JP2003127651A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JP2003127651A JP2001324791A JP2001324791A JP2003127651A JP 2003127651 A JP2003127651 A JP 2003127651A JP 2001324791 A JP2001324791 A JP 2001324791A JP 2001324791 A JP2001324791 A JP 2001324791A JP 2003127651 A JP2003127651 A JP 2003127651A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空調ユニット4に導入した空気を、該ユニッ
ト4内に設置したエバポレータ30及びヒータコア31
を通過させるようにした空調装置1において、空調ユニ
ット4の側壁に配設した膨張弁ブロック33の取外・取
付作業を簡単にかつ効率良く行うことを目的とする。 【解決手段】 膨張弁ブロック33を空調ケース20の
運転席側の側壁に直接取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用空調装置に
関し、特に、空調ユニットに配設される冷却用熱交換器
の膨張弁の配設構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種の車両用空調装置とし
て、特開2000−25447号公報では、インストル
メントパネル内において車幅方向略中央部に空調ユニッ
トを配設し、その助手席側に送風ユニットを配設して、
この空調ユニットのケース内に冷却用熱交換器及び加熱
用熱交換器を収容したものにおいて、空調ユニットの助
手席側の側壁でクーラ配管をエバポレータに接続し、こ
のクーラ配管を直角に折り曲げて前方に延ばし、空調ユ
ニットとダッシュパネルとの間に膨張弁ブロックを配設
したものが開示されている。このような配設構造では、
膨張弁ブロックをメンテナンス、交換する際には、空調
ユニットを車両から外す必要があり、簡単には、膨張弁
をメンテナンスできない。
【0003】また、特開平10−244820号公報に
開示されるように、インストルメントパネル内において
車幅方向略中央部に空調ユニットを配設し、その助手席
側に送風ユニットを配設して、この空調ユニットのケー
ス内に冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器を収容したも
のにおいて、膨張弁ブロックを空調ユニットの前壁に配
設し、ダッシュパネルに取り付けるようにしたものが知
られている。このような配設構造でも、膨張弁ブロック
をメンテナンス、交換する際には、空調ユニットを車両
から外す必要があり、簡単には、膨張弁をメンテナンス
できない。
【本発明の解決課題】
【0004】上記した従来技術のように、空調ユニット
とダッシュパネルとの間に膨張弁ブロックを配設したも
のは、膨張弁ブロックのシールをダッシュパネルで出
来、シール性に優れるが、膨張弁ブロックをメンテナン
スすることが容易でない。
【0005】また、特開2001−150941号公報
に開示されるように、空調ユニットの側壁に直接膨張弁
ブロックを配設したものが知られている。この公報で
は、膨張弁ブロックのシール性を確保するために、従来
のゴム製パッキンを膨張弁ブロックの全周に被せるので
はなく、一部にケースからリブを立てて、膨張弁ブロッ
クの一部周囲を覆い、残りにパッキンを被せたものを開
示している。膨張弁周りのシール性確保及びそのための
組付け性は改良される。しかし、この公報では、膨張弁
ブロックが前壁でなく、送風ユニット側の側壁に設けら
れている。送風ユニットと空調ユニットとの間隔は短
く、この状態で膨張弁ブロックだけを外すことは困難で
ある。即ち、この膨張弁ブロックを取外すためには、送
風ユニットを取り外して、側壁外方にスペースを確保す
るか、空調ユニットを直接車両から取り外す必要があ
る。
【0006】上述したように、従来技術では、空調ユニ
ットの前壁や側壁に配設された膨張弁ブロックをメンテ
ナンスするに際して、膨張弁ブロックを簡単に取り外す
ことが出来ない。即ち、送風ユニットや空調ユニットを
車両から取り外さずに、膨張弁ブロックだけを取り外す
ことが出来ず、又このような膨張弁ブロックのメンテナ
ンスを全く考慮してない。
【0007】また、冷却用熱交換器であるエバポレータ
を交換するに際して、空調ユニットを車両から取外さず
に、空調ケースの一部に蓋部材を設けて、この蓋部材を
取外してエバポレータを取外すことを開示したものとし
て、例えば、特開平10−81123号公報のようなも
のが知られているが、その場合に、エバポレータの端部
に膨張弁ブロックを設けたものの場合に、この膨張弁ブ
ロックをどこに配設するか、そしてどのように取外すか
等、膨張弁ブロックの取り扱いを開示したものはない。
【0008】本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、膨張弁ブロックを空
調ユニットの空調ケースの壁に設けて冷却用熱交換器に
接続した空調装置において、送風ユニットや空調ユニッ
トを車両から取り外さずに、膨張弁ブロックだけを取り
外し、又取り付けることが出来る空調装置を提供するこ
とにある。
【0009】また、運転席側から膨張弁ブロックと冷却
用熱交換器との連結を解除し、運転席側のケース側面に
対して冷却用熱交換器をフリーな状態にし、ケースの助
手席側側面から冷却用熱交換器の脱着作業を容易に行な
える空調装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の解決手段では、空調ユニットの運転席側の
側壁に膨張弁ブロックを設けたものであって、膨張弁ブ
ロックを簡単に取外すことが出来るようにしたことを特
徴とする。
【0011】具体的には、請求項1の発明では、車両の
インストルメントパネル内の車幅方向略中央部に配設さ
れた空調ユニットと、該空調ユニットの助手席側に配設
され、該空調ユニットに接続された送風ユニットと、該
空調ユニットの空調ケース内に配設された冷却用熱交換
器及び加熱用熱交換器とを備え、該送風ユニットから空
調ユニットに導入した空気を、該空調ユニット内の冷却
用熱交換器及び加熱用熱交換器を通過させて調和空気と
するようにした車両用空調装置において、該冷却用熱交
換器に連接される膨張弁ブロックが、該空調ケースの運
転席側の側壁に配設されている構成である。
【0012】この構成によれば、運転席側から膨張弁ブ
ロックと接続ブロックとの結合を解除して、膨張弁ブロ
ックを取外すことが出来る。運転席側には、通常クラッ
チペダル等が設けられているが、膨張弁ブロックは小さ
いので、クラッチペダル等が配設されていても、容易に
膨張弁ブロックを取り外すことが出来る。
【0013】請求項2の発明では、車両のインストルメ
ントパネル内の車幅方向略中央部に配設された空調ユニ
ットと、該空調ユニットの空調ケース内に配設された冷
却用熱交換器及び加熱用熱交換器とを備え、空調ユニッ
トに導入された空気を、該空調ユニット内の冷却用熱交
換器及び加熱用熱交換器を通過させて調和空気とするよ
うにした車両用空調装置において、該冷却用熱交換器に
連接される膨張弁ブロックが、該空調ケースの側壁に配
設され、その側壁と逆の側壁に冷却用熱交換器の着脱用
開口部が設けられている構成である。この構成では、空
調ケースを車両から降ろす或は空調ケースを分解する等
を行なわずに、膨張弁ブロックを簡単に着脱できるの
で、膨張弁ブロックを簡単にメンテナンスできる。それ
とともに、この膨張弁ブロックの取外しで、冷却用熱交
換器と膨張弁ブロックとの接続、即ち冷却用熱交換器と
クーラ配管との接続を解除できるので、反対側の側壁か
ら冷却用熱交換器を取外すことが容易に出来る。
【0014】請求項3の発明では、請求項1又は2にお
いて、該冷却用熱交換器に冷媒の出入口が隣接して設け
られ、該出入口と膨張弁ブロックとを接続する接続ブロ
ックが、該空調ケースの運転席側の側壁から外部に臨む
ように、冷却用熱交換器の運転席側の側面に設けられ、
該膨張弁ブロックが、該空調ケースの運転席側の側壁か
ら、少なくとも一部が突出する状態で、該接続ブロック
に接続されている構成である。この構成では、膨張弁ブ
ロックが接続ブロックにボルト等の締結手段で固定され
ている場合には、この締結手段を締結・解除すれば膨張
弁ブロックの固定及び固定状態の解除は可能であり、空
調ユニットが車体(インストルメントパネル)に取り付
けられた状態で、膨張弁ブロックを取り外し・取り付け
できる。
【0015】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかにおいて、該クーラ配管が該膨張弁ブロックに接
続され、かつ該空調ケースの側壁に沿って運転席側の前
方端部に延びて配設され、該クーラ配管を支持する支持
ブラケットが該空調ケースの前方端部に設けられている
ので、クーラ配管を簡単かつ確実に支持できる。
【0016】請求項5の発明は、請求項4において、前
記支持ブラケットは、クーラ配管を支持する開口部を備
え、該開口部の略中間部分で分割可能に形成され、一方
のブラケット部は前記空調ユニットに一体に設けられ、
他方のブラケット部は着脱可能に取付けられているの
で、クーラ配管をワンタッチで簡単かつ確実に支持でき
る。
【0017】請求項6の発明は、請求項4または5にお
いて、前記支持ブラケットに開口したクーラ配管用の開
口部は、クーラ配管外径に対して所定間隙を有する大き
さに設定されており、前記支持ブラケットに開口したク
ーラ配管用の開口部に対して着脱可能なシールプレート
を備え、このシールプレートを装着することで、クーラ
配管を支持ブラケットに固定する構成である。この構成
では、シールプレートを離脱することで、クーラ配管を
支持ブラケットに対してルーズな状態にすることができ
るので、膨張弁ブロックと接続ブロックとの連結を解除
すれば、膨張弁ブロックを楽に動かすことができ、膨張
弁ブロックを取外すことが容易にできる。
【0018】請求項7の発明は、請求項6において、前
記シールプレートは、クーラ配管用の支持溝を備え、該
支持溝の大きさは該クーラ配管外径よりも大きいが該ブ
ラケットの開口部より小さい大きさであって、クーラ配
管と略直角に着脱可能になっているので、シールプレー
トを容易に着脱でき、確実にシールプレートでクーラ配
管をガタツクことなく支持できる。
【0019】請求項8の発明は、請求項1ないし7のい
ずれかにおいて、該冷却用熱交換器の着脱用開口部が該
空調ケースの助手席側の側壁に設けられている構成であ
る。この構成では、送風ユニットを取外すとともに、運
転席側の側壁にある膨張弁と接続ブロックとの連結を解
除すれば、冷却用熱交換器を逆方向、即ち助手席側に引
き抜くことが可能な状態にできる。特に、この着脱用開
口部に対して、空調ケースとは別体に蓋部材を設けるよ
うにすることで、空調ケースを分解することなく、この
蓋部材を取外すだけで、冷却用熱交換器を取り出せるの
で、冷却用熱交換器のメンテナンス・交換が容易に行な
える。
【0020】請求項9の発明は、請求項1ないし8のい
ずれかにおいて、該加熱用熱交換器の流体出入口が該空
調ケースの該運転席側の該側壁に設けられているので、
このヒータ配管が冷却用熱交換器の着脱を妨げることが
ない。それとともに、運転席側の側壁では、ヒータ配管
を冷却用熱交換器の取り出しを考慮して迂回して設ける
必要がないので、ヒータ配管を自由にレイアウトでき、
あまり折り曲げることなく、或は最短距離で空調ユニッ
トの前方に延ばすことが出来る。
【0021】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
いずれかにおいて、該冷却用熱交換器が略垂直に配設さ
れ、空気がこの冷却用熱交換器を車両前方側から車両後
方側に通過するように流れ、該冷却用熱交換器の車両後
方側に加熱用熱交換器が配設されているので、空調ユニ
ットを車体前後方向にコンパクトに出来る。
【0022】請求項11の発明は、請求項10におい
て、該加熱用熱交換器が、その下部が該冷却用熱交換器
に近接し、その上部が該冷却用熱交換器から離れるよう
に傾斜して配置され、空気が該加熱用熱交換器を下方か
ら上方に通過するように流れ、該加熱用熱交換器の上方
位置に該加熱用熱交換器をバイパスする空気とのミキシ
ング空間が設けられているので、空調ユニットを更にコ
ンパクトにできる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の空調装置を車両内
に配置した状態を示す。空調装置1は、自動車の車室に
配設されているインストルメントパネル2の内方に収容
されている。この自動車は、運転席及び助手席がそれぞ
れ車体右側及び左側に設けられている、いわゆる右ハン
ドル車であり、さらに前部のエンジンルームと、車室の
前側とはダッシュパネルD(図3のみに示す)によって
仕切られている。尚、この明細書では、空調装置1の車
体前側及び車体後側を、それぞれ単に前側及び後側と呼
ぶものとする。
【0024】図2は、本発明の実施形態に係る空調装置
1の外観を示すものである。空調装置1は、送風ユニッ
ト3と、該送風ユニット3からの空気を冷却した後、温
度調節して車室へ供給する空調ユニット4とからなる。
空調ユニット4は、図1に示すように、車幅方向の略中
央部に配置される一方、送風ユニット3は空調ユニット
4に近接して助手席の前方に配置されている。また、送
風ユニット3の下端は、空調ユニット4の下端よりも上
方に位置付けられていて、助手席乗員の足元スペースを
広く確保している。
【0025】送風ユニット3は、その車幅方向の略中央
部において左右に2つに分割されたケーシング5を備え
ており、それらはファスナ等を用いて一体化されてい
る。そのケーシング5の上側には空調装置1へ空気を取
り入れるための空気取入部6が設けられる一方、下側に
は取り入れた空気を前記空調ユニット4へ送風するため
の送風部7が設けられている。
【0026】空気取入部6の上部には、図2に示すよう
に、ダクト8を介して車室外の空気を取り入れるための
外気取入口9と、車室内の空気を取り入れるための内気
取入口10とが形成されている。空気取入部6の上部
は、その前面側に略垂直に略矩形状の開口部を開口し
て、外気取入口9を形成している。また、後面側には上
側ほど車体前方へ曲がる円弧状断面の開口部が設けら
れ、この開口部が内気取入口10を形成している。内気
取入口10にはグリル11が一体成形されている。
【0027】これらの取入口9、10の内側に内外気切
替ダンパ12が配設されている。内外気切替ダンパ12
は、円筒の略四分の一に相当する形状となっており、即
ち断面円弧状の周壁と、その両側に円形の四分の一の大
きさの扇状の側壁を備え、扇状の側壁の中心に軸部が設
けられ、この軸部が空気取入部6の側面部に軸支されて
いる。この軸支部に、アクチュエータ13の出力軸が連
結されている。
【0028】アクチュエータ13によって内外気切替ダ
ンパ12が回動されて、外気取入口9を全開とする位置
にされると内気取入口10が全閉とされて、外気のみを
取り入れる外気取入モードとなる一方、内外気切替ダン
パ12がその状態から逆方向に回動されて、外気取入口
9を全閉とする位置にされると内気取入口10が全開と
されて、内気循環モードとなる。
【0029】一方、空気取入部6の下部には、取り入れ
た空気を濾過するためのフィルタが配設されるフィルタ
配設部14が設けられており、図示しないが、このフィ
ルタ配設部14の車体側方側(助手席側ドア側)に開口
部が形成されていて、この開口部からフィルタの交換が
行えるようになっている。このフィルタ配設部14の下
方は送風部7であり、送風ファン15としての遠心式多
翼ファンがその回転軸を上下方向に向けて配設され、さ
らにこの送風ファン15の下方にファン駆動モータ(図
示せず)が配設されている。
【0030】送風部7の右側面部で車両前方側には開口
部16が形成されて、対応する位置に設けられた空調ユ
ニット4の空気導入部24に連接されており、送風ファ
ン15から送り出される空気を空調ユニット4に送風す
るようになっている。
【0031】図3は空調ユニット4の右側面図、図4は
空調ユニット4の左側面図を示す。図3及び図4に示す
ように、空調ユニット4は、全体として上下方向に長
く、かつ送風ユニット3のケーシング5よりも大型の矩
形箱状に形成されたケース20を備えており、該ケース
20は左ケーシングと右ケーシングと左右に2分割され
て構成されている。この左ケーシングの壁、即ち左側壁
20bには、更に別部材で蓋部材23が設けられてい
る。
【0032】左側壁20bの車体前方側に、送風部6の
開口部16に接続される空気導入部24が設けられ、こ
の空気導入部24の車体後方側位置に冷凍サイクルの一
要素であるエバポレータ30が略垂直に配設され、さら
にその車両後方側位置にはヒータコア31が、上部が後
方で下部が前方になるように傾斜して配設されている。
この空調ユニット4のケース20の上部には、調和空気
の吹出口が複数形成されており、図4に矢印で示すよう
に、前記送風ユニット3からの空気の流れはこの空調ユ
ニット4内で車体前後方向から上方へ向かう流れとな
る。
【0033】図5はエバポレータを示し、図5(A)は
エバポレータの斜視図を示し、図5(B)エバポレータ
の断面図を示す。図5に示すように、エバポレータ30
は、送風ユニット3からの空気を冷却する冷却用の熱交
換器であり、例えばアルミニウム等の金属薄板から形成
された扁平チューブ30aを互いに同方向に延びるよう
に多数積層して、隣り合う扁平チューブ30aの間に、
同じく金属薄板から形成された波形のフィン30bを介
在させたものである。扁平チューブ30aは、車体上下
方向に延びた半割容器体を向かい合わせに重ねて形成さ
れた中空体であって、その間に配設される波状フィン3
0bは前後方向に見て断面波状に成形されている。この
波状フィン30bの車両後端側の端面は、その両側の扁
平チューブ30aの端面より内側に位置して配置されて
いる。即ち扁平チューブ30aの後端部が波状フィン3
0bの後端部より後側に突出し、扁平チューブ30a表
面に発生した凝縮水が扁平チューブ30aの後端部を伝
わって下方に落ちるようにガイドするものとして機能す
る。
【0034】また、この突出した扁平チューブ30aの
後端部がフィン30bより突出しているので、指をケー
ス20内に挿入して、エバポレータ30を挟み、引き出
す場合に、掴み易いメリットも有する。エバポレータ3
0の引き出し作業は、後で詳細に説明する。
【0035】このエバポレータ30の扁平チューブ30
a内には、冷凍サイクルにより生成される低温の冷媒が
循環して、該エバポレータ30を前方から後方に通過す
る空気を冷却するようになっている。すなわち、このエ
バポレータ30には、図示しないが、扁平チューブ30
aの両端側にそれぞれ該チューブと連通するタンクが設
けられていて、該タンクが前後に2つ設けられており、
上方の一方のタンクから導入された冷媒は、扁平チュー
ブ30a内を上下方向及び前後方向に流れて、情報の他
方のタンクに至り、エバポレータ30外に流出される。
【0036】この実施例では、エバポレータ30の流入
タンクと流出タンクは、エバポレータ30の右側上端に
設けられた接続ブロック39を介して右側壁20bに外
接して配設された膨張弁ブロック33に接続されてい
る。そして、各クーラ配管40が膨張弁ブロック33の
上方面側に接続され、車体上方に延びて、そこから略直
角に折り曲げられて、車体前方へ延びて設けられてい
る。温度センサー34がクリップ等を介して、エバポレ
ータ30の車体後側(空気流下流側)のフィン30bに
着脱自在に挿入されている。この温度センサー34に接
続されたリード線35がケース20の外に延びて、コン
トロールボックス(図示せず)に接続されている。
【0037】ヒータコア31は、エバポレータ30を通
過した空気を加熱する加熱用の熱交換器であり、エバポ
レータ30の後方位置に傾斜して配設されており、エバ
ポレータ30と同様に、積層されたチューブ及びフィン
とからなるものとされ、チューブ内にはエンジンからの
高温の冷却水が循環して、ヒータコア31を通過する空
気を加熱するようになっている。ヒータコア31に導入
される高温エンジン冷却水の導入用及び排出用配管を構
成するヒータ配管41がヒータコア31に接続されてい
て、各ヒータ配管41は空調ユニット4のケース20に
おける右側壁20aからケース20外方へ延出した後、
略直角に折り曲げられて車体前方へ延び、さらにケース
20の前壁20cを横切るように横方向に延びて、左側
壁20bの端部でさらに前方に延びて設けられている。
【0038】ヒータ配管41は左側壁20bの前端部に
取り付けられたブラケット22に支持され、ダッシュパ
ネルDの開口部を貫通してエンジンルーム側に突出する
ようになっている。組立時には、クーラ配管40を支持
するブラケット21と同様に、ブラケット22をダッシ
ュパネルDに押し付けて、ダッシュパネルDの開口部を
シールする。
【0039】次に、クーラ配管40の支持構造を、図6
及び図7により説明する。図6は、空調ユニット4を右
後方から見た斜視図であって、クーラ配管の取付状態を
説明する図である。図7は、図6の部分拡大図を示す。
クーラ配管40は、右側壁20aの前端部に設けられた
ブラケット21に支持され、ダッシュパネルDの開口部
を貫通してエンジンルーム側に突出するようになってい
る。組立時には、このブラケット21をダッシュパネル
Dに押し付けて、ダッシュパネルDの開口部をシールす
る。
【0040】詳細には、クーラ配管40のブラケット2
1は、空調ユニット4の右側壁20aに一体に形成され
た固定ブラケット部21aと着脱ブラケット部21bと
を備える。ブラケット21の固定ブラケット部21a及
び着脱ブラケット部21bは、斜めに並設された各クー
ラ配管40の半割円弧の空洞を有し、両ブラケット部2
1a、21bを合わせた時に、各クーラ配管40に対す
る開口部44を形成するようになっている。
【0041】この開口部44は、クーラ配管40の外径
に対して所定間隔開けて大きく形成してある。そして、
着脱ブラケット部21bをボルト等で取り付けた時で
も、クーラ配管40が少し動かせるようになっている。
そして、上記クーラ配管40をブラケット21に支持す
るために、シールプレート42が設けられている。この
シールプレート42は、クーラ配管40の外径に相当す
る径を有する半割凹部45を有し、着脱ブラケット部2
1bに設けられた長溝に案内されて横方向にスライド可
能になっている。このシールプレート42を着脱ブラケ
ット部21bの所定位置まで挿入することで、クーラ配
管40をブラケット21に固定するようになっている。
シールプレート42を所定位置まで挿入すると突起(図
示せず)が着脱ブラケット部21bの凹部43に嵌まる
ようになっている。また、シールプレート42をスライ
ドさせて抜く時には、プレート42aを摘み、突起と凹
部43との係合を解除し、そのまま、スライドさせれば
良く、簡単にシールプレート42を挿入・抜くことがで
きる。なお、着脱ブラケット部21bは、着脱ブラケッ
ト部21bを組付ける方向と同じ方向からネジ締めする
ことで取り付けられる。
【0042】なお、この実施例では、シールプレート4
2を各クーラ配管40に対して一体に設けたが、別々に
設けても良い。また、各クーラ配管40は斜めに並設し
たが、縦に並設しても良いし、また、横に並設しても良
い。
【0043】次に膨張弁の取付けを説明する。図8によ
り、右側壁20aの膨張弁ブロック33を取り付ける部
分の構造を説明する。エバポレータ30の側面部を覆う
右側壁20aにおいて、エバポレータ30の出入口(図
示せず)に対応する位置に接続ブロック39が接続され
ている。この接続ブロック39が覗く部分に接続開口部
48が開口されている。この接続開口部48の外側に膨
張弁ブロックが重ねられるが、膨張弁ブロック33は接
続ブロック39よりも大きいので、右側壁20aのうち
空調ユニット4の空気通路を形成する壁、即ちミキシン
グ空間55などの側壁の立上がり部分の一部を凹ますよ
うに形成して、膨張弁ブロック33の入るスペースを形
成している。
【0044】膨張弁ブロック33の取付状態を説明す
る。膨張弁ブロック33をクーラ配管40に接続して用
意する。カバー部材49の受け部材49aを接続開口部
48の上部に係合した後、膨張弁ブロック33を接続ブ
ロック39に重ね合わせ、受け部材49aの受面49b
にクーラ配管40を載せる。その後、膨張弁ブロック3
3をボルト等で接続ブロック39に締結する。その後、
カバー本体49cを被せ、クーラ配管40の上半分を覆
うと同時に、膨張弁ブロック33の周囲を取り囲み、カ
バー本体の先端を接続開口部48に合わせて取り付け
る。
【0045】逆に膨張弁ブロック33を取外す際は、カ
バー本体49cを外し、膨張弁ブロック33と接続ブロ
ック39との締結を解除する。なお、前に述べたよう
に、ブラケット21に取り付けたシールプレート42を
抜いて、膨張弁ブロック33が少し動ける状態にしてお
くことをどこかの作業工程の間で行う。たとえば、カバ
ー部材49を外す前、膨張弁ブロック33と接続ブロッ
ク39の締結を解除した後などのタイミングである。こ
の状態で、膨張弁ブロック33とクーラ配管40との連
結を解除し、膨張弁ブロック33を完全にフリーにす
る。そして、膨張弁ブロック33を取出して、膨張弁ブ
ロック33を点検・交換等を行なう。
【0046】このカバー部材49により膨張弁ブロック
33を覆うことにより、膨張弁ブロック33の廻りにゴ
ム製パッキン等を貼り合わせなくても、膨張弁ブロック
33を簡単な構成で外気と遮断でき、ゴム製パッキン等
と異なって繰り返してカバー部材を使用できる。また、
膨張弁ブロック33をメンテナンス等で取り外す場合で
も、パッキン等を剥がす必要が無いので、取外し作業が
容易であると共に、メンテナンス終了時の取付けも容易
である。特に、運転席側には、通常クラッチペダル等が
設けられているが、シールプレート42をワンタッチで
引き抜くことで、クーラ配管40を少し動ける状態にで
き、カバー部材49を外し、膨張弁ブロック33と接続
ブロック39との締結を解除することで、膨張弁ブロッ
ク33をフリーに出来るので、クラッチペダル等が配設
されていても、空調ユニット4を車両から降ろさなくて
も、簡単に膨張弁ブロック33を取外すことができる。
【0047】次に、図9及び図10により、エバポレー
タ30の脱着を行なう空調ユニット4の構造を説明す
る。図9は、空調ユニット4からエバポレータ30を引
き出した状態を示す。図10は図9のA部の部分拡大図
を示す。図10(A)は、開口部25の部分平面図、図
10(B)は図10(A)のI−I断面図、図10
(C)は図10(B)のII−II断面図を示す。ケース2
0の左側壁20bにエバポレータ30を脱着するための
開口部25が開口されている。この開口部25は、上下
端部がエバポレータ30の上下端面に沿って直線状に設
けられ、後端部が上下から中央に向かって、エバポレー
タ30の後側端面に沿って直線状に延び、その中間部
で、車幅方向に沿って見て、エバポレータ30から略三
角形状の間隙26を開けて形成されている。一方、開口
部25の前側端部は、エバポレータ30の前側端面に沿
って直線状に延び、その中間部で略矩形状の空気導入部
24を囲むように前側に回っている。
【0048】開口部25の周囲に溝部27が形成されて
いる。この開口部25の溝部27に挿入される凸部29
を周囲に備えている蓋部材23が開口部25の形状に合
わせた形状に形成されている。そして、略三角形の間隙
26を形成する端面部の溝部27に凹部28が設けられ
ている。この凹部28は、溝部27より温度センサー3
4のリード線35が通るように深く形成され、底部が傾
斜面に形成されている。即ち、開口部25の溝部27に
蓋部材23の凸部29を挿入した時に、凹部28の底面
と凸部29とでリード線35を挟持するようになってい
る。この構成により、開口部25は凹部28と蓋部材2
3の凸部29とでシールされ、リード線35の周囲は、
凹部28と凸部29とでシールされ、空気漏れを防止す
るようになっている。
【0049】なお、蓋部材23は、クリップやボルト等
で開口部25を塞ぐように左側壁20bに脱着可能に取
り付けられている。蓋部材23の外面部に、係合部とし
てのボス部36が一体に形成され、リード線35のコネ
クター37がこのボス部36に着脱可能に係合されてい
る。また、リード線35のたるみを防止するために、フ
ック部38もこの蓋部材23の外面部に設けられてい
る。
【0050】次に、図9により、エバポレータ30の取
り外し作業を説明する。エバポレータ30を取り外す場
合には、ケース20の右側壁20a側にある膨張弁ブロ
ック33と接続ブロック39との連結を解除し、エバポ
レータ30とクーラ配管40との連結を絶つ。この作業
の前後で、蓋部材23を左ケーシング20aから取外
す。その後、左手の親指を間隙26に挿入し、他の指を
エバポレータ30の前側に挿入し、エバポレータ30を
左手で挟むように持つ。そして、エバポレータ30を助
手席側にスライドさせて引き出し、作業のし易いところ
で、温度センサー34をエバポレータ30から取外し、
エバポレータ30を完全に分離する。なお、作業するに
際してリード線35の緩みを必要とする場合には、フッ
ク部38からリード線35を外し、リード線35にたる
みを持たせればよい。このようにすれば、蓋部材23を
外す時にリード線35に無理な力が作用しないので、温
度センサー34のエバポレータ30に取り付けている部
分に無理な力が作用せず、フィン30bや温度センサー
34を傷つけたり、リード線35に断線を生じたりする
ことを防止できる。また、場合によっては、温度センサ
ー34をエバポレータ30から外す前に、コネクター3
7に接続された配線(リード線側でないほうの配線)を
外してから、或は、ボス部36からコネクター37を外
し、蓋部材23とリード線35とを分離して、リード線
35の自由度を増やしてから、温度センサー34をエバ
ポレータ30から外すようにしても良い。なお、エバポ
レータを取り付ける際には、上記説明の逆順に作業すれ
ばよい。
【0051】空調ユニット4の底面には、ドレンポート
32が設けられ、車体に開口した貫通孔(図示せず)を
介して車両外部に連通されている。空気導入部24と対
向する位置に、ファン駆動モータの回転数を変更させる
ための制御回路18が配設されている。
【0052】次に、図11に示す空調ユニットの断面図
により、空調ユニット4の内部を簡単に説明する。空調
ユニット4の内部のエバポレータ30とヒータコア31
との間には、調和空気の温度を調節するためのエアミッ
クスダンパ50(温度調節ダンパ)が設けられている。
このエアミックスダンパ50による温度調節は、エバポ
レータ30を通過した空気のうち、ヒータコア31を通
過する空気量とヒータコア31をバイパスさせるバイパ
ス通路56を通過する空気量との比率を変更することに
よって行われる。
【0053】詳しくは、空調ユニット4のケーシング2
0内部は、ケーシング20の内側に一体成形された隔壁
部53によってエバポレータ30の配設空間54aと、
ヒータコア31の配設空間54bとに区画されている。
ヒータコア配設空間54bの風下側(ヒータコア31の
上方位置)でバイパス通路56とヒータコア配設空間5
4bとが連通し、空調温度を調整するミキシング空間5
5が形成されている。
【0054】エアミックスダンパ50は、ヒータコア3
1の上端位置に近接して車幅方向に延びる軸を有してお
り、その軸の両端がケース20に支持されていて、その
車体左側の軸端に対して、左ケーシング20aに配設さ
れたアクチュエータ(図示せず)の出力軸が連結されて
いる。このエアミックスダンパ50を上下に回動させる
ことで、エバポレータ30を通過した空気がヒータコア
31を通過してミキシング空間55に至る空気と、この
ヒータコア31をバイパスさせてバイパス通路56を介
してミキシング空間55に至る空気とを調整するように
なっている。符号51はエアミックスダンパ50に設け
た整流板であって、風向きを整流する、或は風量を調整
するなどの役目で設けられている。
【0055】この実施例では、エバポレータ30とヒー
タコア31とをできるだけ接近して配設して、車両前後
方向の寸法をできるだけ短くし、空調ユニット4をコン
パクト化するようにしている。そのために、エアミック
スダンパ50の先端が、エバポレータ30の空気流下流
側表面にできるだけ接近した位置を回動するようになっ
ており、開口部25の空気流下流側稜線が、このエアミ
ックスダンパ50の先端とエバポレータ30の空気流下
流側端縁部との狭い間隔の間に設けられ、前述した間隙
26の開口面積は限られる大きさとなってしまう。しか
し、本実施例では、この間隙26は、親指が入ると共に
エバポレータ30に取り付けたままの温度センサー34
が通過する大きさほど開口していれば良いので、大きな
開口面積を必要としない。従って、エアミックスダンパ
50の回動を妨げることなく、ヒータコア31とエバポ
レータ30とを接近して配設でき、空調ユニットのコン
パクト化を図ることができる。
【0056】さらに、空調ユニット4のケース20の上
部には、車体後側にベント吹出口60が形成され、その
前側にデフロスト吹出口61が形成されて、ミキシング
空間55に連通している。空調ケース20の後壁20d
にミキシング空間55に連通して設けられたフット吹出
口62が形成されている。ベント吹出口60は、ベント
ダクト(図示せず)を介して図1に示すインストルメン
トパネル2に設けられたベントグリル66,66,…に
接続されており、各ベント吹出口60からの調和空気は
主に乗員の上半身へ吹き出すようになっている。一方、
デフロスト吹出口61は、デフロストダクト(図示せ
ず)を介してインストルメントパネル2の前端側に設け
られたデフロストグリル67に接続されており、各デフ
ロスト吹出口61からの調和空気はフロントウインドの
内面に向かって吹き出すようになっている。また、フッ
ト吹出口62には、空調ケース20の後壁20dに沿っ
て、下方へ延びて一体に形成されたるフットダクト68
が接続されていて、フットダクト68は、インストルメ
ントパネル2の下側における運転席乗員及び助手席乗員
の足元近傍で開口しており、フット吹出口62からの調
和空気を乗員の足元に向かって吹き出すようになってい
る。さらに後部座席にも調和空気を供給するようになっ
ている。
【0057】また、空調ユニット4の空調ケース20内
部には、吹出口60、61、62を開閉して調和空気の
吹出方向を変更する3つの吹出方向切替ダンパ63、6
4、65が設けられていて、これらは空調ユニット4の
右側壁20aに配設されたリンク機構70及び右側壁2
0aのボス部に固定されたアクチュエータ71により作
動するようになっている。各吹出口60、61、62の
吹出方向切替ダンパ63、64、65がアクチュエータ
71により駆動されることで、それぞれが各吹出モード
に対応した開度とされる。すなわち、この空調ユニット
4は、3つのダンパ63、64、65の開閉状態によっ
てベントモード、デフロストモード、フットモード、ベ
ント及びフットの各吹出口60、62から吹き出すバイ
レベルモード等の各吹出モードに切り替え可能とされて
いる。
【0058】更に、この実施形態に係る自動車の空調装
置によると、送風ユニット3の開口部16及び空調ユニ
ット4の空気導入口24を車両前方に配設しているの
で、送風ユニット3と空調ユニット4の車両後方側に空
間、デッドスペースが形成される。このデッドスペース
に、空調ユニット4のエアミックスダンパ50のアクチ
ュエータを配設し、デッドスペースの有効活用を図って
いる。
【0059】図12は、本発明の別の実施例を示し、図
6と同様な図である。図6と異なる部分のみを説明す
る。図6では、カバー部材49を受け部材49aとカバ
ー本体49cとで構成したが、この実施例では、クーラ
配管40を受ける受け面59bを有する周壁59aを、
膨張弁ブロックを取り囲むように右側壁20aに一体に
形成し、クーラ配管40の残り半分に嵌まって、この周
壁59aに嵌まるキャップ59cを被せるようにしたも
のである。この実施例では、周壁59aを右側壁20a
と一体に形成できるので、部品点数の削減、組立て工数
の削減が可能である。
【0060】上記実施例では、エバポレータ30が略垂
直に配設され、その後方にヒータコア31が配設された
空調ユニットであったが、本発明はこの実施例に限られ
るものではなく、エバポレータが略水平に配設され、そ
の上にヒータコアが略水平に配置された空調ユニットで
あっても良い。
【0061】また、上記実施例では空調ユニットは左右
2分割のものを説明したが、これに限られるものではな
く、例えば、底部と上部とに上下に2分割され、上部が
左右に2分割された、所謂3分割のものでも良い。この
3分割のものでは、2分割に比べて部品点数が増加する
が、底に分割部分が無いので、凝縮水の水漏れの恐れが
無く、ドレン水の処理が容易である。
【0062】
【本発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明
に係る車両用空調装置によると、車両のインストルメン
トパネル内の車幅方向略中央部に配設された空調ユニッ
トと、空調ユニットの助手席側に配設され、空調ユニッ
トに接続された送風ユニットと、空調ユニットの空調ケ
ース内に配設された冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器
とを備え、送風ユニットから空調ユニットに導入した空
気を、空調ユニット内の冷却用熱交換器及び加熱用熱交
換器を通過させて調和空気とするようにした車両用空調
装置において、冷却用熱交換器に連接される膨張弁ブロ
ックが空調ケースの運転席側の側壁に配設されている構
成であるので、運転席側から膨張弁ブロックと接続ブロ
ックとの結合を解除して、膨張弁ブロックを取外すこと
が出来、運転席側には、通常クラッチペダル等が設けら
れているが、クラッチペダル等に妨げられることなく、
容易に膨張弁ブロックを取り外すことが出来る。
【0063】車両のインストルメントパネル内の車幅方
向略中央部に配設された空調ユニットと、該空調ユニッ
トの空調ケース内に配設された冷却用熱交換器及び加熱
用熱交換器とを備え、空調ユニットに導入された空気
を、該空調ユニット内の冷却用熱交換器及び加熱用熱交
換器を通過させて調和空気とするようにした車両用空調
装置において、該冷却用熱交換器に連接される膨張弁ブ
ロックが、該空調ケースの側壁に配設され、その側壁と
逆の側壁に冷却用熱交換器の着脱用開口部が設けられて
いるものでは、空調ケースを車両から降ろす或は空調ケ
ースを分解する等を行なわずに、膨張弁ブロックを簡単
に着脱できるので、膨張弁ブロックを簡単にメンテナン
スできる。それとともに、この膨張弁ブロックの取外し
で、冷却用熱交換器と膨張弁ブロックとの接続、即ち冷
却用熱交換器とクーラ配管との接続を解除できるので、
反対側の側壁から冷却用熱交換器を取外すことが容易に
出来る。
【0064】冷却用熱交換器に冷媒の出入口が隣接して
設けられ、出入口と膨張弁ブロックとを接続する接続ブ
ロックが、空調ケースの運転席側の側壁から外部に臨む
ように、冷却用熱交換器の運転席側の側面に設けられ、
膨張弁ブロックが、空調ケースの運転席側の側壁から、
少なくとも一部が突出する状態で、接続ブロックに接続
されているものでは、膨張弁ブロックと接続ブロックと
を締結するボルト等の締結手段を締結・解除すれば膨張
弁ブロックの固定・固定状態の解除は可能であり、空調
ユニットが車体(インストルメントパネル)に取り付け
られた状態で、膨張弁ブロックを取り外し・取り付けで
きる。
【0065】膨張弁に接続されたクーラ配管が、空調ケ
ースの該側壁に沿って運転席側の前方端部に延びて配設
され、このクーラ配管を支持する支持ブラケットが空調
ケースの前方端部に設けられ、支持ブラケットが開口部
の略中間部分で分割可能に形成され、一方のブラケット
部は前記空調ユニットに一体に設けられ、他方のブラケ
ット部は着脱可能に取付けられているものでは、クーラ
配管をワンタッチで簡単の取付・取外でき、かつ確実に
支持できる。
【0066】クーラ配管の支持ブラケットに開口したク
ーラ配管用の開口部に対して着脱可能なシールプレート
を備え、このシールプレートを装着することで、クーラ
配管を支持ブラケットに固定するようにしたものでは、
シールプレートを離脱することで、クーラ配管を支持ブ
ラケットに対してルーズな状態にすることができるの
で、膨張弁ブロックと接続ブロックとの連結を解除すれ
ば、膨張弁ブロックを楽に動かすことができ、膨張弁ブ
ロックを取外すことが容易にできる。
【発明の効果】 【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る空調装置を車両に配設
した状態を示す。
【図2】図1の空調装置の空調ユニット、送風ユニッ
ト、外気導入通路を分解した状態を示す右側後方からの
斜視図である。
【図3】図2に示す空調ユニットの右側面図を示す。
【図4】図2に示す空調ユニットの左側面図を示す。
【図5】図2に示す空調ユニット内のエバポレータを示
す。図5(A)はエバポレータの斜視図、図5(B)は
エバポレータの断面図を示す。
【図6】空調ユニットにクーラ配管を取り付ける状態を
説明する図である。
【図7】図6の部分拡大図である。
【図8】空調ユニットの右側壁の一部を示し、膨張弁や
接続ブロックを取り付ける部分を説明する図である。
【図9】空調ユニット4からエバポレータ30を引き出
した状態を示す。
【図10】図9のA部の部分拡大図を示す。図10
(A)は、開口部25の部分平面図、図10(B)は図
10(A)のI−I断面図、図10(C)は図10
(B)のII−II断面図を示す。
【図11】空調ユニットの断面図を示す。
【図12】本発明の別の実施例を示し、図6と同様な図
を示す。
【符号の説明】 1 空調装置 3 送風ユニット 4 空調ユニット 12 内外気切替ダンパ 20 ケース 21 支持ブラケット 25 着脱用開口部 26 間隙 30 エバポレータ(冷却用熱交換器) 33 膨張弁ブロック 31 ヒータコア(加熱用熱交換器) 42 シールプレート 49 カバー部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 和弘 広島県東広島市吉川工業団地3番11号 株 式会社日本クライメイトシステムズ内 (72)発明者 山本 努 広島県東広島市吉川工業団地3番11号 株 式会社日本クライメイトシステムズ内 (72)発明者 桑原 武司 広島県東広島市吉川工業団地3番11号 株 式会社日本クライメイトシステムズ内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のインストルメントパネル内の車幅
    方向略中央部に配設された空調ユニットと、該空調ユニ
    ットの助手席側に配設され、該空調ユニットに接続され
    た送風ユニットと、該空調ユニットの空調ケース内に配
    設された冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器とを備え、
    該送風ユニットから空調ユニットに導入した空気を、該
    空調ユニット内の冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器を
    通過させて調和空気とするようにした車両用空調装置に
    おいて、 該冷却用熱交換器に連接される膨張弁ブロックが、該空
    調ケースの運転席側の側壁に配設されていることを特徴
    とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 車両のインストルメントパネル内の車幅
    方向略中央部に配設された空調ユニットと、該空調ユニ
    ットの空調ケース内に配設された冷却用熱交換器及び加
    熱用熱交換器とを備え、 該空調ユニットに導入された空気を、該空調ユニット内
    の冷却用熱交換器及び加熱用熱交換器を通過させて調和
    空気とするようにした車両用空調装置において、 該冷却用熱交換器に連接される膨張弁ブロックが、該空
    調ケースの側壁に配設され、その側壁と逆の側壁に冷却
    用熱交換器の着脱用開口部が設けられていることを特徴
    とする車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 該冷却用熱交換器に冷媒の出入口が隣接して設けられ、 該出入口と膨張弁ブロックとを接続する接続ブロック
    が、該空調ケースの運転席側の側壁から外部に臨むよう
    に、冷却用熱交換器の運転席側の側面に設けられ、 該膨張弁ブロックが、該空調ケースの運転席側の側壁か
    ら、少なくとも一部が突出する状態で、該接続ブロック
    に接続されていることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかにおいて、 該クーラ配管が該膨張弁ブロックに接続され、かつ空調
    ケースの側壁に沿って運転席側の前方端部に延びて配設
    され、該クーラ配管を支持する支持ブラケットが該空調
    ケースの前方端部に設けられていることを特徴とする車
    両用空調装置。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記支持ブラケットは、クーラ配管を支持する開口部を
    備え、該開口部の略中間部分で分割可能に形成され、一
    方のブラケット部は前記空調ユニットに一体に設けら
    れ、他方のブラケット部は着脱可能に取付けられている
    ことを特徴とする車両用空調装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、 前記支持ブラケットに開口したクーラ配管用の開口部
    は、クーラ配管外径に対して所定間隙を有する大きさに
    設定されており、前記支持ブラケットに開口したクーラ
    配管用の開口部に対して着脱可能なシールプレートを備
    え、このシールプレートを装着することで、クーラ配管
    を支持ブラケットに固定することを特徴とする車両用空
    調装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記シールプレートは、クーラ配管用の支持溝を備え、
    該支持溝の大きさは該クーラ配管外径よりも大きいが該
    ブラケットの開口部より小さい大きさであって、クーラ
    配管の延びる方向に対して略直角に着脱可能になってい
    ることを特徴とする車両用空調装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかにおいて、 該冷却用熱交換器の着脱用開口部が該空調ケースの助手
    席側の側壁に設けられていることを特徴とする車両用空
    調装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかにおいて、 該加熱用熱交換器の流出入口が該空調ケースの該運転席
    側の該側壁に設けられていることを特徴とする車両用空
    調装置。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかにおい
    て、 該冷却用熱交換器が略垂直に配設され、空気がこの冷却
    用熱交換器を車両前方側から車両後方側に通過するよう
    に流れ、該冷却用熱交換器の車両後方側に加熱用熱交換
    器が配設されていることを特徴とする車両用空調装置。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 該加熱用熱交換器が、その下部が該冷却用熱交換器に近
    接し、その上部が該冷却用熱交換器から離れるように傾
    斜して配置され、空気が該加熱用熱交換器を下方から上
    方に通過するように流れ、該加熱用熱交換器の上方位置
    に該加熱用熱交換器をバイパスする空気とのミキシング
    空間が設けられていることを特徴とする車両用空調装
    置。
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