JPH0612158Y2 - 車両用オ−トドア開閉制御装置 - Google Patents

車両用オ−トドア開閉制御装置

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JPH0612158Y2
JPH0612158Y2 JP6859286U JP6859286U JPH0612158Y2 JP H0612158 Y2 JPH0612158 Y2 JP H0612158Y2 JP 6859286 U JP6859286 U JP 6859286U JP 6859286 U JP6859286 U JP 6859286U JP H0612158 Y2 JPH0612158 Y2 JP H0612158Y2
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政彦 白井
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、バスの乗車扉等に用いられる車両用オートド
ア開閉制御装置に関する。
B.従来の技術 第3図に従来の車両用オートドア開閉制御装置の一例を
示す。イグニッションスイッチ91が閉成されていれ
ば、ドア開閉スイッチ92が閉接点921側に切換えら
れると閉じ側のソレノイド931が励磁されて電磁切換
弁93が「イ」に切り換わる。これにより、負圧源94
が開閉用シリンダ95の閉じ側の室953に接続されピ
ストンロッド951が伸長して乗降扉(以下、ドアと呼
ぶ)96が閉成される。ドア開閉スイッチ92が開接点
922側に切換えられると開き側のソレノイド932が
励磁されて電磁切換弁93が「ロ」に切り換わる。これ
により、負圧源94が開閉用シリンダ95の開き側の室
952に接続されピストンロッド951が縮退してドア
96が開放される。また、閉接点921と電磁切換弁9
3の閉じ側のソレノイド931との間には手動非常スイ
ッチ(常閉スイッチ)97が介装されており、非常スイ
ッチ97により閉じ側のソレノイド931への給電を断
つと電磁切換弁93は図示の中立位置に切り換わり、開
閉用シリンダ95の両室952,953が大気に開放さ
れるのでピストンロッド951がフリーとなり、従っ
て、ドア96が手動で開閉できる。更に、イグニッショ
ンスイッチ91が開放されると電磁切換弁93が図示の
中立位置に切り換わるので、上述したと同様、手動でド
ア96を開閉できる。
C.考案が解決しようとする問題点 このような従来の装置においては、イグニッションスイ
ッチ91の投入時に、 ドア開閉スイッチ92が閉接点921側に切換わって
おり、かつドア96が開いていると運転者の意志に拘り
なくドア96が閉じてしまい、 ドア開閉スイッチ92が開接点922側に切換わって
おり、かつドア96が閉まっているとドア96が開いて
しまう、という問題があった。
なお、このような問題は、イグニッションスイッチ91
を切った後に手動でドア96を開閉したり、イグニッシ
ョンスイッチ91が投入されている際に非常スイッチ9
7でドア96を開放し非常スイッチ97をそのままにし
てイグニッションスイッチ91を切り、その後で非常ス
イッチ97を復帰した場合に生ずる。
本考案の目的は、イグニッションスイッチ投入後にドア
開閉スイッチが操作されないとドアが開閉されないよう
にして上述の問題点を解消した車両用オートドア開閉制
御装置を提供することにある。
D.問題点を解決するための手段 本考案は、ドア開閉スイッチの開位置または閉位置によ
って生起する開信号により駆動手段をドア開閉方向に駆
動し、閉信号により駆動手段をドア閉成方向に駆動して
ドアが開放制御されるオートドア開閉制御装置におい
て、 ドアの開閉状態とドア開閉スイッチの切換え位置とが一
致していない場合、イグニッションスイッチの投入時に
は、その投入に応答してドア開閉スイッチの切換え位置
に従いそれぞれ生起する開および閉信号を遮断するとと
もに、そのとき生起されない他方の信号を通信可能に待
機し、イグニッションスイッチの投入後には、ドア開閉
スイッチの切換え操作に応答してそれぞれ生起される開
および閉信号を通過させるとともに、そのとき生起され
ない他方の信号を通過可能に待機するドア作動待機回路
が、ドア開閉スイッチと駆動手段との間に設けられた構
成を有する。
E.作用 イグニッションスイッチが投入されると、ドア開閉スイ
ッチからその切換え位置に従って開または閉信号が生起
される。そのとき、ドア開閉状態とドア開閉スイッチの
切換え位置とが一致していないと、ドア作動待機回路は
生起された信号を遮断する一方、他方の信号を通過可能
に待機する。従って、イグニッションスイッチ投入時
に、ドア開閉スイッチの切換え位置とドアの開閉位置と
が不一致でもドアは駆動されず安全である。また、イグ
ニッションスイッチ投入後は、ドア開閉スイッチの切換
え操作に応答して、ドア作動待機回路が、遮断していた
他方の信号を通過可能に待機するので、以降のドア開閉
スイッチの切換え操作により生起される開または閉信号
はドア作動待機回路を通過して、以って、ドアの開閉が
制御される。
F.実施例 −第1の実施例− 第1図は本考案の一実施例を示し、100がバス等の乗
降扉(以下、ドアと呼ぶ)であり、アクチュエータ、す
なわち本実施例ではバキュームシリンダ200のピスト
ンロッド201に連結されている。バキュームシリンダ
200の開き側の室202および閉じ側の室203が、
いわゆるダブルアクション型の電磁切換弁300を介し
てバキューム源400または大気と連通される如くなっ
ている。ソレノイド301に後述のドア作動待機回路2
0から閉信号が供給されると電磁切換弁300は図中中
立位置から「イ」に切換わり、閉じ側の室203とバキ
ューム源400とが連通し、開き側の室202が大気に
開放されるのでピストンロッド201が伸長してドア1
00が閉成される。一方、ソレノイド302にドア作動
待機回路20から開信号が供給されると電磁切換弁30
0は「ロ」に切換り、開き側の室202とバキューム源
400とが連通し、閉じ側の室203が大気に開成され
るのでピストンロッド201が縮退してドア100が開
放される。
なお、バキュームシリンダ200、電磁切換弁300、
バキューム源400により駆動手段500を構成する。
次に、この駆動手段500の電気制御系について説明す
る。
1はイグニッションスイッチであり、バッテリ2と図示
しない点火回路との間に設けられている。イグニッショ
ンスイッチ1には手動の非常スイッチ3が後続し、その
非常スイッチ3にはドア開閉スイッチ10が後続してい
る。ドア開閉スイッチ10は三連のスイッチであり、第
1のスイッチ11,第2のスイッチ12,第3のスイッ
チ13を有し、各スイッチ11〜13は連動する。各ス
イッチ11〜13はそれぞれ閉端子111,121,1
31と開端子112,122,132とを有し、スイッ
チ11の閉端子111にはドアスイッチ4が後続し、開
端子112は開放されている。このドアスイッチ4はド
ア100が全閉されているときに閉成され、それ以外の
ときに開放される。ドアスイッチ4にはドア作動待機回
路20が後続している。また、スイッチ12,13の閉
端子121,131および開端子122,132にはド
ア作動待機回路20が後続している。
ドア作動待機回路20は第1のリレー21と第2のリレ
ー22とを有している。各リレー21,22は、それぞ
れリレーコイル211,221、自己保持用接点21
2,222、および回路開閉用接点213,223を有
する。
第1のリレー21のリレーコイル211は、その一端が
第2のスイッチ12の開端子122と接続されていると
ともに、ダイオード5を介してドアスイッチ4とも接続
され、他端は接地されている。また、第1のリレー21
の自己保持用接点212と回路開閉用接点213とは、
共にリレーコイル211が消磁状態で開放し、励磁状態
で閉成する。そして、第1のリレー21の自己保持用接
点212は、一端が非常スイッチ3とドア開閉スイッチ
10の第1〜第3のスイッチ11〜13間に接続され、
他端が前記リレーコイル211の一端に接続されてい
る。また、第1リレー21の回路開閉用接点213が、
第3のスイッチ13の閉端子131と上述の閉じ側のソ
レノイド301との間に介装されている。
したがって、 (A)非常スイッチ3が閉じている状態でイグニッショ
ンスイッチ1を閉じ、このときドア開閉スイッチ10の
第2のスイッチ12が開端子122側に接触した状態に
あると、バッテリ2からの電流はイグニッションスイッ
チ1→非常スイッチ3→ドア開閉スイッチ10の第2の
スイッチ12→閉端子122→リレーコイル211→ア
ースと流れる。これにより、リレーコイル211が通電
されて励磁状態となり、第1のリレー21の自己保持用
接点212と回路開閉用接点213とが閉成する。ま
た、自己保持用接点212が閉成すると、ドア開閉スイ
ッチ10の第2のスイッチ12を開端子122から閉端
子121側に切り替えても、バッテリ2からの電流は矢
示したように、イグニッションスイッチ1→非常スイッ
チ3→第1リレー21の自己保持用接点212→第1リ
レー21のリレーコイル211→アースと流れる。
(B)非常スイッチ3が閉じている状態でイグニッショ
ンスイッチ1を閉じ、このときドア開閉スイッチ10の
第1スイッチ11が閉端子111側に接触した状態でド
アスイッチ4を閉じると、バッテリ2からの電流はイグ
ニッションスイッチ1→非常スイッチ3→ドア開閉スイ
ッチ10の第1のスイッチ11→開端子111→ドアス
イッチ4→ダイオード5→第1リレー21のリレーコイ
ル211→アースと流れる。これにより、第1リレー2
1のリレーコイル211が通電されて励磁状態となり、
第1のリレー21の自己保持用接点212と回路開閉用
接点213とが閉成する。また、この自己保持用接点2
12が閉成すると、ドアスイッチ4が開成されても、バ
ッテリ2からの電流は図示したように、イグニッション
スイッチ1→非常スイッチ3→第1リレー21の自己保
持用接点212→第1リレー21のリレーコイル211
→アースと流れる。
したがって、以上の(A)(B)より、第1リレー21
のリレーコイル211は一旦電流が流れると、ドア開閉
スイッチ10の第2のスイッチ12が開端子122から
閉端子121側に切り替わったり、ドアスイッチ4が開
成される等の、ドア開閉スイッチ10及びドアスイッチ
4の切り替えに関係なく、励磁状態を維持する。これに
より両接点212,213は閉成している状態に維持さ
れ、ここで回路開閉用接点213が閉成している状態を
待機状態、開放している状態を非待機状態と呼ぶ。
第2のリレー22のリレーコイル221は、その一端が
第2のスイッチ12の閉端子121と接続されていると
ともに、ダイオード6を介してドアスイッチ4とも接続
され、他端は接地されている。また、第2のリレー22
の自己保持用接点222と回路開閉用接点223とは、
共にリレーコイル221が消磁状態で開放し、励磁状態
で閉成する。そして、第2のリレー22の自己保持用接
点222は、一端が非常スイッチ3とドア開閉スイッチ
10の第1〜第3のスイッチ11〜13間に接続され、
他端が前記リレーコイル221の一端に接続されてい
る。また、第2リレー22の回路開閉用接点223が、
第3のスイッチ13の開端子132と上述の開き側のソ
レノイド302との間に介装されている。
したがって、 (C)非常スイッチ3が閉じている状態でイグニッショ
ンスイッチ1を閉じ、このときドア開閉スイッチ10の
第2のスイッチ12が閉端子121側に接触した状態に
あると、バッテリ2からの電流はイグニッションスイッ
チ1→非常スイッチ3→ドア開閉スイッチ10の第2の
スイッチ12→閉端子121→リレーコイル221→ア
ースと流れる。これにより、リレーコイル221が通電
されて励磁状態となり、第2のリレー22の自己保持用
接点222と回路開閉用接点223とが閉成する。ま
た、自己保持用接点222が閉成すると、ドア開閉スイ
ッチ10の第2のスイッチ12を閉端子121から開端
子122側に切り替えても、バッテリ2からの電流は矢
示したように、イグニッションスイッチ1→非常スイッ
チ3→第2リレー22の自己保持用接点222→第2リ
レー22のリレーコイル221→アースと流れる。
(D)非常スイッチ3が閉じている状態でイグニッショ
ンスイッチ1を閉じ、このときドア開閉スイッチ10の
第1スイッチ11が閉端子111側に接触した状態でド
アスイッチ4を閉じると、バッテリ2からの電流はイグ
ニッションスイッチ1→非常スイッチ3→ドア開閉スイ
ッチ10の第1のスイッチ11→開端子111→ドアス
イッチ4→ダイオード6→第2リレー22のレーコイル
221→アースと流れる。これにより、第2リレー22
のリレーコイル221が通電されて励磁状態となり、第
2のリレー22の自己保持用接点222と回路開閉用接
点223とが閉成する。また、この自己保持用接点22
2が閉成すると、ドアスイッチ4が開成されても、バッ
テリ2からの電流は図示したように、イグニッションス
イッチ1→非常スイッチ3→第2リレー22の自己保持
用接点222→第2リレー22のリレーコイル221→
アースと流れる。
したがって、以上の(C)(D)より、第2リレー22
のリレーコイル221は一旦電流が流れると、ドア開閉
スイッチ10の第2のスイッチ12が閉端子121から
開端子122側に切り替わったり、ドアスイッチ4が開
成される等の、ドア開閉スイッチ10及びドアスイッチ
4の切り替えに関係なく、励磁状態を維持する。これに
より両接点221,223は閉成している状態に維持さ
れ、ここで回路開閉用接点223が閉成している状態を
待機状態、開放している状態を非待機状態と呼ぶ。
なお、イグニッションスイッチ1又は非常スイッチ3を
開くと、上記(A)〜(D)に示した回路が遮断され、
自己保持用接点212,222は開放となる。
更に、7はドア開閉確認用のランプであり、イグニッシ
ョンスイッチ1と非常スイッチ3との間に分岐されて接
続されており、ランプ点灯用スイッチ8を介して接地ま
たは開放される。そのスイッチ8はドア100が開放し
ているとランプ7を接地させ、閉成しているとランプ7
を開放する。
このように構成された第1の実施例の作用について説明
する。
(I)ドア100の開閉状態とドア開閉スイッチ10の
切換え位置とが一致している場合: ドア100が開成され、ドア開閉スイッチ10が閉位
置にある場合: イグニッションスイッチ1を投入(以下、閉成)すると
第1のスイッチ11およびドアスイッチ4を介して第1
のリレー21のリレーコイル211に通電され、その接
点212,213が閉成して第1のリレー21が自己保
持されるとともに、第2のリレー22のリレーコイル2
21に通電され、その接点222,223が閉成して第
2のリレー22も自己保持される。すなわち、両接点2
13,223が待機状態となる。従って、この状態で
は、第3のスイッチ13の閉端子131に生起する閉信
号が第1のリレー21の回路開閉用接点213を介して
電磁切換弁300の閉じ側のソレノイド301に供給さ
れ、電磁切換弁300は「イ」の位置に切換えられる。
これにより、バキュームシリンダ200の閉じ側の室2
03に負圧が導かれるがピストンロッド201が既にス
トロークエンドまで伸長しているのでドア100の閉成
状態がそまま維持される。
ドア開閉スイッチ10を開位置に切換えると、既に自己
保持されて待機中の第2のリレー22の回路開閉用接点
223を介して、第3のスイッチ13の開端子132に
生起する開信号が電磁切換弁300の開き側の室302
に供給され、電磁切換弁300は「ロ」の位置に切換え
られる。これにより、バキュームシリンダ200の開き
側の室202に負圧が導かれるのでピストンロッド20
1が縮退してドア100が開放される。
ドア100が開放され、ドア開閉スイッチ10が開位
置にある場合: イグニッションスイッチ1を閉成すると第2のスイッチ
12を介して第1のリレー21のリレーコイル211に
通電され、その接点212,213が閉成して第1のリ
レー21が自己保持される。すなわち、接点213が閉
成して待機状態となる。このとき、第3のスイッチ13
の閉端子131は開放されており、閉信号は出力されな
い。また、第1のスイッチ11および第2のスイッチ1
2の閉端子111,121は開放されているため第2の
リレー22のリレーコイル221には通電されずその接
点222,223が開放しており、自己保持されない。
すなわち、接点223は非待機状態である。その結果、
第3のスイッチ13の開端子132に生起する開信号は
遮断される。従って、電磁切換弁300は図示中立位置
に保持される。
ドア開閉スイッチ10を閉位置に切換えると第3のスイ
ッチ13の閉端子131閉信号が生起し、既に自己保持
されて待機中の第1のリレー21の回路開閉用接点21
3を通って閉じ側のソレノイド301に閉信号が供給さ
れ電磁切換弁300が「イ」の位置に切り換る。従っ
て、負圧によりピストンロッド201が伸長してドア1
00が閉成される。
このとき、第2のスイッチ12を介して第2のリレー2
2のリレーコイル221に通電されるのでその接点22
2,223が閉成されて自己保持される。すなわち、接
点223が閉じて待機状態となる。従って、その後、ド
ア開閉スイッチ10を開位置に切換えると、第3のスイ
ッチ13の開端子132に生起した開信号が回路開閉用
接点223から開き側のソレノイド302に供給され、
電磁切換弁300が「ロ」の位置に切り換って、ドア1
00が開放される。
(II)ドア100の開閉状態とドア開閉スイッチ10の
切換え位置とが不一致の場合: ドア100の閉成され、ドア開閉スイッチ10が開位
置にある場合: イグニッションスイッチ1を閉成すると第2のスイッチ
12を介して第1のリレー21のリレーコイル211に
通電され、その接点212,213が閉成して第1のリ
レー21が自己保持される。すなわち、接点213が閉
成して待機状態となる。このとき、第3のスイッチ13
の閉端子131は、開放されており閉信号は生起されな
い。また、第1および第2のスイッチ11および12の
閉端子11,121が開放されており、第2のリレー2
2のリレーコイル221には通電されずその接点22
2,223が開放され自己保持されない。すなわち、接
点223が開放して非待機状態にある。このため、第3
のスイッチ13の開端子132に生起している開信号が
遮断され、閉成しているドア100がイグニッションス
イッチ1の投入と同時に開放されない。すなわち、この
場合、電磁切換弁300は中立位置に保持される。
ここで、ドア開閉スイッチ10を閉位置に切換えると、
第3のスイッチ13の閉端子131に生起した閉信号
が、既に自己保持されて待機中の第1のリレー21の回
路開閉用接点213を介して閉じ側のソレノイド301
に供給され、電磁切換弁300が「イ」の位置に切換わ
る。ピストンロッド201は既に伸長側のストロークエ
ンドに達しておりドア100はそのまま閉成状態を維持
する。
また、ドア開閉スイッチ10がこのように閉位置に切換
わると、第2のスイッチ12を介して第2のリレー22
のリレーコイル221に通電され、その接点222,2
23が閉成して第2のリレー22が自己保持され、接点
223が待機状態となる。
次いで、ドア開閉スイッチ10を開位置に切換えると、
第3のスイッチ13の開端子132に生起した開信号
が、既に自己保持されて待機中の第2のリレー22の回
路開閉用接点223から開き側のソレノイド302に供
給され、電磁切換弁300が「ロ」の位置に切換わり、
従って、ピストンロッド201が負圧により縮退されて
ドア100が開放される。
ドア100が開放され、ドア開閉スイッチ10が閉位
置にある場合: イグニッションスイッチ1を閉成すると、第2のスイッ
チ12を介して第2のリレー22のリレーコイル221
に通電され、その接点222,223が閉成して第2の
リレー22が自己保持される。すなわち、接点223が
閉成して待機状態となる。このとき、第3のスイッチ1
3の開端子132は開放されていて、開信号は生起され
ない。またこのときドアスイッチ4が開放されていて非
待機状態にある。この結果、第3のスイッチ13の閉端
子131に生起する閉信号は遮断される。従って、この
場合、電磁切換弁300は図示中立位置に保持される。
ここで、ドア開閉スイッチ10を開位置に切換えると第
3のスイッチ13の開端子132に生起した開信号が、
既に自己保持されて待機中の第2のリレー22の回路開
閉用接点223を通って開き側のソレノイド302に供
給され、電磁切換弁300が「ロ」の位置に切り換わ
る。ピストンロッド201は縮退側のストロークエンド
に達しておりドア100はそのまま開放状態を維持す
る。
また、ドア開閉スイッチ10がこのように開位置に切換
わると、第2のスイッチ12を介して第1のリレーコイ
ル211に通電され、その接点212,213が閉成し
て第1のリレー21が自己保持され、接点223が待機
状態となる。
次いで、ドア開閉スイッチ10を閉位置に切換えると、
第3のスイッチ13の閉端子131に生起した閉信号
が、既に自己保持されて待機中の第1のリレー21の回
路開閉用接点213から閉じ側のソレノイド301に供
給され、電磁切換弁300が「イ」の位置に切換わり、
従って、ピストンロッド201が負圧により伸長されて
ドア100が閉成される。
なお、上記いずれの場合にもドア100が閉成するとラ
ンプ点灯用スイッチ8が閉じるのでランプ7が点灯す
る。また、非常スイッチ3を手動で開放すると開および
閉信号のいずれもが消滅するので電磁切換弁300が中
立位置となり、手動でドア100が開放できる。
−第2の実施例− 第2図は本考案の第2の実施例を示す。第1の実施例と
同様にイグニッションスイッチ1には非常スイッチ3が
後続し、その非常スイッチ3にはドア開閉スイッチ50
が後続している。その閉端子51は第1のリレー61の
回路開閉用接点(常開)613を介して電磁切換弁30
0の閉じ側ソレノイド301に接続されており、開端子
52は第2のリレー62の回路開閉用接点(常開)62
3を介して電磁切換弁300の開き側ソレノイド302
に接続されている。また、閉端子51は第4のリレー6
4のリレーコイル641を介して接地され、開端子52
は第3のリレー63のリレーコイル631を介して接地
されている。
非常スイッチ3とドア開閉スイッチ50との接続点に
は、第4のリレー64の接点(常開)642と第5のリ
レー65の接点(常閉)652が直列接続され、接点6
52にはダイオード5を介して第1のリレー61のリレ
ーコイル611と接点(常開)612とが接続され、ダ
イオード6を介して第2のリレー62のリレーコイル6
21と接点(常開)622ろが接続される。第5のリレ
ー65のリレーコイル651は、上記両スイッチ3およ
び50の接続点とドアスイッチ40との間に介装され、
ドア100が閉じているとドアスイッチ40が開放され
ておりリレー接点652が閉成されている。また、両ス
イッチ3および50の接続点には第3のリレー63の可
動接片632が接続され、第3のリレー63が励磁され
ていると接片632が閉端子634に切り換わり、消磁
されているとその接片632が開端子633に切り換わ
る。開端子533は第2のリレー62のリレーコイル6
21と接点622に接続され、閉端子634は第1のリ
レー61のリレーコイル611と接点612に接続され
る。なお、第1〜第5のリレー61〜65によりドア作
動待機回路60が構成される。
また、イグニッションスイッチ1と非常スイッチ3との
接続点にはランプ7が接続され、ダイオード9を介して
ドアスイッチ40に接続されており、ドア100が閉成
しているときにはドアスイッチ40が開放してランプ7
が消灯し、ドア100が開放しているときにドアスイッ
チ40が閉成してランプ7が点灯するようになってい
る。
このように構成された第2の実施例の作用について説明
する。
(I)ドア100開閉状態とドア開閉スイッチ50の切
換え位置とが一致している場合: ドア100が閉成され、ドア開閉スイッチ50が閉位
置にある場合(閉端子51が閉じている場合): イグニッションスイッチ1を閉成するとドア開閉スイッ
チ50を介して第4のリレー64のリレーコイル641
に通電されその接点642が閉成される。一方、ドアス
イッチ40が開放されており第5のリレー65のリレー
コイル651が消磁されてその接点652が閉成され
る。従って、非常スイッチ3とドア開閉スイッチ50と
の接続点から第4および第5のリレー64,65、更に
ダイオード5,6を介して第1のリレー61のリレーコ
イル611および第2のリレー62のリレーコイル62
1に通電され、それらの接点612,613,622,
623が閉成され各リレー61,62が自己保持され
る。すなわち、両スイッチ613,623が閉じて待機
状態となる。従って、この状態では、ドア開閉スイッチ
50の閉端子51に生起している閉信号が、第1のリレ
ー61の回路開閉用接点613を介して電磁切換弁30
0の閉じ側のソレノイド301に供給され、これにより
ドア100の閉状態がそのまま維持される。
ドア開閉スイッチ50を開位置に切換えると、すなわち
開端子52を閉じると、そこに生起する開信号が既に自
己保持されて待機中の第2のリレー62の開閉信号用リ
レー接点623を介して開き側のソレノイド302に供
給され、これによりバキュームシリンダ200が縮小し
てドア100が開放される。
ドア100が開放され、ドア開閉スイッチ10が開位
置にある場合(開端子52が閉じている場合): イグニッションスイッチ1を閉成するとドア開閉スイッ
チ50を介して第3のリレー63のリレーコイル631
に通電され、リレー接片632が閉端子634に接続さ
れる。これにより第1のリレー61のリレーコイル61
1に通電されその接点612,613が閉成して第1の
リレー61が自己保持される。すなわち接点613が閉
じて待機状態となる。このとき、ドア開閉スイッチ50
の閉端子51が開放されており閉信号は出力されない。
また、その開端子52は閉じていて開信号が生起してい
るが、第2のリレー62の回路開閉用接点623は開放
して非待機状態なので開信号は遮断される。従って、こ
の場合、電磁切換弁300は図示中立位置を保持する。
ドア開閉スイッチ50を閉位置に切換えると、その閉端
子51に生起する閉信号が、既に自己保持されて待機中
の第1のリレー61の回路開閉用接点613から閉じ側
のソレノイド301に供給されてドア100が閉成され
る。
また、ドア開閉スイッチ50の開位置→閉位置への切換
え操作により、第3のリレー63が消磁されてその接片
632が開端子633と接するので、第2のリレー62
のリレーコイル621位置に通伝されその接点622,
623が閉成されて自己保持される。すなわち接点62
3が閉じて待機状態となる。従って、その後、ドア開閉
スイッチ50を開位置に切換えると、その開端子52に
生起する開信号が回路開閉用接点623を介して開き側
のソレノイド302に供給され、これによりドア100
が開放される。
(II)ドア100の開閉状態とドア開閉スイッチ50の
切換え位置とが不一致の場合: ドア100が閉成され、ドア開閉スイッチ50が開位
置にある場合: イグニッションスイッチ1を閉成するとドア開閉スイッ
チ50の開端子52を介して第3のリレー63が励磁さ
れ、そのリレー接片632が閉端子634を閉じ、これ
により第1のリレー61が励磁されその接点612,6
13が閉成されて自己保持される。すなわち接点613
が閉じて待機状態となる。このとき、ドア開閉スイッチ
50の閉端子51は開放されていて閉信号は出力されな
い。また、その開端子52には開信号が生起している
が、第2のリレー62の回路開閉用接点623が開いて
おり非待機状態なので開信号は遮断され、従って、電磁
切換弁300は図示中立位置を保持する。
ドア開閉スイッチ50を閉位置に切換えると、その閉端
子51に生起する閉信号が既に自己保持されて待機中の
第1のリレー61の回路開閉用接点613から閉じ側の
ソレノイド301に供給され、バキュームシリンダ20
0の閉じ側室203に負圧が導かれるが、既にピストン
ロッド201がその伸長側のストロークエンドに達して
いるからそのままドア100の閉成状態が維持される。
また、ドア開閉スイッチ50の開位置→閉位置への切換
え操作により、第3のリレー63が消磁されてその接片
632が開端子633と接するので、第2のリレー62
のリレーコイル621に通伝されその接点622,62
3が閉成されて自己保持される。すなわち接点623が
閉じて待機状態となる。従って、その後、ドア開閉スイ
ッチ50を開位置に切換えると、その開端子52に生起
する開信号が回路開閉用接点623を介して開き側のソ
レノイド302に供給され、これによりドア100が開
放される。
ドア100側開放され、ドア開閉スイッチ50が閉位
置にある場合: イグニッションスイッチ1を閉成すると、ドア開閉スイ
ッチ50の閉端子51から第4のリレー64のリレーコ
イル641に通電されそのリレー接点642が閉成され
るが、ドアスイッチ40が閉じていて第5のリレー65
が励磁されてその接点652が開放されている。この結
果、第4および第5のリレー64,65を介しては第1
および第2のリレー61,62に給電されない。第3の
リレー63は消磁されておりそのリレー接片632が開
端子633を閉じており、従って、このリレー63を介
して第2のリレー62に通電されるのでその接点62
2,623が閉成され、第2のリレー62が自己保持さ
れる。すなわち接点623が閉じて待機状態となる。ド
ア開閉スイッチ50の閉端子51には閉信号が生起され
ているが第1のリレー61が自己保持されていない、す
なわち非待機状態なので回路開閉用接点613が開放し
ており閉信号が遮断される。また開信号はドア開閉スイ
ッチ50から生起されない。従って、電磁切換弁300
は中立位置を保持する。
ドア開閉スイッチ50をいったん開位置に切換えると、
その開端子52から第3のリレー63に通電されそのリ
レー接片632が閉端子634に接し、これにより第1
のリレー61が励磁されて自己保持される。すなわち接
点613が閉じて待機状態となる。このとき、ドア開閉
スイッチ50の開端子に生起する開信号は既に自己保持
されている第2のリレー62の回路開閉用接点623を
介して開き側のソレノイド302に供給され、これによ
りバキュームシリンダ200の開き側の室202に負圧
が導かれるが、既にピストンロッド201が縮退側のス
トロークエンドにありドア100はそのまま開放状態を
保持する。
次いで、ドア開閉スイッチ50を閉位置に切換えると、
既に自己保持され待機中の第1のリレー61の回路開閉
用接点613を介して閉信号が閉じ側のソレノイド30
1に供給され、これによりドア100が閉成される。
なお、以上の構成の実施例においても、ドア100が開
放されるとランプ7が点灯される。また、非常スイッチ
3を開くと開および閉信号が消滅するので電磁切換弁3
00が中立位置に切り換わり、以って、バキュームシリ
ンダ200の両室202,203とも大気に開放されて
手動でドア100が開閉できる。
以上では、バキュームシリンダ200によりドアの開閉
を制御したが空圧,油圧シリンダ、電動機、油圧モータ
等、他のアクチュエータを用いてもよい。
G.考案の効果 本考案は、ドアの開閉状態とドア開閉スイッチの切換え
位置とが一致していない場合、イグニッションスイッチ
投入時にドア開閉スイッチの切換え位置に対応した開ま
たは閉信号を遮断するとともに、その切換え位置の反転
切換え位置に対応した開または閉信号が通過できるよう
に待機し、ドア開閉スイッチが反転切換え操作されたと
きに両信号が通過できるように待機するドア作動待機回
路が設けられた構成とした。よって、イグニッションス
イッチの投入により不所望にドアが開閉するのが防止さ
れ安全性の高いオートドアの開閉制御装置を提供でき
る。
また、この考案では、ドアの開閉状態とドア開閉スイッ
チの切換え位置とが一致している際にも、ドア作動待機
回路が反転切換え位置に相応する信号を通過可能に待機
するので操作が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例を示す回路図、第2図は
その第2の実施例を示す回路図、第3図は従来例を示す
回路図である。 1:イグニッションスイッチ 3:非常スイッチ 10,50:ドア開閉スイッチ 20,60:ドア作動待機回路 100:ドア 200:バキュームシリンダ(アクチュエータ) 300:電磁切換弁 301,302:ソレノイド 400:バキューム源 500:駆動手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】イグニッションスイッチにドア開閉スイッ
    チが接続され、ドアを開閉するアクチュエータを有する
    駆動手段がドア開閉スイッチと電気的に接続され、ドア
    開閉スイッチの閉位置への切換えに応答して生起する閉
    信号によりアクチュエータがドア閉成方向に駆動され、
    ドア開閉スイッチの開位置への切換えに応答して生起す
    る開信号によりアクチュエータがドア開放方向に駆動さ
    れてドアが開閉されるとともに、閉信号および開信号の
    いずれもが駆動手段に供給されないときに手動でアクチ
    ュエータが駆動可能な車両用オートドア開閉制御装置に
    おいて、 ドアの開閉状態とドア開閉スイッチの切換え位置とが一
    致していない場合、イグニッションスイッチの投入時に
    は、その投入に応答してドア開閉スイッチの切換え位置
    に従いそれぞれ生起する開および閉信号を遮断するとと
    もに、そのとき生起されない他方の信号を通過可能に待
    機し、イグニッションスイッチの投入後には、ドア開閉
    スイッチの切換え操作に応答してそれぞれ生起される開
    および閉信号を通過させるとともに、そのとき生起され
    ない他方の信号を通過可能に待機するドア作動待機回路
    が、ドア開閉スイッチと駆動手段との間に設けられたこ
    とを特徴とする車両用オートドア開閉制御装置。
JP6859286U 1986-05-07 1986-05-07 車両用オ−トドア開閉制御装置 Expired - Lifetime JPH0612158Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6859286U JPH0612158Y2 (ja) 1986-05-07 1986-05-07 車両用オ−トドア開閉制御装置

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JP6859286U JPH0612158Y2 (ja) 1986-05-07 1986-05-07 車両用オ−トドア開閉制御装置

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Publication Number Publication Date
JPS62180181U JPS62180181U (ja) 1987-11-16
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