$le[昧接11にとが必要であり、このため
には、触媒粒子の表面は、担体への付着部位を除いて、
大気中に露出しているか、あるいはたとえ付着に用いら
れた合成樹脂の被膜により囲繞されているとしてもこの
被膜は、触媒作用が有効的に行なわれる程充分薄いもの
でなけ′ればならない。この点において、本発明の触媒
フィルターは、その担体の材質として上記のごとき溶剤
浸透性の高い材質を用いることでこのような要件を兄事
に克服しているのである。
すなわち、例えば、担体に均一に触媒粒子を分散保持さ
せるために、合成樹脂を良溶媒に溶解した合成樹脂溶液
中に触媒粒子を懸濁させ、これに担体を浸漬することで
触媒粒子を担体に保持させるような方法を取った場合で
も、担体材質が溶剤浸透性の高いものであるので、合成
樹脂溶液は担体表面に滞留することなく担体内部へと浸
透するため、浸漬直後には担体表面において該合成m脂
溶液により厚く囲繞されていた触媒粒子表面も、合成樹
脂溶液の乾燥硬化後には樹脂溶液の表面張力により合成
樹脂の多く残った担体への付着部位を除いて合成樹脂に
よりほとんど囲繞されておらず、たとえ囲繞されていた
としても、極めて薄い被膜により囲繞されているにすぎ
ないためである。このような効果は、溶剤浸透性の低い
材質を用いた場合には全く期待できないものである。
また本発明の好ましい態様において、担体は、触媒粒子
を担体に付着させるのに用いられた合成樹脂により、通
過流体と接触するその表面を実質的に完全に被覆されて
いる。この場合、本発明の触媒フィルターの物理的強度
、耐湿性等の諸性質が向」ニされる。
次に本発明の触媒フィルターの製造方法を説明する。
まず第1段階としては、波形状に成形加工された上記の
ごとき溶剤浸透性の高い材質よりなる波形部材および同
じく溶剤浸透性の高い材質よりなる平形部材の2ないし
それ以上を組み合せて接着することにより、幾何学的表
面積の大きいダンボール形状物を作製する段階である。
この第1段階【よ、ボール紙によるダンボール製造に用
いられる方法に類似するものであり、ただその材質が貝
なるのみである。例えば第1図に示17− すように溶剤浸透性高い材質1を加熱波形状成形ロール
4a、4b間にて波形状に成形加工し、得られた波形状
部材2の片面の凸状部に接着剤塗布ロール7にて接着剤
5を塗布し、溶剤浸透性の高い材質の平形部vJ1’ 
と接着加工ロール6にて接着しダンボール形状物3が作
製される。第1図においては1枚の波形部材2と1枚の
平形部材1′を組合せることでダンボール形状物を作製
する場合を示しているが、ダンボール形状物3は、この
他に1枚の平形部材1′に1枚の波形部材2を接着しさ
らに該波形部材2と別の波形部材をηいの波形の凸状物
で接着する、1枚の波形部材2を2枚の平形部材1′で
はさんで接着する等、幾何学的表面積を大きく取るとい
う意向よりはずれない限り、波形部材2と平形部材1′
の種々の組合せにより作製され得る。また波形部材2と
平形部材1′の材質は、溶剤浸透性の^い材質であれば
同一の材質でも異なる材質であってもよいが、好ましく
は同一の材質であることが望ましい。
第2段階は、該ダンボール形状物3を積層して 18− 幾何学的表面積の大きい担体10を作製する段階である
。この第2段階におけるダンボール形状物3の積層方法
には、種々の態様が用いられ得る。
例えば第2a図に示すように長尺のダンボール形状物3
の片面に接着剤塗布ロール7′により接着剤5′を塗布
し、巻き取りロール等により巻き取りながら接着し担体
10を作製する方法、また第2h図に示すように長尺の
ダンボール形状物3の片面に接着剤塗布ロール7′によ
り接着剤5′を塗布した後定尺切断tI8にて一定寸法
に切断を行ない得られた短尺のダンボール形状物3′を
積み重ねながら接着し担体10を作製する方法、さらに
第2C図に示すように長尺のダンボール形状物3の両面
に接着剤塗布ロール7’、7”により接着剤5′を塗布
した後に、一定幅で折り重ねながら接着し担体10を作
製する方法等が用いられる。
なお第2a−c図において得られる担体10の形状は、
円柱状または角柱状のものであるが、担体の形状は触媒
フィルターの設定位置、需要者の要望等に応じて任意に
変更できるものであり、また担体形状は、接着剤5′を
用いて保形されたが、接着剤に変えてステーブル、保形
帯等のその他の手段により保形することも可能である。
第3段階は、該担体10を触媒粒子を含む合成樹脂溶液
中へ浸漬する段階である。
この段階において担体10は第3図に示すように触媒粒
子を含む合成樹脂溶液を入れた浸漬浴11中へ浸漬され
る。ここで用いられる合成樹脂溶液とは、前述したごと
き合成樹脂ないし合成樹脂原料を適当な溶媒に溶解させ
たものであり、この組み合せは、合成樹脂塗料・接着剤
の分野で周知であるものである。なお、用いられる溶媒
は速乾性のものでも遅乾性のものでもよい。また合成樹
脂溶液中には触媒粒子が含有され懸濁されている。
触媒粒子を含む合成樹脂溶液において、合成樹脂成分は
10〜40重量%、また触媒成分は50〜20重量%含
まれ、またこの触媒粒子を含む合成樹脂溶液の粘度は通
常1〜20ボイズf!i!痕である。
さらにこの合成樹脂溶液中には、触媒粒子の作用による
合成樹脂の酸化を防ぐための酸化防止剤、合成樹脂の防
炎化をはかるための防炎剤、その他適当な添加剤が配合
され1ワる。
第4段階は浸漬浴11より取り出1ノた浸漬担体12に
付着した合成樹脂溶液を乾燥硬化させる段階である。こ
の段階における乾燥硬化は、第4図に示すように加熱乾
燥器13等により加熱乾燥硬化を行なってもよいが、ま
た常温硬化を行なってもよく、合成樹脂、溶剤の性状等
に応じて決定され得る。
この乾燥硬化1段階において、合成樹脂溶液は、溶剤浸
透性の高い担体10中へある程度浸透するため、担体1
0の表面はその全面を合成樹脂により被覆されてはいる
が、この被覆層はご(薄いものであり、合成樹脂溶液中
に含まれていた触媒粒子は、この被覆層中に完全に埋ま
ってしまうようなことはなく、触媒粒子の担体表面への
付着部位の゛みが、合成樹脂溶液の表面張力により残っ
た合成樹脂によりその表面を覆われているものであり、
その他の部位は露出しているかあるいは触媒粒子による
触媒反応に有効的に行なわれ得る程充分薄21− い合成樹脂被膜により囲繞している状態となる。
従って、所望する優れた触媒フィルターが得られる。第
5図は本発明の触媒フィルターの表面部分の拡大断面を
示す図であり、符号3は担体、符号14は触媒粒子、符
号15は合成樹脂をそれぞれ示している。
本発明の触媒フィルター21は、第6図に示すように触
媒フィルターの該周辺に保護用取付枠22等を取りつけ
た後、第7図に示すように光源ランプ17の作用により
オゾンを発生してしまう複写1116の内部に、その他
プリンター等の事務機器、プラスチックフィルム放電加
工機、オゾン発生量水処理等の装置に組み込み使用され
るが、触媒フィルターの通過流体との接触表面において
触媒粒子が上記のごとく触媒反応が有効的に行なわれ得
るように配置され、かつ触媒フィルターが上記のごとく
幾何学的表面積を大きくとるように設計しであるため、
通過流体中に含まれるオゾン等の有害成分は、きわめて
効率よく分解除去される。
なお、第7図において符号18は空気取入れ口、=22
− 符号19は空気排出口、符号20は排気ファンをそれぞ
れ示す。
次に本発明の実施例を示し本発明をより詳miこ説明す
る。
実施例 1〜4 第1表に示す材質を用いて第1図に示すようにしてダン
ボール形状物を作製し、第2b図に示すようにして層厚
1cmの担体を作製した。次に19られた担体を合成樹
脂、触媒粒子および溶剤からなる合成樹脂溶液に約2〜
30秒間浸漬したのち、乾燥硬化して触媒フィルターを
得た。
得られた触媒フィルターのオゾン分解性能を調べるため
、オゾン発生器より得られたオゾンを空気と混合し、触
媒フィルターへ送風機を用いて通過させた。触媒フィル
ターの入口のオゾン濃度と出口のオゾン濃度を紫外線吸
収方式オゾン分析計を用いて分析した。得られた結果は
第1表に示すとおりであった。また触媒フィルターへ通
過させる空気は加湿してあったが、触媒フィルターの吸
湿による変杉等はみられなかった。
23− 週1−二1−−11 実施例1 実施例2 実施例3 担体材質 紙 紙 粗 合成樹脂 ポリビニール ポリビニール メラミン樹材
アルコール アルコール 触 媒 活性炭 活性炭、アルミナ他 Ml’1−Cu
化合1触媒量((+> 62 80 30 チヤンネル数(コ) 300 450 200気体流速
 0.5 0.5 0.5 (m /S ) 通気抵抗 0.25 0.25 0.25(mmΔg) 入口オゾン 1 1 1 濃度(ppm ) 出口オゾン 濃度(ppm ) (0時間後) 0.050 0.031 0.038〈
25時間後> 0.060 0.094 0.070(
50時間後) 0.070 0.117 0.105(
75時間後’) 0.082 0.130 0.101
(100時間後) 0.095 0.135 0.10
9339一 実施例4 紙 旨 メラミン樹脂 @ Mn−CLI化合物 0 50 0.5 0.25 0.024 0.034 0.066 0.095 0.100 24− [発明の効果] 以上述べたように、本発明は溶剤浸透性の高い材質より
なる通気P1が高くかつ幾何学的表面積の大きい担体の
表面に触媒粒子を合成樹脂にJ、614着させてなるフ
ィルターであるから、人気中に含まれる有害成分、特に
Aシンの分解除去を高い触媒作用をもってなし得るもの
である1、さらに用いられる材質はいずれも軽量で安価
なものであり、その物理的強度、耐個竹等も合成樹脂に
より1n体を被覆することで良好どづることができるの
で、触媒フィルターとしてきわめて隈れたしのとなる。
本発明はまた、a)波形状に成形加工された溶剤浸透性
の高い材質よりなる波形部材および同じく溶剤浸透性の
高い材質よりなる平形部(Aの2へ−いしそれ以上を組
合せて接着することにより、幾何学的表面積の大ぎいダ
ンボール形状物を作製し、b)該ダンボール形状物を積
層して幾何学的表面積の大きい担体を作製し、C)該担
体を、触媒粒子を含む合成樹脂溶液に浸漬し、d)取り
出した浸漬担体に付執した合成樹脂溶液を乾燥硬化させ
ることでなる触媒フィルターの製)聞方法であるから、
物理的強度、耐湿十η、耐久t!Ig 、通気性等の諸
性質において優れ、軒昂で安(西な触媒反応効率の高い
触媒フィルターを容易に量産1)1ワるl’+のである
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図(1本発明の触媒フィルターの製造方法
の一実施例に係る製造工程を示す図であり、第5図は本
発明の触媒フィルター−実施例の部分拡大図であり、第
6図は本発明の触媒フィルターの一実施例の枠取付状態
を示す図であり、イして第7図は本発明の触媒フィルタ
ーの一使用態様を示す図である。 1.1′・・・溶剤浸透性の高い材質、2・・・波形部
材、3・・・ダンボール形状物、10・・・担体、14
・・・触媒粒子、15・・・合成樹脂、21・・・触媒
フィルター。 第2b図 第2C図 第3図 341− r1cD

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)溶剤浸透性の高い利買よりなる)m気t!Iが高
    くかつ幾何学的表面積の大さい担体の表面に、触媒粒子
    を合成樹脂により61名させてなる触媒フ、rルター。 (2)触媒フィルターの通過流体との接触■而において
    、担体表面への付着部位を除く触*粒子の表面は、合成
    樹脂より露出しているまた1、L触tA1にJ:る触媒
    反応が有効的に行なわれIL7る稈1−分薄い合成樹脂
    皮膜により囲繞されている状態にある特許請求の範囲第
    1項に記載の触媒フrルター0〈3)通過流体と接触覆
    る担体の表面は、実質的に完全に合成樹脂にJ、り被覆
    されているものである特許請求の範囲第1項または第2
    項に記載の触媒フィルター。 (4)担体の幾何学的表面積は、ダンボール形状物積層
    構造とづることで大ぎくされでいるbのである特許請求
    の範囲第1]′J′i−・第3項c二記叔の触媒フィル
    ター。 (5)担体は、紙、織布、不織布、アスベストJ3よび
    パルプからなる群から選ばれた材質よりイfるものであ
    る特許請求の範囲第1項−刀/ITJ′iに配置11y
    の触媒フィルター。 (6)a)波形状に成形加工された溶剤浸透11の高い
    材質よりなる波形部材J3よび同じく溶iql 2M 
    iMiケの高い材質よりなる平形部1Δの21.1−い
    しで41以1−を相み合せて接看づる2−とにより、幾
    何学的表面積の大きいダンボール形状物を作製し、1+
    )該ダンボール形状物を積層して幾何学的表面積の大ぎ
    い担体を作製し、 C)該担体を、触媒粒子を含む合成樹脂溶液に浸漬し、 d )取り出した浸漬担体に付清しlσ含成樹脂溶)1
    νを乾燥硬化させる ことでなる触媒フィルターの?J i貴方法。 (7)ダンボール形状物(1波形部月の片面の凸1)(
    部に平形部材を接着づることで作製される121許請5
    Rの範囲第6項に記載の製造方法。 (8)担体は、複数枚の短尺のダンボール形状物を稍饋
    ねることで作製される特許請求の範囲第6項または第7
    項1.前記載のIII造方法。 (9)fi1体は、1イ1いし複数枚の長尺のダンボー
    ル形状物を一定幅で折り重ねることで作製される4Fi
    訂ii1’l求の範囲第6項または第7項に記載の製造
    方法。 (10) 10体は、1ない1ノ複数枚の長尺のダンボ
    ール形状物を巻き車ねることで作製される特許請求の範
    I′l第6項または第7項に配糖のWA造方法。 (11)合成樹脂溶液は、触媒に対する酸化防11剤を
    含んでいるものである特許請求の範囲第6 Ilmに記
    載の製造方法。 (12)合成樹脂溶液は、防炎剤を含んでいるものであ
    る特許請求の範囲第6項また【JL第11項に記載の5
    ! ’(、lj方法。 (13)波形部材および平形部材に用いらねる溶( II 剤浸)Iの高い材質は−でれぞれ、紙、織イロ、
    不様布、)ノスベストおよびパルプからなる群から選ば
    れた材質である特許晶5)ミの範囲第6〜12TI’7
    に記載の製造方法。
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