JP4074050B2 - 自動車用の空気調和ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用の空気調和ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5は、従来品の一例を示す分解斜視図である。この図に示す空気調和ユニットaは、特開平9−175157号公報に記載されているものであり、自動車のインストルメントパネルで覆われた車室前部の空間に搭載されるものである。この空気調和ユニットaのユニットケースb内には、送風を冷却する冷却用熱交換器cが収容されている。ユニットケースbは、冷却用熱交換器cを脱着させるための作業口dを有するユニットケース本体b1と、このユニットケース本体b1に着脱自在に取り付けられて作業口dを塞ぐ着脱蓋b2とを備えている。この着脱蓋b2には、図外のブロアユニットからの送風をユニットケースb内へ流入させる流入口eが形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動車の乗員足許空間をできるだけ広くする必要性から、空気調和ユニットaは、自動車のインストルメントパネルで覆われた空間の運転席側と助手席側との中間位置に搭載されている。しかも、空気調和ユニットaは、冷却用熱交換器cのメンテナンス時の必要性から、着脱蓋b2が助手席側に位置するように自動車に搭載されている。
【0004】
なぜならば、自動車に搭載された空気調和ユニットaから冷却用熱交換器cを取り外して冷却用熱交換器cを保守あるいは交換する際には、着脱蓋b2をユニットケース本体b1から取り外してユニットケース本体b1の作業口dを開口させ、その開口させた作業口dから冷却用熱交換器cをユニットケース本体b1外へ引き出す必要があり、この引き出しは、ステアリングコラム,ブレーキレバー,アクセルレバー等の邪魔物が無い助手席側へ行わざるを得ないからである。
【0005】
従って、空気調和ユニットaには、右ハンドル車用と左ハンドル車用との2種類のユニットケース本体b1が必要でコスト的に不利になる、という問題点がある。
【0006】
そこで、本発明では、右ハンドル車であっても左ハンドル車であってもユニットケース本体を共用させることができ、その結果、製造コストの低減を図ることができる自動車用の空気調和ユニットを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、ユニットケース内に、送風を冷却する冷却用熱交換器が収容され、ユニットケースは、冷却用熱交換器を脱着させるための作業口を有するユニットケース本体と、該ユニットケース本体に着脱自在に取り付けられて作業口を塞ぐ着脱蓋とを備えている自動車用の空気調和ユニットにおいて、ユニットケース本体は、車幅方向両側に配置される両側壁に前記作業口がそれぞれ設けられ、一方の側壁の作業口が盲蓋によって塞がれ、他方の側壁の作業口が前記着脱蓋によって塞がれており、ユニットケース本体内には、冷却用熱交換器より下方に、当該冷却用熱交換器で除湿凝縮された凝縮水を溜めるドレン溜りが設けられており、ユニットケース本体の底壁には、ドレン溜りを臨む部位に、当該ドレン溜りに溜まる凝縮水を排水するパイプ状の排水部が設けられており、前記排水部は、車幅方向へ沿って延び、前記着脱蓋と対応する一方の開口部に排水用のドレンチューブが接続され、前記盲蓋と対応する他方の開口部が封止栓で密閉されることを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の自動車用の空気調和ユニットであって、ユニットケース本体と盲蓋とが一体成形されていることを特徴としている。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の自動車用の空気調和ユニットであって、ユニットケース内に、冷却用熱交換器を通過した送風を加熱する加熱用熱交換器が収容され、該加熱用熱交換器に、該加熱用熱交換器とエンジンルーム内の熱媒配管とを連結させる熱媒用連結部材が取り付けられ、冷却用熱交換器に、該冷却用熱交換器とエンジンルーム内の冷媒配管とを連結させる冷媒用連結部材が取り付けられ、該冷媒用連結部材はユニットケースの着脱蓋側に配置され、熱媒用連結部材はユニットケースの盲蓋側に配置されていることを特徴としている。
【0010】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、ユニットケース本体は、車幅方向両側に配置される両側壁にそれぞれ、ユニットケース内に収容された冷却用熱交換器を脱着させるための作業口が設けられ、一方の側壁の作業口が盲蓋によって塞がれ、他方の側壁の作業口が着脱自在の着脱蓋によって塞がれているので、右ハンドル車であっても左ハンドル車であっても、助手席側に配置される作業口を着脱蓋によって塞ぐことができる。従って、右ハンドル車であっても左ハンドル車であってもユニットケース本体を共用させることができ、その結果、空気調和ユニットの製造コストの低減を図ることができる。また、ユニットケース本体の底壁に設けられた凝縮水排水用のパイプ状の排水部は、車幅方向へ沿って延び、一方の開口部に排水用のドレンチューブが接続され、他方の開口部が封止栓で密閉されるようになっている。このため、右ハンドル車であっても左ハンドル車であっても排水部の助手席側の開口部にドレンチューブを接続することができる。従って、右ハンドル車であっても左ハンドル車であっても、ステアリングコラム,ブレーキレバー,アクセルレバー等の邪魔物が無い助手席側へドレンチューブを配索することができ、この配索作業性を向上させることができる。
【0011】
請求項2記載の発明では、ユニットケース本体と盲蓋とが一体成形されているので、空気調和ユニットの製造時には、ユニットケース本体に盲蓋を取り付けてユニットケース本体の一方の作業口を盲蓋で塞ぐ作業工程が不要となる。従って、空気調和ユニットの製造作業効率を向上させて空気調和ユニットの製造コストの低減を図ることができる。
【0012】
請求項3記載の発明では、ユニットケース内の冷却用熱交換器とエンジンルーム内の冷媒配管とを連結させる冷媒用連結部材がユニットケースの着脱蓋側に配置され、ユニットケース内の加熱用熱交換器とエンジンルーム内の熱媒配管とを連結させる熱媒用連結部材がユニットケースの盲蓋側に配置されているので、自動車の車幅方向中央部の所定位置に空気調和ユニットを搭載させることにより、右ハンドル車の場合と左ハンドル車の場合とでは冷媒用連結部材と熱媒用連結部材との配置が入れ替わるものの、右ハンドル車であっても左ハンドル車であっても車内における冷媒用及び熱媒用の両連結部材の先端部位置は同一の2箇所に設定することができる。
【0013】
従って、自動車の車室とエンジンルームとを仕切るダッシュパネルに設けられるところの、冷媒用連結部材をエンジンルーム内に露出させる冷媒用開口部と、熱媒用連結部材をエンジンルーム内に露出させる熱媒用開口部との形状を統一させることにより、右ハンドル車と左ハンドル車とでダッシュパネルを共用させることができ、自動車の製造コストの低減を図ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1〜図4に基づいて本発明の実施の形態の一例を以下に説明する。図1は、本発明の実施の形態の一例を示す斜視図である。図2は、図1に示すものの断面図である。図3は、図1に示すものの左側面の要部を示す斜視図である。図4は、図1に示すもののユニットケースを示す底面図である。
【0015】
図1に示す空気調和ユニット1は、自動車のインストルメントパネルで覆われた車室前部の空間内における運転席側と助手席側との中間位置に搭載されるものである。空気調和ユニット1のユニットケース2内には、図2に示すように、図外のブロアユニットからの送風を冷却する冷却用熱交換器11と、この冷却用熱交換器11を通過した送風を加熱する加熱用熱交換器12とが収容されている。
【0016】
図1に示すように、ユニットケース2は、冷却用熱交換器11を脱着させるための作業口3aを有するユニットケース本体3を備えている。作業口3aは、ユニットケース本体3の車幅方向両側に配置される両側壁3b,3bにそれぞれ設けられている。一方の側壁3bの作業口3aは、ユニットケース本体3と一体成形された盲蓋4によって塞がれている。他方の側壁3bの作業口3aは、ユニットケース本体3に着脱自在に取り付けられた着脱蓋5によって塞がれている。この着脱蓋5には、図外のブロアユニットからの送風をユニットケース2内へ流入させる流入口5a(図3参照)が設けられている。
【0017】
図2に示すように、ユニットケース本体3内には、冷却用熱交換器11より下方に、冷却用熱交換器11で除湿凝縮された凝縮水を溜めるドレン溜り13が設けられている。ユニットケース本体3の底壁3cには、ドレン溜り11を臨む部位に、ドレン溜り11に溜まる凝縮水を排水するパイプ状の排水部3d(図4参照)が設けられている。この排水部3dは、車幅方向へ沿って延び、一方の開口部に排水用のドレンチューブ(図示省略)が接続され、他方の開口部が封止栓(図示省略)で密閉されるようになっている。
【0018】
冷却用熱交換器11より送風下流側のユニットケース本体3内には、加熱用熱交換器12が配置されていると共に、冷却用熱交換器11を通過した送風が加熱用熱交換器12を迂回して流れるバイパス通路14が設けられている。このバイパス通路14には、冷却用熱交換器11を通過した送風をバイパス通路14と加熱用熱交換器12とへ適宜の比率で配風する回動式のエアミックスドア21が配置されている。
【0019】
加熱用熱交換器12より送風下流側のユニットケース本体3内には、加熱用熱交換器12を通過した温風が主として流れる温風通路15と、ユニットケース2内の送風を乗員の足許に配風するためのフット通路16と、加熱用熱交換器12を通過した温風とバイパス通路14を通過した冷風とを混合させるエアミックス室17とが設けられている。このエアミックス室17には、エアミックス室17とフット通路16とを連通させる連通口31を開閉する回動式のフットドア22が配置されている。
【0020】
ユニットケース本体3の上壁3eには、エアミックス室17の上方に位置する部位に、ベント吹出口32とデフロスタ吹出口33とが設けられている。このベント吹出口32とデフロスタ吹出口33との分岐部には、ユニットケース2内の送風のベント吹出口32とデフロスタ吹出口33とへの配風を切り替える回動式の切替ドア23が配置されている。
【0021】
図4に示すように、ユニットケース本体3の両側壁3b,3bには、各側壁3bから張り出したダクト部3fに、フット通路16を流れる送風を前部座席の乗員足許へ導くためのフロントフット吹出口34が開口している。ユニットケース本体3の底壁3cには、その車幅方向両側にそれぞれ、フット通路16を流れる送風を後部座席の乗員足許へ導くためのリアフット吹出口35が開口している。
【0022】
冷却用熱交換器11には、図3に示すように、エンジンルーム内の冷媒配管から冷媒を冷却用熱交換器11へ導く入口パイプ41と、冷却用熱交換器11を通過した冷媒をエンジンルーム内の冷媒配管へ導く出口パイプ42とが取り付けられている。この入口パイプ41と出口パイプ42とは、互いに近接して配置され、両パイプ41,42の先端部に、液相冷媒を断熱膨張させる膨張弁43が取り付けられている。
【0023】
この膨張弁43には、膨張弁43とエンジンルーム内の冷媒配管とを結合させるコネクタ44(図1参照)が取り付けられている。膨張弁43とコネクタ44とは、両パイプ41,42の先端部に固定されたフランジ51に、膨張弁43とコネクタ44とを貫通するボルト52によって着脱自在に取り付けられている。
【0024】
図1に示すように、ユニットケース2には、自動車のエンジンルームと車室とを仕切るダッシュパネルに設けられた冷媒用開口部に一致して配置され該冷媒用開口部からコネクタ44をエンジンルーム内に露出させる露出口2a(図3参照)が、ユニットケース本体3と着脱蓋5とによって形成されている。この露出口2aの周縁部には、ダッシュパネルの冷媒用開口部をシールするシール部材53が配置されたシール面2bが、ユニットケース本体3とカバー4とによって形成されている。
【0025】
コネクタ44は、ユニットケース2の露出口2aに配置され、ダッシュパネルに設けられた冷媒用開口部からエンジンルーム内に露出してエンジンルーム内の熱媒配管が接続されるようになっている。従って、冷却用熱交換器11とエンジンルーム内の冷媒配管とは、入口パイプ41,出口パイプ42,膨張弁43,コネクタ44を介して互いに連結され、入口パイプ41,出口パイプ42,膨張弁43,コネクタ44は、冷却用熱交換器11とエンジンルーム内の冷媒配管とを連結させる冷媒用連結部材40を構成している。この冷媒用連結部材40は、ユニットケース2の着脱蓋5側に配置されている。
【0026】
加熱用熱交換器12には、エンジンルーム内の熱媒配管から熱媒を加熱用熱交換器12へ導く入口パイプ61と、加熱用熱交換器12を通過した熱媒をエンジンルーム内の熱媒配管へ導く出口パイプ62とが取り付けられている。この入口パイプ61と出口パイプ62とは、ユニットケース本体3の側壁3b外側に、互いに近接して配置され、盲蓋4とユニットケース本体3の側壁3bとに着脱自在に取り付けられた保護カバー6によって、先端部を除く部位が覆われている。
【0027】
入口及び出口の両パイプ61,62の先端部は、ユニットケース2の車幅方向中心線に対して露出口2aと左右対称の位置からユニットケース2外へ突出している。そして、両パイプ61,62の先端部は、ダッシュパネルに設けられた熱媒用開口部からエンジンルーム内に露出し、その露出部分にエンジンルーム内の熱媒配管が接続されるようになっている。従って、入口パイプ61と出口パイプ62とは、加熱用熱交換器12とエンジンルーム内の熱媒配管とを連結させる熱媒用連結部材60を構成している。そして、この熱媒用連結部材60は、ユニットケース2の盲蓋4側に配置されている。
【0028】
ここで、自動車のインストルメントパネルで覆われた空間の運転席側と助手席側との中間位置に空気調和ユニット1を搭載させる搭載作業について説明する。この搭載作業時には、車体のステアリングメンバの所定位置に空気調和ユニット1を取り付けると共に、車体のフロアトンネル部にブラケットを介して空気調和ユニット1を固定する。このとき、自動車のダッシュパネルに設けられた冷媒用開口部にユニットケース2の露出口2aを一致させて、冷媒用開口部からコネクタ44をエンジンルーム内に露出させる。ダッシュパネルに設けられた熱媒用開口部からは、加熱用熱交換器12に取り付けられた入口パイプ61と出口パイプ62との先端部をエンジンルーム内に露出させる。
【0029】
自動車に搭載された空気調和ユニット1から冷却用熱交換器11を取り出してメンテナンスする際には、先ず、空気調和ユニット1に接続されたブロアユニットを取り外した後、ユニットケース2の着脱蓋5をユニットケース本体3から取り外す。続いて、エンジンルーム内の冷媒配管をコネクタ44から取り外し、コネクタ44と膨張弁43とを入口パイプ41と出口パイプ42から取り外す。このとき、コネクタ44はエンジンルームから取り外す。膨張弁43は車室内から取り外す。
【0030】
この後、冷却用熱交換器11を入口パイプ41及び出口パイプ42と共にユニットケース本体3の作業口3aからユニットケース本体3外へ引き出す。メンテナンスが完了した冷却用熱交換器11をユニットケース2内に取り付ける際には、冷却用熱交換器11をユニットケース2内から取り出す作業の逆の作業を行えば良い。
【0031】
以上説明した空気調和ユニット1では、ユニットケース本体3は、車幅方向両側に配置される両側壁3b,3bにそれぞれ、ユニットケース2内に収容された冷却用熱交換器11を脱着させるための作業口3aが設けられ、一方の側壁3bの作業口3aが盲蓋4によって塞がれ、他方の側壁3bの作業口3aが着脱自在の着脱蓋5によって塞がれている。このため、右ハンドル車であっても左ハンドル車であっても、助手席側に配置される作業口3aを着脱蓋5によって塞ぐことができる。従って、右ハンドル車であっても左ハンドル車であってもユニットケース本体3を共用させることができ、その結果、空気調和ユニット1の製造コストの低減を図ることができる。
【0032】
しかも、ユニットケース本体3の底壁3cに設けられた凝縮水排水用のパイプ状の排水部3dは、車幅方向へ沿って延び、一方の開口部に排水用のドレンチューブが接続され、他方の開口部が封止栓で密閉されるようになっている。このため、右ハンドル車であっても左ハンドル車であっても排水部3dの助手席側の開口部にドレンチューブを接続することができる。従って、右ハンドル車であっても左ハンドル車であっても、ステアリングコラム,ブレーキレバー,アクセルレバー等の邪魔物が無い助手席側へドレンチューブを配索することができ、この配索作業性を向上させることができる。
【0033】
また、空気調和ユニット1では、ユニットケース本体3と盲蓋4とが一体成形されているので、ユニットケース本体3に盲蓋4を取り付けてユニットケース本体3の一方の作業口3aを盲蓋4で塞ぐ作業工程が不要となる。従って、空気調和ユニット1の製造作業効率を向上させて空気調和ユニット1の製造コストの低減を図ることもできる。
【0034】
更に、空気調和ユニット1では、入口パイプ41,出口パイプ42,膨張弁43,コネクタ44である冷媒用連結部材40がユニットケース2の着脱蓋5側に配置され、入口パイプ61及び出口パイプ62である熱媒用連結部材60がユニットケース2の盲蓋4側に配置されている。そして、熱媒用連結部材60の先端部と、コネクタ44である冷媒用連結部材40の先端部とは、ユニットケース2の車幅方向中心線に対して左右対称位置に位置している。このため、自動車の車幅方向中央部の所定位置に空気調和ユニット1を搭載させることにより、右ハンドル車の場合と左ハンドル車の場合とでは冷媒用連結部材40と熱媒用連結部材60との配置が入れ替わるものの、右ハンドル車であっても左ハンドル車であっても車内における冷媒用及び熱媒用の両連結部材40,60の先端部位置は同一の2箇所に設定することができる。
【0035】
従って、自動車の車室とエンジンルームとを仕切るダッシュパネルに設けられるところの、冷媒用連結部材40をエンジンルーム内に露出させる冷媒用開口部と、熱媒用連結部材60をエンジンルーム内に露出させる熱媒用開口部との形状を統一させることにより、右ハンドル車と左ハンドル車とでダッシュパネルを共用させることができ、自動車の製造コストの低減を図ることができる。
【0036】
なお、冷媒用連結部材40の先端部位置と熱媒用連結部材60の先端部位置とは、ユニットケース2の車幅方向中心線に対して左右対称でなくても良い。なぜならば、冷媒用及び熱媒用の両連結部材40,60の先端部位置がユニットケース2の車幅方向中心線に対して左右対称でなくても、冷媒用連結部材40がユニットケース2の着脱蓋5側に配置され、熱媒用連結部材60がユニットケース2の盲蓋4側に配置されていれば、自動車の車幅方向中央部の所定位置に空気調和ユニット1を搭載させることにより、右ハンドル車の場合と左ハンドル車の場合とでは冷媒用連結部材40と熱媒用連結部材60との配置が入れ替わるものの、右ハンドル車であっても左ハンドル車であっても車内における両連結部材40,60の先端部位置は同一の2箇所に設定することができるからである。
【0037】
ところで、空気調和ユニット1では、冷媒用連結部材40は、入口パイプ41,出口パイプ42,膨張弁43,コネクタ44によって構成されている。しかし、膨張弁43を冷却用熱交換器11に直接取り付けて、冷媒用連結部材40を膨張弁43とコネクタ44とで構成することは勿論可能である。更に、コネクタ44を省略して、冷媒用連結部材40を膨張弁43のみで構成、あるいは、冷媒用連結部材40を入口パイプ41,出口パイプ42,膨張弁43で構成することも勿論可能である。ただし、コネクタ44は使用した方が、自動車のダッシュパネルに設けられる冷媒用開口部の大きさを小さくすることができるので、好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すものの断面図である。
【図3】図1に示すものの左側面の要部を示す斜視図である。
【図4】図1に示すもののユニットケースを示す底面図である。
【図5】従来品の一例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 空気調和ユニット
2 ユニットケース
3 ユニットケース本体
3a 作業口
3b ユニットケース本体の側壁
4 盲蓋
5 着脱蓋
11 冷却用熱交換器
12 加熱用熱交換器
40 冷媒用連結部材
60 熱媒用連結部材

Claims (3)

  1. ユニットケース(2)内に、送風を冷却する冷却用熱交換器(11)が収容され、ユニットケース(2)は、冷却用熱交換器(11)を脱着させるための作業口(3a)を有するユニットケース本体(3)と、該ユニットケース本体(3)に着脱自在に取り付けられて作業口(3a)を塞ぐ着脱蓋(5)とを備えている自動車用の空気調和ユニットにおいて、
    ユニットケース本体(3)は、車幅方向両側に配置される両側壁(3b,3b)に前記作業口(3a)がそれぞれ設けられ、一方の側壁(3b)の作業口(3a)が盲蓋(4)によって塞がれ、他方の側壁(3b)の作業口(3a)が前記着脱蓋(5)によって塞がれており、
    ユニットケース本体(3)内には、冷却用熱交換器(11)より下方に、当該冷却用熱交換器(11)で除湿凝縮された凝縮水を溜めるドレン溜り(13)が設けられており、
    ユニットケース本体(3)の底壁(3c)には、ドレン溜り(13)を臨む部位に、当該ドレン溜り(13)に溜まる凝縮水を排水するパイプ状の排水部(3d)が設けられており、
    前記排水部(3d)は、車幅方向へ沿って延び、前記着脱蓋(5)と対応する一方の開口部に排水用のドレンチューブが接続され、前記盲蓋(4)と対応する他方の開口部が封止栓で密閉されることを特徴とする自動車用の空気調和ユニット。
  2. 請求項1記載の自動車用の空気調和ユニットであって、ユニットケース本体(3)と盲蓋(4)とが一体成形されていることを特徴とする自動車用の空気調和ユニット。
  3. 請求項1又は2記載の自動車用の空気調和ユニットであって、ユニットケース(2)内に、冷却用熱交換器(11)を通過した送風を加熱する加熱用熱交換器(12)が収容され、該加熱用熱交換器(12)に、該加熱用熱交換器(12)とエンジンルーム内の熱媒配管とを連結させる熱媒用連結部材(60)が取り付けられ、冷却用熱交換器(11)に、該冷却用熱交換器(11)とエンジンルーム内の冷媒配管とを連結させる冷媒用連結部材(40)が取り付けられ、該冷媒用連結部材(40)はユニットケース(2)の着脱蓋(5)側に配置され、熱媒用連結部材(60)はユニットケース(2)の盲蓋(4)側に配置されていることを特徴とする自動車用の空気調和ユニット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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