JPH06116910A - コンクリートカッターの操向機構 - Google Patents
コンクリートカッターの操向機構Info
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- JPH06116910A JPH06116910A JP26507992A JP26507992A JPH06116910A JP H06116910 A JPH06116910 A JP H06116910A JP 26507992 A JP26507992 A JP 26507992A JP 26507992 A JP26507992 A JP 26507992A JP H06116910 A JPH06116910 A JP H06116910A
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- wheels
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- 238000005520 cutting process Methods 0.000 abstract description 18
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 2
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 1
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Road Repair (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 確実な操向旋回操作を可能としまた切断位置
の変更機構としては、カッターディスクを上昇回動した
状態の機体を点旋回して、往復走行切断及び、平行移動
切断の両方を可能とした。 【構成】 車体の側方にカッターディスク17と、カッ
ターディスクを支持するカッターフレーム11を上下回
動自在に配置したコンクリートカッターにおいて、車体
を前輪7・7と後輪4・4により支持し、後輪を駆動輪
であり且つ機体操向輪とした。また、機体の旋回操向す
る際の旋回中心Pを、カッターディスクを支持するカッ
ター刃軸Xの延長線上とした。また、前輪と後輪との間
に、点旋回をする場合のみに突出して後輪を持ち上げる
点旋回輪1・1を配置し、点旋回輪は、旋回軌跡Aの円
周に沿った方向に配置した。また、点旋回輪の回転によ
る点旋回中心Oを、左右の後輪4・4を支持する後車軸
の中心位置とした。
の変更機構としては、カッターディスクを上昇回動した
状態の機体を点旋回して、往復走行切断及び、平行移動
切断の両方を可能とした。 【構成】 車体の側方にカッターディスク17と、カッ
ターディスクを支持するカッターフレーム11を上下回
動自在に配置したコンクリートカッターにおいて、車体
を前輪7・7と後輪4・4により支持し、後輪を駆動輪
であり且つ機体操向輪とした。また、機体の旋回操向す
る際の旋回中心Pを、カッターディスクを支持するカッ
ター刃軸Xの延長線上とした。また、前輪と後輪との間
に、点旋回をする場合のみに突出して後輪を持ち上げる
点旋回輪1・1を配置し、点旋回輪は、旋回軌跡Aの円
周に沿った方向に配置した。また、点旋回輪の回転によ
る点旋回中心Oを、左右の後輪4・4を支持する後車軸
の中心位置とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は舗装道路のアスファルト
やコンクリートを切断するコンクリートカッターの操向
機構に関する。
やコンクリートを切断するコンクリートカッターの操向
機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリートカッターの操向機構
は、図9に示す如く、後輪4’・4’が駆動輪であり、
前輪7 '・7’が非駆動輪であり且つ操向輪に構成され
ていたのである。そして、該前輪7 '・7’による操向
操作の際の旋回中心P 'は、図9に示す如く、後輪4’
・4’を支持する後車軸延長線Yの上に配置されていた
のである。故に、前輪7 '・7’により操向操作をする
と、カッターディスク17を無理に曲げながら旋回する
力Zが作用し、前輪7 '・7’に掛かる荷重が減少し、
確実な操向操作が出来ないという不具合があったのであ
る。
は、図9に示す如く、後輪4’・4’が駆動輪であり、
前輪7 '・7’が非駆動輪であり且つ操向輪に構成され
ていたのである。そして、該前輪7 '・7’による操向
操作の際の旋回中心P 'は、図9に示す如く、後輪4’
・4’を支持する後車軸延長線Yの上に配置されていた
のである。故に、前輪7 '・7’により操向操作をする
と、カッターディスク17を無理に曲げながら旋回する
力Zが作用し、前輪7 '・7’に掛かる荷重が減少し、
確実な操向操作が出来ないという不具合があったのであ
る。
【0003】また、その場で平行移動したりする為に、
後輪4・4や前輪7・7とは別に平行移動輪が設けられ
ていたのである。しかし、平行移動輪の場合には、次の
切断線に平行に移動することはできるが、再度切断を開
始する為には、必ず後進して最初の切断開始位置まで戻
る必要があり、往復走行切断が不可能であるという不具
合があったのである。
後輪4・4や前輪7・7とは別に平行移動輪が設けられ
ていたのである。しかし、平行移動輪の場合には、次の
切断線に平行に移動することはできるが、再度切断を開
始する為には、必ず後進して最初の切断開始位置まで戻
る必要があり、往復走行切断が不可能であるという不具
合があったのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
車体の操向装置における、確実な旋回操向が出来ないと
いう不具合に対して、旋回の中心をカッター刃軸Xの延
長線上にすべく、後輪4・4を駆動兼用の操向輪とし、
前輪7・7は図8の如く、固定輪であり非駆動輪とした
ものである。これにより、後輪4・4の操向操作により
カッターディスク17を無理に曲げることにより発生す
る力Zが発生しないので、確実な操向旋回操作が出来る
のである。
車体の操向装置における、確実な旋回操向が出来ないと
いう不具合に対して、旋回の中心をカッター刃軸Xの延
長線上にすべく、後輪4・4を駆動兼用の操向輪とし、
前輪7・7は図8の如く、固定輪であり非駆動輪とした
ものである。これにより、後輪4・4の操向操作により
カッターディスク17を無理に曲げることにより発生す
る力Zが発生しないので、確実な操向旋回操作が出来る
のである。
【0005】また切断位置を変更するその場移動の機構
としては、平行移動輪ではなくて、点旋回輪1・1を設
けることにより、カッターディスク17を上昇回動した
状態の機体を点旋回して、往復走行切断及び平行移動切
断の両方を可能としたものである。
としては、平行移動輪ではなくて、点旋回輪1・1を設
けることにより、カッターディスク17を上昇回動した
状態の機体を点旋回して、往復走行切断及び平行移動切
断の両方を可能としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、車体の側方にカッターディス
ク17と、該カッターディスク17を支持するカッター
フレーム11を上下回動自在に配置したコンクリートカ
ッターにおいて、該車体を前輪7・7と後輪4・4によ
り支持し、後輪4・4を駆動輪であり且つ機体操向輪と
したものである。
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、車体の側方にカッターディス
ク17と、該カッターディスク17を支持するカッター
フレーム11を上下回動自在に配置したコンクリートカ
ッターにおいて、該車体を前輪7・7と後輪4・4によ
り支持し、後輪4・4を駆動輪であり且つ機体操向輪と
したものである。
【0007】また、コンクリートカッターの操向機構に
おいて、機体の旋回操向する際の旋回中心Pを、カッタ
ーディスク17を支持するカッター刃軸Xの延長線上に
配置したものである。
おいて、機体の旋回操向する際の旋回中心Pを、カッタ
ーディスク17を支持するカッター刃軸Xの延長線上に
配置したものである。
【0008】また、車体の側方にカッターディスク17
と、該カッターディスク17を支持するカッターフレー
ム11を上下回動自在に配置したコンクリートカッター
において、該車体を前輪7・7と後輪4・4により支持
し、かつ前輪7・7と後輪4・4との間に、点旋回をす
る場合のみに突出して後輪4・4を持ち上げる点旋回輪
1・1を配置し、該点旋回輪1・1は、旋回軌跡Aの円
周に沿った方向に配置したものである。
と、該カッターディスク17を支持するカッターフレー
ム11を上下回動自在に配置したコンクリートカッター
において、該車体を前輪7・7と後輪4・4により支持
し、かつ前輪7・7と後輪4・4との間に、点旋回をす
る場合のみに突出して後輪4・4を持ち上げる点旋回輪
1・1を配置し、該点旋回輪1・1は、旋回軌跡Aの円
周に沿った方向に配置したものである。
【0009】また、点旋回輪1・1の回転による点旋回
中心Oを、左右の後輪4・4を支持する後車軸の中心位
置としたものである。
中心Oを、左右の後輪4・4を支持する後車軸の中心位
置としたものである。
【0010】
【作用】次に作用を説明する。本発明のコンクリートカ
ッターは、道路の表面に舗装されたアスファルトやコン
クリートを切断し、電気工事や水道工事等の工事の為に
掘削する部分を開口する為に使用するのである。通常は
コンクリートカッターにより切断する線は直線的である
ことが多いのであるが、切断中にコンクリートの硬軟等
により直線からずれた場合等において、もとの直線に戻
す為にカッターディスク17がコンクリートに食い込ん
だ切断状態において、機体を微小操向操作する必要が出
てくるのである。このような場合に、ステアリングハン
ドル14を操作すると、後輪4・4がステアリング操作
されて徐々に旋回し、元の予定切断線に戻るのである。
ッターは、道路の表面に舗装されたアスファルトやコン
クリートを切断し、電気工事や水道工事等の工事の為に
掘削する部分を開口する為に使用するのである。通常は
コンクリートカッターにより切断する線は直線的である
ことが多いのであるが、切断中にコンクリートの硬軟等
により直線からずれた場合等において、もとの直線に戻
す為にカッターディスク17がコンクリートに食い込ん
だ切断状態において、機体を微小操向操作する必要が出
てくるのである。このような場合に、ステアリングハン
ドル14を操作すると、後輪4・4がステアリング操作
されて徐々に旋回し、元の予定切断線に戻るのである。
【0011】また、1本の直線を切断終了した状態で、
次の直線を切断開始する場合に、コンクリートカッター
の位置を変更する必要があるが、本発明においては、点
旋回用シリンダ10により点旋回輪1・1を、押し出し
て地面に押圧させ、前輪7・7を浮かせるのである。該
前輪7・7が浮いて、点旋回輪1・1と後輪4・4によ
り接地した状態で、点旋回モータ5を正転又は逆転し
て、点旋回輪1・1を駆動し、その場旋回を行うのであ
る。この場合に、後輪4・4は自由に回転可能な中立位
置として置く。
次の直線を切断開始する場合に、コンクリートカッター
の位置を変更する必要があるが、本発明においては、点
旋回用シリンダ10により点旋回輪1・1を、押し出し
て地面に押圧させ、前輪7・7を浮かせるのである。該
前輪7・7が浮いて、点旋回輪1・1と後輪4・4によ
り接地した状態で、点旋回モータ5を正転又は逆転し
て、点旋回輪1・1を駆動し、その場旋回を行うのであ
る。この場合に、後輪4・4は自由に回転可能な中立位
置として置く。
【0012】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明のコン
クリートカッターの全体側面図、図2は同じくコンクリ
ートカッターの全体平面図、図3はカッターディスク1
7とディスクカバー16の部分を含めた平面図、図4は
コンクリートカッターの後面図、図5は後輪4・4の操
向回動部を示す後面図、図6は本発明のコンクリートカ
ッターの全体側面図、図7は後輪4・4と前輪7・7と
カッターディスク17の配置を示す図面、図8は本発明
の操向時の旋回中心Pの位置を示す平面図、図9は従来
のコンクリートカッターの操向機構を示す平面図であ
る。
クリートカッターの全体側面図、図2は同じくコンクリ
ートカッターの全体平面図、図3はカッターディスク1
7とディスクカバー16の部分を含めた平面図、図4は
コンクリートカッターの後面図、図5は後輪4・4の操
向回動部を示す後面図、図6は本発明のコンクリートカ
ッターの全体側面図、図7は後輪4・4と前輪7・7と
カッターディスク17の配置を示す図面、図8は本発明
の操向時の旋回中心Pの位置を示す平面図、図9は従来
のコンクリートカッターの操向機構を示す平面図であ
る。
【0013】図6・図7・図8において、コンクリート
カッターの全体的な構成から説明する。コンクリートカ
ッターは通常の作業時及び走行時には、前輪7・7と後
輪4・4により支持して走行する。後輪4・4が駆動輪
であり、更に操向輪を兼用しており、ステアリングハン
ドル14を操向操作すると、後輪4・4が操向回動す
る。そして、次の切断線に移動するような場合には、点
旋回輪1・1を点旋回用シリンダ10により突出して、
前輪7・7による支持の代わりを点旋回輪1・1により
行い、該状態で前輪7・7を点旋回モータ5により駆動
して後輪4・4の後車軸の中心である点旋回中心Oを中
心として機体を芯地旋回させる。
カッターの全体的な構成から説明する。コンクリートカ
ッターは通常の作業時及び走行時には、前輪7・7と後
輪4・4により支持して走行する。後輪4・4が駆動輪
であり、更に操向輪を兼用しており、ステアリングハン
ドル14を操向操作すると、後輪4・4が操向回動す
る。そして、次の切断線に移動するような場合には、点
旋回輪1・1を点旋回用シリンダ10により突出して、
前輪7・7による支持の代わりを点旋回輪1・1により
行い、該状態で前輪7・7を点旋回モータ5により駆動
して後輪4・4の後車軸の中心である点旋回中心Oを中
心として機体を芯地旋回させる。
【0014】また、切断線からずれた機体を元に戻す場
合や、路上を操向する場合には、ステアリングハンドル
14の操作により、後輪4・4を操作して回動する。こ
の場合には、点旋回輪1・1は点旋回用シリンダ10に
より上昇させて、地面に接地しないようにしているので
ある。このように、カッターディスク17がコンクリー
トに食い込んだ状態で、機体を操向する場合には、図9
に示す従来技術の如く、前輪7 '・7’が操向操作輪で
あると、カッターディスク17に曲げながら旋回する力
Zが作用する結果、前輪7 '・7’が浮いた状態とな
り、ステアリングハンドル14を操作しても、確実な操
向操作が出来ないのである。本発明においては、図8に
示す如く、後輪4・4を駆動輪兼操向輪としたことによ
り、後輪4・4を操作して操向すると、旋回中心Pがカ
ッター刃軸Xの延長線上に配置されることとなるのであ
る。このように、カッター刃軸Xの上に旋回中心Pが配
置されると、カッターディスク17に曲げながら旋回す
る力Zが作用しなくなるので、確実に操向操作が出来る
のである。
合や、路上を操向する場合には、ステアリングハンドル
14の操作により、後輪4・4を操作して回動する。こ
の場合には、点旋回輪1・1は点旋回用シリンダ10に
より上昇させて、地面に接地しないようにしているので
ある。このように、カッターディスク17がコンクリー
トに食い込んだ状態で、機体を操向する場合には、図9
に示す従来技術の如く、前輪7 '・7’が操向操作輪で
あると、カッターディスク17に曲げながら旋回する力
Zが作用する結果、前輪7 '・7’が浮いた状態とな
り、ステアリングハンドル14を操作しても、確実な操
向操作が出来ないのである。本発明においては、図8に
示す如く、後輪4・4を駆動輪兼操向輪としたことによ
り、後輪4・4を操作して操向すると、旋回中心Pがカ
ッター刃軸Xの延長線上に配置されることとなるのであ
る。このように、カッター刃軸Xの上に旋回中心Pが配
置されると、カッターディスク17に曲げながら旋回す
る力Zが作用しなくなるので、確実に操向操作が出来る
のである。
【0015】図5は後輪4・4の駆動部と操向部を示す
拡大図である。ミッションケース21にエンジンEから
の動力を得て駆動される。該ミッションケース21より
左右に後車軸23が突出されており、該後車軸23の先
端にユニバーサルジョイントを介して後輪4・4が支持
されている。該ユニバーサルジョイントの上下にキング
ピン22が配置されており、該キングピン22を中心に
後輪4・4が操向回動を行う。
拡大図である。ミッションケース21にエンジンEから
の動力を得て駆動される。該ミッションケース21より
左右に後車軸23が突出されており、該後車軸23の先
端にユニバーサルジョイントを介して後輪4・4が支持
されている。該ユニバーサルジョイントの上下にキング
ピン22が配置されており、該キングピン22を中心に
後輪4・4が操向回動を行う。
【0016】次に図1・図2・図3・図4について説明
する。ボンネット18の内部にエンジンEと燃料タンク
19と作動油タンク15が配置されている。そしてボン
ネット18の後部にステアリングハンドル14が配置さ
れ、ステアリングハンドル14の後部に乗車装置13を
付設可能としている。該ボンネット18の側方の位置
に、後部を枢支軸として上下に昇降回動可能な、カッタ
ーフレーム11が配置されており、該カッターフレーム
11の先端で、ボンネット18の前の位置に、駆動モー
タMが固設されている。該駆動モータMは油圧モータに
より構成されており、エンジンEの前部に設けられた油
圧ポンプにより吐出した圧油により回転されている。該
駆動モータMから減速ギヤを介して、カッター刃軸Xが
駆動されている。該カッター刃軸Xにカッターディスク
17が固設されており、該カッターディスク17に安全
の為のディスクカバー16が被覆されている。
する。ボンネット18の内部にエンジンEと燃料タンク
19と作動油タンク15が配置されている。そしてボン
ネット18の後部にステアリングハンドル14が配置さ
れ、ステアリングハンドル14の後部に乗車装置13を
付設可能としている。該ボンネット18の側方の位置
に、後部を枢支軸として上下に昇降回動可能な、カッタ
ーフレーム11が配置されており、該カッターフレーム
11の先端で、ボンネット18の前の位置に、駆動モー
タMが固設されている。該駆動モータMは油圧モータに
より構成されており、エンジンEの前部に設けられた油
圧ポンプにより吐出した圧油により回転されている。該
駆動モータMから減速ギヤを介して、カッター刃軸Xが
駆動されている。該カッター刃軸Xにカッターディスク
17が固設されており、該カッターディスク17に安全
の為のディスクカバー16が被覆されている。
【0017】該ディスクカバー16とカッターディスク
17とカッターフレーム11の部分を、非切断状態とす
る場合は、上方へ持ち上げ回動されており、カッターデ
ィスク17と路面とが接触しない位置まで上昇される。
本発明においては、後輪4・4を駆動輪兼用の操向輪に
構成し、また後輪4・4と前輪7・7との間に、点旋回
輪1・1を配置している。該点旋回輪1・1は図2にお
いて、その詳細が図示されている。
17とカッターフレーム11の部分を、非切断状態とす
る場合は、上方へ持ち上げ回動されており、カッターデ
ィスク17と路面とが接触しない位置まで上昇される。
本発明においては、後輪4・4を駆動輪兼用の操向輪に
構成し、また後輪4・4と前輪7・7との間に、点旋回
輪1・1を配置している。該点旋回輪1・1は図2にお
いて、その詳細が図示されている。
【0018】該点旋回輪1・1は左右の2輪により構成
されている。しかし、点旋回輪1・1は前後方向に向い
ている訳ではなく、旋回軌跡Aに沿って円周方向に配置
されている。該旋回軌跡Aの中心は、左右の後輪4・4
の間に中間位置である点旋回中心Oとなるように構成さ
れている。また点旋回輪1・1を支持する点旋回輪支持
杆9は、ボンネット18の下部の前方中央に配置された
点旋回用シリンダ10により強制的に上下回動可能とさ
れている。そして点旋回用シリンダ10により点旋回輪
1・1を突出させた場合には、後輪4・4よりも下方ま
で突出されるので、後輪4・4が浮いた状態となるので
ある。該点旋回輪1・1は点旋回モータ5により駆動さ
れており、該点旋回モータ5を正逆転することにより、
コンクリートカッターの機体が左右方向に芯地旋回され
るのである。図2に示す6が芯地旋回レバーである。
されている。しかし、点旋回輪1・1は前後方向に向い
ている訳ではなく、旋回軌跡Aに沿って円周方向に配置
されている。該旋回軌跡Aの中心は、左右の後輪4・4
の間に中間位置である点旋回中心Oとなるように構成さ
れている。また点旋回輪1・1を支持する点旋回輪支持
杆9は、ボンネット18の下部の前方中央に配置された
点旋回用シリンダ10により強制的に上下回動可能とさ
れている。そして点旋回用シリンダ10により点旋回輪
1・1を突出させた場合には、後輪4・4よりも下方ま
で突出されるので、後輪4・4が浮いた状態となるので
ある。該点旋回輪1・1は点旋回モータ5により駆動さ
れており、該点旋回モータ5を正逆転することにより、
コンクリートカッターの機体が左右方向に芯地旋回され
るのである。図2に示す6が芯地旋回レバーである。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
車体の側方にカッターディスク17と、該カッターディ
スク17を支持するカッターフレーム11を上下回動自
在に配置したコンクリートカッターにおいて、該車体を
前輪7・7と後輪4・4により支持し、後輪4・4を駆
動輪であり且つ機体操向輪としたので、従来の如く、前
輪7 '・7’を操向輪とした場合に比較して旋回半径を
小とすることができるのである。またカッター刃軸Xか
ら離れた位置に駆動輪である後輪4・4を配置すること
が出来たので、カッターディスク17の反力を有効に利
用することが出来たのである。
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
車体の側方にカッターディスク17と、該カッターディ
スク17を支持するカッターフレーム11を上下回動自
在に配置したコンクリートカッターにおいて、該車体を
前輪7・7と後輪4・4により支持し、後輪4・4を駆
動輪であり且つ機体操向輪としたので、従来の如く、前
輪7 '・7’を操向輪とした場合に比較して旋回半径を
小とすることができるのである。またカッター刃軸Xか
ら離れた位置に駆動輪である後輪4・4を配置すること
が出来たので、カッターディスク17の反力を有効に利
用することが出来たのである。
【0020】請求項2の如く、機体の旋回操向する際の
旋回中心Pを、カッターディスク17を支持するカッタ
ー刃軸Xの延長線上としたので、カッターディスク17
による切断作業時に軌道修正する場合に、カッターディ
スク17の半径方向の力が作用しないので、カッターデ
ィスク17に余分な力を掛けることがなく、小さな力で
能率よく旋回することが出来たのである。
旋回中心Pを、カッターディスク17を支持するカッタ
ー刃軸Xの延長線上としたので、カッターディスク17
による切断作業時に軌道修正する場合に、カッターディ
スク17の半径方向の力が作用しないので、カッターデ
ィスク17に余分な力を掛けることがなく、小さな力で
能率よく旋回することが出来たのである。
【0021】請求項3の如く、車体を前輪7・7と後輪
4・4により支持し、かつ前輪7・7と後輪4・4との
間に、点旋回をする場合のみに突出して後輪4・4を持
ち上げる点旋回輪1・1を配置し、該点旋回輪1・1
は、旋回軌跡Aの円周に沿った方向に配置したので、最
初に設定した旋回軌跡Aに沿って確実に芯地旋回するこ
とが出来るのである。また芯地旋回の操作が簡単となっ
たのである。
4・4により支持し、かつ前輪7・7と後輪4・4との
間に、点旋回をする場合のみに突出して後輪4・4を持
ち上げる点旋回輪1・1を配置し、該点旋回輪1・1
は、旋回軌跡Aの円周に沿った方向に配置したので、最
初に設定した旋回軌跡Aに沿って確実に芯地旋回するこ
とが出来るのである。また芯地旋回の操作が簡単となっ
たのである。
【0022】請求項4の如く、点旋回輪1・1の回転に
よる点旋回中心Oを、左右の後輪4・4を支持する後車
軸の中心位置としたので、後輪4・4を中立位置として
おくことにより、点旋回モータ5を駆動して点旋回輪1
・1を回転する場合に、点旋回輪1・1の回転摩擦力が
作用することなく、最低の駆動力で芯地旋回を行うこと
が可能となったのである。
よる点旋回中心Oを、左右の後輪4・4を支持する後車
軸の中心位置としたので、後輪4・4を中立位置として
おくことにより、点旋回モータ5を駆動して点旋回輪1
・1を回転する場合に、点旋回輪1・1の回転摩擦力が
作用することなく、最低の駆動力で芯地旋回を行うこと
が可能となったのである。
【図1】本発明のコンクリートカッターの全体側面図。
【図2】同じくコンクリートカッターの全体平面図。
【図3】カッターディスク17とディスクカバー16の
部分を含めた平面図。
部分を含めた平面図。
【図4】コンクリートカッターの後面図。
【図5】後輪4・4の操向回動部を示す後面図。
【図6】本発明のコンクリートカッターの全体側面図。
【図7】後輪4・4と前輪7・7とカッターディスク1
7の配置を示す図面。
7の配置を示す図面。
【図8】本発明の操向時の旋回中心Pの位置を示す平面
図。
図。
【図9】従来のコンクリートカッターの操向機構を示す
平面図である。
平面図である。
A 旋回軌跡 P 旋回中心 O 点旋回中心 Z 曲げながら旋回する力 1 点旋回輪 4 後輪 5 点旋回モータ 7 前輪 9 点旋回輪支持杆 10 点旋回用シリンダ 11 カッターフレーム
Claims (4)
- 【請求項1】 車体の側方にカッターディスク17と、
該カッターディスク17を支持するカッターフレーム1
1を上下回動自在に配置したコンクリートカッターにお
いて、該車体を前輪7・7と後輪4・4により支持し、
後輪4・4を駆動輪であり且つ機体操向輪としたことを
特徴とするコンクリートカッターの操向機構。 - 【請求項2】 請求項1記載のコンクリートカッターの
操向機構において、機体の旋回操向する際の旋回中心P
を、カッターディスク17を支持するカッター刃軸Xの
延長線上に配置したことを特徴とするコンクリートカッ
ターの操向機構。 - 【請求項3】 車体の側方にカッターディスク17と、
該カッターディスク17を支持するカッターフレーム1
1を上下回動自在に配置したコンクリートカッターにお
いて、該車体を前輪7・7と後輪4・4により支持し、
かつ前輪7・7と後輪4・4との間に、点旋回をする場
合のみに突出して後輪4・4を持ち上げる点旋回輪1・
1を配置し、該点旋回輪1・1は、旋回軌跡Aの円周に
沿った方向に配置したことを特徴とするコンクリートカ
ッターの操向機構。 - 【請求項4】 請求項3記載のコンクリートカッターの
操向機構において、点旋回輪1・1の回転による点旋回
中心Oを、左右の後輪4・4を支持する後車軸の中心位
置としたことを特徴とするコンクリートカッターの操向
機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26507992A JPH06116910A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | コンクリートカッターの操向機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26507992A JPH06116910A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | コンクリートカッターの操向機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06116910A true JPH06116910A (ja) | 1994-04-26 |
Family
ID=17412311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26507992A Pending JPH06116910A (ja) | 1992-10-02 | 1992-10-02 | コンクリートカッターの操向機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06116910A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019138127A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 有限会社サンコー | 曲線状に切断の出来るコンクリートカッター |
JP2023503468A (ja) * | 2019-11-26 | 2023-01-30 | イーグン カンパニー リミテッド | 床切断機 |
-
1992
- 1992-10-02 JP JP26507992A patent/JPH06116910A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019138127A (ja) * | 2018-02-09 | 2019-08-22 | 有限会社サンコー | 曲線状に切断の出来るコンクリートカッター |
JP2023503468A (ja) * | 2019-11-26 | 2023-01-30 | イーグン カンパニー リミテッド | 床切断機 |
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