JP3603065B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用空調装置に関し、特に、空調ユニットに配設される冷却用熱交換器のクーラ配管及び加熱用熱交換器のヒータ配管の配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種の車両用空調装置として、特開2000−25447号公報では、インストルメントパネル内において車幅方向略中央部に空調ユニットを配設し、その助手席側に送風ユニットを配設して、この空調ユニットのケース内に冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器を収容したものにおいて、ヒータ配管を空調ユニットの助手席側の側壁からヒータコアに接続し、このヒータ配管を直角に折り曲げて車体前方に延ばしてダッシュパネルに取付け、一方、クーラ配管を空調ユニットの同一(助手席側)側壁からエバポレータに接続し、このクーラ配管を直角に折り曲げて車体前方に延ばし、空調ユニットとダッシュパネルとの間に膨張弁ブロックを配設して、ダッシュパネルに取付けたものを開示している。
【0003】
このような配設構造では、ヒータ配管やクーラ配管が空調ケースの側壁から出て、それらを直角に折り曲げて車体前方のダッシュパネルに取付けるので、配管としては車体前方に延びているだけであり、配管をダッシュパネルに取付ける前の空調ユニットへの支持は容易である。
【0004】
【本発明の解決課題】
上記した従来技術のように、配管が単に空調ケースの側壁から出て、直角に折れ曲がって前方に延びたものでは、この配管が貫通する開口をダッシュパネルに開口し、この開口に配管を貫通させて、開口と配管周囲とをシールすることでダッシュパネルに配管を取付けることができる。即ち、配管を支持するブラケット等を特別に設ける必要もない。
【0005】
しかし、ヒ−タ配管やクーラ配管の取出し位置に対して、ダッシュパネルの開口位置が車体の左右方向(横方向)でずれていた場合には、その開口の位置に合せて配管を横方向に折り曲げて這わせる必要がある。特に、配管の取出し位置は空調ケースの側壁にあり、一方、ダッシュパネルの開口位置が、逆の側壁近傍或は前壁に対応する位置にあるものでは、配管を空調ケースの側壁に沿って前方に延ばした後、空調ケースの前壁に沿って折り曲げて配設し、そこから更に直角に車体前方へ折り曲げて配設する必要がある。このような配管レイアウトのものでは、配管が数回折り曲げられているために、配管を空調ユニットに対して支持する必要がある。
【0006】
配管の中で、クーラ配管がエバポレータから出てきた部分やヒータ配管がヒータコアから出てきた部分、即ち、空調ケースの側壁に沿って延びている部分は、それぞれ、エバポレータやヒータコアに取付けられているので、支持がしっかりしている。
【0007】
それに対して、空調ユニットの前壁に沿って横方向に延びている部分や前方に延びている部分(ダッシュパネルに取付ける部分)は、上下、前後、左右方向に振れる可能性があり、そのように振れて位置がずれると、ダッシュパネルの開口部に取付ける作業に手間取る或は取付けることができない等の不具合を生じる。
【0008】
従って、これらの部分を空調ユニットに対して位置決めして支持する必要がある。通常考えられる支持構造は、配管の前方向に延びた部分、即ちダッシュパネルに取付ける部分をブラケット等で支持して、該配管の横方向に延びた部分を、キャップ等の別の支持部材で空調ケースに支持することが考えられる。
【0009】
このようにすれば配管を確実に支持できるが、配管を別々の部品で支持するために、組付け工数がかかるとともに部品コストも増加する。
【0010】
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、クーラ配管やヒータ配管等の配管が空調ケースの側壁から出て、側壁に沿って車体前方に延び、そこから直角に折れ曲がり、空調ケースの車体前壁に沿って延び、更にそこから直角に折れ曲がって車体前方に延びるように配設されたものにおいて、この配管を上下、車体横方向、車体前後方向にずれないように確実に支持するとともに、簡単にワンタッチで支持できる支持構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、車両のインストルメントパネル内の車幅方向略中央部に配設された空調ユニットと、該空調ユニットの空調ケース内に配設された冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器とを備え、該空調ユニットに導入した空気を、前記冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器を通過させて調和空気とするようにした車両用空調装置において、前記冷却用熱交換器に接続されたクーラ配管と、前記加熱用熱交換器に接続されたヒータ配管とを備え、前記クーラ配管及びヒータ配管の少なくとも一方の配管は、基端側が前記熱交換器から前記空調ケースの側外面に沿って車体前方へ延びた後、空調ケースの車体前壁に沿って車体横方向に延び、さらに先端側が車体前方向に延びて車両のダッシュパネルに取付けられるように形成され、前記空調ケースには、上記一方の配管の先端側を車幅方向、上下方向及び車体前後方向に位置決め支持する支持ブラケットが配設され、前記支持ブラケットは、空調ケース側の固定ブラケット部と該固定ブラケット部に着脱される着脱ブラケット部とを備え、前記固定ブラケット部には、一方の配管の先端側を車幅方向一側から囲んで支持する固定側凹部と、該固定側凹部の下端に連続して車幅方向他側に延び一方の配管の組み付け時に該一方の配管の先端側を前記固定側凹部に導くフラット面とにより、上方及び車幅方向他側に開放する切欠が形成され、前記着脱ブラケット部には、前記固定ブラケット部に取り付けられた状態で前記固定側凹部内に位置する一方の配管を上方及び車幅方向他側から支持する着脱側凹部が形成されている構成である。
【0012】
この構成によれば、支持ブラケットに配管が車体横方向、上下方向及び車体前後方向にずれないように支持されるので、配管の支持が確実であるとともに支持ブラケットで支持するので支持が簡単である。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1において、持ブラケットは、一方の配管の車幅方向に延びる部分を支持する第2支持部を備えるので、第2支持部で配管を確実にかつ容易に支持できる。
【0014】
請求項の発明は、請求項において、定ブラケット部は、一方の配管車体後側から支持する受部を備え、第2支持部は、着脱ブラケット部に設けられて一方の配管を車体前から前記受部に押し当てる押圧部である構成である。
【0015】
この構成では、配管は前後方向に規制されて支持されるので、ワンタッチで簡単に配管を上下方向、車体横方向及び車体前後方向にずれないように支持できる
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は、本発明の空調装置を車両内に配置した図面を示す。空調装置1は、自動車の車室に配設されているインストルメントパネル2の内方に収容されている。この自動車は、運転席及び助手席がそれぞれ車体右側及び左側に設けられている、いわゆる右ハンドル車であり、さらに前部のエンジンルームと、車室の前側とはダッシュパネルP(図3にのみ示す)によって仕切られている。尚、この明細書では、空調装置1の車体前側及び車体後側を、それぞれ単に前側及び後側と呼ぶものとする。
【0018】
図2は、本発明の実施形態に係る空調装置1の外観を示すものである。空調装置1は、送風ユニット3と、該送風ユニット3からの空気を冷却した後、温度調節して車室へ供給する空調ユニット4とからなる。空調ユニット4は、図1に示すように、車幅方向の略中央部に配置される一方、送風ユニット3は空調ユニット4に近接して助手席の前方に配置されている。また、送風ユニット3の下端は、空調ユニット4の下端よりも上方に位置付けられていて、助手席乗員の足元スペースを広く確保している。
【0019】
送風ユニット3は、その車幅方向の略中央部において左右に2つに分割されたケーシング5を備えており、それらはファスナ等を用いて一体化されている。そのケーシング5の上側には空調装置1へ空気を取り入れるための空気取入部6が設けられる一方、下側には取り入れた空気を前記空調ユニット4へ送風するための送風部7が設けられている。
【0020】
空気取入部6の上部には、図2に示すように、ダクト8を介して車室外の空気を取り入れるための外気取入口9と、車室内の空気を取り入れるための内気取入口10とが形成されている。空気取入部6の上部は、その前面側に略垂直に略矩形状の開口部を開口して、外気取入口9を形成している。また、後面側には上側ほど車体前方へ曲がる円弧状断面の開口部が設けられ、この開口部が内気取入口10を形成している。内気取入口10にはグリル11が一体成形されている。
【0021】
これらの取入口9、10の内側に内外気切替ダンパ12が配設されている。内外気切替ダンパ12は、円筒の略四分の一に相当する形状となっており、即ち断面円弧状の周壁と、その両側に円形の四分の一の大きさの扇状の側壁を備え、扇状の側壁の中心に軸部が設けられ、この軸部が空気取入部6の側面部に軸支されている。この軸支部に、アクチュエータ13の出力軸が連結されている。
【0022】
アクチュエータ13によって内外気切替ダンパ12が回動されて、外気取入口9を全開とする位置にされると内気取入口10が全閉とされて、外気のみを取り入れる外気取入モードとなる一方、内外気切替ダンパ12がその状態から逆方向に回動されて、外気取入口9を全閉とする位置にされると内気取入口10が全開とされて、内気循環モードとなる。
【0023】
一方、空気取入部6の下部には、取り入れた空気を濾過するためのフィルタが配設されるフィルタ配設部14が設けられており、図示しないが、このフィルタ配設部14の車体側方側(助手席側ドア側)に開口部が形成されていて、この開口部からフィルタの交換が行えるようになっている。このフィルタ配設部14の下方は送風部7であり、送風ファン15としての遠心式多翼ファンがその回転軸を上下方向に向けて配設され、さらにこの送風ファン15の下方にファン駆動モータ(図示せず)が配設されている。
【0024】
送風部7の右側面部で車両前方側には開口部16が形成されて、対応する位置に設けられた空調ユニット4の空気導入部24に連接されており、送風ファン15から送り出される空気を空調ユニット4に送風するようになっている。
【0025】
図3は空調ユニット4の右側面図、図4は空調ユニット4の左側面図を示す。図3及び図4に示すように、空調ユニット4は、全体として上下方向に長く、かつ送風ユニット3のケーシング5よりも大型の矩形箱状に形成されたケース20を備えており、該ケース20は左ケーシングと右ケーシングと左右に2分割されて構成されている。この左ケーシングの側壁、即ちケーシング左側壁20bには、更に別部材で蓋部材23が設けられている。
【0026】
左側壁20bの車体前方側に、送風部6の開口部16に接続される空気導入部24が設けられ、この空気導入部24の車体後方側位置に冷凍サイクルの一要素であるエバポレータ30が略垂直に配設され、さらにその車両後方側位置にはヒータコア31が、上部が後方で下部が前方になるように傾斜して配設されている。この空調ユニット4のケース20の上部には、調和空気の吹出口が複数形成されており、図4に矢印で示すように、前記送風ユニット3からの空気の流れはこの空調ユニット4内で車体前後方向から上方へ向かう流れとなる。
【0027】
図5はエバポレータを示し、図5(A)はエバポレータの斜視図を示し、図5(B)エバポレータの断面図を示す。エバポレータ30は、送風ユニット3からの空気を冷却する冷却用の熱交換器であり、例えばアルミニウム等の金属薄板から形成された扁平チューブ30aを互いに同方向に延びるように多数積層して、隣り合う扁平チューブ30aの間に、同じく金属薄板から形成された波形のフィン30bを介在させたものである。扁平チューブ30aは、車体上下方向に延びた半割容器体を向かい合わせに重ねて形成された中空体であって、その間に配設される波状フィン30bは前後方向に見て断面波状に成形されている。この波状フィン30bの車両後端側の端面は、その両側の扁平チューブ30aの端面より内側に位置して配置されている。即ち扁平チューブ30aの後端部が波状フィン30bの後端部より後側に突出し、扁平チューブ30a表面に発生した凝縮水が扁平チューブ30aの後端部を伝わって下方に落ちるようにガイドするものとして機能する。
【0028】
また、この突出した扁平チューブ30aの後端部がフィン30bより突出しているので、指をケース20内に挿入して、エバポレータ30を挟み、引き出す場合に、掴み易いメリットも有する。エバポレータ30の引き出し作業は、後で詳細に説明する。
【0029】
このエバポレータ30の扁平チューブ30a内には、冷凍サイクルにより生成される低温の冷媒が循環して、該エバポレータ30を前方から後方に通過する空気を冷却するようになっている。すなわち、このエバポレータ30には、図示しないが、扁平チューブ30aの両端側にそれぞれ該チューブと連通するタンクが設けられていて、該タンクが前後に2つ設けられており、上方の一方のタンクから導入された冷媒は、扁平チューブ30a内を上下方向及び前後方向に流れて、情報の他方のタンクに至り、エバポレータ30外に流出される。
【0030】
この実施例では、エバポレータ30の流入タンクと流出タンクは、エバポレータ30の右側上端に設けられた接続ブロック(図示せず)を介してケーシング5の右側壁20aに外接して配設された膨張弁ブロック33に接続されている。そして、膨張弁ブロック33の右外面に接続ブロックが接続される。この接続ブロックの上面側にクーラ配管40が接続されており、ここから所定長さ車体上方に延びて、その後、略直角に折り曲げられて、車体前方へ延びて設けられている。
【0031】
温度センサー34がクリップ等を介して、エバポレータ30の後側端面(風下側)側のフィン30bに着脱自在に挿入されている。この温度センサー34に
接続されたリード線35がケース20の外に延びて、コントロールボックス(図示せず)に接続されている。
【0032】
ヒータコア31は、エバポレータ30を通過した空気を加熱する加熱用の熱交換器であり、エバポレータ30の後方位置に傾斜して配設されており、エバポレータ30と同様に、積層されたチューブ及びフィンとからなるものとされ、チューブ内にはエンジンからの高温の冷却水が循環して、ヒータコア31を通過する空気を加熱するようになっている。
【0033】
ヒータコア31への高温エンジン冷却水の導入用及び排出用配管を構成するヒータ配管41がヒータコア31に接続されている。このヒータ配管41の取付け構造を図6ないし図9により説明する。図6は空調ユニット4を側方やや斜め前方から見た図であって、図7は空調ユニット4を前方やや右斜めから見た図である。図8及び図9は支持ブラケット部の部分拡大図であって、図8は正面図、図9は側面図を示す。各ヒータ配管41は空調ユニット4のケース20における右側壁20aから空調ケース20外方へ延出した後、略直角に折り曲げられて車体前方へ延び、さらに空調ケース20の前壁20cを横切るように車体横方向に延びて、前壁20cの助手席側の端部でさらに前方に延びて設けられている。
【0034】
ヒータ配管41は前壁20cの助手席側の端部に取付けられた支持ブラケット22に支持され、ダッシュパネルPの開口部を貫通してエンジンルーム側に突出するようになっている。組立時には、クーラ配管40を支持する支持ブラケット21と同様に、支持ブラケット22をダッシュパネルPに押し付けて、ダッシュパネルPの開口部をシールする。
【0035】
ヒータ配管41の支持ブラケット22は、図8及び図9に示すように、空調ユニット4の左側壁20bに一体に形成された固定ブラケット部22aと着脱ブラケット部22bとを備える。
【0036】
支持ブラケット22の固定ブラケット部22aには、ヒータ配管41a及び41bの前方に延びる部分を支持する支持部45(第1支持部)が設けられている。この支持部45は、横に並設された一方のヒータ配管41aの上下方向及び側方向を取り囲む凹部45aと、他方のヒータ配管41bを載置するフラット面45bとを有する。即ち、凹部45aとフラット面45bとにより車体右側に開放した切欠が形成され、ヒータ配管41a及び41bがフラット面45b上をスライドして車体横方向に搬出入できるようになっている。
【0037】
この支持部45に対応して、支持ブラケット22の着脱ブラケット部22bは、ヒータ配管41a、41bの車体横方向の面及び上面を取り囲む凹部46aを有する。ヒータ配管41a、41bを固定ブラケット部22aの凹部45a及びフラット部45bにセットした後に、着脱ブラケット部22bを下降させ、着脱ブラケット部22bの合わせ部46cを固定ブラケット部22aの合わせ部45cに一致させる。それによって、着脱ブラケット部22bの凹部46bと固定ブラケット部22aの凹部45aとでヒータ配管41aを所定位置に支持し、着脱ブラケット部22bの凹部46bと固定ブラケット部22aのフラット面45bとでヒータ配管41bを所定位置に支持する。そして、この着脱ブラケット部22bをねじ締め部75で固定ブラケット部22aに取付ける。このようにして、ヒータ配管41a、41bの前方に延びた部分を固定する。
【0038】
また、支持ブラケット22の着脱ブラケット部22bの端部には、ヒータ配管41の車体横方向に延びた部分を支持する支持部47(第2支持部)が一体に設けられている。この支持部47は、上下に配設されたヒータ配管41a、41bを押圧する押圧部47a、47aを上下に備えている。この押圧部47a、47aに対応して、空調ケース20の前壁20cの中間部位にヒータ配管41a、41bを受ける受部20e、20eが設けられている。
【0039】
着脱ブラケット部22bを固定ブラケット部22aに組み合わせた時に、この受部20e、20eと押圧部47a、47aとでヒータ配管41a、41bを挟持し、受部20e、20eと押圧部47a、47aとを、ねじ締め部75で締結するようになっている。これにより、ヒータ配管41a、41bの横方向に延びた部分の前後方向及び上下方向の変位を規制し、振れることを防止している。
【0040】
この実施例では、ヒータコア31及びヒータ配管41を簡単に着脱できるようにしているので、この点を説明する。ヒータコア31に対してヒータ配管41を予めろう付けして一体にしたものを用意する。即ち、長くて数回折れ曲がって形成されたヒータ配管41を一体に備えたものを同時に着脱するようになっている。一方、空調ケース20の右側壁20aには、ヒータコア31の断面に相当する開口部29が形成されている。この開口部29にヒータコア31を合わせ、スライドさせて、空調ケース20内にヒータコア31を収納する。その際に、ヒータ配管41も、ヒータコア31のスライド動作に合せてスライドするようになっており、ヒータ配管41の前方に延びた部分は、固定ブラケット部22aの支持部45のフラット面45bの上をスライドするようになっている。
【0041】
この実施例では、ヒータコア31の右側面が露出し、ヒータ配管41も露出している。この露出部分は、右側壁20aの右側は運転席であり、露出部分に接触する可能性があるので、カバー部材28が設けられている。このカバー部材28は、ヒータ配管41の右側壁20aに沿って延びている部分と、ヒータコア31の右側面をいっしょに覆っている。即ち、このカバー部材28はヒータコア31の蓋を兼ねている。
【0042】
また、このカバー部材28は、ヒータ配管41の覆われている部分を右側壁20aに保持するようになっており、ヒータ配管41のこの部分の振動を防止している。即ち、ヒータ配管42は、右側壁20aに沿って延びた部分がこのカバー部材28で保持され、前壁20cに沿って延びた部分が支持部47で保持され、前方に延びた部分が支持ブラケット22で保持されるので、ヒータ配管41が数回折れ曲がった複雑な形状であっても、空調ケース20に対して振動することなくしっかりと支持することができる。
【0043】
次に、クーラ配管40の支持構造を、図10により説明する。図10は、空調ユニット4を右後方から見た斜視図であって、クーラ配管の取付状態を説明する図である。クーラ配管40は、右側壁20aの前端部に設けられた支持ブラケット21に支持され、ダッシュパネルPの開口部を貫通してエンジンルーム側に突出するようになっている。組立時には、この支持ブラケット21をダッシュパネルPに押し付けて、ダッシュパネルPの開口部をシールする。
【0044】
詳細には、クーラ配管40の支持ブラケット21は、空調ユニット4の右側壁20aに一体に形成された固定ブラケット部21aと、着脱可能な着脱ブラケット部21bとを備える。ブラケット21の固定ブラケット部21a及び着脱ブラケット部21bは、斜めに並設された各クーラ配管40の半割円弧の空洞44bを有し、両ブラケット部21a、21bを合わせた時に、各クーラ配管40の外形に対応する開口部44を形成するようになっている。
【0045】
この開口部44は、クーラ配管40の外径に対して所定間隔開けて大きく形成してある。そして、着脱ブラケット部21bをねじ77等で取付けた時でも、クーラ配管40が少し動かせるようになっている。
【0046】
そして、上記クーラ配管40をブラケット21に支持するために、シールプレート42が着脱ブラケット部21bに設けられている。このシールプレート42は、クーラ配管40の外径に相当する径を有する半割凹部43を有し、着脱ブラケット部21bに設けられた長溝に案内されて横方向にスライド可能になっている。このシールプレート42を着脱ブラケット部21bの所定位置まで挿入することで、クーラ配管40をブラケット21に固定するようになっている。シールプレート42を所定位置まで挿入すると突起(図示せず)が着脱ブラケット部21bの凹部43に嵌まるようになっている。また、シールプレート42をスライドさせて抜く時には、プレート42aを摘み、突起と凹部43との係合を解除し、そのまま、スライドさせれば良く、簡単にシールプレート42を挿入・抜くことができる。
【0047】
なお、着脱ブラケット部21bは、該着脱ブラケット部21bを組付ける方向と同じ方向からネジ締め77することで取付けられる。
【0048】
次に、図10により、右側壁20aの膨張弁ブロック33を取付ける部分の構造を説明する。エバポレータ30の側面部を覆う右側壁20aにおいて、エバポレータ30の出入口(図示せず)に対応する位置に接続ブロック(図示せず)が接続されている。この接続ブロックが覗く部分に接続開口部48が開口されている。この接続開口部48の外側に膨張弁ブロック33が配設され、接続ブロックに重ねられるが、膨張弁ブロック33は接続ブロックよりも大きいので、右側壁20aのうち空調ユニット4の空気通路を形成する壁、即ちミキシング空間55などの側壁の立上がり部分の一部を凹ますように形成して、膨張弁ブロック33の入るスペースを形成している。
【0049】
このスペースの周囲に、クーラ配管40の半円断面を受ける受面49bを有する周壁49aを設けている。この周壁49aは膨張弁ブロック33を取り囲むように右側壁20aに一体に形成されている。キャップ49cは、クーラ配管40の半円断面の残り半分を受ける受面49dを備え、周壁49aの先端に嵌まるように被せられる。周壁49aとキャップ49cとで閉空間を形成し、膨張弁ブロック33が外気に晒されることを防止している。
【0050】
また、周壁49aの底面部には、通路部49eが設けられている。この通路部49dは、空調ケース20の右側壁20aに近づくにつれ下方に傾斜したテーパ形状に形成され、該右側壁20aに開口している。したがって、周壁49aとキャップ49cとの閉空間内で膨張弁ブロック33の外表面に水滴が発生したとしても、この通路部49dを介して空調ケース20内に回収されるので、水滴が外部に漏出するおそれがない。
【0051】
この実施例では、周壁49a及び通路部49eを右側壁20aと一体に形成できるので、部品点数の削減、組立て工数の削減が可能である。特に、右側壁20aを形成する場合の金型の分割方向と同一方向で、周壁49a及び通路部49eを形成できるので、簡単な金型の構造変更で対応できる。
【0052】
また、膨張弁ブロック33をメンテナンスのために取外すことがあるが、この実施例では、膨張弁ブロック33を簡単に取り外せるようになっている。その点を説明する。膨張弁ブロック33を取外す際は、キャップ49cを外す。そして、エバポレータ30の接続ブロック、膨張弁ブロック33、クーラ配管40の接続ブロックとのねじ締め78の締結を解除、膨張弁ブロック33をどちらの接続ブロックからもフリーな状態にする。なお、前に述べたように、ブラケット21に取付けたシールプレート42を抜いて、クーラ配管40及び膨張弁ブロック33が少し動ける状態にすることを、どこかの作業工程の間で行う。たとえば、キャップ49cを外す前、あるいは膨張弁ブロック33と接続ブロックの締結を解除前後などのタイミングである。そして、膨張弁ブロック33を取出して、膨張弁ブロック33を点検・交換等を行なう。
【0053】
このキャップ49cと周壁49aにより膨張弁ブロック33を覆うことにより、膨張弁ブロック33の廻りにゴム製パッキン等を貼り合わせなくても、膨張弁ブロック33を簡単な構成で外気と遮断でき、ゴム製パッキン等と異なって繰り返してキャップ49cを使用できる。また、膨張弁ブロック33をメンテナンス等で取り外す場合でも、パッキン等を剥がす必要が無いので、取外し作業が容易であると共に、メンテナンス終了時の取付けも容易である。
【0054】
特に、運転席側には、通常クラッチペタル等が設けられているが、シールプレー42をワンタッチで引き抜くことで、クーラ配管40を少し動ける状態にでき、キャップ49cを外し、膨張弁ブロック33と接続ブロックとの締結を解除することで、膨張弁ブロック33をフリーに出来るので、クラッチペタル等が配設されていても、空調ユニット3を車両から降ろさなくても、簡単に膨張弁ブロック33を取外すことができる。
【0055】
次に、図4により、エバポレータ30の脱着を行なう空調ユニット4の構造を説明する。
【0056】
ケース20の左側壁20bにエバポレータ30を脱着するための開口部25が開口されている。この開口部25は、上下端部がエバポレータ30の上下端面に沿って直線状に設けられ、後端部が上下から中央に向かって、エバポレータ30の後側端面に沿って直線状に延び、その中間部でエバポレータ30から略三角形状の間隙26を開けて形成されている。一方、開口部25の前側端部は、エバポレータ30の前側端面に沿って直線状に延び、その中間部で略矩形状の空気導入部24を囲むように前側に回っている。
【0057】
開口部25の周囲に溝部が形成されている。この開口部25の溝部に挿入される凸部を周囲に備えている蓋部材23が開口部25の形状に合わせた形状に形成されている。そして、略三角形の間隙26を形成する端面部の溝部に凹部が設けられている。この凹部は、溝部より温度センサーのリード線35を通す大きさほど深く形成され、底部が傾斜面に形成されている。即ち、開口部25の溝部に蓋部材23の凸部を挿入した時に、凹部の底面と凸部とでリード線35を挟持するようになっている。この構成により、開口部25は凹部と蓋部材23の凸部とでシールされ、リード線35の周囲は、凹部と凸部とでシールされ、空気漏れを防止するようになっている。
【0058】
蓋部材23の外面部に、係合部としてのボス部36が一体に形成され、リード線35のコネクター37がこのボス部36に着脱可能に係合されている。また、リード線35のたるみを防止するために、フック部38もこの蓋部材23の外面部が設けられている。
【0059】
空調ユニット4の底面には、ドレンポート32が設けられ、車体に開口した貫通孔(図示せず)を介して車両外部に連通されている。空気導入部24と対向する位置に、ファン駆動モータの回転数を変更させるための制御回路18が配設されている。
【0060】
次に、図11に示す空調ユニットの断面図により、空調ユニット4の内部を簡単に説明する。空調ユニット4の内部のエバポレータ30とヒータコア31との間には、調和空気の温度を調節するためのエアミックスダンパ50(温度調節ダンパ)が設けられている。このエアミックスダンパ50による温度調節は、エバポレータ30を通過した空気のうち、ヒータコア31を通過する空気量とヒータコア31をバイパスさせるバイパス通路56を通過する空気量との比率を変更することによって行われる。
【0061】
詳しくは、空調ユニット4のケーシング20内部は、ケーシング20の内側に一体成形された隔壁部53によってエバポレータ30の配設空間54aと、ヒータコア31の配設空間54bとに区画されている。ヒータコア配設空間54bの風下側(ヒータコア31の上方位置)でバイパス通路56とヒータコア配設空間54bとが連通し、空調温度を調整するミキシング空間55が形成されている。
【0062】
エアミックスダンパ50は、ヒータコア31の上端位置に近接して車幅方向に延びる軸を有しており、その軸の両端がケース20に支持されていて、その車体左側の軸端に対して、左ケーシング20aに配設されたリンク機構72を介して手動式の作動レバー(図示せず)に連結されている。なお、これらのリンク機構72、手動式の作動レバーの代わりにアクチュエータを連結し、自動で制御するようにしても良い。このエアミックスダンパ50を上下に回動させることで、エバポレータ30を通過した空気がヒータコア31を通過してミキシング空間55に至る空気と、このヒータコア31をバイパスさせてバイパス通路56を介してミキシング空間55に至る空気とを調整するようになっている。
【0063】
51はエアミックスダンパ50に設けた整流板であって、風向きを整流する、或は風量を調整するなどの役目で設けられている。
【0064】
この実施例では、エバポレータ30とヒータコア31とをできるだけ接近して配設して、車両前後方向の寸法をできるだけ短くし、空調ユニット4をコンパクト化するようにしている。そのために、エアミックスダンパ50の先端が、エバポレータ30の風下側表面にできるだけ接近した位置を回動するようになっており、開口部25の風下側稜線が、このエアミックスダンパ50の先端とエバポレータ30の風下側端縁部との狭い間隔の間に設けられ、前述した間隙26の開口面積は限られる大きさとなってしまう。しかし、本実施例では、この間隙26は、親指が入ると共にエバポレータ30に取り付けたままの温度センサーが通過する大きさほど開口していれば良いので、大きな開口面積を必要としない。従って、エアミックスダンパ50の回動を妨げることなく、ヒータコア31とエバポレータ30とを接近して配設でき、空調ユニットのコンパクト化を図ることができる。
【0065】
さらに、空調ユニット4のケース20の上部には、車体後側にベント吹出口60が形成され、その前側にデフロスト吹出口61が形成されて、ミキシング空間55に連通している。空調ケース20の後壁20dにミキシング空間55に連通して設けられたフット吹出口62が形成されている。ベント吹出口60は、ベントダクト(図示せず)を介して図1に示すインストルメントパネル2に設けられたベントグリル66,66,…に接続されており、各ベント吹出口60からの調和空気は主に乗員の上半身へ吹き出すようになっている。一方、デフロスト吹出口61は、デフロストダクト(図示せず)を介してインストルメントパネル2の前端側に設けられたデフロストグリル67に接続されており、各デフロスト吹出口61からの調和空気はフロントウインドの内面に向かって吹き出すようになっている。また、フット吹出口62には、空調ケース20の後壁20dに沿って、下方へ延びて一体に形成されたるフットダクト68が接続されていて、フットダクト68は、インストルメントパネル2の下側における運転席乗員及び助手席乗員の足元近傍で開口しており、フット吹出口62からの調和空気を乗員の足元に向かって吹き出すようになっている。さらに後部座席にも調和空気を供給するようになっている。
【0066】
また、空調ユニット4の空調ケース20内部には、吹出口60、61、62を開閉して調和空気の吹出方向を変更する3つの吹出方向切替ダンパ63、64、65が設けられていて、これらは空調ユニット4の右側壁20aに配設されたリンク機構70及び右側壁20aのボス部に固定されたリンク機構71を介して、作動レバー(図示せず)に連結されている。なお、このリンク機構70、71及び作動レバーの代わりにアクチュエータを直接左側壁20bに取付けて、自動的に作動させる用にしても良い。
【0067】
各吹出口60、61、62の吹出方向切替ダンパ63、64、65が作動されることで、それぞれが各吹出モードに対応した開度とされる。すなわち、この空調ユニット4は、3つのダンパ63、64、65の開閉状態によってベントモード、デフロストモード、フットモード、ベント及びフットの各吹出口60、62から吹き出すバイレベルモード等の各吹出モードに切り替え可能とされている。
【0068】
更に、この実施形態に係る自動車の空調装置によると、送風ユニット3の開口部16及び空調ユニット4の空気導入口24を車両前方に配設しているので、送風ユニット3と空調ユニット4の車両後方側に空間、デッドスペースが形成される。このデッドスペースに、空調ユニット4のエアミックスダンパ50のリンク機構やアクチュエータを配設し、デッドスペースの有効活用を図っている。
【0069】
上記実施形態では、エバポレータ30が略垂直に配設され、その後方にヒータコア31が配設された空調ユニットであったが、本発明はこの実施例に限られるものではなく、エバポレータが略水平に配設され、その上にヒータコアが略水平に配置された空調ユニットであっても良い。
【0070】
また、上記実施形態では空調ユニット3は左右2分割のものを説明したが、これに限られるものではなく、例えば、底部と上部とに上下に2分割され、上部が左右に2分割された、所謂3分割のものでも良い。この3分割のものでは、2分割に比べて部品点数が増加するが、底に分割部分が無いので、凝縮水の水漏れの恐れが無く、ドレン水の処理が容易である。
【0071】
上記実施形態では、エバポレータ30を取出す蓋部材23を有する空調ユニット3であったが、エバポレータ30を別途取出す必要がない空調ユニット3では、蓋部材23を設けてない空調ケース3でも本発明を適用できる。
【0072】
また、ヒータ配管41a、41bは車体前方に延びる部分が車体横方向に並設されているので、上記実施形態では、固定ブラケット部22aに、凹部45aとフラット面45bからなる支持部45を設ける構造としたが、この構造に限られるものではない。例えば、ヒータ配管41が上下に並設されて前方に延びている場合には、クーラ配管40の支持ブラケット21と同様に、支持部に縦半割り凹部を設け、これに対応する半割り凹部を備えた着脱ブラケット部を横から合わせるようにしても良い。また、着脱ブラケット部22bは下降させて固定ブラケット部22aに合せるようにしたが、上下方向でなく車体横方向から合わせるようにしても良い。
【0073】
なお、この実施形態では、シールプレート42を各クーラ配管40に対して一体に設けたが、別々に設けても良い。また、各クーラ配管40は斜めに並設したが、縦に並設しても良いし、また、横に並設しても良い。
【0074】
また、シールプレートをヒータ配管41に対しても設けて、該ヒータ配管41を固定するようにしても良い。
【0075】
【本発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明に係る車両用空調装置によると、クーラ配管及びヒータ配管の少なくとも一方の配管は、空調ケースの一方の側壁側で熱交換器に接続され、そこから側壁に沿って車体前方に延びて、そこから略直角に折れ曲がって空調ケースの車体前壁に沿って車体横方向に延びて、さらにそこから略直角に折れ曲がって車体前方向に延びてダッシュパネルに取付けられるように配設されるとともに、空調ケースに一体に配設された支持ブラケットによって、該配管を車体横方向、上下方向及び車体前後方向に位置決め支持するので、簡単にかつ確実に上記配管を支持できる。即ち、1つの支持ブラケットで配管の3次元方向を規制して支持するので、簡単に支持できるとともに確実に配管の振れを防止できる。
【0076】
上記配管を支持する支持ブラケットが、この配管車体横方向に延びる部分を支持する第2支持を備えるものでは、確実に配管を支持できる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る空調装置を車両に配設した状態を示す。
【図2】図1の空調装置の空調ユニット、送風ユニット、外気を導入するための通路を分解した状態を示す右側後方からの斜視図である。
【図3】図2に示す空調ユニットの右側面図を示す。
【図4】図2に示す空調ユニットの左側面図を示す。
【図5】図2に示す空調ユニット内のエバポレータを示す。図5(A)はエバポレータの斜視図、図5(B)はエバポレータの断面図を示す。
【図6】空調ユニットを側面やや前方から見た斜視図である。
【図7】空調ユニットを前方やや側方からみた斜視図である。
【図8】空調ユニットの部分拡大正面図であって、ヒータ配管の支持状態を説明する図である。
【図9】空調ユニットの部分拡大側面図であって、ヒータ配管の支持状態を説明する図である。
【図10】空調ユニットにクーラ配管を取付ける状態を説明する図である。
【図11】空調ユニットの断面図を示す。
【符号の説明】
1 空調装置
2 インストルメントパネル
3 送風ユニット
4 空調ユニット
6 空気取入部
12 内外気切替ダンパ
20 ケース
20e 受部
21 支持ブラケット
21a 固定ブラケット部
21b 支持ブラケット部
22 支持ブラケット
22a 固定ブラケット部
22b 着脱ブラケット部
23 蓋部材
28 カバー部材
30 エバポレータ(冷却用熱交換器)
31 ヒータコア(加熱用熱交換器)
40 クーラ配管
41 ヒータ配管
42 シールプレート
45 支持部
45c 合わせ部
46 支持部
46c 合わせ部
47 支持部
47a 受部
P ダッシュパネル

Claims (3)

  1. 車両のインストルメントパネル内の車幅方向略中央部に配設された空調ユニットと、該空調ユニットの空調ケース内に配設された冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器とを備え、該空調ユニットに導入した空気を、前記冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器を通過させて調和空気とするようにした車両用空調装置において、
    前記冷却用熱交換器に接続されたクーラ配管と、
    前記加熱用熱交換器に接続されたヒータ配管とを備え、
    前記クーラ配管及びヒータ配管の少なくとも一方の配管は、基端側が前記熱交換器から前記空調ケースの側外面に沿って車体前方へ延びた後、空調ケースの車体前壁に沿って車体横方向に延び、さらに先端側が車体前方向に延びて車両のダッシュパネルに取付けられるように形成され、
    前記空調ケースには、上記一方の配管の先端側を車幅方向、上下方向及び車体前後方向に位置決め支持する支持ブラケットが配設され、
    前記支持ブラケットは、空調ケース側の固定ブラケット部と該固定ブラケット部に着脱される着脱ブラケット部とを備え、
    前記固定ブラケット部には、一方の配管の先端側を車幅方向一側から囲んで支持する固定側凹部と、該固定側凹部の下端に連続して車幅方向他側に延び一方の配管の組み付け時に該一方の配管の先端側を前記固定側凹部に導くフラット面とにより、上方及び車幅方向他側に開放する切欠が形成され、
    前記着脱ブラケット部には、前記固定ブラケット部に取り付けられた状態で前記固定側凹部内に位置する一方の配管を上方及び車幅方向他側から支持する着脱側凹部が形成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項1において、
    持ブラケットは、一方の配管の車幅方向に延びる部分を支持する第2支持部を備えることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 請求項において、
    定ブラケット部は、一方の配管車体後側から支持する受部を備え、
    第2支持部は、着脱ブラケット部に設けられて一方の配管を車体前から前記受部に押し当てる押圧部であることを特徴とする車両用空調装置。
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