JPH06112442A - 多入力電界効果型トランジスタ - Google Patents

多入力電界効果型トランジスタ

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JPH06112442A
JPH06112442A JP4258421A JP25842192A JPH06112442A JP H06112442 A JPH06112442 A JP H06112442A JP 4258421 A JP4258421 A JP 4258421A JP 25842192 A JP25842192 A JP 25842192A JP H06112442 A JPH06112442 A JP H06112442A
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floating gate
effect transistor
field effect
input field
gate
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JP4258421A
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Shinji Sugaya
慎二 菅谷
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のコントロールゲートが容量結合するフ
ローティングゲートを備えた多入力電界効果型トランジ
スタに関し、フィールドでのプログラムが可能となる多
入力電界効果型トランジスタを提供することおよびフロ
ーティングゲートの寄生抵抗の低減を可能にする多入力
電界効果型トランジスタを提供することである。 【構成】 コントロールゲートの少なくとも一つ2A
を、浮遊ゲート型の不揮発性メモリの浮遊ゲートと接続
しているように構成する。さらに、フローティングゲー
トを多結晶シリコン層および該多結晶シリコン層の少な
くとも一部の上に形成された高融点金属シリサイド層で
構成するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置、より詳し
くは、複数のコントロールゲートが容量結合するフロー
ティングゲートを備えた多入力電界効果型トランジスタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の電界効果型トランジスタのゲート
電極をフローティングゲートとし、このフローティング
ゲートに対して容量結合する複数のコントロール(入
力)ゲートを設けて、これらフローティングゲートの入
力信号(電圧)に応じたフローティングゲートの電位に
よって電界効果型トランジスタの出力を制御することの
できる多入力電界効果型トランジスタが提案されている
(例えば、柴田、大見:「新概念のMOSトランジス
タ、単体でニューロン機能など実現」、日経マイクロデ
バイス、No. 79、1992年1月号、101〜109
頁参照)。
【0003】このような構造の多入力電界効果型トラン
ジスタによれば、従来のアナログLSIに比較して一桁
少ない素子数で論理回路を構築することができ、この場
合に入力となるコントロールゲートの電位を調整するこ
とで同一の素子パターンで、異なる機能を実現すること
ができる。従来の多入力電界効果型トランジスタにおい
ては、入力となるコントロールゲートはそれぞれが他の
論理ゲートと接続されており、論理回路を決定するには
パターンを変えていた。そのために、フィールド(顧
客)でプログラムすることはできず、マスクパターンに
より論理を規定している。このために、論理ゲートの構
成方法としては、柔軟性に富み、様々な論理回路を実現
可能な構造にもかかわらず、機能面から見た場合には、
通常のバイナリー(デジタル)論理のLSIと同じとな
ってしまう。
【0004】さらに、従来のフローティングゲートを備
えた電界効果型トランジスタにおいては、電荷を保持す
ることおよび微細加工に適していることからフローティ
ングゲートはポリシリコンで形成されている。そして、
多入力電界効果型トランジスタでは、フローティングゲ
ートの一部が容量結合部分とチャネル領域上のゲート機
能部分とのつなぐ配線部分として働いている。一方、半
導体装置の高集積化に伴い個々のトランジスタを微細化
することも要求されている。
【0005】ところが、ポリシリコンは抵抗が比較的大
きいために、集積化することで、トランジスタのON抵
抗は小さくなるが、ポリシリコン抵抗は小さくならな
い。このために、多入力電界効果型トランジスタを微細
化しても、デート電極材料の抵抗が寄生抵抗として働
き、半導体装置(LSI)の性能向上を律速することに
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、構造的には以
前の電界効果型トランジスタLSIよりも高集積に論理
回路を実現でき、かつ柔軟な論理回路を実現できる多入
力電界効果型トランジスタ(ニューロンMOSトランジ
スタ)であっても、顧客で論理の一部追加・変更(機能
の規定)を行えるようなLSIは得られていない。
【0007】本発明の目的は、フィールドでのプログラ
ムが可能となる多入力電界効果型トランジスタを提供す
ることであり、より柔軟な機能を持ち、さらに様々なア
プリケーションを可能にすることである。そして、構造
的には以前の電界効果型トランジスタLSIよりも高集
積に論理回路を実現できる多入力電界効果型トランジス
タ(ニューロンMOSトランジスタ)であっても、フロ
ーティングゲートのポリシリコンによる寄生抵抗が律速
して、半導体装置全体の性能向上が図れない。
【0008】本発明の別目的は、寄生抵抗の低減を可能
にする多入力電界効果型トランジスタを提供することで
あり、性能および集積度の向上を可能にすることであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】上述の目的
が、複数のコントロールゲートが容量結合するフローテ
ィングゲートを備えた電界効果型トランジスタにおい
て、該コントロールゲートの少なくとも一つを、浮遊ゲ
ート型の不揮発性メモリの浮遊ゲートと接続しているこ
とを特徴とする多入力電界効果型トランジスタによって
達成される。
【0010】この場合には、電界効果型トランジスタの
フローティングゲートの電位を制御するコントロールゲ
ートの一つに不揮発性メモリトランジスタを接続して、
該メモリに情報を書き込むことによって、フローティン
グゲート電位を調整し、プログラム可能な論理回路を構
成することができる。また、上述の別の目的が、複数の
コントロールゲートが容量結合するフローティングゲー
トを備えた電界効果型トランジスタにおいて、該フロー
ティングゲートは多結晶シリコン層および該多結晶シリ
コン層の少なくとも一部の上に形成された高融点金属シ
リサイド層で構成されていることを特徴とする請求項1
記載の多入力電界効果型トランジスタによって達成され
る。
【0011】この場合には、多結晶シリコン層の上に高
融点金属シリサイド層を形成して、これらの二層構造の
フローティングゲートを該シリサイド層によって抵抗を
小さいものとしている。回路設計上でフローティングゲ
ートにおける容量結合部分とMOSトランジスタのチャ
ネル上の実ゲート部分との距離は短くされているが、配
線を伝搬する信号の遅延は配線容量と配線抵抗との積の
値に依存しているので、抵抗値を下げて、信号の遅延を
低減する訳である。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施態
様例によって本発明を詳細に説明する。 第1発明の第1実施態様例 図1は、本願第1発明の第1実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタおよび不揮発性メモリトランジスタ
の概略断面図であり、図2は、これらのトランジスタの
概略平面図である。
【0013】図1および図2に示すように、基本的に
は、多入力電界効果型(MOS)トランジスタ1は複数
のコントロールゲート2A、2B、2Cおよび2Dと容
量結合したフローティングゲート3を備え、かつこれら
コントロールゲートのひとつ2Aが不揮発性メモリトラ
ンジスタ(例えば、EPROM)4とつながっている。
MOSトランジスタ1は、フローティングゲート3の両
側で半導体基板(シリコンウエハー)6に設けられたソ
ース領域7およびドレイン領域8、およびゲート3の下
のゲート酸化(SiO2)膜9を有している。そして、不揮
発性メモリトランジスタ4は、コントロールゲート2A
の延長部分である浮遊ゲート、該メモリの制御ゲート1
1、ソース領域12、ドレイン領域13およびゲート酸
化(SiO2)膜14を有している。半導体基板6の表面に
は厚いフィールド酸化(SiO2)膜15が設けられてお
り、ソース・ドレイン領域を規定している。このフィー
ルド酸化膜15の上にフローティングゲート3の拡張部
分(容量結合部分)が形成され、その上に層間絶縁膜
(図示せず)を介してコントロールゲート2A、2B、
2Cおよび2Dが形成されている。そして、それぞれの
トランジスタ1および4のソース領域7、12およびド
レイン領域8、13には、ソース電極16、17および
ドレイン18、19(図2)がコンタクトしている。フ
ローティングゲート3およびコントロールゲート2A、
2B、2Cおよび2D(浮遊ゲートを含む)はポリシリ
コンで作られており、これらの間に層間絶縁膜(図示せ
ず)が形成されている。また、不揮発性メモリトランジ
スタ4の制御ゲート11もポリシリコンで作られるのが
好ましく、アルミニウムなどの別の導電材料でも良い。
【0014】このような不揮発性メモリトランジスタ4
をコントロールゲートの一つ2Aに接続して有する多入
力電界効果型トランジスタは次のようにして製造され
る。シリコンウエハー(半導体基板)6を通常の選択酸
化法によってフィールド酸化膜15を形成する。MOS
トランジスタ1のゲート酸化膜9を形成してから第1ポ
リシリコン層をCVD法で全面に形成し、リソグラフィ
ー法でパターニングして、フローティングゲート3を形
成する。このフローティングゲート3、フィールド酸化
膜15およびレジスト膜(図示せず)をマスクとしてイ
オン注入法によってソース領域7およびドレイン領域8
を基板6に形成する。次に、不揮発性メモリトランジス
タ4のゲート酸化膜14を熱酸化法で形成し、同時にフ
ローティングゲート3をも酸化して層間絶縁膜(SiO
2膜、図示せず)を表面に形成する。CVD法で第2ポ
リシリコン層を全面に形成し、リソグラフィー法でパタ
ーニングして、複数のコントロールゲート2A、2B、
2Cおよび2Dを形成する。特に、コントロールゲート
2Aは不揮発性メモリトランジスタ4の領域まで延びて
浮遊ゲートとなっている。この浮遊ゲート2A、フィー
ルド酸化膜15およびレジスト膜(図示せず)をマスク
としてイオン注入法によってソース領域12およびドレ
イン領域13を基板6に形成する。熱酸化法によってコ
ントロールゲート2A、2B、2Cおよび2Dの上に層
間絶縁膜(SiO2膜、図示せず)を形成し、浮遊ゲートの
上方にポリシリコン制御ゲート11を形成する。そし
て、適切な層間絶縁膜(図示せず)を全面に形成し、所
定のコンタクトホールを空け、アルミニウム配線層であ
るソース電極16、17およびドレイン電極18、19
を形成し、同時に、コントロールゲート2B、2Cおよ
び2Dと制御ゲート11にコンタクトした配線(図示せ
ず)を形成して、本発明に係る多入力電界効果型トラン
ジスタが得られる。
【0015】第1発明の第2実施態様例 図3は、本願第1発明の第2実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタおよび不揮発性メモリトランジスタ
の概略断面図である。図3に示すように、基本的には、
第1実施態様例の多入力電界効果型(MOS)トランジ
スタと同じであるが、第1ポリシリコン層からコントロ
ールゲート2A、2B、2Cおよび2Dおよび浮遊ゲー
ト2Eを構成し、そして、第2ポリシリコン層からフロ
ーティングゲート3および制御ゲート3Aを構成する。
【0016】このような多入力電界効果型トランジスタ
を製造するには、フィールド酸化膜15の形成後に、不
揮発性メモリトランジスタ4のゲート酸化膜14を形成
し、第1ポリシリコン層をCVD法で全面に形成し、リ
ソグラフィー法でパターニングして、コントロールゲー
トト2A、2B、2Cおよび2Dおよび浮遊ゲート2E
を形成する。浮遊ゲート2Eとコントロールゲート2A
〜2Dとは切り離されている。この浮遊ゲート2E、フ
ィールド酸化膜15およびレジスト膜(図示せず)をマ
スクとしてイオン注入法によってソース領域12および
ドレイン領域13を形成する。熱酸化法によってコント
ロールゲート2A〜2Dの上に層間絶縁膜(SiO2膜)2
1Aを形成し、浮遊ゲート2Eの上に同じく層間絶縁膜
(SiO2膜)21Bを形成する。次に、MOSトランジス
タ1のゲート酸化膜9を形成してから第2ポリシリコン
層をCVD法で全面に形成し、リソグラフィー法でパタ
ーニングして、フローティングゲート3および制御ゲー
ト3Aを形成する。このフローティングゲート3、フィ
ールド酸化膜15およびレジスト膜(図示せず)をマス
クとしてイオン注入法によってソース領域7およびドレ
イン領域8を基板6に形成する。なお、フローティング
ゲート3と制御ゲート3Aとは切り離されている。そし
て、図2に示すように、適切な層間絶縁膜(図示せず)
を全面に形成し、所定のコンタクトホールを空け、アル
ミニウム配線層であるソース電極16、17およびドレ
イン電極18、19を形成し、同時に、コントロールゲ
ート2B、2Cおよび2Dと制御ゲート11にコンタク
トした配線(図示せず)を形成して、本発明に係る多入
力電界効果型トランジスタが得られる。
【0017】この場合には、第1実施態様例では制御ゲ
ート11を第3ポリシリコン層で形成していたのに対し
て、第3ポリシリコン層を省略して、浮遊ゲートおよび
制御ゲートを第1および第2ポリシリコン層で形成する
ことができる。 第1発明の第3実施態様例 図4は、本願第1発明の第3実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタおよび不揮発性メモリトランジスタ
の概略断面図である。
【0018】図4に示すように、基本的には、第1実施
態様例の多入力電界効果型(MOS)トランジスタと同
じであるが、第1ポリシリコン層からフローティングゲ
ート3および浮遊ゲート3Bを構成し、そして、第2ポ
リシリコン層からコントロールゲート2A〜2Dおよび
制御ゲート2Fを構成して、第1実施態様例での第3ポ
リシリコン層形成を省略することができる。
【0019】このような多入力電界効果型トランジスタ
を製造するには、フィールド酸化膜15の形成後に、両
方のトランジスタ1および4のゲート酸化膜9および1
4を同時に形成し、第1ポリシリコン層をCVD法で全
面に形成し、リソグラフィー法でパターニングして、フ
ローティングゲート3および浮遊ゲート3Bを形成す
る。浮遊ゲート3Bとフローティングゲート3とは切り
離されている。このフローティングゲート3、浮遊ゲー
ト3B、フィールド酸化膜15およびレジスト膜(図示
せず)をマスクとしてイオン注入法によってソース領域
7、12およびドレイン領域8、13を同時に形成す
る。熱酸化法によってフローティングゲート3および浮
遊ゲート3Bの上に層間絶縁膜(SiO2膜、図示せず)を
形成し、浮遊ゲート3Bへのコンタクトホールを選択エ
ッチング法で空ける。次に、第2ポリシリコン層をCV
D法で全面に形成し、リソグラフィー法でパターニング
して、コントロールゲート2A〜2Dおよび制御ゲート
2Fを形成する。なお、コントロールゲート2A〜2D
と制御ゲート3Aとは切り離されている。この時に、コ
ンタクトホールをコントロールゲート2Aの延長部分が
埋めて、浮遊ゲート3Bとつながる。そして、図2に示
すように、適切な層間絶縁膜(図示せず)を全面に形成
し、所定のコンタクトホールを空け、アルミニウム配線
層であるソース電極15、16およびドレイン電極1
7、18を形成し、同時に、コントロールゲート2B、
2Cおよび2Dと制御ゲート11にコンタクトした配線
(図示せず)を形成して、本発明に係る多入力電界効果
型トランジスタが得られる。
【0020】第2発明の第1実施態様例 図5は、本願第2発明の第1実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタの概略断面図であり、図6は、この
トランジスタの概略平面図である。図5および図6に示
すように、基本的には、多入力電界効果型(MOS)ト
ランジスタ31は複数のコントロールゲート32A〜3
2Dと容量接合したフローティングゲート33を備えて
おり、このフローティングゲートがポリシリコン層33
Aと高融点金属シリサイド層33Bとで構成されてい
る。この高融点金属シリサイド層33Bはチタンシリサ
イド(TiSi)、モリブデンシリサイド(MoS
i)、タングステンシリサイド(WSi)などであり、
ドープしたポリシリコンよりも抵抗が小さいので、フロ
ーティングゲートの(寄生)抵抗を低減することができ
る。したがって、ポリシリコン単独のフローティングゲ
ートよりもポリシリコン層とシリサイド層との2層構造
フローティングゲートのほうが信号の遅延が小さく、L
SIの性能向上が図れる。
【0021】この多入力電界効果型トランジスタ31
は、フローティングゲート33の両側で半導体基板(シ
リコンウエハー)36に設けられたソース領域37およ
びドレイン領域38、およびゲート33の下のゲート酸
化(SiO2)膜39を有している。そして、半導体基板3
6の表面には厚いフィールド酸化(SiO2)膜45が設け
られており、ソース・ドレイン領域を規定している。こ
のフィールド酸化膜45の上にフローティングゲート3
3の拡張部分(容量結合部分)が形成され、その上に層
間絶縁膜46を介してポリシリコンのコントロールゲー
ト32A、32B、32Cおよび32Dが形成されてい
る。ソース領域37およびドレイン領域38のそれぞれ
には、ソース電極39およびドレイン40(図2)がコ
ンタクトしている。コントロールゲート32A〜32D
は高融点金属シリサイド、アルミニウムなどの別の導電
材料でも良い。
【0022】このような多入力電界効果型トランジスタ
31は次のようにして製造される。シリコンウエハー
(半導体基板)36を通常の選択酸化法によってフィー
ルド酸化膜45を形成する。MOSトランジスタのゲー
ト酸化膜39を形成してから第1ポリシリコン層をCV
D法で全面に形成し、その上に高融点シリサイド層をス
パッタリング法で全面に形成し、リソグラフィー法でパ
ターニングして、ポリシリコン層33Aとシリサイド層
33Bとからなるフローティングゲート33を形成す
る。このフローティングゲート33、フィールド酸化膜
45およびレジスト膜(図示せず)をマスクとしてイオ
ン注入法によってソース領域37およびドレイン領域3
8を基板36に形成する。次に、層間絶縁膜(例えば、
PSG膜、SiO2膜など)46をCVD法で全面に形成
し、その上にCVD法で第2ポリシリコン層を全面に形
成し、リソグラフィー法でパターニングして、複数のコ
ントロールゲート32A〜32Dを形成する。そして、
適切な層間絶縁膜(図示せず)を全面に形成し、所定の
コンタクトホールを空け、アルミニウム配線層であるソ
ース電極39およびドレイン電極40を形成し、同時
に、コントロールゲート32A〜322Dとコンタクト
した配線(図示せず)を形成して、本発明に係る多入力
電界効果型トランジスタが得られる。
【0023】なお、シリサイド層33Bの形成方法とし
ては、上述の積層法に代えて、ポリシリコンのシリサイ
ド化法でも良い。この場合には、第1ポリシリコン層を
CVD法で全面に形成し、リソグラフィー法でパターニ
ングして、ポリシリコン層33Aを形成する。高融点金
属(例えば、Ti)をスパッタリングして全面に高融点
金属層を形成し、熱処理(アニーリング)してポリシリ
コン層上の高融点金属をシリサイド(TiSi)層33
Bにする。そして、酸化膜上の高融点金属をエッチング
除去する。
【0024】第2発明の第2実施態様例 図7は、本願第2発明の第2実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタの概略断面図である。図7に示すよ
うに、基本的には、第1実施態様例の多入力電界効果型
トランジスタと同じであるが、フローティングゲート3
3はポリシリコン層のみで構成し、コントロールゲート
をポリシリコン層51A〜51Dと高融点金属シリサイ
ド層52A〜52Dとの2層構造とし、更に、フローテ
ィングゲート33の拡張部分(容量結合部分)以外の上
にポリシリコン層51Eとシリサイド層52Eとを積層
してある。
【0025】このような多入力電界効果型トランジスタ
31Bを製造するには、フィールド酸化膜45の形成後
に、MOSトランジスタのゲート酸化膜39を形成して
から第1ポリシリコン層をCVD法で全面に形成し、リ
ソグラフィー法でパターニングして、ポリシリコン層の
みのフローティングゲート33を形成する。このフロー
ティングゲート33、フィールド酸化膜45およびレジ
スト膜(図示せず)をマスクとしてイオン注入法によっ
てソース領域37およびドレイン領域38を基板36に
形成する。次に、ポリシリコンのフローティングゲート
33を熱酸化して層間絶縁膜(SiO2膜)48を形成し、
拡張部分では残して、それ以外の実ゲート部分までの細
長い部分の熱酸化膜をエッチング除去する。CVD法で
第2ポリシリコン層を全面に形成し、その上に高融点シ
リサイド層をスパッタリング法で全面に形成し、リソグ
ラフィー法でパターニングして、ポリシリコン層51A
〜51Dとシリサイド層52A〜52Dとからなるコン
トロールゲートを形成する。同時に、細長いポリシリコ
ン層51Eとシリサイド層52Eと直接にフローティン
グゲート33の上に、コントロールゲートとは切り離し
て形成する。そして、適切な層間絶縁膜(図示せず)を
全面に形成し、所定のコンタクトホールを空け、アルミ
ニウム配線層であるソース電極39およびドレイン電極
40を図6の如くに形成して、本発明に係る多入力電界
効果型トランジスタが得られる。
【0026】なお、シリサイド層の形成方法としては、
上述の積層法に代えて、ポリシリコンのシリサイド化法
を第1実施態様例で述べたように採用しても良い。 第2発明の第3実施態様例 図8は、本願第2発明の第3実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタの概略断面図である。
【0027】図8に示すように、基本的には、第1実施
態様例の多入力電界効果型トランジスタと同じである
が、フローティングゲート33はその拡張部分(容量結
合部分)をポリシリコン層のみで構成しかつ実ゲート部
分までの細長い部分をポリシリコン層33と高融点金属
シリサイド層55とで構成し、コントロールゲート32
A〜32Dをポリシリコン層のみで構成している。
【0028】このような多入力電界効果型トランジスタ
31Cを製造するには、フィールド酸化膜45の形成後
に、MOSトランジスタのゲート酸化膜39を形成して
から第1ポリシリコン層をCVD法で全面に形成し、リ
ソグラフィー法でパターニングして、ポリシリコン層の
みのフローティングゲート33を形成する。このフロー
ティングゲート33、フィールド酸化膜45およびレジ
スト膜(図示せず)をマスクとしてイオン注入法によっ
てソース領域37およびドレイン領域38を基板36に
形成する。次に、ポリシリコンのフローティングゲート
33を熱酸化して層間絶縁膜(SiO2膜)48を形成す
る。CVD法で第2ポリシリコン層を全面に形成し、リ
ソグラフィー法でパターニングして、複数のコントロー
ルゲート32A〜32Dを形成する。そして、適切な層
間絶縁膜49を全面に形成し、リソグラフィー法で選択
エッチングして、フローティングゲート33の拡張部分
以外の実ゲート部分までの細長い部分を表出させる。表
出したフローティングゲート33を含めて全面に高融点
金属層をスパッタリング法で形成し、熱処理して細長い
部分の上のみにシリサイド層55を形成する。そして、
層間絶縁膜49に所定のコンタクトホールを空け、アル
ミニウム配線層であるソース電極39およびドレイン電
極40を図6の如くに形成して、本発明に係る多入力電
界効果型トランジスタが得られる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1発明に係
る多入力電界効果型トランジスタはフィールドでプログ
ラムできて、機能を設定できる半導体装置であり、従来
のバイナリーロジックの半導体装置(LSI)よりも単
位面積当たりの集積度の大きな、かつ顧客の要求にマッ
チした半導体装置が容易に提供できる。このことは、多
値入力のニューロンMOS構造トランジスタの性能向上
に大きく貢献する。
【0030】さらに、本願第2発明に係る多入力電界効
果型トランジスタは従来のものと同様な集積度でありな
がら、フローティングゲートの抵抗を低減して性能を向
上させることができる。同じ抵抗値をより細くしたフロ
ーティングゲートで達成できるならば、このことは微細
化に寄与することになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願第1発明の第1実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタおよび不揮発性メモリトランジスタ
の概略断面図である。
【図2】図1のトランジスタの概略平面図である。
【図3】本願第1発明の第2実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタおよび不揮発性メモリトランジスタ
の概略断面図である。
【図4】本願第1発明の第3実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタおよび不揮発性メモリトランジスタ
の概略断面図である。
【図5】本願第2発明の第1実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタの概略断面図である。
【図6】図5のトランジスタの概略平面図である。
【図7】本願第2発明の第2実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタの概略断面図である。
【図8】本願第2発明の第3実施態様に係る多入力電界
効果型トランジスタの概略断面図である。
【符号の説明】
1…MOSトランジスタ、 2A〜2D…コントロールゲート 2E…浮遊ゲート 2F…制御ゲート 3…フローティングゲート 3B…浮遊ゲート 4…不揮発性メモリトランジスタ 6…半導体基板 9…ゲート酸化膜 11…制御ゲート 14…ゲート酸化膜 15…フィールド酸化膜 31、31A、31B…多入力電界効果型トランジスタ 32A〜32D…コントロールゲート 33…フローティングゲート 33A…ポリシリコン層 33B…高融点金属シリサイド層 46、48…層間絶縁膜 51A〜51E…ポリシリコン層 52A〜52E…シリサイド層 55…シリサイド層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコントロールゲートが容量結合す
    るフローティングゲートを備えた電界効果型トランジス
    タにおいて、前記コントロールゲートの少なくとも一つ
    を、浮遊ゲート型の不揮発性メモリの浮遊ゲートと接続
    していることを特徴とする多入力電界効果型トランジス
    タ。
  2. 【請求項2】 前記多入力電界効果型トランジスタの前
    記フローティングゲートを前記コントロールゲートの上
    方に配置し、該フローティングゲートを形成するための
    導電体層が前記不揮発性メモリの制御ゲートをも構成す
    ることを特徴とする請求項1記載の多入力電界効果型ト
    ランジスタ。
  3. 【請求項3】 複数のコントロールゲートが容量結合す
    るフローティングゲートを備えた電界効果型トランジス
    タにおいて、前記フローティングゲートは多結晶シリコ
    ン層および該多結晶シリコン層の少なくとも一部の上に
    形成された高融点金属シリサイド層で構成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の多入力電界効果型トラン
    ジスタ。
  4. 【請求項4】 前記フローティングゲートの前記複数の
    コントロールゲートに対応する部分は前記多結晶シリコ
    ン層のみで構成され、それ以外の部分は多結晶シリコン
    層および高融点金属シリサイド層で構成されていること
    を特徴とする請求項3記載の多入力電界効果型トランジ
    スタ。
JP4258421A 1992-09-28 1992-09-28 多入力電界効果型トランジスタ Withdrawn JPH06112442A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0873340A (ja) * 1994-07-07 1996-03-19 Shiseido Co Ltd 皮膚外用剤
JPH08154060A (ja) * 1994-11-25 1996-06-11 Yaesu Musen Co Ltd アンテナチューナの制御方式
US5753950A (en) * 1995-05-19 1998-05-19 Motorola, Inc. Non-volatile memory having a cell applying to multi-bit data by double layered floating gate architecture and programming/erasing/reading method for the same
JP2008243974A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Toshiba Corp ニューロンmosトランジスタ及びその製造方法
US11227934B2 (en) 2019-09-17 2022-01-18 Kioxia Corporation Semiconductor device and method for manufacturing the same

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