JPH061151U - 装軌式車両の懸架装置 - Google Patents
装軌式車両の懸架装置Info
- Publication number
- JPH061151U JPH061151U JP4957692U JP4957692U JPH061151U JP H061151 U JPH061151 U JP H061151U JP 4957692 U JP4957692 U JP 4957692U JP 4957692 U JP4957692 U JP 4957692U JP H061151 U JPH061151 U JP H061151U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main girder
- vehicle body
- bar
- track frame
- rear direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 突起を乗り越えたときでも車体が傾かず安定
性を良くするもの。 【構成】 車体側1の主桁2とトラックフレ−ム3間の
前後方向の上下部を4節リンクとなるリンク4,5およ
び4′,5′により連結し、前後の4節リンク4,5お
よび4′,5′間の主桁2に設けた取付座6に一端7a
を固定して主桁2に平行なト−ションバ−7を前後方向
に設けると共に、ト−ションバ−7の他端7bを同じ主
桁2側の4節リンク4′,5′の上部支点8で連結した
もの。 【効果】 トラックフレ−ム全体が左右独立して、グラ
ンドラインに対して平行に移動できるようになり、した
がって片側の履帯が突起物を乗り越える場合でも車体は
傾くことなく安定性を高めることができる。
性を良くするもの。 【構成】 車体側1の主桁2とトラックフレ−ム3間の
前後方向の上下部を4節リンクとなるリンク4,5およ
び4′,5′により連結し、前後の4節リンク4,5お
よび4′,5′間の主桁2に設けた取付座6に一端7a
を固定して主桁2に平行なト−ションバ−7を前後方向
に設けると共に、ト−ションバ−7の他端7bを同じ主
桁2側の4節リンク4′,5′の上部支点8で連結した
もの。 【効果】 トラックフレ−ム全体が左右独立して、グラ
ンドラインに対して平行に移動できるようになり、した
がって片側の履帯が突起物を乗り越える場合でも車体は
傾くことなく安定性を高めることができる。
Description
【0001】
本考案は装軌式車両の懸架装置に係り、特に四節リンクとト−ションバ−を使 用した装軌式車両の懸架装置に関する。
【0002】
従来から装軌式車両の懸架装置としては、つぎのような構造のものがある。す なわち、イコライザ−バ−+ダイヤゴナルブレ−スタイプは図5に示すように足 回り31の誘導輪32と起動輪33との間のトラックフレ−ム34の上に車体3 5が設けられ、その間にばね36が置かれることにより、足回り31の変動や衝 撃が直接車体35に伝わらないようになっている。この場合の回転中心は起動輪 33である。コライザ−+ピボットタイプは図6に示すように図5の起動輪33 の前部に車体35の回動中心となるピボット37を設けたものである。両図中、 38は下転輪、39は履帯である。
【0003】
上記のような構造であると、両者とも回転中心である起動輪33、ピボット3 7のそれぞれの下部にある履帯39が石等の突起物を乗り越えたとき、車体35 が傾く現象は避けられず不安定である。また、回転中心が支点となると直接ここ にショックがかかるので問題であった。
【0004】 本考案はこれに鑑み、突起を乗り越えたときでも車体が傾かず安定性を良くす ることのできる装軌式車両の懸架装置を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図 ることを目的としてなされたものである。
【0005】
上記従来技術の問題点を解決する手段として本考案は、車体側の主桁とトラッ クフレ−ム間の前後方向の上下部を4節リンクにより連結し、該前後の4節リン ク間の主桁に設けた取付座に一端を固定して該主桁に平行なト−ションバ−を前 後方向に設けると共に、該ト−ションバ−の他端を同じ主桁側の前記4節リンク の前後何れかの上部支点で連結したことを特徴とする。
【0006】
上記構成によれば、片側のトラックフレ−ムの下側の履帯が突起物に乗り上げ て左右のトラックフレ−ムに上下の高さの差ができても4節リンクにより回動し て車体側の主桁の傾きが防止され、左右の捩りに対してもト−ションバ−の作用 により車体が安定する。
【0007】
図1は本考案にかかる装軌式車両の懸架装置の左側(右側は左側と対称)の一 実施例を示す斜視図、図2は図1のA−A断面、図3は図1のB−B断面図、図 4は本考案の懸架装置の片側が突起物に乗り上げたときの状態を示す正面の概要 図である。
【0008】 以下、本考案を図1乃至図4に示す一実施例を参照して説明する。本考案は車 体側1の主桁2とトラックフレ−ム3間の前後方向の上下部を4節リンクとなる リンク4,5および4′,5′により連結し、該前後の4節リンク4,5および 4′,5′間の主桁2に設けた取付座6に一端7aを固定して該主桁2に平行な ト−ションバ−7を前後方向に設けると共に、該ト−ションバ−7の他端7bを 同じ主桁2側の前記4節リンク4′,5′の上部支点8で連結したもので構成さ れている。
【0009】 車体1を構成する左右の主桁2の外側面には所定間隔の前後方向にU字形の取 付け部材9(前側、後側は10)が解放側を外側にして溶接その他の手段により 固着されている。主桁2と対向するトラックフレ−ム3の内側面には同様に所定 間隔の前後方向にU字形の取付け部材9(前後共)が解放側を外側にして溶接そ の他の手段により固着されている。前記取付け部材9の上下にはそれぞれピン穴 が設けられ、主桁2とトラックフレ−ム3の上のピン穴には、取付け部材9,1 0およびリンク4,5または4′5′とで前記4節リンクを構成するリンク4( 前側)のピン11が連結され、下のピン穴にはリンク4と同じ長さのリンク5( 前側,後側は5′)のそれぞれピン12が連結されている。そしてこれら各ピン はプレ−ト13およびボルト14により抜け止めされている。また、前後の取付 け部材9,10間の主桁2の側面には雌形のセレ−ションを有する取付座6が固 着され、この雌形のセレ−ションには前記主桁2に平行に設けられたト−ション バ−7の一端7aのセレ−ションが嵌合して固定されている。ト−ションバ−7 の他端7bも雄形のセレ−ションとなっていて、前記取付け部材10にブッシュ 15を介して回動可能に内嵌され、内径側に雌形のセレ−ションを有するカラ− 16に嵌合するように取付けられている。そしてカラ−16はリンク4′の穴に 内嵌されて回り止め17により一体となっている。この場合、カラ−16の軸方 向中心は回動支点8となっている。図中、18はワッシャ、19はボルト、20 はダストシ−ルである。
【0010】 つぎに作用を説明する。主桁2とトラックフレ−ム3とは4節リンクによる結 合になっており、自由に回動できるため、主桁2に対して上下動が可能である。 したがって片側の履帯21が突起物22に乗り上げて図4に示すようにトラック フレ−ム3が他側よりも高い状態となったとしても4節リンクが平行に回動する ため、車体1が傾くような不具合が生じない。また、このとき、ト−ションバ− 7は主桁2側に固定されているので、トラックフレ−ム3の動きに対して捩りに より反力を与えるため、車体1を安定した状態に保つことができる。
【0011】
以上説明したように本考案は、車体側の主桁とトラックフレ−ム間の前後方向 の上下部を4節リンクにより連結し、該前後の4節リンク間の主桁に設けた取付 座に一端を固定して該主桁に平行なト−ションバ−を前後方向に設けると共に、 該ト−ションバ−の他端を同じ主桁側の前記4節リンクの前後何れかの上部支点 で連結したから、トラックフレ−ム全体が左右独立して、グランドラインに対し て平行に移動できるようになり、したがって片側の履帯が突起物を乗り越える場 合でも車体は傾くことなく安定性を高めることができる。
【図1】本考案にかかる装軌式車両の懸架装置の左側の
一実施例を示す斜視による説明図である。
一実施例を示す斜視による説明図である。
【図2】図1のA−A断面を示す平面による説明図であ
る。
る。
【図3】図1のB−B断面を示す平面による説明図であ
る。
る。
【図4】本考案の懸架装置の片側が突起物に乗り上げた
ときの状態を示す正面の概要図である。
ときの状態を示す正面の概要図である。
【図5】従来の装軌式車両の懸架装置の1例を示す側面
による説明図である。
による説明図である。
【図6】従来の装軌式車両の懸架装置の他の1例を示す
側面による説明図である。
側面による説明図である。
1 車体側 2 主桁 3 トラックフレ−ム 4,4′ リンク 5,5′ 〃 6 取付座 7 ト−ションバ− 7a 一端 7b 他端 8 上部支点
Claims (1)
- 【請求項1】 車体側の主桁とトラックフレ−ム間の前
後方向の上下部を4節リンクにより連結し、該前後の4
節リンク間の主桁に設けた取付座に一端を固定して該主
桁に平行なト−ションバ−を前後方向に設けると共に、
該ト−ションバ−の他端を同じ主桁側の前記4節リンク
の前後何れかの上部支点で連結したことを特徴とする装
軌式車両の懸架装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4957692U JPH061151U (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 装軌式車両の懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4957692U JPH061151U (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 装軌式車両の懸架装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061151U true JPH061151U (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=12835043
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4957692U Pending JPH061151U (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 装軌式車両の懸架装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061151U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009532274A (ja) * | 2006-04-05 | 2009-09-10 | ドンイル ラバー ベルト カンパニー リミテッド | アンダーキャリッジシステムのマルチリンク型ブリッジ |
FR3058702A1 (fr) * | 2016-11-17 | 2018-05-18 | Nexter Systems | Train de roulement pour vehicule chenille, vehicule chenille incorporant un tel train de roulement et procede de conversion d'un vehicule a roues en vehicule chenille |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4957692U patent/JPH061151U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009532274A (ja) * | 2006-04-05 | 2009-09-10 | ドンイル ラバー ベルト カンパニー リミテッド | アンダーキャリッジシステムのマルチリンク型ブリッジ |
FR3058702A1 (fr) * | 2016-11-17 | 2018-05-18 | Nexter Systems | Train de roulement pour vehicule chenille, vehicule chenille incorporant un tel train de roulement et procede de conversion d'un vehicule a roues en vehicule chenille |
WO2018091835A1 (fr) | 2016-11-17 | 2018-05-24 | Nexter Systems | Train de roulement pour vehicule chenille, vehicule chenille incorporant un tel train de roulement et procede de conversion d'un vehicule a roues en vehicule chenille |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0641242B2 (ja) | 車輌の懸架機構 | |
JPH11254935A (ja) | 車両用スタビライザ― | |
JP4825753B2 (ja) | 搬送車 | |
JPH061151U (ja) | 装軌式車両の懸架装置 | |
JPH07205863A (ja) | 折り畳み自転車用フレーム体 | |
GB2398551A (en) | Steering axle mounting for industrial vehicle | |
CN211106834U (zh) | 一种重卡汽车稳定杆总成 | |
JPH09193637A (ja) | 3リンク式リヤサスペンション装置 | |
JPH0645411Y2 (ja) | 揺れ枕効果を持つアンチロール装置 | |
JP3669639B2 (ja) | 車両用懸架装置 | |
JP4011868B2 (ja) | 独立懸架式サスペンション | |
JPH11151922A (ja) | 車軸の懸架装置 | |
JP3649023B2 (ja) | サスペンションアーム | |
JP2517677B2 (ja) | 車両のサスペンション装置 | |
JPH07186649A (ja) | マルチリンク式懸架装置 | |
JPH10218045A (ja) | 装軌式車両のクローラ装置 | |
JPH0427042B2 (ja) | ||
JPH07309114A (ja) | 車両用懸架装置 | |
JPH068860A (ja) | 農用トラクタの支持フレーム連結構造 | |
JPH0664424A (ja) | 自動車のサスペンション装置 | |
JPH019686Y2 (ja) | ||
JPH01223010A (ja) | 車両のサスペンション装置 | |
JPH045370Y2 (ja) | ||
JP2549939Y2 (ja) | 自動2輪車のリヤスイングアーム | |
JP2666481B2 (ja) | フォークリフトトラックのリヤアクスルサスペンション |