JPH0612214U - 車両内装材の取付け構造 - Google Patents
車両内装材の取付け構造Info
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- JPH0612214U JPH0612214U JP5738992U JP5738992U JPH0612214U JP H0612214 U JPH0612214 U JP H0612214U JP 5738992 U JP5738992 U JP 5738992U JP 5738992 U JP5738992 U JP 5738992U JP H0612214 U JPH0612214 U JP H0612214U
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- JP
- Japan
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- clip
- interior material
- hole
- vehicle interior
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボデーパネルの室内面に内装材を組付け、ク
リップ止めするに際し、回りの部品で内装材の組付け方
向が制約される場合でも、内装材に設けたクリップをボ
デーパネルのクリップ穴に適正位置かつ適正方向から圧
入できるようにすることである。 【構成】 車両のボデーパネル10を覆う車両内装材2
0に設けたクリップ取付け座22に長穴23を設け、ク
リップ30を長穴23に沿って移動可能に取付け座22
に装着することにより、クリップ30を位置調整してボ
デーパネル10のクリップ穴10aに圧入せしめる構造
とした。
リップ止めするに際し、回りの部品で内装材の組付け方
向が制約される場合でも、内装材に設けたクリップをボ
デーパネルのクリップ穴に適正位置かつ適正方向から圧
入できるようにすることである。 【構成】 車両のボデーパネル10を覆う車両内装材2
0に設けたクリップ取付け座22に長穴23を設け、ク
リップ30を長穴23に沿って移動可能に取付け座22
に装着することにより、クリップ30を位置調整してボ
デーパネル10のクリップ穴10aに圧入せしめる構造
とした。
Description
【0001】
本考案は車両内装材のボデ−パネルへの取付け構造に関し、特に、車両内装材 の端末部取付け構造に関する。
【0002】
車室側面を覆う内装材は、一般に、内装材に取付けたクリップを、ボデ−パネ ルに設けたクリップ穴に押し込んで固定している。
【0003】 車室側面のボデ−パネルまわりには、種々の室内部材があるため、ボデ−パネ ルに内装材を組付けるに際して取付け方向が制約される場合がある。図4、図5 は、その一例を示すもので、車両後方側面に設けたボデ−パネルを構成するボデ −ピラ−10(図5)には内装材のル−フサイドインナ−ガ−ニッシュ20がそ の下端をパッケ−ジトレイトリム13に当接せしめて組付けられており、組付け には一般にクリップが用いられている。
【0004】
ところが、図6に示すようにボデ−ピラ−10はこのパッケ−ジトレイトリム 13の上面に対し車内方向に傾斜しているため、ル−フサイドインナ−ガ−ニッ シュ20の端末部のクリップ取付け座22に固定したクリップ30をボデ−ピラ −10のクリップ穴10aに垂直方向から押込もうとすると、ル−フサイドイン ナ−ガ−ニッシュ20の端末がパッケ−ジトレイトリム13と干渉する。
【0005】 上記干渉を防止するため図7図示のように、ル−フサイドインナ−ガ−ニッシ ュ20の端末をボデ−ピラ−10に近い位置で、パッケ−ジトレイトリム13の 側板13aの上端に形成した突起13bに支持させて、ル−フサイドインナ−ガ −ニッシュ20を室内方向にたわませ、ル−フサイドインナ−ガ−ニッシュ20 を支持端を中心として、図中矢印で示すボデ−ピラ−10の方向に回動させて、 クリップ30をクリップ穴10aに押し込もうとすると、ル−フサイドインナ− ガ−ニッシュ20をたわませた状態においてはクリップ30先端は上方を向いて いるので、クリップ穴10a上方のボデ−ピラ−10と干渉し、クリップ30の クリップ穴10aへの押込みが困難となる。
【0006】 そのため、組付け時には、ル−フサイドインナ−ガ−ニッシュ20やパッケ− ジトレイトリム13を無理にたわませなければならず、組付け作業に手間取ると ともに、ル−フサイドインナ−ガ−ニッシュ20やパッケ−ジトレイトリム13 の品質を低下させるおそれがある。
【0007】 本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので、車両内装材を他の部材と干渉 することなく作業性良好に車両ボデ−パネルに取付けられ得る車両内装材の取付 け構造を提供することを課題としてなされたものである。
【0008】
本考案は、図1に示すように、車両側面のボデ−パネル10を覆う車両内装材 20にクリップ30を設け、クリップ30をボデ−パネル10のクリップ穴10 aに圧入固定する車両内装材の取付け構造において、車両内装材20のクリップ 取付け座22に長穴23を形成し、クリップ30を長穴23に沿って移動可能に クリップ取付け座22に装着したことを特徴とする。
【0009】
クリップ30をクリップ穴10aに圧入固定する前に、長穴23により位置調 整することで、クリップ30の先端をクリップ穴10aに位置せしめることがで きる。クリップ30の押し込み時には、クリップ30は、クリップ穴10aと取 付け座22の位置関係が変化しても、長穴23内を移動するので、クリップ30 をクリップ穴10a内に確実に押し込むことができ、車両内装材20を車両のボ デ−パネル10に作業性良好に組付けることができる。
【0010】
本考案の車両内装材の取付け構造を、車両後部のボデ−ピラ−へのル−フサイ ドインナ−ガ−ニッシュの取付け、とくにル−フサイドインナ−ガ−ニッシュの 端末部の取付けに適用した例に基づいて説明する。図4、図5において、ボデ− ピラ−10(図5)の室内側面は合成樹脂製のル−フサイドインナ−ガ−ニッシ ュ20でおおわれており、その下端は後部座席11とリヤウインドウ12との間 に配したパッケ−ジトレイトリム13に当接している。ボデ−ピラ−10は、パ ッケ−ジトレイトリム13に対して車内方向に傾斜して車室天井まで延びている 。
【0011】 図1はボデ−ピラ−10の下端部にル−フサイドインナ−ガ−ニッシュ12の 端末部を取付ける際の取付け構造を示す。図において、ボデ−ピラ−10の下端 部にはクリップ穴10aが形成されている。ル−フサイドインナ−ガ−ニッシュ 20端末部には、クリップ取付け座22がボデ−ピラ−10方向に突設してある 。座面部22aはル−フサイドインナ−ガ−ニッシュ20本体よりもやや前方へ 傾斜する傾斜面としてある。
【0012】 座面部22aには図2、図3図示のように上下方向に延びる長穴23が形成し てある。長穴23は下端に形成した絞り部23aより外部に開口しており、上端 部は一般部の穴幅よりもやや径が大きい丸穴23bをなしている。そして、長穴 23の下端部にはクリップ30が取付けられている。
【0013】 クリップ30は、合成樹脂製の周知のもので、図1に示すように、取付け軸部 31とボデーピラー10への当て面部32と、クリップ穴10aへ圧入される頭 部33を備えている。そして取付け軸部31を上記長穴23の絞り部23aに押 し込むことにより、クリップ取付座22に取付けられる。
【0014】 図1(A)において、クリップ30を長穴23の下端部に取付けたルーフサイ ドインナーガーニッシュ20の下端20aをパッケ−ジトレイトリム13の側板 13aの上端に形成した突起13bに支持せしめて、ルーフサイドインナーガー ニッシュ20のクリップ取付け座22の長穴23の下端に取付けたクリップ30 の頭部33をボデーピラー10のクリップ穴10aに臨ましめる。
【0015】 次に、ルーフサイドインナーガーニッシュ20を支持端20aを中心として回 動させつつ、クリップ30の頭部33をクリップ穴10a内に押込む。このとき 、クリップ取付け座22の位置がクリップ穴10aに対し相対的に下へ移動する ことにより、クリップ30の取付け軸部31は長穴23内を上端部23a方向に 移動し、その結果、クリップ30はボデーパネル10に対し垂直状態となり、か つ、当て面部32がボデーパネル10に平行となって、クリップ穴10aに確実 に圧入固定される。
【0016】 上記実施例では、車両内装材20の端末部のボデーパネル10へのクリップ止 めについて説明したが、本考案は車両内装材20の端末部に限らず、一般部のク リップ止めにも適用できる。また、本考案は他の内装材にも適用でき、ボデーパ ネルのクリップ穴と内装材のクリップ取付け座の間に若干の位置ずれが生じても 、取付け座に設けた長穴に沿ってクリップを移動させることにより、上記位置ず れを解消できる。
【0017】
しかして、本考案の車両内装材の取付け構造によれば、車両内装材を車両ボデ ーに取付け、クリップ止めする際に、内装材の組付け方向が制約されても、クリ ップを車両ボデーのクリップ穴に適正位置、かつ適正方向から圧入できる。
【図1】本考案の車両内装材の取付け構造のクリップ固
定前および固定後の状態を示す断面図である。
定前および固定後の状態を示す断面図である。
【図2】本考案の車両内装材の取付け構造における内装
材組付け前のクリップ取付け座へのクリップ取付け位置
を示す図である。
材組付け前のクリップ取付け座へのクリップ取付け位置
を示す図である。
【図3】本考案の車両内装材の取付け構造における内装
材組付け後のクリップ取付け座へのクリップ取付け位置
を示す図である。
材組付け後のクリップ取付け座へのクリップ取付け位置
を示す図である。
【図4】車両ボデーに車両内装材を組付けた一例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】従来の車両内装材の取付け構造における不具合
の一例を示す断面図である。
の一例を示す断面図である。
【図7】従来の車両内装材の取付け構造における不具合
の他の例を示す断面図である。
の他の例を示す断面図である。
10 ボデーパネル 10a クリップ穴 20 車両内装材 22 クリップ取付け座 23 長穴 30 クリップ
Claims (1)
- 【請求項1】 車室側面のボデ−パネルを覆う車両内装
材にクリップを設け、該クリップをボデ−パネルのクリ
ップ穴に圧入固定する車両内装材の取付け構造におい
て、車両内装材のクリップ取付け座に長穴を形成し、ク
リップを上記長穴に沿って移動可能にクリップ取付け座
に装着したことを特徴とする車両内装材の取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992057389U JP2603097Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 車両内装材の取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992057389U JP2603097Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 車両内装材の取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612214U true JPH0612214U (ja) | 1994-02-15 |
JP2603097Y2 JP2603097Y2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=13054267
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992057389U Expired - Lifetime JP2603097Y2 (ja) | 1992-07-23 | 1992-07-23 | 車両内装材の取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603097Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012140112A (ja) * | 2011-01-06 | 2012-07-26 | Kasai Kogyo Co Ltd | 車輌用内装部品の取付構造 |
JP2020082923A (ja) * | 2018-11-20 | 2020-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用センサの搭載構造 |
FR3115248A1 (fr) * | 2020-10-16 | 2022-04-22 | Psa Automobiles Sa | Elément d’habillage comportant un moyen de fixation coulissant |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58140845U (ja) * | 1982-03-19 | 1983-09-22 | 日本プラスト株式会社 | 取付クリツプを有する車輛用内装材 |
JPS60139650U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-14 | いすゞ自動車株式会社 | 樹脂製艤装部品の組付構造 |
JPS62179853U (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-14 |
-
1992
- 1992-07-23 JP JP1992057389U patent/JP2603097Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58140845U (ja) * | 1982-03-19 | 1983-09-22 | 日本プラスト株式会社 | 取付クリツプを有する車輛用内装材 |
JPS60139650U (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-14 | いすゞ自動車株式会社 | 樹脂製艤装部品の組付構造 |
JPS62179853U (ja) * | 1986-05-07 | 1987-11-14 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2020082923A (ja) * | 2018-11-20 | 2020-06-04 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用センサの搭載構造 |
FR3115248A1 (fr) * | 2020-10-16 | 2022-04-22 | Psa Automobiles Sa | Elément d’habillage comportant un moyen de fixation coulissant |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2603097Y2 (ja) | 2000-02-14 |
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Legal Events
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