JPH06113430A - フロア配線構造におけるプレワイヤリング方式 - Google Patents
フロア配線構造におけるプレワイヤリング方式Info
- Publication number
- JPH06113430A JPH06113430A JP4280872A JP28087292A JPH06113430A JP H06113430 A JPH06113430 A JP H06113430A JP 4280872 A JP4280872 A JP 4280872A JP 28087292 A JP28087292 A JP 28087292A JP H06113430 A JPH06113430 A JP H06113430A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- apparatuses
- building
- office
- wiring
- floor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】建物の建築施工の際に、当該施工後に行われる
オフィス内での機器配設に対処し得る配線を実質上完了
しておき、オフィス開設に当たっての機器の使用準備、
将来の機器の増設を容易かつ迅速に行うことを可能とす
るフロア配線構造におけるプレワイヤリング方式を提供
する。 【構成】建物の建築施工の際に床面下に電線・ケ−ブル
を配線し、この配線におけるコンセントを、床面に所定
の間隔で配設する。
オフィス内での機器配設に対処し得る配線を実質上完了
しておき、オフィス開設に当たっての機器の使用準備、
将来の機器の増設を容易かつ迅速に行うことを可能とす
るフロア配線構造におけるプレワイヤリング方式を提供
する。 【構成】建物の建築施工の際に床面下に電線・ケ−ブル
を配線し、この配線におけるコンセントを、床面に所定
の間隔で配設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロア配線に使用するプ
レワイヤリング方式に関し、オフィスでの配線に有用な
ものである。
レワイヤリング方式に関し、オフィスでの配線に有用な
ものである。
【0002】
【従来の技術】近来、オフィスにおいては、オフィス空
間の快適化等のために、OA機器等の床上配設機器に対
する配線の大部分を床面下に納めることが行われてい
る。
間の快適化等のために、OA機器等の床上配設機器に対
する配線の大部分を床面下に納めることが行われてい
る。
【0003】かかるフロア配線方式を施工するために、
建築物の躯体工事の際に、電線ダクトを有するデッキで
躯体の床基礎を造り、その電線ダクトに電線取出し用ボ
ックスを取付け、更に、コンクリ−ト床を打設すると共
に電線ダクトに幹線用電線・ケ−ブルを予め引き通して
おき、建築施工後に行うフロア配線工事の際に、上記電
線取出し用ボックスから幹線用電線・ケ−ブルを引き出
すことが提案されている。
建築物の躯体工事の際に、電線ダクトを有するデッキで
躯体の床基礎を造り、その電線ダクトに電線取出し用ボ
ックスを取付け、更に、コンクリ−ト床を打設すると共
に電線ダクトに幹線用電線・ケ−ブルを予め引き通して
おき、建築施工後に行うフロア配線工事の際に、上記電
線取出し用ボックスから幹線用電線・ケ−ブルを引き出
すことが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式(床内電線ダクトに幹線用電線・ケ−ブルを予め引き
通しておく方式)においては、床上配設機器を結線する
際に、幹線用電線・ケ−ブルへの分岐用電線の接続、こ
の分岐用電線と機器との接続、同分岐用電線の床面下へ
の収容等、多くの工数を必要とし、その作業は容易では
ない。
式(床内電線ダクトに幹線用電線・ケ−ブルを予め引き
通しておく方式)においては、床上配設機器を結線する
際に、幹線用電線・ケ−ブルへの分岐用電線の接続、こ
の分岐用電線と機器との接続、同分岐用電線の床面下へ
の収容等、多くの工数を必要とし、その作業は容易では
ない。
【0005】更に、業務量の増大に伴いOA機器を増設
する場合、床面を拡開して上記幹線用電線・ケ−ブルに
増設用の分岐用電線を接続する必要があり、床面の拡開
と復元作業並びに分岐用電線の接続作用が必要となるの
で、この作業は相当に困難である。
する場合、床面を拡開して上記幹線用電線・ケ−ブルに
増設用の分岐用電線を接続する必要があり、床面の拡開
と復元作業並びに分岐用電線の接続作用が必要となるの
で、この作業は相当に困難である。
【0006】本発明の目的は、建物の建築施工の際に、
当該施工後に行われるオフィス内での機器配設に対処し
得る配線を実質上完了しておき、オフィス開設に当たっ
ての機器の使用準備、将来の機器の増設を容易かつ迅速
に行うことを可能とするフロア配線構造におけるプレワ
イヤリング方式を提供することにある。
当該施工後に行われるオフィス内での機器配設に対処し
得る配線を実質上完了しておき、オフィス開設に当たっ
ての機器の使用準備、将来の機器の増設を容易かつ迅速
に行うことを可能とするフロア配線構造におけるプレワ
イヤリング方式を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフロア配線構造
におけるプレワイヤリング方式は、建物の建築施工の際
に床面下に電線・ケ−ブルを配線し、この配線における
コンセントを、床面に所定の間隔で配設することを特徴
とする構成である。
におけるプレワイヤリング方式は、建物の建築施工の際
に床面下に電線・ケ−ブルを配線し、この配線における
コンセントを、床面に所定の間隔で配設することを特徴
とする構成である。
【0008】
【作用】床面のコンセントに機器のリ−ド電線を差し込
み接続することによって機器を迅速かつ容易に結線でき
る。そして、コンセントの配設箇数を、将来での機器の
増設を見込んで設定しておくことにより、将来の機器の
増設に迅速かつ容易に対処できる。
み接続することによって機器を迅速かつ容易に結線でき
る。そして、コンセントの配設箇数を、将来での機器の
増設を見込んで設定しておくことにより、将来の機器の
増設に迅速かつ容易に対処できる。
【0009】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1の(イ)は本発明の使用によって施工されるフ
ロア配線構造を示す平面説明図、図1の(ロ)は図1の
(イ)におけるロ−ロ断面説明図である。図1の(イ)
並びに図1の(ロ)において、1は建物躯体のスラブ床
基面である。2は床基面上に敷き詰められた消音マット
である。3は消音マット上に敷き詰められたプラスチッ
ク製の配線用パネルであり、図2に示すように、縦並び
に横方向に一定の間隔を隔てて支柱部31を備え、互い
に隣り同士の支柱部間を支柱部下端において梁部32に
より連結し、支柱部31,31間の空間を電線・ケ−ブ
ルの収容スペ−スとするものを使用できる。図2におい
て、33は支柱部上端に設けられた係止用突部である。
る。図1の(イ)は本発明の使用によって施工されるフ
ロア配線構造を示す平面説明図、図1の(ロ)は図1の
(イ)におけるロ−ロ断面説明図である。図1の(イ)
並びに図1の(ロ)において、1は建物躯体のスラブ床
基面である。2は床基面上に敷き詰められた消音マット
である。3は消音マット上に敷き詰められたプラスチッ
ク製の配線用パネルであり、図2に示すように、縦並び
に横方向に一定の間隔を隔てて支柱部31を備え、互い
に隣り同士の支柱部間を支柱部下端において梁部32に
より連結し、支柱部31,31間の空間を電線・ケ−ブ
ルの収容スペ−スとするものを使用できる。図2におい
て、33は支柱部上端に設けられた係止用突部である。
【0010】図1の(イ)並びに図1の(ロ)におい
て、Aは敷詰配線用パネル群に配線された幹線用電線・
ケ−ブルである。Bは幹線用電線・ケ−ブルに所定の間
隔で接続された分岐用電線であり、幹線用電線・ケ−ブ
ルAと分岐用電線Bとの導体接続部をブランチボックス
C内に納め、配線用パネル3にこのボックスを嵌め込む
ための打ち抜き30を施し、この打ち抜き部30に当該
ブランチボックスCを嵌合固定することができる。
て、Aは敷詰配線用パネル群に配線された幹線用電線・
ケ−ブルである。Bは幹線用電線・ケ−ブルに所定の間
隔で接続された分岐用電線であり、幹線用電線・ケ−ブ
ルAと分岐用電線Bとの導体接続部をブランチボックス
C内に納め、配線用パネル3にこのボックスを嵌め込む
ための打ち抜き30を施し、この打ち抜き部30に当該
ブランチボックスCを嵌合固定することができる。
【0011】図1の(イ)並びに図1の(ロ)におい
て、4は敷詰配線パネル群上に敷き詰められたカバ−パ
ネルであり、図2にも示されているように、孔41を有
し、孔41において配線用パネル3の支柱部上端の突部
33に係止されている。5は敷詰カバ−パネル群上に敷
き詰められたタイルカ−ペットである。6は床面上に縦
並びに横方向に所定の間隔を隔てて配設されたコンセン
トであり、分岐用電線Bが接続され、カバ−パネル並び
にタイルカ−ペットに穿孔された孔に嵌合固定されてい
る。
て、4は敷詰配線パネル群上に敷き詰められたカバ−パ
ネルであり、図2にも示されているように、孔41を有
し、孔41において配線用パネル3の支柱部上端の突部
33に係止されている。5は敷詰カバ−パネル群上に敷
き詰められたタイルカ−ペットである。6は床面上に縦
並びに横方向に所定の間隔を隔てて配設されたコンセン
トであり、分岐用電線Bが接続され、カバ−パネル並び
にタイルカ−ペットに穿孔された孔に嵌合固定されてい
る。
【0012】このコンセントには、図3に示すように、
プラグ差し込み溝を前端面61に有するソケット部62
を基盤部63の上面に対し、使用時には斜め上向きに頭
出させ得〔図3の(イ)〕、不使用時にはほぼ面一に仕
舞い得る〔図3の(ロ)〕ものを使用することが望まし
い。
プラグ差し込み溝を前端面61に有するソケット部62
を基盤部63の上面に対し、使用時には斜め上向きに頭
出させ得〔図3の(イ)〕、不使用時にはほぼ面一に仕
舞い得る〔図3の(ロ)〕ものを使用することが望まし
い。
【0013】本発明のプレワイヤリング方式において
は、建物の躯体工事終了後に行う仕上・設備工事時に上
記した配線構造の施工を終了し、ビル使用者がオフィス
開設準備作業時に行う機器の配設に対してプレワイヤリ
ングを行っておく。従って、ビルをオフィスとして使用
する者においては、オフィス内の所定位置に機器を搬入
・配設し、その機器のリ−ド電線のプラグをコンセント
に差し込むだけで、その機器を使用できる。また、機器
の増設に対しても、増設機器の搬入・配設し、その機器
のリ−ド電線のプラグをコンセントに差し込むだけでよ
い。
は、建物の躯体工事終了後に行う仕上・設備工事時に上
記した配線構造の施工を終了し、ビル使用者がオフィス
開設準備作業時に行う機器の配設に対してプレワイヤリ
ングを行っておく。従って、ビルをオフィスとして使用
する者においては、オフィス内の所定位置に機器を搬入
・配設し、その機器のリ−ド電線のプラグをコンセント
に差し込むだけで、その機器を使用できる。また、機器
の増設に対しても、増設機器の搬入・配設し、その機器
のリ−ド電線のプラグをコンセントに差し込むだけでよ
い。
【0014】上記において、コンセントの配設間隔を長
くすると、それに伴い機器のリ−ド電線を長くする必要
があり、そのリ−ド電線の処理がやっかいとなるので、
コンセントの配設間隔は cm〜cmとすることが適当で
ある。
くすると、それに伴い機器のリ−ド電線を長くする必要
があり、そのリ−ド電線の処理がやっかいとなるので、
コンセントの配設間隔は cm〜cmとすることが適当で
ある。
【0015】また、上記の仕上・設備工事においては、
天井裏配線並びに壁裏配線が通常通り行われる。この場
合、天井裏配線並びに壁裏配線と本発明のプレワイヤリ
ングとを構造的にリンクさせることが好ましい。また、
壁内に天井裏配線空間と床面下配線空間とを連通するパ
ネル枠を埋込み、このパネル枠内にネットワ−クにイン
サ−トする機器、機器制御用スイッチ、例えば、電力系
の無停電装置、分配電盤、照明制御スイッチ、空調制御
スイッチ更には電話系の自動交換機等を収納することも
できる。
天井裏配線並びに壁裏配線が通常通り行われる。この場
合、天井裏配線並びに壁裏配線と本発明のプレワイヤリ
ングとを構造的にリンクさせることが好ましい。また、
壁内に天井裏配線空間と床面下配線空間とを連通するパ
ネル枠を埋込み、このパネル枠内にネットワ−クにイン
サ−トする機器、機器制御用スイッチ、例えば、電力系
の無停電装置、分配電盤、照明制御スイッチ、空調制御
スイッチ更には電話系の自動交換機等を収納することも
できる。
【0016】
【発明の効果】本発明のフロア配線構造のプレワイヤリ
ング方式においては、ビルの建築施工時に床面下に配線
を行い、その仕上げた床面上にコンセントを配設してい
るから、ビルをオフィスとして使用する者においては、
床面上配設機器を搬入し、その機器のリ−ド電線をコン
セントに差し込み接続するだけで機器を使用でき、事務
機器の搬入のために混乱が避けられないオフィス開設
時、配線工事を行わなくても済む。
ング方式においては、ビルの建築施工時に床面下に配線
を行い、その仕上げた床面上にコンセントを配設してい
るから、ビルをオフィスとして使用する者においては、
床面上配設機器を搬入し、その機器のリ−ド電線をコン
セントに差し込み接続するだけで機器を使用でき、事務
機器の搬入のために混乱が避けられないオフィス開設
時、配線工事を行わなくても済む。
【0017】また、将来のオフィス規模の拡大を予測し
て予備のコンセントを配設しておくことにより、機器の
増設にも、再配線工事を行うこと無く容易に対処でき
る。
て予備のコンセントを配設しておくことにより、機器の
増設にも、再配線工事を行うこと無く容易に対処でき
る。
【図1】図1の(イ)は本発明によって施工されるフロ
ア配線構造の一例を示す平面説明図、図1の(ロ)は図
1の(イ)におけるロ−ロ断面説明図である。
ア配線構造の一例を示す平面説明図、図1の(ロ)は図
1の(イ)におけるロ−ロ断面説明図である。
【図2】図1のフロア配線構造における配線用パネルと
カバ−パネルを示す斜視説明図である。
カバ−パネルを示す斜視説明図である。
【図3】本発明において使用されるコンセントを示す側
面説明図であり、図3の(イ)は使用時の状態を、図3
の(ロ)は不使用時の状態をそれぞれ示している。
面説明図であり、図3の(イ)は使用時の状態を、図3
の(ロ)は不使用時の状態をそれぞれ示している。
A 幹線用電線・ケ−ブル B 分岐用電線 6 コンセント
Claims (1)
- 【請求項1】建物の建築施工の際に床面下に電線・ケ−
ブルを配線し、この配線におけるコンセントを、床面に
所定の間隔で配設することを特徴とするフロア配線構造
におけるプレワイヤリング方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280872A JPH06113430A (ja) | 1992-09-26 | 1992-09-26 | フロア配線構造におけるプレワイヤリング方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4280872A JPH06113430A (ja) | 1992-09-26 | 1992-09-26 | フロア配線構造におけるプレワイヤリング方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06113430A true JPH06113430A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17631135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4280872A Pending JPH06113430A (ja) | 1992-09-26 | 1992-09-26 | フロア配線構造におけるプレワイヤリング方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06113430A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6773789B2 (en) | 2001-10-31 | 2004-08-10 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
-
1992
- 1992-09-26 JP JP4280872A patent/JPH06113430A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6773789B2 (en) | 2001-10-31 | 2004-08-10 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Magnetic recording medium |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3856981A (en) | Power panel arrangement | |
JPH09511296A (ja) | 低い持上げパネル床の接続箱 | |
US5243129A (en) | Flexible undercarpet power system | |
US5828001A (en) | Plastic junction box with receptacle boxes | |
JP2828241B2 (ja) | 船舶の居室における配電システム | |
JPH06113430A (ja) | フロア配線構造におけるプレワイヤリング方式 | |
JP4564637B2 (ja) | 埋め込み形分電盤と縦型分電盤ユニット | |
JP2002078116A (ja) | 埋め込み形分電盤ユニット | |
EP0852839B1 (en) | Plastic junction box with receptacle boxes | |
US5019672A (en) | Access floor construction | |
CN219779474U (zh) | 一种组合式配电柜 | |
JP3140891B2 (ja) | 配線器具付き二重床用パネル及び配線器具付き二重床用パネルによる床配線方法 | |
JPH0993768A (ja) | 建物内の電気配線構造 | |
JP2533545Y2 (ja) | 構内配線システム用分岐配線盤 | |
JPH05344633A (ja) | 配電床設備 | |
JPH09121429A (ja) | 間仕切り配線構造 | |
JPH0347391Y2 (ja) | ||
JPH0913553A (ja) | 壁パネル装置 | |
JPH04265610A (ja) | 電話幹線の配線方法 | |
JPH06165338A (ja) | 屋内配線システム | |
JP2003027726A (ja) | 床下配線構造 | |
JP2004064923A (ja) | 集合住宅用分岐付きケーブル及びその配線方法 | |
JPH06283239A (ja) | 幹線分岐用配線装置 | |
JPH1028313A (ja) | システムフロア用中継端子盤 | |
JPH01133505A (ja) | ブレーカー収納ボックス |