JP5967373B2 - 空調シート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、気温変化に応じた快適な着座状態を提供するための空調シート装置に関する。
従来、例えば車両等における着座用のシートとして、夏冬の気温変化に応じた快適な着座状態を提供するための空調シート装置が提案されている。特開2005−245494号公報(特許文献1)の空調座席装置は、通気性のある表皮とその表皮の裏面に配置されたヒータとでシートを構成し、夏場等の高気温時はヒータのOFF状態で、一方、冬場等の低気温時はヒータのON状態でそれぞれシート内側から表皮外側(着座する人)に向けて送風する構成となっている。しかしながら、この構成では、着座面に気密性を持たせることができないため、低気温時には保温性が低下して肌寒さを感じさせる場合がある。そこで、低気温時に充分な暖かさを与えるためには、着座する人の体と対応する部分全体にヒータ(発熱素子)を設ける必要、言い換えれば高価な発熱素子を広い領域で設ける必要があり、これに伴って装置全体のコストが高くなるという問題が生じる。また、この場合、発熱素子を編み付けてなるシート状のヒータの上に薄い表皮を介して人が座ることになるので、着座時のフィット感が損なわれる。さらに、シートの着座面以外で暖かさを与えることができないので、足元の冷えやすい部分を暖めることができない。
また、特開2001−145542号公報(特許文献2)の車両用シートは、着座面となる難通気性のパッドカバーの裏面に通気層を設け、高気温時は通気層に冷風を送り込む一方、低気温時は通気層に温風を送り込むことで、パッドカバーの温度を調節する構成となっている。しかしながら、この構成では、着座面に通気性を持たせることができないため、高気温時には蒸れやすく着座する人に不快感を与える場合がある。
特開2005−245494号公報 特開2001−145542号公報
本発明の課題は、冬場等の低気温時には暖かさの保温性を保つ一方、夏場等の高気温時には蒸れ感のない通気性を持たせることで、気温変化に応じてより快適な着座状態をつくり出すことができる空調シート装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記の課題を解決するために、本発明の空調シート装置は、
空気や湿気の通過を可能にする通気性を有して着座面を形成する表カバーと、その表カバーの裏面側に配置され、かつ空気の注入による膨張及び空気の抜脱による収縮が可能なバルーンと、を有するシート本体と、
前記表カバーの裏面に向けて送風する第1送風手段と、
前記バルーン内に温風を送り込む第2送風手段と、
前記第1及び第2の送風手段を制御する送風制御手段と、を備え、
前記送風制御手段は、
前記第2送風手段による送風を停止して前記バルーンを収縮した状態で前記第1送風手段から前記表カバーの裏面に向けて送風を行う第1送風制御と、
前記第1送風手段による送風を停止した状態で前記第2送風手段から前記バルーンに温風を送り込みバルーンを膨張させる第2送風制御と、を個別に実行することを特徴とする。
このように、夏場等の高気温時には、第2送風手段による送風を停止してバルーンを収縮した状態で第1送風手段から表カバーの裏面に向けて送風を行う第1送風制御を実行することで、シート本体内から通気性を有する表カバー(着座面)を通して着座する人に向けて風を吹き出す。これにより、シート本体に着座した人の体から発生した汗を送風によって素早く蒸発させて気化熱を奪うことで、着座した人に対して蒸れ感を与えることなくかつ冷涼感を与えることができる。一方、冬場等の低気温時には、第1送風手段による送風を停止した状態で第2送風手段からバルーンに温風を送り込みバルーンを膨張させる第2送風制御を実行することで、表カバー(着座面)の裏面側に温風を注入したバルーンを配置する。これにより、温風をバルーン内に溜めることで着座面に気密性を持たせることができ、保温性を保った状態で着座した人を暖めることができる。その結果、冬場等の低気温時には暖かさの保温性を保つ一方、夏場等の高気温時には蒸れ感のない通気性を持たせることで、気温変化に応じてより快適な着座状態をつくり出すことができる。
本発明の空調シート装置を構成するシート本体及び空調ユニットを示す模式図。 冷涼時におけるシート本体を示す模式図。 温暖時におけるシート本体を示す模式図。 空調ユニットを示すブロック図。 空調ユニットを構成するシート冷涼スイッチ及びシート温暖スイッチを示す正面図。 プッシュスイッチからなるシート冷涼スイッチ及びシート温暖スイッチを示す側面図。 空調ユニットを構成するシート空調ECUによるシート空調制御を示すフローチャート。 他の実施形態における空調ユニットを示すブロック図。
以下、本発明の空調シート装置の一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、空調シート装置1は、車両に搭載される車両シートであるシート本体2と、そのシート本体2内に送風する空調ユニット3と、から構成される。なお、本実施形態では、車両に搭載される全ての車両シートに対してシート本体2が適用される場合を例示し、また、空調ユニット3はシート本体2が搭載される車室内空間を空調する空調装置とは別に構成した場合を例示する。
シート本体2は、着座する人の臀部を支持するシート座部11と、着座する人の背中を支持するシート背部12と、高さ調整可能に設けられて着座する人の頭部を支持するヘッドレスト部13と、から構成される。シート座部11において着座する人の臀部が当接する着座面11a、及びシート背部12において着座する人の背中が当接する着座面12aには、それぞれハニカムメッシュ等の通気性の良い素材からなる表カバー14,15が配置されている。表カバー14,15の材質は、特に限定するものではなく、例えばハニカムメッシュや平織り等、空気や湿気の通過を可能にする通気性に優れた素材であればいずれの材質であってもよい。
シート座部11及びシート背部12の表カバー14,15以外の部分は、図2及び図3に示すように、それぞれ発泡ウレタン等からなる弾性体のパッド16,17により中空形状に形成されている。パッド16,17内には、それぞれシート座部11及びシート背部12の接合部分の裏面側から挿入される空調ユニット3の送風管61が連通され、パッド16,17の内部空間は、それぞれ送風管61から送り込まれる風(空気)を表カバー14,15の裏面に向けて誘導する誘導通路18,19を構成する。
誘導通路18,19を構成するパッド16,17の内部空間には、それぞれ空気(温風)の注入による膨張及び空気(温風)の抜脱による収縮が可能なバルーン20,21が設けられている。シート座部11及びシート背部12の接合側となるバルーン20,21の一端には、それぞれ空調ユニット3の温風管62が連通され、温風管62から送り込まれる温風が個々にバルーン20,21内に注入される。一方、シート座部11及びシート背部12の末端側となるバルーン20,21の他端には、バルーン20,21内に溜まった温風を徐々に外部に排出するための温風排出口20a,21aが形成されている。
バルーン20,21は、天然ゴム、合成ゴム、あるいはシリコーンゴム等、ゴム材料の弾性部材により構成される。このため、その他端に形成される温風排出口20a,21aは、ゴム材料の弾性特性に基づき常時閉塞する方向、言い換えれば温風管62から送り込まれる温風をバルーン20,21内に溜め込む方向に付勢される。したがって、空気を抜脱したバルーン20,21の収縮状態(図2に示す状態)を初期状態とした場合、温風管62から送り込まれる温風は、温風排出口20a,21aから殆ど排出されることなくバルーン20,21内に溜め込まれる。その結果、バルーン20,21は、その外表面が個々に表カバー14,15の裏面と当接する状態(図3に示す状態)まで膨張する。そして、このバルーン20,21の膨張状態で温風管62から温風が送り込まれることにより、送り込まれた温風と同一量の温風が温風排出口20a,21aから排出される。
なお、実施形態中では、バルーン20,21の弾性特性に基づく温風排出口20a,21aの閉塞力を利用してバルーン20,21内への温風注入及び温風排出口20a,21aからの温風排出を可能にしているが、この構成に限定せず、例えば、一定の圧力によって開放する開閉弁を各温風排出口20a,21aに取り付けることで、バルーン20,21内への温風注入及び温風排出口20a,21aからの温風排出を行うようにしてもよい。
シート座部11の末端すなわち中空状のパッド16の前端には、温風排出口20aから排出された温風をシート本体2に着座する人の足元に向けて吹き出す足元吹出部22が設けられている。同様に、シート背部12の末端すなわち中空状のパッド17の上端には、温風排出口21aから排出された温風をシート本体2に着座する人の首元に向けて吹き出す首元吹出部23が設けられている。また、シート座部11を形成するパッド16及びシート背部12を形成するパッド17の裏面部分には、それぞれシート状の断熱材24,25が配置される。これにより、バルーン20,21内に溜め込まれた温風の熱がシート座部11及びシート背部12の裏面側から外部に放出されるのを回避して、バルーン20,21の保温性を高めるようになっている。
空調ユニット3は、図4に示すように、車外の空気を取り込む外気吸込口51が形成されたダクト50と、外気吸込口51からダクト50内に空気を吸い込む外気吸込手段としてのブロワファン60と、シート本体2の空調を制御する送風制御手段としてのシート空調ECU(Electronic Control Unit)100と、を備えている。
ダクト50の通路途中には、吸い込んだ空気(風)の送風先を二手に分ける区画壁52が設けられている。区画壁52により区画された一方の送風通路53(本発明の第1送風通路)には、空気(風)をシート本体2側の誘導通路18,19に送り込む送風管61が連結される。送風管61の先端側は、図2に示すように、シート座部11の誘導通路18内に挿入して設けられ、その途中でシート背部12の誘導通路19に分岐する分岐路61aが設けられる。これにより、送風管61を通った空気(風)は、送風管61の先端部に形成された送風口61bからシート座部11の誘導通路18内に送り込まれるとともに、分岐路61aの先端部に形成された送風口61cからシート背部12の誘導通路19内に送り込まれる。
一方、区画壁52により区画された他方の送風通路54(本発明の第2送風通路)には、空気(風)をシート本体2側のバルーン20,21に送り込む温風管62が連結される。温風管62は、図3に示すように、その根元部分でシート座部11のバルーン20に連通される座部側分岐路62aと、シート背部12のバルーン21に連通される背部側分岐路62bとに分岐されている。これにより、温風管62を通った空気(温風)は、座部側分岐路62aの先端部に形成された送風口62cからシート座部11のバルーン20内に送り込まれるとともに、背部側分岐路62bの先端部に形成された送風口62dからシート背部12のバルーン21内に送り込まれる。
区画壁52の先端部分には、送風通路53,54の間で空気(風)の送風先を切り替える通路切替手段としての通路切替ダンパ63が設けられる。また、送風通路54には、その通路54内を通る空気(風)を加熱することで空気を温風として温風管62に送り込む加熱手段としてのヒータコア64が設けられる。ヒータコア64は、車両のエンジン冷却水の廃熱により発熱動作する。
シート空調ECU100は、内蔵のROMに予め設定されたシート空調制御プログラムが設けられており、車両のインパネ前面に配設されたシート冷涼スイッチ110(本発明の第1切替スイッチ)及びシート温暖スイッチ120(本発明の第2切替スイッチ)からの操作信号が入力される。また、シート空調ECU100には、ブロワファン60を電動駆動するモータ65と、通路切替ダンパ63を電動駆動するモータ66と、ヒータコア64とが接続される。そして、シート空調ECU100は、シート空調制御プログラムの実行に基づいて各モータ65,66及びヒータコア64の駆動を制御することで、空調ユニット3からシート本体2内への送風を制御する、すなわちシート本体2の空調を制御する。
シート冷涼スイッチ110及びシート温暖スイッチ120は、図5に示すように、運転席から手が届くインパネの前面箇所に上下方向に並列状態で設けられる。上方には、温暖であることを操作者(運転席に配置されたシート本体2に着座した人であり、かつ車両の運転者)に認識させる「H(Hot)」の文字が記されたシート温暖スイッチ120が配置され、下方には、冷涼であることを操作者に認識させる「C(Cool)」の文字が記されたシート冷涼スイッチ110が配置される。また、シート冷涼スイッチ110とシート温暖スイッチ120との間には、該当する冷暖がシート空調用であることを操作者に認識させるためにシート本体2を図案化したマークの表示部130が設けられる。
各スイッチ110,120は、図6に示すように、1回押圧すると引っ込んでそれぞれの電源スイッチ部111,121をONとし、さらに押圧すると飛び出して電源スイッチ部111,121をOFFとするプッシュスイッチから構成される。そして、シート空調ECU100は、シート冷涼スイッチ110の操作により電源スイッチ部111がONのときに冷涼時のシート空調制御を実行し、シート温暖スイッチ120の操作により電源スイッチ部121がONのときに温暖時のシート空調制御を実行する。なお、各スイッチ110,120の前面(「H」又は「C」の文字の下方部分)には、それぞれ電源スイッチ部111,121のONを個々に点灯状態で報知するLED表示部112,122が設けられる。
次に、以上説明した空調シート装置1の動作を、シート空調ECU100によるシート空調制御の流れ(図7のフローチャート)に基づいて説明する。図7において、まず、インパネに配置されたシート温暖スイッチ120が押圧操作されて電源スイッチ部121がONしたか否かを判定する(S11)。ONになっていなければ(S11:No)、次にシート冷涼スイッチ110が押圧操作されて電源スイッチ部111がONしたか否かを判定する(S12)。シート冷涼スイッチ110(電源スイッチ部111)がONであれば(S12:Yes)、モータ66の駆動を制御してシート冷涼時における通路切替ダンパ63の切り替えを行う(S13)。すなわち、バルーン20,21側と連通する送風通路54を閉塞する一方、表カバー14,15(誘導通路18,19)側と連通する送風通路53を開放する(外気吸込口51と連通する)。
そして、モータ65の駆動を制御してブロワファン60を回転させることで外気吸込口51から外気を取り込み、これを送風通路53に送り込む(S14)。これにより、送風通路53を通った空気(風)は、図2に示すように、送風管61を介してシート本体2の誘導通路18,19内に送り込まれ、その誘導通路18,19から個々に表カバー14,15の裏面に誘導される。表カバー14,15の裏面に誘導された風は、そのまま通気性に優れた表カバー14,15を通ってシート本体2の外部に排出される。すなわち、表カバー14によって形成されたシート座部11の着座面11aからシート本体2に着座する人の臀部に向けて風が吹き出されるとともに、表カバー15によって形成されたシート背部12の着座面12aからシート本体2に着座する人の背中に向けて風が吹き出される。
また、上記したS11の判定でシート温暖スイッチ120(電源スイッチ部121)がONであれば(S11:Yes)、モータ66の駆動を制御してシート温暖時における通路切替ダンパ63の切り替えを行うとともに(S15)、ヒータコア64をONにする(S16)。すなわち、表カバー14,15(誘導通路18,19)側と連通する送風通路53を閉塞する一方、バルーン20,21側と連通する送風通路54を開放し(外気吸込口51と連通し)、その外気吸込口51と連通した送風通路54内のヒータコア64を発熱動作させる。そして、S14に移行することでブロワファン60を回転させて外気吸込口51から外気を取り込み、これを送風通路54に送り込む。
これにより、送風通路54を通った空気(風)は、ヒータコア64の発熱で加熱された後、図3に示すように、温風管62の座部側分岐路62a及び背部側分岐路62bを介してシート本体2(シート座部11及びシート背部12)内の各バルーン20,21に注入される。温風が注入されるバルーン20,21は、外表面が個々に表カバー14,15の裏面と当接する状態まで膨張し、その膨張状態になると、送り込まれた温風と同一量の温風が各温風排出口20a,21aから排出される。そして、温風排出口20aから排出された温風は、シート座部11の足元吹出部22からシート本体2の外部に排出され、温風排出口21aから排出された温風は、シート背部12の首元吹出部23からシート本体2の外部に排出される。
すなわち、シート座部11内のバルーン20は、座部側分岐路62aから逐次送り込まれる温風によって一定の温度に暖められて着座面11a(表カバー14)と当接し、シート本体2に着座する人の臀部を暖める。シート背部12内のバルーン21は、背部側分岐路62bから逐次送り込まれる温風によって一定の温度に暖められて着座面12a(表カバー15)と当接し、シート本体2に着座する人の背中を暖める。また、これと同時に、バルーン20内の温風は、シート座部11の足元吹出部22から排出されて着座する人の足元を暖め、バルーン21内の温風は、シート背部12の首元吹出部23から排出されて着座する人の首元を暖める。
なお、以上説明した図7のシート空調制御において、シート冷涼スイッチ110のON操作に基づいて(S12:Yes)、シート冷涼時における通路切替ダンパ63の切り替えを行い(S13)、次いで外気吸込口51からの外気を送風通路53に送り込むことで(S14)、表示カバー14,15の裏面に向けて送風を行う制御フローが、本発明に係る第1送風制御を構成する。また、シート温暖スイッチ120のON操作に基づいて(S11:Yes)、シート温暖時における通路切替ダンパ63の切り替えを行うとともに(S15)、ヒータコア64を発熱動作させ(S16)、次いで外気吸込口51からの外気を送風通路54に送り込むことで(S14)、バルーン20,21に温風を送り込みバルーン20,21を膨張させる制御フローが、本発明に係る第2送風制御を構成する。
また、表カバーの裏面に向けて送風する本発明に係る第1送風手段は、外部から空気を取り込む外気吸込手段としてのブロワファン60と、その外気吸込手段から取り込んだ空気を表カバーの裏面に向けて誘導する第1送風通路としての送風通路53と、空気が通過する通路を第1送風通路に切り替える通路切替手段としての通路切替ダンパ63と、から構成される。バルーン内に温風を送り込む本発明に係る第2送風手段は、外気吸込手段としてのブロワファン60と、その外気吸込手段から取り込んだ空気をバルーン内に送り込む第2送風通路としての送風通路54と、第2送風通路内に配置されてその第2送風通路内を通過する空気を加熱する加熱手段としてのヒータコア64と、空気が通過する通路を第2送風通路に切り替える通路切替手段としての通路切替ダンパ63と、から構成される。ただし、本発明に係る第1及び第2の送風制御と第1及び第2の送風手段は、それぞれ実施形態中に記載のものに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
以上のように、本実施形態の空調シート装置1によれば、夏場等の高気温時には、第2送風手段による送風を停止してバルーン20,21を収縮した状態で第1送風手段から表カバー14,15の裏面に向けて送風を行う第1送風制御を実行することで、シート本体2内から通気性を有する表カバー14,15(着座面11a,12a)を通して着座する人に向けて風を吹き出す。これにより、シート本体2に着座した人の体から発生した汗を送風によって素早く蒸発させて気化熱を奪うことで、着座した人に対して蒸れ感を与えることなくかつ冷涼感を与えることができる。一方、冬場等の低気温時には、第1送風手段による送風を停止した状態で第2送風手段からバルーン20,21に温風を送り込みバルーン20,21を膨張させる第2送風制御を実行することで、表カバー14,15(着座面11a,12a)の裏面側に温風を注入したバルーン20,21を配置する。これにより、温風をバルーン20,21内に溜めることで着座面11a,12aに気密性を持たせることができ、保温性を保った状態で着座した人を暖めることができる。その結果、冬場等の低気温時には暖かさの保温性を保つ一方、夏場等の高気温時には蒸れ感のない通気性を持たせることで、気温変化に応じてより快適な着座状態をつくり出すことができる。
また、シート本体2内には、第1送風手段からの送風を表カバー14,15の裏面に向けて誘導する誘導通路18,19が設けられ、バルーン20,21は、個々に誘導通路18,19内に配置されるとともに、第2送風手段からの温風の注入によりその外表面が表カバー14,15の裏面と当接する状態まで膨張する。これにより、温風の熱を着座する人の体に極力近づけることができるので、温風を注入したバルーン20,21の暖かさを効率よく着座する人に伝えることができる。また、着座面11a,12a(表カバー14,15)の裏面に直に弾力を有するバルーン20,21が当接することになるので、着座時のフィット感を高めることができる。
また、バルーン20,21は、それぞれ膨張状態で第2送風手段から送り込まれた温風をシート本体2の外部に排出するための温風排出口20a,21aを備え、第2送風手段は、温風をバルーン20,21に逐次送り込む。これにより、バルーン20,21内の温風を常に一定温度に保つことができ、結果として、空調シート装置1による温暖効果を高めることができる。
また、シート本体2は、温風排出口20aから排出された温風をシート本体2に着座する人の足元に向けて吹き出す足元吹出部22を有する。これにより、シート本体2に着座する人の足元を局所的に暖めることができる。
また、シート本体2は、温風排出口21aから排出された温風をシート本体2に着座する人の首元に向けて吹き出す首元吹出部23を有する。これにより、シート本体2に着座する人の首元を局所的に暖めることができる。
また、シート本体2は、着座する人の臀部を支持するシート座部11と、着座する人の背中を支持するシート背部12と、を有し、表カバー14,15及びバルーン20,21は、それぞれシート座部11とシート背部12とに設けられる。これにより、シート座部11で着座する人の臀部すなわち下半身を空調し、シート背部12で着座する人の背中すなわち上半身を空調することができ、着座する人の上半身と下半身の両方に対応した空調を行うことができる。
また、第1送風制御を作動又は非作動とするシート冷涼スイッチ110と、第2送風制御を作動又は非作動とするシート温暖スイッチ120と、を備える。これにより、各スイッチ110,120の操作に基づきシート本体2に着座する人の意思に応じたシート空調を行わせることができる。
ところで、以上説明した実施形態では、本発明に係るシート本体を車両に搭載される車両シートとし、また、空調ユニットは車室内空間を空調するための空調装置とは別に構成した場合を例示しているが、この構成に限定するものではなく、図8に示す他の実施形態のように、車室内空間を空調する空調装置の一部によって本発明に係る空調ユニットを構成するようにしてもよい。なお、以下の説明では、前述した実施形態と同一の構成部材について同一の符号を付記するとともにその詳細な説明を省略する。図8において、空調装置200は、主ダクト201を備え、その主ダクト201には、車内空気を循環させるための内気吸込口202と、車外の空気を取り込む外気吸込口203と、が形成され、内外気切替ダンパ204によりいずれかが切替使用される。これら内気吸込口202ないし外気吸込口203からの空気は、ブロワファン205によって主ダクト201内に吸い込まれる。
主ダクト201内には、吸い込まれた空気を冷却して冷気を発生させるためのエバポレータ206と、逆にこれを加熱して暖気を発生させるヒータコア207とが設けられている。エバポレータ206は、冷凍機の一部をなすものであり、エンジン駆動される図示しないコンプレッサーにより圧縮後、冷却・凝結した冷媒が、その後の膨張・気化により低温化した状態で導かれ、主ダクト201内に吸い込まれた空気と接触して熱交換しこれを冷却する。
これら冷気と暖気とが、エアミックスダンパ208の角度位置に対応した比率にて混合され、吹出口211〜214より吹き出される。このうち、フロントグラス曇り止め用のデフ吹出口211はフロントグラスの内面下縁に対応するインパネ上方奥に、フェイス吹出口212はインパネの正面中央に、フット吹出口213はインパネ下面奥の搭乗者足元に対向する位置に、シート吹出口214はシート本体2内にそれぞれ開口し、吹出口切替ダンパ215〜218により個別に開閉される。吹出口切替ダンパ215〜218は、それぞれモータ219により電動駆動される。
具体的には、モータ219からのダンパ制御用の回転入力位相に応じて、ダンパ駆動ギア機構220により各吹出口211〜214の開放と閉塞が切り替えられ、各吹出口211〜214の開放組み合わせが各吹出モードとして設定される。各吹出モードの選択は、インパネに設けられるエアコン操作パネル240の操作に基づいて行われる。
また、シート吹出口214内には、前述した実施形態の通路切替ダンパ63に相当する通路切替ダンパ221(本発明の通路切替手段)が設けられている。この通路切替ダンパ221は、吹出口切替ダンパ215〜218と同様にダンパ駆動ギア機構220を介したモータ219により電動駆動され、シート吹出口214内の通路を、シート本体2内の誘導通路18,19(表カバー14,15)に連通する送風通路53と、シート本体2内のバルーン20,21に連通する送風通路54との間で切り替える。
また、内外気切替ダンパ204はモータ222により、エアミックスダンパ208はモータ223により、ブロワファン205はブロワモータ224により、それぞれ電動駆動される。モータ219,222,223は、例えばステッピングモータにて構成される。ブロワモータ224は、ブラシレスモータ等で構成され、PWM(Pulse Width Modulation)制御にて回転速度制御することにより吹出し風量が調整される。
モータ219,222〜224、エバポレータ206、及びヒータコア207は、それぞれシリアル通信バス231を介して主空調ECU(Electronic Control Unit)230に接続され、その主空調ECU230によって集中制御される。主空調ECU230の実体はコンピュータハードウェアであり、その入出力部には、エバポレータ温度センサ232、内気センサ233、外気センサ234、水温センサ235、及び日射センサ236が接続される。また、主空調ECU230には、空調制御を操作するためのエアコン操作パネル240が接続される。
また、シリアル通信バス231には、シート本体2の空調を制御するシート空調ECU100が接続され、主空調ECU230との連携制御のための通信が可能となっている。シート空調ECU100には、車両のインパネ前面に配設されたシート冷涼スイッチ110とシート温暖スイッチ120とが接続される。
しかして、図8に示す他の実施形態によれば、車室内空調用の空調装置200の一部がシート本体2を空調する空調ユニットとして構成される。具体的には、外部から空気を取り込む外気吸込手段が空調装置200のブロワファン205により構成され、送風通路54(本発明の第2送風通路)を通る空気を加熱する加熱手段が空調装置200のヒータコア207により構成される。また、このように車室内空調用の空調装置200をシート空調用の空調ユニットに兼用した場合、シート本体2を冷涼する際、外部から取り込んだ空気(外気)をそのまま着座面11a,12a(表カバー14,15)に送り込むだけでなく、外気をエバポレータ206で冷却して冷気として着座面11a,12aに送り込むことができる。このため、表カバー14,15を通して着座する人に向けて冷気を吹き出すことができるので、着座した人に対してより一層の冷涼感を与えることができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これはあくまで例示に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、実施形態中の構成では、シート本体2内に配置されるバルーン20,21にそれぞれ温風排出口20a,21bを設け、シート温暖時には、バルーン20,21内に逐次温風を注入するとともに、温風排出口20a,21bから温風を排出する構成としているが、これに限らず、バルーン20,21に温風排出口20a,21bを設けずにバルーン20,21が膨張した状態で、バルーン20,21内への温風注入を停止するようにしてもよい。また、本発明に係るシート本体としては、車両以外の乗り物(例えば飛行機等)に搭載されるシートであってもよいし、住居やオフィス、あるいは映画館等の施設に設置されるシートであってもよい。
1 空調シート装置
2 シート本体
3 空調ユニット
11 シート座部
12 シート背部
11a,12a 着座面
14,15 表カバー
18,19 誘導通路
20,21 バルーン
20a,21a 温風排出口
22 足元吹出部
23 首元吹出部
53 送風通路(第1送風手段、第1送風通路)
54 送風通路(第2送風手段、第2送風通路)
60 ブロワファン(第1送風手段、第2送風手段、外気吸込手段)
63 通路切替ダンパ(第1送風手段、第2送風手段、通路切替手段)
64 ヒータコア(第2送風手段、加熱手段)
100 シート空調ECU(送風制御手段)
110 シート冷涼スイッチ(第1切替スイッチ)
120 シート温暖スイッチ(第2切替スイッチ)
200 空調装置

Claims (9)

  1. 空気や湿気の通過を可能にする通気性を有して着座面を形成する表カバーと、その表カバーの裏面側に配置され、かつ空気の注入による膨張及び空気の抜脱による収縮が可能なバルーンと、を有するシート本体と、
    前記表カバーの裏面に向けて送風する第1送風手段と、
    前記バルーン内に温風を送り込む第2送風手段と、
    前記第1及び第2の送風手段を制御する送風制御手段と、を備え、
    前記送風制御手段は、
    前記第2送風手段による送風を停止して前記バルーンを収縮した状態で前記第1送風手段から前記表カバーの裏面に向けて送風を行う第1送風制御と、
    前記第1送風手段による送風を停止した状態で前記第2送風手段から前記バルーンに温風を送り込みバルーンを膨張させる第2送風制御と、を個別に実行することを特徴とする空調シート装置。
  2. 前記シート本体内には、前記第1送風手段からの送風を前記表カバーの裏面に向けて誘導する誘導通路が設けられ、
    前記バルーンは、前記誘導通路内に配置されるとともに、前記第2送風手段からの温風の注入によりその外表面が前記表カバーの裏面と当接する状態まで膨張する請求項1に記載の空調シート装置。
  3. 前記バルーンは、膨張状態で前記第2送風手段から送り込まれた温風を前記シート本体の外部に排出するための温風排出口を備え、
    前記第2送風手段は、温風を前記バルーンに逐次送り込む請求項1又は請求項2に記載の空調シート装置。
  4. 前記シート本体は、前記温風排出口から排出された温風をシート本体に着座する人の足元に向けて吹き出す足元吹出部を有する請求項3に記載の空調シート装置。
  5. 前記シート本体は、前記温風排出口から排出された温風をシート本体に着座する人の首元に向けて吹き出す首元吹出部を有する請求項3又は請求項4に記載の空調シート装置。
  6. 前記シート本体は、着座する人の臀部を支持するシート座部と、着座する人の背中を支持するシート背部と、を有し、
    前記表カバー及び前記バルーンは、それぞれ前記シート座部と前記シート背部とに設けられる請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の空調シート装置。
  7. 前記送風制御手段による前記第1送風制御を作動又は非作動とする第1切替スイッチと、
    前記送風制御手段による前記第2送風制御を作動又は非作動とする第2切替スイッチと、を備える請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の空調シート装置。
  8. 前記第1及び第2の送風手段は、
    外部から空気を取り込む外気吸込手段と、
    その外気吸込手段から取り込んだ空気を前記表カバーの裏面に向けて誘導する第1送風通路と、
    前記外気吸込手段から取り込んだ空気を前記バルーン内に送り込む第2送風通路と、
    前記第2送風通路を通る空気を加熱する加熱手段と、
    前記第1送風通路と前記第2送風通路との間で空気が通過する通路を切り替える通路切替手段と、を備える空調ユニットから構成される請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の空調シート装置。
  9. 前記シート本体は、車両内に搭載される車両シートであり、
    前記空調ユニットは、車室内空間を空調する空調装置の一部から構成される請求項8に記載の空調シート装置。
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