JPH0612014Y2 - 路上標識体 - Google Patents

路上標識体

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JPH0612014Y2
JPH0612014Y2 JP1989038399U JP3839989U JPH0612014Y2 JP H0612014 Y2 JPH0612014 Y2 JP H0612014Y2 JP 1989038399 U JP1989038399 U JP 1989038399U JP 3839989 U JP3839989 U JP 3839989U JP H0612014 Y2 JPH0612014 Y2 JP H0612014Y2
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JP
Japan
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connecting member
joint
road
road surface
rubber
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989038399U
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English (en)
Other versions
JPH02129418U (ja
Inventor
信祐 伊野瀬
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Nippon Mektron KK
Original Assignee
Nippon Mektron KK
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Publication date
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  • Road Signs Or Road Markings (AREA)
  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、特に通行者の接触や衝突を緩和して事故を軽
微にする路上標識体に関するものである。
[従来の技術] 一般に、車線帯と歩行帯との境界の路肩、センタライ
ン、合流点および分岐点などにおいては、車線規制や目
視誘導を目的として、各種の路上標識体やガードレール
が設置されている。即ち、規制ラインに沿ってコンクリ
ート柱や鉄柱等の支柱を等間隔に立設し、この支柱を鉄
製のガードレールやワイヤロープで連結してフェンスが
設置される。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、こうした従来からの路上標識体の場合、
施工費等の設置費がかかるばかりではなく、主に自動車
等の車両の衝突事故対策に対処すべく、剛性強度の大き
いコンクリート製や鉄製のものが用いられている。その
結果、一般通行者にとっては、接触時や衝突時の緩衝性
に劣ることから、軽度の接触でも重大な事故につながる
恐れがある。
本考案の目的は、人身保護を主体に考えて、不慮の接触
事故時でも十分な緩衝により、事故が軽微で済むように
した路上標識体を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案による路上標識体は、高弾性樹脂またはゴムによ
って棒状に成形されたつなぎ部材の端部同士を接続部材
で連結し、これを設置ラインに沿う路面上に固定してな
る。ここで、高弾性樹脂またはゴムとしては、ポリエス
テル樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタンゴム、クロロ
プレンゴム、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プ
ロピレン共重合ゴムなどが用いられる。
[作用] 通行者がつなぎ部材に接触または衝突した際でも、つな
ぎ部材が弾性変形して衝撃を緩和することができる。
また、路肩等に沿ってほぼこの高さで設置できるため、
ドライバーには通行帯を認識させ、通行者にとっては段
差等に対する視認性が高まる。
更に、軽量であることから施工時の作業性が向上し、つ
なぎ部材は現場で任意の長さに切断することが可能なた
め、設置ラインが急カーブなどの形状でもこれに沿って
自在に設置することができる。
[実施例] 以下、本考案による路上標識体の実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図に示すように、所定長さの連結パイプ1(つなぎ
部材)を路面Gの所定位置に連結することにより、路上
標識体が設置される。連結パイプ1の材質として硬度H
s85程度の硬さを有するポリウレタンゴムなどが用いら
れ、例えば外形80Φで、長さ1000mm程度に加工された弾
性体である。連結パイプ1同士の連結はジョイント2
(接続部材)によって行われる。ジョイント2の材質は
同じく硬度Hs85程度のポリウレタンゴムなどが用いら
れ、例えば縦横寸法が200mm×150mmで、路面G上からの
高さが100mm程度に成形される。このように、弾性体で
あるジョイント2には、軸線上の一方と他方にそれぞれ
2つの嵌合孔2a、2aが背合わせするように設けてあ
り、それぞれの嵌合孔2a、2aに連結パイプ1、1の
各端部1a、1aが挿し込まれる。また、ジョイント2
の設置姿勢では、その下端部に固定脚2bが突出して一
体成形されており、この固定脚2bの先端には抜け止め
部2cがフランジ状に形成されている。この固定脚2b
を路面G中に接着剤3で固着してジョイント2が路面G
に固定される。但し、ジョイント2に固定脚2bを設け
ない構造とすることもあり、車両等の衝突による衝撃を
あまり考えずともよい状況に限り、ジョイント2を直接
路面G上に接合することができる。ここでいう接着剤3
としては、一般的な化学製品の他、モルタル状のセメン
ト等が用いられる。第2図(a)、(b)に示すよう
に、ジョイント2の上面に反射板4を取付け、視認性を
向上させることもできる。
連結パイプ1の断面形状としては、角形状または円形状
が考えられ、軽量化や衝撃時の緩衝性、あるいは成形性
等を考慮すると、中空状のものが好ましい。第3図は、
中空による連結パイプ1の内部にゴム質材料またはその
発泡体による緩衝充填材5を充填した複合体構造を示し
ており、この複合体構造により、経時的な変形が防止で
きる効果がある。
また、第4図のように、連結パイプ1として、中空の楕
円管を用いることもでき、これは連結パイプ1の路面G
上からの高さに制限があるような場合に効果的である。
即ち、高さHの制限によって、真円による連結パイプ1
ではどうしてもその外径DΦを大きくできない事情があ
って、視認性が低下する恐れがあるような場合には、楕
円形状とすることにより、短軸径Dで高さH方向の寸
法を抑え、長軸径Dで横幅寸法を広くできるために、
視認性が損われることがない。
なお、ジョイント2に対する連結パイプ1の接合方法に
は、前述した挿し込み嵌合の他に、接着方法あるいはピ
ン止めによる機械的な結合方法などがある。施工時は原
則的にジョイント2を路面G上にセットして後、連結パ
イプ1を取付ける方法が採られる。
第5図は、連結パイプ1の更に簡易な設置形態を示して
いる。この場合、ジョイント2は用いられず、連結パイ
プ1の端部1aを押し潰すようにして、隣合う連結パイ
プ1の押し潰された端部1a同士を共合わせし、ここに
アンカーピン6(接続部材)を打ち込んで路面Gに固定
する構造である。アンカーピン6にかえて、第6図に示
すように、反射板7a付きのピン7を用いてもよく、こ
の場合、視認性が向上して通行者やドライバへの注意を
促すことができる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による路上標識体は、通行
者がつなぎ部材に接触または衝突した際でも、つなぎ部
材が弾性変形して衝撃を緩和し、事故を軽微で済ますこ
とができる。また、路肩等に沿ってほぼこの高さで設置
できるため、ドライバーには通行帯を認識させ、通行者
にとっては段差等に対する視認性が高まり、注意を促す
効果がある。
更に、軽量であることから施工時の作業性が向上し、つ
なぎ部材は現場で任意の長さに切断することが可能なた
め、設置ラインが急カーブなどの形状でもこれに沿って
自在に設置できるなど、安全性および施工作業性の面で
も実用性に優れた効果がある。
なお、近年、急激な普及がみられるファミリバイク等を
含む自動二輪車にとっても、つなぎ部材を乗り越えるこ
とができるなど、事故対策にも大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は、本考案による路上標識体のの実施例
を示し、第1図は路面上の設置態様を示す側面図、第2
図(a)(b)は接続部材の正面図および側面図、第3
図(a)(b)はつなぎ部材に緩衝充填剤を充填して複
合体とした構造の正面図および側面断面図、第4図はつ
なぎ部材を中空楕円管とした構造の正面図、第5図はつ
なぎ部材を連結する接続部材の他の実施例の側面断面
図、第6図は第5図の接続部材に反射板を設けた形態の
正面図を示す。 [符号の説明] 1……連結パイプ(つなぎ部材) 2……ジョイント(接続部材) 2a……嵌合孔 2b……固定脚 3……接着剤 4……反射板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高弾性樹脂またはゴムによって棒状に成形
    されたつなぎ部材の端部同士を接続部材で連結し、これ
    を設置ラインに沿う路面上に固定してなる路上標識体。
JP1989038399U 1989-03-31 1989-03-31 路上標識体 Expired - Lifetime JPH0612014Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1989038399U JPH0612014Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 路上標識体

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JP1989038399U JPH0612014Y2 (ja) 1989-03-31 1989-03-31 路上標識体

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Publication Number Publication Date
JPH02129418U JPH02129418U (ja) 1990-10-25
JPH0612014Y2 true JPH0612014Y2 (ja) 1994-03-30

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ID=31546369

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