JPH06119130A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH06119130A
JPH06119130A JP4293702A JP29370292A JPH06119130A JP H06119130 A JPH06119130 A JP H06119130A JP 4293702 A JP4293702 A JP 4293702A JP 29370292 A JP29370292 A JP 29370292A JP H06119130 A JPH06119130 A JP H06119130A
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JP
Japan
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address counter
data
control unit
bit
address
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JP4293702A
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Takeshi Fuse
武志 布施
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な構成により、高速にラスター方向から
ベクター方向またはその逆等のフォーマット変換を行な
うことのできる構成を備えた記録装置を提供する。 【構成】 バスタイミング制御部21が受け取ったイメ
ージデータは、1ビット毎に、メモリリードライトタイ
ミング制御部22のタイミング信号に同期して、イメー
ジRAM11内の行および列アドレスカウンタ25、2
6の示す番地に書き込まれる。モード設定レジスタ24
に設定されたモードにより、セレクタ27およびアドレ
スカウンタの動作が設定される。上記タイミング信号と
同期して送出されるカウントクロックは、セレクタ27
で選択されたアドレスカウンタに供給されてこのクロッ
クをカウントし、このアドレスカウンタからキャリー信
号が他方のアドレスカウンタへ供給され、キャリー信号
をカウントする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録装置に関するもの
であり、特に、印字ヘッドに供給する印字データを一時
記憶する記憶装置およびその周辺回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、ドットインパクト型の記録装
置や、サーマル転写型の記録装置、さらには、インクジ
ェット型の記録装置などのシリアル型の記録装置が開発
され、広く利用されている。特に、インクジェット記録
装置は、高解像度で高速の記録装置が開発されており、
有望視されている。
【0003】一般的なシリアル型の記録装置において
は、キャリッジ上に、記録ヘッドが搭載され、キャリッ
ジのスキャン方向と直角方向の1列の印字を行なう。そ
して、キャリッジをスキャン動作させ、ある幅だけの帯
状の領域の印字が行なわれる。キャリッジの1回のスキ
ャン動作が終了すると、トランスポートローラにより、
所定量だけ記録媒体が搬送される。この動作を繰り返
し、1枚の記録紙への印字を終了する。
【0004】図18は、一般的なシリアル型の記録装置
の記録部の概略平面図である。図中、101は記録ヘッ
ド、102はキャリッジ、103は記録媒体である。記
録ヘッド101による印字方向を上から下への方向とす
ると、キャリッジ102の走査方向は、左右方向であ
り、記録媒体103の送り方向は下から上への方向とな
る。このとき、記録ヘッド101のノズル配列による印
字方向、すなわち上下方向をベクター方向と呼ぶことに
する。
【0005】このようなシリアル型の記録装置におい
て、特に、インクジェット記録装置では、解像度を高く
できるため、文字のみならず、イメージデータの印字記
録にも最適である。そのため、複写機、ファクシミリ等
の印字記録部に採用されつつある。
【0006】図19は、一般的なイメージ読取装置にお
ける読取部の概略平面図である。図中、111はスキャ
ナ、112は原稿である。複写機、ファクス等に用いら
れているイメージ読み取り装置では、図19に示すよう
に、スキャナ111として原稿の幅のラインセンサを用
い、1ラインごとに左右方向のスキャンを行ない、原稿
112またはスキャナ111を上下方向に移動させてイ
メージデータを読み取っている。このとき、スキャナ1
11の読取方向、すなわち左右方向をラスター方向と呼
ぶことにする。
【0007】上述のような一般的なイメージ読取装置に
よって読み取られたラスター方向のイメージデータを、
上述のようなベクトル方向に印字する記録装置によって
印字記録しようとした場合、記録装置に送られてくるイ
メージデータの方向が違うため、1回のキャリッジスキ
ャンで印字するだけのラスター方向のイメージデータを
一時記憶しておき、記憶しておいたデータをノズル配列
方向に合うように、ベクター方向に読み出して印字を行
なう必要がある。すなわち、ラスター方向のイメージデ
ータからベクター方向のイメージデータへのフォーマッ
ト変換を行なう必要がある。
【0008】従来のインクジェット記録装置では、この
ようなフォーマット変換を行なうために、ページメモリ
を有し、ラスター方向のイメージデータを一旦ページメ
モリに格納し、ソフトウェアにより上述のフォーマット
変換を行なっていた。そのため、変換処理に時間がかか
り、システム系全体の処理速度の低下を招いていた。そ
こで、高速処理と、必要メモリの低減を行なうため、従
来、特開昭58−195357号公報、特開昭58−1
95358号公報、特開昭58−195359号公報等
に示す方法が考えられている。すなわち、ノズル数を
N、印字幅をL、1mm当たりのノズル数をPとしたと
き、N×L×P(ビット)で表される記憶容量を持つ記
憶素子を有し、記録用ビットパターンデータの記憶素子
への書き込みをラスター方向に順次ワード単位で行な
い、前記記憶素子から前記データの読み出しは、ベクタ
ー方向にノズル数分のワードを読み出し、各レジスタに
格納し、所定のビットを選択することによって、ベクタ
ー方向の1列の印字データを得るものである。
【0009】しかし、これらの従来の技術においては、
記憶素子として、1つのアドレスでアクセスできる単位
は1ワード、例えば、16ビットである。通常、コンピ
ュータによる処理を行なうためには、ワード単位でアク
セスできる記憶素子を用いた方が便利である。しかし、
上述の従来の技術によれば、印字データを読み出す際に
は、ワードごとに読み出し、ノズル数だけのレジスタを
設ける必要があり、例えば、ノズル数が128個、内部
データ長が16ビットであるとすれば、16ビット長の
レジスタが128個必要となり、印字データの読み出し
制御部の回路が増大し、装置が大型化し、コストアップ
を招くという問題点があった。
【0010】一方、記録装置に送られてくるデータとし
て、テキストデータの場合もある。この場合、テキスト
データ中の各文字データは、フォント記憶装置に格納さ
れているフォントデータに変換されて印字される。フォ
ントデータはそのまま記録ヘッドに送り、印字できるよ
うに構成されている場合が多く、通常の印字では、問題
にはならない。しかし、例えば、記録装置の幅がB4縦
の長さのときに、記録装置の幅よりも幅の広い、B4横
方向に印字したい場合がある。このような場合には、B
4の記録媒体を縦方向に搬送し、印字イメージを90゜
回転させて印字している。このような場合にも、フォン
トデータのフォーマット変換が必要になる。
【0011】このような印字イメージを90゜回転させ
て印字する場合の従来技術として、例えば、特開昭58
−195365号公報に記載されている技術がある。す
なわち、ページメモリを有し、ラスター方向のデータと
して送られてきた印字データをベクター方向にワード単
位で書き込み、読み出し時は、ノズル数分のワードを順
次読み出すことにより、フォーマット変換を実現してい
る。しかし、この場合には、通常の印字方向の場合に
は、ページメモリに格納する際にラスター方向のワード
単位のデータをベクター方向のワード単位のデータに変
換してからでないとページメモリに書き込めず、この変
換処理に時間がかかってしまう。また、フォントをペー
ジメモリ内に展開する場合には、フォントデータのワー
ド境界と、ページメモリのワード境界とを一致させるた
めの処理も必要となり、さらに処理量が増加し、処理速
度が低下してしまうという問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、簡易な構成により、高速に
ラスター方向からベクター方向またはその逆等のフォー
マット変換を行なうことのできる構成を備えた記録装置
を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、請求項1に記
載の発明においては、被記録媒体と相対的に移動するキ
ャリッジ上にヘッドを搭載し、キャリッジの移動する方
向に対して、ほぼ直角方向に1列の印字記録を行ない、
キャリッジを移動させて1ラインの印字記録を行なう記
録装置において、1ビットごとの印字データを記憶しX
アドレスおよびYアドレスにより1ビットごとにアクセ
ス可能な記憶装置と、記憶装置のXアドレスを指定する
Xアドレスカウンタと、記憶装置のYアドレスを指定す
るYアドレスカウンタと、書き込みモードを記憶するモ
ード設定レジスタと、記憶装置のリードおよびライトの
ための各種タイミング信号を生成するメモリリードライ
トタイミング制御部と、ワード単位の印字データを受け
取りモード設定レジスタの内容に基づき1ビットごとの
印字データを上記タイミング信号に基づき出力するバス
タイミング制御部と、モード設定レジスタの内容に基づ
き上記タイミング信号をXアドレスカウンタまたはYア
ドレスカウンタの一方に供給し上記タイミング信号が供
給された一方のアドレスカウンタから上記タイミング信
号が供給されない他方のアドレスカウンタへキャリー信
号を供給するように切り替えるセレクタを有することを
特徴とするものである。
【0014】また、請求項2に記載の発明においては、
被記録媒体と相対的に移動するキャリッジ上にヘッドを
搭載し、キャリッジの移動する方向に対して、ほぼ直角
方向に1列の印字記録を行ない、キャリッジを移動させ
て1ラインの印字記録を行なう記録装置において、1ビ
ットごとの印字データを記憶しXアドレスおよびYアド
レスにより1ビットごとにアクセス可能な記憶装置と、
記憶装置のXアドレスを指定するXアドレスカウンタ
と、記憶装置のYアドレスを指定するYアドレスカウン
タと、書き込みモードを記憶するモード設定レジスタ
と、記憶装置のリードおよびライトのための各種タイミ
ング信号を生成するメモリリードライトタイミング制御
部と、フォントイメージを記憶するフォント記憶手段
と、外部よりテキストデータを受け取り印字方向に基づ
き必要に応じてテキストデータの印字順序を変更しフォ
ント記憶手段を用いてフォントイメージをバスに出力す
るとともに上記モード設定レジスタに書き込みモードを
設定しさらに装置各部を制御する制御手段と、バス上の
フォントイメージを受け取りモード設定レジスタの内容
に基づき1ビットごとの印字データを上記タイミング信
号に基づき出力するバスタイミング制御部と、モード設
定レジスタの内容に基づき上記タイミング信号をXアド
レスカウンタまたはYアドレスカウンタの一方に供給し
上記タイミング信号が供給された一方のアドレスカウン
タから上記タイミング信号が供給されない他方のアドレ
スカウンタへキャリー信号を供給するように切り替える
セレクタを有することを特徴とするものである。
【0015】
【作用】本発明によれば、請求項1に記載の発明におい
て、1ビットごとにアクセス可能な記憶装置と、Xアド
レスカウンタと、Yアドレスカウンタと、モード設定レ
ジスタの内容に基づき上記タイミング信号をXアドレス
カウンタまたはYアドレスカウンタの一方に供給し上記
タイミング信号が供給された一方のアドレスカウンタか
ら上記タイミング信号が供給されない他方のアドレスカ
ウンタへキャリー信号を供給するように切り替えるセレ
クタを有しているから、モード設定レジスタの内容によ
り、例えばXアドレスカウンタを1ビットのデータの転
送に従ってカウントアップまたはカウントダウンしてゆ
き、所定アドレスまで記憶されるとXアドレスカウンタ
から出力されるキャリー信号によってYアドレスカウン
タがカウントアップまたはカウントダウンされて次のY
アドレスを有する領域に移行し、順次データの格納をX
方向に行なうことができる。または、Yアドレスカウン
タを1ビットのデータの転送に従ってカウントアップま
たはカウントダウンしてゆき、Yアドレスカウンタから
出力されるキャリー信号をXアドレスカウンタによりカ
ウントアップまたはカウントダウンし、順次データの格
納をY方向に行なうことができる。このように、印字デ
ータの記憶装置への書き込みおよび読み出しを、モード
設定レジスタの内容に応じて、X方向またはY方向に順
次1ビット単位で行なうことができるから、バスタイミ
ング制御部から出力される1ビットごとの印字データが
ラスター方向のデータであっても、ベクター方向のデー
タであっても、印字ヘッドの印字方向に合わせた方向の
印字データを出力することができる。また、1ビットご
とにアクセス可能な記憶装置を用いているので、出力の
際には、1ビットごとに読み出した印字データをそのま
ま記録ヘッドに送出することができるから、ワードから
ビットへの変換回路は必要なく、印字データの読み出し
部の回路構成を簡略化することができる。
【0016】また、請求項2に記載の発明において、請
求項1に記載の発明における作用に加え、外部よりテキ
ストデータを受け取り印字方向に基づき必要に応じてテ
キストデータの印字順序を変更しフォント記憶手段を用
いてフォントイメージをバスに出力するとともに上記モ
ード設定レジスタに書き込みモードを設定する制御手段
を有しているから、通常の印字記録の場合であっても、
例えば、テキストデータを90゜回転させて印字記録を
行なう場合であっても、フォントイメージをフォーマッ
ト変換して記憶装置に書き込むことができる。このと
き、記憶装置が1ビットごとにアクセス可能であるか
ら、ワード境界の整合処理などを行なう必要はない。
【0017】
【実施例】図1は、本発明のインクジェット記録装置の
一実施例を示すシステム構成図である。図中、1はイン
クジェット記録装置、2はホストコンピュータ、3はC
PU、4はワークRAM、5はフォントROM、6はプ
ログラムROM、7はEEPROM、8はインタフェー
ス、9は制御パネル、10はメモリ制御部、11はイメ
ージRAM、12はヘッド制御部、13は記録ヘッド、
14はモータ制御部、15はモータ、16はI/O制御
部、17はセンサ、18は共通バス、19はスキャナで
ある。
【0018】インクジェット記録装置1は、ホストコン
ピュータ2およびスキャナ19と接続され、それぞれと
の間でデータのやりとりを行なう。CPU3は、ワーク
RAM4、フォントROM5、プログラムROM6およ
びEEPROM7と接続されており、プログラムROM
6に格納されたプログラムに従い、EEPROM7に格
納されている設定値、例えば、高画質化のための補正デ
ータ等を参照しながら動作する。また、共通バス18に
も接続されており、共通バス18を通じてインクジェッ
ト記録装置1内の各部を制御する。ワークRAM4は、
CPU3の作業用の記憶領域として用いられ、種々のシ
ステム内の情報等の記憶にも使用される。フォントRO
M5には、印字すべき文字のイメージ形式のデータが格
納されている。プログラムROM6には、CPU3の動
作を指示するプログラムが格納されている。EEPRO
M7は、不揮発性のメモリであって、電源を遮断しても
内容は保持されるので、高画質化のための補正データ
や、システムの動作モードなどの各種の設定値等が格納
される。これらのデータは、制御パネル9を用いて設定
される場合もある。
【0019】インタフェース8は、共通バス18とホス
トコンピュータ2およびスキャナ19に接続され、ホス
トコンピュータ2またはスキャナ19とのデータの送受
を直接行なう。制御パネル9は、共通バス18に接続さ
れ、ユーザからの各種の入力を受け付けたり、ユーザに
対して各種状態やメッセージを表示する。
【0020】メモリ制御部10は、イメージRAM1
1、共通バス18およびヘッド制御部12に接続され、
イメージRAM11を制御する。イメージRAM11に
は、記録すべきデータがイメージの形式で蓄積される。
【0021】ヘッド制御部12は、記録ヘッド13、共
通バス18およびメモリ制御部10に接続され、記録ヘ
ッド13の各ノズルからのインクの吐出タイミング等の
制御を行なう。記録ヘッド13は、N本のノズルを有す
る複数のヘッドからなっている。この記録ヘッドは、1
つの場合もあるし、例えば、カラー印字の場合であれ
ば、ブラックK、シアンC、マゼンタM、イエローYの
4個の記録ヘッドから構成される場合もある。
【0022】モータ制御部14は、モータ15および共
通バス18に接続され、モータ15の制御を行なう。モ
ータ15は、記録ヘッド13の載置されたキャリッジ
と、記録媒体、例えば、記録用紙との相対移動を行な
う。I/O制御部16は、各種のセンサ17および共通
バス18に接続され、各種のセンサ17の制御並びにセ
ンスデータの取得を行なう。センサ17には、例えば用
紙端検出や、用紙幅検出、インク量検出などがある。
【0023】共通バス18は、CPU3、インタフェー
ス8、制御パネル9、メモリ制御部10、ヘッド制御部
12、モータ制御部14およびI/O制御部16を接続
し、各種のデータやコントロール信号を伝送する。
【0024】これら上述した構成は、機能的に分けてい
るが、イメージRAM11とワークRAM4を同じRA
Mとするなどの変形も可能である。
【0025】図1のシステムの動作を説明する。CPU
3は、プログラムROM6に格納されているプログラム
に従って、EEPROM7に格納されている設定値など
を参照しながら動作する。その際、必要に応じてワーク
RAM4を用いる。EEPROM7に格納されている設
定値等は、制御パネル9を用いて設定される。また、C
PU3は、I/O制御部16を介してセンサ17からの
情報を得て、記録可能か否かのチェックをしたり、モー
タ制御部14に対してキャリッジの移動や記録用紙の搬
送などを指示して、記録位置合わせ等を行なう。
【0026】ホストコンピュータ2やスキャナ19か
ら、記録すべきデータ、例えば、イメージデータや、テ
キストデータ等が送られてくると、インタフェース8で
その情報を受信し、受信データをCPU3またはメモリ
制御部10へ転送する。CPU3では、例えば、テキス
トデータがホストコンピュータ2から送られてくると、
印字フォーマットに従い、フォントROM5を用いて、
文字コードに対応したイメージデータをメモリ制御部1
0に送る。ホストコンピュータ2やスキャナ19から送
られてくるイメージデータは、ラスター方向のデータの
場合もベクター方向の場合もある。例えば、スキャナ1
9は、図19に示したような構成のものを用いることが
でき、その場合には、スキャナ19から送られてくるイ
メージデータは、ラスター方向のデータである。メモリ
制御部10では、共通バス18を介して送られてきたイ
メージデータをイメージRAM11に格納する。その際
に、送られてきたイメージデータの特性、すなわちラス
ター方向かベクター方向か、および、回転方向等に応じ
てイメージRAM11への書き込み方向を制御し、フォ
ーマット変換を行なう。
【0027】イメージデータが格納されると、CPU3
は、モータ制御部14に対してキャリッジの移動を要求
し、走査を行なう。記録ヘッド13を搭載するキャリッ
ジには、印字タイミングを生成するエンコーダーが取り
付けられており、キャリッジの走査速度に応じた印字タ
イミングが、CPU3およびヘッド制御部12に入力さ
れる。CPU3は、このタイミングにより印字開始位置
を決定し、ヘッド制御部12に印字許可のゲート信号を
供給する。この印字許可のゲート信号と印字タイミング
信号により、ヘッド制御部12はメモリ制御部10に対
して印字データの読み出しを要求し、読み出された印字
データを記録ヘッド13に送るとともに、ヘッド駆動信
号を記録ヘッド13へ出力する。この動作を連続的に行
ない、1スキャンの印字が終了すると、メモリ制御部1
0から、割り込みが発生し、CPU3に入力される。こ
の割り込み信号を受け、CPU3はモータ制御部14に
対して、印字記録幅分の記録媒体の搬送、キャリッジの
再走査を要求する。このようにして、記録媒体の搬送方
向の印字記録動作が終了するまで、1スキャンの印字を
複数回行なうことになる。
【0028】このようにして、1枚の記録媒体への印字
動作が終了すると、CPU3はモータ制御部14に対し
て記録媒体の排出を要求するとともに、インクの乾きを
防止するための、ノズル部を覆うキャップ機構の位置す
るところまでキャリッジを移動させ、さらにキャップ動
作を行ない、次の印字動作まで待機する。以上の一連の
動作で、1枚の記録媒体への印字動作が終了する。
【0029】図2は、本発明の一実施例におけるメモリ
制御部10およびイメージRAM11付近のブロック構
成図である。図中、図1と同様の部分には同じ符号を付
してある。21はバスタイミング制御部、22はメモリ
リードライトタイミング制御部、23はデータ出力制御
部、24はモード設定レジスタ、25は行アドレスカウ
ンタ、26は列アドレスカウンタ、27はセレクタ、2
8はマルチプレクサである。また、図3は、イメージR
AMの説明図、図4は、セレクタ27および行アドレス
カウンタ25、列アドレスカウンタ26付近の構成図で
ある。図中、31は第1のセレクタ、32は第2のセレ
クタ、33は第3のセレクタである。
【0030】イメージRAM11は、図3に示すよう
に、データ長が1ビットで、行方向に2048個、列方
向に128個の記憶素子が2次元的に配列されたごとく
構成されており、マルチプレクサ28よりアドレスが、
バスタイミング制御部21から1ビットの書き込みデー
タが、さらにメモリリードライトタイミング制御部22
から各種制御信号が入力されており、データ出力制御部
23に対して1ビットの読み出しデータを送出してい
る。本発明では、イメージRAM11として、DRAM
(ダイナミックRAM)を用いているが、他の記憶素子
を用いてもよい。入力されるアドレスは、行アドレスと
列アドレスに時分割されてマルチプレクサ28より送ら
れてくる。イメージRAM内の各記憶素子は、この行ア
ドレス、列アドレスの組によってそれぞれのビットが独
立してアクセスされる。行アドレスの最大値は、通常記
録ヘッド内のノズルの本数に設定される。また、列アド
レスの最大値は、キャリッジが移動して印字記録を行な
うことのできる最大幅内のドット数に設定される。例え
ば、記録ヘッド13が128本のノズルを有している場
合、ノズル配列方向、つまり行方向のメモリアドレスの
値は、0〜127までを計数する必要がある。すなわ
ち、行方向のドット数は、128=27 となり、7ビッ
トのカウンタが必要となる。また、印字記録を行なうこ
とのできる最大幅が256mmであり、解像度が8ドッ
ト/mmのとき、列方向のドット数は、256×8=2
048=211となり、11ビットのカウンタが必要であ
る。このとき、イメージRAM11として搭載するメモ
リ容量は、27 ×211=218=256kビットであり、
256kビットのDRAM1個を用いればよいことにな
る。データの書き込みおよび読み出しは、メモリリード
ライトタイミング制御部22から入力される制御信号中
のデータ書き込み信号およびデータ読み出し信号によっ
て行なわれる。
【0031】バスタイミング制御部21は、共通バス1
8を介してCPU3あるいはインタフェース8から送ら
れてくるワード構成のイメージデータ、および、CPU
3から送られてくる制御信号、さらに、メモリリードラ
イトタイミング制御部22から送られてくるタイミング
信号、モード設定レジスタ24に設定されたモード情報
を受け取り、1ビット構成のイメージデータをイメージ
RAM11に送り、また、イメージデータの書き込み要
求をメモリリードライトタイミング制御部22に送ると
ともに、CPU3あるいはインタフェース8に対してフ
ラグ信号を送出する。このバスタイミング制御部21
は、共通バスや他のハードウエアとのインタフェース部
分であるとともに、ワード構成で送られてくるイメージ
データを1ビット構成のイメージデータに変換するパラ
レル/シリアル変換の機能も有している。
【0032】メモリリードライトタイミング制御部22
は、イメージRAM11およびメモリ制御部10の各部
の動作タイミングを制御する。すなわち、CPU3から
共通バスを介して送られてくる制御信号と、バスタイミ
ング制御部21からの書き込み要求、データ出力制御部
23からの読み出し要求、および、モード設定レジスタ
24からのモード情報を受け取り、イメージRAM11
に対してリフレッシュサイクルを監視しながら書き込み
信号または読み出し信号などの制御信号を送出する。さ
らに、マルチプレクサ28に対してアドレス送出のタイ
ミング信号を、セレクタ27を介してアドレスカウンタ
にカウントのためのタイミング信号を、バスタイミング
制御部21およびデータ出力制御部23に対してデータ
の書き込みおよび読み出しのタイミング信号を送出す
る。また、行アドレスカウンタ25、列アドレスカウン
タ26に対しては、カウンタのアップまたはダウン等の
機能を指定する信号も送出するとともに、カウントに用
いるビット幅を指定する信号を送出する。イメージRA
M11に対しては、内蔵されるリフレッシュタイマーの
一定時間間隔の割り込みにより、リフレッシュするため
の制御信号を内部生成し、送出する。
【0033】データ出力制御部23は、ヘッド制御部1
2とのインタフェース制御を行なう部分である。メモリ
リードライトタイミング制御部22およびイメージRA
M11と接続され、メモリリードライトタイミング制御
部22に対して、データ読み出し信号の発生要求を行な
い、メモリリードライトタイミング制御部22から送ら
れてくるデータの読み出し信号に同期して、イメージR
AM11からの読み出しデータを内部レジスタに一時記
憶する。また、ヘッド制御部12と接続されており、ヘ
ッド制御部12からのイメージデータ要求およびリード
クロックに従い、内部レジスタ1のデータは、ヘッド制
御部12からのリードクロックに同期して、データを出
力するためのレジスタ2に転送される。印字動作中は、
この2つのレジスタは並列動作を行なう。
【0034】モード設定レジスタ24は、バスタイミン
グ制御部21、メモリリードライトタイミング制御部2
2、データ出力制御部23、行アドレスカウンタ25、
列アドレスカウンタ26、セレクタ27に接続され、そ
れぞれの動作モードを決定するためのモード情報を共通
バス18を介して受け取り、記憶し、各部に動作モード
を送出する。また、モード設定レジスタ24内には、比
較回路を有しており、CPU3等により設定された値
が、行アドレスカウンタ25、列アドレスカウンタ26
からの出力データと一致した場合、その旨をバスタイミ
ング制御部21に出力する。
【0035】行アドレスカウンタ25、列アドレスカウ
ンタ26は、イメージRAM11のそれぞれ行方向、列
方向のアドレスを示すカウンタである。それぞれ、メモ
リリードライトタイミング制御部22、セレクタ27、
モード設定レジスタ24およびマルチプレクサ28に接
続されており、メモリリードライトタイミング制御部2
2から送出されるカウンタのアップまたはダウン等の機
能を指定する信号や、カウンタとして使用するビット数
のデータ信号、モード設定レジスタ24からの信号に基
づき動作が決定され、セレクタ27を介して送られてく
るタイミング信号をカウントする。カウントしたデータ
は、マルチプレクサ28に送られ、時分割でイメージR
AM11にアドレスとして供給される。また、カウント
したデータは、モード設定レジスタ24にも送られ、モ
ード設定レジスタ24内に格納されている値との比較が
行なわれる。さらに、アドレスのプリセットも可能であ
る。また、セレクタ27は、メモリリードライトタイミ
ング制御部22、モード設定レジスタ24、行アドレス
カウンタ25、列アドレスカウンタ26に接続されてお
り、モード設定レジスタ24からの動作モードに従い、
メモリリードライトタイミング制御部22から送出され
るタイミング信号を、行アドレスカウンタ25または列
アドレスカウンタ26のどちらかに供給するとともに、
タイミング信号を供給したアドレスカウンタから出力さ
れるキャリー信号を他方のアドレスカウンタに供給す
る。さらに、マルチプレクサ28は、行アドレスカウン
タ25、列アドレスカウンタ26、メモリリードライト
タイミング制御部22に接続され、メモリリードライト
タイミング制御部22から送られてくるアドレス転送の
タイミング信号に同期して、行アドレスカウンタ25か
ら送られてくる行アドレスと、列アドレスカウンタ26
から送られてくる列アドレスのどちらかを選択して、イ
メージRAM11へアドレスを時分割で送出する。イメ
ージRAM11が行または列方向にシーケンシャルアク
セス可能なメモリの場合、モード設定レジスタ24に設
定されたモードに従い、行アドレスまたは列アドレスを
選択して出力するように構成することもできる。
【0036】図4は、上述の行アドレスカウンタ25、
列アドレスカウンタ26、セレクタ27およびマルチプ
レクサ28の部分のみ示した図である。セレクタ27
は、第1のセレクタ31、第2のセレクタ32、第3の
セレクタ33よりなり、第1のセレクタ31は、メモリ
リードライトタイミング制御部22から送られてくるメ
モリのリードまたはライトに対応したタイミング信号を
受け、行アドレスカウンタ25、または、列アドレスカ
ウンタ26のどちらかを選択して、タイミング信号を供
給する。また、第2のセレクタ32および第3のセレク
タ33は、それぞれ行アドレスカウンタ25、列アドレ
スカウンタ26に供給するカウント信号として、第1の
セレクタから供給されるタイミング信号または互いに別
のアドレスカウンタから出力されるキャリー信号のどち
らかを選択する。例えば、第1のセレクタ31が列アド
レスカウンタ26側を選択しているときには、第3のセ
レクタ33は、第1のセレクタ31側を選択し、第2の
セレクタ32は、列アドレスカウンタ26が出力するキ
ャリー信号側を選択して、行アドレスカウンタ25に列
アドレスカウンタ26のキャリー信号をカウントさせ
る。これらの第1乃至第3のセレクタの選択動作は、モ
ード設定レジスタ24からの動作モード信号によって行
なわれる。キャリー信号は、アドレスカウンタがカウン
トアップしてゆき、最大値を超えた場合、または、カウ
ントダウンしてゆき、0よりもカウントダウンした場合
に出力される。そのため、例えば、タイミング信号が行
アドレスカウンタに供給されているとき、行アドレスカ
ウンタが0から最大値までカウントし、次のタイミング
信号を受けた時点で、行アドレスカウンタから列アドレ
スカウンタに対してキャリー信号が発せられ、列アドレ
スカウンタがカウント動作を行ない、行アドレスカウン
タが0に戻ることにより、次の列の書き込みまたは読み
出しを行なうことができる。
【0037】本発明の一実施例におけるメモリ制御部の
共通動作について説明する。図5乃至7は、メモリ制御
部の動作の一例を示すフローチャートである。S41乃
至S50は、イニシャル動作である。S41において、
ソフトウェアリセットコマンドが実行され、初期化が開
始されると、S42において、書き込みスタートアドレ
スを0行0列、書き込みエンドアドレスを最大値に設定
し、適当な書き込みモードを設定し、外部からの割り込
みを禁止した上で、S43におて、設定値をモード設定
レジスタ24等に設定する。S44において、バッファ
イニシャルコマンドを実行し、イメージRAM11のイ
ニシャライズが自動実行される。S45において、イニ
シャル動作の終了を確認後、S46において、外部割り
込み禁止を解除する。さらに、S47で書き込みモード
を設定し、S48で設定値をロードし、S49で書き込
みデータを0として書き込みを行ない、イメージRAM
11内をクリアする。S50において、書き込み終了を
確認し、イニシャル動作を終了する。
【0038】イニシャル動作が終了すると、書き込み動
作に移る。S51において、書き込みモードを設定し、
S52において、書き込みスタートアドレス、書き込み
エンドアドレスを設定し、S53でロードし、モード設
定レジスタ24などにモードが設定される。
【0039】CPU3は、搭載されている記録ヘッドの
ノズル数のデータおよび印字範囲のデータから、行アド
レスカウンタ25および列アドレスカウンタ26でカウ
ントに用いるビット数を決定し、モード設定レジスタ2
4に設定する。例えば、記録できる最大幅が256mm
であるときに、印字を行なう最大幅が128mmである
場合には、列アドレスカウンタ26は、最上位の1ビッ
トを使用せずにカウント動作を行なうように設定するこ
ともできる。また、行アドレスレジスタ25、列アドレ
スレジスタ26のカウントアップ/カウントダウンのモ
ードや、ラスター方向のカウントまたはベクター方向の
カウントの選択等も設定する。
【0040】S54において、指定された領域分の実際
の書き込み動作を行ない、S55において、書き込みの
終了を監視する。ホストコンピュータ2などから送られ
てきたイメージデータは、インターフェース8から、C
PU3がデータを取り込み、そのままメモリ制御部10
に転送される。画像処理を行なうため、ワークRAM4
を経てから転送する場合もある。転送の際に、CPU3
は、バスタイミング制御部21からのステータスによ
り、転送が可能なことを確認して、イメージデータの書
き込み動作を行なう。共通バス18を介してイメージデ
ータが送られてくると、バスタイミング制御部21は、
このイメージデータを内部のデータレジスタに一時記憶
させる。この送られてくるイメージデータは、例えば、
16ビットのワードごとのデータである。イメージデー
タの受信とともに、書き込み要求をメモリリードライト
タイミング制御部22へ送出する。
【0041】メモリリードライトタイミング制御部22
では、イメージRAM11のリフレッシュサイクルの調
停作業が行なわれる。イメージRAM11のリフレッシ
ュサイクルの終了後、メモリリードライトタイミング制
御部22は、バスタイミング制御部21に対してリード
クロックを送出する。バスタイミング制御部21では、
リードクロックに同期して、一時記憶しておいたイメー
ジデータを1ビットごとのシリアルデータに変換しなが
ら、イメージRAM11にイメージデータを転送する。
それとともに、メモリリードライトタイミング制御部2
2は、マルチプレクサ28に対して、アドレス転送のた
めのタイミング信号を送出する。マルチプレクサ28
は、このタイミング信号に同期して、行アドレスカウン
タ25および列アドレスカウンタ26に格納されている
行アドレス、列アドレスをイメージRAM11に時分割
で送出する。さらに、メモリリードライトタイミング制
御部22は、イメージRAM11に対して、書き込み信
号などの種々のストローブ信号を送出し、イメージRA
M11への1ビットのイメージデータの書き込みを行な
う。
【0042】メモリリードライトタイミング制御部22
は、1ビットのデータをイメージRAM11に書き込む
ごとに、カウントクロックを出力する。カウントクロッ
クは、セレクタ27を介して、セレクタ27の選択した
アドレスカウンタに入力される。選択されたアドレスカ
ウンタは、このカウントクロックにより、カウントアッ
プまたはカウントダウンされ、メモリアドレスの更新を
行なう。
【0043】メモリアドレスの更新が行なわれた後、ア
ドレスカウンタの値が書き込みエンドアドレスになった
か否かが判定され、エンドアドレスに達するまで、上述
の書き込み動作を続ける。全てのイメージデータを書き
込んだ時点で、モード設定レジスタ24内の比較回路に
より、動作前に予めモード設定レジスタ24に設定して
おいた書き込みエンドアドレスとアドレスレジスタとの
一致が検出され、バスタイミング制御部21に対して終
了を通知し、バスタイミング制御部21はCPU3に対
し、設定数のデータの書き込み動作が終了したステータ
スを出力する。CPU3は、このステータスにより全て
の印字データが書き込まれたことを認識し、書き込み動
作を終了し、読み出し動作に移行する。
【0044】読み出し動作では、まず、S57におい
て、行方向のエンドアドレスとしてノズルの本数を設定
し、S58において、列方向のエンドアドレスを設定す
る。そして、S59において、読み出しモードを設定
し、これらの設定値をモード設定レジスタ24等に設定
し、読み出しを開始する。
【0045】印字データの読み出しが開始されると、デ
ータ出力制御部23は、メモリリードライトタイミング
制御部22に対して、イメージデータの読み出し動作を
要求し、読み出しクロックをメモリリードライトタイミ
ング制御部22に対して出力する。S60において、書
き込み動作と同様に、メモリリフレッシュとの調停制御
を行ない、印字データの読み出し要求に従い、読み出し
クロックに同期して、イメージRAM11からデータ出
力制御部23に対してデータが読み出される。また、メ
モリリードライトタイミング制御部22は、読み出しを
行なう際には、上述の書き込み時と同様に、イメージR
AM11の読み出しを行なうための種々のストローブを
イメージRAM11に対して発行する。
【0046】読み出されたデータは、データ出力制御部
23内のレジスタに一時記憶される。この動作により、
S60におけるデータの先読みが終了する。S61にお
いて、キャリッジの移動を開始し、S62において、印
字データの転送を開始する。データ出力制御部23内の
レジスタに一時記憶された先読みされたデータは、ヘッ
ド制御部12からのイメージデータ読み出しクロックに
同期して出力される。ヘッド制御部12へのデータ転送
をパラレルデータで行なう場合には、データ出力制御部
23内のレジスタをシリアル/パラレル変換用として用
いることができる。また、別のレジスタを設け、シリア
ル/パラレル変換を行なった読み出しデータを別のレジ
スタに格納し、ヘッド制御部12へのデータ転送を行な
うことにより、別のレジスタによるデータ転送中に、並
列的にシリアル/パラレル変換を含むイメージRAM1
1からの読み出し動作を行なうことができる。
【0047】メモリリードライトタイミング制御部22
は、コマンド設定により、イメージRAM11のデータ
を読み出すとともに、そのデータの消去を行なったり、
または、読み出しデータを保持したりする機能を有する
ように構成することもできる。前者は、CPU3による
イメージRAM11内のデータのクリア処理を省略する
ことができる。また、後者は、高画質印字記録、OHP
シートへの印字のため、同一印字領域に対して、複数回
のスキャン印字でイメージを形成しなければならない場
合に適用することができる。もちろん、複数回のスキャ
ン印字を行ない、最終スキャン印字前に、読み出し直後
にデータの消去を行なう機能を選択し、設定することも
可能である。
【0048】読み出すべきデータの読み出しが全て終了
したことをS63において検出し、S64において、読
み出したデータの印字の終了により、1スキャンの印字
が終了する。読み出しが終了すると、バスタイミング制
御部21はCPU3に対し、設定数のデータの読み出し
動作が終了したステータスを出力する。CPU3は、こ
のステータスにより全ての印字データが読み出されたこ
とを認識する。S65において、次に書き込むデータが
あるか否かが判断され、書き込むデータがある場合に
は、S66において、書き込みモードをセットして、S
51またはS52に戻り次の書き込み動作に移行する。
また、次に書き込むデータがない場合には、S67にお
いて、モードを書き込みモードにセットして、動作を終
了し、待機状態となる。
【0049】以下、種々の書き込みデータの場合につい
て、メモリ制御部10およびイメージRAM11の具体
的な動作を説明する。まず、ホストコンピュータ2等か
らベクター方向のイメージデータが送られてきた場合に
ついて説明する。この場合、送られてくるイメージデー
タは、イメージRAM11に格納された場合に、0行0
列から最大行、最大列までの範囲のイメージデータであ
る。
【0050】メモリ制御部10に送られてくる印字デー
タがベクター方向であることは、CPU3などにより検
知し、予めモード設定レジスタ24に設定される。モー
ド設定レジスタ24に設定されたデータに従い、各部の
動作モードがセットされる。ベクター方向のデータの場
合には、行アドレスカウンタ25、列アドレスカウンタ
26とも、0からカウントアップするモードで動作し、
セレクタ27中の第1のセレクタ31は、行アドレスカ
ウンタ25側に切り替わり、第2のセレクタ32は、第
1のセレクタ31側に切り替わって、行アドレスカウン
タ25がメモリリードライトタイミング制御部22から
送出されるタイミング信号を受け取るように設定され
る。また、第3のセレクタ33は、行アドレスカウンタ
25のキャリー信号を受け取る側に切り替わり、列アド
レスカウンタ26は行アドレスカウンタ25のキャリー
信号をカウントするように設定される。
【0051】モードの設定などが終了すると、実際のイ
メージデータの書き込み動作を開始する。図8は、ベク
ター方向のイメージデータの書き込み時の処理を示すフ
ローチャートである。S71において、上述のようなモ
ードの設定を行なった後、CPU3またはワークRAM
4から、共通バス18を介してイメージデータが送られ
てくると、バスタイミング制御部21内のデータレジス
タに、送られてきたイメージデータを一時記憶する。イ
メージデータの受信とともに、書き込み要求をメモリリ
ードライトタイミング制御部22へ送出する。
【0052】S72において、バスタイミング制御部2
1内のレジスタに一時記憶されたイメージデータは、メ
モリリードライトタイミング制御部22からのリードク
ロックに同期して、1ビットごとにシリアルデータに変
換されてイメージRAM11に転送され、1ビットのイ
メージデータとしてイメージRAM11に書き込まれ
る。このとき、行アドレスカウンタ25、列アドレスカ
ウンタ26とも0であるので、イメージRAM11の0
行0列の位置にイメージデータが書き込まれることにな
る。以下、このイメージRAM11の位置を(行アドレ
ス、列アドレス)として示すことにする。
【0053】メモリリードライトタイミング制御部22
は、1ビットのデータをイメージRAM11に書き込む
ごとに、カウントクロックを出力する。カウントクロッ
クは、セレクタ27を介して、セレクタ27の選択した
アドレスカウンタ、すなわち、行アドレスカウンタ25
に入力される。行アドレスカウンタ25は、このカウン
トクロックにより、カウントアップされ、メモリアドレ
スの更新を行なう。
【0054】メモリアドレスの更新が行なわれた後、S
73において、行アドレスカウンタの値が127になっ
たか否かが判定され、まだ達していない場合には、上述
の書き込み動作を続ける。すなわち、次の1ビットのデ
ータは、イメージRAM11の(1、0)の位置に書き
込まれる。以下同様にして、バスタイミング制御部21
が受信した1ワード分のイメージデータD15乃至D0
は、1ビットごとにイメージRAM11に書き込まれ、
D15は(0,0)、D14は(1,0)、・・・・、
D0は(15,0)に書き込まれる。
【0055】1ワード分のイメージデータをイメージR
AM11に書き込むと、バスタイミング制御部21は、
ステータスを変更し、CPU3に対して次の1ワード分
のイメージデータを要求する。そして、上述の過程と同
様にして、次の1ワードがバスタイミング制御部21で
受信され、順次1ビットずつイメージRAM11に書き
込まれる。次に書き込まれた1ワードデータは、次のよ
うにマッピングされる。D15は(16,0)、D14
は(17,0)、・・・・、D0は(31,0)。そし
て、8ワード目では、D15は(112,0)、D14
は(113,0)、・・・・、D0は(127,0)に
書き込まれる。
【0056】8ワード目の最終ビットの書き込みが終了
し、アドレスが更新されるとき、行アドレスカウンタ2
5の値がカウントできる最大値である127を超える。
この時点でS73からS74へと進み、行アドレスカウ
ンタ25からキャリー信号が送出され、第3のセレクタ
33を経て列アドレスカウンタ26に入力され、列アド
レスカウンタがカウントアップして1となる。また、行
アドレスカウンタ25は、0に戻る。S75において、
列アドレスカウンタ26が2047に達していない間
は、上述の書き込み処理を続ける。そのため、9ワード
目は、D15は(0,1)、D14は(1,1)、・・
・・、D0は(15,1)に書き込まれることになる。
【0057】このようにして、順次ベクター方向のイメ
ージデータがイメージRAM11へ書き込まれてゆき、
16384ワード目のデータ書き込み動作終了時にはD
15は(112,2047)、D14は(113,20
47)、・・・・、D1は(126,2047),D0
は(127,2047)となり、所定のデータ数を書き
込んだこととなる。
【0058】図9は、ベクター方向のイメージデータが
イメージRAM11へ書き込まれる順序の説明図であ
る。図中の数字は、データが書き込まれる順番を示して
いる。上述のようにして、ベクター方向のイメージデー
タは、イメージRAM11に、図中の数字の順で、順次
書き込まれることになる。
【0059】全てのイメージデータを書き込んだ時点
で、S75において、列アドレスカウンタ26が204
7、行アドレスカウンタ25が127となり、S76へ
進む。モード設定レジスタ24内の比較回路により、終
了が検知され、バスタイミング制御部21のフラグを介
して印字の終了がCPU3に通知される。CPU3は、
モード設定レジスタ24を介して、メモリリードライト
タイミング制御部22に対して読み出しモードを設定す
る制御を行なう。
【0060】図11は、ベクター方向の印字データの読
み出し時の処理を示すフローチャートである。まず、S
81において、ベクター方向の印字データのアクセスを
行なうように、モード設定レジスタ24にモードを設定
する。セレクタ27の設定状態などは、書き込み時と同
様である。モードが設定されると、S82において、デ
ータ出力制御部23は、メモリリードライトタイミング
制御部22に対して、イメージデータの読み出し動作を
要求し、読み出しクロックがメモリリードライトタイミ
ング制御部22から出力される。S83において、読み
出しクロックに同期して、イメージRAM11からデー
タ出力制御部23に対して1ビットのデータが読み出さ
れる。読み出されたデータは、データ出力制御部23内
のレジスタに一時記憶され、さらに、ヘッド制御部12
からのイメージデータ読み出しクロックに同期してデー
タを出力する。
【0061】読み出し処理および読み出し順序は、イメ
ージデータの書き込み時と同様である。メモリリードラ
イトタイミング制御部22は、1ビットのデータをイメ
ージRAM11から読み出すごとに、カウントクロック
を出力する。このカウントクロックは、行アドレスカウ
ンタ25でカウントされる。S84において、行アドレ
スカウンタ25が127に達したか否かを判断し、12
7に達するまでは上述の1ビットごとの読み出し動作を
行なう。行アドレスカウンタ25が127に達すると、
S85において、列アドレスカウンタ26を1だけカウ
ントさせる。この動作は、書き込み時と同様である。そ
して、S86において、行アドレスカウンタ25が12
7、列アドレスカウンタ26が2047に達したか否か
を判断し、2047に達するまで1ビットごとの読み出
しを繰り返し、達した時点でS87に進む。このときま
でに読み出されたデータの読み出し順序は、イメージデ
ータの書き込み時と同様、(0,0),(1,
0),...,(127,0),(0,1),(1,
1),...,(127,2047)の順である。読み
出しが終了すると、S87において、バスタイミング制
御部21はCPU3に対し、設定数のデータの読み出し
動作が終了したステータスを出力する。CPU3は、こ
のステータスにより全ての印字データが読み出されたこ
とを認識する。
【0062】次に、ホストコンピュータ2や、図19に
示したようなイメージスキャナ等から、ラスター方向の
イメージデータが送られてきた場合について説明する。
CPU3は、ラスター方向のイメージデータの書き込み
モードをモード設定レジスタ24に設定する。行アドレ
スカウンタ25、列アドレスカウンタ26とも、0から
カウントアップするモードで動作する。
【0063】送られてくるイメージデータがラスター方
向の場合には、セレクタ27の設定がベクター方向の場
合と違う設定となる。すなわち、セレクタ27中の第1
のセレクタ31は、列アドレスカウンタ26側に切り替
わり、第2のセレクタ32は、列アドレスカウンタ26
のキャリー信号を受け取る側に切り替わり、行アドレス
カウンタ25は列アドレスカウンタ26のキャリー信号
をカウントするように設定され、第3のセレクタ33
は、第1のセレクタ31側に切り替わって、列アドレス
カウンタ26がメモリリードライトタイミング制御部2
2から送出されるタイミング信号を受け取るように設定
される。
【0064】モードの設定などが終了すると、実際のイ
メージデータの書き込み動作を開始する。図12は、ラ
スター方向のイメージデータの書き込み時の処理を示す
フローチャートである。S91において、上述のような
モードの設定を行なった後、ホストコンピュータ2や、
イメージスキャナ19などから、共通バス18を介して
メモリ制御部10に送られてきたラスター方向のイメー
ジデータは、バスタイミング制御部21の内部のデータ
レジスタに一時記憶される。イメージデータの受信とと
もに、書き込み要求をメモリリードライトタイミング制
御部22へ送出する。
【0065】S92において、バスタイミング制御部2
1内のレジスタに一時記憶されたイメージデータは、メ
モリリードライトタイミング制御部22からのリードク
ロックに同期して、1ビットごとのシリアルデータに変
換されてイメージRAM11に転送され、書き込まれ
る。最初のビットデータについては、行アドレスカウン
タ25、列アドレスカウンタ26とも0であるので、イ
メージRAM11の(0,0)の位置にイメージデータ
が書き込まれることになる。
【0066】メモリリードライトタイミング制御部22
は、1ビットのデータをイメージRAM11に書き込む
ごとに、カウントクロックを出力する。カウントクロッ
クは、セレクタ27を介して、セレクタ27の選択した
アドレスカウンタ、すなわち、ラスター方向の場合に
は、列アドレスカウンタ26に入力される。列アドレス
カウンタ26は、このカウントクロックにより、カウン
トアップされ、メモリアドレスの更新を行なう。
【0067】メモリアドレスの更新が行なわれた後、S
93において、列アドレスカウンタの値が2047にな
ったか否かが判定され、まだ達していない場合には、上
述の書き込み動作を続ける。すなわち、次の1ビットの
データは、イメージRAM11の(0,1)の位置に書
き込まれる。以下同様にして、バスタイミング制御部2
1が受信した1ワード分のイメージデータD15乃至D
0は、1ビットごとにイメージRAM11に書き込ま
れ、D15は(0,0)、D14は(0,1)、・・・
・、D0は(0,15)に書き込まれる。
【0068】1ワード分のイメージデータをイメージR
AM11に書き込むと、バスタイミング制御部21は、
ステータスを変更し、CPU3に対して次の1ワード分
のイメージデータを要求する。そして、上述の過程と同
様にして、次の1ワードがバスタイミング制御部21で
受信され、順次1ビットずつイメージRAM11に書き
込まれる。次に書き込まれた1ワードデータは、次のよ
うにマッピングされる。D15は(0,16)、D14
は(0,17)、・・・・、D0は(0,31)。そし
て、256ワード目では、D15は(0,2032)、
D14は(0,2033)、・・・・、D0は(0,2
047)に書き込まれる。
【0069】256ワード目の最終ビットの書き込みが
終了し、アドレスが更新されるとき、列アドレスカウン
タ26の値がカウントできる最大値である2047を超
える。この時点でS93からS94へと進み、列アドレ
スカウンタ26からキャリー信号が送出され、第2のセ
レクタ32を経て行アドレスカウンタ25に入力され、
行アドレスカウンタ25がカウントアップして1とな
る。また、列アドレスカウンタ26は、0に戻る。S9
5において、行アドレスカウンタ25が127に達して
いない間は、上述の書き込み処理を続ける。そのため、
257ワード目は、D15は(1,0)、D14は
(1,1)、・・・・、D0は(1,15)に書き込ま
れることになる。
【0070】このようにして、順次ラスター方向のイメ
ージデータがイメージRAM11へ書き込まれてゆき、
16384ワード目のデータ書き込み動作終了時には、
D15は(127,2032)、D14は(127,2
033)、・・・・、D1は(127,2046)、D
0は(127,2047)となり、所定のデータ数を書
き込んだこととなる。
【0071】図10は、ラスター方向のイメージデータ
がイメージRAM11へ書き込まれる順序の説明図であ
る。図中の数字は、データが書き込まれる順番を示して
いる。上述のようにして、ラスター方向のイメージデー
タは、イメージRAM11に、図中の数字の順で、順次
書き込まれることになる。
【0072】全てのイメージデータを書き込んだ時点
で、S95において、列アドレスカウンタ26が204
7、行アドレスカウンタ25が127となり、S96へ
進む。モード設定レジスタ24内の比較回路により、終
了が検知され、バスタイミング制御部21のフラグを介
して印字の終了がCPU3に通知される。CPU3は、
モード設定レジスタ24を介して、メモリリードライト
タイミング制御部22に対して読み出しモードを設定す
る制御を行なう。
【0073】イメージデータの読み出しについては、ベ
クター方向の場合と同様である。なぜなら、イメージR
AM11に書き込まれたイメージデータは、送られてき
たイメージデータがベクター方向であっても、ラスター
方向であっても、同様のフォーマットで記憶されている
からである。そのため、読み出し処理についての説明は
省略する。
【0074】次に、フォントデータのフォーマット変換
を行なう場合について述べる。図13は、得ようとする
印字結果の説明図である。このように、幅広の印字記録
を行ないたい場合、記録装置によっては、印字幅が不足
し、そのまま印字できない場合がある。このような場
合、記録媒体を縦長方向とし、印字するイメージを回転
させて印字を行なっている。図14は、回転印字を行な
った場合の説明図である。記録媒体は、縦長方向で搬送
され、各文字を90゜反時計方向に回転して記録する必
要がある。この時、印字すべき各文字は、ホストコンピ
ュータ2等からコードデータとして送られてくる。コー
ドデータを受け取ったCPU3では、全体を90゜回転
させるように、各文字の配置位置を変換し、印字を行な
う順に印字すべき文字を選択し、印字位置データととも
に文字に対応するフォントをメモリ制御部10へ送信す
る。
【0075】図15は、フォントの構成図である。フォ
ントの例として、24×24ドットの構成例を示してい
る。このフォントは、フォントROM5に記憶されてお
り、CPU3により呼び出される。フォントは、各ビッ
トが1ドットに対応し、横方向に24ビットすなわち3
バイトが配列され、縦方向に3バイトの行が24列並
び、72バイトにより構成されている。例えば、「F」
という文字は、図15(B)のように格納されている。
図15(A)において、黒い部分は「1」が記録され、
白い部分は「0」が記録されて構成されている。このよ
うなフォントデータは、ラスター方向のデータとしてフ
ォントROM5から読み出され、イメージRAM11へ
送られる。
【0076】図16は、フォントを書き込んだ時のイメ
ージRAM11内のイメージの説明図である。イメージ
RAM11では、図15(B)に示したようなフォント
を、反時計方向に90゜回転させ、書き込みスタートア
ドレス(Rs,Cs)乃至書き込みエンドアドレス(R
e,Ce)の領域内に、送られてくるフォントのデータ
を下から上へのベクター方向で書き込む必要がある。
【0077】ベクター方向や、ラスター方向のイメージ
データの場合と同様に、CPU3は、モード設定レジス
タ24の設定を行なうが、この時、行アドレスカウンタ
25は、ダウンカウントするように設定される。また、
送られてくるフォントは、ラスター方向のイメージデー
タであるが、90゜回転させるため、ベクター方向のイ
メージデータとして書き込むように設定する。モード設
定レジスタ24に設定されたデータに従い、各部の動作
モードがセットされる。行アドレスカウンタ25、列ア
ドレスカウンタ26は、書き込みスタートアドレス(R
s,Cs)に設定される。さらに、モード設定レジスタ
24内の比較器により比較される値として、書き込みエ
ンドアドレス(Re,Ce)が設定される。
【0078】セレクタ27の設定は、ベクター方向の場
合と同様に設定される。すなわち、セレクタ27中の第
1のセレクタ31は、行アドレスカウンタ25側に切り
替わり、第2のセレクタ32は、第1のセレクタ31側
に切り替わって、行アドレスカウンタ25がメモリリー
ドライトタイミング制御部22から送出されるタイミン
グ信号を受け取るように設定される。また、第3のセレ
クタ33は、行アドレスカウンタ25のキャリー信号を
受け取る側に切り替わり、列アドレスカウンタ26は行
アドレスカウンタ25のキャリー信号をカウントするよ
うに設定される。ここで、行アドレスカウンタ25から
出力されるキャリー信号は、モード設定レジスタ24内
の比較器による書き込みエンドアドレスとの比較結果に
基づいて出力される。
【0079】モードの設定などが終了すると、実際のイ
メージデータの書き込み動作を開始する。共通バス18
を介してフォントが送られてくると、バスタイミング制
御部21は、このイメージデータを内部のデータレジス
タに一時記憶させる。イメージデータの受信とともに、
書き込み要求をメモリリードライトタイミング制御部2
2へ送出する。
【0080】メモリリードライトタイミング制御部22
では、1ビットごとにイメージRAM11に対して書き
込みを行なう。最初のビットデータについては、行アド
レスカウンタ25、列アドレスカウンタ26は、書き込
みスタートアドレス(Rs,Cs)であるので、イメー
ジRAM11の(Rs,Cs)の位置にフォントデータ
が書き込まれることになる。
【0081】メモリリードライトタイミング制御部22
は、1ビットのデータをイメージRAM11に書き込む
ごとに、カウントクロックを出力する。カウントクロッ
クは、セレクタ27を介して、行アドレスカウンタ25
に入力される。行アドレスカウンタ25は、このカウン
トクロックにより、カウントダウンされ、メモリアドレ
スの更新を行なう。
【0082】メモリアドレスの更新が行なわれた後、次
のビットの書き込みを行ない、行アドレスカウンタ25
の値が書き込みエンドアドレスReになるまで書き込み
動作を続ける。すなわち、次の1ビットのデータは、イ
メージRAM11の(Rs−1,Cs)の位置に書き込
まれる。以下同様にして、バスタイミング制御部21が
受信した1バイト分のイメージデータD7乃至D0は、
1ビットごとにイメージRAM11に書き込まれ、D7
は(Rs,Cs)、D6は(Rs−1,Cs)、・・・
・、D0は(Rs−7,Cs)に書き込まれる。同様に
して、2バイト目、3バイト目が書き込まれる。
【0083】3バイト目の最終ビットの書き込みが終了
し、アドレスが更新されるとき、行アドレスカウンタ2
5の値が書き込みエンドアドレスReを超える。この時
点で行アドレスカウンタ25からキャリー信号が送出さ
れ、第3のセレクタ33を経て列アドレスカウンタ26
に入力され、列アドレスカウンタ26がカウントアップ
してCs+1となる。また、行アドレスカウンタ25
は、書き込みスタートアドレスRsに戻る。このように
して、順次下から上へのラスター方向にフォントがイメ
ージRAM11へ書き込まれてゆき、72バイトのデー
タが書き込まれることになる。
【0084】1つのフォントについて書き込みが終了す
ると、CPU3は、他に書き込むべきフォントやイメー
ジデータがあるか否かを判定し、あれば上述のような書
き込み動作を行ない、書き込むべきデータがなくなった
時点で、読み出しモードを設定し、イメージRAM11
に書き込んだイメージデータの印字記録を行なう。読み
出しについては、上述のラスター方向のイメージデータ
の場合と同様であるので説明は省略する。
【0085】このようにして、90゜回転させて印字を
行なわなければならない場合であっても、高速に回転を
行ない、記録時、すなわち読み出し時にも、その他のフ
ォーマットのデータと同様の制御により、高速に読み出
し処理を行なうことができる。
【0086】上述の説明では、イメージデータの方向と
して、ベクター方向、ラスター方向、下から上へのベク
ター方向について説明したが、行アドレスカウンタ2
5、列アドレスカウンタ26のカウントアップ/カウン
トダウンの切り替え、および、セレクタ27によりカウ
ントパルスを供給するアドレスカウンタの選択によっ
て、8通りの書き込み走査方向が可能である。また、読
み出しの場合にもこのような方向の切り替えは可能であ
り、例えば、ラスター方向の印字データを必要とする記
録装置に対しては、ラスター方向に印字データを読み出
すように制御することができる。この場合の設定は、ラ
スター方向の書き込み時の設定と同様に行なえばよい。
図17は、本発明の構成により可能な書き込みおよび読
み出し走査方向の説明図である。直線方向が書き込みま
たは読み出し方向であり、波線方向に順次走査されてゆ
くことを示している。例えば、W1は上述したラスター
方向のデータの書き込み時の走査方向を示している。ま
た、W5は上述したベクター方向のデータの書き込み時
の走査方向を、W6は、フォントを反時計方向に90゜
回転させて書き込むときの走査方向を示している。さら
に、R5は上述したシリアル型の記録装置の場合の読み
出し走査方向を示している。両方向印字を行なう場合な
どは、復路にR8のように、右から左へ読み出し走査を
行なうモードを用いることができる。これらのモードを
適宜設定してイメージRAM11への書き込みおよび読
み出しを行なうことになる。このように、行アドレスカ
ウンタ25、列アドレスカウンタ26は、それぞれ独立
に、順方向、逆方向に計数を行なえるので、図17に示
したように、いかなる入力、出力データに対しても、容
易にデータフォーマット変換を行なうことができる。
【0087】上述の説明では、インクジェットプリンタ
システムについて述べたが、インクジェット方式以外の
シリアル型のプリンタシステムに適用することも可能で
ある。また、シリアル型のプリンタシステムを使用す
る、ファクシミリ、複写機等の印字装置にも適用可能で
ある。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、書き込まれる印字データのフォーマットがい
かなる場合であっても、また、印字データを回転させて
印字しなければならない場合であっても、搭載されたヘ
ッドに合ったフォーマット変換を高速に行なうことが可
能になる。また、イメージRAMとして、1ビット構成
のメモリを用いているので、データの読み出し制御部以
降の回路構成が非常に簡単にすることができる、という
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のインクジェット記録装置の一実施例
を示すシステム構成図である。
【図2】 本発明の一実施例におけるメモリ制御部およ
びイメージRAM付近のブロック構成図である。
【図3】 イメージRAMの説明図である。
【図4】 セレクタおよび行アドレスカウンタ、列アド
レスカウンタ付近の構成図である。
【図5】〜
【図7】 メモリ制御部の動作の一例を示すフローチャ
ートである。
【図8】 ベクター方向のイメージデータの書き込み時
の処理を示すフローチャートである。
【図9】 ベクター方向のイメージデータがイメージR
AMへ書き込まれる順序の説明図である。
【図10】 ラスター方向のイメージデータがイメージ
RAMへ書き込まれる順序の説明図である。
【図11】 ベクター方向の印字データの読み出し時の
処理を示すフローチャートである。
【図12】 ラスター方向のイメージデータの書き込み
時の処理を示すフローチャートである。
【図13】 得ようとする印字結果の説明図である。
【図14】 回転印字を行なった場合の説明図である。
【図15】 フォントの構成図である。
【図16】 フォントを書き込んだ時のイメージRAM
内のイメージの説明図である。
【図17】 本発明の構成により可能な書き込みおよび
読み出し走査方向の説明図である。
【図18】 一般的なシリアル型の記録装置の記録部の
概略平面図である。
【図19】 一般的なイメージ読取装置における読取部
の概略平面図である。
【符号の説明】
1 インクジェット記録装置、2 ホストコンピュー
タ、3 CPU、4 ワークRAM、5 フォントRO
M、6 プログラムROM、7 EEPROM、8 イ
ンタフェース、9 制御パネル、10 メモリ制御部、
11 イメージRAM、12 ヘッド制御部、13 記
録ヘッド、14 モータ制御部、15 モータ、16
I/O制御部、17 センサ、18 共通バス、19
スキャナ、21 バスタイミング制御部、22 メモリ
リードライトタイミング制御部、23 データ出力制御
部、24 モード設定レジスタ、25 行アドレスカウ
ンタ、26 列アドレスカウンタ、27 セレクタ、2
8 マルチプレクサ、31第1のセレクタ、32 第2
のセレクタ、33 第3のセレクタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体と相対的に移動するキャリッ
    ジ上にヘッドを搭載し、キャリッジの移動する方向に対
    して、ほぼ直角方向に1列の印字記録を行ない、キャリ
    ッジを移動させて1ラインの印字記録を行なう記録装置
    において、1ビットごとの印字データを記憶しXアドレ
    スおよびYアドレスにより1ビットごとにアクセス可能
    な記憶装置と、記憶装置のXアドレスを指定するXアド
    レスカウンタと、記憶装置のYアドレスを指定するYア
    ドレスカウンタと、書き込みモードを記憶するモード設
    定レジスタと、記憶装置のリードおよびライトのための
    各種タイミング信号を生成するメモリリードライトタイ
    ミング制御部と、ワード単位の印字データを受け取りモ
    ード設定レジスタの内容に基づき1ビットごとの印字デ
    ータを上記タイミング信号に基づき出力するバスタイミ
    ング制御部と、モード設定レジスタの内容に基づき上記
    タイミング信号をXアドレスカウンタまたはYアドレス
    カウンタの一方に供給し上記タイミング信号が供給され
    た一方のアドレスカウンタから上記タイミング信号が供
    給されない他方のアドレスカウンタへキャリー信号を供
    給するように切り替えるセレクタを有することを特徴と
    する記録装置。
  2. 【請求項2】 被記録媒体と相対的に移動するキャリッ
    ジ上にヘッドを搭載し、キャリッジの移動する方向に対
    して、ほぼ直角方向に1列の印字記録を行ない、キャリ
    ッジを移動させて1ラインの印字記録を行なう記録装置
    において、1ビットごとの印字データを記憶しXアドレ
    スおよびYアドレスにより1ビットごとにアクセス可能
    な記憶装置と、記憶装置のXアドレスを指定するXアド
    レスカウンタと、記憶装置のYアドレスを指定するYア
    ドレスカウンタと、書き込みモードを記憶するモード設
    定レジスタと、記憶装置のリードおよびライトのための
    各種タイミング信号を生成するメモリリードライトタイ
    ミング制御部と、フォントイメージを記憶するフォント
    記憶手段と、外部よりテキストデータを受け取り印字方
    向に基づき必要に応じてテキストデータの印字順序を変
    更しフォント記憶手段を用いてフォントイメージをバス
    に出力するとともに上記モード設定レジスタに書き込み
    モードを設定しさらに装置各部を制御する制御手段と、
    バス上のフォントイメージを受け取りモード設定レジス
    タの内容に基づき1ビットごとの印字データを上記タイ
    ミング信号に基づき出力するバスタイミング制御部と、
    モード設定レジスタの内容に基づき上記タイミング信号
    をXアドレスカウンタまたはYアドレスカウンタの一方
    に供給し上記タイミング信号が供給された一方のアドレ
    スカウンタから上記タイミング信号が供給されない他方
    のアドレスカウンタへキャリー信号を供給するように切
    り替えるセレクタを有することを特徴とする記録装置。
JP4293702A 1992-10-06 1992-10-06 記録装置 Pending JPH06119130A (ja)

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JP4293702A JPH06119130A (ja) 1992-10-06 1992-10-06 記録装置
US08/128,133 US5467437A (en) 1992-10-06 1993-09-29 Recording apparatus

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