JPH06120039A - インダクタ及びその製造方法 - Google Patents
インダクタ及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH06120039A JPH06120039A JP4264481A JP26448192A JPH06120039A JP H06120039 A JPH06120039 A JP H06120039A JP 4264481 A JP4264481 A JP 4264481A JP 26448192 A JP26448192 A JP 26448192A JP H06120039 A JPH06120039 A JP H06120039A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic body
- coil
- outer magnetic
- inductor
- external magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/04—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Soft Magnetic Materials (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 製造が容易で、良好な特性を有する小型化が
可能なインダクタを提供する。 【構成】 磁心を筒状の外部磁性体1と、外部磁性体に
挿入される棒状の内部磁性体4とで構成する。外部磁性
体1の内周面には螺旋状の溝を設ける。内部磁性体4は
外部体の内周に密着する径とする。外部磁性体1の溝に
はコイル5が埋め込まれる。このコイル5は、外部磁性
体1に内部磁性体4を挿入した後、溶解した導体を溝に
流し込んで固めることにより形成する。そして、外部磁
性体1の両端の開口縁にコイル5と接続する電極6を設
けてインダクタ7とする。
可能なインダクタを提供する。 【構成】 磁心を筒状の外部磁性体1と、外部磁性体に
挿入される棒状の内部磁性体4とで構成する。外部磁性
体1の内周面には螺旋状の溝を設ける。内部磁性体4は
外部体の内周に密着する径とする。外部磁性体1の溝に
はコイル5が埋め込まれる。このコイル5は、外部磁性
体1に内部磁性体4を挿入した後、溶解した導体を溝に
流し込んで固めることにより形成する。そして、外部磁
性体1の両端の開口縁にコイル5と接続する電極6を設
けてインダクタ7とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁心とコイルから成る
インダクタ及びその製造方法に係り、特に小型化を可能
にしたものに関する。
インダクタ及びその製造方法に係り、特に小型化を可能
にしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子機器のノイズ防止等のために
使用されるインダクタは、磁心にコイルを巻いたものが
一般的である。また、コイルを磁心内に埋め込んで磁束
の漏れを減らし、特性を向上させたものがある。このイ
ンダクタは、導体と磁性粉末から成るシート材とを、導
体の一部が接点を有するように交互に積層し、焼結する
ことにより製造されている。
使用されるインダクタは、磁心にコイルを巻いたものが
一般的である。また、コイルを磁心内に埋め込んで磁束
の漏れを減らし、特性を向上させたものがある。このイ
ンダクタは、導体と磁性粉末から成るシート材とを、導
体の一部が接点を有するように交互に積層し、焼結する
ことにより製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の積層型のインダ
クタにおいては、製造工程が煩雑なため、製造コストが
高くなり、また焼結工程で導体と磁性材を構成する成分
が夫々拡散してしまい、特性が劣化するという問題があ
る。
クタにおいては、製造工程が煩雑なため、製造コストが
高くなり、また焼結工程で導体と磁性材を構成する成分
が夫々拡散してしまい、特性が劣化するという問題があ
る。
【0004】そこで、本発明は、上記欠点に鑑み、磁心
とコイルとを一体化した電気的特性に優れた小型化が可
能なインダクタを提供することを課題としている。
とコイルとを一体化した電気的特性に優れた小型化が可
能なインダクタを提供することを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明においては、内周面に螺旋状の溝が形成され
た筒状の外部磁性体と、外部磁性体に挿入される棒状の
内部磁性体と、前記外部磁性体の溝に内装されるコイル
と、外部磁性体の両端部に設けられ、コイルの両端部に
夫々接続される電極とからインダクタを構成した。
め、本発明においては、内周面に螺旋状の溝が形成され
た筒状の外部磁性体と、外部磁性体に挿入される棒状の
内部磁性体と、前記外部磁性体の溝に内装されるコイル
と、外部磁性体の両端部に設けられ、コイルの両端部に
夫々接続される電極とからインダクタを構成した。
【0006】また、このインダクタを製造するのに、磁
性粉末とバインダーとの混練物から内周面に螺旋状の溝
を有する筒状の成形体を形成する第1工程と、成形体を
焼結して、外部磁性体を形成する第2工程と、棒状の内
部磁性体を外部磁性体内に密着させて挿入する第3工程
と、外部磁性体の溝内にコイルを形成する第4工程と、
外部磁性体の両端部に、コイルの両端部と接続するよう
に電極を形成する第5工程とを有することとした。
性粉末とバインダーとの混練物から内周面に螺旋状の溝
を有する筒状の成形体を形成する第1工程と、成形体を
焼結して、外部磁性体を形成する第2工程と、棒状の内
部磁性体を外部磁性体内に密着させて挿入する第3工程
と、外部磁性体の溝内にコイルを形成する第4工程と、
外部磁性体の両端部に、コイルの両端部と接続するよう
に電極を形成する第5工程とを有することとした。
【0007】
【作用】本発明のインダクタは、コイルが磁性体によっ
て完全に覆われるので、通電時の磁束が漏れることがな
く、導体と磁心の成分とが拡散することがないので、良
好な電気的特性を得ることができる。従って、インダク
タを小型化しても、十分なインダクタンスが得られる。
製造に当たり外部磁性体の溝に溶融導体を流し込む等の
作業をするだけでコイルが完成するので、従来のように
線条導体を巻き付けたり、あるいはシート状磁性粉末成
形体を積層して行くなどの面倒な工程が不要となる。
て完全に覆われるので、通電時の磁束が漏れることがな
く、導体と磁心の成分とが拡散することがないので、良
好な電気的特性を得ることができる。従って、インダク
タを小型化しても、十分なインダクタンスが得られる。
製造に当たり外部磁性体の溝に溶融導体を流し込む等の
作業をするだけでコイルが完成するので、従来のように
線条導体を巻き付けたり、あるいはシート状磁性粉末成
形体を積層して行くなどの面倒な工程が不要となる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して説明する。
【0009】図1はインダクタの一部を切り欠いた拡大
斜視図、図2は外部磁性体及び内部磁性体の斜視図、図
3は外部磁性体の一部を切り欠いた正面図である。
斜視図、図2は外部磁性体及び内部磁性体の斜視図、図
3は外部磁性体の一部を切り欠いた正面図である。
【0010】図1において、外部磁性体1は、成形原料
に平均粒径0.4μmのNi−Znフェライト仮焼粉を
用い、バインダーに5wt% のポリビニルアルコール溶液
50vol%を用いた。そして、これらを混合して造粒し、
プレス成型にて8mm平方、長さ23mmの直方形状に
した。次に、この成型体をタッピングにて加工し、図
2,図3に示すように、その中心に、谷の径3.5m
m、内径2.9mm、ピッチ0.6mmの螺旋状の溝3
を内周に有する長手方向の貫通孔2を形成した。次い
で、この成形体を10℃/Hrの昇温速度で600℃に
加熱処理することによりバインダーを除去して脱脂体と
し、さらに1200℃で5Hr焼成し、6.6mm平
方、長さ18.8mm、貫通孔2の谷の径2.9mm、
内径2.4mm、ピッチ0.5mmの外部磁性体1とし
た。
に平均粒径0.4μmのNi−Znフェライト仮焼粉を
用い、バインダーに5wt% のポリビニルアルコール溶液
50vol%を用いた。そして、これらを混合して造粒し、
プレス成型にて8mm平方、長さ23mmの直方形状に
した。次に、この成型体をタッピングにて加工し、図
2,図3に示すように、その中心に、谷の径3.5m
m、内径2.9mm、ピッチ0.6mmの螺旋状の溝3
を内周に有する長手方向の貫通孔2を形成した。次い
で、この成形体を10℃/Hrの昇温速度で600℃に
加熱処理することによりバインダーを除去して脱脂体と
し、さらに1200℃で5Hr焼成し、6.6mm平
方、長さ18.8mm、貫通孔2の谷の径2.9mm、
内径2.4mm、ピッチ0.5mmの外部磁性体1とし
た。
【0011】次に、この外部磁性体1の貫通孔2に、径
2.4mm、長さ18.8mm、初透磁率700の棒状
のNi−Znフェライトから成る内部磁性体4を挿入し
た。
2.4mm、長さ18.8mm、初透磁率700の棒状
のNi−Znフェライトから成る内部磁性体4を挿入し
た。
【0012】そして、外部磁性体1の溝3に溶解した錫
を流し込んで固化させることによりコイル5を形成し
た。
を流し込んで固化させることによりコイル5を形成し
た。
【0013】最後に、外部磁性体1の貫通孔2の両端開
口縁に、図1に示すように、銀−パラジウム合金を塗着
させて電極6を形成しインダクタ7とした。電極6はコ
イル4の両端部に接続するように形成した。
口縁に、図1に示すように、銀−パラジウム合金を塗着
させて電極6を形成しインダクタ7とした。電極6はコ
イル4の両端部に接続するように形成した。
【0014】このように形成したインダクタ7は、コイ
ル4が磁心を構成する磁性体1,4に完全に覆われるの
で、通電時に磁束が無駄に漏れることがないし、導体と
磁性体の成分が拡散することなく、良好な電気的特性が
得られる。このため、インダクタを小型化しても、十分
なインダクタンスを得ることができる。製造に当たり外
部磁性体1の溝3に溶解した導体を流し込んで固化させ
るだけで磁性体1内でコイル4が完成するので、従来の
ように線条導体を巻き付けたり、あるいはシート状磁性
粉末成形体を積層していくなどの面倒な工程が不要とな
る。
ル4が磁心を構成する磁性体1,4に完全に覆われるの
で、通電時に磁束が無駄に漏れることがないし、導体と
磁性体の成分が拡散することなく、良好な電気的特性が
得られる。このため、インダクタを小型化しても、十分
なインダクタンスを得ることができる。製造に当たり外
部磁性体1の溝3に溶解した導体を流し込んで固化させ
るだけで磁性体1内でコイル4が完成するので、従来の
ように線条導体を巻き付けたり、あるいはシート状磁性
粉末成形体を積層していくなどの面倒な工程が不要とな
る。
【0015】本発明の他の実施例を説明する。外部磁性
体1は、成形原料に平均粒径0.4μmのNi−Znフ
ェライト仮焼粉91wt% を用い、バインダーに酢酸ビニ
ル含量が14%であって平均分子量120000のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体5wt% ,融点60℃のパラフ
ィンワックス3wt% ,ジオクチルフタレート1wt% を用
いた。そして、これらを加圧ニーダーにより130℃で
60分混練してペレット化させ、射出成型にて、径9m
m、長さ23mmの円柱状に形成した。次いで、この成
形体の中心に長手方向へ、先の実施例と同様にして、谷
の径4.5mm、内径3.7mm、ピッチ0.8mmの
螺旋状の溝を内周に有する貫通孔を形成した。この成形
体を5℃/Hrの昇温速度で600℃に加熱処理するこ
とによりバインダーを除去して脱脂体とし、さらに12
00℃で5Hr焼成し、外径7.7mm、長さ21.6
mm、貫通孔の谷の径3.9mm、内径3.2mm、ピ
ッチ0.7mmの外部磁性体とした。
体1は、成形原料に平均粒径0.4μmのNi−Znフ
ェライト仮焼粉91wt% を用い、バインダーに酢酸ビニ
ル含量が14%であって平均分子量120000のエチ
レン−酢酸ビニル共重合体5wt% ,融点60℃のパラフ
ィンワックス3wt% ,ジオクチルフタレート1wt% を用
いた。そして、これらを加圧ニーダーにより130℃で
60分混練してペレット化させ、射出成型にて、径9m
m、長さ23mmの円柱状に形成した。次いで、この成
形体の中心に長手方向へ、先の実施例と同様にして、谷
の径4.5mm、内径3.7mm、ピッチ0.8mmの
螺旋状の溝を内周に有する貫通孔を形成した。この成形
体を5℃/Hrの昇温速度で600℃に加熱処理するこ
とによりバインダーを除去して脱脂体とし、さらに12
00℃で5Hr焼成し、外径7.7mm、長さ21.6
mm、貫通孔の谷の径3.9mm、内径3.2mm、ピ
ッチ0.7mmの外部磁性体とした。
【0016】次に、この外部磁性体の貫通孔に、径3.
2mm、長さ21.6mm、初透磁率700のNi−Z
nフェライトから成る内部磁性体を挿入した。
2mm、長さ21.6mm、初透磁率700のNi−Z
nフェライトから成る内部磁性体を挿入した。
【0017】そして、先の実施例と同様にして、外部磁
性体の溝に溶解した錫を流し込んで固化させ、外部磁性
体の貫通孔の両端縁に、銀−パラジウム合金を塗着させ
て電極を形成しインダクタとした。
性体の溝に溶解した錫を流し込んで固化させ、外部磁性
体の貫通孔の両端縁に、銀−パラジウム合金を塗着させ
て電極を形成しインダクタとした。
【0018】このように形成したインダクタにおいて
も、先の実施例と同様の作用を行うことはいうまでもな
い。
も、先の実施例と同様の作用を行うことはいうまでもな
い。
【0019】本発明のさらに他の実施例を説明する。外
部磁性体は、成形原料にFe50wt% −Co50wt% な
る組成の合金をアルゴンガス雰囲気中で高周波加熱する
ことにより溶解し、水アトマイズ法により平均粒径10
μmの粉末93wt% としたものを用い、バインダーに酢
酸ビニル含量20%であって平均分子量120000の
エチレン−酢酸ビニル共重合体4wt% ,融点60℃のパ
ラフィンワックス2wt% ,ジオクチルフタレート1wt%
を用いた。そして、これらを加圧ニーダーにより130
℃で30分混練してペレット化させ、押出成型にて、径
9mm、長さ20mmの円柱状に形成して成型体を得
た。次いで、この成形体の中心に長手方向へ、先の実施
例と同様にして、谷の径4.0mm、内径3.2mm、
ピッチ0.7mmの螺旋状の溝を内周に有する貫通孔を
形成した。この成形体をアルゴン雰囲気中、昇温速度1
0℃/Hrで600℃に1Hr加熱処理することにより
バインダーを除去して脱脂体とし、さらに水蒸気中にて
1200℃で2Hr焼成し、外径7.7mm、長さ1
7.0mm、谷の径3.4mm、内径2.7mm、ピッ
チ0.6mmの外部磁性体とした。
部磁性体は、成形原料にFe50wt% −Co50wt% な
る組成の合金をアルゴンガス雰囲気中で高周波加熱する
ことにより溶解し、水アトマイズ法により平均粒径10
μmの粉末93wt% としたものを用い、バインダーに酢
酸ビニル含量20%であって平均分子量120000の
エチレン−酢酸ビニル共重合体4wt% ,融点60℃のパ
ラフィンワックス2wt% ,ジオクチルフタレート1wt%
を用いた。そして、これらを加圧ニーダーにより130
℃で30分混練してペレット化させ、押出成型にて、径
9mm、長さ20mmの円柱状に形成して成型体を得
た。次いで、この成形体の中心に長手方向へ、先の実施
例と同様にして、谷の径4.0mm、内径3.2mm、
ピッチ0.7mmの螺旋状の溝を内周に有する貫通孔を
形成した。この成形体をアルゴン雰囲気中、昇温速度1
0℃/Hrで600℃に1Hr加熱処理することにより
バインダーを除去して脱脂体とし、さらに水蒸気中にて
1200℃で2Hr焼成し、外径7.7mm、長さ1
7.0mm、谷の径3.4mm、内径2.7mm、ピッ
チ0.6mmの外部磁性体とした。
【0020】次に、この外部磁性体の貫通孔に、径2.
7mm、長さ17.0mm、初透磁率1200のFe5
0wt% −Co50wt% から成る内部磁性体34を挿入し
た。
7mm、長さ17.0mm、初透磁率1200のFe5
0wt% −Co50wt% から成る内部磁性体34を挿入し
た。
【0021】そして、先の実施例と同様にして、外部磁
性体の溝に錫の溶湯を流し込んで固化させることにより
コイルを形成し、最後に、外部磁性体の貫通孔の両端縁
に銀−パラジウム合金にて電極35を形成しインダクタ
とした。
性体の溝に錫の溶湯を流し込んで固化させることにより
コイルを形成し、最後に、外部磁性体の貫通孔の両端縁
に銀−パラジウム合金にて電極35を形成しインダクタ
とした。
【0022】このように形成したインダクタにおいて
も、先の実施例と同様の作用を行うことはいうまでもな
い。
も、先の実施例と同様の作用を行うことはいうまでもな
い。
【0023】なお、実施例において、外部磁性体及び内
部磁性体の成形原料には、Ni−Znフェライト、Fe
−Coを用いたが、これに限定されるものではなく、例
えばMn−Znフェライトなどの磁心材料として通常用
いられる各種のものを適用することができる。また、バ
インダーについても、ポリビニルアルコール、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、パラフィンワックス、ジオクチ
ルフタレートを用いたが、磁性粉末の粒度、表面性など
を考慮の上、各種のものを適用することができる。さら
に、外部磁性体の溝内にコイルを形成する方法として、
各種鍍金法、金属溶湯の鋳込み、化学的気相分解法、物
理的相分解法などが例示できるが、これらに限定される
ものではない。
部磁性体の成形原料には、Ni−Znフェライト、Fe
−Coを用いたが、これに限定されるものではなく、例
えばMn−Znフェライトなどの磁心材料として通常用
いられる各種のものを適用することができる。また、バ
インダーについても、ポリビニルアルコール、エチレン
−酢酸ビニル共重合体、パラフィンワックス、ジオクチ
ルフタレートを用いたが、磁性粉末の粒度、表面性など
を考慮の上、各種のものを適用することができる。さら
に、外部磁性体の溝内にコイルを形成する方法として、
各種鍍金法、金属溶湯の鋳込み、化学的気相分解法、物
理的相分解法などが例示できるが、これらに限定される
ものではない。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明は、製造工程が簡
易化して、製造コストを低減させることができ、また焼
結工程で導体と磁性材を構成する成分が夫々拡散するこ
とがないし、コイルと磁心との間に無駄な間隙がなく、
良好な特性を得ることができ、素子を小型化することが
できるという効果を有する。
易化して、製造コストを低減させることができ、また焼
結工程で導体と磁性材を構成する成分が夫々拡散するこ
とがないし、コイルと磁心との間に無駄な間隙がなく、
良好な特性を得ることができ、素子を小型化することが
できるという効果を有する。
【図1】本発明に係るインダクタの一部を切り欠いた拡
大斜視図である。
大斜視図である。
【図2】外部磁性体及び内部磁性体の斜視図である。
【図3】外部磁性体の一部を切り欠いた正面図である。
1 外部磁性体 2 貫通孔 3 溝 4 内部磁性体 5 コイル 6 電極 7 インダクタ
Claims (2)
- 【請求項1】 内周面に螺旋状の溝が形成された筒状の
外部磁性体と、外部磁性体に挿入される棒状の内部磁性
体と、前記外部磁性体の溝に内装されるコイルと、外部
磁性体の両端部に設けられ、コイルの両端部に夫々接続
される電極とから成ることを特徴とするインダクタ。 - 【請求項2】 磁性粉末とバインダーとの混練物から内
周面に螺旋状の溝を有する筒状の成形体を形成する第1
工程と、前記成形体を焼結して、外部磁性体を形成する
第2工程と、棒状の内部磁性体を前記外部磁性体内に密
着させて挿入する第3工程と、前記外部磁性体の溝内に
コイルを形成する第4工程と、前記外部磁性体の両端部
に、前記コイルの両端部と接続するように電極を形成す
る第5工程とを有することを特徴とするインダクタの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264481A JPH06120039A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | インダクタ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4264481A JPH06120039A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | インダクタ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06120039A true JPH06120039A (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=17403837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4264481A Withdrawn JPH06120039A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | インダクタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06120039A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6311387B1 (en) | 1998-06-05 | 2001-11-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Method of manufacturing inductor |
KR100372737B1 (ko) * | 2001-05-28 | 2003-02-15 | 주식회사 쎄라텍 | 표면 실장형 칩 인덕터 및 제조 방법 |
CN102789877A (zh) * | 2012-07-30 | 2012-11-21 | 昆山达功电子有限公司 | 一种微型电感器 |
JP2014013614A (ja) * | 2013-09-25 | 2014-01-23 | Smart:Kk | 軸対称垂直磁界センサシステム |
CN104347240A (zh) * | 2014-10-09 | 2015-02-11 | 东莞建冠塑胶电子有限公司 | 薄型电感线圈 |
CN112366167A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-02-12 | 郑州磨料磨具磨削研究所有限公司 | 一种自洁性多孔真空吸盘及其制备方法 |
WO2023066701A1 (de) * | 2021-10-21 | 2023-04-27 | Würth Elektronik eiSos Gmbh & Co. KG | Verfahren zum herstellen eines induktiven bauteils und induktives bauteil |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP4264481A patent/JPH06120039A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6311387B1 (en) | 1998-06-05 | 2001-11-06 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Method of manufacturing inductor |
KR100372737B1 (ko) * | 2001-05-28 | 2003-02-15 | 주식회사 쎄라텍 | 표면 실장형 칩 인덕터 및 제조 방법 |
CN102789877A (zh) * | 2012-07-30 | 2012-11-21 | 昆山达功电子有限公司 | 一种微型电感器 |
JP2014013614A (ja) * | 2013-09-25 | 2014-01-23 | Smart:Kk | 軸対称垂直磁界センサシステム |
CN104347240A (zh) * | 2014-10-09 | 2015-02-11 | 东莞建冠塑胶电子有限公司 | 薄型电感线圈 |
CN112366167A (zh) * | 2020-10-30 | 2021-02-12 | 郑州磨料磨具磨削研究所有限公司 | 一种自洁性多孔真空吸盘及其制备方法 |
CN112366167B (zh) * | 2020-10-30 | 2024-02-02 | 郑州磨料磨具磨削研究所有限公司 | 一种自洁性多孔真空吸盘及其制备方法 |
WO2023066701A1 (de) * | 2021-10-21 | 2023-04-27 | Würth Elektronik eiSos Gmbh & Co. KG | Verfahren zum herstellen eines induktiven bauteils und induktives bauteil |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN1627457B (zh) | 磁性元件及磁性元件的制造方法 | |
JP2002246242A (ja) | コイル部品及びその製造方法 | |
JP3614080B2 (ja) | チップ型インダクタの製造方法 | |
JPH06120039A (ja) | インダクタ及びその製造方法 | |
JPH04373106A (ja) | インダクタ及びその製造方法 | |
US6918173B2 (en) | Method for fabricating surface mountable chip inductor | |
JPH065427A (ja) | インダクタ及びその製造方法 | |
JPH04373112A (ja) | インダクタ−及びその製造方法 | |
JP3021208B2 (ja) | 巻線一体型磁気素子及びその製造方法 | |
JPH05291066A (ja) | インダクタ及びその製造方法 | |
JP5287724B2 (ja) | インダクタンス素子およびその製造方法 | |
JP2003168607A (ja) | 圧粉インダクタンス部品 | |
JP3072455B2 (ja) | チップ形インダクタの製造方法 | |
JPH056824A (ja) | インダクタ−素子 | |
JPH0636937A (ja) | インダクタ及びその製造方法 | |
JPH03233915A (ja) | セラミックコイル部品の製造方法 | |
JP2003068513A (ja) | メタルコンポジットコア用軟磁性粉末 | |
JP2992869B2 (ja) | チップ形インダクタの製造方法 | |
JPH04373111A (ja) | インダクタ−及びその製造方法 | |
JPH0684648A (ja) | インダクタンス素子及びその製造方法 | |
JPS60245202A (ja) | インダクタンス素子 | |
JPH11345731A (ja) | インダクタの製造方法 | |
JP2006237248A (ja) | セラミックグリーン体、セラミック焼結体、フェライトコア、コイル部品、セラミックグリーン体の製造方法、セラミック焼結体の製造方法、及び、フェライトコアの製造方法 | |
JPH04373105A (ja) | インダクタ及びその製造方法 | |
JPH11329873A (ja) | インダクタ及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |