JPH06114451A - パイプベンダー - Google Patents

パイプベンダー

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JPH06114451A
JPH06114451A JP26523992A JP26523992A JPH06114451A JP H06114451 A JPH06114451 A JP H06114451A JP 26523992 A JP26523992 A JP 26523992A JP 26523992 A JP26523992 A JP 26523992A JP H06114451 A JPH06114451 A JP H06114451A
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pressure
clamp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 曲げ型2、クランプ台3、及びプレッシャ台
4によるパイプ挟圧状態において、クランプ台3を円弧
状部2mの中心8周りで曲げ型2と一体的にプレッシャ
台4からの離間側へ回動させる曲げ駆動手段6、並び
に、チャック1をプレッシャ台4に対する遠近方向へ移
動させる送り駆動手段14を設けたパイプベンダーにお
いて、チャック1による把持を解除してチャック1をプ
レッシャ台4からの離間側へ引退移動させた状態で、対
象パイプPのチャック側管端面に対し、曲げ駆動手段6
によるクランプ台回動に並行してプレッシャ台4による
パイプ挟圧部分の管芯方向でクランプ台3の離間動作側
へ接当付勢作用する端面付勢手段14,36,37を設
けてある。 【効果】 パイプ曲げ加工後の後処理作業を軽減でき、
又、パイプ材の浪費を回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプベンダーに関し、
詳しくは、対象パイプの管端部を外周側から把持するチ
ャックと、対象パイプの曲げ予定部に対する曲げ案内用
の円弧状部を形成した曲げ型と、前記曲げ予定部を前記
曲げ型との間で挟圧保持するクランプ台と、対象パイプ
の管芯方向において前記クランプ台に対し前記チャック
による保持側に位置して前記曲げ予定部を前記曲げ型と
の間で挟圧保持するプレッシャ台とを設け、前記曲げ
型、クランプ台、及びプレッシャ台によるパイプ挟圧状
態において、前記クランプ台を前記円弧状部の中心周り
で前記曲げ型と一体的に前記プレッシャ台からの離間側
へ回動させる曲げ駆動手段、並びに、前記チャックを前
記プレッシャ台に対する遠近方向へ移動させる送り駆動
手段を設けたパイプベンダーに関する。
【0002】
【従来の技術】ベンダーによるパイプ曲げ過程、即ち、
上記構成(図6参照)において曲げ型2、クランプ台
3、及びプレッシャ台4によるパイプ挟圧状態で、クラ
ンプ台3を円弧状部2mの中心8周りで曲げ型2と一体
的にプレッシャ台4からの離間側へ回動させる操作過程
において、対象パイプPをプレッシャ台4による挟圧部
分の管芯方向でクランプ台3の離間動作側へ付勢すれ
ば、小さな曲げ半径の加工でも、凹み等の不都合な変形
を防止して良好な曲げ加工を実施できることが知られて
いるが、従来、この付勢の実施形態としては、曲げ操作
中もチャック1によるパイプ把持状態を保って、そのチ
ャック1を駆動手段14によりプレッシャ台4側へ付勢
することで、パイプ把持状態のチャック1を介して対象
パイプPをプレッシャ台4による挟圧部分の管芯方向で
クランプ台3の離間動作側へ付勢するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、本来、パイプ
把持状態で送り駆動手段14によりプレッシャ台4に対
する遠近方向に移動させて、クランプ台4による挟圧保
持に先立ち対象パイプPの曲げ予定部を曲げ型2の位置
に位置合わせするものであるチャック1と、クランプ台
3に対しチャック1によるパイプ保持側に位置して曲げ
操作時に対象パイプPを曲げ型2との間で挟圧するプレ
ッシャ台4との相対的位置関係について、それらチャッ
ク1とプレッシャ台4との接当干渉を回避した状態で、
曲げ操作時に前述の如くにチャック1を介し対象パイプ
Pをその管端側から付勢するには、対象パイプPに製品
としての必要長さ以上のものを使用して、チャック1に
より把持する管端部とそれに対し最も近くなる曲げ予定
部との間に、チャック1とプレッシャ台4との接当干渉
を回避するに足りる離間寸法を確保する、といったこと
が多々必要となり、このため、曲げ加工の後に、対象パ
イプPにおける管端の不必要部分を切り捨てる後処理作
業が必要となって、全体としてのパイプ加工能率が低下
し、又、パイプ材の浪費が大きい問題があった。
【0004】本発明の目的は、合理的なパイプ付勢構造
を採用することにより、上記問題の解消を図る点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるパイプベン
ダーの第1の特徴構成は、曲げ型、クランプ台、及びプ
レッシャ台によるパイプ挟圧状態において前記クランプ
台を前記曲げ型と一体的に前記プレッシャ台からの離間
側へ回動させる曲げ駆動手段、並びに、管端部を外周側
から把持するチャックを前記プレッシャ台に対する遠近
方向へ移動させる送り駆動手段を設ける構成において、
前記チャックによる把持を解除して前記チャックを前記
プレッシャ台からの離間側へ引退移動させた状態で、対
象パイプのチャック側管端面に対し、前記曲げ駆動手段
によるクランプ台回動に並行して前記プレッシャ台によ
るパイプ挟圧部分の管芯方向で前記クランプ台の離間動
作側へ接当付勢作用する端面付勢手段を設けたことにあ
り、その作用・効果は次の通りである。
【0006】
【作用】つまり、曲げ駆動手段によりクランプ台を回動
させる曲げ操作にあたっては、チャックによるパイプ把
持を解除してチャックをプレッシャ台からの離間側へ引
退移動させることにより、その曲げ操作において対象パ
イプに対し挟圧保持作用させるプレッシャ台とチャック
との接当干渉を回避する。
【0007】又、チャックを引退させた状態での曲げ操
作に並行して対象パイプは上記の端面付勢手段をもって
プレッシャ台によるパイプ挟圧部分の管芯方向でクラン
プ台の離間動作側へ付勢するが、この際、端面付勢手段
を対象パイプのチャック側管端面に対し接当付勢作用さ
せる付勢形態とすることで、端面付勢手段における対象
パイプ管端面への接当作用部そのものと、曲げ操作過程
でパイプ挟圧状態にあるプレッシャ台との接当干渉を回
避する。
【0008】尚、チャックをパイプ把持状態で送り駆動
手段によりプレッシャ台に対する遠近方向へ移動させ
て、対象パイプにおける曲げ予定部を曲げ型の位置に位
置合わせするチャック本来の使用では、プレッシャ台が
対象パイプから離間した非挟圧状態にあることでチャッ
クとプレッシャ台との接当干渉は回避され、従って、チ
ャックは管端部を外周側から把持しながらも曲げ型の極
近傍まで接近して、その対象パイプにおける管端近くの
曲げ予定部を曲げ型の位置に位置合わせすることができ
る。
【0009】
【発明の効果】即ち、上記の如く作用する本発明の第1
特徴構成によれば、クランプ台の回動操作による曲げ加
工に並行して対象パイプを付勢するにあたり、従前の如
く対象パイプに製品としての必要長さ以上のものを使用
することでチャックとプレッシャ台との接当干渉を回避
するといった処置を不要にでき、これにより、曲げ加工
の後に対象パイプにおける管端の不必要部分を切り捨て
るといった後処理作業の必要頻度を大巾に低減できて、
全体としてのパイプ加工能率を向上でき、又、パイプ材
の浪費も少なくして経済性の面でも有利にし得るに至っ
た。
【0010】〔本発明の第2特徴構成〕本発明によるパ
イプベンダーの第2の特徴構成は、前記端面付勢手段に
おける対象パイプ管端面への接当作用部を、前記チャッ
クの中心軸芯上において前記チャックよりも前記プレッ
シャ台側に突出する作用状態と前記チャックよりも前記
プレッシャ台から離間する引退状態とに出退動作させる
出退扞状具で構成してあることにある。
【0011】つまり、この第2特徴構成によれば、例え
ば、端面付勢手段における上記の接当作用部とチャック
とを、それらの一方を対象パイプの管端に対し作用させ
るにあたり他方を対象パイプの管芯上から外方へ引退さ
せて、それら自身の接当干渉を回避するといった形態を
採用するに比べ、それら端面付勢手段における接当作用
部、及び、チャックの必要動作パターンを、夫々、対象
パイプの管芯上を直線状に移動させるだけの単純なもの
とすることができて、これにより、装置構造を簡略にで
き、又、チャックにより管端部を把持する状態と端面付
勢手段の接当作用部である出退扞状具を管端面に接当付
勢作用させる状態との切り換えも、相互干渉の無い状態
でスムースに実施できる。
【0012】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0013】図において、1は曲げ加工する対象パイプ
Pを管端部で保持するチャック、2は曲げ案内用の円弧
状パイプ係入溝2mを形成した曲げ型、3は曲げ型2と
の間で対象パイプPの曲げ予定部を挟圧保持するクラン
プ台、4は対象パイプPの管芯方向でクランプ台3に対
しチャック保持側に位置して対象パイプPの曲げ予定部
を曲げ型2との間で挟圧保持するプレッシャ台、5は対
象パイプPの管芯方向で曲げ型2に対しチャック保持側
に位置してプレッシャ台4との間で対象パイプP曲げ予
定部を挟圧保持する案内台である。
【0014】クランプ台3、プレッシャ台4、及び、案
内台5の夫々には、曲げ型2のパイプ係入溝2mと同様
のパイプ係入溝3m,4m,5mを形成してあり、クラ
ンプ台3、プレッシャ台4の夫々においてパイプ係入溝
3m,4mを形成したブロック部分3a,4aは曲げ型
2、案内台5とともに所要の曲げ条件に応じて各部の寸
法が異なる仕様のものを交換使用する。
【0015】曲げ型2は、曲げ駆動用シリンダ6により
チェーン7a及びスプロケット7bを介して回動操作す
る縦回動軸8に取り付け、クランプ台3は、縦回動軸8
に支持した揺動部9においてクランプ用シリンダ10及
びリンク機構11により曲げ型2に対する接近離間方向
に摺動操作自在に装備し、又、プレッシャ台4は、装置
本体の固定側においてプレッシャ用シリンダ12により
曲げ型2に対する接近離間方向に摺動操作する摺動台1
3に装備してある。
【0016】つまり、図6の(イ),(ロ)に示すよう
に、クランプ用シリンダ10及びプレッシャ用シリンダ
12の操作により曲げ型2、クランプ台3、プレッシャ
台4、並びに、案内台5をもって対象パイプPの曲げ予
定部を挟圧保持した状態で、曲げ駆動用シリンダ6の操
作により縦回動軸8を揺動部9とともに回動させて、ク
ランプ台3をプレッシャ台4に隣接する曲げ開始位置か
らクランプ台4に対する離間側へ縦回動軸8の軸芯周り
で曲げ型2と一体的に所要角度だけ回動させることによ
り、対象パイプPに所望の曲げ加工を施す。
【0017】チャック1は、装置本体の固定側において
前記の曲げ型2及び各台3,4,5の配置位置である曲
げ加工部に対し送り駆動用シリンダ14により遠近方向
へ摺動操作する送り台15に装備してあり、操作盤16
内部の制御器17は、前述のクランプ台回動による曲げ
加工を施したのち、クランプ台3を曲げ開始位置に戻す
とともにクランプ台3及びプレッシャ台4による挟圧保
持(即ち、クランプ用シリンダ10及びプレッシャ用シ
リンダ12によるパイプ挟圧操作)を一時解除した状態
で、送り駆動用シリンダ14の操作によりチャック保持
状態の対象パイプPを所要寸法だけ曲げ加工部側へ送
り、そこで、挟圧保持状態でのクランプ台回動による曲
げ加工を対象パイプPの後続曲げ予定部に対し続けて施
すといった、連続曲げ加工を予め入力されたプログラム
に基づき自動的に実施する。
【0018】18は、対象パイプPの管端部を外周側か
ら把持する形態で対象パイプPを保持するチャック1の
爪部1aを開閉操作して、チャック1を保持作用状態と
保持解除状態とに切り換えるシリンダ、19は使用する
曲げ型2に応じてチャック1を送り台15上で横移動操
作するモータ、20は曲げ型2、及び、各台3,4,5
の夫々における上下のパイプ係入溝2m,3m,4m,
5mのうちいずれを使用するかに応じてチャック1を送
り台15上で昇降操作するシリンダ、又、21は前記の
連続曲げ加工におけるパイプ送り時にパイプ保持状態の
チャック1をその中心軸芯(即ち、保持パイプPの管
芯)周りで回動させ、これにより、次の曲げ加工におけ
る曲げ方向を所要向きに変更するモータである。
【0019】22は曲げ過程において対象パイプPにお
ける曲げ予定部の管内に位置させるマンドレルであり、
23は、チャック1の中心軸芯部を貫通させる扞状具2
4を介してマンドレル22を対象パイプPの曲げ予定部
に対し管端から装脱操作するシリンダ、又、25及び2
6はチャック1の横移動や昇降と同様に、使用する曲げ
型2やパイプ係入溝2m,3m,4m,5mに応じて扞
状具24によるマンドレル22の装脱操作経路を変位さ
せる横移動用のモータ、及び、昇降用のシリンダであ
る。
【0020】クランプ台3の回動による曲げ過程におい
て前記の制御器17は、凹み等の不都合な変形が対象パ
イプPの曲げ予定箇所に生じることを防止して高い曲げ
加工品質を確保するため、対象パイプPをプレッシャ台
4による挟圧部分の管芯方向でクランプ台3の離間動作
側へ付勢する付勢操作を並行実施する構成としてあり、
その付勢形態としては、前記の摺動台13上においてプ
レッシャ台4を付勢用シリンダ27の操作によりパイプ
挟圧部分の管芯方向へ駆動移動する構成として、パイプ
挟圧状態にあるプレッシャ台4をこの付勢用シリンダ2
7によりパイプ挟圧部分の管芯方向でクランプ台3の離
間動作側へ付勢することと、パイプ保持状態にあるチャ
ック1を前記の送り駆動用シリンダ14によりパイプ挟
圧部分の管芯方向でクランプ台3の離間動作側へ付勢す
ることとをもって、対象パイプPを曲げ条件に応じた付
勢力で付勢する。
【0021】又、チャック保持側管端の近傍に位置する
曲げ予定部(例えば、一本の対象パイプPを順次送りし
ながら、その複数部に曲げ加工を施す形態において最終
の曲げ予定部)に曲げ加工を施す場合には、図7の
(イ)〜(ハ)に示すように、クランプ台3及びプレッ
シャ台4によるパイプ挟圧を解除して、対象パイプPの
送り移動を自由にするとともに、プレッシャ台4とチャ
ック1との接当干渉を回避した状態で、管端把持状態の
チャック1を送り駆動用シリンダ14により曲げ型2の
近傍にまで移動させ、これにより、管端近傍の曲げ予定
部を曲げ型2に対する適切位置に位置合わせする。
【0022】この位置合わせの後、クランプ台3及びプ
レッシャ台4をパイプ挟圧状態に切り換えた上で、チャ
ック1によるパイプ把持を解除して送り駆動用シリンダ
14によりチャック1をプレッシャ台4からの離間側に
引退移動させ、かつ、それに伴い、図8に示す如くチャ
ック1の中心軸芯部に内装の出退扞状具36を送り台1
5上に装備の出退操作用シリンダ37によりチャック奥
部の引退状態からチャック1の先方へ突出させて対象パ
イプPの管端面に対し接当させる作用状態へ切り換え、
そして、クランプ台3の回動操作による曲げ加工時に
は、前述のチャック1を介する付勢に代えて、プレッシ
ャ台4との接当干渉の無い状態で管端面に対し突出接当
作用する上記の扞状具36を、送り駆動用シリンダ14
による送り台推進によりパイプ挟圧部分の管芯方向でク
ランプ台3の離間動作側へ付勢することと、前述のプレ
ッシャ台付勢用シリンダ27によるプレッシャ台側の付
勢とにより、対象パイプPを付勢する。
【0023】尚、上記のチャック引退操作、及び、それ
に続く扞状具36によるパイプ付勢操作は、一連のパイ
プ曲げ加工操作を設定プログラムに従って自動的に実施
する中で制御器17が自動的に行う。
【0024】図9及び図10に示すように、制御器17
は油圧回路において上記の各シリンダ及びモータに対す
る電磁切換バルブV1〜V11を設定プログラムに基づ
き順次切換操作することで、一連の曲げ加工操作を自動
的に実施し、又、各回の曲げ加工において上記のパイプ
付勢操作の実施付勢力(本例において具体的には前記の
プレッシャ台付勢用シリンダ27及び送り駆動用シリン
ダ14の夫々に対する供給油圧)を、キーボード操作等
による操作盤16上での数値入力操作によりプログラム
設定に伴い付与される指定値に応じて自動的に変更・調
整する。
【0025】この付勢力の変更・調整について油圧回路
においては、油圧検出情報に基づきプレッシャ台付勢用
シリンダ27に対する供給油圧paを目標値pamに調
整・維持する調整手段(換言すれば、プレッシャ台側付
勢力の検出情報に基づきプレッシャ台側付勢力を目標値
に調整・維持する調整手段)として、前記のプレッシャ
台付勢用シリンダ27に対する供給油路28において、
導圧油路29により導く背圧pa(付勢用シリンダ27
への供給油圧)と、パイロット油路30により導く操作
油圧pbと、スプリングs1の付勢力との三者のバラン
スにより、付勢用シリンダ27への供給油圧paを目標
値pamに自動的に調整・維持する減圧弁GV1を介装
してある。
【0026】又、この減圧弁GV1の調整目標値pam
を変更する変更手段として、上記のパイロット油路30
に対するリリーフ圧調整により減圧弁GV1に対する上
記の操作油圧pbを変更することで、背圧paと操作油
圧pbとスプリングs1の付勢力との三者の平衡関係を
変更して、減圧弁GV1における供給油圧調整の目標値
pamを変更する電磁操作式のリリーフ弁RV1を設け
てある。
【0027】一方、チャック側の付勢(つまり、パイプ
把持状態のチャック1を介して行う付勢、ないし、管端
近傍の曲げ予定部に対する曲げ加工においてチャック1
を引退させた上で突出状態の扞状具36を介して行う付
勢)については、油圧検出情報に基づき送り駆動用シリ
ンダ14に対する供給油圧pcを目標値pcmに調整・
維持する調整手段(換言すれば、チャック側付勢力の検
出情報に基づきチャック側付勢力を目標値に調整・維持
する調整手段)と、この供給油圧調整における目標値p
cmを変更する変更手段とを組み合わせた機構として、
前記の送り駆動用シリンダ14に対する供給油路31に
おいて、導圧油路32により導く送り駆動用シリンダ1
4への供給油圧pcとスプリングs2の付勢力とのバラ
ンスにより、送り駆動用シリンダ14に対する供給油路
31のリリーフ圧を調整して、送り駆動用シリンダ14
への供給油圧pcを目標値pcmに自動的に調整・維持
するとともに、そのスプリングs2の付勢力を電磁操作
により変更調整することで供給油圧pcとスプリングs
2の付勢力との平衡関係を変更して、送り駆動用シリン
ダ14に対する供給油圧調整の目標値pcmを変更する
電磁操作式のリリーフ弁RV2を設けてある。
【0028】そして、制御器17には、操作盤16の指
定部16aに対し数値入力操作によりプレッシャ台側及
びチャック側の夫々について、各回の曲げ加工における
曲げ開始時の付勢力指定値paS,pcSと、曲げ完了
時の付勢力指定値paE,pcEとが指定されることに
対し、各回の曲げ加工においてエンコーダEにより検出
される縦回動軸8の回動角度(即ち、曲げ開始時からの
曲げ角度情報)に基づき各電磁操作式リリーフ弁RV
1,RV2に対する操作電圧e1,e2を調整制御する
ことにより、上記の目標値pam,pcmを曲げ開始か
ら曲げ完了に至る間で上記の曲げ開始時の付勢力指定値
paS,pcSから曲げ完了時の付勢力指定値paE,
pcEへ曲げ角度の変化に伴い漸次的に変更し、これに
より、各回の曲げ加工においてプレッシャ台付勢用シリ
ンダ27に対する供給油圧pa、及び、送り駆動用シリ
ンダ14に対する供給油圧pcの夫々(即ち、プレッシ
ャ台側付勢力、及び、チャック側付勢力の夫々)を、上
記の曲げ開始時の付勢力指定値paS,pcSと曲げ完
了時の付勢力指定値paE,pcEとにより決まる図1
1に示す如き変化パターンL1,L2で変化させる付勢
力変更制御部17aを装備してある。
【0029】つまり、指定部16aに対する指定操作に
より曲げ条件に応じた付勢力変化パターンL1,L2を
プレッシャ台側付勢、及び、チャック側付勢の夫々につ
いて設定して、プレッシャ台側の付勢力pa及びチャッ
ク側の付勢力pcを曲げ加工の進行に応じその変化パタ
ーンL1,L2で変化させる形態としてあり、これによ
り、プレッシャ台側の付勢力pa、及び、チャック側の
付勢力pcとして、曲げの開始から完了に至るまで単に
一定の付勢力を付与するに比べ、曲げに伴う凹み等の不
都合なパイプ変形を効果的に防止して、より高い曲げ加
工品質を確保する。
【0030】各回の曲げ加工においてプレッシャ台4に
より対象パイプPを挟圧保持する際の挟圧力(具体的に
は前記のプレッシャ用シリンダ12に対する供給油圧)
は、上記の付勢力指定とともにプログラム設定に伴い数
値入力操作により指定するようにしてあり、この挟圧力
指定については油圧回路上、プレッシャ用シリンダ12
に対する供給油路33において、導圧油路34により導
く背圧pd(プレッシャ用シリンダ12への供給油圧)
と、パイロット油路35により導く操作油圧peと、ス
プリングs3の付勢力との三者のバランスにより、プレ
ッシャ用シリンダ12への供給油圧pdを目標値pdm
に自動的に調整・維持する減圧弁GV3を介装し、又、
このパイロット油路35に対するリリーフ圧調整により
減圧弁GV3に対する上記の操作油圧peを変更するこ
とで、背圧pdと操作油圧peとスプリングs3の付勢
力との三者の平衡関係を変更して、減圧弁GV3におけ
る供給油圧調整の目標値pdmを変更する電磁操作式の
リリーフ弁RV3を設けてある。
【0031】そして、制御器17には、付勢力指定とと
もに数値入力操作により付与される挟圧力指定に応じ、
電磁操作式リリーフ弁RV3に対する操作電圧e3を調
整制御することで上記の目標値pam3を変更して、各
回の曲げ加工でのプレッシャ用シリンダ12に対する供
給油圧pd(即ち、プレッシャ台挟圧力)を指定部16
aの受けた指定値に自動変更する挟圧力変更制御部17
bを装備してある。
【0032】図中g1〜g6は各シリンダ、モータに対
する供給油圧をゲージGに導く検圧路であり、ゲージG
においては切換用バルブ群SVの操作により各シリン
ダ、モータに対する供給油圧を選択して確認できる。
【0033】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0034】クランプ台3の回動による曲げ加工に並行
して、チャック引退状態で対象パイプPの管端面に対し
プレッシャ台4によるパイプ挟圧部分の管芯方向でクラ
ンプ台3の離間動作側に接当付勢作用する端面付勢手段
を、前述の実施例においてはチャック1の中心軸芯部に
配備した扞状具36、それを出退操作するシリンダ3
7、及び、送り台推進もって扞状具36を管端面に対し
て付勢作用させる送り駆動用シリンダ14により構成し
たが、上記端面付勢手段の具体的構造は種々の構成変更
が可能である。
【0035】クランプ台3を曲げ型2と一体的に回動さ
せる曲げ駆動手段6、及び、チャック1を移動操作する
送り駆動手段14等とともに、上記端面付勢手段の駆動
形式には油圧駆動形式の他、電動式や空気圧式等、種々
の駆動形式を採用できる。
【0036】対象パイプPの用途、即ち、曲げ加工の目
的は不問である。
【0037】対象パイプPを挟圧するプレッシャ台4を
管芯方向に付勢してパイプ付勢する構成において、プレ
ッシャ台4の材質変更によりパイプに対する摩擦係数を
適宜選択するようにしても良い。
【0038】又、パイプ付勢に弾性的な付勢形態を採用
しても良い。
【0039】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】正面図
【図2】平面図
【図3】曲げ加工部の拡大平面図
【図4】プレッシャ台周りの拡大側面図
【図5】クランプ台周りの拡大側面図
【図6】曲げ加工形態を示す平面視断面図
【図7】管端近くの曲げ加工形態を示す平面視断面図
【図8】チャック部の拡大断面図
【図9】油圧回路図
【図10】油圧回路図
【図11】付勢力変化を示すグラフ
【符号の説明】
1 チャック 2 曲げ型 2m 円弧状部 3 クランプ台 4 プレッシャ台 6 曲げ駆動手段 8 中心 14 端面付勢手段(送り駆動手段) 36 端面付勢手段(扞状具) 37 端面付勢手段 P 対象パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象パイプ(P)の管端部を外周側から
    把持するチャック(1)と、対象パイプ(P)の曲げ予
    定部に対する曲げ案内用の円弧状部(2m)を形成した
    曲げ型(2)と、前記曲げ予定部を前記曲げ型(2)と
    の間で挟圧保持するクランプ台(3)と、対象パイプ
    (P)の管芯方向において前記クランプ台(3)に対し
    前記チャック(1)による保持側に位置して前記曲げ予
    定部を前記曲げ型(2)との間で挟圧保持するプレッシ
    ャ台(4)とを設け、前記曲げ型(2)、クランプ台
    (3)、及びプレッシャ台(4)によるパイプ挟圧状態
    において、前記クランプ台(3)を前記円弧状部(2
    m)の中心(8)周りで前記曲げ型(2)と一体的に前
    記プレッシャ台(4)からの離間側へ回動させる曲げ駆
    動手段(6)、並びに、前記チャック(1)を前記プレ
    ッシャ台(4)に対する遠近方向へ移動させる送り駆動
    手段(14)を設けたパイプベンダーであって、 前記チャック(1)による把持を解除して前記チャック
    (1)を前記プレッシャ台(4)からの離間側へ引退移
    動させた状態で、対象パイプ(P)のチャック側管端面
    に対し、前記曲げ駆動手段(6)によるクランプ台回動
    に並行して前記プレッシャ台(4)によるパイプ挟圧部
    分の管芯方向で前記クランプ台(3)の離間動作側へ接
    当付勢作用する端面付勢手段(14),(36),(3
    7)を設けたパイプベンダー。
  2. 【請求項2】 前記端面付勢手段(14),(36),
    (37)における対象パイプ管端面への接当作用部を、
    前記チャック(1)の中心軸芯上において前記チャック
    (1)よりも前記プレッシャ台(4)側に突出する作用
    状態と前記チャック(1)よりも前記プレッシャ台
    (4)から離間する引退状態とに出退動作させる出退扞
    状具(36)で構成してある請求項1記載のパイプベン
    ダー。
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