JPH0611507B2 - 複数個の可動突出部を備えた樹脂成形品の成形方法 - Google Patents
複数個の可動突出部を備えた樹脂成形品の成形方法Info
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- JPH0611507B2 JPH0611507B2 JP61239798A JP23979886A JPH0611507B2 JP H0611507 B2 JPH0611507 B2 JP H0611507B2 JP 61239798 A JP61239798 A JP 61239798A JP 23979886 A JP23979886 A JP 23979886A JP H0611507 B2 JPH0611507 B2 JP H0611507B2
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- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Push-Button Switches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、例えばテレビやビデオのリモコン装置など
の操作部や、ポケット形電卓などのキーボード等に好適
な複数個の可動突出部を備えた樹脂成形品を成形する方
法に関する。
の操作部や、ポケット形電卓などのキーボード等に好適
な複数個の可動突出部を備えた樹脂成形品を成形する方
法に関する。
〈従来の技術〉 上述のような操作部やキーボードには、多数の押釦が用
いられており、通常は内部に備えたばねにより上向きに
付勢された押釦を基板の穴にはめ込んだ構造となってい
るが、この構造では部品点数が多くコスト高になりやす
い。
いられており、通常は内部に備えたばねにより上向きに
付勢された押釦を基板の穴にはめ込んだ構造となってい
るが、この構造では部品点数が多くコスト高になりやす
い。
この問題点を解説するために、基板と押釦とを一体成形
した成形品が一部で使用され始めている。これは成形材
料としてゴムを用いたもので、押釦状の厚肉の突出部を
その周縁に設けた薄肉部を介して基板に保持することに
より、節動可能な可動突出部を一体に形成した構造とな
っており、部品点数を少なくすることができる。また、
常温ではゴム状弾性を有し、高温では可塑化されて熱可
塑性樹脂の性質となる熱可塑性エラストマーが開発され
ており、これを上記のような成形品の材料として用いる
ことも試みられている。
した成形品が一部で使用され始めている。これは成形材
料としてゴムを用いたもので、押釦状の厚肉の突出部を
その周縁に設けた薄肉部を介して基板に保持することに
より、節動可能な可動突出部を一体に形成した構造とな
っており、部品点数を少なくすることができる。また、
常温ではゴム状弾性を有し、高温では可塑化されて熱可
塑性樹脂の性質となる熱可塑性エラストマーが開発され
ており、これを上記のような成形品の材料として用いる
ことも試みられている。
従来のゴム成形品の場合には、供給時の材料は低分子量
で流動性が良好であり、且つ固化・結晶化による加硫後
の体積収縮が極めて小さいためにひけが生ずることは少
ないが、加硫が必要なために成形に長時間を要し、極め
て生産性が低いという問題点がある。これに対して、熱
可塑性エラストマーの場合は加硫が不要で一般の可塑性
樹脂と全く同様に成形できるため、成形工程が効率化さ
れる利点がある。
で流動性が良好であり、且つ固化・結晶化による加硫後
の体積収縮が極めて小さいためにひけが生ずることは少
ないが、加硫が必要なために成形に長時間を要し、極め
て生産性が低いという問題点がある。これに対して、熱
可塑性エラストマーの場合は加硫が不要で一般の可塑性
樹脂と全く同様に成形できるため、成形工程が効率化さ
れる利点がある。
〈発明が解決しようとする問題点〉 従来は、成形品収率を高くするためにスプルーやランナ
を極力少なくすることが望ましいとされており、ゲート
は1個の成形品について1個乃至多くても2〜3個が普
通である。このため、この発明が対象としている成形
品、すなわち複数個の厚肉の突出部が薄肉部を介して一
体に形成された形状の成形品の場合には、少数のゲート
から材料を供給すると、薄肉部を経て突出部に材料が流
れることになり、厚肉の突出部と薄肉部の熱バランスの
関係でひけが生じやすく、またバリも発生しやすくなる
ので、単に材料をゴムから熱可塑性エラストマーに置き
換えただけは実用化することが困難であった。
を極力少なくすることが望ましいとされており、ゲート
は1個の成形品について1個乃至多くても2〜3個が普
通である。このため、この発明が対象としている成形
品、すなわち複数個の厚肉の突出部が薄肉部を介して一
体に形成された形状の成形品の場合には、少数のゲート
から材料を供給すると、薄肉部を経て突出部に材料が流
れることになり、厚肉の突出部と薄肉部の熱バランスの
関係でひけが生じやすく、またバリも発生しやすくなる
ので、単に材料をゴムから熱可塑性エラストマーに置き
換えただけは実用化することが困難であった。
この発明はこのような問題点に着目し、押釦となる複数
個の可動突出部を備えた一体成形品を、ひけを生ずるこ
となく且つバリの発生を防止して能率的に生産すること
を目的としてなされたものである。
個の可動突出部を備えた一体成形品を、ひけを生ずるこ
となく且つバリの発生を防止して能率的に生産すること
を目的としてなされたものである。
〈問題点を解決するための手段〉 上述の目的を達成するために、この発明では、成形材料
として熱可塑性エラストマーを用い、薄肉部を介して基
板に保持される厚肉の各突出部の中心付近にそれぞれ配
置したゲートから成形材料を供給することにより、厚肉
の突出部と薄肉部及び基板を一体成形するようにしてい
る。
として熱可塑性エラストマーを用い、薄肉部を介して基
板に保持される厚肉の各突出部の中心付近にそれぞれ配
置したゲートから成形材料を供給することにより、厚肉
の突出部と薄肉部及び基板を一体成形するようにしてい
る。
〈作用〉 ゲートが複数個の厚肉の突出部の中心付近にそれぞれ配
置されているので、成形開始直後のやや温度の低い成形
材料は各突出部の内部に内包された状態となり、後から
供給されて来た高温で流動性のよい成形材料が各突出部
のゲートから周縁に向けて均等に広がり、薄肉部から基
板まで流れて全体が一体化されることになる。このた
め、流動バランスが良く、応力がかからない状態で薄肉
部が均一に仕上がるためひけの発生がなくなるものと考
えられる。また、パーティングラインの部分は薄肉部や
基板で隔てられてゲートからは最も遠い位置となるた
め、従来のサイドゲートの場合のように大きな成形圧力
が加わるということがなくなり、バリが生じにくくなる
と考えられる。
置されているので、成形開始直後のやや温度の低い成形
材料は各突出部の内部に内包された状態となり、後から
供給されて来た高温で流動性のよい成形材料が各突出部
のゲートから周縁に向けて均等に広がり、薄肉部から基
板まで流れて全体が一体化されることになる。このた
め、流動バランスが良く、応力がかからない状態で薄肉
部が均一に仕上がるためひけの発生がなくなるものと考
えられる。また、パーティングラインの部分は薄肉部や
基板で隔てられてゲートからは最も遠い位置となるた
め、従来のサイドゲートの場合のように大きな成形圧力
が加わるということがなくなり、バリが生じにくくなる
と考えられる。
更に、材料が加硫不要な熱可塑性エラストマーであるか
ら、通常の樹脂成形と同様に効率よく成形作業を進める
ことができ、しかもゴムと変わらない十分な弾力性を備
えた成形品が得られる。
ら、通常の樹脂成形と同様に効率よく成形作業を進める
ことができ、しかもゴムと変わらない十分な弾力性を備
えた成形品が得られる。
〈実施例〉 次に図示の一実施例について説明する。
第1図はこの発明を射出成形に適用した場合の成形金型
の断面図であり、移動側の金型1及び固定側の金型2に
よってキャビティ3が形成されている。3a、3b、3
cは成形品の厚肉の突出部、薄肉部、基板にそれぞれ相
当する部分のキャビティであり、3dは金型1及び2の
パーティングラインである。4は各キャビティ3aの中
心に位置するように設けられたゲートであり、ランナ
5、スプルー(図示せず)を経て成形材料の供給源に通
じている。成形作業は通常の射出成形と同様に行われ、
成形材料としては熱可塑性エラストマーが用いられる。
の断面図であり、移動側の金型1及び固定側の金型2に
よってキャビティ3が形成されている。3a、3b、3
cは成形品の厚肉の突出部、薄肉部、基板にそれぞれ相
当する部分のキャビティであり、3dは金型1及び2の
パーティングラインである。4は各キャビティ3aの中
心に位置するように設けられたゲートであり、ランナ
5、スプルー(図示せず)を経て成形材料の供給源に通
じている。成形作業は通常の射出成形と同様に行われ、
成形材料としては熱可塑性エラストマーが用いられる。
第2図及び第3図は成形された樹脂成形品10の一例を
示しており、押釦状の厚肉の突出部11がその周縁の薄
肉部12を介して基板13に保持された形状となってい
る。14は各突出部11の裏面中央に位置しているゲー
ト跡である。薄肉部12は柔軟で適度に傾斜しているの
で、突出部11を上から押すと、ある限度の力で薄肉部
12が急に変形して突出部11が押し込まれ、ぺこぺこ
した節動感のある動きをする。従って、これらの各突出
部11に対応してその裏面に電気接点を配置しておくこ
とにより、操作フィーリングのよい押釦スイッチが得ら
れることになる。
示しており、押釦状の厚肉の突出部11がその周縁の薄
肉部12を介して基板13に保持された形状となってい
る。14は各突出部11の裏面中央に位置しているゲー
ト跡である。薄肉部12は柔軟で適度に傾斜しているの
で、突出部11を上から押すと、ある限度の力で薄肉部
12が急に変形して突出部11が押し込まれ、ぺこぺこ
した節動感のある動きをする。従って、これらの各突出
部11に対応してその裏面に電気接点を配置しておくこ
とにより、操作フィーリングのよい押釦スイッチが得ら
れることになる。
この発明で用いられる熱可塑性エラストマーとしては、
例えば東レ・デュポン株式会社から「ハイトレル」の名
称で市販されている熱可塑性ポリエステルエラストマー
が使用可能であり、特にショア硬度の低い40D、好ま
しくは35D程度のグレードのものを用いた場合に良好
な結果を得ることができた。そのほか、ポリウレタンエ
ラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリオレフィン
エラストマーのような、他の結晶性の熱可塑性エラスト
マーでショア硬度の低いゲレードのものを用いた場合に
も、ほぼ同様な良好な結果が得られた。
例えば東レ・デュポン株式会社から「ハイトレル」の名
称で市販されている熱可塑性ポリエステルエラストマー
が使用可能であり、特にショア硬度の低い40D、好ま
しくは35D程度のグレードのものを用いた場合に良好
な結果を得ることができた。そのほか、ポリウレタンエ
ラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリオレフィン
エラストマーのような、他の結晶性の熱可塑性エラスト
マーでショア硬度の低いゲレードのものを用いた場合に
も、ほぼ同様な良好な結果が得られた。
また、リモコン装置などの操作部や、ポケット形電卓な
どのキーボード等の場合には、その仕様に応じて突出部
11の数や大きさ、配置が決められることになるが、こ
れらの要素は成形結果にはほとんど影響がなく、仕様に
柔軟に対応することができる。しかし、突出部11と薄
肉部12の厚さは成形材料の流れにかなり影響を与える
ので適正な値に選定されることが必要であり、第4図に
示す突出部11の厚さt1を3〜4mmとし、また薄肉部
12の厚さt2を0.1〜0.2mm(好ましくは0.1
1〜0.15mm)とした場合に良好な結果が得られてい
る。なお、節動感のある良好な操作フィーリングを得る
には、薄肉部12の傾斜と高さも適切に選定される必要
があり、傾斜θが40〜60゜、高さhが1.5〜2mm
程度の場合に良好な結果が得られた。
どのキーボード等の場合には、その仕様に応じて突出部
11の数や大きさ、配置が決められることになるが、こ
れらの要素は成形結果にはほとんど影響がなく、仕様に
柔軟に対応することができる。しかし、突出部11と薄
肉部12の厚さは成形材料の流れにかなり影響を与える
ので適正な値に選定されることが必要であり、第4図に
示す突出部11の厚さt1を3〜4mmとし、また薄肉部
12の厚さt2を0.1〜0.2mm(好ましくは0.1
1〜0.15mm)とした場合に良好な結果が得られてい
る。なお、節動感のある良好な操作フィーリングを得る
には、薄肉部12の傾斜と高さも適切に選定される必要
があり、傾斜θが40〜60゜、高さhが1.5〜2mm
程度の場合に良好な結果が得られた。
なお、上記の実施例では、各ゲート4はそれぞれのキャ
ビティ3aの丁度中心に設けられているが、ゲートの位
置はこの発明の作用を損なわない範囲である程度偏心し
ていてもよい。また実施例では、各突出部11にゲート
4が1個ずつ設けられているが、突出部11が大きい場
合には必要に応じてゲート数を増加することもできる。
ビティ3aの丁度中心に設けられているが、ゲートの位
置はこの発明の作用を損なわない範囲である程度偏心し
ていてもよい。また実施例では、各突出部11にゲート
4が1個ずつ設けられているが、突出部11が大きい場
合には必要に応じてゲート数を増加することもできる。
〈発明の効果〉 上述の実施例から明らかなように、この発明は、成形材
料として熱可塑性エラストマーを用い、薄肉部を介して
基板に保持される複数個の厚肉の突出部の中心にそれぞ
れゲートを配置して成形材料を供給することにより、厚
肉の突出部と薄肉部及び基板を一体成形するようにした
ものである。
料として熱可塑性エラストマーを用い、薄肉部を介して
基板に保持される複数個の厚肉の突出部の中心にそれぞ
れゲートを配置して成形材料を供給することにより、厚
肉の突出部と薄肉部及び基板を一体成形するようにした
ものである。
従って、比較的少数のゲートを設けていた従来例とは異
なって成形時の流動バランスが改善されてひけやバリの
発生が防止され、加硫が不要であるという熱可塑性エラ
ストマーの特長を十分に発揮することができるようにな
るのであり、射出成形のような成形法によって複数個の
可動突出部を備えた樹脂成形品を効率よく成形すること
が実用化できるのである。
なって成形時の流動バランスが改善されてひけやバリの
発生が防止され、加硫が不要であるという熱可塑性エラ
ストマーの特長を十分に発揮することができるようにな
るのであり、射出成形のような成形法によって複数個の
可動突出部を備えた樹脂成形品を効率よく成形すること
が実用化できるのである。
第1図はこの発明の一実施例に用いられる射出成形金型
の断面図、第2図は成形された樹脂成形品の一例の正面
図、第3図は同上の背面図、第4図は同上の要部拡大断
面図である。 1、2……金型、3……キャビティ、4……ゲート、1
0……樹脂成形品、11……突出部、12……薄肉部、
13……基板、14……ゲート跡。
の断面図、第2図は成形された樹脂成形品の一例の正面
図、第3図は同上の背面図、第4図は同上の要部拡大断
面図である。 1、2……金型、3……キャビティ、4……ゲート、1
0……樹脂成形品、11……突出部、12……薄肉部、
13……基板、14……ゲート跡。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−121628(JP,U) 実開 昭61−120127(JP,U) 「新版プラスチック 射出成形品の設 計」(森 隆著(株)工業調査会(1985. 6.20 P40、P102) 「プラスチック2月号」(工業調査会V ol29、NO2 P57−58) 「プラスチック11月号」(工業調査会V ol29、NO11 P55)
Claims (2)
- 【請求項1】複数個の押釦状の厚肉の突出部をその周縁
に設けた薄肉部を介してそれぞれ基板に保持することに
より、節動可能な複数個の可動突出部を一体に形成して
なる樹脂成形品の成形方法であって、成形材料として熱
可塑性エラストマーを用い、厚肉の各突出部の中心付近
にそれぞれ配置したゲートから成形材料を供給すること
により、厚肉の突出部の薄肉部及び基板を一体成形する
ことを特徴とする複数個の可動突出部を備えた樹脂成形
品の成形方法。 - 【請求項2】厚肉の突出部の厚みを3〜4mm、薄肉部の
厚みを0.1〜0.2mmとした特許請求の範囲第1項記
載の複数個の可動突出部を備えた樹脂成形品の成形方
法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61239798A JPH0611507B2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 | 複数個の可動突出部を備えた樹脂成形品の成形方法 |
DE8787304921T DE3781496T2 (de) | 1986-10-08 | 1987-06-03 | Giessverfahren zur herstellung eines giesslings aus kunststoff. |
EP87304921A EP0263575B1 (en) | 1986-10-08 | 1987-06-03 | Molding method for the manufacturing of a resin molded part |
US07/465,539 US5011728A (en) | 1986-10-08 | 1990-01-17 | Molding method for manufacture of a resin molded part |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61239798A JPH0611507B2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 | 複数個の可動突出部を備えた樹脂成形品の成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6392428A JPS6392428A (ja) | 1988-04-22 |
JPH0611507B2 true JPH0611507B2 (ja) | 1994-02-16 |
Family
ID=17050024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61239798A Expired - Fee Related JPH0611507B2 (ja) | 1986-10-08 | 1986-10-08 | 複数個の可動突出部を備えた樹脂成形品の成形方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5011728A (ja) |
EP (1) | EP0263575B1 (ja) |
JP (1) | JPH0611507B2 (ja) |
DE (1) | DE3781496T2 (ja) |
Families Citing this family (14)
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JPH0452117A (ja) * | 1990-06-20 | 1992-02-20 | Takata Kk | エアバッグ装置のモジュールカバーの成形方法 |
US5555550A (en) * | 1990-10-01 | 1996-09-10 | Motorola, Inc. | Keypad apparatus with integral display indicators |
DE4112754C2 (de) * | 1991-04-19 | 1999-06-02 | Marquardt Gmbh | Drucktastenschalter |
US5359658A (en) * | 1992-01-28 | 1994-10-25 | Mark Goodson Games, Inc. | Key marking overlay for alphanumeric keypads |
US5510782A (en) * | 1992-08-03 | 1996-04-23 | Itt Corporation | Back lit keypad |
US5399821A (en) * | 1993-10-20 | 1995-03-21 | Teikoku Tsushin Kogyo Co., Ltd. | Keytop for push-button switches, and method of manufacturing same |
JP2908269B2 (ja) * | 1995-02-08 | 1999-06-21 | 帝人株式会社 | 透明なキーボードスィッチ |
TW328924B (en) * | 1995-06-09 | 1998-04-01 | Daisei Plastic Kk | A method for assembling a control panel of an electronic apparatus |
KR0164747B1 (ko) * | 1995-12-22 | 1999-01-15 | 김광호 | 냉장고용 자동제빙기의 테스트 스위치 |
DE29821579U1 (de) * | 1998-12-02 | 1999-05-27 | Deutsche Telephonwerk Kabel | Einstückige Tastatur |
US6139783A (en) * | 1999-02-12 | 2000-10-31 | Chip Coolers, Inc. | Method of molding a thermally conductive article |
US6214263B1 (en) | 1999-02-12 | 2001-04-10 | Chip Coolers, Inc. | Method of molding a reinforced article |
DE10252238A1 (de) * | 2002-11-07 | 2004-05-27 | Rafi Gmbh & Co Kg Elektrotechnische Spezialfabrik | Folientastatur |
Family Cites Families (11)
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