JPH0611940Y2 - 鋼製保管棚の背板保持装置 - Google Patents
鋼製保管棚の背板保持装置Info
- Publication number
- JPH0611940Y2 JPH0611940Y2 JP6850591U JP6850591U JPH0611940Y2 JP H0611940 Y2 JPH0611940 Y2 JP H0611940Y2 JP 6850591 U JP6850591 U JP 6850591U JP 6850591 U JP6850591 U JP 6850591U JP H0611940 Y2 JPH0611940 Y2 JP H0611940Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back plate
- piece
- plate
- shelf
- steel storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、４角部に立設した支柱
の上部と下部に天板と底板を配設するとともに、支柱間
に棚板を架設するようにした鋼製保管棚において、保管
棚の背面を覆う背板の中央部が撓むことなく保持される
装置に関する。
の上部と下部に天板と底板を配設するとともに、支柱間
に棚板を架設するようにした鋼製保管棚において、保管
棚の背面を覆う背板の中央部が撓むことなく保持される
装置に関する。
【０００２】
【従来技術】一般に鋼製保管棚は、４角部に立設した支
柱の下部には底板が配設されるとともに、支柱の上部に
は天板が、さらに両側面には側板が配設されている。ま
た、支柱間の適所には、棚板保持用のラッチが取り付け
られ、棚板がラッチにより架設されるとともに、保管棚
の背面には背板が取り付けられている。背板は保管棚の
背面を覆う大きさの１枚の鋼板からなり、背板の周側端
部を保管棚の後部の左右支柱及び天板の後面に、それぞ
れネジなどにより止着して取り付けられていた。
柱の下部には底板が配設されるとともに、支柱の上部に
は天板が、さらに両側面には側板が配設されている。ま
た、支柱間の適所には、棚板保持用のラッチが取り付け
られ、棚板がラッチにより架設されるとともに、保管棚
の背面には背板が取り付けられている。背板は保管棚の
背面を覆う大きさの１枚の鋼板からなり、背板の周側端
部を保管棚の後部の左右支柱及び天板の後面に、それぞ
れネジなどにより止着して取り付けられていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、大型の
鋼製保管棚にあっては、その背面を覆うだけの背板とな
ると、かなりの大きさと重量になり、搬送や取り付け作
業などの取り扱いが極めて面倒になる。重量を軽減する
ために背板を薄く製作すると、背板の中央部分が大きく
撓むなどの欠点が生じる。
鋼製保管棚にあっては、その背面を覆うだけの背板とな
ると、かなりの大きさと重量になり、搬送や取り付け作
業などの取り扱いが極めて面倒になる。重量を軽減する
ために背板を薄く製作すると、背板の中央部分が大きく
撓むなどの欠点が生じる。
【０００４】これらの背板の欠点は、背板を左右複数枚
に分割して取り付けるようにする方法で解決することが
できるが、分割された各背板の止着されない側端の中央
部分が撓んで、前後不揃いとなったり、側端中央部分に
隙間を生ずることになる。そのため、保管棚後部に、中
間支柱を立設し、各背板の前記側端中央部分を止着して
保持することもできるが、部材点数が多くなるととも
に、鋼製保管棚自体の重量も増すことになる。本考案
は、分割した背板を用いるが、中間支柱が不要であり、
背板の撓みや不揃いのない鋼製保管棚の背板保持装置を
提供することを目的とする。
に分割して取り付けるようにする方法で解決することが
できるが、分割された各背板の止着されない側端の中央
部分が撓んで、前後不揃いとなったり、側端中央部分に
隙間を生ずることになる。そのため、保管棚後部に、中
間支柱を立設し、各背板の前記側端中央部分を止着して
保持することもできるが、部材点数が多くなるととも
に、鋼製保管棚自体の重量も増すことになる。本考案
は、分割した背板を用いるが、中間支柱が不要であり、
背板の撓みや不揃いのない鋼製保管棚の背板保持装置を
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の鋼製保管棚の背板保持装置は、４角部に立
設した支柱の上部と下部に天板と底板を配設するととも
に、支柱間に棚板を架設するようにした鋼製保管棚にお
いて、保管棚の背面を覆う背板を左右複数枚に分割し、
各背板の互いに隣接する側端縁には当接片と折返片とよ
りなる係合部材を前方に突設し、支柱間の所用高さに架
設した棚板の後部には垂直片と水平片とよりなる保持金
具を係着し、前記垂直片には当接したままの両当接片を
遊嵌できるスリットを、また前記水平片には両折返片を
嵌入できる左右方向に幅広の凹溝をそれぞれ切設したこ
とを特徴としている。
に、本考案の鋼製保管棚の背板保持装置は、４角部に立
設した支柱の上部と下部に天板と底板を配設するととも
に、支柱間に棚板を架設するようにした鋼製保管棚にお
いて、保管棚の背面を覆う背板を左右複数枚に分割し、
各背板の互いに隣接する側端縁には当接片と折返片とよ
りなる係合部材を前方に突設し、支柱間の所用高さに架
設した棚板の後部には垂直片と水平片とよりなる保持金
具を係着し、前記垂直片には当接したままの両当接片を
遊嵌できるスリットを、また前記水平片には両折返片を
嵌入できる左右方向に幅広の凹溝をそれぞれ切設したこ
とを特徴としている。
【０００６】
【作用】各背板は、それらの当接片が当接したままの状
態で保持金具のスリットに遊嵌され、さらにそれらの折
返片が水平片の幅広の凹溝に嵌入されるので、隣接する
背板は保持金具により挟持される。このように、各背板
より突設した係合部材と棚板後部に係着した保持金具と
により背板が確実に保持され、中間支柱を用いなくても
背板の撓みや不揃いは生じない。
態で保持金具のスリットに遊嵌され、さらにそれらの折
返片が水平片の幅広の凹溝に嵌入されるので、隣接する
背板は保持金具により挟持される。このように、各背板
より突設した係合部材と棚板後部に係着した保持金具と
により背板が確実に保持され、中間支柱を用いなくても
背板の撓みや不揃いは生じない。
【０００７】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図１
には、鋼製保管棚の全体図が示され、４角に立設された
支柱(１)の下部には底板(２)が、上部には天板(３)が配
設されており、さらに４角の支柱(１)を覆うように両側
から側板(４)が取り付けられている。
には、鋼製保管棚の全体図が示され、４角に立設された
支柱(１)の下部には底板(２)が、上部には天板(３)が配
設されており、さらに４角の支柱(１)を覆うように両側
から側板(４)が取り付けられている。
【０００８】支柱(１)には図示しないラッチが適所に取
り付けられ、その上に棚板(５)が架設され棚を構成して
いる。また、保管棚の背部には鋼板からなる背板(６)が
後方から取り付けられている。各背板(６)は、図２に示
されるように背板(６)の各片に係合部材(７)を有してお
り、上下の係合部材(７)は適宜底板(２)や天板(３)に引
っ掛けられるように鈎状になっている。
り付けられ、その上に棚板(５)が架設され棚を構成して
いる。また、保管棚の背部には鋼板からなる背板(６)が
後方から取り付けられている。各背板(６)は、図２に示
されるように背板(６)の各片に係合部材(７)を有してお
り、上下の係合部材(７)は適宜底板(２)や天板(３)に引
っ掛けられるように鈎状になっている。
【０００９】左右両側の係合部材(７)は、断面略鈎状
で、折曲げ部分である当接片(８)と、背板(６)に略平行
する折返片(９)とから形成されている。図３には前記背
板(６)を固定するための保持金具(10)が示され、この保
持金具(10)は水平片(11)と垂直片(12)とから成り、係着
部として機能する鈎片(13)と固定片(14)とを有する係止
金具(15)にネジ(16)で固定されている。
で、折曲げ部分である当接片(８)と、背板(６)に略平行
する折返片(９)とから形成されている。図３には前記背
板(６)を固定するための保持金具(10)が示され、この保
持金具(10)は水平片(11)と垂直片(12)とから成り、係着
部として機能する鈎片(13)と固定片(14)とを有する係止
金具(15)にネジ(16)で固定されている。
【００１０】保持金具(10)の垂直片(12)には縦にスリッ
ト(17)が切設されており、水平片(11)にはスリット(17)
と連続するように横に幅広の凹溝(18)が切設されてい
る。この保持金具(10)を用いて背板(６)を固定するに
は、まず図２に示される上下の係合部材(７)を底板(２)
と天板(３)に引っ掛けるとともに各背板(６)の側部の係
合部材(７)を当接するようにし、続いて当接した状態の
係合部材(７)に上方もしくは下方から図３に示すように
両当接片(８)(８)の部分をスリット(17)内に、さらに折
返片(９)を凹溝(18)内に嵌入するようにして挿入してお
く。
ト(17)が切設されており、水平片(11)にはスリット(17)
と連続するように横に幅広の凹溝(18)が切設されてい
る。この保持金具(10)を用いて背板(６)を固定するに
は、まず図２に示される上下の係合部材(７)を底板(２)
と天板(３)に引っ掛けるとともに各背板(６)の側部の係
合部材(７)を当接するようにし、続いて当接した状態の
係合部材(７)に上方もしくは下方から図３に示すように
両当接片(８)(８)の部分をスリット(17)内に、さらに折
返片(９)を凹溝(18)内に嵌入するようにして挿入してお
く。
【００１１】棚板(５)を架設した後、棚板(５)の後部下
面に形成された立上片(19)に、保持金具(10)を若干引っ
張りその鈎片(13)を引っ掛けるようにして固定する。な
お固定方法はこの方法に限定されず、背板(６)の枚数が
少ないときは予め保持金具(10)を嵌入していてもよく、
その環境に合わせて種々の順序で取り付けることができ
る。
面に形成された立上片(19)に、保持金具(10)を若干引っ
張りその鈎片(13)を引っ掛けるようにして固定する。な
お固定方法はこの方法に限定されず、背板(６)の枚数が
少ないときは予め保持金具(10)を嵌入していてもよく、
その環境に合わせて種々の順序で取り付けることができ
る。
【００１２】そのため、隣接する背板(６)は保持金具(1
0)により挟持され、各背板(６)より突設した係合部材
(７)と棚板(５)後部に係着した保持金具(10)とにより背
板(６)が確実に保持され、中間支柱を用いなくても背板
(６)の撓みや不揃いが生じることがない。
0)により挟持され、各背板(６)より突設した係合部材
(７)と棚板(５)後部に係着した保持金具(10)とにより背
板(６)が確実に保持され、中間支柱を用いなくても背板
(６)の撓みや不揃いが生じることがない。
【００１３】
【考案の効果】本考案は、上記のように構成されている
ので、次の効果を奏する。 (a) 各背板より突設した係合部材と棚板後部に係着した
保持金具とにより背板が確実に保持され、中間支柱を用
いなくても背板の撓みや不揃いは生じない。 (b) 背板の取り付けに際して、背板に係合部材の枠があ
るため、撓んだりせず取り付けやすい。 (c) 背板の取り付けのために使用するネジ数を低減でき
る。
ので、次の効果を奏する。 (a) 各背板より突設した係合部材と棚板後部に係着した
保持金具とにより背板が確実に保持され、中間支柱を用
いなくても背板の撓みや不揃いは生じない。 (b) 背板の取り付けに際して、背板に係合部材の枠があ
るため、撓んだりせず取り付けやすい。 (c) 背板の取り付けのために使用するネジ数を低減でき
る。
【図１】本考案実施例の鋼製保持棚の斜視図である。
【図２】図１のものに使用される背板の斜視図である。
【図３】本考案実施例の要部破断図である。
【図４】図３の水平断面図である。
【図５】図３の垂直断面図である。
(１) 支柱 (２) 底板 (３) 天板 (４) 側板 (５) 棚板 (６) 背板 (７) 係合部材 (８) 当接片 (９) 折返片 (10) 保持金具 (11) 水平片 (12) 垂直片 (13) 鈎片 (14) 固定片 (15) 係止金具 (16) ネジ (17) スリット (18) 凹溝 (19) 立上片
Claims (1)
- 【請求項１】 ４角部に立設した支柱の上部と下部に天
板と底板を配設するとともに、支柱間に棚板を架設する
ようにした鋼製保管棚において、保管棚の背面を覆う背
板を左右複数枚に分割し、各背板の互いに隣接する側端
縁には当接片と折返片とよりなる係合部材を前方に突設
し、支柱間の所用高さに架設した棚板の後部には垂直片
と水平片とよりなる保持金具を係着し、前記垂直片には
当接したままの両当接片を遊嵌できるスリットを、また
前記水平片には両折返片を嵌入できる左右方向に幅広の
凹溝をそれぞれ切設したことを特徴としてなる鋼製保管
棚の背板保持装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6850591U JPH0611940Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 鋼製保管棚の背板保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6850591U JPH0611940Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 鋼製保管棚の背板保持装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0514008U JPH0514008U (ja) | 1993-02-23 |
| JPH0611940Y2 true JPH0611940Y2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=13375629
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6850591U Expired - Lifetime JPH0611940Y2 (ja) | 1991-08-02 | 1991-08-02 | 鋼製保管棚の背板保持装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0611940Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-02 JP JP6850591U patent/JPH0611940Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0514008U (ja) | 1993-02-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19940913 |