JPH0612130U - ステアリングホイール用空調装置 - Google Patents

ステアリングホイール用空調装置

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JPH0612130U
JPH0612130U JP1613092U JP1613092U JPH0612130U JP H0612130 U JPH0612130 U JP H0612130U JP 1613092 U JP1613092 U JP 1613092U JP 1613092 U JP1613092 U JP 1613092U JP H0612130 U JPH0612130 U JP H0612130U
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JP
Japan
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air
steering wheel
air conditioning
conditioning
flow path
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Application number
JP1613092U
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English (en)
Inventor
正志 伴野
Original Assignee
アスティ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステアリングホイールの部分に、冷房或いは
暖房等の空調を施すことを可能にするステアリングホイ
ール用空調装置を提供することを目的とする。 【構成】 車両の空調設備に空調用ダクトを接続し、ス
テアリングホイールに流路を形成するとともに運転者が
握る把持部に流路に連絡した吹出部を形成し、上記空調
設備からの空調用空気を上記空調用ダクト及び流路を介
して導いて吹出部より吹き出すことにより、把持部に空
調を施すようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種車両のステアリングホイールに適用されるステアリングホイー ル用空調装置に係り、特に、ステアリングホイールに設けられた吹出部より空調 を施すことにより、操作時に運転者がステアリングホイールを握る部分(以下、 把持部という)における汗ばんだ状態を解消できるようにしたり、或いは、冬季 に乗ったときにかじかんだ手を温めることができるように工夫したものに関する 。
【0002】
【従来の技術】
各種車両のステアリングホイール及びそれに連結されたステアリング機構は、 例えば、図6に示すようになっている。まず、ステアリングホイール(操舵ハン ドル)101があり、このステアリングホイール101は、ステアリングコラム 103等を介してギヤボックス105側に連結されている。ギヤボックス105 内には、図示しないピニオンギヤとこのピニオンギヤに歯合するラックギヤが収 容されていて、上記ステアリングホイール101は、ピニオンギヤ側に連結され ている。
【0003】 上記ラックギヤはラックシャフトに設けられていて、このラックシャフトがギ ヤボックス105の長手方向に沿って延長されている。ラックシャフトの両端に はタイロッド107、107’を介して図示しない車輪が連結されている。よっ て、ステアリングホイール101を左右何れかの方向に回転させることにより、 ピニオンギヤ及びラックギヤを介して、ラックシャフトが左右何れかの方向に移 動し、それによって、車輪を所望の方向に操舵する。
【0004】 ところで、ステアリングホイール101を握って走行している場合に、把持部 が汗ばむことがあり、それによって、操舵時に滑ってしまって操作性が損なわれ てしまうようなことがある。又、車両の内部は季節に応じて暖房或いは冷房等の 空調を施して適切な環境とするように工夫されているが、ステアリングホイール 101の把持部にはその空調効果が行き届かないことがあった。特に、冬季に乗 った直後には、手がかじかんだ状態にあってなかなか暖まらず、速やかに始動す ることができないといった問題があつた。
【0005】 本考案はこのような点に基づいてなされたものでその目的とするところは、ス テアリングホイールの部分に、冷房或いは暖房等の空調を施すことを可能にする ステアリングホイール用空調装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するべく本願考案によるステアリングホイール用空調装置は、 車両の空調設備に空調用ダクトを接続し、ステアリングホイールに流路を形成す るとともに運転者が握る把持部に流路に連絡した吹出部を形成し、上記空調設備 からの空調用空気を上記空調用ダクト及び流路を介して導いて吹出部より吹き出 すことにより、把持部に空調を施すようにしたことを特徴とするものである。そ の際、吹出部を運転者が握る把持部を目安にした場所に設けることが考えられる 。
【0007】
【作用】
車両には車内に空調を施すための空調設備が設置されている。本願考案はこの 空調設備からの空調用空気を、空調用ダクト及び流路を介してステアリングホイ ールまで導いて吹出部を介して吹き出すようにし、それによって空調を施すよう にしたものである。又、吹出部を運転者が握る把持部を目安にした場所に設け場 合には、略把持部より吹き出すことになる。
【0008】
【実施例】
以下、図1乃至図5を参照して本考案の一実施例を説明する。まず、ステアリ ングホイール1があり、このステアリングホイール1はステアリングコラム3に 連結されている。上記ステアリングホイール1のスポーク5には流路7が形成さ れている。この流路7の終端部はステアリングホイール1のリング部9にまで至 っていて、そこには吹出部としての複数個の吹出口11が設けられている。この 吹出口11は、運転者がステアリングホイール1を操作する場合に握るであろう と思われる把持部を目安にした位置に設けられている。又、流路7の始端部はス テアリングホイール1の中心部13に至っていて、開口部15、15’となって いる。
【0009】 一方、ステアリングコラム3の外周側には、空調用ダクト17、17’が配設 されていて、これら二つの空調用ダクト17、17’は、集合されて空調ダクト 19となり、車両の空調設備21に連結されている。つまり、車両の空調設備よ り供給される温風又は冷風等の空調用空気を、空調用ダクト19、空調用ダクト 17、17’、流路7、7’、吹出口11を介して吹き出し、それによって、ス テアリングホイール1の把持部に空調を施すものである。
【0010】 上記空調設備21は図4に示すように構成されている。まず、設備本体23が あり、この設備本体23の一端側にはシロッコファン25が設置されている。こ のシロッコファン25によって、吸引口27を介して外気又は内気を吸引する。 尚、吸引口27には切換ダンパ29が設置されていて、この切換ダンパ29を動 作させることにより、外気・内気の切換を行なう。上記切換ダンパ29は図示し ない内外切換モータに連動して動作する。
【0011】 上記設備本体23内には、クーリングユニット(エバポレータ)31と、ヒー タコア(温水放熱器)33が設置されている。シロッコファン25より吸引され た空気は、クーリングユニット31を通して送られ、さらに、ヒータコア33を 通して又は通さずに送られる。ヒータコア33に通すか否かはエアミックスダン パ35によって切換えられる。上記エアミックスダンパ35は、図示しない温度 設定レバに連動して動作する。尚、ヒータコア33には、冷媒配管37が接続さ れていて、この冷媒配管37にはバルブ39が介挿されている。
【0012】 このようにして送られた空調用空気は、設備本体23より車両内の各部を介し て車両内に供給される。すなわち、設備本体23には、インストルメントパネル サイド吹出口41、43、インストルメントパネルロア吹出口45、インストル メントパネル中央吹出口47、足元吹出口49が形成されているとともに、デフ ロスタ51が形成されている。そして、サイドベントダンパ53、センタベント ダンパ55、デフロスタダンパ57、ヒートダンパ59を、適宜切換えることに より、所望の吹出口より温風又は冷風を吹き出す。上記サイドベントダンパ53 、センタベントダンパ55、デフロスタダンパ57、ヒートダンパ59は、図示 しないモードコントロールモータに連動して動作する。尚、図中符号61、63 はシャットバルブであり、又、上記各ダンパの切換操作は、スイッチ操作により 全て自動で行なわれる。
【0013】 設備本体23には、上記した各種吹出口とは別に、ステアリングホイール用吹 出口65が設けられていて、そこには、ステアリングホイール用ダンパ67が設 置されている。このステアリングホイール用ダンパ67も、上記モードコントロ ールモータに連動して動作する。上記ステアリングホイール用吹出口65に、既 に説明した空調用ダクト19が接続されている。よって、上記ステアリング用ダ ンパ67を適宜切換えることにより、ステアリングホイール1に空調を施すこと ができる。尚、本実施例における空調設備の全体構成をブロック図で示すと図5 に示すようになる。
【0014】 以上本実施例によると次のような作用・効果を奏することができる。まず、ス テアリングホイール1の把持部に空調を施すことができるよになった。これは、 車両の空調設備21からの温風又は冷風等の空調用空気を、空調用ダクト19、 17、17’、流路7、7’を介してステアリングホイール1まで導き、吹出口 11を介して吹き出すように構成したからである。よって、走行中に把持部が汗 ばむようなことを軽減させることができ、操作性を向上させて走行安全性を高め ることができる。又、冬季にあってはかじかんだ手を速やかに温めることができ るので、迅速な始動が可能になった。又、上記吹出口11を介して、運転者の手 から運転もの自身に直接空調を施すことができるので、走行時の感覚を快適なも のとすることができる。
【0015】 又、設備的にも大掛かりなものは不要であるので、他の機器に影響を与えるよ うなことはない。又、ダクト17、17’と流路7、7’との接続部においては 、ステアリングホイール1の回転を許容しながら空調用空気を供給できるような 構成になっているので、ステアリングホイール1の動作に支障を来すようなこと はない。尚、上記接続部より若干のリークが生じる構成になっているが、車両内 を空調する上では何ら問題はない。又、必要ない場合には、ステアリングホイー ルダンパ67によってステアリングホイール用吹出口65を閉じておけばよい。
【0016】 尚、本考案は前記一実施例に限定されるものではない。例えば、ステアリング ホイール1の把持部から温風又は冷風等の空調用空気をどのように吹き出すかは 図示した構成に限定されない(例えば、吹出部の構成)。又、空調用ダクト17 、17’と流路7、7’の接続部の構成としては、例えば、フレキシブルな接続 部材を利用してリークを無くすような構成で接続することも考えられる。又、前 記一実施例では吹出部を把持部を目安にした場所に設置したが、それ以外の場合 も考えられる。その場合には、運転者が適宜吹出部に手を掛けることにより、同 様の効果を得ることができる。
【0017】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によるステアリングホイール用空調装置によると、 ステアリングホイールに空調を施すことが可能になるので、例えば、走行時に把 持部が汗ばんで滑ってしまうようなこと、或いは冬季に乗った直後に手がかじか んでしまって速やかに始動できないといったことを防止することができ、操作性 を向上させて走行安全性を高めることができる。又、吹出部を把持部を目安にし た場所に設けた場合には、より直接的であって効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図でステアリングホイ
ール用空調装置の構成を示す断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す図でステアリングホイ
ールの正面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す図で図1のIII-III 断
面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す図で車両の空調設備の
構成を示す図である。
【図5】本考案の一実施例を示す図でステアリングホイ
ール用空調装置を含めた車両全体の空調設備の構成を示
すブロック図である。
【図6】従来例の説明に使用した図でステアリングホイ
ール及びそれに連結されたステアリング機構の構成を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 7 流路 7’ 流路 11 吹出口(吹出部) 17 空調用ダクト 17’ 空調用ダクト 19 空調用ダクト 21 空調設備

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の空調設備に空調用ダクトを接続
    し、ステアリングホイールに流路を形成するとともに該
    流路に連絡した吹出部を形成し、上記空調設備からの空
    調用空気を上記空調用ダクト及び流路を介して導いて吹
    出部より吹き出すことにより空調を施すようにしたこと
    を特徴とするステアリングホイール用空調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステアリングホイール用
    空調装置において、吹出部は運転者が握る把持部を目安
    にした場所に設けられていることを特徴とするステアリ
    ングホイール用空調装置。
JP1613092U 1992-02-18 1992-02-18 ステアリングホイール用空調装置 Pending JPH0612130U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018047506A1 (ja) * 2016-09-09 2018-03-15 株式会社デンソー 暖房装置

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JPS6153268B2 (ja) * 1978-12-04 1986-11-17 Jidosha Kiki Co

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