JP2004169334A - 建設機械のコンソール送風装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンソール12の前部位置にリモコンバルブの操作レバー16を突設させた建設機械に於いて、コンソール12の表面には操作レバー16の前後左右の位置に吹き出し口18,18…を設け、該吹き出し口18,18…から操作レバー16の操作範囲に向けて冷風または温風を送風するように構成する。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は建設機械のコンソール送風装置に関するものであり、特に、コンソールに設けられたリモコンバルブの操作レバーへ冷風または温風を送風する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
油圧ショベル等の建設機械では、キャビンのドアを開放してオペレータが外部の者と常にコンタクトを取りながら作業をし、或いは、頻繁にキャビンから乗り降りすることが多い。そのため、冬場ではオペレータの手先が冷えて操作レバーがうまく操作できないという不具合があった。また、夏場では手が汗ばむため不快感を覚えるとともに、操作レバーを把持している手が滑ることも考えられるので危険であった。
【0003】
一般に建設機械のキャビンに搭載されているエアコンユニットは、キャビン全体を冷暖房するように形成されているので、オペレータの手先に冷風または温風を送ることはできない。電装パネルに冷風の吹き出し口を設けた建設車両も知られているが(例えば、実用新案文献1参照)、冷風のみを吹き出すため、冬季での使用には向いていない。
【0004】
【実用新案文献1】
実開平4−117050号公報
そこで、建設機械のキャビン全体を冷暖房するだけでなく、オペレータの手先を冷却または保温並びに乾燥するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、オペレータシートの左右にコンソールを設け、夫々のコンソールの前部位置にアクチュエータを動かすためのリモコンバルブを配設し、該リモコンバルブの操作レバーを前記コンソールの表面に突設させた建設機械に於いて、前記コンソールの表面にはオペレータの手及び腕若しくは前記操作レバーの操作範囲に向けて送風する吹き出し口を設けた建設機械のコンソール送風装置、
及び、上記操作レバーの前後左右の何れかの位置若しくは前後左右の複数の位置に、上記吹き出し口を設けた建設機械のコンソール送風装置、
及び、上記吹き出し口に接続されている送風ダクトには風量調整バルブが設けられ、且つ、該風量調整バルブの調整装置を上記コンソールの表面に設けた建設機械のコンソール送風装置、
及び、上記吹き出し口から冷風または温風を吹き出すようにした建設機械のコンソール送風装置を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面に従って詳述する。図1は建設機械の一例として油圧ショベルのキャビン10を示し、オペレータシート11の左右両側にコンソール12,13が設けられ、夫々のコンソール12,13の前部位置にアクチュエータを動かすためのリモコンバルブ14,15を配設する。夫々のリモコンバルブの操作レバー16,17はコンソール12,13の表面に突設させてあり、オペレータが該操作レバー16,17を把持して前後左右に操作し易いようにしてある。また、前記コンソール12,13の表面には、該操作レバー16,17の前後左右の何れかの位置若しくは前後左右の複数の位置に、該操作レバー16,17の操作範囲に向けて送風する吹き出し口18,18…を設けてある。
【0007】
図2乃至図4は一方のコンソール12を示し、該コンソール12内のフレーム20にリモコンバルブ14を固定し、操作レバーのシャフト16aをブーツカバー21にて被蔽する。ブーツカバー21の下部は吹き出しダクト22にて囲繞される。該吹き出しダクト22は、樹脂成型にて円形ドーナツ状若しくは角形輪状に形成され、エアが流通できるように内部が連通している。
【0008】
そして、該吹き出しダクト22の上面に前記吹き出し口18,18…が設けられ、該吹き出しダクト22の下面適宜位置にエアコンユニットからの送風ダクト23が接続されている。本実施の形態では、前記操作レバー16の前後左右の各位置に夫々複数の吹き出し口18,18…を設けてあり、操作レバー16の後部側に送風ダクト23を接続してある。
【0009】
前記送風ダクト23にはエアコンユニットから冷風または温風が送風されるが、該送風ダクト23の途中に風量調整バルブ24を設け、該風量調整バルブ24の開度を調整するためのレバー25を前記コンソール12の表面に設けてある。従って、オペレータがこのレバー25を回動することにより、該風量調整バルブ24の開度が増減して、前記吹き出し口18,18…から吹き出される風量を簡単に調整できるようにしてある。
【0010】
而して、図5に示すように、オペレータが把持する操作レバー16の操作範囲に向けて、前記吹き出し口18,18…から吹き出される冷風または温風が送風されるため、オペレータの手先は冷風または温風によって冷却または保温並びに乾燥される。従って、夏場の作業では、前記吹き出し口18,18…から吹き出される冷風によって、手の汗ばみによる不快感や手の滑りによる操作レバー16の誤操作を防止でき、快適な作業を行うことができるとともに作業の安全性を確保できる。一方、冬場の作業では、前記吹き出し口18,18…から吹き出される温風によって手先の冷えを防止でき、操作レバー16を円滑に操作することができる。
【0011】
図6は他の実施の形態を示し、前記吹き出しダクト22をなくして操作レバーのシャフト16aの周りに吹き出し口28を設けてある。該吹き出し口28は前記送風ダクト23に接続されている。斯かる構成の場合は、冷風または温風が操作レバー16の把持部16bに直接送風されるので、オペレータの手先をより確実に冷却または保温並びに乾燥することができる。
【0012】
図7は更に他の実施の形態を示し、前記吹き出しダクト22の下面にも吹き出し口29を設けてある。斯かる構成の場合は、冷風をコンソール12の内部に送風することができ、リモコンバルブ14に冷風を当てて発熱を抑止することができる。このため、従来はリモコンバルブ14の温度上昇により、コンソール12からオペレータの脚部に局部的な熱が伝わって不快感を及ぼしていたが、リモコンバルブ14を冷却することによってオペレータの不快感をなくすことができる。
【0013】
尚、本実施の形態では一方のコンソール12についてのみ説明したが、他方のコンソール13についても同様の構成であり、且つ、同様の作用効果を奏するものである。また、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【0014】
【発明の効果】
本発明は上記一実施の形態に詳述したように、請求項1記載の発明は、コンソールの表面に操作レバーの操作範囲に向けて送風する吹き出し口を設けたことにより、該吹き出し口から吹き出される冷風または温風によって前記操作レバーを把持するオペレータの手先が冷却または保温並びに乾燥される。従って、夏場の作業では、手の汗ばみによる不快感や手の滑りによる操作レバーの誤操作を防止でき、快適な作業を行うことができるとともに作業の安全性を確保できる。一方、冬場の作業では、手先の冷えを防止でき、操作レバーを円滑に操作することができる。
【0015】
請求項2記載の発明は、上記操作レバーの前後左右の何れかの位置若しくは前後左右の複数の位置に上記吹き出し口を設けたことにより、請求項1記載の発明の効果に加えて、操作レバーを把持するオペレータの手先に向けて冷風または温風を確実に送風することができる。
【0016】
請求項3記載の発明は、上記吹き出し口に接続されている送風ダクトには風量調整バルブが設けられ、その調整装置を上記コンソールの表面に設けたことにより、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、吹き出し口から送風される冷風または温風の風量を簡単且つ確実に調整することが可能であり、操作性を向上することができる。
【0017】
請求項4記載の発明は、上記吹き出し口から冷風または温風を吹き出すようにしたことにより、請求項1,2または3記載の発明の効果に加えて、夏冬の季節を問わずに年間を通じてオペレータの手先を快適な状態に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】油圧ショベルのキャビンを示す斜視図。
【図2】一方のコンソールを示し、(a)は斜視図、(b)は同図(a)のA矢視図。
【図3】一方のコンソールの要部を示す縦断側面図。
【図4】一方のコンソールの要部を示す分解斜視図。
【図5】一方のコンソールの送風状態を示す要部の斜視図。
【図6】他の実施の形態を示す要部の縦断側面図。
【図7】更に他の実施の形態を示す要部の縦断側面図。
【符号の説明】
11 オペレータシート
12,13 コンソール
14,15 リモコンバルブ
16,17 操作レバー
18 吹き出し口
22 吹き出しダクト
23 送風ダクト
24 風量調整バルブ
25 レバー
28,29 吹き出し口
Claims (4)
- オペレータシートの左右にコンソールを設け、夫々のコンソールの前部位置にアクチュエータを動かすためのリモコンバルブを配設し、該リモコンバルブの操作レバーを前記コンソールの表面に突設させた建設機械に於いて、前記コンソールの表面にはオペレータの手及び腕若しくは前記操作レバーの操作範囲に向けて送風する吹き出し口を設けたことを特徴とする建設機械のコンソール送風装置。
- 上記操作レバーの前後左右の何れかの位置若しくは前後左右の複数の位置に、上記吹き出し口を設けた請求項1記載の建設機械のコンソール送風装置。
- 上記吹き出し口に接続されている送風ダクトには風量調整バルブが設けられ、且つ、該風量調整バルブの調整装置を上記コンソールの表面に設けた請求項1または2記載の建設機械のコンソール送風装置。
- 上記吹き出し口から冷風または温風を吹き出すようにした請求項1,2または3記載の建設機械のコンソール送風装置。
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2002
- 2002-11-18 JP JP2002334221A patent/JP2004169334A/ja active Pending
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