JPH06116141A - 貼付剤 - Google Patents

貼付剤

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JPH06116141A
JPH06116141A JP4269999A JP26999992A JPH06116141A JP H06116141 A JPH06116141 A JP H06116141A JP 4269999 A JP4269999 A JP 4269999A JP 26999992 A JP26999992 A JP 26999992A JP H06116141 A JPH06116141 A JP H06116141A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】腰痛、腱鞘、筋肉痛等の患部を支持固定し、保
温効果を有するとともに、適度の通気性を付与すること
により薬剤の皮膚刺激を防止し、優れた粘着力と薬効を
発現する貼付剤を提供する。 【構成】開口面積0.5〜800mm2 の貫通孔を10
0cm2 当たり5〜8000個有する発泡体からなる支
持体Aと、織布又は不織布からなる支持体Bとが、開口
面積1〜800mm2 の貫通孔を100cm2 当り6〜
7000個設けられた熱可塑性樹脂フィルムCにより熱
溶着されて積層体となされ、該積層体の支持体B側に、
薬効成分を含有する膏体層が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は貼付剤に関するものであ
り、更に詳しくは、優れた支持効果及び保温効果を有す
ると共に、通気性を改善した貼付剤に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、貼付剤として種々のものが開
発され実用に供されている。例えば、特開昭63−14
5222号公報には、発泡性の支持体aに、織布又は不
織布からなる支持体bを貼付し、かつ支持体bに膏体を
間欠的に施した貼付剤が開示されている。
【0003】しかしながら、上記貼付剤の使用により皮
膚から汗の蒸発が抑制され、皮膚表面に水分が滞留する
現象が起こる。このような水分は、皮膚を軟弱にして薬
物による皮膚刺激を増大することが知られている。ま
た、皮膚表面の水分により貼付剤の粘着力が低下し、使
用中に貼付剤が剥離するという問題点がある。
【0004】このような皮膚刺激を回避するには、貼付
剤の通気性を改善して水分の蒸散を促進する方法が考え
られるが、水分蒸散を促進するために通気性を過度に付
与すると、一般的に貼付剤の保温効果が低下するという
問題点がある。
【0005】また、水分蒸散を促進するために、支持体
として、スフ、モスリン、綿布、ネル等の織布や起毛不
織布、薄いフィルムを用いることにより、支持体に良好
な保温性、通気性及び吸水性を付与したものが使用され
ている。
【0006】しかしながら、このような支持体は、患部
を固定したり支持する機能がなく、さらに腰が弱くて、
それ自体の形態を保持することできない。そのため、貼
付する際に貼付剤の膏体面が折れ曲がり、膏体面同志が
くっついて、貼付するのが難しくなるという問題点があ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題点
に鑑みてなされたものであり、その目的は、腰痛、腱
鞘、筋肉痛等の患部を支持固定し保温効果を有するとと
もに、適度の通気性を付与することにより薬剤の皮膚刺
激を防止し、優れた粘着力と薬効を発現する貼付剤を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の貼付剤は、開口
面積0.5〜800mm2 の貫通孔を100cm2 当た
り5〜8000個有する発泡体からなる支持体Aと、織
布又は不織布からなる支持体Bとが、開口面積1〜80
0mm2 の貫通孔を100cm2 当り6〜7000個設
けられた熱可塑性樹脂フィルムCにより熱溶着されて積
層体となされ、該積層体の支持体B側に、薬効成分を含
有する膏体層が形成されていることを特徴とし、そのこ
とにより、上記目的が達成される。
【0009】以下に、本発明を詳細に説明する。本発明
で用いられる支持体Aは発泡体からなる。上記発泡体と
しては、例えば、ポリエチレン、ポリエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体及びこれらの混合物、ポリプロピレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリスチレン、ウレタン等の発泡体が挙
げられる。
【0010】上記支持体Aには、適度な水分や汗の蒸散
効果を付与するために、切り込みや穿孔等により貫通孔
が設けられる。
【0011】上記貫通孔の開口面積は、小さくなると水
分や汗の蒸散効果が不十分となり、開口面積が大きくな
ると保温効果が低下するので、0.5〜800mm2
限定される。た、貫通孔の個数は、少なくなると水分や
汗の蒸散効果が不十分となり、多くなると保温効果が低
下するので、100cm2 当たり5〜8000個に限定
される。
【0012】上記貫通孔は、支持体Aの透湿性が低い場
合は、上記の範囲でその開口面積を大きくしたり、個数
を多くするのが好ましく、支持体Aの透湿性が高い場合
はその開口面積を小さくしたり、個数を少なくするのが
好ましい。
【0013】上記支持体Aの厚さとしては、0.5〜1
0mmが好ましく、より好ましくは0.5〜4mmであ
る。
【0014】上記発泡体としては、独立気泡又は連続気
泡のいずれも使用可能であるが、水分の蒸発効果を必要
とする場合は保温性を妨げない範囲で連続気泡が好まし
い。また、発泡体の発泡倍率としては5〜50倍のもの
が使用可能であるが、本発明の使用目的から10〜25
倍のものが好ましい。
【0015】上記支持体Aに使用される発泡体は、例え
ば、上記樹脂に発泡剤、架橋剤(但し、放射線架橋の場
合は不要)、さらに必要に応じて、官能性モノマー等を
混合し、シート等の適当な形状に成形した後、架橋剤の
分解温度以上、発泡剤の分解温度未満の温度に加熱して
架橋した後、発泡剤の分解温度以上に加熱して発泡させ
る方法か、あるいは、架橋と発泡を同時に行う方法によ
り製造される。放射線架橋の場合は、放射線を照射して
架橋後、加熱発泡させて発泡体を製造する。
【0016】本発明に使用される支持体Bは織布又は不
織布からなる。上記支持体Bとしては、使用目的から吸
水・蒸散効果、保温効果のあるものが好ましく、例え
ば、ネル、綿、絹、ポリエステル、ナイロン等の織布又
は不織布が挙げられる。支持体Bの厚さは、ガーゼのよ
うに薄く目の粗いものから、厚さ2mmの厚手のもので
も適度の目の間隙を有するものであれば使用可能であ
る。
【0017】上記織布及び不織布の表面に、例えば、で
んぷん誘導体、ポリビニル誘導体、アクリル酸塩系ポリ
マー等の一種又は二種以上の混合物微粉末を付着させ
て、吸水力をより向上させてもよい。
【0018】本発明において、支持体Aと支持体Bの積
層体を得るには、両方の支持体に良好な熱融着性を示す
熱可塑性樹脂フィルムCにより、両方の支持体を熱融着
させる方法が挙げられる。
【0019】上記支持体Aとして、例えば、ポリエチレ
ン発泡体を使用し、支持体Bとしてポリエステル系不織
布を使用する場合は、厚さ10〜20μmのポリエチレ
ンフィルム等のオレフィン系フィルムを、両方の支持体
に熱融着することにより積層体が得られる。
【0020】本発明に使用される熱可塑性樹脂フィルム
Cとしては、積層体に汗や水分等の蒸散効果を付与する
ために、貫通孔を有するものが使用される。上記貫通孔
の開口面積は、小さくなると汗や水分等の蒸散効果が不
十分となり、大きくなると接着性を阻害するので、1〜
800mm2 に限定される。また、貫通孔の個数は、少
なくなると汗や水分等の蒸散効果が不十分となり、多く
なると接着性を阻害するので、100cm2 当り6〜7
000個に限定される。
【0021】上記積層体の通気度としては、JIS P
8117により測定された値が90秒以下であることが
好ましい。
【0022】本発明に使用される膏体は、薬効成分と粘
着剤が配合されたものから構成される。
【0023】上記薬効成分としては、サリチル酸メチ
ル、サリチル酸グリコール等のサリチル酸エステル類;
アルニカ、黄柏、アロエ、サンシン、カミレツ等の各種
生薬;インドメタシン、ケトプロフェン、フルルビプロ
フェン等の消炎鎮痛剤;塩酸ジフェンヒドラミン、マレ
イン酸クロルフェニラミン等の抗ヒスタミン剤;その他
の外用薬として汎用される薬剤、例えば、カンフル、メ
ントール、ハッカ油、チモール、トウガラシエキス、ノ
ニル酸ワニルアミド、ビタミンE等が挙げられる。
【0024】上記粘着剤としては、親油性又は親水性の
いずれも使用可能である。親油性の粘着剤としては、例
えば、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合
体ゴム(A−B−Aブロック共重合体)、天然又は合成
ゴム、テルペン系樹脂、脂環族合成樹脂、ロジン系樹
脂、流動パラフィン、ポリブテン等をベース樹脂とする
ものが挙げられる。
【0025】親水性の粘着剤としては、例えば、軽質流
動パラフィン、イソプレンゴム、カルボキシ変性液状ポ
リイソプレンゴム等をベース樹脂とするものが挙げられ
る。
【0026】上記膏体には、必要に応じて、カオリン、
ベントナイト、酸化チタン、亜鉛華等外用剤に汎用され
る賦形剤が添加されてもよい。また、さらに必要に応じ
て、酸化防止剤が添加されてもよい。
【0027】上記膏体は、支持体Aと支持体Bの積層体
の支持体B側に塗工されて膏体層が形成される。
【0028】上記膏体を塗工するには、通常の粘着テー
プの塗工方法が採用され、例えば、溶液塗工法やホット
メルト塗工法が用いられる。上記溶液塗工法としては、
例えば、上記膏体を均一に混合した後、支持体B上に塗
工・乾燥して膏体層を形成するか、あるいは膏体を後述
の剥離紙上に塗工・乾燥した後支持体Bに転写する方法
が挙げられる。また、上記ホットメルト塗工法として
は、例えば、膏体を加熱、溶融し、均一に混合した後、
支持体B上に溶融塗工して膏体層を形成する方法が挙げ
られる。
【0029】上記膏体層は、貼付剤に適度の吸水・蒸散
性を付与するために、支持体B全面に形成するのではな
く、スポット状、ストライプ状、格子状等非連続層とし
て形成するのが好ましい。また、膏体を支持体Bの全面
に塗工する必要がある場合は、透湿性のよい支持体を使
用し、膏体をできる限り薄く塗工するのが好ましい。
【0030】本発明の貼付剤は、必要に応じて、膏体層
を保護する剥離紙が積層された後、所定の形状に裁断さ
れて包装される。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例につき説明する。 (実施例1) 〔積層体の作製〕開口面積0.8mm2 (孔径1mm)
の貫通孔を100cm2 当たり7800個設けた厚さ2
mmのポリエチレン発泡体(発泡倍率15倍)上に、開
口面積706.5mm2 (孔径30mm)の貫通孔を1
00cm2 当たり8個設けた厚さ10μmの低密度ポリ
エチレンフィルムを加熱溶融して載せ、さらに、前記ポ
リエチレンフィルム上に、坪量70g/m2 のポリエス
テル不織布を重ね合わせて積層し積層体を得た。この積
層体の通気度を、JIS P8117に準拠して測定し
たところ36秒であった。
【0032】〔膏体の調製〕スチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合体ゴム(A−B−Aブロック共重
合体ゴム)100重量部、脂環族系樹脂80重量部、流
動パラフィン100重量部を溶解タンクに入れ、150
〜180℃で全体が均一となるように加熱攪拌して粘着
剤を調製した後、別にサリチル酸グリコール6重量部、
卵黄油1重量部、サンシン1重量部、カミレツ1重量部
及び6%トウガラシエキス0.03重量部を均一に混合
した薬効成分を、前記粘着剤に加え全体が均一になるま
で攪拌して膏体を調製した。
【0033】〔貼付剤の作製〕塗工機の原反装着部に剥
離紙を装着し、塗工ロールの円周方向に幅10mmの凹
溝内に膏体を塗布し、該塗工ロールを剥離紙上に転動し
て、剥離紙上に膏体を厚さ150〜250μm、幅10
mm、間隔10mmとなるようにストライプ状に塗布し
た。次いで、剥離紙上に塗工された膏体の上に、上記積
層体の不織布面を重ね合わせ、ピンチロールを通して圧
着した後、200×10mmに裁断して、貼付剤の標品
を作製した。
【0034】〔貼付剤の性能評価〕腰痛に悩む人体に前
記標品を貼付して、次の1)〜4)の性能評価を行っ
た。 1)使用感について 男女27名(男性16名、女性11名)の使用者によ
り、次の評価基準に基づいて評価を行い、その結果を表
1に示した。 (1)刺激が強くひりひりして痛い。 (2)ぽかぽかして大変気持ちが良い。 (3)暖かく気持ちが良い。 (4)暖かさが弱く不満足。 (5)全く暖かさを感じない。
【0035】2)支持効果について 男女27名(男性16名、女性11名)の使用者によ
り、次の評価基準に基づいて評価を行い、その結果を表
1に示した。 (1)腰がしっかり固定されている。 (2)何もつけていない時に比べて腰が固定されてい
る。 (3)何となく腰が支えられている感じがする。 (4)固定感がない。 (5)ごわごわして違和感を感じる。
【0036】3)治癒効果について 男女27名(男性16名、女性11名)の使用者によ
り、次の評価基準に基づいて評価を行い、その結果を表
1に示した。 (1)全く痛みがなくなった。 (2)若干痛みは残るがよく効いた。 (3)貼っていると気持ちがよく,徐々に痛みは薄らい
だ。 (4)使用前と変わらない。 (5)使用前より悪くなった。
【0037】4)汗に対する効果 男性5名が前記標品を腰に貼ってランニングを行い、次
の基準に基づいて評価を行い、その結果を表1に示し
た。 (1)特に貼付性に変化はなかった。 (2)若干べたついた。 (3)皮膚がかぶれた。 (4)汗で剥がれた。
【0038】(実施例2)開口面積154mm2 (孔径
14mm)の貫通孔を100cm2 当たり20個設けた
厚さ2mmのポリエチレン発泡体(発泡倍率15倍)上
に、開口面積79mm2 (孔径10mm)の貫通孔を1
00cm2 当たり70個設けた厚さ17μmの低密度ポ
リエチレンフィルムを加熱溶融して載せ、さらに、前記
ポリエチレンフィルム上に、坪量70g/m2 のポリエ
ステル不織布を重ね合わせて積層し積層体を得た。この
積層体の通気度を、JIS P8117に準拠して測定
したところ21秒であった。上記積層体に、実施例1と
同様にして膏体を塗布し、貼付剤標品を作製した後、実
施例1と同様な性能評価を行い、その結果を表1に示し
た。
【0039】(実施例3)開口面積706.5mm
2 (孔径30mm)の貫通孔を100cm2 当たり7個
設けた厚さ4mmのポリエチレン発泡体(発泡倍率15
倍)上に、開口面積3mm2 (孔径2mm)の貫通孔を
100cm2 当たり2000個設けた厚さ10μmの低
密度ポリエチレンフィルムを加熱溶融して載せ、さら
に、前記ポリエチレンフィルム上に、坪量70g/m2
のポリエステル不織布を重ね合わせて積層し積層体を得
た。この積層体の通気度を、JIS P8117に準拠
して測定したところ43秒であった。上記積層体に、実
施例1と同様にして膏体を塗布し、貼付剤標品を作製し
た後、実施例1と同様な性能評価を行い、その結果を表
1に示した。
【0040】(実施例4)開口面積154mm2 (孔径
14mm)の貫通孔を100cm2 当たり20個設けた
厚さ3mmのポリエチレン発泡体(発泡倍率25倍、連
続気泡)上に、(開口面積79mm2 (孔径10mm)
の貫通孔を100cm2 当たり70個設けた厚さ17μ
mの低密度ポリエチレンフィルムを加熱溶融して載せ、
さらに、前記ポリエチレンフィルム上に、坪量70g/
2 のポリエステル不織布を重ね合わせて積層体を得
た。この積層体の通気度を、JIS P8117に準拠
して測定したところ16秒であった。上記積層体に、実
施例1と同様にして膏体を塗布し、貼付剤標品を作製し
た後、実施例1と同様な性能評価を行い、その結果を表
1に示した。
【0041】(実施例5)開口面積154mm2 (孔径
14mm)の貫通孔を100cm2 当たり20個設けた
厚さ3mmのポリエチレン発泡体(発泡倍率30倍、連
続気泡)上に、開口面積79mm2 (孔径10mm)の
貫通孔を100cm2 当たり70個設けられ、片面にア
ルミ蒸着を施した厚さ25μm(アルミ厚0.8nm)
の低密度ポリエチレンフィルムを加熱溶融して載せ、さ
らに、前記ポリエチレンフィルム上に、坪量70g/m
2 のポリエステル不織布を重ね合わせて積層し積層体を
得た。この積層体の通気度を、JIS P8117に準
拠して測定したところ21秒であった。上記積層体に、
実施例1と同様にして膏体を塗布し、貼付剤標品を作製
した後、実施例1と同様な性能評価を行い、その結果を
表1に示した。
【0042】(比較例1)積層体に代えて、厚さ4mm
のネル(JIS L1005による剛軟度19mm)単
体を用いたこと以外は、実施例1と同様にして膏体を塗
布し、貼付剤標品を作製した後、実施例1と同様な性能
評価を行い、その結果を表1に示した。
【0043】(比較例2)開口面積0.2mm2 (孔径
0.5mm)の貫通孔を100cm2 当たり20個設け
た厚さ2mmのポリエチレン発泡体を使用して積層体を
作製したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤標品
を作製した。この貼付剤標品につき実施例1と同様な性
能評価を行い、その結果を表1に示した。
【0044】(比較例3)開口面積962mm2 (孔径
35mm)の貫通孔を100cm2 当たり4個設けた厚
さ2mmのポリエチレン発泡体を使用して積層体を作製
したこと以外は、実施例1と同様にして貼付剤標品を作
製した。この貼付剤標品は支持効果がなく、折れが発生
し、実施例1と同様な性能評価を行うことができなかっ
た。
【0045】
【表1】
【0046】
【発明の効果】本発明のの貼付剤は、腰痛、腱鞘、筋肉
痛等の患部を支持固定し保温するので、優れた治癒効果
を発揮し、さらに通気性が有することにより、発汗等の
水分を吸収し蒸散させるので、皮膚刺激等によるかぶれ
を防止すると共に粘着力の低下を防止することができ
る。さらに、支持体の積層に熱融着性の熱可塑性樹脂フ
ィルムを使用するので、接着剤を使用して積層する方法
に比べて、接着剤成分の移行により、薬効成分の安全性
が損われたり、化学変化を起こす恐れがない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口面積0.5〜800mm2 の貫通孔を
    100cm2 当たり5〜8000個有する発泡体からな
    る支持体Aと、織布又は不織布からなる支持体Bとが、
    開口面積1〜800mm2 の貫通孔を100cm2 当り
    6〜7000個設けられた熱可塑性樹脂フィルムCによ
    り熱溶着されて積層体となされ、該積層体の支持体B側
    に、薬効成分を含有する膏体層が形成されていることを
    特徴とする貼付剤。
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