JPH06115662A - 棒材の供給装置 - Google Patents
棒材の供給装置Info
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- JPH06115662A JPH06115662A JP18643592A JP18643592A JPH06115662A JP H06115662 A JPH06115662 A JP H06115662A JP 18643592 A JP18643592 A JP 18643592A JP 18643592 A JP18643592 A JP 18643592A JP H06115662 A JPH06115662 A JP H06115662A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属棒材の束を解束したり、解束された金属
棒材を1本1本所定の供給部へ供給する作業時におい
て、金属棒材の当り音の外部への発生量を減少し、かつ
塵埃の飛散を防止して職場環境の改善を図る。 【構成】 結束された棒材42を載置して水没させる昇
降台3を設ける。水中内で解束されて昇降台3上に載置
された棒材42を水中内で1本1本取り出す供給爪21
を設ける。
棒材を1本1本所定の供給部へ供給する作業時におい
て、金属棒材の当り音の外部への発生量を減少し、かつ
塵埃の飛散を防止して職場環境の改善を図る。 【構成】 結束された棒材42を載置して水没させる昇
降台3を設ける。水中内で解束されて昇降台3上に載置
された棒材42を水中内で1本1本取り出す供給爪21
を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は棒材の供給装置に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来、長尺の金属棒材を加工する場合
に、束ねられた多数本の金属棒材をクレーン等により加
工機における空堀り状の材料置き部に搬送して吊り下ろ
し、その材料置き部で結束線を切断し、その後に昇降式
或いはベルト巻き上げ式により金属棒材を1本1本取り
上げて加工部へ供給するようにしたものがある。
に、束ねられた多数本の金属棒材をクレーン等により加
工機における空堀り状の材料置き部に搬送して吊り下ろ
し、その材料置き部で結束線を切断し、その後に昇降式
或いはベルト巻き上げ式により金属棒材を1本1本取り
上げて加工部へ供給するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにおい
ては、空堀り状の材料置き部で結束線を切断した際、及
び1本1本金属棒材を取り上げる際に、金属棒材相互が
当り、大きな金属性の当り音が発生し、特に工場内にそ
の金属音が響き、職場環境を悪化させる問題がある。
ては、空堀り状の材料置き部で結束線を切断した際、及
び1本1本金属棒材を取り上げる際に、金属棒材相互が
当り、大きな金属性の当り音が発生し、特に工場内にそ
の金属音が響き、職場環境を悪化させる問題がある。
【0004】また、圧延したまゝの錆びた材料や塵埃が
付着した材料を供給する場合には、その錆等が粉塵とな
って周囲に飛散し、更に職場環境を悪化させる上に、そ
の粉塵の清掃も短期に行う必要もある。
付着した材料を供給する場合には、その錆等が粉塵とな
って周囲に飛散し、更に職場環境を悪化させる上に、そ
の粉塵の清掃も短期に行う必要もある。
【0005】本発明は、前記の結束線の切断作業及び取
り上げ作業を水中で行うことにより、当り音の防音と粉
塵の飛散防止、更には清掃回数の低減を図り、職場環境
の改善を図ることを目的とするものである。
り上げ作業を水中で行うことにより、当り音の防音と粉
塵の飛散防止、更には清掃回数の低減を図り、職場環境
の改善を図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決するために、第1の発明は、水槽と、該水槽内に昇降
可能に備えた昇降台と、水中内で昇降台上の棒材を1本
づつ水槽外へ取り出す供給爪と、供給爪で取り出された
棒材を所定の供給部へ搬出する手段とからなることを特
徴とするものである。
決するために、第1の発明は、水槽と、該水槽内に昇降
可能に備えた昇降台と、水中内で昇降台上の棒材を1本
づつ水槽外へ取り出す供給爪と、供給爪で取り出された
棒材を所定の供給部へ搬出する手段とからなることを特
徴とするものである。
【0007】第2の発明は、後方が下降する材料受面を
有する昇降台(3)を水面上と水中との間を昇降するよ
うに水槽内に設け、水槽内には、前記昇降台(3)が水
没した位置において、該昇降台(3)上を後方へ転動す
る棒材を受け止めるストッパー(35)を設け、更に水
槽内には、前記ストッパー(35)に受け止められた棒
材の下部から水面上に上昇移動して昇降台(3)から1
本の棒材を取り出す供給爪(21)を設け、水槽上に
は、供給爪(21)の上昇により供給爪上の棒材を供給
部へ転動させる手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
有する昇降台(3)を水面上と水中との間を昇降するよ
うに水槽内に設け、水槽内には、前記昇降台(3)が水
没した位置において、該昇降台(3)上を後方へ転動す
る棒材を受け止めるストッパー(35)を設け、更に水
槽内には、前記ストッパー(35)に受け止められた棒
材の下部から水面上に上昇移動して昇降台(3)から1
本の棒材を取り出す供給爪(21)を設け、水槽上に
は、供給爪(21)の上昇により供給爪上の棒材を供給
部へ転動させる手段を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0008】第3の発明は、前記ストッパー(35)
を、昇降台(3)に対して前後方向に移動調整できるよ
うに設けたものである。
を、昇降台(3)に対して前後方向に移動調整できるよ
うに設けたものである。
【0009】
【作用】昇降台(3)を水面上に上昇させ、この昇降台
(3)上に結束線で束ねられた金属棒材を載置する。
(3)上に結束線で束ねられた金属棒材を載置する。
【0010】その後、昇降台(3)を水没させ、その結
束線を切断して解束する。この解束時に金属棒材相互が
当っても、水中内であるため、その水部が防音層となっ
て当り音の外部への発生量が減少する。
束線を切断して解束する。この解束時に金属棒材相互が
当っても、水中内であるため、その水部が防音層となっ
て当り音の外部への発生量が減少する。
【0011】次で供給爪(21)を上昇して、解束され
た金属棒材を1本1本取り上げて、所定の供給部へ供給
する。この取り上げ時に、次の金属棒材がストッパーに
当るが、水中内であるため、その当り音の外部への発生
量は減少する。
た金属棒材を1本1本取り上げて、所定の供給部へ供給
する。この取り上げ時に、次の金属棒材がストッパーに
当るが、水中内であるため、その当り音の外部への発生
量は減少する。
【0012】また、取り上げに失敗してその金属棒材が
落下しても、水中内で他の金属棒材等に当るため、その
当り音の外部への発生量は減少する。また、錆や塵埃が
付着した材料が相互に擦れ合ってその錆等が取れた場合
でも、水中であるため、その錆等が空気中に飛散しな
い。
落下しても、水中内で他の金属棒材等に当るため、その
当り音の外部への発生量は減少する。また、錆や塵埃が
付着した材料が相互に擦れ合ってその錆等が取れた場合
でも、水中であるため、その錆等が空気中に飛散しな
い。
【0013】次に、供給すべき棒材の径が太い場合に
は、ストッパー(35)を後方へ移動し、細い場合には
ストッパー(35)を前方へ移動し、供給爪(21)が
1本の棒材のみを受け得るようにする。
は、ストッパー(35)を後方へ移動し、細い場合には
ストッパー(35)を前方へ移動し、供給爪(21)が
1本の棒材のみを受け得るようにする。
【0014】
【実施例】次に図に示す本発明の実施例について説明す
る。1は所定の棒材を収納できる長方形の水槽で、図2
に示すように水、油或いは適当な混合剤を混入した混合
液2が溜められている。2aはその水面を示す。
る。1は所定の棒材を収納できる長方形の水槽で、図2
に示すように水、油或いは適当な混合剤を混入した混合
液2が溜められている。2aはその水面を示す。
【0015】3は水槽1の横断方向に配置した細長状の
昇降台で、これが水槽1の長手方向に所定の間隔を有し
て複数本(図では4本)並列的に設けられている。該昇
降台3の上面には断面円形の受け棒3aが固設されてい
ると共にその上面は図2,3に示すように後方が幾分下
降している。
昇降台で、これが水槽1の長手方向に所定の間隔を有し
て複数本(図では4本)並列的に設けられている。該昇
降台3の上面には断面円形の受け棒3aが固設されてい
ると共にその上面は図2,3に示すように後方が幾分下
降している。
【0016】4,5は昇降台駆動軸で、前記昇降台3の
前後に位置する上部に、軸受6,7により水槽1に備え
られている。8,9は前記昇降台駆動軸4,5に対する
従動軸で、水槽の下部に設けられている。
前後に位置する上部に、軸受6,7により水槽1に備え
られている。8,9は前記昇降台駆動軸4,5に対する
従動軸で、水槽の下部に設けられている。
【0017】10,11及び12,13は、各昇降台3
の前後部において、昇降台駆動軸4,5及び従動軸8,
9に固設されたチェーンホィールで、これらの間にチェ
ーン14,15が掛けられている。
の前後部において、昇降台駆動軸4,5及び従動軸8,
9に固設されたチェーンホィールで、これらの間にチェ
ーン14,15が掛けられている。
【0018】前記各昇降台3の前後端には、図2に示す
ように支持部3b,3cが突設され、これに前記チェー
ン14,15が固着され、チェーン14,15が同調し
て昇降することにより、各昇降台3が昇降するようにな
っている。
ように支持部3b,3cが突設され、これに前記チェー
ン14,15が固着され、チェーン14,15が同調し
て昇降することにより、各昇降台3が昇降するようにな
っている。
【0019】16は受け板で、昇降台3,3間の空間に
亘る大きさに形成され、図3に示すように、各昇降台3
の下側部に突出した腕板3d上に載置固定して備えられ
ている。
亘る大きさに形成され、図3に示すように、各昇降台3
の下側部に突出した腕板3d上に載置固定して備えられ
ている。
【0020】17は材料を1本1本取り上げる材料供給
機構で、水槽1内に複数(図では4つ)適宜間隔を有し
て設置されている。この材料供給機構17について図
4,図5により説明する。
機構で、水槽1内に複数(図では4つ)適宜間隔を有し
て設置されている。この材料供給機構17について図
4,図5により説明する。
【0021】18,18は並列的に起立して設けた断面
コ字状の案内枠である。19,19は案内枠18,18
内を転動するローラで、昇降板20に備えられている。
該昇降板20には供給爪21が、回転軸22により回転
可能に備えられている。供給爪21の上面21aは後方
が下降する傾斜面に形成され、下面21bは後方が下降
する傾斜面に形成されている。昇降板20の下部にはス
トッパーピン23が突設され、これに供給爪21の下面
に形成した凹部24が係止するようになっており、供給
爪21が、図4の形態から上方へは回転するが下方へは
回転しないようになっている。
コ字状の案内枠である。19,19は案内枠18,18
内を転動するローラで、昇降板20に備えられている。
該昇降板20には供給爪21が、回転軸22により回転
可能に備えられている。供給爪21の上面21aは後方
が下降する傾斜面に形成され、下面21bは後方が下降
する傾斜面に形成されている。昇降板20の下部にはス
トッパーピン23が突設され、これに供給爪21の下面
に形成した凹部24が係止するようになっており、供給
爪21が、図4の形態から上方へは回転するが下方へは
回転しないようになっている。
【0022】25は供給爪21の駆動軸で軸受26によ
り水槽1の上部に備えられている。27は駆動軸25に
対する従動軸である。両軸25,27にはチェーンホィ
ール28,29が固設され、これらの間にチェーン30
が掛けられている。
り水槽1の上部に備えられている。27は駆動軸25に
対する従動軸である。両軸25,27にはチェーンホィ
ール28,29が固設され、これらの間にチェーン30
が掛けられている。
【0023】チェーン30には前記昇降板20がボルト
31により固着されており、チェーン30の往復回動に
より、昇降板20と共に供給爪21が昇降するようにな
っている。
31により固着されており、チェーン30の往復回動に
より、昇降板20と共に供給爪21が昇降するようにな
っている。
【0024】32は供給台で、水槽1内に設けた支柱3
3の上端に固設されており、その前端位置が前記供給爪
21が最上昇したときに、その供給爪21の後端と面一
になる位置に設定され、後端は下方へ傾斜している。
3の上端に固設されており、その前端位置が前記供給爪
21が最上昇したときに、その供給爪21の後端と面一
になる位置に設定され、後端は下方へ傾斜している。
【0025】図4において、34は、供給台32から転
動して来た金属棒材を受けて加工機(図示せず)へ供給
する供給ローラである。図6において、35はストッパ
ーで、支柱33に回転軸36により前後方向に回転可能
に備えられている。該ストッパー35の前面35aは、
その下方側が支柱33の前面から突出するような傾斜面
に形成されている。また、該ストッパー35は、図6に
示すように、最下降した昇降台3上を転動する金属棒材
を、前面35aの下方部で受け止めるような位置に設け
られている。
動して来た金属棒材を受けて加工機(図示せず)へ供給
する供給ローラである。図6において、35はストッパ
ーで、支柱33に回転軸36により前後方向に回転可能
に備えられている。該ストッパー35の前面35aは、
その下方側が支柱33の前面から突出するような傾斜面
に形成されている。また、該ストッパー35は、図6に
示すように、最下降した昇降台3上を転動する金属棒材
を、前面35aの下方部で受け止めるような位置に設け
られている。
【0026】37は前記ストッパー35の後端に係合し
たカムで、このカム37の回転により、ストッパー35
を回転軸36を中心に回動するようになっており、カム
37の回転量によりストッパー35の突出量を調整でき
るようになっている。該カム37の回転軸38は、水槽
1の外部に設けた操作ハンドル(図示せず)により回転
できるようになっている。
たカムで、このカム37の回転により、ストッパー35
を回転軸36を中心に回動するようになっており、カム
37の回転量によりストッパー35の突出量を調整でき
るようになっている。該カム37の回転軸38は、水槽
1の外部に設けた操作ハンドル(図示せず)により回転
できるようになっている。
【0027】尚、前記昇降台駆動軸4及び5は、その端
部に設けたチェーンホィール39,40を介して駆動モ
ータ(図示せず)により回転するようになっている。更
に、供給爪21の駆動軸25は、その端部に設けたチェ
ーンホィール41を介して駆動モータ(図示せず)によ
り回動するようになっている。
部に設けたチェーンホィール39,40を介して駆動モ
ータ(図示せず)により回転するようになっている。更
に、供給爪21の駆動軸25は、その端部に設けたチェ
ーンホィール41を介して駆動モータ(図示せず)によ
り回動するようになっている。
【0028】次に供給作業について説明する。先ず、昇
降台3を図2の鎖線で示すように水面上に上昇させる。
この状態で、結束された金属棒材42をクレーン等によ
り搬送して昇降台3上に載置する。
降台3を図2の鎖線で示すように水面上に上昇させる。
この状態で、結束された金属棒材42をクレーン等によ
り搬送して昇降台3上に載置する。
【0029】次で、昇降台3を図2の実線位置まで下降
し、金属棒材42を水平に没し、結束線43を切断して
解束する。解束により金属棒材42の積重状態が崩れ、
金属棒材相互が当るが、水中であるため、水部が防音層
となって当り音の外部への音量は減少する。
し、金属棒材42を水平に没し、結束線43を切断して
解束する。解束により金属棒材42の積重状態が崩れ、
金属棒材相互が当るが、水中であるため、水部が防音層
となって当り音の外部への音量は減少する。
【0030】解束により金属棒材42は、昇降台3上を
後方へ転動し、図6に示すようにストッパー35の前面
35aで受け止められる。このとき、金属棒材42がス
トッパー35に当るが、水中であるため、水部が防音層
となって、当り音の外部へ音量は減少する。
後方へ転動し、図6に示すようにストッパー35の前面
35aで受け止められる。このとき、金属棒材42がス
トッパー35に当るが、水中であるため、水部が防音層
となって、当り音の外部へ音量は減少する。
【0031】この状態で、下降していた供給爪21が上
昇すると、1本の金属棒材42が供給爪21の上面に乗
って取り上げられる。その供給爪21が図4に示す位置
まで上昇すると、取り上げられた金属棒材42は、供給
爪21上を転動し、供給台32上を通り、供給ローラ3
4へ搬送される。そして、供給ローラ34により加工機
へ供給される。
昇すると、1本の金属棒材42が供給爪21の上面に乗
って取り上げられる。その供給爪21が図4に示す位置
まで上昇すると、取り上げられた金属棒材42は、供給
爪21上を転動し、供給台32上を通り、供給ローラ3
4へ搬送される。そして、供給ローラ34により加工機
へ供給される。
【0032】この供給後、供給爪21が下降する。この
下降時に、次の金属棒材42がストッパー35の前面3
5aに存在するため、供給爪21は、その傾斜した下面
21bが金属棒材42に当って上方へ回動して退避しな
がら下降する。供給爪21が金属棒材42の位置より下
方迄下降すると、その自重により元状に復帰し、その凹
部24がストッパー23に係止してその状態が保持され
る。
下降時に、次の金属棒材42がストッパー35の前面3
5aに存在するため、供給爪21は、その傾斜した下面
21bが金属棒材42に当って上方へ回動して退避しな
がら下降する。供給爪21が金属棒材42の位置より下
方迄下降すると、その自重により元状に復帰し、その凹
部24がストッパー23に係止してその状態が保持され
る。
【0033】そして、再度供給爪21が上昇することに
より、前記と同様に金属棒材42を1本取り上げて供給
し、この作業をくり返す。この金属棒材42を1本1本
取り上げるときに、次の金属棒材42がストッパー35
に当たったり、また積み重ね状態の金属棒材42が崩れ
ることによる金属棒材相互の当りが生じるが、これらは
水中内で生じるため、その当り音の外部への発生量は減
少する。
より、前記と同様に金属棒材42を1本取り上げて供給
し、この作業をくり返す。この金属棒材42を1本1本
取り上げるときに、次の金属棒材42がストッパー35
に当たったり、また積み重ね状態の金属棒材42が崩れ
ることによる金属棒材相互の当りが生じるが、これらは
水中内で生じるため、その当り音の外部への発生量は減
少する。
【0034】次に、供給すべき金属棒材42の直径寸法
が変わった場合には、図示しない操作ハンドルを回転
し、カム37を回転する。すなわち、金属棒材42の直
径寸法が図6のものよりも小径である場合には、カム3
7を矢印方向へ回転し、ストッパー35を前進させ、供
給爪21の前端とストッパー35の前面35aとの間隔
を縮める。これにより、供給爪21上に2本の金属棒材
42が乗ることを防止し、1本の金属棒材42のみを取
り上げることができる。また逆に、直径寸法が大径の場
合には、ストッパー35を後退させ、供給爪21の前端
とストッパー35の前面35aとの間隔を広め、大径の
1本の金属棒材42が乗るようにする。
が変わった場合には、図示しない操作ハンドルを回転
し、カム37を回転する。すなわち、金属棒材42の直
径寸法が図6のものよりも小径である場合には、カム3
7を矢印方向へ回転し、ストッパー35を前進させ、供
給爪21の前端とストッパー35の前面35aとの間隔
を縮める。これにより、供給爪21上に2本の金属棒材
42が乗ることを防止し、1本の金属棒材42のみを取
り上げることができる。また逆に、直径寸法が大径の場
合には、ストッパー35を後退させ、供給爪21の前端
とストッパー35の前面35aとの間隔を広め、大径の
1本の金属棒材42が乗るようにする。
【0035】また、昇降台3,3間には受け板16が張
られているため、切断された結束線43が落下してもこ
の受け板16に載るため、昇降台3を上昇したときに、
その結束線43を容易に取り出すことができる。
られているため、切断された結束線43が落下してもこ
の受け板16に載るため、昇降台3を上昇したときに、
その結束線43を容易に取り出すことができる。
【0036】また、昇降台3の上面に円形の受け棒3a
を設けることにより、万が一、結束線43が昇降台3部
に位置した場合にも、結束線43が受け棒3aの曲面に
沿って逃げ、受け棒3aと金属棒材42間に挾まれるこ
とがなく、結束線43が挾まれてその除去が困難になる
ことを防止できる。
を設けることにより、万が一、結束線43が昇降台3部
に位置した場合にも、結束線43が受け棒3aの曲面に
沿って逃げ、受け棒3aと金属棒材42間に挾まれるこ
とがなく、結束線43が挾まれてその除去が困難になる
ことを防止できる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、水中内に
おいて、金属棒材の解束作業及び1本づつの取り出し作
業を行うようにしたので、この作業時に生じる金属棒材
の当り音は、水部が防音層となり、その外部への発生量
が減少し、防音効果が飛躍的に良くなる。その結果、快
適な職場環境が維持できる。実際に使用した結果、従来
の空気中での作業時に85ホーンであったのが、本発明
においては60ホーンに減少した。
おいて、金属棒材の解束作業及び1本づつの取り出し作
業を行うようにしたので、この作業時に生じる金属棒材
の当り音は、水部が防音層となり、その外部への発生量
が減少し、防音効果が飛躍的に良くなる。その結果、快
適な職場環境が維持できる。実際に使用した結果、従来
の空気中での作業時に85ホーンであったのが、本発明
においては60ホーンに減少した。
【0038】更に、塵埃や錆が付着した金属棒材であっ
ても、前記の作業が水中内で行われるため、その塵埃や
錆の空気への飛散がなく、作業場内にほこりや錆が浮遊
することを防止でき、職場環境を更に改善できる。
ても、前記の作業が水中内で行われるため、その塵埃や
錆の空気への飛散がなく、作業場内にほこりや錆が浮遊
することを防止でき、職場環境を更に改善できる。
【0039】また、機械回りの汚れも防止でき、実際に
使用した結果、従来の空気中での作業において毎日清掃
が必要であったものが、本発明においては週1回の清掃
で充分であった。
使用した結果、従来の空気中での作業において毎日清掃
が必要であったものが、本発明においては週1回の清掃
で充分であった。
【0040】更に、ストッパーを移動可能に設けること
により、径の異なる棒材も確実に1本1本取り出すこと
ができる。
により、径の異なる棒材も確実に1本1本取り出すこと
ができる。
【図1】 本発明の実施例を示す平面図。
【図2】 図1におけるA−A線拡大断面図。
【図3】 昇降台の斜視図。
【図4】 図1におけるB−B線拡大断面図。
【図5】 供給爪部の平面図。
【図6】 図1におけるC−C線拡大断面図。
1 水槽 3 昇降台 14,15 駆動用のチェーン 21 供給爪 32 供給爪 35 ストッパー 42 棒材
Claims (3)
- 【請求項1】 水槽と、該水槽内に昇降可能に備えた昇
降台と、水中内で昇降台上の棒材を1本づつ水槽外へ取
り出す供給爪と、供給爪で取り出された棒材を所定の供
給部へ搬出する手段とからなることを特徴とする棒材の
供給装置。 - 【請求項2】 後方が下降する材料受面を有する昇降台
(3)を水面上と水中との間を昇降するように水槽内に
設け、水槽内には、前記昇降台(3)が水没した位置に
おいて、該昇降台(3)上を後方へ転動する棒材を受け
止めるストッパー(35)を設け、更に水槽内には、前
記ストッパー(35)に受け止められた棒材の下部から
水面上に上昇移動して昇降台(3)から1本の棒材を取
り出す供給爪(21)を設け、水槽上には、供給爪(2
1)の上昇により供給爪上の棒材を供給部へ転動させる
手段を設けたことを特徴とする棒材の供給装置。 - 【請求項3】 前記ストッパー(35)を、昇降台
(3)に対して前後方向に移動調整できるように設けた
請求項2記載の棒材の供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4186435A JP2527290B2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 棒材の供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4186435A JP2527290B2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 棒材の供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06115662A true JPH06115662A (ja) | 1994-04-26 |
JP2527290B2 JP2527290B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=16188397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4186435A Expired - Lifetime JP2527290B2 (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 棒材の供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527290B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6092998A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-24 | アウトボード・マーリン・コーポレーシヨン | 船外モータ配設用組立体 |
-
1992
- 1992-07-14 JP JP4186435A patent/JP2527290B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6092998A (ja) * | 1983-10-27 | 1985-05-24 | アウトボード・マーリン・コーポレーシヨン | 船外モータ配設用組立体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2527290B2 (ja) | 1996-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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