JPH085624Y2 - アラウンドケースのコーナー部の棚板取付構造 - Google Patents

アラウンドケースのコーナー部の棚板取付構造

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JPH085624Y2
JPH085624Y2 JP10371091U JP10371091U JPH085624Y2 JP H085624 Y2 JPH085624 Y2 JP H085624Y2 JP 10371091 U JP10371091 U JP 10371091U JP 10371091 U JP10371091 U JP 10371091U JP H085624 Y2 JPH085624 Y2 JP H085624Y2
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JP10371091U
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一男 氏家
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一男 氏家
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スーパーマーケットな
どで冷蔵食品等を展示するために用いられるアラウンド
ケースの棚板コーナー部の取付構造に係り、詳しくはア
ラウンドケースのコーナー部の棚板と該棚板を受けるブ
ラケットの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットなどで冷蔵食品等を
展示するために用いられているアラウンドケースにおい
ては、従来より、棚板とそれを保持するブラケットは分
割タイプのものが用いられている。
【0003】図4ないし図6は、この種従来のアラウン
ドケースにおけるブラケットと棚板の取付構造を示すも
のであるが、これらの配置関係は図4の平面図に示すよ
うに、ストレート部の支柱11やコーナー部の支柱12
に、棚板13の長手方向と直交するようにブラケット1
4,14,14・・・を取り付けると共に、コーナー部の
支柱12には当接する棚板13の下向きフランジに沿っ
て斜め方向にブラケット15,15を取り付け、これら
のブラケット14,14・・・に棚板13を載置し、或い
はブラケット15,15で棚板コーナー部を固設して保
持するようにしている。
【0004】そして、棚板13の長手方向と直行するブ
ラケット14と棚板13との取り付けは図5の分解斜視
図に示すように、ブラケット上縁後部に形成した突起1
4aに棚板裏面後部に形成した切欠部13aを係合する
と共に、ブラケット上縁前部に形成した凹部14bに棚
板裏面後部に形成した凸部13bを嵌合することにより
行っているが、棚板13に前後方向の傾斜をつけた場合
には、棚板エンド部やストレート部の傾斜とコーナー部
の傾斜ではずれが生じてしまって、コーナー部ではこの
ような取付手段は採用できない。
【0005】そのため、コーナー部の取り付けは、図6
に示すように、上下調整部材16で傾斜の微妙なずれを
吸収して固定している。即ち、棚板13のコーナー部下
面にL板状の上下調整部材16を当てがって、一面16
aを棚板13にビス17等で固定し、他面16bを棚板
の下向きフランジ13cの内面に沿って垂下させた状態
に取り付ける。そして、この上下調整部材16の他面1
6bに上下方向に長い傾斜角度調整孔16cを形成し、
ここにボルト等(図示せず)を挿通して、支柱12に後
部の係合片15cを係合して取り付けたブラケット15
に取り付け、傾斜角度調整孔16cに対するボルト等の
締結位置関係によって、棚板13の傾斜角度を調整して
いる。なお、これらのブラケット14,15は支柱1
1,12への取付方によって、段階的に傾斜角度を変え
ることが可能であり、このようなブラケットは、実公昭
57−20054号公報等にも開示されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな棚板コーナー部の取付手段では、新たに上下調整部
材16を必要としたり、また、取付に際して多数のビス
やボルト,ナット類を必要とし、棚板コーナー部の取り
付け作業が工具を必要とし非常に面倒で労力のかかるも
のであった。また、工場製造時の手間だけでなく、店舗
に納入後も商品に応じ棚の上下間隔を調節するため、棚
板13の取り外し・再取付の機会は案外多く、店サイド
での手間が従来大きな問題となっていた。しかも、棚板
コーナー部に上下調整部材16をビス17で固定するた
めに、棚板上面にビス頭が露出し、外観上も好ましくな
かった。
【0007】本考案は上記実情に鑑みなされたもので、
アラウンドケースにおける棚板コーナー部の取付を、特
別な部材や多数のビス、ボルト,ナット類を必要とせず
に簡単容易に行うことができると共に、棚板上面にビス
頭等が露出せず、外観良好なアラウンドケースのコーナ
ー部の棚板取付構造を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の目的を
達成するため、アラウンドケースにおける棚板コーナー
部の取付構造として、以下の手段をとるものである。即
ち、ブラケット本体後部に形成した係合片をアラウンド
ケースのコーナー部に設けた支柱の取付孔に係合して、
左右一対のブラケットを該コーナー部の支柱に取り付け
る。この一対のブラケット本体上縁には、互いのブラケ
ット側に突出する折曲片を形成する。この折曲片間には
棚板コーナー部の下向きフランジを突き合わせて挟み込
む。この下向きフランジの後部には、棚板裏面との間に
ブラケットの折曲片差し込みスペースと棚板傾斜使用時
のブラケット傾斜の微妙なずれ吸収分を加味したスペー
スを確保して押え部材を固着する。また、ブラケット本
体上縁の折曲片をこの差し込みスペース内に挿入係止し
て、棚板後部の持ち上がりを防止する。そして、前記一
対のブラケット本体前部には、締結片を形成して、該一
対のブラケット間に棚板を挟み込んだ状態でこの締結片
にボルト(蝶ネジ)を挿通締結し、棚板を該一対のブラ
ケットに固定する。
【0009】
【作用】かかる取付構造をとることにより、支柱に取り
付けた一対のブラケットで棚板コーナー部の下向きフラ
ンジを挟み込み、ブラケットの締結片をボルト(蝶ネ
ジ)で締め付けるだけで容易に棚板をブラケットに固定
することができる。また、棚板の下向きフランジ後部に
固着した押え部材がブラケットの折曲片に係合して棚板
後部の持ち上がりを防止する。
【0010】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1乃至図3に基づ
いて説明する。図1はアラウンドケースのコーナー部に
おける棚板の取付構造を示す平面図、図2はその後部の
取付構造を示すA−A線端面図で、アラウンドケースの
コーナー部の支柱1に取り付けた一対のブラケット2,
2で棚板3,3のコーナー部の下向きフランジ3a,3
aを挟み込み、図2に示すように下向きフランジ3a,
3aに固着した押え部材4で棚板3後部の持ち上がりを
防止しつつ、ブラケット2前部に設けた締結片2d,2
d同士を蝶ネジ5で締め付けることにより棚板コーナー
部を取り付けたものである。
【0011】このブラケット2の構造は、図3に示す一
対のブラケットのうちの一方(右側)のブラケット2の
斜視図からも明らかなように、ブラケット本体2aの後
部には支柱1の取付孔1aに係合するための係合片2b
が設けられ、上縁にはその縁に沿って対になる他方のブ
ラケット方向に折曲する折曲片2cが設けられ、また、
ブラケット本体2aの前部には折曲片2cと同方向に折
曲してから先端をブラケット本体面とほぼ平行に折り返
し形成した締結片2dが設けられている。
【0012】なお、係合片2b,2bの下方位置には、
階段状の段差を持った支持片2eが形成され、係合片2
b,2b及び支持片2eと支柱1の取付孔との関わり具
合で段階的にブラケット2の角度設定が可能であること
は、従来どおりである。
【0013】そして、このブラケット2を用いての棚板
コーナー部の取付構造を図1及び図2によって更に詳細
に説明すると、ブラケット本体後部に形成した係合片2
bをアラウンドケースのコーナー部に設けた支柱1の取
付孔1aに係合して、左右一対のブラケット2,2を該
コーナー部の支柱1に取り付けている。この一対のブラ
ケット本体上縁に形成した折曲片2c,2c間には、棚
板コーナー部の下向きフランジ3a,3aを突き合わせ
て挟み込んでいる。この下向きフランジ3a,3aの後
部には、棚板3の裏面との間にブラケット2の折曲片2
cの差し込みスペースを確保して押え部材4が固着され
ている。ブラケット本体上縁の折曲片2cは、この差し
込みスペース内に挿入係止され、これによって棚板後部
の持ち上がりを防止している。そして、前記一対のブラ
ケット本体前部には、締結片2d,2dを設けて、該一
対のブラケット2,2間に棚板3を挟み込んだ状態でこ
の締結片2d,2dにボルト(蝶ネジ)5を挿通締結
し、棚板3,3を該一対のブラケット2,2に固定して
いる。
【0014】かかる取付構造をとることにより、支柱1
に取り付けた一対のブラケット2,2で棚板コーナー部
の下向きフランジ3a,3aを挟み込み、ブラケット
2,2の締結片2d,2dを蝶ネジ5等で締め付けるだ
けで簡単容易に棚板3をブラケット2に固定することが
できる。また、棚板3の下向きフランジ3a後部に固着
した押え部材4がブラケット2の折曲片2cに係合して
棚板後部の持ち上がりが防止される。
【0015】
【考案の効果】本考案のアラウンドケースのコーナー部
の棚板は、以上のように、後部に形成した係合片を支柱
の取付孔に係合して取り付けた左右一対のブラケットの
本体上縁に、互いのブラケット側に突出する折曲片を形
成し、該折曲片間に棚板コーナー部の下向きフランジを
突き合わせて挟み込むと共に、該下向きフランジの後部
に固着した押え部材をブラケット本体上縁の折曲片に係
止して前記棚板後部の持ち上がりを防止し、かつ前記一
対のブラケット本体前部に形成した締結片にボルトを挿
通締結して前記一対のブラケット間に棚板を挟み込んで
固定するようにしたから、支柱に取り付けた一対のブラ
ケットで棚板コーナー部の下向きフランジを挟み込み、
ブラケットの締結片を蝶ネジ等で締め付けるだけで容易
に棚板をブラケットに固定することができ、従来のよう
な特別な部材や多数のビス、ボルト,ナット類は必要と
せず、アラウンドケースにおける棚板コーナー部の取付
が極めて簡単容易で、かつ迅速に行うことができる。
【0016】また、棚板の下向きフランジ後部に固着し
た押え部材がブラケットの折曲片に係合して棚板後部の
持ち上がりが防止されるので確実な固定が行え、しかも
棚板上面にビス頭等が露出することがないので、棚板上
面がスッキリし外観良好なアラウンドケースのコーナー
部の棚板取付構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のアラウンドケースのコーナー部におけ
る棚板の取付構造を示す平面図である。
【図2】本考案の棚板後部の取付構造を示す図1のA−
A線端面図である。
【図3】本考案のブラケットの斜視図である。
【図4】従来から行われているアラウンドケースコーナ
ー部の棚板とブラケットの配置関係を示す平面図であ
る。
【図5】従来のアラウンドケースストレート部の棚板と
ブラケットの取付構造を示す分解斜視図である。
【図6】従来のアラウンドケースコーナー部の棚板とブ
ラケットの取付構造を示す説明図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 ブラケット 2a ブラケット本体 2b 係合片 2c 折曲片 2d 締結片 3 棚板 3a 下向きフランジ 4 押え部材 5 蝶ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後部に形成した係合片を支柱の取付孔に
    係合して取り付けた左右一対のブラケットの本体上縁
    に、互いのブラケット側に突出する折曲片を形成し、該
    折曲片間に棚板コーナー部の下向きフランジを突き合わ
    せて挟み込むと共に、該下向きフランジの後部に固着し
    た押え部材をブラケット本体上縁の折曲片に係止して前
    記棚板後部の持ち上がりを防止し、かつ前記一対のブラ
    ケット本体前部に形成した締結片にボルトを挿通締結し
    て前記一対のブラケット間に棚板を挟み込み固定したこ
    とを特徴とするアラウンドケースのコーナー部の棚板取
    付構造。
JP10371091U 1991-11-21 1991-11-21 アラウンドケースのコーナー部の棚板取付構造 Expired - Lifetime JPH085624Y2 (ja)

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JPH0543953U JPH0543953U (ja) 1993-06-15
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JPH0543953U (ja) 1993-06-15

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