JPH06116183A - アミノ置換スピロ化合物の製法 - Google Patents
アミノ置換スピロ化合物の製法Info
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- JPH06116183A JPH06116183A JP10819892A JP10819892A JPH06116183A JP H06116183 A JPH06116183 A JP H06116183A JP 10819892 A JP10819892 A JP 10819892A JP 10819892 A JP10819892 A JP 10819892A JP H06116183 A JPH06116183 A JP H06116183A
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Abstract
体を簡便に得る。 【構成】 γ−アルコキシ−β−ケトエステル誘導体に
スピロ環を構築し、次いでこのものを還元した後にトリ
オール体とし、そして置換スルホニル基を導入して得ら
れる、式(2) 【化1】 (式中、X、Y、Zは置換スルホニル基を表わす。)で
表わされる化合物に対し、式(3) QCH2NH2 3 (式中、Qは置換基を有することもあるフェニル基を表
わす。)で表わされる化合物を反応させ、式(4) 【化2】 (式中、Qは置換基を有することもあるフェニル基を表
わす。)で表わされる化合物を製造する方法。
Description
用な化合物の合成中間体およびそれらの製法に関する。
ン酸系化合物の置換基として、スピロ環状構造を有する
含窒素飽和複素環置換基が有用であることが明らかにな
りつつある。特に、ピロリジンにアミノ基およびスピロ
環を有する構造とも表現できる置換基が有用であり、例
えば、7-アミノ-5- アザスピロ[2.4] ヘプタン-5- イル
基や8-アミノ-6- アザスピロ[3.4] オクタン-6- イル基
等を挙げることができる。前者を置換基として導入する
ためには7-アミノ-5- アザスピロ[2.4] ヘプタン誘導体
を、また後者を導入するためには8-アミノ-6- アザスピ
ロ[3.4] オクタン誘導体を得て、これらを反応させるの
が最も簡便な方法のひとつである。
得るために、例えば7-アミノ-5- アザスピロ[2.4] ヘプ
タン誘導体はアセト酢酸誘導体から出発する合成法によ
って行っていた(特開平2-231475号公報参照)。この、
7-アミノ-5- アザスピロ[2.4] ヘプタン誘導体をアセト
酢酸誘導体から合成する方法は、工程数が多いことから
操作や収率、副生物、精製法等について問題があった。
ピロ[2.4] ヘプタン誘導体をより簡便に得る方法を鋭意
検討した。その結果、γ−アルキルオキシ−β−ケトエ
ステル誘導体にスピロ環状構造を構築して式1の化合物
を得、そしてこれをトリオール体に変換してこの化合物
の水酸基に置換スルホニル基を導入して、トリス置換ス
ルホニルオキシ化合物である式(2)の化合物に転換し
た。そしてこの化合物に対してベンジルアミン誘導体を
反応させることによって目的とする7-アミノ-5- アザス
ピロ[2.4] ヘプタン誘導体が、短工程でしかも簡便に、
かつ収率よく得られることを見いだし本発明を完成し
た。
基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数が1から6
のハロゲノアルキル基および炭素数が1から6のアルキ
ルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる置換基を有
することもあるフェニル基とメチレンとから構成される
ベンジル基、 t-ブチル基、 メチレンと炭素数1から6のアルキルオキシ基とで構
成されるアルキルオキシメチル基、または、 テロラハイドロピラン-2- イル基もしくはテロラハイ
ドロフラン-2- イル基、を表わし、R2は、 ハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ
基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数が1から6
のハロゲノアルキル基および炭素数が1から6のアルキ
ルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる置換基を有
することもあるフェニル基、 炭素数1から6のアルキル基、または、 ハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ
基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数が1から6
のハロゲノアルキル基および炭素数が1から6のアルキ
ルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる置換基を有
することもあるフェニル基とメチレンとから構成される
ベンジル基、を表わす。)で表わされる化合物に関し、
また、式
異なっていてもよく、 炭素数1から6のアルキルスルホニル基(alkyl-SO
2-)、または、 ハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ
基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数が1から6
のハロゲノアルキル基および炭素数が1から6のアルキ
ルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる置換基を有
することもあるフェニル基とスルホン基(-SO2-)とか
ら構成されるアリールスルホニル基(aryl-SO2-)、を
表わす。)で表わされる化合物に関し、そして式(2)
異なっていてもよく、 炭素数1から6のアルキルスルホニル基、または、 ハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ
基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数が1から6
のハロゲノアルキル基および炭素数が1から6のアルキ
ルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる置換基を有
することもあるフェニル基とスルホン基とから構成され
るアリールスルホニル基、を表わす。)で表わされる化
合物と式(3) QCH2NH2 3 (式中、Qはハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル
基、シアノ基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数
が1から6のハロゲノアルキル基および炭素数が1から
6のアルキルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる
置換基を有することもあるフェニル基を表わす。)で表
わされる化合物とを反応させることを特徴とする式
(4)
ルバモイル基、シアノ基、炭素数が1から6のアルキル
基、炭素数が1から6のハロゲノアルキル基および炭素
数が1から6のアルキルオキシ基からなる群の置換基か
ら選ばれる置換基を有することもあるフェニル基を表わ
す。)で表わされる化合物の製法に関する。
置換基 R1、 R2、 X、YおよびZがフェニル基を有する
置換基である場合にそのフェニル基は、ハロゲン原子、
ニトロ基、カルバモイル基、シアノ基、炭素数が1から
6のアルキル基、炭素数が1から6のハロゲノアルキル
基および炭素数が1から6のアルキルオキシ基からなる
群の置換基から選ばれる置換基を有することもある。こ
の場合に、フェニル基の置換基としては1種類の置換基
を1以上有していてもよく、また、複数種の置換基を各
々1以上有していてもよい。
であるγ−アルキルオキシ−β−ケトエステル誘導体
は、4-クロロアセト酢酸エステル誘導体から文献記載の
方法によって(D. Seebachら、Synthesis, 1986, p37-
38)合成することができる。一方、ハイドロキシアセチ
ルクロライド誘導体とメルドラム酸とを反応させて得ら
れるアシルメルドラム酸を、脱炭酸的なアルコール分解
反応に付すことによっても容易に得ることができる。
ルオキシ−β−ケトエステル誘導体にスピロ環部分を構
築するべく、式(5) XA-CH2-CH2-XB 5 (式中、XAおよび XB は各々が求核置換反応において脱
離する原子または官能基を意味する。)で表わされる化
合物を塩基性条件下に反応させて得ることができる。
的な XA および XB の例としては、塩素原子、臭素原子
もしくはヨウ素原子等のハロゲン原子、そしてp-トルエ
ンスルホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基もし
くはトリフルオロメタンスルホニルオキシ基等の置換ス
ルホニルオキシ基、またジメチルスルホニウム基、メチ
ルエチルスルホニウム基、ジエチルスルホニウム基等の
ジアルキルスルホニウム基等を挙げることができる。な
お、このジアルキルスルホニウム基の場合にはカウンタ
ーアニオンとしてハロゲンイオン等の陰イオンを伴うこ
とがある。
導体と式(5)の化合物との反応に際しては適当な溶媒
の存在下に反応させてもよいが、反応溶媒としては下記
のものを例示することができ、さらにこれらは混合溶媒
として使用してもよい。
プロパノール、イソプロパノール、t-ブタノール等、 エーテル系:ジエチルエーテル、1,2-ジメトキシエタ
ン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等、 ハロゲン化炭化水素系:クロロホルム、塩化メチレン、
エチレンクロリド等、 アミド系:N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルア
セトアミド、N-メチル-2- ピロリドン等。
用することができる。
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等 有機塩基:トリアルキルアミン類(トリエチルアミン、
ジイソプロピルエチルアミン、トリブチルアミン等)、
ジアルキルアニリン類(N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジ
エチルアニリン等)、複素環化合物類(ピリジン、4-ジ
メチルアミノピリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシク
ロ[5.4.0] ウンデセ-7- エン等)アルコキサイド類(ソ
ジウムメトキサイド、ソジウムエトキサイド、t-ブトキ
シカリウム等)。
メチレン鎖を有しており、構築されるスピロ環は3員環
である。従って、式(5)のポリメチレン鎖の炭素数が
3あるいは4となった化合物を反応させれば構築される
スピロ環は4員環あるいは5員環となった化合物が得ら
れよう。
の方法、例えばシリカゲルクロマトグラフィー、再結
晶、再沈殿および蒸留等の方法或いはこれらを組み合わ
せて単離精製することができる。
R1 の例としては先に示した種類の置換基でよいが、置
換基 R1 は単にこれらに限定されるものではなく、水酸
基の保護基であって、簡便に脱離できるものであればよ
い。
へ変換するのであるが、これを得るのに必要な下記の構
造を有するトリオール体の合成について説明する。
ルをアルコールへ還元するのであるが、このために金属
水素錯化合物を使用し還元すればよい。この反応は、通
常、適当な溶媒中で冷却下から溶媒の沸点の間の温度に
おいて反応させればよい。
チウムアルミニウム、水素化ホウ素リチウム、ナトリウ
ム水素化ビス(2-メトキシエトキシ)アルミニウム、水
素化ホウ素ナトリウム等を挙げることができる。
ル、1,2-ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等のエーテル類、或いは水素化ホウ素ナトリウム
の場合にはメタノール、エタノール等のアルコール類も
使用できる。
カゲルクロマトグラフィー、再結晶、再沈殿および蒸留
等の方法あるいはこれらを組み合わせて単離精製するこ
とができる。このようにして次の構造を有するジオール
体を得ることができる。
ある置換基 R1 を除去するのであるが、除去法としては
使用した保護基に応じて通常知られている適当な除去法
を適用すればよい。酸や塩基を反応させる方法、あるい
は触媒存在下の接触還元による方法等である。このよう
にしてスピロ構造を有するトリオール体が得られる。
ために式(2)の化合物のトリススルホニルオキシ体へ
と変換する。このために、トリオール体を適当な溶媒に
溶解して塩基性条件下に置換スルホニルクロライドと反
応させればよい。
メタンスルホニルクロライド、トリフルオロメタンスル
ホニルクロライド、p-トルエンスルホニルクロライド等
を挙げることができる。
ル、1,2-ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン等のエーテル系溶媒、クロロホルム、塩化メチレ
ン、エチレンクロリド等のハロゲン化炭化水素系等を例
示することができる。
プロピルエチルアミン、トリブチルアミン等のトリアル
キルアミン類、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルア
ニリン等のジアルキルアニリン類、4-ジメチルアミノピ
リジン、モルホリン、ピリジン等の複素環化合物類を例
示することができる。
ルオキシ化合物である場合に、このスルホニル基は既に
述べたような置換スルホニル基であればよい。ここで、
置換スルホニル基は酸素原子ともに置換スルホニルオキ
シ基を形成して式(2)の化合物に対してアミン誘導体
を反応させる際の脱離基としての機能を果たすこととな
る。即ち、求核置換反応の脱離基としての機能を果たす
のあれば当該置換基部分は置換スルホニルオキシ基に限
定されないのである。
(4)への化合物への変換するのであるが、このトリス
スルホニルオキシ化合物に対して式(3) QCH2NH2 3 (式中、ハロゲン原子、炭素数が1から6のアルキル
基、炭素数が1から6のハロゲノアルキル基、炭素数が
1から6のアルキルオキシ基、ニトロ基、カルバモイル
基およびシアノ基からなる群の置換基から選ばれる置換
基を有することもあるフェニル基を表わす。)で表わさ
れる化合物を反応させれば目的のアミノ置換スピロ化合
物を得ることが出来る。
は、無溶媒または適当な溶媒の存在下に20から 150℃程
度の範囲の温度で、塩基存在下に反応させればよい。
プロパノール、イソプロパノール、t-ブタノール等のア
ルコール系溶媒、ジエチルエーテル、1,2-ジメトキシエ
タン、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル系
溶媒、クロロホルム、塩化メチレン、エチレンクロリド
等のハロゲン化炭化水素系溶媒、N,N-ジメチルホルムア
ミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチル-2- ピロリ
ドン等のアミド系溶媒、ベンゼン、キシレン等の芳香族
炭化水素系溶媒を使用すればよい。この他水を溶媒とし
てもよく、さらに上記の溶媒を適当に組み合わせたもの
でもよい。
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等の無機
塩基類、有機塩基として、トリエチルアミン、ジイソプ
ロピルエチルアミン、トリブチルアミン等のトリアルキ
ルアミン類、N,N-ジメチルアニリン、N,N-ジエチルアニ
リン等のジアルキルアニリン類、ピリジン、4-ジメチル
アミノピリジン、モルホリン、1,8-ジアザビシクロ[5.
4.0] ウンデセ-7- エン等の複素環化合物類、ソジウム
メトキサイド、ソジウムエトキサイド、t-ブトキシカリ
ウム等のアルコキサイド類を例示することができる。
の方法、例えばシリカゲルクロマトグラフィー、再結
晶、再沈殿および蒸留等の方法或いはこれらを組み合わ
せて単離精製することができる。
物は7位の不斉炭素に基づくラセミ体であるが、各々の
対掌体は通常知られた方法で分割することができる。さ
らに、式(1)の化合物を還元する際に、光学活性配位
子を有する触媒を使用する不斉水素化や、光学活性配位
子を有する金属水素錯化合物を使用する還元等の不斉還
元を行うことによって、式(2)の化合物を立体をコン
トロールして合成し、このものに既に述べた変換を行な
うことによって式(4)の立体異性体の一方を選択的に
得ることも可能である。
両者を同時に還元してジオール体とする方法もあるが、
ケトンのみをまず還元し、生ずる水酸基を保護した後、
エステルを還元し、次いでR1を除去してジオール体とし
てこれに置換スルホニルクロライドを反応させた後に閉
環を行い、この後に水酸基部分をアミンに変換する方法
も考えられる。
が、本発明はこれに限定されるものではない。
チル イミダゾール 170 mg をジクロロメタン 5 ml に溶解
し、氷冷攪拌下にベンジルオキシアセチルクロライド 4
10 mg をジクロロメタン 5 ml に溶解した溶液を滴下し
た。10分後、氷冷攪拌下に4-ジメチルアミノピリジン 3
05 mg を加え30分攪拌した。ここへメルドラム酸 288 m
g を加え、室温で12時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去
し、残留物を酢酸エチルおよび1N塩酸に分配した。有機
層を分離した後、飽和食塩水にて洗浄して無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後ろ過し、濾液から溶媒を減圧留去し
た。
12時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し、残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーにて精製した。標題化
合物を酢酸エチルおよびn-ヘキサン(1:5, v/v)の混合
溶媒の流分から油状物として352 mg得た。
69(3H, s), 4.12(2H, s),4.57(2H, s), 7.33(5H, s).
メトキシカルボニルシクロプロパン 4-ベンジルオキシアセト酢酸メチル 12.8 g、 1,2-ジブ
ロモエタン 13.6 gを無水 N,N- ジメチルホルムアミド
60 mlに溶解し、炭酸カリウム 15.9 g を加えて室温で
2日間攪拌した。反応液を氷水 40 mlに加え、酢酸エチ
ル 150 ml ずつで3回抽出した。有機層を 15%食塩水に
て洗浄し、無水硫酸ナトリウムにて乾燥し、溶媒を減圧
留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製した。標題化合物を酢酸エチルおよびn-ヘキ
サン(1:5, v/v)の混合溶媒の流分から油状物として
7.93 g 得た。
67(3H, s), 4.57(2H, s),7.34(5H, s).
ドロキシエチル)-1-ハイドロキシメチルシクロプロパン 無水テトラハイドロフラン 150 ml に水素化リチウムア
ルミニウム 2.43 g を加え、氷冷攪拌下に1-ベンジルオ
キシアセチル-1- メトキシカルボニルシクロプロパン
7.93 g を無水テトラハイドロフラン 40 mlに溶解した
溶液を滴下した。室温で40分間攪拌し、次いで加熱還流
した。氷冷下に水 26 ml、15% 水酸化ナトリウム水溶液
26 ml、水 76 mlを順次加えた。析出物を濾去し、濾液
を乾燥後溶媒を減圧留去した。残留物をシリカゲルクロ
マトグラフィーにて精製した。標題化合物を酢酸エチル
およびn-ヘキサン(1:1, v/v)の混合溶媒の流分から油
状物として 4.58 g 得た。
92(2H, brs), 3.37(2H, m),3.64(2H, s), 3.71(2H, q),
4.59(2H, s),7.34(5H, s).
ル)-1-ハイドロキシメチルシクロプロパン 1-(1'-ベンジルオキシ-2'-ハイドロキシエチル)-1-ハイ
ドロキシメチルシクロプロパン 4.58 g を酢酸 1 ml お
よびメタノール 25 mlの混合溶媒に溶解し、5%パラジウ
ム炭素 1.5 gを加え、2気圧の加圧下の水素ガス雰囲気
下に接触還元した。6時間後反応を止め、触媒を濾去
し、濾液の溶媒を減圧留去した。標題化合物を油状物と
して 2.2 g得た。
m), 3.16(2H, m), 3.64(3H, m).
ニルオキシ)エチル]-1-メタンスルホニルオキシメチル
シクロプロパン メタンスルホニルクロライド 5.29 g、 1-(1',2'-ジハイ
ドロキシエチル)-1-ハイドロキシメチルシクロプロパン
1.05 g を無水テトラハイドロフラン 30 mlに溶解し、
この溶液に氷冷攪拌下にトリエチルアミン 4.67 g を滴
下して室温で3時間攪拌した。溶媒を減圧下に留去し、
残留物に酢酸エチルを加え、有機層を水洗し無水硫酸マ
グネシウムにて乾燥した。残留物をシリカゲルクロマト
グラフィーにて精製した。標題化合物を酢酸エチルおよ
びn-ヘキサン(2:1, v/v)の混合溶媒の流分から白色結
晶として 2.19 g 得た。
3.07(3H, s),3.12(3H, s), 3.81 - 4.62(5H, m).
-5- アザスピロ[2.4] ヘプタン 1-[1',2'- ビス(メタンスルホニルオキシ)エチル]-1-
メタンスルホニルオキシメチルシクロプロパン 366 mg
をベンジルアミン 2 ml に溶解し、100 ℃で2時間加熱
した。減圧下にベンジルアミンを留去した後、残留物を
シリカゲルクロマトグラフィーにて精製した。標題化合
物を酢酸エチルおよびn-ヘキサン(1:1,v/v )の混合溶
媒の流分から油状物として 164 mg 得た。
m), 1.48(2H, brs),2.44 - 3.12(5H, s), 3.56 - 3.92
(4H, m),7.31(5H, s), 7.35(5H, s).
-5- アザスピロ[2.4] ヘプタン 7-アミノ-5- ベンジル-5- アザスピロ[2.4] ヘプタン
6.69 g、ベンズアルデヒド 3.86 g をトルエン 400 ml
に溶解し、p-トルエンスルホン酸一水和物760 mgを加
え、水を除去しながら 2日間加熱還流した。溶媒を減圧
留去した後、残留物にメタノール 200 ml を加え、氷冷
攪拌下に水素化ホウ素ナトリウム 1.26 g を加え、室温
で5時間加熱攪拌した。減圧下に溶媒を留去し、残留物
に酢酸エチルと少量の水を加えて振盪した後、有機層を
分離した。有機層を無水硫酸マグネシウムにて乾燥した
後、溶媒を減圧下に留去した。残留物をシリカゲルクロ
マトグラフィーにて精製した。標題化合物を酢酸エチル
およびn-ヘキサン(1:1, v/v)の混合溶媒の流分から油
状物として 5.03 g 得た。1H-NMRスペクトルは実施例5
で得たものと一致した。
の式にまとめた。式中、Bnはベンジル基を、Meはメチル
基を、Msはメタンスルホニル基を表わす。
Claims (4)
- 【請求項1】 式1 【化1】 (式中、R1は、 ハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ
基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数が1から6
のハロゲノアルキル基および炭素数が1から6のアルキ
ルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる置換基を有
することもあるフェニル基とメチレンとから構成される
ベンジル基、 t-ブチル基、 メチレンと炭素数1から6のアルキルオキシ基とで構
成されるアルキルオキシメチル基、または、 テロラハイドロピラン-2- イル基もしくはテトラハイ
ドロフラン-2- イル基、 を表わし、R2は、 ハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ
基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数が1から6
のハロゲノアルキル基および炭素数が1から6のアルキ
ルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる置換基を有
することもあるフェニル基、 炭素数1から6のアルキル基、または、 ハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ
基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数が1から6
のハロゲノアルキル基および炭素数が1から6のアルキ
ルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる置換基を有
することもあるフェニル基とメチレンとから構成される
ベンジル基、 を表わす。)で表わされる化合物 - 【請求項2】 式 【化2】 で表わされる化合物
- 【請求項3】 式2 【化3】 (式中、X、YおよびZは同一または各々異なっていて
もよく、 炭素数1から6のアルキルスルホニル基、または、 ハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ
基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数が1から6
のハロゲノアルキル基および炭素数が1から6のアルキ
ルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる置換基を有
することもあるフェニル基とスルホン基とから構成され
るアリールスルホニル基、 を表わす。)で表わされる化合物 - 【請求項4】 式2 【化4】 (式中、X、YおよびZは同一または各々異なっていて
もよく、 炭素数1から6のアルキルスルホニル基、または、 ハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル基、シアノ
基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数が1から6
のハロゲノアルキル基および炭素数が1から6のアルキ
ルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる置換基を有
することもあるフェニル基とスルホン基とから構成され
るアリールスルホニル基、 を表わす。)で表わされる化合物と式3 QCH2NH2 3 (式中、Qはハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル
基、シアノ基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数
が1から6のハロゲノアルキル基および炭素数が1から
6のアルキルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる
置換基を有することもあるフェニル基を表わす。)で表
わされる化合物とを反応させることを特徴とする式4 【化5】 (式中、Qはハロゲン原子、ニトロ基、カルバモイル
基、シアノ基、炭素数が1から6のアルキル基、炭素数
が1から6のハロゲノアルキル基および炭素数が1から
6のアルキルオキシ基からなる群の置換基から選ばれる
置換基を有することもあるフェニル基を表わす。)で表
わされる化合物の製法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10819892A JP3159518B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | アミノ置換スピロ化合物の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10819892A JP3159518B2 (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | アミノ置換スピロ化合物の製法 |
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1992
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US6613935B2 (en) * | 2001-10-02 | 2003-09-02 | Daicel Chemical Industries, Ltd. | Process for producing 1-acyl-1-cyclopropanecarboxylate derivatives |
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